JPS6379578A - 茹で卵の調味方法 - Google Patents

茹で卵の調味方法

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JPS6379578A
JPS6379578A JP61224186A JP22418686A JPS6379578A JP S6379578 A JPS6379578 A JP S6379578A JP 61224186 A JP61224186 A JP 61224186A JP 22418686 A JP22418686 A JP 22418686A JP S6379578 A JPS6379578 A JP S6379578A
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JP
Japan
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egg
eggs
boiled
minutes
seasoning
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JP61224186A
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English (en)
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Makoto Inoue
誠 井上
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  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、茹で卵の処理方法、特に適当な塩味を浸透さ
せると同時に卵黄表面の黒変を皆無にすることの出来る
調味方法の改良に閃するものである。
(従来技術並びに本発明が解決 しようとする問題点) 茹で卵は栄養も高く、携帯にも便利で鉄道の駅の売店を
始め、温泉地など多くの場所で販売されている。しかし
、茹でたままでは食味が十分でなく、食塩等をつけて販
売されていることが多い。
■近時、鶏卵中に塩味を浸透させ食味を向上させると共
に食塩等をつける面倒を無くし、併せて日もちの向上を
計ることが試みられている。即ち、生卵を食塩水にっけ
、塩味が鶏卵中に浸透してからこれを茹で、茹で卵とし
たものであり、茹で卵中に塩味が一様に浸み渡っている
ため風味が良くなるだけでなく、室温でも8日程度、冷
蔵庫では約1箇月程度の保存が出来、茹で卵の携帯性・
流通適性を大幅に改善するものであった。
上記の生卵に塩味を浸透させる方法は、生卵を食塩水に
つけるだけで簡単ではあるが、十分に塩味を浸透させる
ためには2〜3日間も食塩水につける必要があり、生産
性を大幅に低下させるという欠点や鶏卵の鮮度が落ちる
という欠点があった。
これは、塩味の浸透は卵殻にたくさんおいている気孔を
通し、更に内・外の2枚の卵殻膜を通して行なわれるた
めである。
■その他、茹で卵を食べる時、卵黄の表面がやや暗緑色
を帯びている事があるが、これは鶏卵を100℃で15
分はど茹でると起こる現象で、卵白たん白質を構成して
いるシスチンやメチオニンに含まれる硫黄分が、加熱に
よって分解して硫化水素(H、S)となり、この硫化水
素が卵黄中の鉄分と反応して暗緑色の硫化鉄(FeS)
となるためである、即ち、卵白中には硫黄分が約0.1
58%含まれているが、卵黄中には0.016%と約1
0分の1程度と少なく、逆に鉄分は卵白中には0.00
0001%とほとんど含まれていないが、卵黄中には0
.011%含まれており、その結果卵黄と卵白が接する
部分において特に暗緑色を帯びるようになるのである。
この卵黄表面の色の変化は、新鮮卵よりも古い卵のほう
が起こりやすいということが知られている。これは古く
なるほど卵白のpHが上昇し、それに伴って硫化水素が
発生しやすくなるからである。特にpH9,5〜10.
0において最も発生しやすいが、古い卵では卵白のpH
が丁度このような範囲になるからである。又、加熱温度
が高いほど反応性が高まるので硫化水素も発生しやすく
、着色も顕著になるのである。このように卵黄表面が変
色したものはその色具合並びに殻を割ったときの硫黄臭
にて食欲の低下を招き、需要者に嫌われるという欠点が
あった。
■又、茹で卵の殻を剥ぐのはなかなか面倒なものであり
、このために茹で卵を嫌う人もいる程であるが、殻の剥
ぎやすさは加熱方法によって異なってくる事も良く知ら
れている。十分に加熱され卵白の凝固が硬いほど剥ぎや
すく、半熟卵のように卵白の凝固がゆるい場合には殻は
剥ぎにくいものであるが、逆に完熟卵は食べに<<、半
熟卵のほうが相対的に需要者に好まれる傾向にあった。
