JP2008078955A - オーディオ装置及びオーディオ装置の音質補正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ある再生空間で得た聴感特性を、異なる再生空間で自動的に再現できる「オーディオ装置及びオーディオ装置の音質補正方法」を提供する。
【解決手段】 車種Bの車に備えられたオーディオ装置100Aであって、車種Aの車の車室内で音質を調整した際のEQ設定と、車種Aに応じた車種ID「A」とが保存された記録媒体10から、EQ設定と車種ID「A」とを読み取るアクセス制御部51と、アクセス制御部51が読み取った車種IDから、この車種IDに対応する車種を識別する車種ID識別部53と、車種ID識別部53が識別した車種Aに応じた音場特性から、車種Bに応じた音場特性を差分して差分音場特性を算出するとともに、この差分音場特性と、アクセス制御部51が読み出したEQ設定とを合成して新たなEQ設定を算出するEQ設定算出部54とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オーディオ装置及びオーディオ装置の音質補正方法に関し、特にある再生空間で得た聴感特性を、異なる再生空間で自動的に再現できるオーディオ装置及びオーディオ装置の音質補正方法に関する。
近年、携帯オーディオ機器を使用しているユーザも増え、自動車の室内(以下、単に車室内とも称す)でオーディオ装置に携帯オーディオ機器を接続して利用することが多くなってきている。しかしながら、例えば携帯オーディオ機器でイヤホンやヘッドホン等を用いて音楽を聴く状況と、車室内でスピーカを介して音楽を聴く状況とでは状況が大きく異なっている。具体的には車室内ではリスニングポジションが左右のスピーカの位置から均等でなかったり、シートやガラスによって特定の周波数の音が吸収されたり、ロードノイズやエンジンノイズによって特定の周波数の音が聞こえにくくなったりしてしまう。これに対して、記録媒体に音楽情報とユーザのイコライザ(以下、単にEQとも称す)設定を同時に保存しておき、再生する側でEQ情報を参照してEQ設定を反映した再生をするオーディオ装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−135900号公報
ところで、車両では車種によって車室の大きさや形状や、車室を形成する各種部品の材質などが異なっている。すなわち車種毎に車室内の音場特性が異なることから、特許文献1の提案技術では、ある車種で最適化したEQ設定を保存した携帯オーディオ機器を他の車種で車載システムと接続して再生しようとした場合に、ユーザの耳に聴こえる最終的な聴感特性が、ユーザが希望するものと全く異なってしまうことがある。
そこで、本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ある再生空間で得た聴感特性を、異なる再生空間で自動的に再現できるオーディオ装置及びオーディオ装置の音質補正方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、第2の再生空間に備えられたオーディオ装置であって、第1の再生空間で音質を調整した際の第1のイコライザ特性と、前記第1の再生空間に応じた識別情報とが保存された記録媒体から、前記第1のイコライザ特性と前記識別情報とを読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段が読み取った前記識別情報から、該識別情報に対応する前記第1の再生空間を識別する識別手段と、前記識別手段が識別した前記第1の再生空間に応じた第1の音場特性から、前記第2の再生空間に応じた第2の音場特性を差分して差分音場特性を算出するとともに、該差分音場特性と、前記読み取り手段が読み出した前記第1のイコライザ特性とを合成して第2のイコライザ特性を算出するイコライザ特性算出手段とを備えることを特徴とする。本発明によれば、第2の再生空間で、第1の再生空間と同様の聴感特性を自動的に再現できる。これにより、ユーザに係る音質調整の手間を省くことができ、利便性が向上する。
また本発明は、第2の再生空間に備えられたオーディオ装置であって、第1の再生空間で音質を調整した際の第1のイコライザ特性と、前記第1の再生空間に応じた第1の音場特性とからなるリファレンス特性が保存された記録媒体から、前記リファレンス特性を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段が読み取った前記リファレンス特性から、前記第2の再生空間に応じた第2の音場特性を差分して第2のイコライザ特性を算出するイコライザ特性算出手段とを備えることを特徴とする。本発明によっても第2の再生空間で、第1の再生空間と同様の聴感特性を自動的に再現できる。
