JPS63503067A - 化学的に定義された再現性のあるポリデオキシリボヌクレオチドを得る方法 - Google Patents

化学的に定義された再現性のあるポリデオキシリボヌクレオチドを得る方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 化学的に定義された再現性のあるポリデオキシリボヌクレオチドを得る方法 本発明は、化学的に定義された再現可能な形態のポリデオキシリボヌクレオチド の製造に関する。
更に特定的には、本発明は、デフイブロチド(Def 1brotide) [ D CI、目録21、世界保健機関年代記 35、補遺5.4.1981 (D CI、 Li5te21. Chronique OMS 35.55upp1 .4.1981)]の名称で知られた物質の製造に関する。
デフィブロチドと名付けられた物質は、米国特許第3,770,720号及び第 3,899,481号に開示されている如き動物器官からの抽出により得られた 低分子量ヌクレオチド画分のナトリウム塩として定義され、この開示は引照によ り本明細書に加入する。
デフィブロチドは、多数の1!1埋T的且つ臨床的ω佇ン1ミ題でま・・た。
これは、一方では、その非常に低い毒性(急性、亜急性及び慢性の)が評価され ることを可能とし、可能な治療学的使用の観点から自明な利点を伴っており、他 方では、デフイブロチドは顕著な且つ全く予測されない治療学的特性を示した。
実際問題として、米国特許第3,892,567号に記載の如く、デフィブロチ ドは、それを抗血栓症薬として有用ならしめる線維索溶解活性を持っている。こ の上記記載は引照により本明細書に加入する。更に、薬理学的及び臨床的実験研 究(志願者に対して行なわれた)は下記の活性を示した。
a)抹消動脈疾患(peripheral arteriopatl+i++s )の治&[発明者ニオ−・エヌ・ウルチン(θ、 N、 tlltin)、米1 1特許出願tj+649.055号、1984年9月10日出願、]、 b)急性腎不全(acute renal 1nsufficiency) [ 発明者、ブイ・ボッミニ(V、 Bono++1ni)、米国特許第4,649 ,134号、1987年3月10日付与、]、 C)急性心筋虚血症(miocardial acute 1sche+5ia )の処i![発明者、ジー・プリン、エム・マントバーニ、アール・ニアダ(G 、 Pr1no、 N、 Hantovani、 R,N1ada、)、米国特 許出願第701.695号、1985年2月14日出願]。
前記特許及び特許出願の開示は、それに開示された製薬学的組成物及び使用の教 示のために引照により本明細書に加入する。
前記した治療学的使用の多様性及び重要性によって、デフィブロチド及びその工 業的製造が注目の的となったことは明らかである。この研究は、−面では、経済 的に有利で且つ技術的に合理的な工業的規模で行なわれる製造を指向し、他方で は、得られる工業的製品デフィブロチドの標準化及び制御を指向する。
換言すれば、前記した米国特許の主8となっている方法は、名称デフィブロチド が与えられたヌクレオチド構造の入手に導く、最初に開発された方法であった。
薬理学的及び臨床的研究の結果が、最初に単離された物質の非常に興味深い且つ 多様な性質を示したとき、一つには工業的規模の製造の問題に直面しそして他方 ではこの物質デフィブロチドの化学的物理的性質の研究が綿密に考慮されたこと は当然であり且つ明らかである。その理由は、その化学的物理的性質はデフィブ ロチドの製造及びその要件に厳密に関連しているからである。
デフィブロチドは、それを形成するヌクレオチド画分が、ランダムな配列の下記 ポリデオキシリボヌクレオチドの式、P、−3、(dAP)+t−z+、(d  G P ) + 0−211、(d T P ) + 5−ts、(dCp)+ 。−2゜、 式中、P−リン酸基、 dAp−デオキシアデニルモノマー、 dGp=デオキシグアニルモノマー、 dTp−デオキシチミジルモノマー、 dCp−デオキシシチジルモノマー、である、に化学量論的に一致しているなら ば、前記した薬理学的及び治療学的性質を十分に達成し、それ故、前記した治療 学的使用に特に好適であることが見出だされ、そしてこれは本発明の第1の特徴 である。
