JPS6361231B2 - - Google Patents

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JPS6361231B2
JPS6361231B2 JP19609081A JP19609081A JPS6361231B2 JP S6361231 B2 JPS6361231 B2 JP S6361231B2 JP 19609081 A JP19609081 A JP 19609081A JP 19609081 A JP19609081 A JP 19609081A JP S6361231 B2 JPS6361231 B2 JP S6361231B2
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steering
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crank
steered
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/06Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
    • B62D7/14Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
    • B62D7/15Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
    • B62D7/1518Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a mechanical interconnecting system between the steering control means of the different axles
    • B62D7/1527Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a mechanical interconnecting system between the steering control means of the different axles comprising only mechanical parts, i.e. without assistance means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、操舵輪の小操舵角作で後輪を前輪と
同方向へ転舵し、操舵輪の大舵角操作では後輪を
前輪と逆方向に転舵するようにした車両の操舵装
置に関するものである。
[従来の技術及び課題] 本出願人は先に操舵輪の操舵操作によつて前輪
とともに後輪を転舵できるようにした操舵装置を
提供した(特開昭55−91458号公報及び特開昭56
−5270号公報参照)。
この操舵装置においては、操舵輪を小操舵角操
作すると後輪は前輪と同じ方向へ転舵され、これ
により小操舵角操作が行われる車両の高速走行中
の操縦性が向上し、操舵輪を大操舵角操作すると
後輪は前輪とは逆方向へ転舵され、これにより大
操舵角操作が行われる車両の低速走行中の旋回半
径を小さくできる等の理由によつて操舵輪のとり
まわし操作性が良好となる。
ところで、以上の如く高速走行中に後輪を前輪
と同じ方向へ転舵する場合、後輪の転舵角を前輪
の転舵角よりも小さくすべきである。なぜなら、
後輪転舵角が前輪転舵角よりも大きいと、車両の
重心の移動方向と車両の重心を通る垂直軸廻りの
ヨーイング方向とが逆方向となつて操縦が難しく
なるからである。かかる観点から後輪を前輪と同
じ方向へ転舵する操舵輪の小操舵角操作では後輪
転舵角を前輪転舵角よりも小さくすることが実用
に適しており、後輪の最大転舵角は適度に小さい
ことが望ましい。
一方、操舵輪の大操舵角操作によつて前輪とは
逆方向へ後輪を転舵する場合には以上のことはい
えない。なぜならば、大操舵角操作は低速走行中
に行われ、低速走行中には前後輪の内輪差及び旋
回半径を小さくして操舵輪のとりまわし操作性を
良好とするためには後輪の転舵角を大きくするこ
とが望ましいからであり、前輪転舵角に対する後
輪転舵角の比率は操舵輪の小操舵角操作時、大操