また本発明は、前記音場特性は前記記録媒体に格納されており、前記読み取り手段が、前記記録媒体から前記音場特性を読み取るとともに、前記イコライザ特定算出手段が、前記読み取り手段が読み取った音場特性に基づいて第2のイコライザ特性を算出してもよい。具体的には例えば本発明のように音場特性は記録媒体に格納しておくことができる。
また本発明は、さらに前記音場特性を格納した記憶手段を備えるとともに、前記イコライザ特性算出手段が、前記記憶手段が格納している音場特性に基づいて第2のイコライザ特性を算出してもよい。また例えば本発明のように、音場特性は記憶手段に格納しておくことができる。
また本発明は、前記記録媒体が、携帯オーディオ装置が備える記録媒体であってもよい。記録媒体は具体的には例えば、近年利用者が増加している携帯オーディオ機器が備える記録媒体であることが好適である。
また本発明は、前記再生空間が自動車の室内であってもよい。また再生空間は具体的には例えば車室内であることが好適である。
また本発明は、第1の再生空間で音質を調整した際の第1のイコライザ特性と、前記第1の再生空間に対応する識別情報とを記録媒体に保存し、第2の再生空間で前記記録媒体からデータを読み出す際に、前記識別情報から、該識別情報に対応する前記第1の再生空間を識別し、該第1の再生空間に応じた第1の音場特性から、前記第2の再生空間に応じた第2の音場特性を差分して差分音場特性を算出するとともに、該差分音場特性と前記第1のイコライザ特性とを合成して第2のイコライザ特性を算出し、該第2のイコライザ特性で音質の補正を行うことを特徴とするオーディオ装置の音質補正方法である。
また本発明は、第1の再生空間で音質を調整した際の第1のイコライザ特性と、前記第1の再生空間に応じた音場特性とからなるリファレンス特性を記録媒体に保存し、第2の再生空間で前記記録媒体からデータを読み出す際に、前記リファレンス特性から、前記第2の再生空間に応じた第2の音場特性を差分して第2のイコライザ特性を算出し、該第2のイコライザ特性で音質の補正を行うことを特徴とするオーディオ装置の音質補正方法である。
本発明によれば、ある再生空間で得た聴感特性を、異なる再生空間で自動的に再現できるオーディオ装置及びオーディオ装置の音質補正方法を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図1は車載用オーディオ装置(以下、単にオーディオ装置と称す)100Aの構成を示すブロック図である。オーディオ装置100Aは、ヘッドユニット30と再生装置50とを有して構成されている。ヘッドユニット30は、再生装置50の作動をヘッドユニット30に接続された他の装置の作動とともに統合的に制御するための構成であり、具体的にはシステムコントローラ31が係る制御を行うための構成となっている。なお、例えばデジタルオーディオ放送受信機やCDチェンジャやDVDオーディオプレーヤ等を他の装置としてヘッドユニット30に接続することができる。また、システムコントローラ31にはユーザの操作に応じた命令をシステムコントローラ31に送るためのGUI(Graphical User Interface)制御部40が接続されている。ヘッドユニット30は内部にアンプ33を備えている。アンプ33には再生装置50と他の装置からのオーディオ信号が選択的に入力され、入力されたオーディオ信号はアンプ33を介してスピーカ60から出力される。またヘッドユニット30は記憶部(記憶手段)32を備えており、記憶部32には後述する車種IDが格納されている。なお、本実施例ではヘッドユニット30が記憶部32を備えているが、再生装置50が記憶部32を備えてもよい。
ヘッドユニット30には再生装置50が接続されている。再生装置50は、MP3形式等のデータ圧縮技術によって圧縮され、携帯オーディオ機器、メモリカード又はCD−R等の記録媒体10に記録されているオーディオデータを再生するための構成である。再生装置50は、アクセス制御部51、データ抽出部52、再生制御部56及び操作部55により構成される制御系と、デコーダ57、音質調整部58、D/A変換部59及びスピーカ60により構成されるオーディオ信号系とを有して構されている。