この式に相当するデフィブロチドは、更に下記の化学物理的性質を示す:電気泳 動=均一なアノード移動度(homogeneous anodic 輸obi lity)、吸光比、EI3゜/E2g。=0.45±0.04、モル吸光係数 (リンに関する) ε(P)=7,750±500、生の(native) D NAにおける%として示された可逆濃色効果(re%’ersible hyp erchromicity)、 h=15±5゜可逆酒色効果はポリデオキシリ ボヌクレオチドの固有の光学的性質であり、そしてこれらのバイオポリマーの溶 液中での分子転位(+*olecularrearrangement)の能力 の目安である。
熱力学的状態の関数として、物質の分子は無秩序の且つ自由な運動をする傾向が あり、物質の溶液の温度が高ければ高い程運動の速度は高い。
簡単な可溶性物質(塩、糖、ペプチド)の大部分においては、温度が減少するに つれて、たとえ運動速度が減少するとしても、最初の状態に比較して分子の転位 は起こらない。バイオポリマーの場合には、ポリデオキシリボヌクレオチドと同 様に、分子は相互転位(mutual rearrangement)の傾向が ある。この性質は、初めの状態に比較した転位能力が100%のオーダーである ことができる二重らせんDNAにおいて非常に顕著である。この能力の測定は、 加熱され及び冷却され又はアルカリ性にされ及びpH5に中和された溶液の26 0nmにおける光学密度(0,D、)の変動の測定によりポリデオキシリボヌク レオチドに対して特定の方法で行なわれる。
濃色効果の測定は下記式、 0、D、(室温又は中性PHでの) により与えられ、これは、前述の観点から、として定義することもできる。
この方法においては、濃色効果りは、転位することができるポリヌクレオチドの 分子のフラクションを示す。
二重らせんDNAの場合に既に述べた如く、百分率として示されたこの値は、1 00%のオーダーであることができ、これに対してオリゴデオキシリボヌクレオ チド(8,000ダルトンより低い分子量)の場合には、この値は殆どゼロであ る。
ポリデオキシリボヌクレオチド デフィプロチドが薬理学的に活性であり且つ前 記の治療学的使用に好適であるためには、hのi&辿値は約は薬理学的活性の劇 的な減少を伴い、これに対して、20%より高いhの値は望ましくない副作用の 危険を伴うことが見出だされた。
濃色効果のこれらの特徴的限界は、ポリデオキシリボヌクレオチドデフィブロチ ドが一重鎖フィラメントでありそして、これはせ通の条件及び変性条件の両方の 条件下に操作して、分子質量の有意な差が現れない拡散光(diffused  light)の下に行なわれた分子量の測定によっても確かめられる。
結果として、生のDNAにおいて示された約15%の分子内転位(同じ分子内で の核酸の対形成)の能力を持った羊−フィラメントバイオポリマーの構造を有す る。
前記した如く、本発明の主要な特徴は、1つの製造バッチから他の製造バッチに わたる生成物特性の実質的に完全な均・−性、得られた生成物のヒトの治療に対 する完全な有用性及び信頼性及び、明らかに工業的製造の観点からの実施可能性 及び便利さが同時に提供される、前記した性質を有するデフィブロチドの製造方 法にある。既に示したとおり、米国特許第3,770.’?20号及び第3,8 99.481号に開示された方法は、抽出及びjtJiのプロトン性分解による デオキシリボ核酸の部分分解より成る。このような方法においては、デフィプロ チドの収率は、相対的に低く、生成物はしばしば分解生成物を伴う、実際問題と して、ポリデオキシリボヌクレオチドのプロトン性分解は、毒性でありうる適度 の景すらのアブリン酸が形成される危険を伴って、多少顕著に脱プリン(dep urination)を誘発しうろことが知られている。
かくして本発明の主要な目的は、これらの問題及び以前の方法の欠点の本質的な 解決である。
本発明のより特定の目的は、前記した化学的物理的性質を有するデフィブロチド を得るための方法を提供することである。
他の本発明の目的は、前記した特許において意図されたウシの肺の他に、多数の 出発天然物質の使用を可能とするデフィブロチドの製造方法を提供することであ る。
驚くべきことに、より制御されたXi(aggregation)の条件下に操 作することによって、原料核酸を有利に解重合することができ、それによって分 解生成物の形成を軽小に減少させることができることが見出だされた。