従って卵白は硬く茹で上げ、卵黄は中心まで均一な半熟
状態にすることが最も理想的であると考えられていた。
(目   的) 本発明は、かかる従来例の欠点に鑑みてなされたもので
、その目的とするところは、大黴生産が可能であり、殻
が非常に剥ぎ易く、しかも卵黄が食べ易い半熟状態であ
り、卵黄表面の変色もない茹で卵の調味方法を提供する
にある。
(問題点を解決するための手段) まず、新鮮な鶏卵を80〜95℃の熱湯で10分〜6分
間加熱して半熟卵とする。ついでこの半熟卵を引き上げ
て25℃内外で5分間放置熟成する。然る後、室温に保
持した食塩水を滴した槽中に沈め、3時間以上RMS中
に浸漬して塩味を浸透させるという技術的手段を採用し
ている。
〈作  用) 新鮮な鶏卵を用いて茹で卵を製造すると卵殻の剥けが非
常に悪いという間層があるが、風味はやはり新鮮な鶏卵
の方が勝り、且つ、新鮮なものは茹で上った時点で卵黄
が卵の中心部にあり、又、卵黄表面の変色もなく商品価
値の高いものが得られる。 この鶏卵を80〜95℃の
比較的低い温度で茹でることにより、卵生に含まれる強
い溶菌作用を持つリゾチウムの分解を防ぎ、その溶菌作
用によって茹で卵の日もちを良くすることが出来る。
又、新鮮な鶏卵を80〜95℃の熱湯で10分〜6分間
加熱して半熟卵とするのであるが、この場合加熱時間が
比較的短いために卵白はかなりの程度凝固しているが、
鶏卵の中心にある卵黄の部分は十分に昇温しておらず表
面が半熟状態で中心部分は液状のままである。この状態
にある半熟卵を熱湯から引き上げて25℃内外で5分間
放置熟成し、余熱で卵黄が中心まで均一に半熟となるよ
うにする。
然る後、室温に保持した食塩水を満した槽中に沈め、3
〜5時間程度該槽中に浸漬して塩味を浸透させるのであ
るが茹でることによって卵殻内の内8物が熱膨張して卵
殻内が正圧となり、熱いままの鶏卵を室温に保たれた食
塩水に浸すことによって卵殻内は負圧となり、塩分等の
食味が気孔を通して卵殻内に侵入し、更に卵白や卵黄に
浸透していく、この時、加熱処理によって卵殻膜の繊維
組織が収縮し、塩分の侵入に対する抵抗を弱める。
又、食塩水を満した深い水槽の底に沈める事により、鶏
卵の熱によって温められた食塩水は自然対流によって槽
上部に上昇し、鶏卵は常に常温の食塩水中に侵されて冷
却による負圧が保たれると同時に、水深による水圧がか
かり、短時間での塩分の浸透を可能にするものである。
(実 施 例) 具体的には、新鮮な鶏卵を洗浄した後、80〜95℃に
セットした熱湯中に投入して茹でるが熱湯の量を投入す
る鶏卵の量より十分多くするか鶏卵投入による温度低下
を監視し、投入後1〜2分程度のうちには元の温度にf
3(Iiするようにすることが望ましい、加熱時間は8
0℃の場合は80℃に達してから10分間、95℃の場
合は95℃に達してから6分間程度であり、80〜95
℃の場合は10分〜6分の間で比例配分した時間経過す
ると茹で作業を終了する。この状態では鶏卵の中心部ま
で十分熱が伝わっておらず、卵白はある程度凝固してい
るものの卵黄の中心部は液状の状態である。又、卵白も
卵黄も加熱時間が短いために熱変成しておらず、硫化水
素の発生鼠はわずかであって卵黄の表面の変色はほとん
ど見られない6次いで、半熟状態の鶏卵を熱湯から引き
上げ5分間程度約25℃にて(必要があれば25℃に保
たれた恒温室を利用し、放置する。この熟成期間中に、
鶏卵にN積された熱が卵黄の中心部分に伝わり、卵黄を
均一な半熟状態にする。この間卵白は加熱されないので
熱湯ら引き上げられたままの状態を保つ、熟成期間が経
過すると鶏卵は室温25℃以下に冷却したボーメ20〜
30度の食塩水を満たした浸漬槽中に投入される。浸漬
時間は3〜5時間である。この時、鶏卵を金網かご等に
収納し、槽中の食塩液の底に沈み込むように重さを調節
する9食塩水の量は鶏卵の投入によって室温(夏季は2
5℃、冬季は5℃程度)を越えることがないように液量
と鶏卵の量を調整しておく、鶏卵によって昇温した食塩
水は対流によって槽の上部に上昇し、下部は常に室温以
下に保たれるようにし、必要とあれば槽上部の食塩水を
冷却する設備を設けても良い、3〜5時間浸漬した後、
引き上げて乾燥させ、必要に応じてコーティングし、袋
詰をして製品として出荷する。又、第2実施例として熟
成後80〜90℃の比較的低温で4〜3分(80℃の場
合は4分程度、90℃の場合は3分程度、80〜90℃
の間では4〜3分を比例配分した時間)、再加熱する。
これにより鶏卵の中央に位置する卵黄の昇温を防ぎ、卵
白のみを加熱して卵白の硬化を高める。これにより殻を
より剥ぎ易くする。
本発明の第3実施例として、■生卵の時点、■熟成後、
■塩味を付けた後のいずれかの時点乃至これらを組み合
わせた時点で4乃至5 Torrにて1分間程度で1乃