記録媒体10には、他の車の車室内(第1の再生空間)で音質を調整した際のEQ設定(第1のイコライザ特性)と、その車の車種に応じた車種ID(識別情報)とが保存されている。本実施例では車種IDは車のタイプ別に設定されている。具体的には車種IDは、軽自動車、コンパクトカー、ミニバンなどといったタイプ別に大まかに設定されている。但しこれに限られず、例えば車名毎に車種IDを設定してもよく、車名に加えてさらにグレード別に車種IDを設定してもよい。これにより、EQ設定が行われた車室内の音場特性をより正確に把握できるようになる。なお、EQ設定と車種IDとは楽曲毎に保存されてもよく、記録媒体10毎に保存されてもよい。また本実施例では車種IDに対応した複数の音場特性(第1及び第2の音場特性)が記録媒体10に格納されている。これら音場特性は例えばパソコンなどを利用してインターネット経由で配布Webサイトから入手できるようにすることができる。
アクセス制御部(読み取り手段)51は、再生制御部56からの命令に基づいて、携帯オーディオ機器、メモリカード又はCD−R等の記録媒体10に記録されているデータを読み出す。データ抽出部52は、アクセス制御部51によって読み出されたデータからEQ設定及び車種IDを抽出する。データ抽出部52は抽出した車種IDを車種ID識別部(識別手段)53に送るとともに、抽出したEQ設定をEQ設定算出部(イコライザ特性算出手段)54に送る。車種ID識別部53は、車種IDに対応する車種を識別する。識別した車種の情報は再生制御部56に送られ、再生制御部56の制御のもとアクセス制御部51は、車種ID識別部53が識別した車種に応じた音場特性(第1の音場特性)と自車に応じた音場特性(第2の音場特性)とを記録媒体10から読み取り、データ抽出部52を介してEQ設定算出部54に送る。EQ設定算出部54は、第1の音場特性から第2の音場特性を差分して差分音場特性を算出するとともに、差分音場特性とデータ抽出部52が抽出したEQ設定とを合成して新たなEQ設定(第2のイコライザ特性)を算出する。さらにEQ設定算出部54は、算出した新たなEQ設定を再生制御部56に送る。
操作部55は、ユーザ操作に応じた命令を再生制御部56に送る。再生制御部56は、システムコントローラ31を介してGUI制御部40から送られてきた命令や、操作部55から送られてきた命令に応じてアクセス制御部51やデータ抽出部52を制御したり、EQ設定算出部54から送られてきた新たなEQ設定を音質調整部58に送るなどの処理を実行する。また、再生制御部56は、ユーザが行ったEQ設定をシステムコントローラ31を介して記憶部32に格納する。記録媒体10が書き込み可能な媒体である場合、記憶部32に格納された車種IDとEQ設定は、ユーザ操作によって記録媒体10に保存できる。このとき記憶部32に格納されたこれらの情報はシステムコントローラ31を介して再生制御部56に読み込まれ、アクセス制御部51は再生制御部56の制御のもと、再生制御部56に読み込まれたこれらの情報を記録媒体10に書き込む。なお、ユーザ操作によらず、自動で車種IDとEQ設定を記録媒体10に保存するようにしてもよい。デコーダ57は、記録媒体10から読み出された圧縮オーディオ信号を伸長処理し、デジタルオーディオ信号として出力する。
音質調整部58はDSP(Digital Signal Processor)により構成され、周波数分解部58a、混合器58b,58c,58f、レベル相関補正部58d、時間(位相)相関補正部58e及び周波数結合部58gを有している。周波数分解部58aはデジタルオーディオ信号を例えば高速フーリエ変換して、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する。レベル相関補正部58d、時間相関補正部58e及び混合器58b,58c,58fは、再生制御部56から送られてくる新たなEQ設定に基づいて、周波数領域の信号に対し、周波数帯毎の相対的なレベルの補正(周波数帯毎のレベルの補正)及び相対的な位相の補正(周波数帯毎の遅延時間の補正)を行う。補正された信号は、周波数結合部58gで時間領域の信号に変換されて、音質調整部58から出力される。D/A変換器59は、音質調整部58から出力されたデジタルオーディオ信号をアナログのオーディオ信号に変換し、変換されたオーディオ信号はアンプ33を介してスピーカ60から出力される。
図2は本実施例に係るオーディオ装置100Aの音質補正方法を模式的に示す図である。図2において、オーディオ装置100Aは車種A及びBの車に夫々搭載されている。ユーザは車種Aの車で好みの音質になるようにEQ設定する。このEQ設定はヘッドユニット30の記憶部32に格納される。記憶部32に格納された車種ID「A」とEQ設定は、ユーザ操作のもと携帯オーディオ機器の記録媒体10に保存される。また携帯オーディオ機器の記録媒体10には予め車種IDに応じた複数の音場特性が保存されている。