本発明に従う方法は、下記の工程により特徴付けられる:a)出発動物器官の粉 砕及び高温タンパク質分解、b)分解物(lysate)のろ過及び濃縮、C) ホスフェートを沈澱させることができるカチオンの塩を濃lii物に添加しそし てpHを4,5より高くない酸性値に調節する。二と、d)溶液中に存在する多 糖画分を分離するために沈澱懸濁液を一定容量下にろ過すること、 e)核酸を可溶化するために、得られる核酸の不溶性塩の懸濁液にアルカリ金属 の水溶性塩を添加し、そして置換された不溶化カチオンを溶液から除去すること 、 f)高度に重合したニックされた(hiFIhly polyserized  n1cked)ポリデオキシリボヌクレオチドの形態にある安定化凝集を開始す るために少なくとも1モルの所定の値に核酸の溶液のイオン強度(ion fo rce)を調節しそして反応混合物の分光光度法による分析が最大可逆濃色効果 、即ち最大可能な凝集に達したことを示すまで同じ溶液のp Hを調節すること 、 g)この溶液を凝集したポリデオキシリボヌクレオチドの解重合温度まで加熱し 、可逆濃色効果が生のDNAの百分率で示して15±5の値に達するまで、可逆 酒色効果の変化の測定により解重合をff+II’Jすること、h)冷却するこ とにより解重合プロセスを停止させそして得られる二本鎖フィラメント断片にお ける水素結合を除去すること、i)前の工程の得られる溶液を解重合工程の温度 及びPHより高い温度及びpHで加熱し、それにより水素結合が再形成されるの を防止することによって、このような条件にある得られる一重鎖フィラメント断 片を安定化させること、 j)高温ろ過しそして、依然として高温条件下に、場合により濃縮を伴って、溶 液中に存在する塩を除去すること。
前記した方法の一つの工程をここで考察すると、使用される動物器官は、哺乳動 物の器官、組織及び細胞、特にヒツジ、豚、ウマ及び余生の肺、腸、肝臓及び粘 膜より成る。
ヘパリン、タンパク質分解物及び器官抽出物の製造に際して得られた残留母液は 同様に有用である。他の出発物質は、白血球又はその培養の残留物、精子(sp ermaLozoa)、精母細胞(spermatocytes)及び哺乳動物 の胚細胞<ger+aioal cells)の如き細胞より成る。
タンパク質分解は、例えばパパイン、トリプシン等の如きタンパク質分解酵素に よって公知の方法で行なわれる。
タンパク質分解の条件及び期間は明らかにタンパク質分解酵素の種類に依存して おりそして周知されており且つ一般に10−90℃の範囲内で0.5−10時間 である。
例えば、パパインによるタンパク質分解は一般に65℃で4時開行なわれる。
ろ過及び濃縮の工程すをここで考察すると、濃縮は好ましくは接線方向流れを持 った膜で行なわれる。この方法においては、実際問題として、得られるべき所望 の分子量の範囲を選ぶことが可能である。かくして膜ははっきりと定められたカ ットオフ(−最に50,000−100,000)で選ばれる。
得られるfig物を濃縮物中のホスフェートを沈澱させることができるカチオン と混合する(工程c)、Mえば、Ca−Znのハロゲン化物、硫酸塩、炭酸水素 塩、#酸塩の如きカチオンの塩を濃縮物に加えることができ、その際pHは酸性 値に調節される。
沈澱懸濁液は、多糖物質がろ准から消失するまで、水を連続的に補給して容量を 一定に保ちながら、接線方向流れで0.45μ又はそれより小さい細孔寸法を持 った膜を通して一定容量で定容ろ過〈透析ろ過)(diafiltration )することによりろ過される。
核酸の不溶性塩の懸濁液に加えられた(工程e)水溶性塩は、ナトリウム又はカ リウムの如きアルカリ金属のハロゲン化物又は酢酸塩の如き塩である。
得られる懸濁液には不溶化カチオン(Ca、Zn等の如き)が残っており、これ は、生理的食塩水溶液(saline 5olution)を連続的に補給して 容量を一定に保ちながら、接線方向流れで、10,000より小さL・カットオ フを有する膜を通して一定容量で定容ろ過することにより除−4なされるのが好 ましい。
この処理は、透過液中に不溶化カチオンがもはや存在しなくなるまで続けられる 。別法として、不溶化カチオンは、工程dから生じる懸濁液に対して行なわれる イオン交換によって除去される。
原料核酸の溶液は、好ましくはアルカリ金属の水溶性塩の添加により少なくとも 1モル、好ましくは3モルのイオン強度になるように必要に応じて調節され、そ して溶液のpHは、実験に基づく測定に従って系の鰻大町逆濃色効果に相当する p H値に達するまで調節される。このようなPHは普通は4乃至5である。
