JPS6339988B2 - - Google Patents
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- JPS6339988B2 JPS6339988B2 JP53066418A JP6641878A JPS6339988B2 JP S6339988 B2 JPS6339988 B2 JP S6339988B2 JP 53066418 A JP53066418 A JP 53066418A JP 6641878 A JP6641878 A JP 6641878A JP S6339988 B2 JPS6339988 B2 JP S6339988B2
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- Japan
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- pulse
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- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims description 11
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 3
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 53
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 24
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 19
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 7
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 6
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 4
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Landscapes
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はアナログ信号をパルスコード変調
(以下PCMと略称する)して記録再生する装置に
関するものである。
(以下PCMと略称する)して記録再生する装置に
関するものである。
最近に至り、音声信号等をPCMによりデジタ
ル化し、これを磁気テープに記録するPCM方式
記録方式が開発されている。このPCM方式記録
方式は、周囲の影響による雑音を受けにくく、再
生出力の音波がきわめて良好となることなどから
注目されている。このPCM方式記録方式では、
記録媒体に広い周波数帯域を必要とするため、回
転ヘツドあるいはマルチトラツクヘツド等を有す
る磁気記録再生装置が必要となる。専用機以外に
も、例えば、標準テレビ信号と同様な擬似映像化
信号を使用してVTRに記録する場合が多い。
ル化し、これを磁気テープに記録するPCM方式
記録方式が開発されている。このPCM方式記録
方式は、周囲の影響による雑音を受けにくく、再
生出力の音波がきわめて良好となることなどから
注目されている。このPCM方式記録方式では、
記録媒体に広い周波数帯域を必要とするため、回
転ヘツドあるいはマルチトラツクヘツド等を有す
る磁気記録再生装置が必要となる。専用機以外に
も、例えば、標準テレビ信号と同様な擬似映像化
信号を使用してVTRに記録する場合が多い。
このようなVTR方式によるPCM方式記録再生
装置の一般的な例を第1図に示す。まず第1図に
おける記録系について説明すると、入力端子1に
加わる音声信号はロウパスフイルタ3を経て不要
な高域成分が除去された後、サンプルホールド回
路4によつて標本化され、アナログ/デジタル変
換器5によつて量子化および符号化されてデジタ
ル信号となる。このデジタル信号は記録側メモリ
6に入力されてデータの並び換えや時間軸圧縮等
がなされ、次いでCRC発生器7においてエラー
チエツク用のCRCビツトが附加された後、並列
―直列変換器8において並列データから直列デー
タに変換される。そして波形変換回路9におい
て、水平同期信号と垂直同期信号とを複合した複
合同期信号が前記直列データに加えられて、標準
テレビ信号方式にしたがつた擬似映像化信号が得
られ、この擬似映像化信号がVTR10によつて
磁気テープに記録される。なお前記波形変換回路
9や並列―直列変換器8、記録側メモリ6等のタ
イミングは、記録側同期用発振器11からのタイ
ミングパルスにより制御される。
装置の一般的な例を第1図に示す。まず第1図に
おける記録系について説明すると、入力端子1に
加わる音声信号はロウパスフイルタ3を経て不要
な高域成分が除去された後、サンプルホールド回
路4によつて標本化され、アナログ/デジタル変
換器5によつて量子化および符号化されてデジタ
ル信号となる。このデジタル信号は記録側メモリ
6に入力されてデータの並び換えや時間軸圧縮等
がなされ、次いでCRC発生器7においてエラー
チエツク用のCRCビツトが附加された後、並列
―直列変換器8において並列データから直列デー
タに変換される。そして波形変換回路9におい
て、水平同期信号と垂直同期信号とを複合した複
合同期信号が前記直列データに加えられて、標準
テレビ信号方式にしたがつた擬似映像化信号が得
られ、この擬似映像化信号がVTR10によつて
磁気テープに記録される。なお前記波形変換回路
9や並列―直列変換器8、記録側メモリ6等のタ
イミングは、記録側同期用発振器11からのタイ
ミングパルスにより制御される。
次に第1図の装置における再生系について説明
すれば、前記VTR10において磁気テープから
再生された擬似映像化信号は、信号分離回路12
において音声情報のデータ信号およびCRCビツ
ト信号と、複合同期信号とに分離される。分離さ
れた複合同期信号はPLL(フエイズ・ロツクド・
ループ)発振器等からなる再生側同期用発振器1
3に入力され、この発振器13から出力されるタ
イミングパルスを制御する。なお発振器13から
出力されるタイミングパルスは、後述する直列―
並列変換器14や再生側メモリ15、デジタル/
アナログ変換器17等のタイミングを制御するた
めのものである。前記信号分離回路12において
分離されたデータ信号は直列―並列変換器14に
入力されて直列データから並列データに変換され
た後、再生側メモリ15に入力され、一方CRC
ビツト信号はCRC検出器16に入力される。そ
してこのCRC検出器16でエラーが検出されれ
ば、前記再生側メモリ15において平均値補間等
によつてデータに対するエラー補正がなされる。
また再生側メモリ15に入力されたデータ信号は
この再生側メモリ15においてデータ並び換え等
がなされる。再生側メモリ15から出力されたデ
ータ信号(デジタル信号)は、デジタル/アナロ
グ変換器17においてアナログ信号に変換され、
さらにデグリツチヤ18においてグリツチが除去
され、次いでロウパスフイルタ19において不要
な高域成分が除去された後、アパーチヤ補正回路
20を経て音声入力信号とほぼ同様の波形のアナ
ログ音声出力となり、再生出力端子22から出力
される。
すれば、前記VTR10において磁気テープから
再生された擬似映像化信号は、信号分離回路12
において音声情報のデータ信号およびCRCビツ
ト信号と、複合同期信号とに分離される。分離さ
れた複合同期信号はPLL(フエイズ・ロツクド・
ループ)発振器等からなる再生側同期用発振器1
3に入力され、この発振器13から出力されるタ
イミングパルスを制御する。なお発振器13から
出力されるタイミングパルスは、後述する直列―
並列変換器14や再生側メモリ15、デジタル/
アナログ変換器17等のタイミングを制御するた
めのものである。前記信号分離回路12において
分離されたデータ信号は直列―並列変換器14に
入力されて直列データから並列データに変換され
た後、再生側メモリ15に入力され、一方CRC
ビツト信号はCRC検出器16に入力される。そ
してこのCRC検出器16でエラーが検出されれ
ば、前記再生側メモリ15において平均値補間等
によつてデータに対するエラー補正がなされる。
また再生側メモリ15に入力されたデータ信号は
この再生側メモリ15においてデータ並び換え等
がなされる。再生側メモリ15から出力されたデ
ータ信号(デジタル信号)は、デジタル/アナロ
グ変換器17においてアナログ信号に変換され、
さらにデグリツチヤ18においてグリツチが除去
され、次いでロウパスフイルタ19において不要
な高域成分が除去された後、アパーチヤ補正回路
20を経て音声入力信号とほぼ同様の波形のアナ
ログ音声出力となり、再生出力端子22から出力
される。
このようなPCM方式記録再生装置においては、
磁気テープの再生信号から分離された同期信号を
もとにして再生系の各部の動作タイミングを制御
して再生出力を得ているため、何らかの故障等に
よつて本来の正しい同期信号と異なる誤つた同期
信号が加えられると再生系の動作が狂い、この結
果、本来の再生信号と異なる信号や雑音または歪
等を含んだ信号等が再生出力として出力されてし
まうおそれがある。
磁気テープの再生信号から分離された同期信号を
もとにして再生系の各部の動作タイミングを制御
して再生出力を得ているため、何らかの故障等に
よつて本来の正しい同期信号と異なる誤つた同期
