JP4829184B2 - 車載装置および音声認識方法 - Google Patents

車載装置および音声認識方法 Download PDF

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本発明は、車両に搭載され、音声により入力されたコマンドに応じて処理を実行する装置に関する。
特許文献1には、声によるコマンドの入力時に、車両内のスピーカから出力されている音楽の音量を0にすることにより、音声認識の精度を向上させる技術が開示されている。
特開平11−15494号公報
ところで、車両内のスピーカを介して乗員が音楽を聴いている場合、声によるコマンドの入力が必要だからといって今まで流れていた音楽の音量を0にすると、乗員は不快に感じる場合がある。また、スピーカから流れている音声がラジオ等である場合、音量が0になってしまうと、乗員は、そのときに放送されていた情報を聞き逃すことになる。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、声によるコマンドの入力時にスピーカから出力される音声の音量を極力0にしないようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の車載装置は、音声認識時に、複数のマイクロフォンを介して収集された複数の音声信号を含む混合信号から音声の発生位置毎に音声信号を分離し、予め定められた位置から発生する音声の音声信号を除外し、残った音声信号を用いて音声認識を行う。
例えば、本発明の第一の態様は、車両に搭載され、音声により入力されたコマンドに応じて処理を実行する車載装置であって、予め定められた車両内の位置を示す位置情報を格納する位置情報格納手段と、コマンドの入力開始の指示をユーザから受け付ける音声認識開始受付手段と、音声認識開始受付手段がコマンドの入力開始の指示をユーザから受け付けた後に、複数のマイクロフォンのそれぞれを介して収集された複数の音声信号を含む混合信号から、それぞれの音声信号に対応する音声の発生位置毎に、当該位置から発生する音声の音声信号を分離し、分離した音声信号を、当該音声信号に対応する音声の発生位置を示す情報と共に出力する音声分離手段と、音声分離手段から出力された複数の音声信号の中から、位置情報格納手段内に格納されている位置情報で示される位置から発生した音声の音声信号を除外し、残った音声信号からコマンドを認識する音声認識手段と、音声認識手段によって認識されたコマンドに応じて処理を実行する処理手段とを備えることを特徴とする車載装置を提供する。
また、本発明の第二の態様は、車両に搭載され、音声により入力されたコマンドに応じて処理を実行する車載装置における音声認識方法であって、車載装置が、コマンドの入力開始の指示をユーザから受け付ける音声認識開始受付ステップと、音声認識開始受付ステップにおいてコマンドの入力開始の指示をユーザから受け付けた後に、複数のマイクロフォンのそれぞれを介して収集された複数の音声信号を含む混合信号から、それぞれの音声信号に対応する音声の発生位置毎に、当該位置から発生する音声の音声信号を分離し、分離した音声信号を、当該音声信号に対応する音声の発生位置を示す情報と共に出力する音声分離ステップと、音声分離ステップにおいて出力した複数の音声信号の中から、予め定められた車両内の位置を示す位置情報を格納する位置情報格納手段内に格納されている位置情報で示される位置から発生した音声の音声信号を除外し、残った音声信号からコマンドを認識する音声認識ステップと、音声認識ステップにおいて認識したコマンドに応じて処理を実行する処理ステップとを実行することを特徴とする音声認識方法を提供する。
また、本発明の第三の態様は、車両に搭載され、音声により入力されたコマンドに応じて処理を実行する車載装置であって、予め定められた車両内の位置を示す位置情報を格納する位置情報格納手段と、コマンドの入力開始の指示をユーザから受け付ける音声認識開始受付手段と、音声認識開始受付手段がコマンドの入力開始の指示をユーザから受け付けた後に、複数のマイクロフォンのそれぞれを介して収集された複数の音声信号を含む混合信号から、それぞれの音声信号に対応する音声の発生位置毎に、当該位置から発生する音声の音声信号を分離し、分離した音声信号を、当該音声信号に対応する音声の発生位置を示す情報と共に出力する音声分離手段と、音声分離手段から出力された複数の音声信号の中から、位置情報格納手段内に格納されている位置情報で示される位置から発生した音声の音声信号を抽出し、抽出された音声信号からコマンドを認識する音声認識手段と、音声認識手段によって認識されたコマンドに応じて処理を実行する処理手段とを備えることを特徴とする車載装置を提供する。
