JP4657872B2 - 再生装置、再生方法、および、プログラム - Google Patents

再生装置、再生方法、および、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、デジタル形式で記録された音声データを再生する再生装置、この再生装置における再生方法、および、プログラムに関する。
従来、デジタル形式で記録された楽曲を再生出力する再生装置が知られている。記録された楽曲の数が多くなると、ユーザが所望の楽曲を探す作業の負担が増え、利便性が損なわれることがある。このため、記録された楽曲のファイルおよびフォルダの構造を表示することにより、ユーザが所望の楽曲を探し出せるようにしたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−266551号公報
上記従来の再生装置においては、ファイルおよびフォルダの構造を表示する表示装置が必須とされ、ユーザは、表示画面を見ながら操作を行う必要がある。このため、十分なサイズの表示領域を確保できない場合、或いは表示画面自体がない場合は適用できないという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑み、デジタル形式で記録された楽曲を再生する再生装置において、表示画面を用いることなくユーザが所望の楽曲を容易に探せるようにすることを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明は、デジタル音声データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記デジタル音声データを再生して左右の2チャンネルのステレオ音声信号を出力する再生手段とを備え、前記記憶手段は、それぞれ1曲の楽曲に対応するデジタル音声データを記憶領域に複数記憶し、前記デジタル音声データの各々に対して、前記記憶領域における各デジタル音声データの位置を示す位置情報が対応づけられ、前記再生手段は、再生する前記デジタル音声データに対応づけられた位置情報に基づいて、左右のチャンネル毎に、出力する音声信号を変化させることを特徴としている。
この構成によれば、記憶手段に記憶されたデジタル音声データを再生する際に、再生されるデジタル音声データの位置に応じて出力ステレオ音声信号が変化するので、このステレオ音声信号の変化を介して、ユーザに対し、再生されるデジタル音声データの位置に関する情報を提供できる。これにより、ユーザは、再生されるデジタル音声データの位置に関する知識を得て、記憶手段における自分が望むデジタル音声データの位置を把握し、所望のデジタル音声データを容易に探すことができる。
さらに、出力される音声信号が左右のチャンネル毎に変化するので、信号の変化が左右の音場定位の変化として現れ、ユーザにとって非常に分かりやすいという利点がある。このため、再生されるデジタル音声データの位置に関する情報を確実に提供することができる。
また、本発明は、デジタル音声データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記デジタル音声データを再生して前後左右の4チャンネルのステレオ音声信号を出力する再生手段とを備え、前記記憶手段は、それぞれ1曲の楽曲に対応するデジタル音声データを記憶領域に複数記憶し、前記デジタル音声データの各々に対して、前記記憶領域における各デジタル音声データの位置を示す位置情報が対応づけられ、前記再生手段は、再生する前記デジタル音声データに対応づけられた位置情報に基づいて、前後の2チャンネル毎、左右の2チャンネル毎、或いは、前後左右のチャンネル毎に、出力する音声信号を変化させること、を特徴としている。
この構成によれば、記憶手段に記憶されたデジタル音声データを再生する際に、再生されるデジタル音声データの位置に応じて出力ステレオ音声信号が変化するので、このステレオ音声信号の変化を介して、ユーザに対し、再生されるデジタル音声データの位置に関する情報を提供できる。これにより、ユーザは、再生されるデジタル音声データの位置に関する知識を得て、記憶手段における自分が望むデジタル音声データの位置を把握し、所望のデジタル音声データを容易に探すことができる。また、出力される音声信号が前後の2チャンネル毎、左右の2チャンネル毎、或いは、前後左右のチャンネル毎に変化するので、信号の変化が前後左右の音場定位の変化として現れ、ユーザにとって非常に分かりやすいという利点がある。このため、再生されるデジタル音声データの位置に関する情報を確実に提供することができる。
さらに、前記記憶手段の記憶領域は、階層構造を構成するフォルダを有し、前記デジタル音声データとしてのファイルが前記フォルダに格納され、前記デジタル音声データの各々に対して、各デジタル音声データのファイルを格納するフォルダの上記階層構造における位置と、該フォルダ内の各ファイルの位置を示す前記位置情報が対応づけられた構成としてもよい。
本発明において、前記再生手段は、前記デジタルデータの位置情報に基づいて、出力する信号を増幅する際の増幅率を変化させるものとしてもよい。
この場合、位置情報に応じた信号の変化が非常に分かりやすいので、ユーザに対して確実にデジタルデータの位置に関する情報を提供できる。
また、前記再生手段は、前記デジタルデータの再生中に、再生中の前記デジタルデータと、次に再生する前記デジタルデータとの各々に対応づけられた位置情報を比較し、これらの位置情報が所定の条件を満たす場合に、出力信号を変化させるものとしてもよい。
この場合、再生するデジタルデータが切り替わる際に、切り替えの前後のデジタルデータについて、その位置関係に関する情報をユーザに提供できる。
さらに、前記再生手段は、再生中の前記デジタルデータの末尾の所定時間に出力する信号、および、次に再生する前記デジタルデータの先頭の所定時間に出力する信号を変化させるものとしてもよい。
この場合、再生するデジタルデータが切り替わる際に、切り替えのタイミングの前後所定時間に信号が変化するので、信号の変化が分かりやすいという利点がある。このため、切り替えの前後のデジタルデータについて、その位置関係に関する情報を確実にユーザに提供できる。
また、前記再生手段は、デジタルデータの再生中に、当該デジタルデータの位置情報に基づいて出力信号を変化させるものとしてもよい。
この場合、デジタルデータを再生している最中に、そのデジタルデータの位置に関する情報をユーザに提供できる。
さらに、前記再生手段は、再生中の前記デジタルデータの位置情報に基づいて、当該デジタルデータの再生中における所定のタイミングで、出力信号の増幅率を変化させ、さらに所定時間が経過した後に、出力信号の増幅率を復元させるものとしてもよい。
この場合、デジタルデータを再生している間の所定のタイミングで、出力信号の増幅率を変化させることでデジタルデータの位置に関する情報を提供でき、さらに、情報を提供した後は通常の再生に復帰することで、ユーザの違和感を避けることができる。
さらにまた、前記デジタルデータはデジタル記録された音声のデータであって、前記再生手段は、前記デジタルデータに基づいて音声信号を出力するものとしてもよい。
