JPS6342013Y2 - - Google Patents

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JPS6342013Y2
JPS6342013Y2 JP4520384U JP4520384U JPS6342013Y2 JP S6342013 Y2 JPS6342013 Y2 JP S6342013Y2 JP 4520384 U JP4520384 U JP 4520384U JP 4520384 U JP4520384 U JP 4520384U JP S6342013 Y2 JPS6342013 Y2 JP S6342013Y2
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fan motor
terminal
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fan
rotational speed
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JP4520384U
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【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、自動車用空気調和装置のフアンモー
タ制御装置に係り、特にフアンによる風量の変化
によりエバポレータに発生する凝縮水が飛散しな
いようにした制御装置に関する。
[技術の背景] 一般的な自動車用空気調和装置は、第1図に示
ようにインテークユニツト1と、クーラユニツト
2と、ヒータユニツト3とから成り、インテーク
ユニツト1の外気取入口4又は内気導入口5から
取り入れた空気をフアン6の回転によりエバポレ
ータ7及びヒータコア15を通して空気調和を行
つて吹出口から車室内へ吹出すものである。前記
エバポレータ7は、冷房サイクルの構成部品であ
り、該エバポレータを通過する空気を冷却するも
のである。
前記フアン6はフアンモータ9により駆動され
る。このフアンモータ9の制御装置は、第2図に
示すようにフアンモータ9と、電源11と、前記
フアンモータ9に直列に接続している抵抗12,
13,14と、切換スイツチ10とから成る。前
記抵抗12,13,14の接続点には端子L,
ML,MH,Hが接続され、これらの端子が切換
スイツチにより選択的に導通状態にされることに
より、フアンモータ9の両端電圧が変化し、該フ
アンモータ9の回転速度制御が達成される。端子
L,ML,MH,Hが導通されることによつて達
成されるフアンモータの回転速度は、それぞれ低
速、中低速、中高速、最高速の4段階である。な
お、端子OFFはフアンモータ9の駆動を止める
ための端子であり、前記切換スイツチ10を端子
OFFに設定すればフアンモータ9に電源が供給
されなくなる。
また、このフアンモータの制御装置には、冷房
サイクル内の冷媒を圧縮し循環させるためのコン
プレツサ15を駆動制御する制御装置も接続して
いる。コンプレツサ15は、マグネツトクラツチ
16及びベルト(図示せず)を介して自動車エン
ジンに連結しており、該マグネツトクラツチ16
のオン・オフによりエンジンの駆動力を接断しコ
ンプレツサの作動、停止が行われる。このマグネ
ツトクラツチ16は、リレー回路17を介して固
定接片18と接続している。エアコンスイツチ1
9が導通状態で前記切換スイツチ10が前記端子
L,ML,MH,Hと導通状態になつている時
に、前記マグネツトクラツチ16は、導通状態
(オン)となりコンプレツサを駆動し、前記切換
スイツチ10が前記端子OFFにセツトされた時
に、非導通状態(オフ)となりコンプレツサの駆
動を停止する。
[先行技術の問題点] しかして、このような自動車用空気調和装置で
は、フアンの回転速度を低速(端子Lに対応す
る)又は中低速(端子MLに対応する)にして、
冷媒サイクルを作動(すなわち、コンプレツサ1
5を作動)させてからしばらくした後に、フアン
の回転速度を最高速(端子Hに対応する)にする
と、エバポレータ7に付着した凝縮水が風の流れ
に沿つて飛散して車室内へ吹き出される虞れがあ
るという問題があつた。
これは、フアンの回転速度が低速又は中低速の
場合に飛散せず、しかもクーラユニツト下部に落
下せずにエバポレータの伝熱フイン等に付着して
