JPH10163778A - トーンコントロール装置 - Google Patents

トーンコントロール装置

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JPH10163778A
JPH10163778A JP31911196A JP31911196A JPH10163778A JP H10163778 A JPH10163778 A JP H10163778A JP 31911196 A JP31911196 A JP 31911196A JP 31911196 A JP31911196 A JP 31911196A JP H10163778 A JPH10163778 A JP H10163778A
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JP
Japan
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filter
frequency characteristics
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JP31911196A
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English (en)
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Katsushi Yamada
勝志 山田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が望む音質を実現するための周波数特
性の変化仕様を、使用者の操作によって容易に決定でき
るトーンコントロール装置を提供する。 【解決手段】 同一音源に対して複数の異なる周波数特
性の変化を施して収録した調整用音源であるCD101
を用いる。CD101内のすべての周波数特性の変化と
同一特性をディジタルシグナルプロッサ103で動作さ
せるためのフィルタ係数データをマイコン107内のR
OM7bに格納する。CD101の再生中、使用者の操
作により、CD101に施された周波数特性と同一特性
をディジタルシグナルプロッサ103におけるフィルタ
手段に設定することにより、周波数特性の変化仕様を決
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種オーディオ機
器において音質を変更する際に使用するトーンコントロ
ール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種オーディオ機器におけるトーンコン
トロール装置は、従来より、グラフィックイコライザな
どと呼ばれており、周波数特性の変化、つまり、特定の
周波数帯域において、再生利得の増強および減衰を行う
機能である。図9に2バンドのトーンコントロール装置
の一般的な周波数特性の変化仕様を示す。
【0003】これらはアナログICにより実現し、変化
周波数特性はIC外に接続される抵抗やコンデンサのハ
ードウェアによって決定されている。図10は従来のト
ーンコントロール装置に使用されるICの実用回路の一
例を示している。
【0004】以下に、トーンコントロール装置の使用者
による使用方法について説明する。第1に、周波数帯域
毎に定められた調整つまみを操作し、再生利得の増強
量、または減衰量(以下、調整量という)を図9に示す
ような変化周波数特性から選択して組み合わせることに
より調整する。これによって、使用者が望む音質に調整
することができる。
【0005】第2に、第1の状態の複数パターンをメモ
リしておき、使用者は随時、このメモリの1つを選択し
て呼び出し、使用者が望む音質にする。一般に、これを
ユーザメモリと呼ぶ。
【0006】第3に、使用者の音質変更操作を簡便にす
るために、メーカが設定した調整量の複数パターンのメ
モリを設け、使用者が随時、このメモリから1つを選択
して呼び出し、使用者が望む音質にする。一般に、これ
をメーカメモリと呼ぶ。
【0007】つまり、従来の音質変更装置は、ハードウ
ェアで決定された周波数特性の変化例から、使用者、あ
るいはメーカが調整量を選択、組み合わせることによ
り、使用者が望む音質に調整することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、ハードウェアにって決定される周波数特性の
変化仕様を、使用者が変更できる自由度が限られてい
る。したがって、使用者が望む音質に一致させることが
困難な場合がある。
【0009】また、調整つまみによる音質調整に不慣れ
な使用者は、自分が望む音質を実現するための操作がわ
からず、結果的に、使用者が望む音質に一致させること