次に車種Bの車を運転する際に、ユーザはこの車に搭載されているオーディオ装置100Aに携帯オーディオ機器を接続して利用する。この際、車種IDが携帯オーディオ機器の記録媒体10から読み込まれ、記録媒体10に格納されている車種IDが「A」である、と識別される。同時に記録媒体10からEQ設定が読み込まれるとともに、さらに車種ID「A」に対応する音場特性と、自車の車種ID「B」に対応する音場特性とが記録媒体10から読み込まれる。これらEQ設定、車種ID「A」に対応する音場特性及び車種ID「B」に対応する音場特性が読み込まれた後、車種ID「A」に対応する音場特性から、車種ID「B」に対応する音場特性を差分して差分音場特性が算出されるとともに、差分音場特性とEQ設定とが合成されて新たなEQ設定が算出される。これによりスピーカ60からは新たなEQ設定で音質調整された音が出力される。
上記図2は、例えばユーザが車種Aに対応するコンパクトカーを通勤用に所有し、車種Bに対応するミニバンを週末に家族で使用するために所有している場合などに対応する。この場合、ユーザは通勤用の車で一度EQ設定を行えば、週末に携帯オーディオ機器を持って家族とミニバンに乗り込んだ場合にも、同様な聴感特性で音楽を楽しむことができる。すなわち、ユーザは煩わしい音質調整を改めて行うことなく、車種Bの車室内で車種Aの車室内で音楽を聴いているときと同様の聴感特性を得ることができ、これにより利便性が向上する。以上により、ある再生空間で得た聴感特性を、異なる再生空間で自動的に再現できるオーディオ装置100A及びオーディオ装置100Aの音質補正方法を実現できる。
本実施例に係るオーディオ装置100Bは、リファレンス特性が格納された記録媒体10を再生する点で、実施例1に係るオーディオ装置100Aと異なるものになっている。リファレンス特性は、自車に応じた音場特性とユーザが設定したEQ設定とで形成される。オーディオ装置100Baは記憶部32に自車に応じた音場特性を格納しており、このためオーディオ装置100Baでは記憶部32にリファレンス特性が格納された状態となる。したがってオーディオ装置100Baではユーザ操作のもと、リファレンス特性が記憶媒体10に保存される。
そしてある車でリファレンス特性が保存された記録媒体10を別の車種の車に搭載されたオーディオ装置100Baで再生する場合、オーディオ装置100Baでは、データ抽出部52はアクセス制御部51によって読み出されたデータからリファレンス特性を抽出し、抽出したリファレンス特性をEQ設定算出部54に送るように機能する。このとき車種ID識別部53は不要となる。また再生制御部56は、自車に応じた音場特性(第2の音場特性)をシステムコントローラ31を介して記憶部32から読み取り、EQ設定算出部54に送るように機能する。EQ設定算出部54は、リファレンス特性から第2の音場特性を差分して新たなEQ設定(第2のイコライザ特性)を算出し、再生制御部56に送るように機能する。さらに再生制御部56は新たなEQ設定を音質調整部58に送る。
一方、自車に応じた音場特性が記憶部32に格納されていないオーディオ装置100Bbでも、リファレンス特性が保存された記録媒体10を再生することができる。この場合、オーディオ装置100Bbでは、データ抽出部52はアクセス制御部51によって読み出されたデータからリファレンス特性を抽出して、抽出したリファレンス特性をEQ設定算出部54に送るように機能する。このとき車種ID識別部53は同様に不要となる。またアクセス制御部51は再生制御部56の制御のもと、自車に応じた音場特性(第2の音場特性)を記録媒体10から読み取り、データ抽出部52を介してEQ設定算出部54に送るように機能する。すなわちこの場合には車種IDに応じた複数の音場特性を記録媒体10に予め保存しておく必要がある。EQ設定算出部54は、リファレンス特性から第2の音場特性を差分して新たなEQ設定(第2のイコライザ特性)を算出し、再生制御部56に送るように機能する。さらに再生制御部56は新たなEQ設定を音質調整部58に送る。
図3は本実施例に係るオーディオ装置100Bの音質補正方法を模式的に示す図である。なお、図3では車種Aの車がオーディオ装置100Baを搭載し、車種Bの車がオーディオ装置100Bbを搭載している場合のオーディオ装置100Bの音質補正方法を示している。ユーザは車種Aの車で好みの音質になるようにEQ設定する。このEQ設定は自車に応じた音場特性とともにリファレンス特性としてヘッドユニット30の記憶部32に格納される。記憶部32に格納されたリファレンス特性は、ユーザ操作のもと携帯オーディオ機器の記録媒体10に保存される。また携帯オーディオ機器の記録媒体10には予め車種IDに応じた複数の音場特性が保存されている。