いた凝縮水が急速なフアンの回転速度の変化によ
り風の流れに沿つて飛散してしまうからである。
[考案の目的] 本考案は、このような実情に鑑みてなされたも
のであり、フアンの回転速度を低速又は中低速の
状態から急に高速に設定してもエバポレータに付
着した凝縮水が飛散せずに、快適な自動車用空気
調和が得られるフアンモータ制御装置を提供する
ことを目的としている。
[考案の構成] 本考案は、かかる目的を達成するために、エバ
ポレータに風を送り込み空気調和を行つて車室内
へ配風するためのフアンを駆動するフアンモータ
と、該フアンモータに直列に接続する複数個の抵
抗と、該複数個の抵抗を切換えて前記フアンモー
タの回転速度を変化させる切換スイツチとを有す
る自動車用空気調和装置のフアンモータ制御装置
において、前記切換スイツチを前記フアンモータ
の回転速度が最高速となるように設定した場合に
この設定してからの所定時間を計測する時間計測
手段と、該時間計測手段により計測された所定の
時間だけ前記フアンモータの回転速度を1段階下
の回転速度に切換えるリレー手段とを有してなる
ものである。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面につき説明する。
第3図は本考案の一実施例を示すフアンモータ
制御装置の回路図であり、第2図に示す部材と共
通する部材には同一符号を付してある。
本実施例にかかるフアンモータ制御装置は、電
源11と、フアンモータ9と、該フアンモータ9
に直列に接続する複数個の抵抗12,13,14
と該複数個の抵抗を切換えてフアンモータの回転
速度を変化させるための切換スイツチ10とを有
する。前記切換スイツチ10により切換えられる
端子には、端子OFF,L,ML,MH,Hの5種
類があり、これらの端子を切換スイツチ10が選
択的に導通状態にするようになつている。
前記端子OFFは、フアンモータ9の回転を止
めるための端子であり、切換スイツチ10を端子
OFFに設定するとフアンモータ9には電流が供
給されなくなるようになつている。端子Lは抵抗
14の端部に接続しており、切換スイツチ10を
この端子に設定すると、フアンモータ9への印加
電圧は最小となり、低速度回転が実現されるよう
になつている。端子MLは、抵抗13と抵抗14
との接続点に接続しており、切換スイツチ10を
この端子に設定すると、フアンモータ9の中低速
度回転が実現されるようになつている。端子MH
は、抵抗12と抵抗13との接続点に接続してお
り、切換スイツチ10をこの端子に設定するとフ
アンモータ9の中高速度回転が実現されるように
なつている。端子Hは、端子MH及びタイマー回
路20と接続している。該タイマー回路20はリ
レー回路21と接続しており、該リレー回路21
は前記抵抗12のフアンモータ9側の端部と接続
している。
前記タイマー回路20は、エアコンスイツチが
導通状態で切換スイツチ10が端子Hに設定され
た場合にこの設定してから所定時間(例えば、
4,5秒)を計測する時間計測手段であり、該所
定時間経過後にリレー回路21を導通状態にする
ようになつている。また前記リレー回路21は前
記タイマー回路20により計測された所定の時間
だけ前記フアンモータの回転速度を1段階下の回
転速度(この場合は、中高速;MH)に切換えて
おくためのリレー手段である。
なお、コンプレツサ15を駆動する制御回路
は、第1図に示す従来例と同様に固定接片18に
接続している。
このような、フアンモータ制御装置では、切換
スイツチ10を端子L(低速回転)又は端子ML
(中低速回転)に設定して、冷媒サイクルを作動
(すなわち、コンプレツサ15を作動)させてか
ら、しばらくした後に、切換スイツチ10を端子
H(高速回転)にすると、タイマー回路20が作
動して所定時間を計測するが、未だリレー回路2
1が働らかないので、電流は端子H及び端子MH
及び抵抗12を通つてフアンモータ9に流れ、フ
アンモータの中高速度回転が行われる。その後、
所定時間経過後にタイマー回路20の働きによ
り、リレー回路21に電流が流れるため、フアン
モータ9の両接地端は電源11に抵抗12,1
3,14を介さないで、直接接続されることにな
り、フアンモータ9への印加電圧は最大になり、
フアンモータの最高回転速度が実現される。
このように、前記切換スイツチ10を端子Hに
設定した場合に、フアンモータの回転速度が所定
時間だけ中高速になり、その後に高速となるの
で、フアンの回転速度が低速又は中低速の場合に