また、前記記憶手段は複数の前記デジタルデータを記憶可能に構成され、これら複数の前記デジタルデータは、それぞれ1曲の楽曲の音声をデジタル形式で記録したものとしてもよい。
さらに、前記再生手段は、左右の2チャンネルのステレオ音声を出力するものであって、再生する前記デジタルデータに対応づけられた位置情報に基づいて、左右のチャンネル毎に、出力する音声信号を変化させるものとしてもよい。
この場合、出力される音声信号が左右のチャンネル毎に変化するので、信号の変化が左右の音場定位の変化として現れ、ユーザにとって非常に分かりやすいという利点がある。このため、再生されるデジタルデータの位置に関する情報を確実に提供することができる。
また、前記再生手段は、前後左右の4チャンネルのステレオ音声を出力するものであって、再生する前記デジタルデータに対応づけられた位置情報に基づいて、前後の2チャンネル毎、左右の2チャンネル毎、或いは、前後左右のチャンネル毎に、出力する音声信号を変化させるものとしてもよい。
この場合、出力される音声信号が前後の2チャンネル毎、左右の2チャンネル毎、或いは、前後左右のチャンネル毎に変化するので、信号の変化が前後左右の音場定位の変化として現れ、ユーザにとって非常に分かりやすいという利点がある。このため、再生されるデジタルデータの位置に関する情報を確実に提供することができる。
さらに、本発明の再生装置は、車両に搭載される車載再生装置としてもよい。
本発明は、デジタル音声データを記憶する記憶手段を備え、前記デジタル音声データを再生して左右の2チャンネルのステレオ音声信号を出力する再生装置における再生方法であって、前記記憶手段には、それぞれ1曲の楽曲に対応するデジタル音声データが記憶領域に複数記憶され、前記デジタル音声データの各々に対し、前記記憶領域における各デジタル音声データの位置を示す位置情報を対応付けて、前記記憶手段に記憶された前記デジタル音声データを再生して信号を出力するとともに、再生する前記デジタル音声データに対応づけられた位置情報に基づいて、左右のチャンネル毎に、出力する音声信号を変化させることを特徴としている。
この方法によれば、ユーザに対し、出力信号の変化を介して、再生されるデジタル音声データの位置に関する情報を提供できる。これにより、ユーザは、再生されるデジタル音声データの位置に関する知識を得て、記憶手段における自分が望むデジタル音声データの位置を把握し、所望のデジタル音声データを容易に探すことができる。
さらに、出力される音声信号が左右のチャンネル毎に変化するので、信号の変化が左右の音場定位の変化として現れ、ユーザにとって非常に分かりやすいという利点がある。このため、再生されるデジタル音声データの位置に関する情報を確実に提供することができる。
また、本発明は、デジタル音声データを記憶する記憶手段を備え、前記デジタル音声データを再生して前後左右のチャンネルのステレオ音声信号を出力する再生装置における再生方法であって、前記記憶手段には、それぞれ1曲の楽曲に対応するデジタル音声データが記憶領域に複数記憶され、前記デジタル音声データの各々に対し、前記記憶領域における各デジタル音声データの位置を示す位置情報を対応付けて、前記記憶手段に記憶された前記デジタル音声データを再生して信号を出力するとともに、再生する前記デジタル音声データに対応づけられた位置情報に基づいて、前後の2チャンネル毎、左右の2チャンネル毎、或いは、前後左右のチャンネル毎に、出力する音声信号を変化させることを特徴としている。
この構成によれば、記憶手段に記憶されたデジタル音声データを再生する際に、再生されるデジタル音声データの位置に応じて出力ステレオ音声信号が変化するので、このステレオ音声信号の変化を介して、ユーザに対し、再生されるデジタル音声データの位置に関する情報を提供できる。これにより、ユーザは、再生されるデジタル音声データの位置に関する知識を得て、記憶手段における自分が望むデジタル音声データの位置を把握し、所望のデジタル音声データを容易に探すことができる。また、出力される音声信号が前後の2チャンネル毎、左右の2チャンネル毎、或いは、前後左右のチャンネル毎に変化するので、信号の変化が前後左右の音場定位の変化として現れ、ユーザにとって非常に分かりやすいという利点がある。このため、再生されるデジタル音声データの位置に関する情報を確実に提供することができる。
本発明は、デジタル音声データを記憶する記憶手段を備え、この記憶手段の記憶領域に、それぞれ1曲の楽曲に対応するデジタル音声データを複数記憶し、前記デジタル音声データを再生して左右の2チャンネルのステレオ音声信号を出力する再生装置を制御するコンピュータにより実行可能に構成されたプログラムであって、前記コンピュータを、前記デジタル音声データの各々に対し、前記記憶領域における各デジタル音声データの位置を示す位置情報を対応付ける位置情報付与手段と、前記記憶手段に記憶された前記デジタル音声データを再生して信号を出力するとともに、再生する前記デジタル音声データに対応づけられた位置情報に基づいて、左右のチャンネル毎に、出力する音声信号を変化させる再生手段として機能させることを特徴としている。
このプログラムによれば、ユーザに対して、出力信号の変化を介して再生されるデジタル音声データの位置に関する情報を提供できる。これにより、ユーザは、再生されるデジタル音声データの位置に関する知識を得て、記憶手段における自分が望むデジタル音声データの位置を把握し、所望のデジタル音声データを容易に探すことができる。
さらに、出力される音声信号が左右のチャンネル毎に変化するので、信号の変化が左右の音場定位の変化として現れ、ユーザにとって非常に分かりやすいという利点がある。このため、再生されるデジタル音声データの位置に関する情報を確実に提供することができる。
また、本発明は、デジタル音声データを記憶する記憶手段を備え、この記憶手段の記憶領域に、それぞれ1曲の楽曲に対応するデジタル音声データを複数記憶し、前記デジタル音声データを再生して前後左右のチャンネルのステレオ音声信号を出力する再生装置を制御するコンピュータにより実行可能に構成されたプログラムであって、前記コンピュータを、前記デジタル音声データの各々に対し、前記記憶領域における各デジタル音声データの位置を示す位置情報を対応付ける位置情報付与手段と、前記記憶手段に記憶された前記デジタル音声データを再生して信号を出力するとともに、再生する前記デジタル音声データに対応づけられた位置情報に基づいて、前後の2チャンネル毎、左右の2チャンネル毎、或いは、前後左右のチャンネル毎に、出力する音声信号を変化させる再生手段と、して機能させることを特徴としている。
このプログラムによれば、ユーザに対して、出力信号の変化を介して再生されるデジタル音声データの位置に関する情報を提供できる。これにより、ユーザは、再生されるデジタル音声データの位置に関する知識を得て、記憶手段における自分が望むデジタル音声データの位置を把握し、所望のデジタル音声データを容易に探すことができる。また、出力される音声信号が前後の2チャンネル毎、左右の2チャンネル毎、或いは、前後左右のチャンネル毎に変化するので、信号の変化が前後左右の音場定位の変化として現れ、ユーザにとって非常に分かりやすいという利点がある。このため、再生されるデジタル音声データの位置に関する情報を確実に提供することができる。
