JP3562369B2 - 音像定位処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
本発明は、音像定位処理技術に関し、より詳細には、簡易な構成でありながら優れたサラウンド効果が得られる音像定位処理技術に関する。
【従来の技術】
従来より、2つのスピーカによりサラウンド効果を得るために、種々の音像定位処理技術が提案されている。代表的には、図9に示すような音像定位処理装置が、特開平8−265899号公報に提案されている。この装置は、受聴者2の前方に配置した左右のスピーカ4L、4Rにより、仮想スピーカXL、XRから音が発せられているようにするためのものである。この装置を用いれば、2つのスピーカしかなくても、あたかも後方にスピーカXL、XRがあるかのごとく受聴者2の聴覚に訴えることができる。
図9の装置においては、4つのフィルタ6a、6b、6cおよび6dを用いて、これを実現している。4つのフィルタの伝達関数H11、H12、H21およびH22は、それぞれ以下の通りである。
なお、ここで、hLLはスピーカ4Lから受聴者2の左耳2Lまでの伝達関数であり、hLRはスピーカ4Lから受聴者2の右耳2Rまでの伝達関数であり、hRLはスピーカ4Rから受聴者2の左耳2Lまでの伝達関数であり、hRRはスピーカ4Rから受聴者2の右耳2Rまでの伝達関数であり、hL’Lは仮想左スピーカから受聴者の左耳までの伝達関数であり、hL’Rは仮想左スピーカから受聴者の右耳までの伝達関数であり、hR’Lは仮想右スピーカから受聴者の左耳までの伝達関数であり、そして、hR’Rは仮想右スピーカから受聴者の右耳までの伝達関数である。
ところで、スピーカ4Lおよび4Rならびに仮想スピーカXLおよびXRの双方ともが、受聴者2の正面軸8に対して左右対称であれば、上式において、hLL=hRR、hLR=hRL、hL’L=hR’R、およびhL’R=hR’Lが成立する。従って、H11=H22、H12=H21となり、図10に示すように、2個のフィルタによって装置を実現することができる。ここで、フィルタ10aおよび10bの伝達関数HSUMおよびHDIFは以下の式で表される。
HSUM=(ha’+hb’)/(ha+hb)
HDIF=(ha’−hb’)/(ha−hb)
なお、ha=hLL=hRR、hb=hLR=hRL、ha’=hL’L=hR’R、hb’=hL’R=hR’Lである。
このように、左右対称の配置の場合には、簡素な構成によって、仮想的なスピーカ位置に音像を定位させることができる。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術においては、2つのスピーカによってサラウンド効果を得ることが可能となるものの、前方スピーカの配置間隔によって決定されるステージ幅を広げることには何ら配慮がなされていない。従って、機器にスピーカが内蔵されスピーカの位置間隔を広くとることが困難な機器(例えば、テレビ)においては、前方ステージ幅が不十分であり、サラウンド効果が十分に得られないという問題がある。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、簡易な構成でありながら優れたサラウンド効果が得られる音像定位処理技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
本発明は、音像定位処理プログラムを記録した記録媒体であって、該音像定位処理プログラムが、以下の処理をコンピュータに実行させることを含む:サラウンド信号を入力して、サラウンド信号を受聴者の側方に定位させるための信号を右スピーカおよび/または左スピーカに出力する側方定位手段を機能させること;前方左信号および前方右信号を入力し、これら信号に対し前記側方定位手段の遅延時間に等しい遅延を施した後、それぞれ左スピーカおよび右スピーカに出力する遅延手段を機能させること;および、前記側方定位手段にさらに前方左信号および/または前方右信号を与えることにより、左右各スピーカと受聴者の側方との間に前方左信号および前方右信号を定位させること。