信号が加えられると再生系の動作が狂い、この結
果、本来の再生信号と異なる信号や雑音または歪
等を含んだ信号等が再生出力として出力されてし
まうおそれがある。
また一方、PCM方式記録再生装置においては、
従来の一般的なテープレコーダの変調方式と異な
るPCMを採用しているため、使用者に依つては
音声信号をPCMした後これを復調した時にどの
ような出力が得られるかモニターしたい場合があ
るが、このような要求を満たすためには、従来の
PCM方式記録再生装置では特にモニター用切換
スイツチを設けて、モニター時にこのスイツチを
操作しなければならず、したがつてモニターのた
めの操作が煩雑となる問題がある。
従来の一般的なテープレコーダの変調方式と異な
るPCMを採用しているため、使用者に依つては
音声信号をPCMした後これを復調した時にどの
ような出力が得られるかモニターしたい場合があ
るが、このような要求を満たすためには、従来の
PCM方式記録再生装置では特にモニター用切換
スイツチを設けて、モニター時にこのスイツチを
操作しなければならず、したがつてモニターのた
めの操作が煩雑となる問題がある。
この発明は以上のような事情に鑑みてなされた
もので、同期信号が正規に得られなくなつたとき
は、モニター切換、すなわち、記録系の出力を再
生系の入力へ直接的に供給することにより、異常
な再生信号が出力される不都合および従来のモニ
ター構成の種々の不都合を同時に解消するように
したものである。
もので、同期信号が正規に得られなくなつたとき
は、モニター切換、すなわち、記録系の出力を再
生系の入力へ直接的に供給することにより、異常
な再生信号が出力される不都合および従来のモニ
ター構成の種々の不都合を同時に解消するように
したものである。
以下この発明の実施例につき図面を参照して詳
細説明する。
細説明する。
第2図はこの発明のPCM方式記録再生装置の
一例の全体構成を示す図であり、第1図と同様、
VTRを用いたものに適用した例を示している。
第2図において第1図に示される要素と同一の要
素については同一の番号を附し、その説明は省略
する。
一例の全体構成を示す図であり、第1図と同様、
VTRを用いたものに適用した例を示している。
第2図において第1図に示される要素と同一の要
素については同一の番号を附し、その説明は省略
する。
第2図において、再生系の信号分離回路12の
一対の出力系路12A,12Bの内、複合同期信
号が出力される複合同期信号系路12Bには、複
合同期信号が正しい状態で出力されているか否か
を判別して検出信号を出力する同期判別回路23
が接続されている。この同期判別回路23は、複
合同期信号における垂直同期信号が許容される範
囲内の周期で出力されているか否かを検出する垂
直同期判別回路23Aと、同じく複合同期信号に
おける水平同期信号が許容されるある範囲内の周
期で出力されているか否かを検出する水平同期判
別回路23Bとから構成されている。前記垂直同
期判別回路23Aおよび水平同期判別回路23B
の出力は切換制御回路24に入力される。この切
換制御回路24は、前記垂直同期判別回路23A
または水平同期判別回路23Bから同期異常を表
わすエラー信号Serが出力された時に、後述する
入力切換回路25と同期制御切換回路26とを切
換動作させるためのものである。また前記切換制
回路24の出力は、ミユーテイング制御回路27
にも入力される。このミユーテイング制御回路2
7に後述するミユーテイングゲート28を制御さ
せるためのものである。
一対の出力系路12A,12Bの内、複合同期信
号が出力される複合同期信号系路12Bには、複
合同期信号が正しい状態で出力されているか否か
を判別して検出信号を出力する同期判別回路23
が接続されている。この同期判別回路23は、複
合同期信号における垂直同期信号が許容される範
囲内の周期で出力されているか否かを検出する垂
直同期判別回路23Aと、同じく複合同期信号に
おける水平同期信号が許容されるある範囲内の周
期で出力されているか否かを検出する水平同期判
別回路23Bとから構成されている。前記垂直同
期判別回路23Aおよび水平同期判別回路23B
の出力は切換制御回路24に入力される。この切
換制御回路24は、前記垂直同期判別回路23A
または水平同期判別回路23Bから同期異常を表
わすエラー信号Serが出力された時に、後述する
入力切換回路25と同期制御切換回路26とを切
換動作させるためのものである。また前記切換制
回路24の出力は、ミユーテイング制御回路27
にも入力される。このミユーテイング制御回路2
7に後述するミユーテイングゲート28を制御さ
せるためのものである。
さらに前記各切換回路25,26およびミユー
テイングゲート28について説明すれば、入力切
換回路25は信号分離回路12から直列―並例変
換器14へ至るデータ信号系路12Aに設けられ
たものであり、正常時、すなわち同期異常が検出
されていない時には信号分離回路12から出力さ
れるデータ号(CRCビツト信号を含む)を直列
―並列変換器14へ入力させ、同期異常が検出さ
れた時にはエラー信号Serに基づく切換制御回路
24からの出力によつて、記録系の並列―直列変
換器8の出力を直接(すなわちVTR10を経ず
に)再生系の直列―並列変換器14へ入力させる
状態に切換わるように構成されている。また同期
制御切換回路26は、信号分離回路12から再生
側同期用発振器13に至る複合同期信号系路12
Bに設けられたものであり、正常時は信号分離回
路15から出力される複合同期信号を制御信号と
して再生側同期用発振器13へ入力させ、同期異
常時には前記と同様に切換制御回路24からの出
力によつて制御されて、記録系の記録側同期用発
振器11からの複合同期信号を直接再生側同期用
発振器13へ入力させる状態に切換わるように構
成されている。また前記ミユーテイングゲート2
8は再生側メモリ15とデジタル/アナログ変換
器17との間の信号系路15Aに介挿されたもの
であり、前記ミユーテイング制御回路27によつ
て制御されて信号系路15Aを遮断するように構
成されている。なおこの実施例においては、前記
両切換回路25,26が切換動作する瞬間のみ信
号系路15Aを遮断するように構成されている。
なおまた、ミユーテイングゲート28は、再生側
同期用発振器13をPLL発振器で構成した場合、
PLLのロツクが解除された状態でも前記信号系
路15Aを遮断するよう、前記再生側同期用発振
器13に接続したPLLロツク外れ検出回路(図
示せず)からの出力によつても制御される構成と
することが望ましい。
テイングゲート28について説明すれば、入力切
換回路25は信号分離回路12から直列―並例変
換器14へ至るデータ信号系路12Aに設けられ
たものであり、正常時、すなわち同期異常が検出
されていない時には信号分離回路12から出力さ
れるデータ号(CRCビツト信号を含む)を直列
―並列変換器14へ入力させ、同期異常が検出さ
れた時にはエラー信号Serに基づく切換制御回路
24からの出力によつて、記録系の並列―直列変
換器8の出力を直接(すなわちVTR10を経ず
に)再生系の直列―並列変換器14へ入力させる
状態に切換わるように構成されている。また同期
制御切換回路26は、信号分離回路12から再生
側同期用発振器13に至る複合同期信号系路12
Bに設けられたものであり、正常時は信号分離回
路15から出力される複合同期信号を制御信号と
して再生側同期用発振器13へ入力させ、同期異
常時には前記と同様に切換制御回路24からの出
力によつて制御されて、記録系の記録側同期用発
振器11からの複合同期信号を直接再生側同期用
発振器13へ入力させる状態に切換わるように構
成されている。また前記ミユーテイングゲート2
8は再生側メモリ15とデジタル/アナログ変換
器17との間の信号系路15Aに介挿されたもの
であり、前記ミユーテイング制御回路27によつ
て制御されて信号系路15Aを遮断するように構
成されている。なおこの実施例においては、前記
両切換回路25,26が切換動作する瞬間のみ信
号系路15Aを遮断するように構成されている。
なおまた、ミユーテイングゲート28は、再生側
同期用発振器13をPLL発振器で構成した場合、
PLLのロツクが解除された状態でも前記信号系
路15Aを遮断するよう、前記再生側同期用発振
器13に接続したPLLロツク外れ検出回路(図
示せず)からの出力によつても制御される構成と
することが望ましい。
上述の構成において、VTR10から正常な擬
似映像化信号が再生されて、信号分離回路12か
ら正常な複合同期信号が分離されている状態で
は、垂直同期判別回路23Aおよび水平同期判別
回路23Bから同期異常検出信号が出力されず、
したがつて各切換回路25,26が切換動作せず
かつミユーテイングゲート28が遮断されないか
ら、前述の従来例で説明したように、磁気テープ
からの正常な再生動作がなされ、再生出力端子2
2から正常な音声再生出力が得られる。一方、信
号分離回路12から分離された複合同期信号の垂
直同期または水平同期の周期が本来の周期と著し
く異つていたり、あるいは信号分離回路12から
複合同期信号として分離された信号がない場合、
すなわち複合同期信号出力が一定の直流レベルを
維持したままである場合には垂直同期判別回路2
3Aおよび/または水平同期判別回路23Bから
エラー信号Serが出力され、切換制御回路24か
らの制御によつて両切換回路25,26が切換動
作し、かつミユーテイング制御回路27からの制
御によつてミユーテイングゲート28が瞬間的に
遮断される。したがつて記録系も同時に動作させ