本発明によれば、ユーザに対し、出力信号の変化を介して、表示画面を用いることなく、再生されるデジタルデータの位置に関する情報を提供できるので、ユーザが、記憶手段におけるデジタルデータの位置を把握して、所望のデジタルデータを容易に探すことができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施の形態におけるオーディオ装置2の設置状態を示す図である。再生装置としてのオーディオ装置2は、車両1の車室に設置され、この車室内に配設されたスピーカ31、32、33、34から音声を出力する装置である。
スピーカ31は、運転席11の近傍、例えば運転席側ドアの内張に設けられたスピーカであり、スピーカ32は助手席12の近傍、例えば助手席側ドアの内張に設けられたスピーカであり、スピーカ33、34は後席13の後方の右側と左側に各々配置されたスピーカである。これら4個のスピーカ31、32、33、34は、それぞれ、右前、左前、右後、左後の各方向から、車両1に搭乗する人(ユーザ)に向けて音声を出力し、所定の音場を実現する。
図2は、オーディオ装置2の機能的構成を示すブロック図である。
この図2に示すように、オーディオ装置2は、オーディオ装置2の各部を制御する制御部21、ユーザにより操作される入力部22、複数の楽曲のデジタル音声データを記憶可能に構成された記憶手段としての記憶部23、制御部21の制御に従って記憶部23から所定の楽曲のデジタル音声データに係る情報を読み出して解析する楽曲データ解析部24、制御部21の制御に従って記憶部23に格納された楽曲のデジタル音声データを読み出してデジタル音声信号を生成する再生制御部25、および、再生制御部25により生成されたデジタル音声信号に基づいてアナログ音声信号をスピーカ31、32、33、34に出力する音声出力部26の各部を備える。
制御部21は、入力部22から入力される指示に従ってオーディオ装置2の各部を制御し、記憶部23に記憶されたファイルを再生制御部25によって読み出させ、このファイルを音声出力部26によって処理させて、スピーカ31、32、33、34から音声を出力させる。この動作において、制御部21、再生制御部25および音声出力部26は再生手段として機能する。
また、制御部21は、記憶部23に記憶されたファイルに関する情報、例えば、ファイルのヘッダに含まれる情報を楽曲データ解析部24により解析させ、そのファイルが対応する楽曲の再生時間等を取得する。そして、制御部21は、音声の再生中に、次に再生するファイルが選択されると、現在再生中のファイルと次に再生するファイルとの関係を判別し、この判別結果に基づいて、再生中のファイルの末尾(終了前)所定時間、および、次に再生するファイルの先頭所定時間に、スピーカ31、32、33、34から出力する音声を調整する処理を、音声出力部26により行わせる。
入力部22は、車両1(図1)に搭乗するユーザが入力操作を行うためのユーザインタフェースであり、各種のキーやスイッチ等を備える。
記憶部23は、磁気的記録媒体、光学的記録媒体、或いは半導体記憶素子からなる記憶装置を備え、この記憶装置に複数のファイルを記憶する。記憶部23に記憶される各ファイルは1曲の楽曲の音声データであり、MP3(MPEG Audio Layer-3)形式等によりエンコードされた状態となっている。各ファイルのヘッダには、再生時間、エンコード条件、サンプリングレート等の種々の情報が含まれる。
楽曲データ解析部24は、制御部21の制御に従って記憶部23に記憶されたファイルを参照し、そのヘッダに含まれる情報を解析して、例えば、そのファイルの再生時間等の情報を取得手制御部21に出力する。
再生制御部25は、制御部21の制御に従って記憶部23からファイルを取得し、このファイルのヘッダに含まれる再生時間、エンコード条件、サンプリングレート等の種々の情報に基づいて、このファイルをデコードしてPCM(Pulse Code Modulation)ストリーミングデータを生成し、音声出力部26に出力する。
音声出力部26は、再生制御部25から入力されるPCMストリーミングデータを増幅し、さらにD/A(Digital / Analog)変換を行ってアナログ音声信号を生成し、スピーカ31、32、33、34に出力する。音声出力部26は、例えば、左右独立の2チャンネルのステレオ音声信号を出力することも可能であり、この場合、右チャンネル音声信号を、車両1(図1)の右側に設置されるスピーカ31、33に出力し、左チャンネル音声信号を車両1の左側に設置されるスピーカ32、34に出力する。また、音声出力部26は、左右両チャンネルの音声信号をさらに前後に独立させて、4チャンネルの音声信号を出力することも可能である。この場合、音声出力部26は、スピーカ31、32、33、34に対して、それぞれ異なる音声信号を出力する。音声出力部26から2チャンネルまたは4チャンネルの音声信号を出力する場合、再生制御部25から音声出力部26に入力されるPCMストリーミングデータ自体が2チャンネルまたは4チャンネルである場合に限らず、より少ないチャンネル数の音声信号を音声出力部26により分割処理して2チャンネルまたは4チャンネルの音声信号を生成するようにしてもよい。
ここで、記憶部23におけるファイルの記憶状態について説明する。
記憶部23は、所定の論理的構造を有する記憶領域を備え、この記憶領域においては、デジタル音声データ(デジタルデータ)としてのファイルと、このファイルを格納するフォルダと、このフォルダをさらに格納する上位のフォルダとを含む階層構造が形成される。記憶部23に記憶される各ファイルは、それぞれ1曲の楽曲に対応し、各楽曲が収められていたアルバム毎、或いは、各楽曲のアーティスト毎のフォルダに格納される。
図3は、記憶部23が有する記憶領域の論理的構造を模式的に示す図である。
図3に示す例において、上位のフォルダであるフォルダAには、フォルダA1、A2、A3、…が格納され、フォルダA1には、ファイル1、2、3、…A1nのA1n個のファイルが格納され、フォルダA2にはA2n個のファイルが格納され、フォルダA3にはA3n個のファイルが格納される。同様に、上位のフォルダであるフォルダBには、フォルダB1、…が格納され、フォルダB1にはファイル1、2、3、…B1nのA1n個のファイルが格納される。
記憶部23の記憶領域における論理的構造は、例えば、FAT(File Allocation Table)により管理される。このFATには、上記の階層構造における各フォルダおよび各ファイルの位置を示す情報が格納され、換言すれば、上記階層構造における各フォルダおよびファイルの位置は、FAT上の位置である。FAT上においては同一位置に複数のフォルダまたはファイルが位置づけられることはなく、各フォルダまたは各ファイルと、その位置とは一対一に対応する。
ここで、FATはあくまで記憶部23の記憶領域における論理的構造、および、この論理的構造に基づく各フォルダおよび各ファイルの位置を示す情報であり、図3に例示した各フォルダおよびファイルの階層構造は仮想的に構築されたものであるから、記憶部23の記憶領域が物理的に分割され、現実の階層構造が形成されている必要はない。また、FATにおける各フォルダおよび各ファイルの位置の表現は任意である。