本発明の別の実施形態においては、音像定位処理プログラムは、以下の処理をコンピュータに実行させることを含む:前方左信号と前方右信号との差信号を生成する差信号生成手段を機能させること;前記差信号生成手段によって生成された差信号を受けて、伝達関数Hsに従って出力するフィルタ手段を機能させること;前方左信号に対して、前記フィルタ手段の遅延時間に等しい遅延を与える第1の遅延手段を機能させること;前方右信号に対して、前記フィルタ手段の遅延時間に等しい遅延を与える第2の遅延手段を機能させること;前記第1の遅延手段の出力と前記第2の遅延手段の出力とを加算する中央モノ信号生成手段を機能させること;前記中央モノ信号に前記フィルタ手段の出力を加算して、左または右スピーカに与えるための信号を生成する加算出力手段を機能させること;および、前記中央モノ信号から前記フィルタ手段の出力を減算して、左または右スピーカに与えるための信号を生成する減算出力手段を機能させること。ここで、伝達関数HsはHs=(ha’−hb’)/(ha−hb)で示され、ha’は右側の仮想スピーカから受聴者の右耳までの伝達関数であり、hb’は左側の仮想スピーカから受聴者の右耳までの伝達関数であり、haは右スピーカから受聴者の右耳までの伝達関数であり、そして、hbは左スピーカから受聴者の右耳までの伝達関数である。
本発明のさらに別の実施形態においては、音像定位処理プログラムは、以下の処理をコンピュータに実行させることを含む:前方左信号に対して第1の係数による係数処理を施した信号と、前方右信号に対して第1の係数による係数処理を施した信号とを加算する第1の加算手段を機能させること;前方左信号に対して第2の係数による係数処理を施した信号と、前方右信号に対して第2の係数による係数処理を施して位相反転させた信号とを加算する第2の加算手段を機能させること;サラウンド左信号に対して第3の係数による係数処理を施した信号と、サラウンド右信号に対して第3の係数による係数処理を施した信号とを加算する第3の加算手段を機能させること;サラウンド左信号に対して第4の係数による係数処理を施した信号と、サラウンド右信号に対して第4の係数による係数処理を施して位相反転させた信号とを加算する第4の加算手段を機能させること;前記第1の加算手段の出力と前記第3の加算手段の出力とを加算する第5の加算手段を機能させること;前記第2の加算手段の出力と前記第4の加算手段の出力とを加算する第6の加算手段を機能させること;前記第5の加算手段の出力に対し、実質的に伝達関数HSUMに従ってフィルタリング処理を施す第1のフィルタ手段を機能させること;前記第6の加算手段の出力に対し、実質的に伝達関数HDIFに従ってフィルタリング処理を施す第2のフィルタ手段を機能させること;前記第1および第2のフィルタ手段による遅延時間を補償するため、前方左信号に対して遅延処理を施す第1の遅延処理手段を機能させること;前記第1および第2のフィルタ手段による遅延時間を補償するため、前方右信号に対して遅延処理を施す第2の遅延処理手段を機能させること;前記第1の遅延処理手段の出力に対し第6の係数による係数処理を施した信号と、前記第2の遅延処理手段の出力に対し第6の係数による係数処理を施した信号とを加算する第7の加算手段を機能させること;前記第1の遅延処理手段の出力に対し第5の係数による係数処理を施した信号と、第7の加算手段の出力と、前記第1のフィルタ手段の出力に対し第7の係数による係数処理を施した信号と、前記第2のフィルタ手段の出力に対し第7の係数による係数処理を施した信号とを加算する第8の加算手段を機能させること;前記第2の遅延処理手段の出力に対し第5の係数による係数処理を施した信号と、第7の加算手段の出力と、前記第1のフィルタ手段の出力に対し第7の係数による係数処理を施した信号と、前記第2のフィルタ手段の出力に対し第7の係数による係数処理を施して位相反転させた信号とを加算する第9の加算手段を機能させること;および、前記第8の加算手段の出力を左スピーカに与えるための出力とし、前記第9の加算手段の出力を右スピーカに与えるための出力とすること。ここで、前記伝達関数HSUMおよびHDIFは以下の式で表され
HSUM=(ha’+hb’)/(ha+hb)
HDIF=(ha’−hb’)/(ha−hb)
ha=hLL=hRR、hb=hLR=hRL、ha’=hL’L=hR’R、hb’=hL’R=hR’Lであり、hLLは左スピーカから受聴者の左耳までの伝達関数であり、hLRは左スピーカから受聴者の右耳までの伝達関数であり、hRLは右スピーカから受聴者の左耳までの伝達関数であり、hRRは右スピーカから受聴者の右耳までの伝達関数であり、hL’Lは仮想左スピーカから受聴者の左耳までの伝達関数であり、hL’Rは仮想左スピーカから受聴者の右耳までの伝達関数であり、hR’Lは仮想右スピーカから受聴者の左耳までの伝達関数であり、そして、hR’Rは仮想右スピーカから受聴者の右耳までの伝達関数である。