至数回減圧して鶏卵内を負圧にし、然る後、鶏卵を再加
熱する方法が考えられるが、これは■鮮度の落ちた鶏卵
内に溜った硫化水素のガス抜き、■第1回の加熱にて卵
白内に発生した硫化水素のガス抜き、■塩味を付加した
鶏卵の卵黄中の鉄分と反応中の硫化水素のガス抜き、(
即ち、塩味を付ける事により、卵黄表面の黒変が促進さ
れるが、その反応中の硫化水素が抜き取られて反応が中
断する。)を少しでも外部に抜き出し、第2回めの加熱
時に前述の反応にて卵黄表面が変色することを防ごうと
するものである。
本発明の第4実施例として、生卵の状態で減圧して生卵
内を負圧にし、然る後、炭酸ガス単独乃至炭酸ガスと窒
素ガスの混合ガス内に生卵を置いて生卵内に炭酸ガス乃
至混合ガスを注入し、次いで第1回のボイルを行う場合
が考えられるが、これは炭酸ガスが弱酸性で有、る事に
着目した結果である。即ち、生卵の鮮度が低下してくる
と次第にアルカリ度を増し、その結果硫化水素の発生が
高まり、前述のようにボイル時の卵黄表面の黒変が発生
するのであるが、脱気する事により、生卵内の硫化水素
が抜き出され、逆に炭酸ガスが注入されて酸性度が保持
され、鮮度保持並びに黒変の防止を図る事が出来るもの
である。尚、混合ガスの場合は通常炭酸ガス88%、窒
素ガス12%程度である。
(効  果) 本発明は叙上のように鶏卵を80〜95℃の熱湯で10
分〜6分間加熱するので、完熟卵の場合と迫って加熱温
度が低く(ただし、殻を剥ぐ事は可能な温度)且つ加熱
時間が雉く、卵白は凝固するものの熱変成による硫化水
素の発生がなく、卵黄表面の変色が絶無となり、商品価
値を高める事ができ、更にこの半熟卵を引き上げて25
℃内外で5分間放置するのであるから、鶏卵に蓄積され
た熱が卵黄の中心まで伝わり、中心部まで均一に食べ易
い半熟状態に凝固するものであるが、このEも卵白の加
熱はなされていないので、卵白の熱変成に起因する硫化
水素の発生は抑制され、卵黄表面の変色は生じないもの
である。最後に室温に保持した食塩水を滴しな槽中に沈
め、3時間以上鶏卵を浸漬するのであるから、熱い鶏卵
が冷たい食塩水中に浸漬されて内容物が収縮し、その結
果殻内が負圧になって卵殻の気孔を通して食塩水が内部
に浸透し、適宜の塩味をつけることができるのであるが
、慣に熱い鶏卵を冷食塩水に浸漬するだけであるから味
付は茹で卵を大波生産出来るものである。
手続補正書 昭和61年10月31日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鶏卵を80〜95℃の熱湯で10分〜6分間加熱
    して半熟卵とし、次いでこの半熟卵を引き上げて25℃
    内外で5分間程度放置熟成し、然る後室温に保持した食
    塩水を満した槽中に沈め、3時間以上該槽中に浸漬して
    塩味を浸透させたことを特徴とする茹で卵の調味方法。
  2. (2)熟成後80〜90℃で4〜3分間再加熱すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の茹で卵の調
    味方法。
  3. (3)生卵の状態又は熟成後又は塩味を浸透させた後減
    圧して鶏卵内を負圧にすることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の茹で卵の調味方法。
  4. (4)生卵の状態で減圧して生卵内を負圧にし、然る後
    、炭酸ガス単独乃至炭酸ガスと窒素ガスの混合ガス内に
    生卵を置いて生卵内に炭酸ガス乃至混合ガスを注入する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の茹で卵
    の調味方法。
JP61224186A 1986-09-22 1986-09-22 茹で卵の調味方法 Pending JPS6379578A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07255430A (ja) * 1994-03-25 1995-10-09 Shinagawa Kogyosho:Kk 味付けゆで玉子の製造方法
JP2016052289A (ja) * 2014-09-01 2016-04-14 三州食品株式会社 半熟状の殻付き及び味付き加工卵とその作製方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52122665A (en) * 1976-04-06 1977-10-15 Daiwa Sangiyou Kk Method of seasoning boiled egg with shell

Patent Citations (1)

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