制御部21は、記憶部23に記憶された各ファイルに対し、記憶部23の論理的構造に基づいてマッピングを実行し、この論理的構造における位置を示す2次元の位置情報(X,Y)を設定する。このマッピングにおいて、制御部21は位置情報付与手段として機能する。
この位置情報(X,Y)は、記憶部23における各ファイルの物理的な位置を示すものではなく、図3に例示した階層構造のような、仮想的な構造における位置を示すものである。本実施の形態で、位置情報(X,Y)のうち、位置情報Yは、各ファイルが格納されたフォルダの位置を示し、位置情報Xは、各フォルダ中における各ファイルの位置を示す。
図3に示す例では、フォルダA1には位置情報Yとして「1」が割り当てられ、フォルダA2には位置情報Yとして「2」が割り当てられる。以下、フォルダAに格納される全てのフォルダに、フォルダAにおける位置に応じて位置情報Yが割り当てられる。フォルダBに格納されるフォルダについても同様である。
また、フォルダA1中のファイル1には位置情報Xとして「1」が割り当てられ、フォルダA1中のファイル2には位置情報Xとして「2」が割り当てられる。以下、フォルダA1に格納される全てのファイルに、フォルダA1における位置に応じて位置情報Xが割り当てられる。フォルダA2、A3、…、フォルダB1、…に格納されるファイルについても同様である。
これにより、例えば、フォルダA1に格納されたファイル2の位置情報は(2,1)となり、フォルダA3に格納されたファイル1の位置情報は(1,3)となる。
ここで、記憶部23における各フォルダおよびファイルの位置づけは、例えば、記憶部23における上位のフォルダA、Bがアーティスト毎に設けられ、フォルダA、B中の各フォルダがアルバム毎に設けられている場合、対応するアルバムの名称に基づいて各フォルダをアルファベット順に並べた場合の順位に従ってもよいし、記憶部23に各フォルダが形成された順に従ってもよいし、ユーザが入力部22の操作により指定した位置であってもよい。また、各フォルダに格納されるファイルの位置についても同様であり、対応する楽曲の曲名に基づいてアルファベット順に並べた場合の位置であってもよいし、記憶部23に各ファイルが記憶された順に従ってもよいし、ユーザが入力部22の操作により指定した位置であってもよい。
このフォルダおよびファイルの位置は、記憶部23の論理的構造における他のフォルダまたはファイルとの相対的な関係により決定されるが、例えば、記憶部23内の各フォルダに絶対的な数値を対応付けて、この数値を各フォルダの位置とすれば、各フォルダの位置は絶対的なものとなる。つまり、記憶部23の論理的構造における各フォルダおよびファイルの位置は、絶対的な位置であってもよいし、相対的な位置であってもよい。
制御部21によるマッピングを行うことで、記憶部23に記憶される各楽曲のファイルには、そのファイルの仮想的な位置を示す位置情報(X,Y)が対応づけられる。この位置情報(X,Y)は、例えば、各ファイルのヘッダに含めてもよいし、各ファイルの名称に反映させてもよいし、楽曲データ解析部24または再生制御部25によって記憶部23内のファイルを参照または取得する際に、その都度、記憶部23における階層構造に基づいて生成してもよい。以下の説明では、位置情報(X,Y)が対応づけられたファイルをファイル(X,Y)と表記する。
制御部21によるマッピングで各ファイルに対応づけられた位置情報(X,Y)は、例えば、記憶部23に記憶された各ファイルのヘッダに追加的に記録されるが、記憶部23の記憶領域が書き込み可能な構成でない場合(読み取り専用の記憶領域である場合)には、この記憶領域とは別に、書き込み可能な記憶領域を設けて、この書き込み可能な記憶領域に位置情報のみを記憶させてもよい。
そして、オーディオ装置2は、ファイルを再生する際に、当該ファイルに対応づけられた位置情報に基づいて、出力音声を変化させる処理を行う。この処理により、ユーザに対し、再生する楽曲のファイルが、記憶部23においてどの位置にあるかを知らせることができるようになっている。
以下、この処理について説明する。
図4は、音声出力部26により出力される音声信号の増幅率(ゲイン)の状態を模式的に示す図であり、(A)は上記処理を行わない場合を示し、(B)は上記処理を行う場合を示す。これら図4(A)および(B)は、縦軸にゲインの状態を、横軸に時間経過をとったグラフであり、音量Lは、スピーカ31、33に出力される右チャンネル音声信号のゲインを示し、音量Rは、スピーカ32、34に出力される左チャンネル音声信号のゲインを示す。図4には、3つのファイル(3,1)、(4,1)、(1,2)を順次再生する場合を例に挙げて説明する。
なお、図4(A)、(B)のグラフは音声出力部26におけるゲインの状態を説明するためのものであり、当然のことながら、実際に出力される音量は楽曲の内容に応じて経時的に変化する。また、このグラフは音声出力部26におけるゲインの具体的な値を限定するものではない。
図4(A)に示すように、上記処理を行わない場合には、左右両チャンネルの音声信号のゲインは変化せず、再生するファイルが(3,1)、(4,1)、(1,2)と切り替わっても一定である。
ここで、入力部22からの指示により、ファイルの位置に応じて出力音声を変化させる処理が行われると、制御部21は音声出力部26を制御して、再生するファイルを切り替える場合に、その前後のファイルの位置が所定の条件を満たす場合に、切り替えタイミングの前後のt秒間(tは予め設定された所定の数)のゲインを変化させる。具体的には、制御部21は、切り替え前のファイルと切り替え後のファイルの位置情報Yを比較し、切り替え後のファイルの位置情報Yが大きい場合に、切り替え前のファイルの末尾t秒間において左チャンネル音声信号の音量を徐々に低下させてフェードアウトさせ、切り替え後のファイルの先頭t秒間において右チャンネル音声信号の音量をゼロから徐々に増大させてフェードインさせる。
図4(B)に示す例では、再生するファイルがファイル(3,1)からファイル(4,1)に切り替わる場合には、音声信号のゲインは変化しない。これに対し、ファイル(4,1)からファイル(1,2)に切り替わる場合には、切り替え後の位置情報Yが大きいので、ファイル(4,1)の末尾t秒間で左チャンネル音声信号の音量を徐々に低下させ、ファイル(1,2)の先頭t秒間で右チャンネル音声信号の音量をゼロから徐々に増大させる。
図4(B)に示す処理を行うことにより、ユーザには、再生中の楽曲の左側の音声がフェードアウトし、次に再生される楽曲の右側の音声がフェードインするように聞こえる。つまり、楽曲の音声が右から左に流れるような感覚が喚起され、ユーザには、再生される楽曲が切り替わった場合に、前に再生されていた楽曲と再生中の楽曲との位置関係が知らされる。これにより、ユーザは、表示画面によらずに、再生されるファイルの記憶部23における位置を知ることが可能となり、所望の楽曲に対応するファイルを容易に探すことができる。
図5は、オーディオ装置2の動作を示すフローチャートである。
制御部21は、入力部22から入力される指示に従って、記憶部23から再生するファイルを再生制御部25によって読み出させるとともに、当該ファイルのヘッダを楽曲データ解析部24によって解析させ、当該ファイルを再生制御部25および音声出力部26により開始させる(ステップS11)。ここで再生されるファイルをファイル(X1,Y1)とする。