この工程において、原料核酸は安定化凝集を受けて高度に重合したニックされた ポリデオキシリボヌクレオチドを形成する。
工程a−Cは、その温度範囲を10℃乃至90℃とすることができるけれども、 好適には室温で行うことができる。
安定化a集の工程(工程で)の後、高度に重合したニックされたポリデオキシリ ボヌクレオチドの解重合は、その解重合温度を60℃乃至90℃とすることがで きるけれども、好ましくは約70−75℃の温度に加熱することによって行なわ れ、解重合は可逆漁色効果の変化の測定により監視される。
得られる二本鎖フィラメント断片中の残存水素結合の除去は、好ましくは15℃ 乃至30℃のより低い温度に冷却することによって解重合が停止されると、7よ り高いpH2好ましくは8又はそれより高いpHとなるように反応物(reac tion mass)をアルカリ化することによって行なわれる。
最後に、一本鎖フィラメント断片の安定性は、工程りで得られた溶液を解重合温 度より少なくとも5℃高い温度、−mには65℃乃至100℃に加熱することに よって得られる。
添付図面は、器官から抽出されそしてタンパク質分解を受けた原料核酸の種々の 工程における変性を略図で且つ慣用の表現で示す。
明白に観察されうるとおり、多少対が解かれ、らせんが解かれそして略記号SM により示された短い脱プリンされた(depurinated)長さの形成を伴 って部分的に分解されたポリヌクレオチドアセンブリーとして想像することがで きる出発物質が、高いイオン強度、好ましくは3モルのアルカリ金属の水溶性塩 を有しそして十分にプロトン和されている生理的食塩水溶液に溶解されると、出 発物質を形成する分子は、溶媒媒体から利用することができる水素結合により、 塩基対形成のシャルガフ(Cha「gaff)の規則に従って知られているとお り、凝集する傾向がある。ポリヌクレオチド鎖は部分的に不完全であるので、偶 発的な対形成(casualpairing)が起こり、高度に重合した二本鎖 フィラメントポリヌクレオチドの形成に導き、このフィラメントは、図面におい て略記号AS(凝集した系)により表された構造の親水性境界に沿って与えられ た配列のUJれ目(“ニック”)により偶発的に遮断されている。
図面において、はり水性区域(IR)及び負の電荷を持つ親水性区域(IP)が 示されている。
その点で、適当に調節された熱エネルギーを供給すると、二本鎖フィラメントの 切れ目のみのレベルで広くゆきわたって破断(fracture)が引き起こさ れ、それにより、成る規則性を持った二本鎖フィラメント断片(図↓こおいてD SFとして示された)が生成される。
断片化の程度は種々の化学的物理的パラメータの制御により監視され、主な1つ は系の可逆濃色効果指数である(既に定義したとおり)。
可逆濃色効果がデフイブロチドを特徴付ける値、(15土5〉に達するときに行 なわれる水素イオンの除去は、核酸塩基が対形成するた植。
水素結合を除去せしめ、かくして所望の特徴的構造を持ったポリデオキシリボヌ クレオチドのモノフィラメントが生成する。
一本鎖フィラメントの自由な状態は構造において安定化され、この一本鎖フィラ メントは、先に行なわれた凝集条件下の解重合に使用された温度より高いレベル の温度でpH8±0.2で更に溶液を加熱すると、デフィブロチドを特徴付ける 約15%の可逆漁色効果を有することも見出だされた。
系において誘発された運動エネルギーは、目的のポリデオキシリボヌクレオチド 自分を単離することを含むこの方法のその後の段階で起こるかも知れない凝集が 起こるのを防止する。
このようにして安定化したポリデオキシリボヌクレオチドのフィラメント(図に おいてSSDで示された)のみが所望のデフイブロチドyI造を特徴付ける化学 的性質をすべて保持している。
この方法で捏作することによって、脱プリンの程度は最小に減少しそしてプリン 塩基とピリミジン塩基との比は0.95%より小さいことは希である。