ておけば、記録系の並列―直列変換器8の出力が
直接再生系の直列―並列変換器14に加わると共
に、記録側同期用発振器11からの同期信号によ
つて再生側同期用発振器13が直接制御されるよ
うにする。すなわち入力端子1に入力されて一旦
PCMされた信号がVTR10を経ずに再生系へ加
えられ、復調されて出力端子22から出力される
ことになる。そしてまたこのような切換動作時に
発生するノイズは、前記ミユーテイングゲート2
8により遮断される。ここで列えば記録系および
再生系を動作させた状態でVTR10の動作のみ
を停止させれば、正常な複合同期信号が信号分離
回路12から得られなくなるから、前述の如く
VTR10を経ない信号が直接再生系において複
調・再生される。すなわち、特にモニター用切替
スイツチを設けなくとも、単にVTR10の動作
を停止させるだけで自動的にモニター状態に変化
させることができる。
似映像化信号が再生されて、信号分離回路12か
ら正常な複合同期信号が分離されている状態で
は、垂直同期判別回路23Aおよび水平同期判別
回路23Bから同期異常検出信号が出力されず、
したがつて各切換回路25,26が切換動作せず
かつミユーテイングゲート28が遮断されないか
ら、前述の従来例で説明したように、磁気テープ
からの正常な再生動作がなされ、再生出力端子2
2から正常な音声再生出力が得られる。一方、信
号分離回路12から分離された複合同期信号の垂
直同期または水平同期の周期が本来の周期と著し
く異つていたり、あるいは信号分離回路12から
複合同期信号として分離された信号がない場合、
すなわち複合同期信号出力が一定の直流レベルを
維持したままである場合には垂直同期判別回路2
3Aおよび/または水平同期判別回路23Bから
エラー信号Serが出力され、切換制御回路24か
らの制御によつて両切換回路25,26が切換動
作し、かつミユーテイング制御回路27からの制
御によつてミユーテイングゲート28が瞬間的に
遮断される。したがつて記録系も同時に動作させ
ておけば、記録系の並列―直列変換器8の出力が
直接再生系の直列―並列変換器14に加わると共
に、記録側同期用発振器11からの同期信号によ
つて再生側同期用発振器13が直接制御されるよ
うにする。すなわち入力端子1に入力されて一旦
PCMされた信号がVTR10を経ずに再生系へ加
えられ、復調されて出力端子22から出力される
ことになる。そしてまたこのような切換動作時に
発生するノイズは、前記ミユーテイングゲート2
8により遮断される。ここで列えば記録系および
再生系を動作させた状態でVTR10の動作のみ
を停止させれば、正常な複合同期信号が信号分離
回路12から得られなくなるから、前述の如く
VTR10を経ない信号が直接再生系において複
調・再生される。すなわち、特にモニター用切替
スイツチを設けなくとも、単にVTR10の動作
を停止させるだけで自動的にモニター状態に変化
させることができる。
ここでVTR10に記録・再生される擬似映像
化信号について説明すれば、この信号は第3図に
示すように構成されている。すなわち1垂直走査
期間に相当する約1/60秒のフイールドFは、約
63.5μsの水平区間Hに換算して3Hの長さの第1
等化パルスEQ1からスタートし、次に同じく3H
の長さの垂直同期パルス期間VDが続き、さらに
同じく3Hの長さの第2等化パルス期間EQ2が続
き、この後1Hの水平同期信号HS、すなわち
63.5μsの周期の水平同期信号HSが繰返し加えら
れている。なお各等化パルス期間EQ1,EQ2お
よび垂直同期パルス期間VD内には、それぞれ1/
2Hの周期のパルスが加えられている。なおまた、
水平同期信号HSの前後の“L”の短かいパルス
Hpを以下水平同期パルスと称する。このように
して、約1/60秒の周期の垂直同期信号と約63.5μs
の水平同期信号とを複合した複合同期信号が形成
されており、さらにこの複合同期信号の各水平同
期信号にデータD(CRCビツトを含む)が加えら
れ、これにより擬似映像化信号が構成されてい
る。
化信号について説明すれば、この信号は第3図に
示すように構成されている。すなわち1垂直走査
期間に相当する約1/60秒のフイールドFは、約
63.5μsの水平区間Hに換算して3Hの長さの第1
等化パルスEQ1からスタートし、次に同じく3H
の長さの垂直同期パルス期間VDが続き、さらに
同じく3Hの長さの第2等化パルス期間EQ2が続
き、この後1Hの水平同期信号HS、すなわち
63.5μsの周期の水平同期信号HSが繰返し加えら
れている。なお各等化パルス期間EQ1,EQ2お
よび垂直同期パルス期間VD内には、それぞれ1/
2Hの周期のパルスが加えられている。なおまた、
水平同期信号HSの前後の“L”の短かいパルス
Hpを以下水平同期パルスと称する。このように
して、約1/60秒の周期の垂直同期信号と約63.5μs
の水平同期信号とを複合した複合同期信号が形成
されており、さらにこの複合同期信号の各水平同
期信号にデータD(CRCビツトを含む)が加えら
れ、これにより擬似映像化信号が構成されてい
る。
上述のように擬似映像化信号が構成されている
から、垂直同期を判別するためには、約1/60秒の
周期で与えられる垂直同期期間VDを検出してこ
れを判別する必要があり、また水平同期を判別す
るためには約63.5μsの水平同期信号HSを検出し
てこれを判別する必要がある。
から、垂直同期を判別するためには、約1/60秒の
周期で与えられる垂直同期期間VDを検出してこ
れを判別する必要があり、また水平同期を判別す
るためには約63.5μsの水平同期信号HSを検出し
てこれを判別する必要がある。
次に垂直同期判別回路23Aの一例につき第4
図ないし第6図を参照して説明する。
図ないし第6図を参照して説明する。
第4図は垂直同期判別回路23Aの原理的な構
成を示すブロツク図である。第4図において、前
記信号分離回路12(第2図参照)から分離され
た複合同期信号は検出回路31に加えられる。こ
の検出回路31は複合同期信号から垂直同期パル
ス期間VDを検出するためのものであり、検出回
路31の検出出力は垂直同期間隔計数用の主カウ
ンタ32および垂直同期間隔計数用の補助カウン
タ33に制御入力として加えられる。前記垂直同
期間隔計数用の主カウンタ32および補助カウン
タ33は、前記再生側同期発振器13(第2図参
照)から与えられる例えば7875KHzの基準入力パ
ルスPoを計数するものであり、これらカウンタ
32,33は、前記検出回路31が垂直同期パル
ス期間VDを検出した時にその検出信号によつて
クリヤされて再び零からカウントを開始するよう
構成されている。また両カウンタ32,33に入
力される基準入力パルスPoの計数値がその最大
許容計数値を越えた場合に生じるオーバーフロー
信号Sov,Sov′は、後述するエラー判別回路34
に加えられる。一方主カウンタ32の計数値出力
Soはカウンタ出力比較器35に加えられる。こ
のカウンタ出力比較器35は、基準値出力回路3
6から加えられる基準値と主カウンタ32の計数
値とを比較するためのものであり、その比較出力
Saは前記エラー判別回路34に入力される。こ
こで前記基準値は、複合同期信号における垂直同
期パルス期間VDの相互の間隔、すなわちある時
点で垂直同期パルス期間VDが検出されてから次
の垂直同期パルス期間VDが検出されるまでの間
隔が正しい値である場合に、この間隔において前
記主カウンタ32が計数するべき基準入力パルス
Poの数に設定されている。そして前記エラー判
別回路34は、主カウンタ32の実際の計数値が
基準値に至らない内に主カウンタ32がクリヤさ
れてしまつた場合、または主カウンタ32もしく
は補助カウンタ33がオーバーフローしてしまつ
た場合に垂直同期異常を表わす垂直エラー信号
SVerを出力するように、前記オーバーフロー信
号Sov,Sov′および比較出力Saによつて制御され
る構成となつている。
成を示すブロツク図である。第4図において、前
記信号分離回路12(第2図参照)から分離され
た複合同期信号は検出回路31に加えられる。こ
の検出回路31は複合同期信号から垂直同期パル
ス期間VDを検出するためのものであり、検出回
路31の検出出力は垂直同期間隔計数用の主カウ
ンタ32および垂直同期間隔計数用の補助カウン
タ33に制御入力として加えられる。前記垂直同
期間隔計数用の主カウンタ32および補助カウン
タ33は、前記再生側同期発振器13(第2図参
照)から与えられる例えば7875KHzの基準入力パ
ルスPoを計数するものであり、これらカウンタ
32,33は、前記検出回路31が垂直同期パル
ス期間VDを検出した時にその検出信号によつて
クリヤされて再び零からカウントを開始するよう
構成されている。また両カウンタ32,33に入
力される基準入力パルスPoの計数値がその最大
許容計数値を越えた場合に生じるオーバーフロー
信号Sov,Sov′は、後述するエラー判別回路34
に加えられる。一方主カウンタ32の計数値出力
Soはカウンタ出力比較器35に加えられる。こ
のカウンタ出力比較器35は、基準値出力回路3
6から加えられる基準値と主カウンタ32の計数
値とを比較するためのものであり、その比較出力
Saは前記エラー判別回路34に入力される。こ
こで前記基準値は、複合同期信号における垂直同
期パルス期間VDの相互の間隔、すなわちある時
点で垂直同期パルス期間VDが検出されてから次
の垂直同期パルス期間VDが検出されるまでの間
隔が正しい値である場合に、この間隔において前
記主カウンタ32が計数するべき基準入力パルス
Poの数に設定されている。そして前記エラー判
別回路34は、主カウンタ32の実際の計数値が