が困難な場合がある。
【0010】また、メーカプリセットでは、メーカの設
定が使用者の望む音質に一致しない場合には使用されな
い。
【0011】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、オーディア機器において、使用者が望む
音質を実現するための周波数特性の変化仕様を使用者の
操作によって容易に決定することができる優れたトーン
コントロール装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、音質変更手段として、同一音源に対して
複数の異なる周波数特性の変化を施して収録した調整用
音源を用い、周波数特性の変化手段として、変化対象と
する周波数帯域毎に独立した複数のフィルタを用い、調
整用音源内のすべての周波数特性の変化と同一の特性を
ディジタルシグナルプロセッサで動作させるためのフィ
ルタ係数データをROMに格納し、調整用音源の再生
中、使用者の操作により、調整用音源に施された周波数
特性と同一特性をディジタルシグナルプロセッサにおけ
るフィルタ手段に設定することができるように構成され
たものである。
【0013】これにより、使用者が望む音質を容易に実
現することができるトーンコントロール装置が得られ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、同一音源に対して、複数の異なる周波数特性の変化
を施して収録した調整用音源と、この調整用音源を再生
する音源再生手段と、音質を変更するために、周波数帯
域毎に周波数特性を変化させるフィルタ手段が動作する
ディジタルシグナルプロセッサと、上記調整用音源内の
すべての周波数特性の変化と同一の周波数特性の変化を
上記ディジタルシグナルプロセッサで動作させるための
フィルタ係数データを格納するための記憶手段と、マイ
クロコンピュータ等の制御手段と、使用者の操作を上記
制御手段に伝達するためのインタフェース手段とを備え
たものである。
【0015】これにより、上記調整用音源の再生中、使
用者の操作により、再生中の調整用音源に施された周波
数特性の変化と同一の周波数特性の変化を、上記ディジ
タルシグナルプロセッサにおけるディジタルフィルタ手
段に設定することができ、使用者が望む音質を実現する
ための周波数特性の変化仕様を使用者の操作によって決
定することができるという作用を有する。
【0016】請求項2に記載の発明は、上記請求項1記
載の発明において、記憶手段が制御手段に含まれたもの
である。
【0017】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2記載の発明において、フィルタ手段への周波数特
性の設定を記憶することができるようにしたものであ
る。
【0018】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の一実施の形態に
よるトーンコントロール装置の構成を示す概略ブロック
図である。
【0019】図1において、101は調整用音源として
のCD(コンパクトディスク)であり、実際にオーディ
オ機器で再生される音楽やアナウンスなどの音源から、
周波数特性による音質変化を容易に比較することができ
るように考慮された音源を選択し、その同一音源に対し
て、複数の異なる周波数特性の変化を施して収録してい
る。
【0020】102はCD101からディジタル信号を
信号を出力するCD再生部、103は音質を変化させる
ために、周波数帯域毎に周波数特性を変化させるフィル
タ手段が動作するDSP(ディジタルシグナルプロセッ
サ)であり、ハードウェア構成の主要部として、演算部
3a、プログラムメモリ3b、係数メモリ3c、入出力
部3dを備えている。104はDSP103のディジタ
ル出力信号をアナログ信号に変換するDAコンバータお
よびLPF、105はDAコンバータおよびLPF10
4から出力されるアナログ信号を増幅する増幅器、10
6は増幅器105から出力される信号を音に変換するス
ピーカである。
【0021】107は制御手段を実現するマイクロコン
ピュータ(以下、マイコンと言う)であり、ハードフェ
ア構成の主要部として、演算部7a、ROM7b、RA
M7c、入出力部7dを備え、CD101内のすべての
周波数特性の変化と同一の周波数特性の変化をDSP1
03で動作させるためのフィルタ係数データをROM7
bに格納する。108は使用者の操作をマイコン107
に伝達するためのインタフェース手段を実現するスイッ
チ群であり、CDプレイヤ部8a、音質決定部8b、ユ
ーザメモリ部8cから成る。
【0022】上記マイコン107は、使用者の操作に応
じてCD再生部102を制御し、CD101の再生地点