本発明に従う方法によって、デフイブロチドの化学的及び薬理学的性質を示す標 準化されたポリデオキシリボヌクレオチドを得ることが可能であることを最後に 指摘したい、この研究の過程において、ウシの肺の他に他のソースからも所望の 性質を持ったポリデオキシリボヌクレオチドを得ることが可能であることが既に 述べたとおり見出だされた。驚くべきことに、前記した基準に従って操作するこ とによって、豚の肺及び畜牛又は豚の両者の腸、肝臓及び胸腺の如き他のソース からも、デフイブロチドの特性を持ったポリデオキシリボヌクレオチドを得るこ とが可能であることが今回見出だされた。この可能性は非常に重要である。その 理由は、生成物デフィブロチドの予測される治療学的消費の点から、出発ソース を広げることが必要になると思われるからである。出発物質として、ヘパリン製 造、抽出及びタンパク質加水分解物の母液を使用することができることは特に有 利である。何故ならば、これらの物質は非常に豊富でありそして今日まで殆ど使 用されておらず、その廃棄は深刻な汚染の原因でもあるからである。
本発明の他の利点はデフイブロチド抽出ソースを広げる可能性によってのみなら ず、副生物からデフイブロチドを回収する可能性にもよっており、かくして、ヘ パリン及びタンパク質分解物を製造する方法の如き他の方法をより経済的にする と共に、これらの他の方法の残留物、実際にはこの残留物は核酸であるが、に富 んだホスフェートから生じる汚染のような汚染の原因を更に減少させる6下記の 実施例は、請求の範囲に記載された方法をいかに実施するかを非限定的に説明す る。
実施例 1 冷凍したウシの肺100kgを亜硫酸塩で活性化された粗製パパイン200mg を含有する飲料水50リツトルに分散させた。分散液のpHを希塩酸で5.8に Wk’5し、次いで塊を65℃に加熱してタンパク質分解を行った。4時間の後 、この塊を15分間加熱沸騰させることによりタンパク質分解を停止した。分散 液中の固体を除去するプレスフィルターによるろ過の後、タンパク質分解物のろ 過した溶液を、50.000のカットオフを有する管状膜ロミコン(Romic on)での接線方向流れでろ過することにより25リツトルの容量に濃縮した。
約8UI/rr+4のヘパリン活性を持った透過液をヘパリン及びアミノ酸の回 収に使用することができる。
?1縮物を無水塩化カルシウム150gで処理し、溶液をpH3に調節して核酸 部分を沈澱させ、残りの多糖部分は溶液に残る。
0.01塩化カルシウムの溶液の添加により濃fi物の容量を一定に保ちながら 、F?A?vi液を0.45ミクロンの多孔度の管状膜ロミコンを通して接線方 向流れにより定容ろ過する。濃縮物が塩化セチルピリジニウムと多糖との反応を もはや生じなくなるまで定容ろ過を続けた。
定容ろ過通過液を多糖の回収に使用し、コンドロイチン硫酸とヘパリンとから成 る混合物的50grを生成した。
核酸の不溶性カルシウム塩を含有する定容ろ過濃縮物の懸濁液を3M塩化ナトリ ウム25Zと混合した。混合物を10.000のカットオフを有する膜ロミコン を通して接線方向流れで定容ろ過し、濃縮物の容量を、透過液がシュウ酸アンモ ニウムとカルシウムとの反応をもはや生じなくなるまで塩化ナトリウムの3モル 溶液の添加により一定に保ち、このようにして、カルシウムイオンとナトリウム イオンの交換が起こってすべての核酸をナトリウム形に転化した。
次いで濃IM物を、7.5eの容iが得られるまで、同じ膜での接線方向流れに よるろ過により更に濃縮した。このfAlil物は、3モルの生理的食塩水中に 原料核酸のナトリウム塩約3%く分光光度法により評価)を含有しており、これ は出発器官重置の0.22%に相当する。
この溶液を、溶液の試料の再アルカリ化による濃色効果(hyperchro+ m1city)の分光光度法による測定が吸収の最大デルタ(a+aximu+ a delta ofabsorpt 1on)を示さなくなるまで、3M塩酸 を添加することによって最大淡色効果(hypoehromicity)の点に 調節した。吸収の最大デルタは、pHが4.25に達したとき生のDNAの38 %に等しいことが見出だされ、かくしてこの系の最大淡色効果の点に相当し、従 って溶液中のポリデオキシリボヌクレオチド酸の最大の凝集及び塩基の対形成の 状態に相当する。
このような条件が確立されると、溶液を75℃まで加熱して解重合を開始する。
15分間隔で、溶液の試料に対するる濃色効果の測定を行って解重合の進行を監 視した。6回の測定の後、カーテシアン系のl!I座標で報告されたデータは、 4時間の時間の横座標での外挿を−iJ能として、天然DNAの19%の濃色効 果を有するポリデオキシリボヌクレオチドを得た。
結果として、4時間の後、凝集条件下の解重合は、解重合した塊を30℃の温度 に冷却しそし°(それを3モルの水酸化ナトリウムでアルカリ性(pH8)とす ることにより停止させた。