舵角操作時のいずれかを基準にして決定すべきも
のではない。
そこで本発明の目的は、前後輪同方向転舵の小
操舵角操作による後輪の最大転舵角よりも前後輪
逆方向転舵の大操舵角操作による後輪の最大転舵
角を大きくすることで、高速走行中の操縦性向上
のために前輪と同方向へ転舵される後輪の転舵角
を小さくできるとともに、低速走行中の前後輪の
内輪差及び旋回半径を小さくしてとりまわし操作
性向上のために前輪と逆方向へ転舵される後輪の
転舵角を大きくできるようにした車両の操舵装置
を提供することある。
[課題を解決するための手段] 以上の課題を達成すべく本発明は、操舵輪の小
操舵角操作で後輪を前輪と同方向へ転舵し、操舵
輪の大舵角操作では後輪を前輪と逆方向に転舵す
る車両の操舵装置において、操舵輪と連動して回
動する入力軸と、該入力軸に設けた軸外径方向へ
の長さを有するアーム部と、該アーム部に回転自
在に取り付けた第1歯車と、該第1歯車を公転自
在、且つ自転自在に噛み合わせた第2歯車と、第
1歯車に設けた歯車径方向への長さを有するクラ
ンク部と、該クランク部と第2歯車のいずれか一
方に連結した左右の後輪転舵用タイロツドとを備
えてなり、クランク部と第2歯車の他方を車体に
支持して入力軸と後輪転舵用タイロツドとの間
に、アーム部、第1歯車、第2歯車及びクランク
部からなる遊星歯車機構を介したダブルクランク
機構を構成したこと、を特徴とする。
[作用] 操舵輪と連動する入力軸の回動によつてアーム
部を介して第1歯車が第2歯車に沿つて公転しな
がら自転すると、第1歯車に歯車径方向に延出形
成されたクランク部と第2歯車の中心部との間の
離間距離は公転角度が小さい場合、即ち操舵輪の
操舵角度が小角度の場合には短く、公転角度が大
きい場合、即ち操舵輪の操舵角度が大角度の場合
には第2歯車の中心部に対するクランク部の位置
が左右逆になりながら長くなる。
このような入力軸からアーム部、第1歯車及び
第2歯車、クランク部からなる遊星歯車機構を介
したダブルクランク機構の動きを利用して後輪転
舵用タイロツドを作動することによつて、後輪を
前輪と同方向へ転舵する小操舵角操作時の後輪最
大転舵角よりも、後輪を前輪と逆方向へ転舵する
大操舵角操作時の後輪最大転舵角を大きくできる
ようになる。
[実施例] 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
本発明を適用した車両の操舵装置の概略構造を
示す第1図において、左右の前輪1,1は左右回
動自在なナツクルアーム2,2により支持され、
左右の後輪3,3も左右回動自在なナツクルアー
ム4,4により支持されている。前輪用ナツクル
アーム2,2に外端部が連結された左右の前輪転
舵用タイロツド5,5が左右に移動すると、ナツ
クルアーム2,2の回動によつて前輪1,1の転
舵が成される。これと同様に後輪3,3の転舵は
外端部が後輪用ナツクルアーム4,4に連結され
た左右の後輪転舵用タイロツド20,20の左右
移動によるナツクルアーム4,4の回動によつて
成される。前輪用ナツクルアーム2はロアーアー
ム6、緩衝器7等からなる前輪懸架機構によつて
車体に懸架されており、また後輪用ナツクルアー
ム4もロアーアーム8、緩衝器9等からなる後輪
懸架機構によつて車体に懸架されている。
運転者が回動操作する操舵輪10には操舵軸1
1が結合され、操舵軸11下端部はギヤボツクス
12の内部機構に接続される。その内部機構は例
えばラツクアンドピニオンによつて構成されるも
ので、操舵輪10の操作による操舵軸11の回動
を軸13の左右移動に変換する機能を有し、軸1
3に前輪転舵用タイロツド5,5の内端部が連結
されているため、軸13の左右移動に伴い前輪
1,1の転舵が行われる。以上の前輪転舵機構は
公知のものと同じ構造である。
ギヤボツクス12の内部機構には連結軸14が
接続されており操舵輪10の回動により操舵軸1
1及び例えばラツクアンドピニオン式内部機構を
介して連結軸14が回動せしめられる。連結軸1
4には後方へ延びる作動軸15の前端が自在継手
16によつて連結され、作動軸15の後端には自
在継手17を介して軸21が連結される。この軸
21は操舵輪10と連動して回動するものであつ
て、回動することによりこれから述べる後輪転舵
機構を作動させるものであり、即ち軸21は後輪