続いて、オーディオ装置2において、次に再生するファイル(ファイル(X2,Y2)とする)が指定される(ステップS12)。このファイル(X2,Y2)は、例えば、入力部22の操作によって記憶部23内の特定のファイルを指定する方法や、制御部21が予め定められた再生順序に従って指定する方法、或いは、制御部21が記憶部23に記憶されたファイルの中からランダムに選ぶ方法で指定される。入力部22の操作によりファイルを指定する方法としては、例えば、フォルダおよびファイルを直接指定する方法や、現在再生中のファイルに対する位置を指定するファイルアップ(位置情報Yを+1)、ファイルダウン(位置情報Yを−1)、フォルダアップ(位置情報Xを+1)、フォルダダウン(位置情報Xを−1)等の操作により指定する方法が挙げられる。
次に再生するファイルが指定された後、制御部21は、再生中のファイル(X1,Y1)と次に再生するファイル(X2,Y2)との位置情報を比較し(ステップS13)、ファイル(X2,Y2)の位置情報Yがファイル(X1,Y1)より大きいか否か、すなわちY2>Y1か否かを判別する(ステップS14)。
ここで、Y2>Y1でない場合(ステップS14;No)、制御部21は、ファイル(X1,Y1)を通常通り再生し(ステップS15)、再生が終了した後は、次のファイル(X2,Y2)の再生を開始して、ステップS12に戻る。
また、Y2>Y1であった場合(ステップS14;Yes)、制御部21は、再生中のファイル(X1,Y1)の末尾t秒間の音声を、例えば図4(B)のファイル(4,1)からファイル(1,2)への切り替えにおいて示したように、左チャンネル音声信号の音量を徐々に低下させるように、調整する(ステップS16)。さらに、制御部21は、ファイル(X2,Y2)の再生を開始し、先頭t秒間の音声を、例えば図4(b)に示したように、右チャンネル音声信号の音量をゼロから徐々に増大させるように、調整する(ステップS17)。その後、制御部21は通常の再生動作を実行し、ステップS12に戻る。
以上のように、本発明を適用した実施の形態におけるオーディオ装置2によれば、記憶部23に複数の楽曲に対応する複数のファイルが記憶された場合に、再生するファイルの位置情報に応じて、音声出力部26からスピーカ31、32、33、34に出力する音声信号のゲインを変化させるので、このゲインの変化を介して、ユーザに対し、表示画面を用いることなく、再生するファイルの位置に関する情報を提供できる。これにより、ユーザは、再生されるファイルの位置を容易に把握することが可能となり、所望の楽曲に対応するファイルを容易に探し出せるようになる。
特に、本実施の形態では、再生するファイルが切り替わる際に、切り替えの前後のファイルの位置関係に関する情報をユーザに提供できるという利点がある。この変化は、切り替えのタイミングの前後t秒間に生じるので、さらに分かりやすくユーザに情報を提供できるという利点がある。また、音声信号のゲインの変化は、ユーザの聴覚により敏感に感じ取ることができるので、ユーザに対して確実にファイルの位置に関する情報を提供できるという利点がある。さらに、音声信号が左右のチャンネル毎に変化するので、信号の変化が左右の音場定位の変化として現れ、ユーザにとって非常に分かりやすいという利点がある。
なお、上記実施の形態においては、再生中のファイルと次に再生するファイルの位置情報Yを比較して、左右のチャンネル毎に音声信号を調整するものとして説明したが、本願発明はこれに限定されるものではなく、音声出力部26から前後左右の4チャンネルの音声信号をスピーカ31、32、33、34に出力する場合に、前後のチャンネル毎に音声信号を調整してもよい。この場合について、第1変形例として説明する。
[第1変形例]
図6は、本発明を適用した実施の形態の第1変形例において、音声出力部26におけるゲインの状態を示す図である。図6は、縦軸にゲインの状態を、横軸に時間経過をとったグラフである。第1変形例においては、音声出力部26から4チャンネルの音声信号が、スピーカ31、32、33、34に出力される。これら4チャンネルの音声信号を、図6中、音量FL(前左チャンネル音声信号)、音量FR(前右チャンネル音声信号)、音量RL(後左チャンネル音声信号)、音量RR(後右チャンネル音声信号)として示す。この図6には、図4と同様に、3つのファイル(3,1)、(4,1)、(1,2)を順次再生する場合を例に挙げて説明する。
なお、図6のグラフは音声出力部26におけるゲインの状態を説明するためのものであり、当然のことながら、実際に出力される音量は楽曲の内容に応じて経時的に変化する。また、このグラフは音声出力部26におけるゲインの具体的な値を限定するものではない。
この第1変形例において、制御部21は、再生するファイルが切り替えられる際、その前後のファイルの位置が所定の条件を満たす場合に、音声出力部26によって切り替えタイミングの前後においてゲインを変化させる。
具体的には、制御部21は、切り替え前のファイルと切り替え後のファイルの位置情報Xを比較し、切り替え後のファイルの方が位置情報Xが大きい場合(ファイル(3,1)からファイル(4,1)への切り替え時)に、切り替え前のファイルの末尾t秒間において左チャンネル音声信号の音量を徐々に低下させてフェードアウトさせ、切り替え後のファイルの先頭t秒間において右チャンネル音声信号の音量をゼロから徐々に増大させてフェードインさせる。
また、制御部21は、前後のファイルの位置情報Yを比較し、切り替え後のファイルの方が位置情報Yが大きい場合(ファイル(4,1)からファイル(1,2)への切り替え時)に、切り替え前のファイルの末尾t秒間において、後の左右両チャンネル音声信号の音量を徐々に低下させてフェードアウトさせ、切り替え後のファイルの先頭t秒間において、前の左右両チャンネル音声信号の音量をゼロから徐々に増大させてフェードインさせる。
このように、制御部21は、位置情報Xの大小に基づいて左右のチャンネルの音声信号についてゲインを変化させ、位置情報Yの大小に基づいて前後のチャンネルの音声信号についてゲインを変化させる。
従って、ユーザは、車両1(図1)の車室内で再生される楽曲の音場定位が前後左右に移動することを感じて、再生中の楽曲と、その前または次に再生される楽曲との位置関係を知ることができる。
図7は、第1変形例におけるオーディオ装置2の動作を示すフローチャートである。
制御部21は、入力部22から入力される指示に従って、記憶部23から再生するファイル(ファイル(X1,Y1)とする)を再生制御部25によって読み出させるとともに、ファイル(X1,Y1)のヘッダを楽曲データ解析部24によって解析させ、このファイルの再生を再生制御部25および音声出力部26によって開始させる(ステップS21)。続いて、オーディオ装置2において、次に再生するファイル(ファイル(X2,Y2)とする)が指定される(ステップS22)。このステップS22でファイル(X2,Y2)を指定する方法は、上記実施の形態で説明したステップS12と同様である。
次に再生するファイル(X2,Y2)が指定された後、制御部21は、再生中のファイル(X1,Y1)とファイル(X2,Y2)との位置情報を比較し(ステップS23)、ファイル(X2,Y2)の位置情報Yがファイル(X1,Y1)より大きいか否か、すなわちY2>Y1か否かを判別する(ステップS24)。