ポリヌクレオチドの構造を安定化させるために温度を30分1間85℃まで上昇 させ、然る後溶液を高温ろ過しそして透析と6500mfの容量となるように前 述の接線方向流れでの濃縮に付した。
得られる生成物を濃縮した溶液からアルコーノ囚こより沈澱させた。
アルコールで脱水しそして真空下に60℃で乾燥した後下記の分析特性を持った 生成物126gが得られた。
P=8.40% G=8.60% d=34.10% C=6.15% A=8.90% T=9.20% P/(A十〇+C+T)モル比=1.07ブリン/ピリミジンモル比=0.96 Pεと呼ぶモル吸光度 (P)=7,800濃色効果(生のDNAの)h=18 % 上記のデータは、化学量論的に下記の分子式に導く。
Pl、(dAP)+2、(dGp)、。、(dCp)+。、(dTP)+3実施 例 2 豚の肺1000kgを実施例1に記載の如くして処理して、下記の性質を有する デフイブロチドア00gを生成した。
P=8.50% G工8.90% d=36.20% C工6,80% A=9.30% T=10.20% P/(A+G+C+T)モlし比=1.02プリン/ピリミジンモル比=0.9 0 上記のデータは、化学量論的には下記の分子式に導く。
P、(dAP)+2、(dGP)+o、(dCp)+。、(dTP)+*実施例  3 ウシ腸粘膜からのヘパリンの製造より生じる母液100012を接線方向流れ膜 により55eの8浸に濃縮した。
核酸を米国特許第3,770,720号に記載の如くして塩化亜鉛により沈澱さ せた。多糖を分離するためのデカンテーション及び洗浄の後、沈澱を水に懸濁さ せそしてイオン交換樹脂Na+形の]、R120による処理によってナトリウム 塩に転化した。
溶出液に含まれた核酸のナトリウム塩は、等8董の酢酸塩緩衝剤の5モル溶液( pH3,9)を加えることによって凝集させ、かくしてpH4,1の最終混合物 を得、これをこの系の虹大町道酒色効果(maximumreversible  hyperchromicity)の測定のために使用した。
混合物を70℃に加熱し、その温度に保持し、可逆濃色効果指数を15分毎に監 視した。4時間の後、この指数はh=18%に達した。溶液を25℃に冷却し、 次いで5N水酸化ナトリウムによりpH7,8に調節し、次いで85℃に30分 間加熱した。ろ過の後、生成物1.0容Iが、1.5容量のエタノールを加える ことにより沈澱した。その什沈澱を洗浄しそしてエタノールで脱水し、然る後6 0℃で真空下にU rzした。
生成物630gが得られ、下記の化学的性質を持っていた。
P=8.73% G=8.5% d=36.40% C=6.9% A=9.60% T=9.7% P/(A+G十C十T)モル比20.4プリン/ピリミジンモル比=0.92 これは下記のヌクレオチドの式に相当する。
P2、(dAP)+3、(dGp)to、(dTP)+4、caep)目実施例  4 米国特許第3,770,720号の開示に従ってウシの肺から得らt′また核酸 のナトリウム塩30kgをpH4,5の3M酢酸塩緩衝液5001に溶解して、 系の最大可逆濃色効果を有する溶液を形成した。
このようにして得られた溶液をろ過し、次いで75℃に加熱した。
15分間隔で試料を可逆濃色効果指数の決定のために採取し、濃色効果データを カーテシアン系の縦座標に記録し、横座標には試料を採取した時間を記録した。
3回又は4回の測定で見出だされたデータに基づいて、系の濃色効果が生のDN Aにおいて示された15%の値に達するのに必要な時開を外挿し、その時間加熱 を続けた。
得られる物質(+*ass )を5N水酸化ナトリウムによりpH8に調節しそ して80℃に60分間加熱して、デフイブロチドの特性を示しているポリデオキ シリボヌクレオチド構造を安定化させた。
i後に溶液をろ過しそして実施例3に記載の如くして乾燥した。約15kgの生 成物が得られた。この実施例に記載のとおりに製造された生成物の性質は下記の とおりであった。
P=8.83% G=8.4% d=37.80% C=7.00% A=9.90% T=9.85% P/(A+G+C+T)モル比=1.06プリン/ピリミジンモル比=0.95 ε (P)=7.750、[αコ ++54° h=17%得られるヌクレオチ ドの式は下記のとおりであった。