転舵機構に操舵輪10に付与される操舵力を入力
する入力軸である。
操舵輪10に付与された操舵力を入力軸21に
伝達するために、ギヤボツクス12とは別のギヤ
ボツクスを操舵軸11に設け、そのギヤボツクス
内部において操舵軸11と、入力軸21に連なる
作動軸とをベベルギヤ或いはウオームギヤ等によ
つて接続してもよい。
第3図の通り入力軸21は車体に結合支持され
たブラケツト18の軸部18aに軸方向を前後の
水平方向としての回動自在に支持されており、入
力軸21の後端には入力軸21の軸外径方向に延
びるアーム部22が一体に形成される。このアー
ム部22及び上記軸18aに基端が回動自在に支
承された補助アーム部材19の各先端には遊星歯
車23が回動自在に取り付けられ、入力軸21が
回動することにより遊星歯車23は垂直面内を入
力軸21を中心として左右に回動する。遊星歯車
23は外周面に歯24aが形成された太陽歯車2
4に噛合しており、太陽歯車24は車体に固定さ
れた上記ブラケツト18と一体に形成されている
ため、太陽歯車24は車体に取付支持されてい
る。上記アーム部22及び補助アーム部材19に
回転自在に支承されている遊星歯車23の軸部2
3aには歯車23の径方向への長さを有するクラ
ンク部25が一体に形成され、遊星歯車23の半
径よりも長いクランク部25の先端にジヨイント
ピン25aが設けられ、ピン25aに左右の後輪
転舵用タイロツド20,20が共通連結される。
以上の遊星歯車23による第1歯車と太陽歯車
24による第2歯車とで遊星歯車機構式であつて
入力軸21のアーム部22と遊星歯車23のクラ
ンク部25とによるダブルクランク機構式の後輪
転舵機構の基本構造が構成される。
操舵輪10を操舵操作すると、入力軸21の回
動に伴なうアーム部22の揺動によつて遊星歯車
23が太陽歯車24に沿つて公転せしめられ、且
つ公転運動に伴つて自転せしめられ、遊星歯車2
3のクランク部25のピン25aが左右の水平移
動成分を有する軌跡を描く運動を行うため、タイ
ロツド20,20によつて後輪3,3が転舵さ
れ、後輪3,3の転舵は前輪転舵機構の作動によ
る前輪1,1の転舵とともに成される。尚、車両
の直進時、即ち操舵輪10がニユートラル回動位
置にある時に第2図及び第3図に示されている通
りアーム部22と補助アーム部材19は垂直の起
立姿勢ととなつており、従つて遊星歯車23は太
陽歯車24の最高位の歯と噛合し、またクランク
部25はピン25aを下とした垂直姿勢となつて
いる。
前輪1と後輪3の双方を転舵するために運転者
が操舵輪10に与えなければならない操舵トルク
を軽減するためには、前記連結軸14、作動軸1
5、入力軸21からなる後輪転舵力伝達経路中の
適宜な箇所、例えば入力軸21にパワーシリンダ
の補助動力を作用させることができ、また後輪転
舵補助用としてのパワーシリンダとは別のパワー
シリンダを前輪転舵補助用として前輪転舵機構に
設けてもよい。
第4図及び第5図は遊星歯車23が太陽歯車2
5の外周上を小角度α1公転した場合、換言すれば
操舵輪10を小角度操舵操作した場合と、大角度
α2公転した場合、換言すれば操舵輪10を大角度
操舵操作した場合とを示し、第6図は太陽歯車2
4の中心部と一致している入力軸21の位置を原
点として垂直線をx座標軸、左右水平線をy座標
軸とした場合におけるジヨイントピン25aの位
置のx、y座標を示している。遊星歯車23の公
転と自転との合成運動によるピン25aの軌跡は
円弧面上をころがりながら移動する回転体の1点
が描くトロコイド曲線となる。
第4図の通り遊星歯車23が図中右方へ小角度
α1公転した場合には、ピン25aのy座標は自転
による左右へのピン移動距離から公転による右方
へのピン移動距離を減算したy1となるため、原点
とピン25aとの間の離間距離中の水平成分の長
さは短い。これに対して第5図の通り遊星歯車2
3が大角度α2公転した場合には、ピン25aのy
座標は自転による移動距離と公転によるピン移動
距離とを加算したy2となり、y座標の正負が小角
度α1公転時とは逆となるとともに、原点とピン2
5aとの間の離間距離中の水平成分の長さは長く
なる。遊星歯車23が連続的に自転しつつ公転し
た場合におけるピン25aの軌跡は第6図の曲線
Aで示され、この曲線Aはx座標軸に対して左右
対称形となる。