好ましい実施形態においては、本発明の記録媒体は、CD、CD−R、CD−ROM、DVD、DVD−ROM、MDまたはフロッピーディスクから選択される。
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本発明の好ましい実施形態を適用した音像定位処理装置について説明する。図1は、本発明に用いられるプログラムを実行させる手段としてデジタルシグナルプロセッサ(DSP)22を用いる場合のハードウェア構成を示すブロック図である。
この装置によれば、前方左信号FL、前方右信号FR、サラウンド左信号SLおよびサラウンド右信号SRを入力として与え、左スピーカ4L用の信号LOUTと右スピーカ4R用の信号ROUTとを生成する。
信号FL、FR、SLおよびSRは、サラウンドエンコードされたデジタルビットストリームまたはアナログ信号をA/D変換器によってデジタル化したデータを、マルチチャンネル・サラウンドデコーダ(図示せず)に入力してデコードを行うことによって得られ、DSP22に与えられる。マルチチャンネル・サラウンドデコーダは、DSP22と独立していてもよく、DSP22に内蔵されていてもよい。
DSP22は、メモリ26に記録されたプログラムに従って処理を行い、左スピーカ用の信号LOUTと右スピーカ用の信号ROUTとを生成する。これらの信号は、D/Aコンバータ24によってアナログ信号に変換され、スピーカ4Lおよび4Rに与えられる。なお、メモリ26へのプログラムの格納等の処理は、マイクロプロセッサ20によって行う。
メモリ26のプログラムに基づいてDSP22が行う処理を、図2に、シグナルフロー形式で示す。サラウンド左信号SLおよびサラウンド右信号SRは、側方定位手段(例えば、シャフラー型フィルタ)12に与えられる。この側方定位手段12からの出力を、スピーカ4Lおよび4Rに与えることにより、図3に示すように、サラウンド左信号SLおよびSRを、受聴者2の側方に仮想スピーカXLおよびXRとして定位させることができる。
一方、前方左信号FLおよび前方右信号FRは、それぞれ、遅延手段14Lおよび14Rによって遅延処理が施された後、加算処理18Lおよび18Rによって側方定位手段12の出力に加算され、スピーカ4Lおよび4Rに与えられる。遅延手段14Lは、側方定位手段12および加算手段16Lによる遅延に等しい遅延時間を与える。遅延手段14Rは、側方定位手段12および加算手段16Rによる遅延に等しい遅延時間を与える。これにより、前方左信号FLおよび前方右信号FRとサラウンド左信号SLおよびサラウンド右信号SRとの間の遅延を補償することができる。このようにして、前方左信号FLおよび前方右信号FRは、それぞれ、スピーカ4Lおよび4Rに与えられ、該スピーカ4Lおよび4Rの位置に音像を形成する。
さらに、前方左信号FLおよび前方右信号FRは、加算手段16Lおよび16Rを介して、側方定位手段12に与えられる。これにより、前方左信号FLは、スピーカ4Lの位置だけでなく、仮想スピーカXLの位置にも定位する。その結果、前方左信号FLは、図3に示すように、両位置の間の位置XXLに定位する。同様に、前方右信号FRは、位置XXRに定位する。従って、前方左信号FLおよび前方右信号FRの定位位置を、スピーカ4Lおよび4Rの位置よりも外側に広げることができる。すなわち、前方スピーカ4Lおよび4Rの配置間隔が狭くとも、前方ステージの幅を狭くすることができる。また、前方ステージ幅を広げる定位処理を施すためのフィルタとして、側方定位手段12を共用するような処理を行っているので、簡易な構成でこれを実現することができる。
必要に応じて、遅延手段14Lおよび14Rに与える前方左信号FLおよび前方右信号FRと、側方定位手段12に与える前方左信号FLおよび前方右信号FRとの比率を変えることにより、スピーカ4Lおよび4Rと仮想スピーカXLおよびXRとの間で、前方左信号FLの定位位置XXLおよび前方右信号FRの定位位置XXRを移動させることができる。
(実施形態2)