また、本発明の第四の態様は、車両に搭載され、音声により入力されたコマンドに応じて処理を実行する車載装置における音声認識方法であって、車載装置が、コマンドの入力開始の指示をユーザから受け付ける音声認識開始受付ステップと、音声認識開始受付ステップにおいてコマンドの入力開始の指示をユーザから受け付けた後に、複数のマイクロフォンのそれぞれを介して収集された複数の音声信号を含む混合信号から、それぞれの音声信号に対応する音声の発生位置毎に、当該位置から発生する音声の音声信号を分離し、分離した音声信号を、当該音声信号に対応する音声の発生位置を示す情報と共に出力する音声分離ステップと、音声分離ステップにおいて出力した複数の音声信号の中から、予め定められた車両内の位置を示す位置情報を格納する位置情報格納手段内に格納されている位置情報で示される位置から発生した音声の音声信号を抽出し、抽出した音声信号からコマンドを認識する音声認識ステップと、音声認識ステップにおいて認識したコマンドに応じて処理を実行する処理ステップとを実行することを特徴とする音声認識方法を提供する。
本発明の車載装置によれば、音声によるコマンドの入力時にスピーカから出力される音声の音量を極力0にしないようにすることができる。
以下に、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車載システム10の構成を示すシステム構成図である。車載システム10は、複数のマイクロフォン11、音声認識開始ボタン12、複数のスピーカ13、表示装置14、入力装置15、および車載装置20を備える。車載装置20は、音声分離部21、開始指示受付部22、音声再生部23、音声認識部24、処理部25、ノイズ位置情報格納部26、および座席位置情報格納部27を有する。
音声再生部23は、タッチパネル等の入力装置15を介してユーザから音楽の再生を指示された場合に、車載装置20内の記憶装置内、または、CD(Compact Disc)やMD(MiniDisc)等の記憶媒体内に格納されている音楽データを再生してスピーカ13を介して出力する処理や、現在再生している音楽に関する情報等を表示装置14に表示する処理等を行う。また、音声再生部23は、音声認識部24からの指示に応じて、スピーカ13を介して出力している音声の音量を制御する。
開始指示受付部22は、ユーザによって音声認識開始ボタン12が押下された場合に、音声信号の分離を音声分離部21に指示すると共に、音声認識の開始を音声認識部24に指示する。音声分離部21は、開始指示受付部22から音声認識の開始を指示された場合に、車両内に設けられた複数のマイクロフォン11のそれぞれから、複数の音声信号が混合された混合信号を取得し、取得した混合信号から、それぞれの音声信号の遅延量や振幅の差等に基づいて、音声の発生位置毎に、それぞれの音声信号を分離する。
そして、音声分離部21は、例えば図2に示すように、車両内での音声信号に対応する音声の発生位置を示す音源位置41毎に、当該音源位置41から発生している音声の音声信号42および当該音声信号の分離精度を示す分離指標43を音声認識部24に出力する。本実施形態において、音源位置41には、車両内の所定の高さにおける水平面をxy平面とした場合のxy平面上の座標が格納される。また、他の例として、音源位置41には、車両内の位置を示す三次元座標が格納されていてもよい。
また、本実施形態において、分離指標43とは、例えば音声の発生位置の確からしさを示す指標であり、その確からしさに応じて0から100の間の数値で表される。音声信号の分離精度が高いほど、分離指標43には100に近い数値が格納される。
ノイズ位置情報格納部26には、例えば図3に示すように、音声認識時にノイズとなる音声を発生させる音源の位置が、車両内の所定の高さにおける水平面をxy平面とした場合のxy平面上の座標として格納される。本実施形態において、音声認識時にノイズとなる音声を発生させる音源とは、例えばスピーカ13の位置である。
ノイズ位置情報格納部26内の座標は、予めノイズ位置情報格納部26内に格納されていてもよく、入力装置15を介してユーザによって設定されてもよい。また、人が発声していない状況において、音声再生部23がスピーカ13を介して音声を出力し、音声分離部21が音源毎に音声の発生位置を特定し、特定した音源位置をノイズ位置情報格納部26に登録するようにしてもよい。
座席位置情報格納部27には、例えば図4に示すように、座席に座った人の位置を含む領域270が、当該領域270で示された位置の座席に関する情報271、および、当該領域270から発生した音声を優先するか否かを示す優先フラグ272に対応付けて格納されている。本実施形態において、領域270には、例えば図5に示すように、車両内の所定の高さにおける水平面をxy平面とした場合のxy平面上の矩形領域(領域30、領域31、および領域32)内の対向する頂点の座標が格納される。