基準値に至らない内に主カウンタ32がクリヤさ
れてしまつた場合、または主カウンタ32もしく
は補助カウンタ33がオーバーフローしてしまつ
た場合に垂直同期異常を表わす垂直エラー信号
SVerを出力するように、前記オーバーフロー信
号Sov,Sov′および比較出力Saによつて制御され
る構成となつている。
第4図に示される垂直同期判別回路23Aにお
いて、信号分離回路12から入力される複合同期
信号における垂直同期の周期が正常な垂直同期の
周期を一致しない場合、すなわち正常な垂直同期
の周期よりも短かいかもしくはある程度長い場
合、ある垂直同期パルス期間VDが検出されてか
ら次の垂直同期パルス期間VDが検出されるまで
の間の主カウンタ32の計数値が前記基準値と一
致しないため、カウンタ出力比較器35の比較出
力Saによつてエラー判別回路34が垂直エラー
信号SVerを出力する。また、ある垂直同期パル
ス期間VDが検出されてから相当時間経過しても
次の垂直同期パルス期間VDが検出されない場
合、主カウンタ32がオーバーフローし、そのオ
ーバーフロー信号Sovによつてエラー判別回路3
4から垂直エラー信号SVerが出力される。
いて、信号分離回路12から入力される複合同期
信号における垂直同期の周期が正常な垂直同期の
周期を一致しない場合、すなわち正常な垂直同期
の周期よりも短かいかもしくはある程度長い場
合、ある垂直同期パルス期間VDが検出されてか
ら次の垂直同期パルス期間VDが検出されるまで
の間の主カウンタ32の計数値が前記基準値と一
致しないため、カウンタ出力比較器35の比較出
力Saによつてエラー判別回路34が垂直エラー
信号SVerを出力する。また、ある垂直同期パル
ス期間VDが検出されてから相当時間経過しても
次の垂直同期パルス期間VDが検出されない場
合、主カウンタ32がオーバーフローし、そのオ
ーバーフロー信号Sovによつてエラー判別回路3
4から垂直エラー信号SVerが出力される。
なお補助カウンタ33は、前記検出回路31の
出力が、垂直同期パルス期間VDを検出した時の
信号レベルを保つている状態において基準入力パ
ルスP0を計数するものであり、この状態がある
一定時間以上経過して補助カウンタ33がオーバ
ーフローすればそのオーバーフロー信号Sov′に
よつて前述と同様に垂直エラー信号SVerが出力
される。すなわち、例えば第3図の複合同期信号
のレベルが“L”レベルを保つたままの場合に垂
直エラー信号SVerが出力される。
出力が、垂直同期パルス期間VDを検出した時の
信号レベルを保つている状態において基準入力パ
ルスP0を計数するものであり、この状態がある
一定時間以上経過して補助カウンタ33がオーバ
ーフローすればそのオーバーフロー信号Sov′に
よつて前述と同様に垂直エラー信号SVerが出力
される。すなわち、例えば第3図の複合同期信号
のレベルが“L”レベルを保つたままの場合に垂
直エラー信号SVerが出力される。
第5図は前述のような垂直同期判別回路23A
の具体例を示すものであり、第5図において垂直
同期パルス期間VDを検出するための検出回路3
1は、インバータ37と、積分回路88と、シユ
ミツト回路からなるインバータ39とで構成され
ている。また垂直同期間隔計数用の主カウンタ3
2は、前段および後段の4ビツト16進カウンタ3
2A,32Bを縦続接続した構成となつており、
これにより主カウンタ32は8ビツト、最大計数
値“256”のカウンタとなつている。しかして前
記検出回路31の出力側が、微分回路40と、シ
ユミツト回路からなるインバータ41,42とを
介して前記各16進カウンタ32A,32Bのクリ
ヤ端子に接続されている。一方前段の16進カウン
タ32Aのアツプカウント入力端子には、記録側
同期用発振器11(第2図参照)から与えられる
15.75KHzのパルスを1/2分周してなる7875KHzの
基準入力パルスP0がナンドゲート44を介して
加えられるようになつている。すなわち前記記録
側同期用発振器11からの15.75KHzのパルスは、
D型フリツプフロツプで構成された1/2分周器4
8に加えられ、このフリツプフロツプ43の非反
転出力端から7875KHzの基準入力パルスP0が出力
される。そしてこの基準入力パルスP0と前記検
出回路31の出力信号とがナンドゲート44に並
列入力として加えられ、このナンドゲート44の
出力が前段の16進カウンタ32Aのアツプカウン
ト入力端子に加えられる。
の具体例を示すものであり、第5図において垂直
同期パルス期間VDを検出するための検出回路3
1は、インバータ37と、積分回路88と、シユ
ミツト回路からなるインバータ39とで構成され
ている。また垂直同期間隔計数用の主カウンタ3
2は、前段および後段の4ビツト16進カウンタ3
2A,32Bを縦続接続した構成となつており、
これにより主カウンタ32は8ビツト、最大計数
値“256”のカウンタとなつている。しかして前
記検出回路31の出力側が、微分回路40と、シ
ユミツト回路からなるインバータ41,42とを
介して前記各16進カウンタ32A,32Bのクリ
ヤ端子に接続されている。一方前段の16進カウン
タ32Aのアツプカウント入力端子には、記録側
同期用発振器11(第2図参照)から与えられる
15.75KHzのパルスを1/2分周してなる7875KHzの
基準入力パルスP0がナンドゲート44を介して
加えられるようになつている。すなわち前記記録
側同期用発振器11からの15.75KHzのパルスは、
D型フリツプフロツプで構成された1/2分周器4
8に加えられ、このフリツプフロツプ43の非反
転出力端から7875KHzの基準入力パルスP0が出力
される。そしてこの基準入力パルスP0と前記検
出回路31の出力信号とがナンドゲート44に並
列入力として加えられ、このナンドゲート44の
出力が前段の16進カウンタ32Aのアツプカウン
ト入力端子に加えられる。
また垂直同期間隔計数用の補助カウンタ33は
単独の4ビツト16進カウンタで構成されており、
この補助カウンタ33のアツプカウント入力端子
には前記フリツプフロツプ43の非反転出力、す
なわち7875KHzの基準入力パルスが直接加えられ
るようになつており、さらにこの補助カウンタ3
3のクリヤ端子には前記検出回路31の出力が直
接加えられるようになつている。そして主カウン
タ32の後段の16進カウンタ32Bのキアリイア
ウト端子および補助カウンタ33のキヤリイアウ
ト端子は、アンドゲート45の2入力端に並列入
力として接続されており、このアンドゲート45
の出力端子は第4図のエラー判別回路34を構成
するD型フリツプフロツプ46のプリセツト端子
に接続されている。
単独の4ビツト16進カウンタで構成されており、
この補助カウンタ33のアツプカウント入力端子
には前記フリツプフロツプ43の非反転出力、す
なわち7875KHzの基準入力パルスが直接加えられ
るようになつており、さらにこの補助カウンタ3
3のクリヤ端子には前記検出回路31の出力が直
接加えられるようになつている。そして主カウン
タ32の後段の16進カウンタ32Bのキアリイア
ウト端子および補助カウンタ33のキヤリイアウ
ト端子は、アンドゲート45の2入力端に並列入
力として接続されており、このアンドゲート45
の出力端子は第4図のエラー判別回路34を構成
するD型フリツプフロツプ46のプリセツト端子
に接続されている。
さらに前記主カウンタ32の後段の16進カウン
タ32Bの各桁の計数値出力端QA〜QDは、前記
カウンタ出力比較器35を構成するコンパレータ
47の各桁の比較入力端A0〜A3にそれぞれ接続
されている。そしてこのコンパレータ47の各桁
の基準入力端B0〜B3の内、20桁の入力端B0、21
桁の入力端B1、および22桁の入力端B2にそれぞ
れ正電圧電源+Vが接続されるとともに23桁の入
力端B3が接地され、これによつてコンパレータ
47へ“0111”なる基準値を与える基準値出力回
路36が構成されている。ここでコンパレータ4
7は、比較入力端A0〜A3に与えられる数値と基
準入力端B0〜B3に与えられる数値とが一致した
時に一致出力端47aからハイレベルの信号を出
力し、それ以外の時はロウレベルを維持するよう
に構成されている。そして前記一致出力端47a
がインバータ48の入力端に接続され、インバー
タ48の出力端は前記D型フリツプフロツプ46
のデータ入力端子に接続されている。またこのフ
リツプフロツプ46のクロツク入力端子には、別
のD型フリツプフロツプ49の反転出力端子が接
続されている。このフリツプフロツプ49は、前
記検出回路31の出力がデータ入力端子に加えら
れると共に、再生側同期用発振器13からの
15.75KHzのパルスがクロツク入力端子に加えら
れるように構成されたものである。
タ32Bの各桁の計数値出力端QA〜QDは、前記
カウンタ出力比較器35を構成するコンパレータ
47の各桁の比較入力端A0〜A3にそれぞれ接続
されている。そしてこのコンパレータ47の各桁
の基準入力端B0〜B3の内、20桁の入力端B0、21
桁の入力端B1、および22桁の入力端B2にそれぞ
れ正電圧電源+Vが接続されるとともに23桁の入
力端B3が接地され、これによつてコンパレータ
47へ“0111”なる基準値を与える基準値出力回
路36が構成されている。ここでコンパレータ4
7は、比較入力端A0〜A3に与えられる数値と基
準入力端B0〜B3に与えられる数値とが一致した
時に一致出力端47aからハイレベルの信号を出
力し、それ以外の時はロウレベルを維持するよう
に構成されている。そして前記一致出力端47a
がインバータ48の入力端に接続され、インバー