本発明の別の実施形態を適用した音像定位処理装置について説明する。この装置によれば、中央信号C、前方左信号FL、前方右信号FR、サラウンド左信号SL、サラウンド右信号SRおよび低音信号LFEを入力として与え、これらをスピーカ4Lおよび4Rとサブウーファ・スピーカ4Sとによって再現する。この装置をDSP22を用いて実現する場合のハードウェア構成は、中央信号Cおよび低音信号LFEの入力およびサブウーファ・スピーカ用信号の出力SUBOUTが設けられていること以外は図1と同様である。
なお、本実施形態においては、図4に示すように、受聴者2の正面軸8に対してスピーカ4Lおよび4Rが対称に配置され、かつ、仮想スピーカXLおよびXRが対称に配置される場合について説明する。ウーファ・スピーカ4Sによって出力される低音は、波長が長く指向性が弱いため、任意の適切な位置に配置することができる。
メモリ26のプログラムに基づいてDSP22が行う処理を、図5に、シグナルフロー形式で示す。サラウンド左信号SLおよびサラウンド右信号SRは、側方定位手段(例えば、シャフラー型フィルタ)12に与えられる。この側方定位手段12からの出力を、スピーカ4Lおよび4Rに与えることにより、図4に示すように、サラウンド左信号SLおよびSRを、受聴者2の側方に仮想スピーカXLおよびXRとして定位させることができる。
一方、前方左信号FLおよび前方右信号FRには、それぞれ、中央信号Cが加算手段44および46によって加えられる。次いで、これらの信号は、それぞれ、遅延手段14Lおよび14Rによって遅延処理が施された後、スピーカ4Lおよび4Rに与えられる。これにより、図4の位置XCに中央信号を定位させることができる。このような中央信号Cを用いることにより、前方ステージを広げた場合の中抜け現象(中央付近の音声の厚みが失われる現象)を防止することができる。中央信号Cを用いた処理は、映画音声などのように中央付近に「せりふ」という重要な情報が多く含まれている場合に、特に有効である。
さらに、低音信号LFEが、フィルタ12SUMおよび12DIFの遅延を補償するための遅延処理30を施した後、加算処理18Lおよび18Rを介して、前方左信号FLおよび前方右信号FRに加算される。その後、加算処理54によって、前方左信号FLと前方右信号FRとを加算し、この加算信号からローパスフィルタ60によって低音部のみを取り出す。このローパスフィルタの出力に、遅延処理30を施した低音信号LFEを加算処理62によって加算して、ウーファ・スピーカ4Sに与える信号SUBOUTとする。
さらに、本実施形態においては、ハイパスフィルタ処理56および58を行って低音部をカットし、スピーカ用信号LOUTおよびROUTを得る。
本実施形態によれば、スピーカ4Lおよび4Rが低音を十分に再生できない場合であっても、ウーファ・スピーカ4Sにより臨場感のある音場を得ることができる。
(実施形態3)
本発明のさらに別の実施形態を適用した音像定位処理装置について説明する。この装置によれば、前方2つのスピーカによって、M−S方式(モノ−サイド方式)のステレオ再生に必要な仮想スピーカXM、XL、XRを実現する。すなわち、この装置によれば、前方左信号FLおよび前方右信号FRを入力して、図6の仮想スピーカXM、XLおよびXRの位置に音像を定位させるために、スピーカ4Lおよび4Rに与える信号LOUTおよびROUTを出力する。なお、本実施形態においても、図6に示すように、受聴者2の正面軸8に対してスピーカ4Lおよび4Rが対称に配置され、かつ、仮想スピーカXLおよびXRが対称に配置される場合について説明する。
この装置をDSP22を用いて実現する場合のハードウェア構成は、基本的に図1と同様である。必要に応じて、入力C、SL、SRおよびLFEが設けられ得る。メモリ26のプログラムに基づいてDSP22が行う処理を、図7に、シグナルフロー形式で示す。
減算処理70において、前方左信号FLと前方右信号FRとの差信号が演算される。この差信号は、90度方向定位処理(代表的には、フィルタ手段)80において、処理(代表的には、フィルタリング処理)される。これにより、S成分が演算される。また、前方左信号FLおよび前方右信号FRは、90度方向定位処理された信号の遅延を補償するため、遅延処理78Lおよび78Rが施される。遅延処理された後に、前方左信号FLおよび前方右信号FRは加算処理72において加算され、M成分(中央モノ成分)が生成される。