ここで、Y2>Y1であった場合(ステップS24;Yes)、制御部21は、再生中のファイル(X1,Y1)の末尾t秒間の音声を、例えば図6のファイル(4,1)からファイル(1,2)への切り替えで示したように、後の左右両チャンネルの音声信号について音量を徐々に低下させるとともに、次のファイル(X2,Y2)の先頭t秒間について前の左右両チャンネルの音量をゼロから徐々に増大させるように、ゲイン調整の設定を行い(ステップS25)、ステップS26に移行する。
また、Y2>Y1でない場合(ステップS24;No)、制御部21は、ステップS25の処理を行わずにステップS26に移行する。
ステップS26において、制御部21は、ファイル(X2,Y2)の位置情報Xがファイル(X1,Y1)より大きいか否か、すなわちX2>X1か否かを判別する(ステップS26)。ここで、X2>X1であった場合(ステップS26;Yes)、制御部21は、再生中のファイル(X1,Y1)の末尾t秒間の音声を、例えば図6のファイル(3,1)からファイル(4,1)への切り替えで示したように、前後の左チャンネル音声信号について音量を徐々に低下させるとともに、次のファイル(X2,Y2)の先頭t秒間について前後の右チャンネルの音量をゼロから徐々に増大させるように、ゲイン調整の設定を行い(ステップS27)、ステップS28に移行する。
また、X2>X1でない場合(ステップS26;No)、制御部21は、ステップS27の処理を行わずにステップS28に移行する。
ステップS28で、制御部21は、ステップS26、S27のいずれかにおいて音量を変化させるよう設定されたか否かを判別し、設定されていない場合は(ステップS28;No)、ファイル(X1,Y1)を通常通り再生し(ステップS29)、再生が終了した後は、次のファイル(X2,Y2)の再生を開始して、ステップS22に戻る。
また、ステップS26、S27のいずれかにおいて音量を変化させるよう設定された場合(ステップS28;Yes)、制御部21は、この設定に従って、現在再生中のファイル(X1,Y1)の末尾t秒間の音声を調整する処理を行い(ステップS30)、続いて次のファイル(X2,Y2)の再生を開始し、上記設定に従って先頭t秒間の音声を調整する(ステップS31)。その後、制御部21は通常の再生動作を実行し、ステップS22に戻る。
この第1変形例においては、音声信号が左右のチャンネル毎、および前後のチャンネル毎に変化するので、信号の変化が前後左右の音場定位の変化として現れ、ユーザにとって非常に分かりやすいという利点がある。このため、再生するファイルの位置に関する情報を確実に提供することができる。
なお、上記実施の形態および第1変形例においては、再生するファイルを切り替えるタイミングにおいて、切り替え前後のファイルの位置情報を比較し、切り替えタイミングの前後で音声を調整する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ユーザが任意に指定したタイミングで、そのときに再生中のファイルの位置情報に従って音声を調整することも可能である。この場合について、第2変形例として説明する。
[第2変形例]
図8は、本発明を適用した実施の形態の第2変形例において、音声出力部26におけるゲインの状態を示す図である。図8は、上記図6と同様に、縦軸にゲインの状態をとり、横軸に時間経過をとったグラフである。第2変形例においては、音声出力部26から4チャンネルの音声信号がスピーカ31、32、33、34に出力され、これら4チャンネルの音声信号を、図8中、音量FL、音量FR、音量RL、音量RRとして示す。この図8には、図4および図6と同様に、3つのファイル(3,1)、(4,1)、(1,2)を順次再生する場合を例に挙げて説明する。
なお、図8のグラフは音声出力部26におけるゲインの状態を説明するためのものであり、当然のことながら、実際に出力される音量は楽曲の内容に応じて経時的に変化する。また、このグラフは音声出力部26におけるゲインの具体的な値を限定するものではない。
第2変形例において、制御部21は、ファイルの再生中に入力部22の操作が行われ、再生中のファイルの位置を知らせるよう指示された場合に、再生中のファイルの位置情報(X,Y)に基づいて出力音声を調整する。
具体的には、制御部21は、ファイル(ファイル(X,Y)とする)の再生を開始する際にファイル(X,Y)の位置情報等の情報を取得しておき、再生中に指示が入力された場合に、ファイル(X,Y)の位置情報(X,Y)に基づいて、予め設定された関数F(X,Y)による演算処理を行い、出力音声のゲインの変更値を算出する。そして、算出したゲインの変更値に基づいて、指定されたタイミングで出力音声のゲインを変更し、その後所定時間が経過したら元通りのゲインに戻して再生を継続する。
従って、再生中のファイルの位置をユーザが望むタイミングで知らせることができる。
ここで、関数F(X,Y)およびこの関数を用いた演算処理の一例を説明する。
まず、記憶部23においてファイルを格納するフォルダ(例えば、図3に示すフォルダA1、A2、…、B1、…)の総数をY_totalとし、これらのフォルダのうち、1のフォルダYについて、格納されるファイルの総数をX_total_of_Yとする。
そして、フォルダYに格納されるX番のファイル(X,Y)について、ゲインの変更値を求めるための関数F(X,Y)を、次式(1)のように設定する。
F(X,Y)=(X/X_total_of_Y,Y/Y_total) …(1)
この場合、記憶部23に格納される全てのファイルについて、常に次式(2)、(3)に示す関係が成り立つ。
0≦(X/X_total_of_Y)≦1 …(2)
0≦(Y/Y_total)≦1 …(3)
ここで、関数F(X,Y)により求められる位置情報Xに係るゲインの変更値(X/X_total_of_Y)をP、位置情報Yに係るゲインの変更値(Y/Y_total)をQとすると、全てのファイルについて、位置情報Xに係るゲインの変更値P(0≦P≦1)と、位置情報Yに係るゲインの変更値Q(0≦Q≦1)が求められる。
このように設定された関数F(X,Y)により、制御部21は、次のように音声を調整する処理を行う。
すなわち、制御部21は、関数F(X,Y)を用いた演算によりゲインの変更値P,Qを求め、前後の右チャンネル音声信号のゲインを(1−P)倍し、前後の左チャンネル音声信号のゲインをQ倍するよう設定する。そして、制御部21は、入力部22の操作により指定されたタイミングで、例えば入力部22が有する所定のスイッチの操作を検出した時点で、音声出力部26からスピーカ31、32、33、34に出力する音声信号のゲインを変更する。上述のように、0≦(1−P)≦1、0≦Q≦1であるから、図8に示すように、4チャンネルの音声信号のゲインは、指定されたタイミングで低下する。
この変更は、図8に示すように所定時間だけ継続され、この所定時間が経過した後、制御部21は、音声出力部26におけるゲインをもとの値に戻す。
これにより、ユーザは、入力部22を操作して音声の音場定位を変化させ、この変化を感じることで、現在再生中のファイルが記憶部23のどの位置にあるかを知ることができる。従って、ユーザは、所望のタイミングで再生中のファイルの位置を知ることができ、より容易に、所望の楽曲に対応するファイルを探すことができる。