ここで、太陽歯車24の半径をa、遊星歯車2
3の半径をb、クランク部25の長さをrとし、
遊星歯車23が角度α公転した場合におけるピン
25aのx、y座標は x=(a+b)cos α−r cos(a+b/bα) y=−(a+b)sin α+r sin(a+b/bα) の式で表わされ、x、yを無次元化するために式
の左右両辺をrで除算すると x/r=a+b/rcosα−cos(a+b/bα) y/r=−a+b/rsinα+sin(a+b/bα) となる。
第7図は遊星歯車23の公転角度αを横軸とし
て、y/rつまりクランク部25の長さrに対す
るピン25aの左右水平移動距離の割合を縦軸と
したグラフで、曲線Bはa/b=1、r/b=
2、曲線Cはa/b=2、r/b=3、曲線Dは
a/b=2とした時を示す。
このグラフから明らかなように操舵輪10が小
操舵角操作されて遊星歯車23の公転角度αが小
さい場合と、操舵輪10が大操舵角操作されて遊
星歯車23の公転角度αが大きい場合とではy/
rの正負が逆になることから、小操舵操作では後
輪3を前輪1と同方向へ転舵し、大操舵角操作で
は後輪3を前輪1と逆方向へ転舵することができ
る。更に小公転角度時におけるy/rの絶対最大
値よりも大公転角度時におけるy/rの絶対値は
大きいため、小操舵角操作時の後輪3の最大転舵
角よりも大操舵角操作時の後輪3の最大転舵角を
大きくでき、これにより小操舵角操作が行われる
車両の高速走行中の操縦性向上を図りながらも、
大操舵角操作が行われる車両の低速走行中の前後
輪内輪差及び旋回半径を小さくできる。このよう
な後輪転舵作動は操舵輪10を右、左のいずれに
回動操作した場合でも実現される。
以上の小操舵角操作時と大操舵角操作時とにお
ける後輪3の最大転舵角の比率は上記曲線B,
C,Dから理解できるようにa,b,rの値で定
められ、これらのa,b,rを適宜に設定するこ
とにより最大転舵角の比率を所望値に設定するこ
とが可能である。尚、操舵輪10の操舵角との後
輪3の転舵角との関係は後輪転舵力伝達経路中に
変速機構を介在させることにより、変速機構の変
速率によつて任意に設定できる。
以上に述べた後輪3の転舵は、ピン25aの運
動による左右の後輪転舵用タイロツド20,20
の左右移動によつて行われるのであるが、タイロ
ツド20はピン25aとともに左右水平移動と上
下移動との合成運動を行う。これまでの説明には
後輪転舵に関与しないタイロツド20の上下変位
量は考慮されていなかつたが、タイロツド20の
長さは上下変位量に比して充分に長いため以上の
後輪転舵作動についての説明に本質的相違が生じ
ることはない。
第8図と第9図は他の実施例を示し、第1歯車
43と第2歯車44との2個の歯車を主要な構成
部材としている。第1歯車43は、前記実施例と
同じく遊星歯車であり、歯車43は操舵輪と連動
して回動する入力軸41の端部に軸外径方向へ一
体に延出形成されたアーム部42に回転自在に取
り付けられており、入力軸41は車体に固定され
るブラケツト38に回動自在に支承され、ブラケ
ツト38は前記実施例のブラケツト18と同様に
入力軸の軸受部材になつている。ブラケツト38
は上面が開口したボツクス部39を一体に備え、
ボツクス部39の内部に上記アーム部42が収容
されるとともに、ボツクス部39の背面39aに
は内周面に歯44aが形成された内歯歯車44が
設けられる。この内歯歯軸44が第2歯車であ
り、歯44aに遊星歯車43が噛合する。内歯歯
車44は車体に取り付けられるブラケツト38に
一体に形成されているため、内歯歯車44は車体
に固定支持される。遊星歯車43には歯車径方向
への長さを有するクランク部45が一体に形成さ
れており、クランク部45のジヨイントピン部4
5aに左右の後輪転舵用タイロツド40,40が
連結される。
入力軸41の回動により遊星歯車43がアーム
部42によつて内歯歯車44に沿つて公転せしめ
られ、且つ自転せしめられた場合、公転角度が小
角度の時には自転によるピン部45aの左右移動
方向と公転によるピン部45aの左右移動方向と
が逆であるため、ピン部45aの左右水平方向変
位量は短く、遊星歯車43の公転角度が次第に増
して特定の公転角度を超えると、自転と公転によ
るピン45aの左右移動方向とが同じ方向になる
ため、大公転角度時にはピン部45aの左右水平