タ48の出力端は前記D型フリツプフロツプ46
のデータ入力端子に接続されている。またこのフ
リツプフロツプ46のクロツク入力端子には、別
のD型フリツプフロツプ49の反転出力端子が接
続されている。このフリツプフロツプ49は、前
記検出回路31の出力がデータ入力端子に加えら
れると共に、再生側同期用発振器13からの
15.75KHzのパルスがクロツク入力端子に加えら
れるように構成されたものである。
次に第5図の垂直同期判別回路23Aの動作に
ついて第6図のタイムチヤートを参照して説明す
る。
ついて第6図のタイムチヤートを参照して説明す
る。
まず正常な複合同期信号が加えられている場合
について説明すると、信号分離回路12から加え
られた複合同期信号A(第6図A参照)は、イン
バータ37によつて反転された後、積分回路38
で積分され、さらにインバータ39で反転され、
検出回路31の出力信号Bとしてナンドゲート4
4の一方の入力端子に加わる。ここで検出回路3
1の出力信号Bは、第6図Bに示すように垂直同
期パルス期間VDのスタートに伴い時刻t1におい
て立ち下がつてロウレベル(以下“L”と記す)
となり、垂直同期パルス期間VDの終了に伴い時
刻t2において立ち上がつてハイレベル(以下
“H”と記す)となる。一方、ナンドゲート44
の他方の入力端子には、記録側同期用発振器11
からの15.75KHzのパルス信号C(第6図C参照)
を分周器43で1/2分周した7875KHzの基準入力
パルスP0(第6図D参照)が加わつている。この
ナンドゲート44の出力は前記信号Bが“L”の
間は“H”にロツクされるから、主カウンタ32
の前段の16進カウント32Aのアツプカウント入
力端子には、信号BがHの期間、すなわち垂直同
期パルス期間VD以外の期間に前記基準入力パル
スP0を反転したパルスを有する信号E(第6図E
参照)が加わることになる。一方、前記検出回路
31は出力信号Bは微分回路40で微分されると
共にインバータ41,42を経て主カウンタ32
の各16進カウンタ32A,32Bのクリヤ端子に
加わる。このクリヤ端子に加わるクリヤ信号F
は、第6図Fに示すように前記信号Bの立ち上が
りに対応した“H”のパルスFpを有するもので
ある。なおこのパルスFpの発生時刻は、前記信
号Bの立ち上がり時刻t2よりも若干遅れた時刻t3
である。このパルスFpにより各16進カウンタ3
2A,32Bはクリヤされ、零からの計数を開始
する。すなわち、時刻t3から信号Eの各パルスの
立ち上がりを零から計数する。そして主カウンタ
32の全体の計数値が112となれば、すなわち後
段の16進カウンタ32Bの2進計数値出力が
“0111”となればコンパレータ47における比較
入力と基準入力とが一致するから、このコンパレ
ータ47の出力Gが第6図Gに示すように“L”
から“H”となり、インバータ48の出力、すな
わちフリツプフロツプ46のデータ入力Iが第6
図Hに示すように“H”から“L”となる。この
状態は後段16進カウンタ32Bの2進計数値出力
が“0111”である間は持続する。換言すれば主カ
ウンタ32の全体の計数値が127となるまで継続
する。
について説明すると、信号分離回路12から加え
られた複合同期信号A(第6図A参照)は、イン
バータ37によつて反転された後、積分回路38
で積分され、さらにインバータ39で反転され、
検出回路31の出力信号Bとしてナンドゲート4
4の一方の入力端子に加わる。ここで検出回路3
1の出力信号Bは、第6図Bに示すように垂直同
期パルス期間VDのスタートに伴い時刻t1におい
て立ち下がつてロウレベル(以下“L”と記す)
となり、垂直同期パルス期間VDの終了に伴い時
刻t2において立ち上がつてハイレベル(以下
“H”と記す)となる。一方、ナンドゲート44
の他方の入力端子には、記録側同期用発振器11
からの15.75KHzのパルス信号C(第6図C参照)
を分周器43で1/2分周した7875KHzの基準入力
パルスP0(第6図D参照)が加わつている。この
ナンドゲート44の出力は前記信号Bが“L”の
間は“H”にロツクされるから、主カウンタ32
の前段の16進カウント32Aのアツプカウント入
力端子には、信号BがHの期間、すなわち垂直同
期パルス期間VD以外の期間に前記基準入力パル
スP0を反転したパルスを有する信号E(第6図E
参照)が加わることになる。一方、前記検出回路
31は出力信号Bは微分回路40で微分されると
共にインバータ41,42を経て主カウンタ32
の各16進カウンタ32A,32Bのクリヤ端子に
加わる。このクリヤ端子に加わるクリヤ信号F
は、第6図Fに示すように前記信号Bの立ち上が
りに対応した“H”のパルスFpを有するもので
ある。なおこのパルスFpの発生時刻は、前記信
号Bの立ち上がり時刻t2よりも若干遅れた時刻t3
である。このパルスFpにより各16進カウンタ3
2A,32Bはクリヤされ、零からの計数を開始
する。すなわち、時刻t3から信号Eの各パルスの
立ち上がりを零から計数する。そして主カウンタ
32の全体の計数値が112となれば、すなわち後
段の16進カウンタ32Bの2進計数値出力が
“0111”となればコンパレータ47における比較
入力と基準入力とが一致するから、このコンパレ
ータ47の出力Gが第6図Gに示すように“L”
から“H”となり、インバータ48の出力、すな
わちフリツプフロツプ46のデータ入力Iが第6
図Hに示すように“H”から“L”となる。この
状態は後段16進カウンタ32Bの2進計数値出力
が“0111”である間は持続する。換言すれば主カ
ウンタ32の全体の計数値が127となるまで継続
する。
一方、フリツプフロツプ49においては、検出
回路31の出力Bがデータ入力端子に加わりかつ
15.75KHzのパルスCがクロツク入力端子に加わ
つているから、その反転出力Jは第6図Iに示す
ように信号Bの立ち上がりによつてパルスCの立
ち上がりのタイミングt4で“L”から“H”に変
化し、信号Bの立ち上がりによつてパルスCの立
ち上がりがタイミングt5で“H”から“L”に変
化する。この反転出力Jはフリツプフロツプ46
のクロツク入力となつているから、信号Jの立ち
上がりのタイミングt4で前記データ入力Iが読込
まれる。ここで信号Jの立ち上がりのタイミング
t4は、垂直同期パルス期間VD(VD′)に対応する
ことになる。したがつて垂直同期パルス期間VD
(VD′)が到来するたびごとにフリツプフロツプ
46のデータ入力Jが読込まれ、その非反転出力
がデータ入力Iに対応するレベルとなる。しかる
に正常な複合同期信号が加わつている場合、後述
するように主カウンタ32の計数値が112〜127で
ある間に次の垂直同期パルス期間VD′が到来する
から、フリツプフロツプ46のデータ入力Iが
“L”である間にクロツク入力Iが立ち上がつて
そのデータが読込まれ、フリツプフロツプ46の
非反転出力、すなわち垂直判別出力K(第6図J
参照)が“L”となる。このような“L”の出力
が、垂直同期が正常である状態を表わす信号であ
る。このようにして、最初の垂直同期パルス期間
VDの終了に伴つて主カウンタ32がタイミング
t3においてクリヤされてから、次の垂直同期パル
ス期間VD′が到来するまでの間における7875KHz
のパルスの計数値が112〜127であれば垂直同期パ
ルス期間VD,VD′の間隔が正しいものとみなし
て正常時信号を出力することになる。
回路31の出力Bがデータ入力端子に加わりかつ
15.75KHzのパルスCがクロツク入力端子に加わ
つているから、その反転出力Jは第6図Iに示す
ように信号Bの立ち上がりによつてパルスCの立
ち上がりのタイミングt4で“L”から“H”に変
化し、信号Bの立ち上がりによつてパルスCの立
ち上がりがタイミングt5で“H”から“L”に変
化する。この反転出力Jはフリツプフロツプ46
のクロツク入力となつているから、信号Jの立ち
上がりのタイミングt4で前記データ入力Iが読込
まれる。ここで信号Jの立ち上がりのタイミング
t4は、垂直同期パルス期間VD(VD′)に対応する
ことになる。したがつて垂直同期パルス期間VD
(VD′)が到来するたびごとにフリツプフロツプ
46のデータ入力Jが読込まれ、その非反転出力
がデータ入力Iに対応するレベルとなる。しかる
に正常な複合同期信号が加わつている場合、後述
するように主カウンタ32の計数値が112〜127で
ある間に次の垂直同期パルス期間VD′が到来する
から、フリツプフロツプ46のデータ入力Iが
“L”である間にクロツク入力Iが立ち上がつて
そのデータが読込まれ、フリツプフロツプ46の
非反転出力、すなわち垂直判別出力K(第6図J
参照)が“L”となる。このような“L”の出力
が、垂直同期が正常である状態を表わす信号であ
る。このようにして、最初の垂直同期パルス期間
VDの終了に伴つて主カウンタ32がタイミング
t3においてクリヤされてから、次の垂直同期パル
ス期間VD′が到来するまでの間における7875KHz
のパルスの計数値が112〜127であれば垂直同期パ
ルス期間VD,VD′の間隔が正しいものとみなし
て正常時信号を出力することになる。
ここで垂直同期パルス期間VDの終了から次の
垂直同期パルス期間VD′の終了までの時間は約1/
60秒であり、したがつてこの間に7875KHzのパル
スは131個程度加えられるが、垂直同期パルス期
間VD,VD′の3Hの期間はカウントせず、この間
に1〜2個程度のパルスが到来するから、各垂直
同期パルス期間VD,VD′の間の間隔においては
正常時129個のパルスをカウントすることになる。
しかしながら前述の如く主カウンタ32をクリヤ