を制御すると同時に、常時、再生地点を認識し、その再
生地点から、再生中の音源と同一の周波数特性の変化を
DSP103で動作させるためのDSP103の係数デ
ータ領域を確定できる。また、使用者の操作に応じてD
SP103の係数データ領域を記憶し、該当データ群を
DSP103内の該当メモリ領域へ転送することがで
き、また、フィルタ毎に記憶したDSP103の係数デ
ータ領域を、ひとつの周波数特性パターンとして記憶で
き、また、その周波数特性パターンを複数記憶できる。
更に、使用者の操作に応じて、複数の記憶された周波数
特性パターンから一つを選択し、該当データ群をDSP
103内の該当メモリ領域へ転送することができる。
【0023】上記CD101における周波数特性の変化
による音質変化が容易に比較できるように考慮された音
源は、対象となる周波数帯域別に複数あってもよい。ま
た、図8に示す例示のような使用者の操作を援助するよ
うなガイド音声が含まれてもよい。
【0024】図2はDSP103において実現されるフ
ィルタの構成を示す。本実施の形態では、3バンドの周
波数帯域の周波数特性の変化によって音質を変更するた
めに、一般にバイクワッドIIR型フィルタと呼ばれる
ディジタルフィルタを、3段カスケード接続する。20
1は低域用フィルタ、202は中域用フィルタ、203
は高域用フィルタを構成し、2aは乗算器、2bは遅延
器、2cは加算器を示し、一般的なディジタル信号処理
回路である。また、CD101のステレオ出力信号に対
しては、左右同一の仕様とする。
【0025】図3は調整用音源であるCD101のトラ
ック構成の一覧である。低域用フィルタ201、中域用
フィルタ202、高域用フィルタ203の調整に適した
3種類の音源に対して、それぞれ16種類の周波数特性
の変化が施されている。
【0026】図4(a)〜(c)は図3で示すそれぞれ
の周波数特性の一部をグラフで示したものである。
【0027】図5は図3で示すそれぞれの周波数特性を
DSP103で動作させるためのDSP103のフィル
タ係数データが格納されたマイコン107内のROM7
bのメモリマップを示す。
【0028】図6はフィルタ毎に決定される周波数特性
を記憶するためのマイアコン107内のRAM7cのメ
モリマップを示す。
【0029】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。本装置の初期状態は、DSP103とマ
イコン107によって、3バンドのフィルタ201〜2
03の周波数特性が平坦となる。
【0030】まず、音質を変更するための複数(本実施
の形態では3バンド)のフィルタ201〜203の周波
数特性を、使用者が望む音質になるように、フィルタ2
01〜203の周波数特性の変化仕様を決定する動作に
ついて図7および図8を参照しながら説明する。図7は
制御手段であるマイコン107の動作説明用のフローチ
ャート、図8は使用者の操作・音声ガイドを含んだCD
101の状態・DSP103によるフィルタ動作・音出
力の周波数特性の関連を時系列で示す説明図である。
【0031】使用者は、調整したい周波数帯域から調整
対象となるフィルタを選択し、周波数特性の変化による
音質変化を容易に聴き分けることができるように、フィ
ルタ別に指定されたCD101内の該当地点を再生す
る。使用者が低域用フィルタ201の周波数特性を決定
する場合、使用者は図3を参照し、スイッチ群108の
CDプレイヤ部8aを操作し、マイコン107はこの再
生トラック指定命令を受信すると(ステップS1)、C
D再生部102を制御し、周波数特性が平坦な音源であ
るCD101のトラック1を再生する(ステップS
2)。スピーカ106から出るこの音を聴くことによ
り、後述するように周波数特性の変化による音質の違い
を比較するとき、判断の基準とする。
【0032】次に、使用者はトラック1から16を比較
試聴することにより、周波数特性の変化による音質の違
いを自ら体験し、最も望む音質を決定する。例として、
トラック5の音質、つまり、周波数特性L5(図3参
照)に決定する場合、トラック5の再生中に、スイッチ
群108の音質決定部8bを操作する。
【0033】マイコン107は、その決定指令を受ける
と(ステップS3)、現在再生中であるCD101のト
ラックナンバ情報:N=5を獲得し(ステップS4)、
このトラックナンバ情報と下記式(1)より、周波数特
性L5をDSP103で動作させるためのDSP103
のフィルタ係数データ群が格納されたマイコン107内
のROM7bのメモリ領域(図5参照)の先頭アドレス
=20を算出する(ステップS5)。
【0034】 先頭アドレス:TA=5N−5 (1) そして、調整フィルタ、すなわち、低域用フィルタ20
1と関連づけるように(ステップS6)、マイコン10
7内のRAM7c内に割り振られた低域フィルタ用係数