方向変位量は小公転角度時とは正負が逆になりな
がら長くなる。従つて、前記実施例装置による操
舵機能と同じ機能が本実施例によつても実現でき
ることとなる。
第10図は第1図乃至第7図の第1実施例装置
を線図で示した略図であり、この略図との対比で
第11図以降に示す更なる別実施例装置を容易に
理解できることとなるであろう。
第10図において、第2歯車24と同じく車体
26に支持された入力軸21のアーム22部には
第1歯車23が回転自在に支持され、第2歯車2
4に噛合している第1歯車23に一体に設けられ
たクランク部25には左右の後輪転舵用タイロツ
ド20,20が連結されている。
第11図乃至第29図において、後輪転舵用タ
イロツドは70,80,90,100,110,
120,130,140,150,160,17
0,180,190,200,210,220,
230,240,250で、操舵輪と連動して回
動する入力軸は71,81,91,101,11
1,121,131,141,151,161,
71,181,191,201,211,22
1,231,241,251で、入力軸のアーム
部は72,82,92,102,112,12
2,132,142,152,162,172,
182,192,202,212,222,23
2,242,252で、第1歯車は73,83,
93,103,113,123,133,14
3,153,163,173,183,193,
203,213,223,233,243,25
3で、第2歯車は74,84,94,104,1
14,124,134,144,154,16
4,174,184,194,204,214,
224,234,244,254で、第1歯車の
クランク部は75,85,95,105,11
5,125,135,145,155,165,
175,185,195,205,215,22
5,225,245,255で夫々示されてい
る。これらの各実施例では第2歯車は太陽歯車と
なつているが、第2歯車を第8図及び第9図の実
施例と同じく内歯歯車としても実施可能である。
また第11図乃至第29図において、車体は7
6,86,96,106,116,126,13
6,146,156,166,176,186,
196,206,216,226,236,24
6,256で示され、更に第11図乃至第27図
の各実施例においては、上記クランク部の運動を
後輪転舵用タイロツドに伝達するためにリンク部
材が用いられ、クランク部とタイロツドとの間に
介在されるこのリンク部材は87,97,10
7,117,127,137,147,157,
167,177,187,197,207,21
7,227,237で示されている。
第11図の実施例においては、クランク部75
が行う運動のうちの上下移動成分をリンク部材7
7において吸収し、左右移動成分をタイロツド7
0,70に伝達するために、リンク部材77に設
けた長孔77aに車体76に取り付けたピン78
を挿入係合させている。第12図の実施例におい
ては、上記上下移動成分を吸収するために、車体
86に上下の長い長溝86aを形成し、リンク部
材87の端部に設けたピン88を長溝86aに係
合した。第13図の実施例では、クランク部95
とリンク部材97との間に揺動リンク部材98を
介入することにより、リンク部材97の一端が車
体96に枢着されていても、クランク部95の上
下移動成分を揺動リンク部材98において吸収で
きるようになつている。第14図の実施例では、
リンク部材107の一端に基端が軸108aで車
体106に上下揺動自在に枢着された揺動リンク
部材108の先端を連結することにより、クラン
ク部105の上下移動成分をリンク部材108の
上下揺動によつて吸収するようになつている。
第15図並びに第16図はクランク部115,
125とリンク部材117,127とを相対移動
自在に連結することにより、リンク部材117,
127の端部が車体116,126に枢着されて
いても、クランク部115,125の上下移動成
分の影響を解消しながらリンク部材117,12
7を左右揺動させる各実施例を示す。第15図の
実施例では、リンク部材117に形成された長孔
117aにクランク部115に設けたピン115
aが摺動自在に係合されており、第16図の実施
例では、クランク部125に回動自在にガイド筒
128を取り付け、該ガイド筒128の内部にリ