するタイミングt3は垂直同期パルス期間VDの終
了時よりも若干遅れ、また各カウンタ32A,3
2Bやコンパレータ47等には遅れ時間が存在す
るから、前述のように112〜127個のパルスが加え
られる期間を正常な間隔とみなして差し支えな
い。なおここではVTR10における磁気テープ
の記録時と再生時とにおいてはテープ速度に若干
のばらつきが存在するから、正常な間隔とみなす
べき期間にある程度の幅を持たせているのであ
る。
垂直同期パルス期間VD′の終了までの時間は約1/
60秒であり、したがつてこの間に7875KHzのパル
スは131個程度加えられるが、垂直同期パルス期
間VD,VD′の3Hの期間はカウントせず、この間
に1〜2個程度のパルスが到来するから、各垂直
同期パルス期間VD,VD′の間の間隔においては
正常時129個のパルスをカウントすることになる。
しかしながら前述の如く主カウンタ32をクリヤ
するタイミングt3は垂直同期パルス期間VDの終
了時よりも若干遅れ、また各カウンタ32A,3
2Bやコンパレータ47等には遅れ時間が存在す
るから、前述のように112〜127個のパルスが加え
られる期間を正常な間隔とみなして差し支えな
い。なおここではVTR10における磁気テープ
の記録時と再生時とにおいてはテープ速度に若干
のばらつきが存在するから、正常な間隔とみなす
べき期間にある程度の幅を持たせているのであ
る。
一方、複合同期信号における各垂直同期パルス
期間VD,VD′の相互の間隔が異常に短かい場合
には、最初の垂直同期パルス期間VDの終了に伴
い主カウンタ32の各16進カウンタ32A,32
Bがクリヤされてからその計数値が112となる以
前に次の垂直同期パルス期間VD′が到来してフリ
ツプフロツプ46のクロツク入力Jが立ち上がつ
てしまう。すなわちインバータ48の出力(フリ
ツプフロツプ46のデータ入力)Iが“H”であ
る内にフリツプフロツプ46のクロツク入力Jが
立ち上がつてしまうため、フリツプフロツプ46
の非反転出力が“H”となる。この“H”なる出
力が垂直同期異常を表わす垂直エラー信号SVer
に相当する。
期間VD,VD′の相互の間隔が異常に短かい場合
には、最初の垂直同期パルス期間VDの終了に伴
い主カウンタ32の各16進カウンタ32A,32
Bがクリヤされてからその計数値が112となる以
前に次の垂直同期パルス期間VD′が到来してフリ
ツプフロツプ46のクロツク入力Jが立ち上がつ
てしまう。すなわちインバータ48の出力(フリ
ツプフロツプ46のデータ入力)Iが“H”であ
る内にフリツプフロツプ46のクロツク入力Jが
立ち上がつてしまうため、フリツプフロツプ46
の非反転出力が“H”となる。この“H”なる出
力が垂直同期異常を表わす垂直エラー信号SVer
に相当する。
また複合同期信号における垂直同期パルス期間
VD,VD′の相互の間隔が長く、主カウンタ32
の各16進カウンタ32A,32Bが最初の垂直同
期パルス期間VDによつてクリヤされた後その計
数値が127を越え256となる以前に次の垂直同期パ
ルス期間VD′が到来した場合には、フリツプフロ
ツプ46のデータ入力Iが“H”に戻つてからフ
リツプフロツプ46のクロツク入力Jが立ち上が
るため、前述の如く間隔が短かい場合と同様にフ
リツプフロツプ46の非反転出力が“H”とな
り、垂直エラー信号が出力される。
VD,VD′の相互の間隔が長く、主カウンタ32
の各16進カウンタ32A,32Bが最初の垂直同
期パルス期間VDによつてクリヤされた後その計
数値が127を越え256となる以前に次の垂直同期パ
ルス期間VD′が到来した場合には、フリツプフロ
ツプ46のデータ入力Iが“H”に戻つてからフ
リツプフロツプ46のクロツク入力Jが立ち上が
るため、前述の如く間隔が短かい場合と同様にフ
リツプフロツプ46の非反転出力が“H”とな
り、垂直エラー信号が出力される。
さらに前記主カウンタ32の計数値が256とな
つても次の垂直同期パルス期間VD′が到来しない
場合には、後段の16進カウンタ32Bがオーバー
フローしてそのキヤリアウト出力が“H”から
“L”へ変化する。この出力はアンドゲート45
を経てフリツプフロツプ46のプリセツト端子に
加わり、このフリツプフロツプ46をプリセツト
させてその非反転出力を強制的に“H”に変化さ
せる。すなわち垂直エラー信号を出力させる。こ
のような状態は、複合同期信号として加わえられ
た信号が“H”の一定値を保つたままの場合も同
様である。したがつて例えばVTR10(第2図
参照)を停止させた時に、信号分離回路12から
複合同期信号として分離された信号が“H”の一
定値となつた場合には、主カウンタ32のオーバ
ーフローにより垂直エラー信号が得られることに
なる。
つても次の垂直同期パルス期間VD′が到来しない
場合には、後段の16進カウンタ32Bがオーバー
フローしてそのキヤリアウト出力が“H”から
“L”へ変化する。この出力はアンドゲート45
を経てフリツプフロツプ46のプリセツト端子に
加わり、このフリツプフロツプ46をプリセツト
させてその非反転出力を強制的に“H”に変化さ
せる。すなわち垂直エラー信号を出力させる。こ
のような状態は、複合同期信号として加わえられ
た信号が“H”の一定値を保つたままの場合も同
様である。したがつて例えばVTR10(第2図
参照)を停止させた時に、信号分離回路12から
複合同期信号として分離された信号が“H”の一
定値となつた場合には、主カウンタ32のオーバ
ーフローにより垂直エラー信号が得られることに
なる。
一方、補助カウンタ33のアツプカウント入力
端子には前記7875KHzに基準入力パルスP0が加わ
つており、またそのクリヤ端子には前記検出回路
31の出力信号Bが加わつている。この補助カウ
ンタ33はクリヤ端子が“H”の状態でクリヤさ
れるから、前記出力信号Bが“L”の期間のみ基
準入力パルスP0を計数することになる。ここで
前記信号Bが“L”となつている期間の長さは垂
直同期パルス期間VDの長さとほぼ等しい。正常
な長さの垂直同期パルス期間は7875KHzの基準入
力パルスP0の2〜3個分に相当するから、正常
な長さの垂直同期パルス期間VDが与えられてい
る場合には、補助カウンタ33がオーバーフロー
することはなく、したがつて補助カウンタ33の
キヤリイアウト端子は“H”を維持し、フリツプ
フロツプ46をプリセツトさせない。一方、垂直
同期パルス期間VDが異常に長い場合や、複合同
期信号として信号分離回路12から加えられた信
号のレベルが“L”を維持したままの場合には、
補助カウンタ33の計数値が16となつた時にキヤ
リイアウトが“H”から“L”へ変化し、この変
化がアンドゲート44を経てフリツプフロツプ4
6のプリセツト入力端に加わり、フリツプフロツ
プ46の非反転出力を強制的に“H”に変化させ
る。すなわちエラー信号が出力される。したがつ
て例えばVTR10(第2図参照)を停止させた
時に、信号分離回路12から複合同期信号として
分離された信号が“L”の一定値であつた場合も
垂直エラー信号が得られることになる。
端子には前記7875KHzに基準入力パルスP0が加わ
つており、またそのクリヤ端子には前記検出回路
31の出力信号Bが加わつている。この補助カウ
ンタ33はクリヤ端子が“H”の状態でクリヤさ
れるから、前記出力信号Bが“L”の期間のみ基
準入力パルスP0を計数することになる。ここで
前記信号Bが“L”となつている期間の長さは垂
直同期パルス期間VDの長さとほぼ等しい。正常
な長さの垂直同期パルス期間は7875KHzの基準入
力パルスP0の2〜3個分に相当するから、正常
な長さの垂直同期パルス期間VDが与えられてい
る場合には、補助カウンタ33がオーバーフロー
することはなく、したがつて補助カウンタ33の
キヤリイアウト端子は“H”を維持し、フリツプ
フロツプ46をプリセツトさせない。一方、垂直
同期パルス期間VDが異常に長い場合や、複合同
期信号として信号分離回路12から加えられた信
号のレベルが“L”を維持したままの場合には、
補助カウンタ33の計数値が16となつた時にキヤ
リイアウトが“H”から“L”へ変化し、この変
化がアンドゲート44を経てフリツプフロツプ4
6のプリセツト入力端に加わり、フリツプフロツ
プ46の非反転出力を強制的に“H”に変化させ
る。すなわちエラー信号が出力される。したがつ
て例えばVTR10(第2図参照)を停止させた
時に、信号分離回路12から複合同期信号として
分離された信号が“L”の一定値であつた場合も
垂直エラー信号が得られることになる。
次に水平同期判別回路23Bの一例につき第7
図ないし第9図を参照して説明する。
図ないし第9図を参照して説明する。
第7図は水平同期判別回路23Bの原理的な構
成を示すブロツク図である。第7図において信号
分離回路12(第2図参照)から分離された複合
同期信号は、水平同期間隔計数用の主カウンタ5
0および同補助カウンタ51に制御入力として加
えられる。前記水平同期間隔計数用の主カウンタ
50および補助カウンタ51は、例えば記録側同
期用発振器11(第2図参照)から与えられる
20475MHzの基準入力パルスP0′を計数するもので
あり、これらカウンタ50,51は前記複合同期
信号における各水平同期信号HSの前後の“L”
の水平同期パルスHpが入力された時にクリヤさ
れて零からカウント開始するように構成されてい
る。また両カウンタ50,51に加えられる基準
入力パルスP0′の計数値がカウンタの最大計数値
をオーバーした場合に生じるオーバーフロー信号
Soh,Soh′は、後述するエラー判別回路52に入
力される。一方、主カウンタ50の計数値出力