飛散せずしかもクーラユニツト下部に落下せずに
エバポレータ7の伝熱フイン等に付着していた凝
縮水が、急速なフアンの回転速度の変化により風
の流れに沿つて飛散してしまうことはなくなる。
また、本考案は上述の実施例に限定されるもの
ではなく、第4図に示すようなフアンモータ制御
装置が考えられる。
この実施例では、端子Hと端子MHとをリレー
回路21aにより切換えられるようにしている。
また、この実施例におけるタイマー回路20a
は、前述の実施例とは逆に、所定時間のみ電流を
流し、該所定時間経過後に電流が流れないように
している。
このため、切換スイツチ10を端子Hに設定し
た場合には、まず、所定時間タイマー回路20a
に電流が流れ、そのためにリレー回路21aの働
きで、端子Hとタイマー回路20aと抵抗12と
フアンモータ9とが導通状態になり、フアンモー
タの中高速の回転速度が実現する。その後、所定
時間経過後にタイマー回路20aが働いて、タイ
マー回路20aを通る電流を遮断するので、リレ
ー回路21aが切り換わり、端子Hとフアンモー
タ9とが直接導通状態になり、フアンモータの最
高速回転速度が実現する。
[考案の効果] 以上の説明より明らかなように、本考案によれ
ば、フアンモータ制御回路に、時間計測手段とリ
レー手段とを設けたため、フアンの回転速度を低
速又は中低速の状態から急に最高速に設定して
も、エバポレータに付着した凝縮水が飛散せずに
快適な自動車用空気調和装置が得られることにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な自動車用空気調和装置の概略
断面図、第2図は従来のフアンモータ制御装置を
示す回路図、第3図は本考案の一実施例を示すフ
アンモータ制御装置の回路図、第4図は本考案に
よる他の実施例を示すフアンモータ制御装置の回
路図である。 6……フアン、7……エバポレータ、9……フ
アンモータ、10……切換スイツチ、12,1
3,14……抵抗、15……コンプレツサ、20
……タイマー回路、21……リレー回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エバポレータに風を送り込み空気調和を行つて
    車室内へ配風するためのフアンを駆動するフアン
    モータと、該フアンモータに直列に接続する複数
    個の抵抗と、該複数個の抵抗を切換えて前記フア
    ンモータの回転速度を変化させる切換スイツチと
    を有する自動車用空気調和装置のフアンモータ制
    御装置において、前記切換スイツチを前記フアン
    モータの回転速度が最高速となるように設定した
    場合にこの設定からの所定時間を計測する時間計
    測手段と、該時間計測手段により計測された所定
    の時間だけ前記フアンモータの回転速度を最高速
    より1段階下の回転速度に切換えるリレー手段と
    を有することを特徴とする自動車用空気調和装置
    のフアンモータ制御装置。
JP4520384U 1984-03-30 1984-03-30 自動車用空気調和装置のフアンモ−タ制御装置 Granted JPS60157413U (ja)

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JP4520384U JPS60157413U (ja) 1984-03-30 1984-03-30 自動車用空気調和装置のフアンモ−タ制御装置

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JPS60157413U JPS60157413U (ja) 1985-10-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4539506B2 (ja) * 2005-09-14 2010-09-08 株式会社デンソー 空調装置
JP5470793B2 (ja) * 2008-09-30 2014-04-16 ダイキン工業株式会社 空気調和装置の室内機およびこれを備えた空気調和装置

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JPS60157413U (ja) 1985-10-19

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