ンク部材127を摺動自在に挿通させている。
第17図並びに第18図は、入力軸131,1
41及び第2歯車134,144を車体136,
146に対して上下移動自在とすることにより、
クランク部135,145が行う運動のうちの上
下移動成分を吸収するようにした実施例を示す。
第17図においては、基端が車体136に軸13
8aで上下揺動自在に連結されたリンク部材13
8の先端に第2歯車134を固定して入力軸13
1を回転自在に取り付け、リンク部材138によ
つて第2歯車134及び入力軸131を車体13
6に上下移動自在に支持させている。第18図に
おいては、第2歯車144を車体146に上下移
動自在に支持させるとともに、車体146に上下
に長く形成された長孔146入力軸141を挿入
している。
第19図は第17図の改良実施例であり、揺動
リンク部材158の揺動中心軸158aと入力軸
151とには互いに噛み合うギヤ159a,15
9bが回転自在に設けられ、これらのギヤ159
a,159bの噛み合いによつて浮動状態の第2
歯車154、入力軸151の位置に安定性をもた
せるようになつている。
第20図の実施例は、リンク部材167のジヨ
イントピン部167aに左右の後輪転舵用タイロ
ツド160,160を共通連結したもので、この
ような連結構造はこれまでの実施例に適用できる
ものである。
第21図並びに第22図は、車体176,18
6と、タイロツド170,180と、クランク部
175,185とに各連結されるリンク部材17
7,187における各連結位置の位置関係に係る
実施例を示す。第21図においては、上下端部が
車体176とクランク部175に連結されるリン
ク部材177の上下中間部にタイロツド170,
170を連結し、第22図では、リンク部材18
7の上下端部にクランク部185とタイロツド1
80,180を連結し、リンク部材187の上下
中間部を車体186に摺動自在に連結した。
第23図並びに第24図は、リンク部材19
7,207の他にタイロツド連結部材198,2
08を用いて左右のタイロツド190,190,
200,200相互を連結した実施例を示す。第
23図においては、連結部材198はともに一端
が軸197a,199aで車体196に左右揺動
自在に枢着されたリンク部材197,199によ
つて両持ち支持されており、第24図では、連結
部材208はリンク部材207によつて片持ち支
持されながら、車体206に回転自在に取り付け
られた軸受209によつて摺動自在に支持されて
いる。
第25図、第26図及び第27図は、車体21
6,226,236に設けた左右の軸受219,
229,239によつて左右水平移動自在にタイ
ロツド連結部材218,228,238を支持
し、この連結部材を介して左右のタイロツド21
0,210,220,220,230,230相
互を連結した実施例を示す。第25図と第26図
においては、リンク部材217,227は連結部
材218,228に固定結合され、第27図で
は、リンク部材237は連結部材238に枢着結
合されている。クランク部とリンク部材との連結
のために第25図では第15図の方式が、第26
図では第16図の方式が夫々用いられている。
第28図並びに第29図は、これまでの各実施
例とは車体に支持される部材とタイロツドを連結
する部材とを異ならせた実施例を示す。即ちこれ
までの実施例では第2歯車が車体に支持され、後
輪転舵用タイロツドがリンク部材等を介してクラ
ンク部に連結されていたが、第28図と第29図
の実施例では、クランク部245,255が車体
246,256に支持され、第2歯車244,2
54にタイロツド240,250が連結されてい
る。
具体的には、クランク部245,255は軸2
48a,258aを中心として上下揺動自在な揺
動リンク部材248,258を介して車体24
6,256に支持され、タイロツド240,25
0は第2歯車244,254に保持部材249
a,259aによつて保持された連結部材24
9,259を介して第2歯車244,254に連
結されている。
これらの実施例においても、第1歯車243,
253が第2歯車244,254に沿つて公転
し、且つ自転すると、クランク部245,255
と第2歯車244,254との水平方向の離間距
離は小公転角時には短く、大公転角時には左右逆