Sc′は、カウンタ出力比較器53に加えられる。
このカウンタ出力比較器53は、基準値出力回路
54から与えられる基準値と主カウンタ50の計
数値とを比較するためのものであり、その比較出
力Sa′は後述するエラーカウンタ55に入力され
る。ここで前記基準値は、正常な1Hの長さの水
平同期信号HSが“H”レベルを保つ間、すなわ
ち前後の“L”の水平同期パルスHpの間におい
て前記主カウンタ50が計数すべき基準入力パル
スP0′の数に設定されている。前記エラーカウン
タ55は、前記基準値と主カウンタ50の計数値
とが一致しない状態の回数をカウントし、一致し
ない状態がある一定数を超えた場合にオーバーフ
ローして、前記エラー判別回路52へオーバーフ
ロー信号Soh″を与えるものである。そして前記
エラー判別回路52は、前記各カウンタ50,5
1,55からオーバーフロー信号Soh,Soh′,
Soh″が与えられた時に水平同期異常を表わす水
平エラー信号SHerを出力するものである。
成を示すブロツク図である。第7図において信号
分離回路12(第2図参照)から分離された複合
同期信号は、水平同期間隔計数用の主カウンタ5
0および同補助カウンタ51に制御入力として加
えられる。前記水平同期間隔計数用の主カウンタ
50および補助カウンタ51は、例えば記録側同
期用発振器11(第2図参照)から与えられる
20475MHzの基準入力パルスP0′を計数するもので
あり、これらカウンタ50,51は前記複合同期
信号における各水平同期信号HSの前後の“L”
の水平同期パルスHpが入力された時にクリヤさ
れて零からカウント開始するように構成されてい
る。また両カウンタ50,51に加えられる基準
入力パルスP0′の計数値がカウンタの最大計数値
をオーバーした場合に生じるオーバーフロー信号
Soh,Soh′は、後述するエラー判別回路52に入
力される。一方、主カウンタ50の計数値出力
Sc′は、カウンタ出力比較器53に加えられる。
このカウンタ出力比較器53は、基準値出力回路
54から与えられる基準値と主カウンタ50の計
数値とを比較するためのものであり、その比較出
力Sa′は後述するエラーカウンタ55に入力され
る。ここで前記基準値は、正常な1Hの長さの水
平同期信号HSが“H”レベルを保つ間、すなわ
ち前後の“L”の水平同期パルスHpの間におい
て前記主カウンタ50が計数すべき基準入力パル
スP0′の数に設定されている。前記エラーカウン
タ55は、前記基準値と主カウンタ50の計数値
とが一致しない状態の回数をカウントし、一致し
ない状態がある一定数を超えた場合にオーバーフ
ローして、前記エラー判別回路52へオーバーフ
ロー信号Soh″を与えるものである。そして前記
エラー判別回路52は、前記各カウンタ50,5
1,55からオーバーフロー信号Soh,Soh′,
Soh″が与えられた時に水平同期異常を表わす水
平エラー信号SHerを出力するものである。
第7図に示される水平同期判別回路23Bにお
いて、信号分離回路12から入力される複合同期
信号における水平同期信号HSの周期が正常な水
平同期信号の周期と一致しない場合、すなわち正
常な水平同期信号の周期よりも短かいかもしくは
ある程度長い場合、水平同期期間の前後の“L”
の水平同期パルスHpが入力されてから次の“L”
の平同期パルスHpが入力されるまでの間におけ
る主カウンタ50の計数値が前記基準値と一致し
ないため、カウンタ出力比較器53から不一致を
表わす信号が出力され、この信号がエラーカウン
タ55に加わつて一回カウントされる。このよう
な状態が連続して繰返されれば、そのたびにエラ
ーカウンタ55がカウントする。そしてエラーカ
ウンタ55の計数値がある一定数を越えれば、エ
ラーカウンタ55からオーバーフロー信号
Soh″が出力され、エラー判別回路52から水平
同期エラー信号SHerが出力される。なお、等化
パルス期間EQ1,EQ2の間のパルス水平同期信
号HSのパルス幅よりも狭いから、各等化パルス
期間においてはカウンタ出力比較器53から不一
致を表わす信号が繰返し出力されるが、等化パル
ス期間EQ1,EQ2の間の正常なパルス数は予め
定まつており、したがつて前記エラーカウンタ5
5の最大計数値を前記パルス数よりも大きい値に
定めておけば、等化パルス期間EQ1,EQ2にお
いてはエラーカウンタ55はオーバーフローしな
い。すなわち正常な等化パルス期間EQ1,EQ2
のパルスによつて水平エラー信号SHerは出力さ
れない。なおまた、垂直同期パルス期間VD内の
パルスに対しても同様な処理を行うことが可能で
あるが、通常は後述する具体例で示すように垂直
同期パルス期間VDにおいてはエラーカウンタ5
5がロードされるように構成する。
いて、信号分離回路12から入力される複合同期
信号における水平同期信号HSの周期が正常な水
平同期信号の周期と一致しない場合、すなわち正
常な水平同期信号の周期よりも短かいかもしくは
ある程度長い場合、水平同期期間の前後の“L”
の水平同期パルスHpが入力されてから次の“L”
の平同期パルスHpが入力されるまでの間におけ
る主カウンタ50の計数値が前記基準値と一致し
ないため、カウンタ出力比較器53から不一致を
表わす信号が出力され、この信号がエラーカウン
タ55に加わつて一回カウントされる。このよう
な状態が連続して繰返されれば、そのたびにエラ
ーカウンタ55がカウントする。そしてエラーカ
ウンタ55の計数値がある一定数を越えれば、エ
ラーカウンタ55からオーバーフロー信号
Soh″が出力され、エラー判別回路52から水平
同期エラー信号SHerが出力される。なお、等化
パルス期間EQ1,EQ2の間のパルス水平同期信
号HSのパルス幅よりも狭いから、各等化パルス
期間においてはカウンタ出力比較器53から不一
致を表わす信号が繰返し出力されるが、等化パル
ス期間EQ1,EQ2の間の正常なパルス数は予め
定まつており、したがつて前記エラーカウンタ5
5の最大計数値を前記パルス数よりも大きい値に
定めておけば、等化パルス期間EQ1,EQ2にお
いてはエラーカウンタ55はオーバーフローしな
い。すなわち正常な等化パルス期間EQ1,EQ2
のパルスによつて水平エラー信号SHerは出力さ
れない。なおまた、垂直同期パルス期間VD内の
パルスに対しても同様な処理を行うことが可能で
あるが、通常は後述する具体例で示すように垂直
同期パルス期間VDにおいてはエラーカウンタ5
5がロードされるように構成する。
一方、“L”の水平同期パルスHpが入力された
後、水平同期期間の“H”レベルがある一定時間
以上継続した場合、すなわち前記“H”レベルの
継続時間が水平基準入力パルスP0′周期と主カウ
ンタ50の最大計数値との積で定まる時間を越え
た場合には、前記主カウンタ50がオーバーフロ
ーし、そのオーバーフロー信号Sohによつてエラ
ー判別回路52から水平エラー信号SHerが出力
される。
後、水平同期期間の“H”レベルがある一定時間
以上継続した場合、すなわち前記“H”レベルの
継続時間が水平基準入力パルスP0′周期と主カウ
ンタ50の最大計数値との積で定まる時間を越え
た場合には、前記主カウンタ50がオーバーフロ
ーし、そのオーバーフロー信号Sohによつてエラ
ー判別回路52から水平エラー信号SHerが出力
される。
また水平同期パルスHpの“L”の期間がある
一定時間以上継続した場合の如く、複合同期信号
として入力された信号の“L”の継続時間が水平
基準入力パルスP0′の周期と補助カウンタ51の
最大計数値との積で定まる時間を越えた場合に
は、補助カウンタ51がオーバーフローし、そし
てオーバーフロー信号Soh′によつてエラー判別
回路52から水平エラー信号SHerが出力される。
一定時間以上継続した場合の如く、複合同期信号
として入力された信号の“L”の継続時間が水平
基準入力パルスP0′の周期と補助カウンタ51の
最大計数値との積で定まる時間を越えた場合に
は、補助カウンタ51がオーバーフローし、そし
てオーバーフロー信号Soh′によつてエラー判別
回路52から水平エラー信号SHerが出力される。
第8図は前記水平同期判別回路23Bの具体例
を示すものであり、第8図において信号分離回離
12から分離された複合同期信号は、インバータ
56、積分回路57、およびインバータ58から
なる波形整形回路59に加えられる。この波形整
形回路59の出力側は、微分回路60およびイン
バータ61,62を介し、水平同期間隔計数用の
主カウンタ50を構成する第1および第2の4ビ
ツト16進カウンタ50A,50Bのクリヤ端子に
接続されている。これら16進カウンタ50A,5
0Bは縦続接続されたものであり、したがつて主
カウンタ50は最大計数値256のカウンタとなつ
ている。また前記波形整形回路59の出力側は、
水平同期間隔計数用の補助カウンタ51を構成す
る前段および後段の4ビツト16進カウンタ51
A,51Bのクリヤ端子に直接接続されている。
これら16進カウンタ51A,52Bは縦続接続さ
れており、したがつて補助カウンタ51は最大計
数値256のカウンタとなつている。
を示すものであり、第8図において信号分離回離
12から分離された複合同期信号は、インバータ
56、積分回路57、およびインバータ58から
なる波形整形回路59に加えられる。この波形整
形回路59の出力側は、微分回路60およびイン
バータ61,62を介し、水平同期間隔計数用の
主カウンタ50を構成する第1および第2の4ビ
ツト16進カウンタ50A,50Bのクリヤ端子に
接続されている。これら16進カウンタ50A,5
0Bは縦続接続されたものであり、したがつて主