図5は、車両の内部を上空から見た図を模式的に表したものであり、ハンドル16近傍の領域30は運転席を示し、領域31は助手席を示し、領域32は後部座席を示している。また、他の形態として、領域270には、座席に座った人の口の位置を含む三次元の領域を示す情報が格納されていてもよい。座席位置情報格納部27内の情報は、予め座席位置情報格納部27内に格納されていてもよく、入力装置15を介してユーザによって設定されてもよい。なお、声によるコマンドの入力を必要とするのは、通常、運転者である場合が多いため、初期状態では、運転席にいる人からの音声を優先するように設定されていることが好ましい。
音声認識部24は、音声分離部21から音源位置および分離指標を示す情報と共に複数の音声信号を受信した場合に、それぞれの分離指標を示す情報に基づいて、音源の分離精度が予め定められた精度以上か否かを判定する。本実施形態において、音声認識部24は、例えば複数の音声信号について算出された複数の分離指標の平均が、予め定められた値以上であるか否かを判定することにより、音源の分離精度が予め定められた精度以上か否かを判定する。
なお、他の形態として、音声認識部24は、上位3つまでの分離指標の値の全てが予め定められた値以上であるか否かを判定することにより、音源の分離精度が予め定められた精度以上か否かを判定するようにしてもよい。ここで、予め定められた値とは、分離指標を示す数値が0から100までの間の数値として出力される場合に、例えば80を示す数値である。
音源の分離精度が予め定められた精度以上である場合、音声認識部24は、音声分離部21から出力された音源の位置を参照して、音声分離部21から出力された音声信号の中から、ノイズ位置情報格納部26に格納されている位置の音声信号を除外し、残った音声信号を用いて音声信号からコマンドを抽出する音声認識処理を実行する。複数の音声信号が残った場合、音声認識部24は、座席位置情報格納部27を参照して、優先フラグがONになっている領域から発生した音声信号を優先して音声認識に用いる。
音声信号からコマンドを抽出できた場合、音声認識部24は、抽出したコマンドを音声再生部23または処理部25に供給する。音声再生部23は、音声認識部24から供給されたコマンドに応じて、再生中の音楽の停止や次の曲の再生等の音楽の再生に関する制御を行う。また、処理部25は、音声認識部24から供給されたコマンドに応じて、車両の現在位置を表示したり、目的地点までの経路を探索する等の処理を実行する。
一方、音源の分離精度が予め定められた精度未満である場合、音声認識部24は、声によるコマンドの再入力を表示装置14を介して指示する。そして、その後、音声認識開始ボタン12が押下された場合、音声認識部24は、スピーカ13から出力されている音声の音量を所定割合に減少させるよう音声再生部23に指示する。これにより、音声の分離精度を前回よりも高めることができる。
なお、声によるコマンドの再入力が行われる場合の、スピーカ13から出力されている音声の音量については、例えば図6に示すように、前回の分離指標が示す数値が低いほど、小さな音量になるように制御される。図6に示した例では、例えば、前回の分離指標が示す数値が80である場合、声によるコマンドの再入力が行われる場合の音量は、前回の80%に制御され、前回の分離指標が示す数値が20である場合、声によるコマンドの再入力が行われる場合の音量は、前回の20%に制御される。
その後、音声認識部24は、音声分離部21から出力された音源の位置を参照して、音声分離部21から出力された音声信号の中から、ノイズ位置情報格納部26に格納されている位置の音声信号を除外し、残った音声信号を用いて音声信号からコマンドを抽出する音声認識処理を実行する。音声再生部23は、音声認識部24からの指示に応じてスピーカ13から出力されている音声の音量を減少させた後、所定時間(例えば3秒)経過後に、再び音量を元に戻す。
なお、再度の声によるコマンドの入力においても音声の分離精度が予め定められた精度未満である場合、音声認識部24は、再び声によるコマンドの再入力を指示し、音声認識開始ボタン12が押下された場合に、スピーカ13から出力されている音声の音量をさらに所定割合減少させるよう音声再生部23に指示するようにしてもよい。
図7は、車載装置20の動作の一例を示すフローチャートである。例えば車両のエンジンが起動する等の所定のタイミングで、車載装置20は、本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、開始指示受付部22は、音声認識開始ボタン12が押下されたいか否かを判定する(S100)。音声認識開始ボタン12が押下されていない場合(S100:No)、開始指示受付部22は、音声認識開始ボタン12が押下されるまでステップS100に示した処理を繰り返す。
音声認識開始ボタン12が押下された場合(S100:Yes)、開始指示受付部22は、音声信号の分離を音声分離部21に指示する。音声分離部21は、車両内の複数のマイクロフォン11から混合信号を取得し、取得した混合信号から、音声の発生位置毎に、それぞれの音声信号を分離する(S101)。そして、音声分離部21は、分離した音声信号を、当該音声信号の発生位置を示す情報、当該音声信号の分離精度を示す分離指標と共に音声認識部24に出力する。