加算処理74において、M成分とS成分とが加算され、左スピーカ4L用の信号LOUTが得られる。また、減算処理76においては、M成分からS成分が減算され、右スピーカ4R用の信号ROUTが得られる。これらの信号を、スピーカ4Lおよび4Rに与えると、M信号はスピーカ4Lおよび4Rの中間XMに定位し、S信号は受聴者2の左側方の位置XLに定位し、そして、−S信号は受聴者2の右側方XRに定位する。このようにして、2つのスピーカ4Lおよび4Rだけで、M−S方式によるサラウンド効果のあるステレオ再生を実現できる。
本実施形態において、1つの90度方向定位処理(フィルタ手段)80によって、上記処理が可能となるのは、以下の理由による。
図6において、ha=hLL=hRR、hb=hLR=hRLとし、90度方向定位処理80の伝達関数HMSを次のように定義する。
【数1】
前方左信号FLおよび前方右信号FRに対して、信号MおよびSを次のように定義する。
【数2】
M−S型定位処理は、以下の式を満足すればよい。
【数3】
ここで、ha 2−hb 2が0でなければ、[HMS]は、次式を計算することにより求められる。
【数4】
これを解くと
【数5】
が得られる。
ここで、実際のスピーカ4Lおよび4R間の距離が小さい場合には、hM、haおよびhbは等しいとみなせ、HM=1/2とすることができる。従って、Hsの伝達関数を有する1つの90度方向定位処理80(フィルタ手段)のみで、実現することができる。
以上のように、本実施形態によれば、わずか1つのフィルタ手段によって、M−S方式のステレオ再生を2つのスピーカで実現することができる。従って、フィルタ処理の簡素化を図ることができる。
さらに、図7に示すように、本実施形態においては、遅延処理78Lおよび78Rが施された前方左信号FLおよび前方右信号FRを、それぞれ、それぞれ所定の係数k3で、出力信号LOUTおよびROUTに加算するようにしている。従って、係数k3を調整することにより、前方ステージの感覚的な幅を変化させることができる。
(実施形態4)
本発明のさらに別の実施形態を適用した音像定位処理装置について説明する。この装置のハードウェア構成は、実施形態2と同様である。メモリ26のプログラムに基づいてDSP22が行う処理を、図8に、シグナルフロー形式で示す。図8において、中央信号Cは、係数処理208aおよび208bを施された後、加算処理44および46により、前方左信号FLおよび前方右信号FRに加算される。なお、係数処理208aおよび208bにおいては、任意に設定された0〜1の範囲の係数が乗じられる(以下同様である)。
加算処理44および46の出力は、遅延処理14Lおよび14Rに与えられる。遅延処理14Lおよび14Rでは、サラウンド左信号SLおよびサラウンド右信号SRの90度方向定位処理による遅延を補償するための遅延が行われる。遅延処理は、DSP22がメモリ26にデータを書き込み、遅延時間経過後にこれを読み出すことによって容易に実現できる。
遅延処理14Lおよび14Rの出力は、係数処理205aおよび205bにおいて、係数k5が乗じられた後、第2の出力要素として、加算処理50および52に与えられる。また、遅延処理14Lおよび14Rの出力は、係数処理206aおよび206bにおいて、係数k6が乗じられた後、加算処理48にて加算され、第3の出力要素として、加算処理50および52に与えられる。
前方左信号FLおよび前方右信号FRは、係数処理202aおよび202bによって係数k2、−k2が乗じられた後、加算処理42において加算される。なお、マイナスの係数を乗じるということは、位相を反転させるということである。従って、加算処理42においては、結果として、共に係数処理を施した前方左信号FLと前方右信号FRとの差信号が得られる。
サラウンド左信号SLおよびサラウンド右信号SRは、係数処理204aおよび204bによって係数k4、−k4が乗じられた後、加算処理34において加算される。この加算処理34の出力は、先ほどの加算処理42の出力と、加算処理38において加算され、90度方向定位処理12DIFに与えられる。
前方左信号FLおよび前方右信号FRはまた、係数処理201aおよび201bによって係数k1が乗じられた後、加算処理40において加算される。
サラウンド左信号SLおよびサラウンド右信号SRはまた、係数処理203aおよび203bによって係数k3が乗じられた後、加算処理32において加算される。この加算処理32の出力は、先ほどの加算処理40の出力と、加算処理36において加算され、90度方向定位処理12SUMに与えられる。
90度方向定位処理12SUMおよび90度方向定位処理12DIFは、下記の伝達関数HSUMおよびHDIFを有するようなフィルタリング処理を行う。