さらに、音声出力部26によって、上述のように求められたゲインの変更値P,Qに基づき、右チャンネル音声信号が(1−P)倍され、左チャンネル音声信号がQ倍される。このため、右チャンネル音声信号と左チャンネル音声信号のゲインの変化の仕方が異なるので、ユーザは、左右のチャンネルから出力される各々の音声の変化をもとに、位置情報Xと位置情報Yのそれぞれを知ることができる。これにより、再生中のファイルの位置をより正確且つ詳細に知ることができる。
また、ユーザに対してファイルの位置に関する情報を提供した後は、ゲインを元通りに復帰させるので、ユーザの違和感を避けることができる。
図9は、第2変形例におけるオーディオ装置2の動作を示すフローチャートである。
制御部21は、入力部22から入力される指示、或いは、予め定められた再生順序に従って、再生するファイル(X,Y)が指定されると(ステップS41)、指定されたファイルの情報を楽曲データ解析部24によって取得して解析させる(ステップS42)。ここで楽曲データ解析部24により解析され、制御部21に入力される情報は、ファイル(X,Y)のヘッダに含まれる再生時間等の情報の他、ファイル(X,Y)の位置情報(X,Y)が含まれる。
続いて、制御部21は、取得したファイル(X,Y)の位置情報(X,Y)に基づいて、関数F(X,Y)を用いた演算処理を行い、ゲインの設定値P,Qを求める(ステップS43)。
その後、制御部21は、再生制御部25および音声出力部26によってファイル(X,Y)の再生を開始させる(ステップS44)。
再生を開始した後、制御部21は、入力部22の操作により音声を調整する指示を検出し(ステップS45)、指示が入力されなければ(ステップS45;No)、そのまま再生を継続する。そして、ファイル(X,Y)を再生している間はステップS45に戻って指示の検出を行い(ステップS46;No)、ファイル(X、Y)の再生が終了した場合には(ステップS46;Yes)、ステップS41に戻って再生するファイルの指定を受ける。
また、再生開始後に音声を調整する指示が入力された場合(ステップS45;Yes)、制御部21は、指定されたタイミングで、ゲインの設定値P,Qに基づく音声の調整を行い(ステップS47)、所定時間が経過した後に音声の調整を終了して通常再生時の音声に戻し(ステップS48)、ステップS45に戻る。
なお、上述した実施の形態および各変形例は、本発明の一実施態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用可能であることは勿論である。例えば、上記実施の形態および各変形例においては、車両1に搭載されたスピーカ31、32、33、34から音声を出力させるオーディオ装置2について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、通常の室内に設置されたスピーカから音声を出力する家庭用または業務用オーディオ装置等、車室以外の場所に設置され、デジタルデータに基づいて信号を出力する全ての機器に適用可能である。また、上記実施の形態および各変形例におけるオーディオ装置2は、デジタル形式で記録された楽曲のファイルを再生する際に音声信号を調整するものとして説明したが、本発明はこれに限定されず、デジタル形式で記録された映像データを再生し、映像信号を出力する装置においても適用可能である。この場合、記憶された映像データの位置情報に基づいて、映像信号を調整してもよいし、映像と音声とを含むデータを再生する場合には映像信号と音声信号の両方または音声信号のみを調整するものとしてもよい。
また、上記実施の形態および各変形例においては、再生するファイルの位置情報に基づいて音声出力部26により出力する音声信号のゲインを変化させるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、音声出力部26により音声信号の特定周波数成分を増幅し、または特定周波数成分を除く処理を行って、音質を変化させてもよいし、或いは、音声信号を遅延させる処理(ディレイ処理)を施すことで音声信号を調整してもよい。
さらに、上記実施の形態および各変形例においては、再生するファイルの位置情報に基づいて、ファイルの先頭、末尾、または入力部22の操作により指定されたタイミングで音声信号を調整するものとしたが、例えば、ファイルの再生を開始してから予め定められた時間が経過した時点で、或いは、予め定められた時間が経過する毎に、音声を調整するようにしてもよい。
さらにまた、上記実施の形態および各変形例においては、各ファイルが、それぞれ1つの楽曲に対応するものとして説明したが、複数の楽曲のデータを1ファイルに含ませた構成としてもよい。また、ファイルのデータフォーマットについても任意である。
さらに、オーディオ装置2にラジオ放送やテレビ放送を受信するチューナーを設けた構成としてもよいし、さらに、受信された放送の音声を符号化して記憶部23にデジタルデータとして記憶する録音機能を有するものとしてもよい。この場合、録音されたデジタルデータを上記ファイルとして処理する構成としてもよい。
また、記憶部23が有する記憶領域の具体的な構成は任意であり、例えば、書き込み可能なものとして、HDD(ハードディスク)、MOディスク、PDディスク、フレキシブルディスク、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+R、DVD+RW等の各種規格に準拠したDVDディスク、CD−R、CD−RW等の規格に準拠したコンパクトディスク等のディスク型記録媒体や、不揮発性または揮発性の半導体メモリを備えた機器を用いることができ、書き込み可能でないものとして、CD−ROM、DVD−ROM等の読み取り専用のディスク型記録媒体や、書き込み禁止の処理が施された半導体メモリを備えた機器を用いることができ、その他、デジタルデータを記憶することが可能なものであれば特に限定されない。
さらに、上記実施の形態および各変形例において、入力部22が備えるキーやスイッチ等の入力操作部分の具体的構成など、細部構成については本発明の趣旨を損なうことのない範囲において任意に変更可能である。
本発明を適用した実施の形態に係るオーディオ装置の設置状態を示す図である。 オーディオ装置の機能的構成を示すブロック図である。 記憶部の論理的構造を示す図である。 再生時の音声出力部におけるゲインの状態を示す図である。 オーディオ装置の動作を示すフローチャートである。 第1変形例において、音声出力部におけるゲインの状態を示す図である。 第1変形例におけるオーディオ装置の動作を示すフローチャートである。 第2変形例において、音声出力部におけるゲインの状態を示す図である。 第2変形例におけるオーディオ装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車両
2 オーディオ装置(再生装置)
21 制御部(再生手段、位置情報付与手段)
22 入力部
23 記憶部(記憶手段)
24 楽曲データ解析部
25 再生制御部(再生手段)
26 音声出力部(再生手段)
31、32、33、34 スピーカ

Claims (13)