次に、音声認識部24は、音声分離部21から出力された分離指標を参照して、音声信号の分離精度が予め定められた精度以上か否かを判定する(S102)。分離精度が予め定められた精度以上である場合(S102:Yes)、音声認識部24は、音声分離部21から出力された音源の位置を参照して、音声分離部21から出力された音声信号の中から、ノイズ位置情報格納部26に格納されている位置の音声信号を除外する(S103)。そして、音声認識部24は、残った音声信号を用いて音声信号からコマンドを抽出する音声認識処理を実行し(S104)、開始指示受付部22は、再びステップS100に示した処理を実行する。
分離精度が予め定められた精度未満である場合(S102:No)、音声認識部24は、表示装置14を介して、声によるコマンドの再入力をユーザに指示する(S105)。そして、開始指示受付部22は、音声認識開始ボタン12が押下されたいか否かを判定する(S106)。
音声認識開始ボタン12が押下された場合(S106:Yes)、音声認識部24は、スピーカ13から出力されている音声の音量を所定割合に減少させるよう音声再生部23に指示する。音声再生部23は、音声認識部24からの指示に応じてスピーカ13から出力されている音声の音量を減少させる(S107)。
次に、音声分離部21は、複数のマイクロフォン11のそれぞれから混合信号を取得し、取得した混合信号から、音声の発生位置毎に、それぞれの音声信号を分離し(S108)、分離した音声信号を、当該音声信号の発生位置を示す情報、当該音声信号の分離精度を示す情報と共に音声認識部24に出力する。
次に、音声認識部24は、音声分離部21から出力された音源の位置を参照して、音声分離部21から出力された音声信号の中から、ノイズ位置情報格納部26に格納されている位置の音声信号を除外し(S109)、残った音声信号を用いて音声信号からコマンドを抽出する音声認識処理を実行し(S110)、開始指示受付部22は、再びステップS100に示した処理を実行する。
図8は、車載装置20の機能を実現するコンピュータ50のハードウェア構成の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ50は、CPU(Central Processing Unit)51、RAM(Random Access Memory)52、ROM(Read Only Memory)53、HDD(Hard Disk Drive)54、入力インターフェイス(I/F)55、出力インターフェイス(I/F)56、およびメディアインターフェイス(I/F)57を備える。
CPU51は、ROM53またはHDD54に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM53は、コンピュータ50の起動時にCPU51が実行するブートプログラムや、コンピュータ50のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。HDD54は、CPU51によって実行されるプログラムを格納する。
入力インターフェイス55は、マイクロフォン11、音声認識開始ボタン12、または入力装置15からの信号を受信してCPU51へ送る。CPU51は、入力インターフェイス55を介して、マイクロフォン11、音声認識開始ボタン12、および入力装置15を制御し、入力インターフェイス55を介して、マイクロフォン11、音声認識開始ボタン12、または入力装置15から信号を取得する。
出力インターフェイス56は、CPU51から取得したデータを、スピーカ13または表示装置14へ送る。CPU51は、出力インターフェイス56を介して、スピーカ13および表示装置14を制御し、生成したデータを、出力インターフェイス56を介してスピーカ13または表示装置14へ出力する。
メディアインターフェイス57は、記録媒体58に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM52に提供する。RAM52を介してCPU51に提供されるプログラムは、記録媒体58に格納されている。当該プログラムは、記録媒体58から読み出されて、RAM52を介してコンピュータ50にインストールされ、CPU51によって実行される。記録媒体58は、例えばDVD(Digital Versatile Disk)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ50にインストールされて実行されるプログラムは、コンピュータ50を、音声分離部21、開始指示受付部22、音声再生部23、音声認識部24、処理部25、ノイズ位置情報格納部26、および座席位置情報格納部27として機能させる。