HSUM=(ha’+hb’)/(ha+hb)
HDIF=(ha’−hb’)/(ha−hb)
なお、ha=hLL=hRR、−hb=hLR=hRL、=ha’=hL’L=hR’R、hb’=hL’R=hR’Lである。
90度方向定位処理12SUMの出力は、係数処理207aによって係数k7が乗じられ、第1の出力信号要素として、加算処理50および52に与えられる。また、90度方向定位処理12DIFの出力は、係数処理207bによって係数k7が乗じられ、第1の出力信号要素として加算処理50に与えられ、係数処理207Cによって係数−k7が乗じられ、第1の出力信号要素として、加算処理52に与えられる。
低音信号LFEは、遅延処理30が施された後、係数処理209aによって係数k9が乗じられて、加算処理50および52に与えられる。
加算処理50および52の出力は、係数処理211aおよび211bによって係数k11が乗じられた後、ハイパスフィルタ処理56および58に与えられる。なお、このハイパスフィルタ処理56および58は、オンまたはオフ(つまり、フィルタ動作をするか、スルーパスとするか)を選択することができる。
ハイパスフィルタ処理56および58の出力は、左スピーカ用信号LOUTおよび右スピーカ用信号ROUTとなる。
加算処理50および52の出力はまた、係数処理212aおよび212bによって係数k12が乗じられた後、加算処理54において加算される。加算処理54の出力は、ローパスフィルタ処理60に与えられる。
ローパスフィルタ処理60の出力は、遅延処理30に係数k10を乗じたもの(係数処理210a)と、加算処理62において加算される。加算処理62の出力は、ウーファースピーカ用信号SUBOUTとなる。
本実施形態によれば、1つの装置でありながら、各係数処理の計数値を変更するだけで、種々の再生方式やサラウンド効果等を容易に選択することができる。
以下、図8に示す各係数k1〜k12の値と、これにより実現できる再生方式について、いくつかの具体例を説明する。
まず、2つのスピーカ4Lおよび4R(場合によりウーファースピーカ4Sも用いる)によって、2チャンネルステレオ方式の再生を実現する場合について説明する。この場合の入力信号は、前方左信号FLおよび前方右信号FRである。
k1、k2、k3、k4、k6、k7、k8、k9およびk10を実質的に0とし、k5およびk11を実質的に0でない値とした場合には、通常の2チャンネルステレオとなる。この場合、図4の4Lおよび4Rの位置に音像が定位する。
k3、k4、k5、k6、k8、k9およびk10を実質的に0とし、k1、k2、k7およびk11を実質的に0でない値とした場合には、図9に示す仮想スピーカXLおよびXRの位置に定位させることができる。
k3、k4、k6、k8、k9およびk10を実質的に0とし、k1、k2、k5、k7およびk11を実質的に0でない値とした場合には、図4に示す仮想スピーカXXLおよびXXRの位置に定位させることができる。この場合、k5の値を調整することにより、その定位位置を移動させることができる。
k1、k3、k4、k5、k8、k9およびk10を実質的に0とし、k2、k6、k7およびk11を実質的に0でない値とした場合には、図6に示すM−S方式でのステレオ再生を実現することができる。
k1、k3、k4、k8、k9およびk10を実質的に0とし、k2、k5、k6、k7およびk11を実質的に0でない値とした場合には、図6および図7に示すM−S方式でのステレオ再生を実現することができる。さらに、実スピーカ4Lおよび4Rの位置にも音像を定位させることができる。
上記いずれの場合においても、ウーファースピーカ4Sを用いる場合には、k12を実質的に0でないようにすればよい。
次に、2つのスピーカ4Lおよび4R(場合によりウーファースピーカ4Sも用いる)によって、4チャンネルサラウンド方式の再生を実現する場合について説明する。この場合の入力信号は、前方左信号FL前方右信号FR、サラウンド左信号SLおよびサラウンド右信号SRである。
k1、k2、k6、k8、k9およびk10を実質的に0とし、k3、k4、k5、k7およびk11を実質的に0でない値とした場合には、前方左信号FLをスピーカ4Lに定位させ、前方右信号FRをスピーカ4Rに定位させ、サラウンド左信号SLをXLに定位させ、そしてサラウンド右信号SRをXRに定位させたサラウンド再生を実現できる。