P、(dAp)++、(dGP)++、(dTPa+4、(dCP)+2実施例  5 解重合の間、100.000の分子カットオフ(molecular cut− off)を有する接線方向流れ膜に対するパーミェーションによって、解重合さ 、、′)た生成物を系から除去するように実施例4を修正した。この除去は、7 −フイプロチドの構造を既に有しているかも知れないポリデオキシリボヌクレオ チド構造の更なる分解を回避するためになされた。かくして収率が改良された。
事実、この修正を伴って実施fIA4と同じ条件下に核酸のナトリウム塩30k gから操作することによって、実施例4の性質に相当する性質を持った生成Th 1.6.5kgが得られた。
SF 国除調査報告 AhJNEX To nミINTER)IAτrONAL 5EA3CHRE: ’ORT QN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも実質的に多糖とタンパク質を含まない原料核酸の溶液からポリデ オキシリボヌクレオチドデフィブロチドを製造する方法において、 (1)必要に応じて前記溶液を少なくとも1モルの所定のイオン強度に調節し、 そして最大可逆濃色効果に達するまで前記溶液のpHを調節することによつて核 酸の凝集を安定化させることにより高度に重合したニックされたポリデオキシリ ボヌクレオチドを形成し、(2)得られる溶液を前記ポリデオキシリボヌクレオ チドの解重合温度に加熱しそして下記可逆濃色効果に達するまでこの溶液を解重 合温度に保つことによって、生のDNAにおける百分率として測定して、前記溶 液の可逆濃色効果がh=15±5となるまで前記ポリデオキシリボヌクレオチド を解重合し、 (3)然る後解重合反応を停止し、解重合した溶液中の二本鎖フィラメント断片 における水素結合を除去して、一本鎖フィラメントポリデオキシリボヌクレオチ ド断片を形成し、 (4)然る後、得られる溶液を解重合反応の温度及びpHよりも高い温度及びp Hで加熱して水素結合の再形成を防止することによって、前記の得られるポリデ オキシリボヌクレオチドの一本鎖フィラメント断片を安定化させることを特徴と する方法。 2.前記原料核酸の溶液が器官組織及び哺乳動物細胞から得られる請求の範囲第 1項記載の方法。 3.前記原料核酸の不溶性塩の懸濁液にアルカリ金属の水溶性塩を添加して核酸 を可溶化し、得られる不溶化カチオンの懸濁液から除去することができ、水溶性 塩の添加は、少なくとも1モルの原料核酸の生理的食塩水溶液が得られるまで続 けることによって、工程1を行う請求の範囲第1項記載の方法。 4.原料核酸の生理的食塩水溶液が少なくとも3モルになるまで水溶性塩添加を 続ける請求の範囲第3項記載の方法。 5.アルカリ金属の水溶性塩がハロゲン化物及び酢酸塩から成る群より選ばれる 請求の範囲第3項記載の方法。 6.前記塩がナトリウム塩である請求の範囲第5項記載の方法。 7.前記塩が塩化ナトリウムの3モル溶液である請求の範囲第6項記載の方法。 8.生理的食塩水溶液を連続的に補給しながら、接線方向流れ膜を通して一定の 容量で定容ろ過することによって、不溶化カチオンの除去を行う請求の範囲第3 項記載の方法。 9.前記膜が100,000より高くないカットオフを有する請求の範囲第1項 記載の方法。 10.工程1のpH調節を、所定のイオン強度の生理的食塩水溶液を得るのに使 用した可溶化塩のアニオンに相当する酸によって行う請求の範囲第1項記載の方 法。 11.前記酸が塩化水素酸である請求の範囲第10項記数の方法。 12.溶液が3−5のpHに相当する水素イオン温度を有するまで、塩化水素酸 を添加する請求範囲第11項記載の方法。 13.工程2の解重合反応を約70℃乃至約75℃の温度で加熱することによっ て行う請求の範囲第1項記載の方法。 14.生のDNAに於ける百分率として示された、可逆濃色効果の値が15土5 となるまで可逆濃色効果を測定することによって、解重合を制御する請求の範囲 第13項記載の方法。 15.溶液を冷却することによって、工程3において解重合を停止させる請求の 範囲第1項記載の方法。 16.溶液pHを7より高い値に調節することによって、工程3の二本鎖フィラ メント断片の水素結合の除去を行う請求の範囲第1項記載の方法。 17.溶液を8より高いpHに至らしめる請求の範囲第16項記載の方法。 18.pHをアルカリ金属水酸化物の添加により調節する請求の範囲第16項記 載の方法。 19.アルカリ金属水酸化物が水酸化ナトリウムである請求の範囲第18項記載 の方法。 20.工程3から得られた溶液を、一本鎖断片を安定化させるために、解重合温 度より少なくとも5℃高い温度に加熱する請求の範囲第1項記載の方法。 