コンピュータ50は、これらのプログラムを、記録媒体58から読み取って実行するが、他の例として、コンピュータ50に通信機能を設け、通信回線を介してこれらのプログラムを取得するようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本発明の車載システム10によれば、音声によるコマンドの入力時にスピーカ13から出力される音声の音量を極力0にしないようにすることができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、本実施形態において、車載装置20は、音声再生部23を有するが、他の形態として、車載装置20は音声再生部23を有さなくてもよい。この場合、音声認識部24は、スピーカ13から出力されている音声の音量を所定割合に減少させる指示を、車載装置20が有する通信インターフェイスを介して、車載装置20の外部に設けられた、音声を再生する機能を有する音声再生装置に送るようにしてもよい。
また、上記した実施形態において、タッチパネル等の入力装置15と音声認識開始ボタン12とは別体として説明したが、音声認識ボタン12は、入力装置15の一部のボタンとして実現されていてもよい。
上記した実施形態において、音声認識部24は、予めノイズ位置情報格納部26内に登録された位置から発生する音声信号を除外したが、他の形態として、音声認識部24は、予め設定された領域から発生する音声信号のみに基づいて音声認識を実行するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る車載システム10の構成を示すシステム構成図である。 音声分離部21から出力される分離された音声信号40のデータ構造の一例を示す図である。 ノイズ位置情報格納部26に格納されるデータの構造の一例を示す図である。 座席位置情報格納部27に格納されるデータの構造の一例を示す図である。 車両内の領域の一例を説明するための概念図である。 音声分離部21から出力される分離指標と音量との関係を示す概念図である。 車載装置20の動作の一例を示すフローチャートである。 車載装置20の機能を実現するコンピュータ50の構成の一例を示すハードウェア構成図である。
符号の説明
10・・・車載システム、11・・・マイクロフォン、12・・・音声認識開始ボタン、13・・・スピーカ、14・・・表示装置、15・・・入力装置、16・・・ハンドル、20・・・車載装置、21・・・音声分離部、22・・・開始指示受付部、23・・・音声再生部、24・・・音声認識部、25・・・処理部、26・・・ノイズ位置情報格納部、27・・・座席位置情報格納部、30・・・領域、31・・・領域、32・・・領域、40・・・分離された音声信号、41・・・音源位置、42・・・音声信号、43・・・分離指標、50・・・コンピュータ、51・・・CPU、52・・・RAM、53・・・ROM、54・・・HDD、55・・・入力インターフェイス、56・・・出力インターフェイス、57・・・メディアインターフェイス、58・・・記録媒体

Claims (10)

  1. 車両に搭載され、音声により入力されたコマンドに応じて処理を実行する車載装置であって、
    予め定められた車両内の位置を示す位置情報を格納する位置情報格納手段と、
    コマンドの入力開始の指示をユーザから受け付ける音声認識開始受付手段と、
    前記音声認識開始受付手段がコマンドの入力開始の指示をユーザから受け付けた後に、複数のマイクロフォンのそれぞれを介して収集された複数の音声信号を含む混合信号から、それぞれの音声信号に対応する音声の発生位置毎に、当該位置から発生する音声の音声信号を分離し、分離した音声信号を、当該音声信号に対応する音声の発生位置を示す情報と共に出力する音声分離手段と、
    前記音声分離手段から出力された複数の音声信号の中から、前記位置情報格納手段内に格納されている位置情報で示される位置から発生した音声の音声信号を除外し、残った音声信号からコマンドを認識する音声認識手段と、
    前記音声認識手段によって認識されたコマンドに応じて処理を実行する処理手段と
    を備えることを特徴とする車載装置。
  2. 請求項1に記載の車載装置であって、
    前記位置情報格納手段には、車両内に設けられたスピーカの位置を示す位置情報が格納されていることを特徴とする車載装置。
  3. 請求項1または2に記載の車載装置であって、
    前記音声分離手段は、
    分離した複数の音声信号およびそれぞれの音声信号に対応する音声の発生位置を示す情報と共に、音声信号の分離精度を示す指標であって、複数の音声信号の分離精度が良好であるほど高い数値を示す指標をさらに出力し、
    前記音声認識手段は、
    前記音声分離手段から出力された指標が予め定められた値未満である場合に、前記音声分離手段から出力された複数の音声信号の中からコマンドを認識する処理を実行せずに、コマンドを再度入力するようユーザに指示することを特徴とする車載装置。
  4. 請求項3に記載の車載装置であって、
    前記音声認識手段は、