k6、k8、k9およびk10を実質的に0とし、k1、k2、k3、k4、k5、k7およびk11を実質的に0でない値とした場合には、図1および図2に示す4チャンネルサラウンド方式を実現できる。この場合、k2および/またはk5を変更することにより、前方左信号FLおよび前方右信号FRの定位位置XXLおよびXXRを移動させることができる。
上記いずれの場合においても、ウーファースピーカ4Sを用いる場合には、k12を実質的に0でないようにすればよい。
次に、上記4チャンネルサラウンドに加えて、中央信号Cおよび低音信号LFEを入力する場合について説明する。
k1、k2、k6、k9およびk12を実質的に0とし、k3、k4、k5、k7、k8、k10およびk11を実質的に0でない値とした場合には、図4のXC、4L、4R、XL、XRおよびXSに定位する5.1チャンネルサラウンド方式を実現できる。
k6、k9およびk12を実質的に0とし、k1、k2、k3、k4、k5、k7、k8、k10およびk11を実質的に0でない値とした場合には、図4のXC、XXL、XXR、XL、XRおよびXSに定位する5.1チャンネルサラウンド方式を実現できる。
k1、k2、k6、k10およびk12を実質的に0とし、k3、k4、k5、k7、k8、k9およびk11を実質的に0でない値とした場合には、図4のXC、4L、4R、XLおよびXRに定位するウーファースピーカなしの5.0チャンネルサラウンド方式を実現できる。
なお、上記の実施形態においては、側方定位手段12の定位方向を90度としたが、受聴者の側方であればよい。また、側方定位手段12として、シャフラー型フィルタを用いたが、ラティス型フィルタを用いてもよい。ラティス型フィルタを用いると、処理は複雑になるが、スピーカ配置を正面軸8に対称に限定する必要はない。
上記の実施形態においては、メモリ26のプログラムに基づいてDSP22が行う処理について説明してきたが、本発明の処理を行うプログラムは、ハードウェア構成に応じて種々の記録媒体に記録され得る。例えば、プログラムにより処理された信号を、通常の音響信号と同様にオーディオ記録媒体(例えば、CD、MD、DVD、CD−R)に記録することができる。また例えば、プログラムにより処理された信号を、映像・音響ファイル(例えば、waveファイル、AC3ファイル)としてコンピュータ用記録媒体(例えば、CD−ROM、DVD−ROM、フロッピーディスク)に記録することができる。さらに、本発明の処理を行うプログラムは、DSPのファームウェアとしてだけではなく、エンコードソフトウェアとしても適用され得る。
本発明は、映像・音響再生装置だけでなく、遊戯機器(例えば、パチンコ機、いわゆるアーケードゲーム機)、エフェクター、ゲームソフトウェアなどにも好適に適用され得る。
【発明の効果】
本発明によれば、簡易な構成でありながら優れたサラウンド効果が得られる音像定位処理技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるプログラムを実行させる手段としてDSPを用いる場合のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の好ましい実施形態による処理内容を、シグナルフローで表した図である。
【図3】図2の処理による音像定位の状態を説明するための概略図である。
【図4】図5の処理による音像定位の状態を説明するための概略図である。
【図5】本発明の別の実施形態による処理内容を、シグナルフローで表した図である。
【図6】図7の処理による音像定位の状態を説明するための概略図である。
【図7】本発明のさらに別の実施形態による処理内容を、シグナルフローで表した図である。
【図8】本発明のさらに別の実施形態による処理内容を、シグナルフローで表した図である。
【図9】従来の音像定位処理装置(ラティス型)を説明するための概略図である。
【図10】従来の音像定位処理装置(シャフラー型)を説明するための概略図である。
【符号の説明】
12 側方定位手段
14L、14R 遅延手段
16L、16R 加算手段
Claims (3)
- 音像定位処理プログラムを記録した記録媒体であって、
該音像定位処理プログラムが、以下の処理をコンピュータに実行させることを含む、記録媒体:
サラウンド信号を入力して、サラウンド信号を受聴者の側方に定位させるための信号を右スピーカおよび/または左スピーカに出力する側方定位手段を機能させること、