次に車種Bの車を運転する際に、ユーザはこの車に搭載されているオーディオ装置100Bbに携帯オーディオ機器を接続して利用する。この際、記録媒体10からリファレンス特性が読み込まれるとともに、さらに自車の車種ID「B」に対応する音場特性が記録媒体10から読み込まれる。これらリファレンス特性及び車種ID「B」に対応する音場特性が読み込まれた後、リファレンス特性から車種ID「B」に対応する音場特性を差分して新たなEQ設定が算出される。これによりスピーカ60からは新たなEQ設定で音質調整された音が出力される。以上により、ある再生空間で得た聴感特性を、異なる再生空間で自動的に再現できるオーディオ装置100B及びオーディオ装置100Bの音質補正方法を実現できる。
上述した実施例は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
オーディオ装置100Aの構成を示すブロック図である。 オーディオ装置100Aの音質補正方法を模式的に示す図である。 オーディオ装置100Bの音質補正方法を模式的に示す図である。
符号の説明
10 記録媒体
30 ヘッドユニット
32 記憶部
40 GUI制御部
50 再生装置
54 EQ設定算出部
60 スピーカ
100 オーディオ装置

Claims (8)

  1. 第2の再生空間に備えられたオーディオ装置であって、
    第1の再生空間で音質を調整した際の第1のイコライザ特性と、前記第1の再生空間に応じた識別情報とが保存された記録媒体から、前記第1のイコライザ特性と前記識別情報とを読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段が読み取った前記識別情報から、該識別情報に対応する前記第1の再生空間を識別する識別手段と、
    前記識別手段が識別した前記第1の再生空間に応じた第1の音場特性から、前記第2の再生空間に応じた第2の音場特性を差分して差分音場特性を算出するとともに、該差分音場特性と、前記読み取り手段が読み出した前記第1のイコライザ特性とを合成して第2のイコライザ特性を算出するイコライザ特性算出手段とを備えることを特徴とするオーディオ装置。
  2. 第2の再生空間に備えられたオーディオ装置であって、
    第1の再生空間で音質を調整した際の第1のイコライザ特性と、前記第1の再生空間に応じた第1の音場特性とからなるリファレンス特性が保存された記録媒体から、前記リファレンス特性を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段が読み取った前記リファレンス特性から、前記第2の再生空間に応じた第2の音場特性を差分して第2のイコライザ特性を算出するイコライザ特性算出手段とを備えることを特徴とするオーディオ装置。
  3. 前記音場特性は前記記録媒体に格納されており、前記読み取り手段が、前記記録媒体から前記音場特性を読み取るとともに、前記イコライザ特定算出手段が、前記読み取り手段が読み取った音場特性に基づいて第2のイコライザ特性を算出することを特徴とする請求項1または2記載のオーディオ装置。
  4. さらに前記音場特性を格納した記憶手段を備えるとともに、前記イコライザ特性算出手段が、前記記憶手段が格納している音場特性に基づいて第2のイコライザ特性を算出することを特徴とする請求項1または2記載のオーディオ装置。
  5. 前記記録媒体が、携帯オーディオ機器が備える記録媒体であることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載のオーディオ装置。
  6. 前記再生空間が、自動車の室内であることを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載のオーディオ装置。
  7. 第1の再生空間で音質を調整した際の第1のイコライザ特性と、前記第1の再生空間に対応する識別情報とを記録媒体に保存し、
    第2の再生空間で前記記録媒体からデータを読み出す際に、前記識別情報から、該識別情報に対応する前記第1の再生空間を識別し、該第1の再生空間に応じた第1の音場特性から、前記第2の再生空間に応じた第2の音場特性を差分して差分音場特性を算出するとともに、該差分音場特性と前記第1のイコライザ特性とを合成して第2のイコライザ特性を算出し、該第2のイコライザ特性で音質の補正を行うことを特徴とするオーディオ装置の音質補正方法。
  8. 第1の再生空間で音質を調整した際の第1のイコライザ特性と、前記第1の再生空間に応じた音場特性とからなるリファレンス特性を記録媒体に保存し、
    第2の再生空間で前記記録媒体からデータを読み出す際に、前記リファレンス特性から、前記第2の再生空間に応じた第2の音場特性を差分して第2のイコライザ特性を算出し、該第2のイコライザ特性で音質の補正を行うことを特徴とするオーディオ装置の音質補正方法。
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