    コマンドを再度入力するようユーザに指示した後に、前記音声認識開始受付手段がコマンドの入力開始の指示をユーザから受け付けた場合に、車両内のスピーカから出力される音量を小さくすることを特徴とする車載装置。
  5. 請求項4に記載の車載装置であって、
    前記音声認識手段は、
    コマンドを再度入力するようユーザに指示した後に、前記音声認識開始受付手段がコマンドの入力開始の指示をユーザから受け付けた場合に、前記音声分離手段から出力された指標が示す値に応じて、当該指標が示す値が低いほど、車両内のスピーカから出力される音量を小さくすることを特徴とする車載装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の車載装置であって、
    前記音声認識手段は、
    前記音声分離手段から出力された複数の音声信号の中から、前記位置情報格納手段内に格納されている位置情報で示される位置から発生した音声に対応する音声信号を除外した場合に、車両内の異なる位置から発生した複数の音声に対応する音声信号が残ったならば、予め定められた座席に座っている人の位置から発生する音声に対応する音声信号をコマンドの認識対象の音声信号として優先的に用いることを特徴とする車載装置。
  7. 請求項6に記載の車載装置であって、
    前記予め定められた位置とは、運転席であることを特徴とする車載装置。
  8. 車両に搭載され、音声により入力されたコマンドに応じて処理を実行する車載装置における音声認識方法であって、
    前記車載装置が、
    コマンドの入力開始の指示をユーザから受け付ける音声認識開始受付ステップと、
    前記音声認識開始受付ステップにおいてコマンドの入力開始の指示をユーザから受け付けた後に、複数のマイクロフォンのそれぞれを介して収集された複数の音声信号を含む混合信号から、それぞれの音声信号に対応する音声の発生位置毎に、当該位置から発生する音声の音声信号を分離し、分離した音声信号を、当該音声信号に対応する音声の発生位置を示す情報と共に出力する音声分離ステップと、
    前記音声分離ステップにおいて出力した複数の音声信号の中から、予め定められた車両内の位置を示す位置情報を格納する位置情報格納手段内に格納されている位置情報で示される位置から発生した音声の音声信号を除外し、残った音声信号からコマンドを認識する音声認識ステップと、
    前記音声認識ステップにおいて認識したコマンドに応じて処理を実行する処理ステップと
    を実行することを特徴とする音声認識方法。
  9. 車両に搭載され、音声により入力されたコマンドに応じて処理を実行する車載装置であって、
    予め定められた車両内の位置を示す位置情報を格納する位置情報格納手段と、
    コマンドの入力開始の指示をユーザから受け付ける音声認識開始受付手段と、
    前記音声認識開始受付手段がコマンドの入力開始の指示をユーザから受け付けた後に、複数のマイクロフォンのそれぞれを介して収集された複数の音声信号を含む混合信号から、それぞれの音声信号に対応する音声の発生位置毎に、当該位置から発生する音声の音声信号を分離し、分離した音声信号を、当該音声信号に対応する音声の発生位置を示す情報と共に出力する音声分離手段と、
    前記音声分離手段から出力された複数の音声信号の中から、前記位置情報格納手段内に格納されている位置情報で示される位置から発生した音声の音声信号を抽出し、抽出された音声信号からコマンドを認識する音声認識手段と、
    前記音声認識手段によって認識されたコマンドに応じて処理を実行する処理手段と
    を備えることを特徴とする車載装置。
  10. 車両に搭載され、音声により入力されたコマンドに応じて処理を実行する車載装置における音声認識方法であって、
    前記車載装置が、
    コマンドの入力開始の指示をユーザから受け付ける音声認識開始受付ステップと、
    前記音声認識開始受付ステップにおいてコマンドの入力開始の指示をユーザから受け付けた後に、複数のマイクロフォンのそれぞれを介して収集された複数の音声信号を含む混合信号から、それぞれの音声信号に対応する音声の発生位置毎に、当該位置から発生する音声の音声信号を分離し、分離した音声信号を、当該音声信号に対応する音声の発生位置を示す情報と共に出力する音声分離ステップと、
    前記音声分離ステップにおいて出力した複数の音声信号の中から、予め定められた車両内の位置を示す位置情報を格納する位置情報格納手段内に格納されている位置情報で示される位置から発生した音声の音声信号を抽出し、抽出した音声信号からコマンドを認識する音声認識ステップと、
    前記音声認識ステップにおいて認識したコマンドに応じて処理を実行する処理ステップと
    を実行することを特徴とする音声認識方法。
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