前方左信号および前方右信号を入力し、これら信号に対し前記側方定位手段の遅延時間に等しい遅延を施した後、それぞれ左スピーカおよび右スピーカに出力する遅延手段を機能させること、および
前記側方定位手段にさらに前方左信号および/または前方右信号を与えることにより、左右各スピーカと受聴者の側方との間に前方左信号および前方右信号を定位させること。 - 音像定位処理プログラムを記録した記録媒体であって、
該音像定位処理プログラムが、以下の処理をコンピュータに実行させることを含む、記録媒体:
前方左信号に対して第1の係数による係数処理を施した信号と、前方右信号に対して第1の係数による係数処理を施した信号とを加算する第1の加算手段を機能させること、
前方左信号に対して第2の係数による係数処理を施した信号と、前方右信号に対して第2の係数による係数処理を施して位相反転させた信号とを加算する第2の加算手段を機能させること、
サラウンド左信号に対して第3の係数による係数処理を施した信号と、サラウンド右信号に対して第3の係数による係数処理を施した信号とを加算する第3の加算手段を機能させること、
サラウンド左信号に対して第4の係数による係数処理を施した信号と、サラウンド右信号に対して第4の係数による係数処理を施して位相反転させた信号とを加算する第4の加算手段を機能させること、
前記第1の加算手段の出力と前記第3の加算手段の出力とを加算する第5の加算手段を機能させること、
前記第2の加算手段の出力と前記第4の加算手段の出力とを加算する第6の加算手段を機能させること、
前記第5の加算手段の出力に対し、実質的に伝達関数HSUMに従ってフィルタリング処理を施す第1のフィルタ手段を機能させること、
前記第6の加算手段の出力に対し、実質的に伝達関数HDIFに従ってフィルタリング処理を施す第2のフィルタ手段を機能させること、
前記第1および第2のフィルタ手段による遅延時間を補償するため、前方左信号に対して遅延処理を施す第1の遅延処理手段を機能させること、
前記第1および第2のフィルタ手段による遅延時間を補償するため、前方右信号に対して遅延処理を施す第2の遅延処理手段を機能させること、
前記第1の遅延処理手段の出力に対し第6の係数による係数処理を施した信号と、前記第2の遅延処理手段の出力に対し第6の係数による係数処理を施した信号とを加算する第7の加算手段を機能させること、
前記第1の遅延処理手段の出力に対し第5の係数による係数処理を施した信号と、第7の加算手段の出力と、前記第1のフィルタ手段の出力に対し第7の係数による係数処理を施した信号と、前記第2のフィルタ手段の出力に対し第7の係数による係数処理を施した信号とを加算する第8の加算手段を機能させること、
前記第2の遅延処理手段の出力に対し第5の係数による係数処理を施した信号と、第7の加算手段の出力と、前記第1のフィルタ手段の出力に対し第7の係数による係数処理を施した信号と、前記第2のフィルタ手段の出力に対し第7の係数による係数処理を施して位相反転させた信号とを加算する第9の加算手段を機能させること、および
前記第8の加算手段の出力を左スピーカに与えるための出力とし、前記第9の加算手段の出力を右スピーカに与えるための出力とすること、
ここで、前記伝達関数HSUMおよびHDIFは以下の式で表され
HSUM=(ha ’+hb ’)/(ha+hb)
HDIF=(ha ’−hb ’)/(ha−hb)
ha=hLL=hRR、hb=hLR=hRL、ha ’=hL ’ L=hR ’ R、hb ’=hL ’ R=hR ’ Lであり、hLLは左スピーカから受聴者の左耳までの伝達関数であり、hLRは左スピーカから受聴者の右耳までの伝達関数であり、hRLは右スピーカから受聴者の左耳までの伝達関数であり、hRRは右スピーカから受聴者の右耳までの伝達関数であり、hL ’ Lは仮想左スピーカから受聴者の左耳までの伝達関数であり、hL ’ Rは仮想左スピーカから受聴者の右耳までの伝達関数であり、hR ’ Lは仮想右スピーカから受聴者の左耳までの伝達関数であり、そして、hR ’ Rは仮想右スピーカから受聴者の右耳までの伝達関数である。 - CD、CD−R、CD−ROM、DVD、DVD−ROM、MDまたはフロッピーディスクから選択される、請求項1または2のいずれかに記載の記録媒体。
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