になりながら長くなることは明らかである。尚、
第28図と第29図の相違点は、連結部材24
9,259の支持方式として第28図では第25
図乃至第27図の方式を採用し、第29図では第
23図の方式を採用していることである。
以上に説明した各実施例は、各実施例における
特徴的構造部分を示したもので、その構造部分を
組み合せることにより、図面では示されていない
装置を製作することができるものである。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、操舵輪の小操舵
角操作で後輪を前輪と同方向へ転舵し、操舵輪の
大舵角操作では後輪を前輪と逆方向に転舵する車
両の操舵装置において、入力軸と後輪転舵用タイ
ロツドとの間に、アーム部、第1歯車、第2歯車
及びクランク部からなる遊星歯車機構を介したダ
ブルクランク機構を構成したため、後輪を前輪と
同方向へ転舵する小操舵角操作時の後輪最大転舵
角よりも、後輪を前輪と逆方向へ転舵する大操舵
角操作時の後輪最大転舵角を大きくすることがで
きる。従つて小操舵角操作が行われる車両の高速
走行中の操縦性向上を維持できる他、大操舵角操
作が行われる車両の低速走行中の内輪差及び旋回
半径を小さくとりまわし操作性向上することがで
きる。これにより実車への適用性を高めることが
できる。
そして第1歯車の遊星歯車と第2歯車に太陽歯
車または内歯歯車との遊星歯車機構及びアーム部
とクランク部からなるダブルクランク機構により
主要機構を構成でき、複雑な作動を行うにもかか
わらず、比較的に部品点数が少なく、構造も簡単
であるといつた特長を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した車両の操舵装置の概
略基本構造を示す斜視図、第2図は第1図の矢印
2方向から見た図、第3図は第2図の矢印3−3
線に沿つた断面図、第4図と第5図は作動状態を
示す第2図と同様の図、第6図はクランク部が描
くトロコイド曲線を示す線図、第7図は公転角と
後輪転舵用のタイロツドの水平移動距離との関係
を示す特性図、第8図は第2歯車を内歯歯車とし
た実施例を示す斜視図、第9図はその部分的縦断
側面図、第10図は第1図乃至第7図の第1実施
例装置を線図で示した略図、第11図乃至第29
図は別実施例に係る各装置を示す第10図と同様
の図である。 尚、図面中、1は前輪、3は後輪、10は操舵
輪、20,40,70,……,250は後輪転舵
用タイロツド、21,41,71,……,251
は入力軸、22,42,72,……,252はア
ーム部、23,43,73,……,253は第1
歯車、24,44,74,……,254は第2歯
車、25,45,75,……,255はクランク
部である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 操舵輪の小操舵角操作で後輪を前輪と同方向
    へ転舵し、操舵輪の大舵角操作では後輪を前輪と
    逆方向に転舵する車両の操舵装置において、 操舵輪と連動して回動する入力軸と、該入力軸
    に設けた軸外径方向への長さを有するアーム部
    と、該アーム部に回転自在に取り付けた第1歯車
    と、該第1歯車を公転自在、且つ自転自在に噛み
    合わせた第2歯車と、第1歯車に設けた歯車径方
    向への長さを有するクランク部と、該クランク部
    と第2歯車のいずれか一方に連結した左右の後輪
    転舵用タイロツドとを備えてなり、 クランク部と第2歯車の他方を車体に支持して
    入力軸と後輪転舵用タイロツドとの間に、アーム
    部、第1歯車、第2歯車及びクランク部からなる
    遊星歯車機構を介したダブルクランク機構を構成
    したこと、 を特徴とする車両の操舵装置。 2 前記第2歯車は外周面に歯が形成された太陽
    歯車であり、 該太陽歯車に遊星歯車としての前記第1歯車が
    噛合している特許請求の範囲第1項記載の車両の
    操舵装置。 3 前記第2歯車は内周面に歯が形成された内歯
    歯車であり、 該内歯歯車に遊星歯車としての前記第1歯車が
    噛合している特許請求の範囲第1項記載の車両の
    操舵装置。
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