21.加熱工程を少なくとも30分間行う請求の範囲第20項記載の方法。 22.安定化加熱工程4から得られた溶液を、高温ろ過し、次いで、溶液中に存 在する塩を、依然として高温状態にある間に除去する請求の範囲第1項記載の方 法。 23.前記塩を除去した後の溶液を濃縮する請求の範囲第22項記載の方法。 24.高温ろ過工程からのろ液を、接線方向流れ膜を通して透析に付す請求の範 囲第22項記載の方法。 25.工程1を、系の最大可逆濃色効果に相当する所望の最終pHを得るような モル濃度を有する酢酸塩緩衝液で行う請求の範囲第1項記載の方法。 26.一本鎖断片を加熱する安定化から得られる溶液をろ過しそして最終生成物 をアルコール性溶媒の添加により沈澱させる請求の範囲第25項記載の方法。 27.前記溶媒がエタノールである請求の範囲第1項記載の方法。 28.粉砕、高温タンパク質分解消化、ろ過及び溶解物の濃縮、続いて、ホスフ ェートを沈澱させることができるカチオンの塩の添加及び沈澱懸濁液の一定容量 でのろ過により、原料核酸の前記生埋的食塩水溶液を調製する請求の範囲第1項 記載の方法。 29.タンパク質分解溶解物のろ過を、接線方向流れ膜で行う請求の範囲第28 項記載の方法。 30.前記膜が50,000−100,000のカットオフを有するように選ば れる請求の範囲第29項記載の方法。 31.一定容量ろ過を、接線方向流れ膜及び連続的補給水添加により行う請求の 範囲第28項記載の方法。 32.前記膜が0.45μより大きくない細孔寸法を有する請求の範囲第31項 記載の方法。 33.出発物質が、ヒツジ、豚、ウマ及び畜牛の肺、腸、肝臓及び粘膜から成る 群より選ばれる請求の範囲第28項記載の方法。 34.出発物質が、白血球又はその培養の残留物、精子、精母細胞及び哺乳動物 の胚細胞から成る群より選ばれる請求の範囲第28項記載の方法。 35.出発物質が、ヘパリン、タンパク質分解物又は器官抽出物を得る方法にお ける動物の器官又は組織の処理から生じる母液である請求の範囲第28項記載の 方法。 36.ランダムな配列の下記式、 P1−5、(dAp)12−24、(dGp)10−20、(dTp)13−2 6、(dCP)10−20、 式中、P=リン酸基、 dAp=デオキシアデニルモノマー、 dGp=デオキシグアニルモノマー、 dTp=デオキシチミジルモノマー、 dCp=デオキシシチジルモノマー、である、に相当し、更に下記の化学物理的 性質、電気泳動=均一なアノード移動度、 吸光係数 260土1nmにおけるE1cm=220士10、吸光比、E230 /E260=0.45±0.04、モル吸光係数(リンについて);ε(P)= 7.750±500、旋光能[a]20°=+53′±6、 生のDNAにおける%として示された可逆濃色効果、h=15±5、を示す、デ フィブロチドとして知られたポリデオキシリボヌクレオチド。 37.少なくとも実質的に多糖とタンパク質を含まない原料核酸の溶液からデフ イブロチドを製造する方法において、(1)必要に応じて前記溶液を少なくとも 1モルの所定のイオン強度に調節しそして最大可逆濃色効果に達するまでこの溶 液のpHを調節することによって、原料核酸の安定化凝集により高度に重合した ニックされたポリデオキシリボヌクレオチドを形成し、(2)然る後、得られる 溶液を前記ポリデオキシリボヌクレオチドの解重合温度に加熟し、該解重合温度 は約60℃乃至約90℃とし、そして可逆濃色効果が下記の値に達するまで前記 溶液を解重合温度に保つことによって、生のDNAにおける百分率として測定し て、前記溶液の可逆濃色効果がh=15±5となるまで前記ポリデオキシリボヌ クレオチドを解整合し、 (3)然る後溶液を15℃乃至30℃の温度に冷却することにより解重合を停止 し、そして溶液のpHを7より高い値に調節することによって、解重合した溶液 中の二本鎖フィラメント断片における水素結合を除去して、一本鎖フィラメント のポリデオキシリボヌクレオチド断片を形成し、 (4)然る後、得られる溶液を、解重合反応のpHよりも少なくとも0.2高い 高いpHで、解重合反応の温度よりも少なくとも5℃高い温度に加熱し、それに より水素結合の再形成を防止することによって、前記の得られるポリデオキシリ ボヌクレオチドの一本鎖フィラメント断片を安定化させることを特徴とする方法 。
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