先頭アドレス領域(図6参照)に先頭アドレス=20を
格納し(ステップS7)、ROM7bを参照し、先頭ア
ドレス=20から係数データ5個を、先頭アドレスより
判断されるDSP103の係数メモリ3c内の低域フィ
ルタ係数領域へ転送する(ステップS8)。
【0035】これによって、調整用フィルタ、すなわ
ち、低域用フィルタ201の周波数特性が、CD101
において決定された周波数特性と同一になる。同時に、
マイコン107はCD101の再生時点を自動的(使用
者の操作なし)に周波数特性が平坦な場合の音源である
トラック1に戻す(ステップS9)。
【0036】これによって、使用者は、スイッチ群10
8の音質決定部8bの操作後、トラック1の再生におい
ても、トラック5と同一の音質であること、すなわち、
決定指示前後の音質が同一であることを確認し、DPS
103によるフィルタ動作によって周波数特定が変化し
たことを認識することができ、低域用フィルタ201の
周波数特性の決定を完了する。
【0037】再度、低域用フィルタ201の調整を行う
場合には、トラック1で上記の音質決定操作を行い(周
波数特性は平坦になる)、上記操作を繰り返せばよい。
【0038】また、中域用フィルタ202の周波数特性
を決定する場合には、CD101のトラック17から3
2、高域用フィルタ203の周波数特性を決定する場合
には、CD101のトラック33から48を試聴し、同
様の操作を繰り返せばよい。このとき、既に決定された
周波数特性は反映させた状態である。
【0039】例として、それぞれトラック26(周波数
特性M10)、トラック47(周波数特性H15)に決
定する。
【0040】このようにして、音質を変更するための複
数のフィルタの周波数特性によって使用者の望む音質を
作り出すことができ、フィルタの周波数特性の変化仕様
を決定することができる。
【0041】次に、使用者が、3バンドのフィルタ20
1〜203の周波数特性の変化仕様を複数作成する場合
について説明する。
【0042】上記一連の操作によって、3バンドのフィ
ルタ201〜203の周波数特性の変化仕様の決定後、
使用者は、スイッチ群108のユーザメモリ部8bの記
憶キーを操作する。
【0043】制御手段であるマイコン107は、その保
存指令を受け、マイコン107内のRAM7c内の係数
先頭アドレス領域(図6参照)に格納された、低域フィ
ルタ用=20、中域フィルタ用=125(26×5−
5)、高域フィルタ用=230(47×5−5)の情報
が、ユーザメモリA領域にコピーされる。
【0044】そして、使用者は、新たに一連の操作によ
って、3バンドのフィルタ201〜203の周波数特性
の変化仕様を決定する。
【0045】さらに、使用者は、スイッチ群108のユ
ーザメモリ部8cの記憶キーを操作することにより、係
数先頭アドレス領域(図6参照)に格納された情報がユ
ーザメモリB領域にコピーされる。
【0046】これらの操作を繰り返すことにより、使用
者は、ユーザメモリ領域が許容できる限り、3バンドの
フィルタ201〜203の周波数特性の変化仕様を複数
(本実施の形態では、AからEの5種類)作成すること
ができる。
【0047】次に、使用者が、3バンドのフィルタ20
1〜203の周波数特性の変化仕様を複数作成した後、
それを選択、再現する場合について説明する。
【0048】スイッチ群108のユーザメモリ部8cの
呼び出しキーAからEのいずれか1つを操作する。例と
して、ユーザメモリAを操作する。
【0049】制御手段であるマイコン107は、その呼
び出し指令を受け、RAM7cから該当するユーザメモ
リA領域を確定し、低域・中域・高域フィルタ用係数先
頭アドレス領域(図6参照)に格納された先頭アドレス
=20・45・70によってROM7bを参照し、それ
ぞれ先頭から係数データ5ケを、DSP103内の係数
メモリ3c内の低域、中域、高域フィルタ係数領域へ転
送する。
【0050】これによって、ユーザメモリAに記憶され
た3バンドのフィルタ201〜203の周波数特性の変
化仕様が再現される。
【0051】このように、3バンドのフィルタ201〜
203の周波数特性の変化仕様を複数ユーザメモリとし
て記憶し、使用者の操作によって、随時、このユーザメ
モリから1つを選択、呼び出すことにより、使用者は、
自ら決定した複数パターンの音質を容易に再現できる。
つまり、使用者の望む音質において選択の幅が広がる。
【0052】このように本実施の形態によれば、使用者
は、調整用音源であるCD101に収録されている複数
の周波数特性の変化による音質変化例を、同一音源で比
較試聴できるので、望む音質に容易に到達することがで
きる。この状態を調整用音源を用いないで通常の音源で
実施する場合には、周波数特性を変化する度に、フィル