  1. デジタル音声データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記デジタル音声データを再生して左右の2チャンネルのステレオ音声信号を出力する再生手段とを備え、
    前記記憶手段は、それぞれ1曲の楽曲に対応するデジタル音声データを記憶領域に複数記憶し、
    前記デジタル音声データの各々に対して、前記記憶領域における各デジタル音声データの位置を示す位置情報が対応づけられ、前記再生手段は、再生する前記デジタル音声データに対応づけられた位置情報に基づいて、左右のチャンネル毎に、出力する音声信号を変化させること、
    を特徴とする再生装置。
  2. デジタル音声データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記デジタル音声データを再生して前後左右の4チャンネルのステレオ音声信号を出力する再生手段とを備え、
    前記記憶手段は、それぞれ1曲の楽曲に対応するデジタル音声データを記憶領域に複数記憶し、
    前記デジタル音声データの各々に対して、前記記憶領域における各デジタル音声データの位置を示す位置情報が対応づけられ、
    前記再生手段は、再生する前記デジタル音声データに対応づけられた位置情報に基づいて、前後の2チャンネル毎、左右の2チャンネル毎、或いは、前後左右のチャンネル毎に、出力する音声信号を変化させること、
    を特徴とする再生装置。
  3. 前記記憶手段の記憶領域は、階層構造を構成するフォルダを有し、前記デジタル音声データとしてのファイルが前記フォルダに格納され、
    前記デジタル音声データの各々に対して、各デジタル音声データのファイルを格納するフォルダの上記階層構造における位置と、該フォルダ内の各ファイルの位置を示す前記位置情報が対応づけられたことを特徴とする請求項1または2記載の再生装置。
  4. 前記再生手段は、前記デジタル音声データの位置情報に基づいて、出力する信号を増幅する際の増幅率を変化させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の再生装置。
  5. 前記再生手段は、前記デジタル音声データの再生中に、再生中の前記デジタル音声データと、次に再生する前記デジタル音声データとの各々に対応づけられた位置情報を比較し、これらの位置情報が所定の条件を満たす場合に、出力信号を変化させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の再生装置。
  6. 前記再生手段は、再生中の前記デジタル音声データの末尾の所定時間に出力する信号、および、次に再生する前記デジタル音声データの先頭の所定時間に出力する信号を変化させることを特徴とする請求項5記載の再生装置。
  7. 前記再生手段は、デジタル音声データの再生中に、当該デジタル音声データの位置情報に基づいて出力信号を変化させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の再生装置。
  8. 前記再生手段は、再生中の前記デジタル音声データの位置情報に基づいて、当該デジタル音声データの再生中における所定のタイミングで、出力信号の増幅率を変化させ、さらに所定時間が経過した後に、出力信号の増幅率を復元させることを特徴とする請求項7記載の再生装置。
  9. 前記記憶手段は複数の前記デジタル音声データを記憶可能に構成され、これら複数の前記デジタル音声データは、それぞれ1曲の楽曲の音声をデジタル形式で記録したものであることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の再生装置。
  10. デジタル音声データを記憶する記憶手段を備え、前記デジタル音声データを再生して左右の2チャンネルのステレオ音声信号を出力する再生装置における再生方法であって、
    前記記憶手段には、それぞれ1曲の楽曲に対応するデジタル音声データが記憶領域に複数記憶され、
    前記デジタル音声データの各々に対し、前記記憶領域における各デジタル音声データの位置を示す位置情報を対応付けて、
    前記記憶手段に記憶された前記デジタル音声データを再生して信号を出力するとともに、再生する前記デジタル音声データに対応づけられた位置情報に基づいて、左右のチャンネル毎に、出力する音声信号を変化させること、
    を特徴とする再生方法。
  11. デジタル音声データを記憶する記憶手段を備え、前記デジタル音声データを再生して前後左右のチャンネルのステレオ音声信号を出力する再生装置における再生方法であって、
    前記記憶手段には、それぞれ1曲の楽曲に対応するデジタル音声データが記憶領域に複数記憶され、
    前記デジタル音声データの各々に対し、前記記憶領域における各デジタル音声データの位置を示す位置情報を対応付けて、
    前記記憶手段に記憶された前記デジタル音声データを再生して信号を出力するとともに、再生する前記デジタル音声データに対応づけられた位置情報に基づいて、前後の2チャンネル毎、左右の2チャンネル毎、或いは、前後左右のチャンネル毎に、出力する音声信号を変化させること、
    を特徴とする再生方法。
  12. デジタル音声データを記憶する記憶手段を備え、この記憶手段の記憶領域に、それぞれ1曲の楽曲に対応するデジタル音声データを複数記憶し、前記デジタル音声データを再生して左右の2チャンネルのステレオ音声信号を出力する再生装置を制御するコンピュータにより実行可能に構成されたプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記デジタル音声データの各々に対し、前記記憶領域における各デジタル音声データの位置を示す位置情報を対応付ける位置情報付与手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記デジタル音声データを再生して信号を出力するとともに、再生する前記デジタル音声データに対応づけられた位置情報に基づいて、左右のチャンネル毎に、出力する音声信号を変化させる再生手段と、
    して機能させることを特徴とするプログラム。
  13. デジタル音声データを記憶する記憶手段を備え、この記憶手段の記憶領域に、それぞれ1曲の楽曲に対応するデジタル音声データを複数記憶し、前記デジタル音声データを再生して前後左右のチャンネルのステレオ音声信号を出力する再生装置を制御するコンピュータにより実行可能に構成されたプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記デジタル音声データの各々に対し、前記記憶領域における各デジタル音声データの位置を示す位置情報を対応付ける位置情報付与手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記デジタル音声データを再生して信号を出力するとともに、再生する前記デジタル音声データに対応づけられた位置情報に基づいて、前後の2チャンネル毎、左右の2チャンネル毎、或いは、前後左右のチャンネル毎に、出力する音声信号を変化させる再生手段と、
    して機能させることを特徴とするプログラム。
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