タの周波数特性を変化させる制御と、音源を同一の再生
地点に戻す制御が必要となり、複雑な制御となり、これ
に比較し、調整用音源を用いることで制御が簡単とな
る。
【0053】また、周波数特性が決定したときのみ、実
際のDSP103のフィルタ動作による周波数特性を変
化させるので、DSP103への制御が簡単である。
【0054】また、DSP103によるフィルタ動作
は、係数データのみで多様な周波数特性の実現が可能で
あり、アナログ専用ICに比べ、自由度が大きく、調整
用音源であるCD101の収録時間とROM容量の許容
範囲内であれば、多様な周波数特性の変化例を使用者に
提供することができ、使用者の選択範囲を広げる。つま
り、使用者の望む音質を得る可能性が大きくなる。
【0055】また、CD101内に、「明るい音」、
「タイト感がある音」など音質を表現する言葉などのガ
イド音声(図8参照)によって、使用者の選択を援助す
ることができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明の音質変更装
置によれば、使用者が望む音質を実現するための周波数
特性の変化仕様を使用者の操作によって容易に決定する
ことができる。また、複数パターンの周波数特性の変化
仕様を随時再現できるので、使用者の意志に合った音質
の実現が容易である。
【0057】また、オーディオ機器における音質変更機
能を使用者の意志でカスタマイズできるので、多様なオ
ーディオ機器に対応が可能ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるトーンコントロー
ル装置のブロック図
【図2】同トーンコントロール装置に用いるDSPにお
けるフィルタ構成図
【図3】同トーンコントロール装置に用いるCDのトラ
ック構成図
【図4】同トーンコントロール装置に用いるCDの一部
周波数特性図
【図5】同トーンコントロール装置に用いるマイコン内
蔵ROMのフィルタ係数データのメモリマップを示す図
【図6】同トーンコントロール装置に用いるマイコン内
蔵RAMの周波数特性記憶用データのメモリマップを示
す図
【図7】同トーンコントロール装置の制御手段の動作フ
ロー図
【図8】同トーンコントロール装置の時系列動作図
【図9】従来のトーンコントロール装置における周波数
特性の説明図
【図10】従来のトーンコントロール装置の回路図
【符号の説明】
101 CD(調整用音源) 102 CD再生部 103 DSP(ディジタルシグナルプロセッサ) 104 DAコンバータとLPF 105 増幅器 106 スピーカ 107 マイクロコンピュータ 108 スイッチ群 201 低域用フィルタ 202 中域用フィルタ 203 高域用フィルタ 3a 演算部 3b プログラムメモリ 3c 係数メモリ 3d 入出力部 8a CDプレイヤ部 8b 音質決定部 8c ユーザメモリ部 7a 演算部 7b ROM 7c RAM 7d 入出力部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一音源に対して、複数の異なる周波数
    特性の変化を施して収録した調整用音源と、この調整用
    音源を再生する音源再生手段と、音質を変更するため
    に、周波数帯域毎に周波数特性を変化させるフィルタ手
    段が動作するディジタルシグナルプロセッサと、上記調
    整用音源内のすべての周波数特性の変化と同一の周波数
    特性の変化を上記ディジタルシグナルプロセッサで動作
    させるためのフィルタ係数データを格納するための記憶
    手段と、マイクロコンピュータ等の制御手段と、使用者
    の操作を上記制御手段に伝達するためのインタフェース
    手段とを備え、上記調整用音源の再生中、使用者の操作
    により、再生中の調整用音源に施された周波数特性の変
    化と同一の周波数特性の変化を、上記ディジタルシグナ
    ルプロセッサにおけるディジタルフィルタ手段に設定す
    ることができるように構成されたトーンコントロール装
    置。
  2. 【請求項2】 記憶手段が制御手段に含まれている請求
    項1記載のトーンコントロール装置。
  3. 【請求項3】 フィルタ手段への周波数特性の設定を記
    憶することができる請求項1または2記載のトーンコン
    トロール装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0924699A2 (en) * 1997-12-02 1999-06-23 JSR Corporation Digital audio tone evaluating system
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