カウンタ50は最大計数値256のカウンタとなつ
ている。また前記波形整形回路59の出力側は、
水平同期間隔計数用の補助カウンタ51を構成す
る前段および後段の4ビツト16進カウンタ51
A,51Bのクリヤ端子に直接接続されている。
これら16進カウンタ51A,52Bは縦続接続さ
れており、したがつて補助カウンタ51は最大計
数値256のカウンタとなつている。
一方、前記主カウンタ50の第1の16進カウン
タ50Aのアツプカウント入力端子には、記録側
同期用発振器11(第3図参照)から与えられる
例えば20475MHzの水平基準入力パルスP0′がナン
ドゲート63を介して加えられるようになつてい
る。すなわち前記水平基準入力パルスP0′がナン
ドゲート63の一方の入力端子に加えられると共
にこのナンドゲート63の他方の入力端子には前
記波形整形回路59の出力が加えられ、さらにナ
ンドゲート63の出力が前記前段の16進カウンタ
50Aのアツプカウント入力端子に加えられる。
また前記水平基準入力パルスP0′は、前記補助カ
ウンタ51を構成する前段の16進カウンタ51A
のアツプカウント入力端子へ直接加えられるよう
になつている。さらに前記水平基準入力パルス
P0′は、同期用のD型フリツプフロツプ64のク
ロツク入力端子に加えられる。このフリツプフロ
ツプ64は、そのデータ入力端子に前記波形整形
回路59の出力が加えられるものである。
タ50Aのアツプカウント入力端子には、記録側
同期用発振器11(第3図参照)から与えられる
例えば20475MHzの水平基準入力パルスP0′がナン
ドゲート63を介して加えられるようになつてい
る。すなわち前記水平基準入力パルスP0′がナン
ドゲート63の一方の入力端子に加えられると共
にこのナンドゲート63の他方の入力端子には前
記波形整形回路59の出力が加えられ、さらにナ
ンドゲート63の出力が前記前段の16進カウンタ
50Aのアツプカウント入力端子に加えられる。
また前記水平基準入力パルスP0′は、前記補助カ
ウンタ51を構成する前段の16進カウンタ51A
のアツプカウント入力端子へ直接加えられるよう
になつている。さらに前記水平基準入力パルス
P0′は、同期用のD型フリツプフロツプ64のク
ロツク入力端子に加えられる。このフリツプフロ
ツプ64は、そのデータ入力端子に前記波形整形
回路59の出力が加えられるものである。
前記主カウンタ50の後段の16進カウンタ50
Bの各桁の計数値出力端QA〜QDは、前記カウン
タ出力比較器53を構成するコンパレータ65の
各桁の比較入力端A0〜A3にそれぞれ接続されて
いる。そしてこのコンパレータ65の各桁の基準
入力端B0〜B3の内、20桁の入力端B0、21桁の入
力端B1および22桁の入力端B2に正電圧電源+V
が接続されるとともに23桁の入力端B3が接地さ
れており、これによりコンパレータ65へ
“0111”なる基準値を与える基準値出力回路54
が構成されている。ここでコンパレータ65は、
比較入力端A0〜A3に与えられる数値と基準入力
端B0〜B3に与えられる基準値とが一致した時に
一致出力端子65aからハイレベルの信号を出力
し、不一致状態ではロウレベルを維持するように
構成されている。そしてこのコンパレータ65の
一致出力端子65aは、インバータ66の入力端
に接続されている。
Bの各桁の計数値出力端QA〜QDは、前記カウン
タ出力比較器53を構成するコンパレータ65の
各桁の比較入力端A0〜A3にそれぞれ接続されて
いる。そしてこのコンパレータ65の各桁の基準
入力端B0〜B3の内、20桁の入力端B0、21桁の入
力端B1および22桁の入力端B2に正電圧電源+V
が接続されるとともに23桁の入力端B3が接地さ
れており、これによりコンパレータ65へ
“0111”なる基準値を与える基準値出力回路54
が構成されている。ここでコンパレータ65は、
比較入力端A0〜A3に与えられる数値と基準入力
端B0〜B3に与えられる基準値とが一致した時に
一致出力端子65aからハイレベルの信号を出力
し、不一致状態ではロウレベルを維持するように
構成されている。そしてこのコンパレータ65の
一致出力端子65aは、インバータ66の入力端
に接続されている。
前記インバータ66の出力端子と前記フリツプ
フロツプ64の非反転出力端子は並列入力として
ノアゲート67に接続され、このノアゲート67
の出力端子は、4ビツト16進カウンタで構成され
たエラーカウンタ55のクリヤ端子に接続される
と共に、インバータ69を介して前記エラー判別
回路52を構成するラツチ用のD型フリツプフロ
ツプ70のクリヤ端子に接続されている。また前
記ナンドゲート66の出力端子と前記フリツプフ
ロツプ64の反転出力端子は並列入力としてナー
ドゲート71に接続され、このナンドゲート71
の出力端子は前記エラーカウンタ55を構成する
16進カウンタ68のアツプカウント入力端子に接
続されている。そして主カウンタ50の後段の16
進カウンタ50Bと補助カウンタ51の後段の16
進カウンタ51Bとエラーカウンタ55の各キヤ
リイアウト端子はアンドゲート72に並列入力と
して接続され、このアンドゲート72の出力端子
が前記エラー判別回路52を構成するフリツプフ
ロツプ70のプリセツト端子に接続されている。
このフリツプフロツプ70は、データ入力端子お
よびクロツク入力端子を正電圧電源に接続したも
のであつて、その非反転出力端子から判別出力が
得られるようになつている。なお前記エラーカウ
ンタ55のロード端子には、前述の垂直同期判別
回路23Aにおける検出回路31(第5図参照)
の出力端子31aがインバータ73を介して接続
されている。
フロツプ64の非反転出力端子は並列入力として
ノアゲート67に接続され、このノアゲート67
の出力端子は、4ビツト16進カウンタで構成され
たエラーカウンタ55のクリヤ端子に接続される
と共に、インバータ69を介して前記エラー判別
回路52を構成するラツチ用のD型フリツプフロ
ツプ70のクリヤ端子に接続されている。また前
記ナンドゲート66の出力端子と前記フリツプフ
ロツプ64の反転出力端子は並列入力としてナー
ドゲート71に接続され、このナンドゲート71
の出力端子は前記エラーカウンタ55を構成する
16進カウンタ68のアツプカウント入力端子に接
続されている。そして主カウンタ50の後段の16
進カウンタ50Bと補助カウンタ51の後段の16
進カウンタ51Bとエラーカウンタ55の各キヤ
リイアウト端子はアンドゲート72に並列入力と
して接続され、このアンドゲート72の出力端子
が前記エラー判別回路52を構成するフリツプフ
ロツプ70のプリセツト端子に接続されている。
このフリツプフロツプ70は、データ入力端子お
よびクロツク入力端子を正電圧電源に接続したも
のであつて、その非反転出力端子から判別出力が
得られるようになつている。なお前記エラーカウ
ンタ55のロード端子には、前述の垂直同期判別
回路23Aにおける検出回路31(第5図参照)
の出力端子31aがインバータ73を介して接続
されている。
次に第8図の水平同期判別回路23Bの動作に
ついて第9図のタイムチヤートを参照して説明す
る。
ついて第9図のタイムチヤートを参照して説明す
る。
まず正常な複合同期信号が加えられている場合
について説明すると、信号分離回路12から加え
られた複合同期信号A(第9図A参照)は、波形
整形回路59で整形されて、微細なノズルが除去
される。この複合同期信号Aの時間軸を拡大した
波形を第9図Bに示す。なお第9図C以降の時間
軸は第9図Bに準ずる。整形された前記複合同期
信号Aは、ナンドゲート63の一方の入力端子に
加わる。ナンドゲート63の他方の入力端子に
は、記録側同期用発振器11からの例えば
20475MHzのパルスP0′(第9図C参照)が加わつ
ている。このナンドゲート63の出力は、前記複
合同期信力号Aが“L”の間すなわち水平同期パ
ルスHpが加わつている間は“H”にロツクされ
るから、主カウンタ50の初段16進カウンタ50
Aのアツプカウント入力端子には、複合同期信号
Aが“H”の期間のみに前記基準入力パルス
P0′を反転したパルスを有する信号R(第9図D参
照)が加わる。一方、複合同期信号Aは微分回路
60、インバータ61,62を経て主カウンタ5
0の各16進カウンタ50A,50Bのクリヤ端子
に加わる。このクリヤ入力端に加わるクリヤ信号
Sは、第9図Eに示すように前記複合同期信号A
における立ち上がりに対応した“H”のパルス
Spを有するものである。なおこのパルスSpは、
複合同期信号Aの立ち上がりのタイミングt6より
も若干遅れたタイミングt7で発生する。このパル
スSpにより各16進カウンタ50A,50Bがク
リヤされ、零からの計数を開始する。そして主カ
ウンタ50の全体の計数値が112となれば、すな
わち後段の16進カウンタ50Bの2進計数値出力
が“0111”となればコンパレータ65の一致出力
端子65aの出力が“L”から“H”となり、イ
ンバータ66の出力Tが第9図Fに示すように
“H”から“L”に変化する。この状態は後段の
16進カウンタ50Bの2進計数値が“0111”であ
る間、すなわち主カウンタ50の全体の計数値が
127となるまでの間継続する。
について説明すると、信号分離回路12から加え
られた複合同期信号A(第9図A参照)は、波形
整形回路59で整形されて、微細なノズルが除去
される。この複合同期信号Aの時間軸を拡大した
波形を第9図Bに示す。なお第9図C以降の時間
軸は第9図Bに準ずる。整形された前記複合同期
信号Aは、ナンドゲート63の一方の入力端子に
加わる。ナンドゲート63の他方の入力端子に
は、記録側同期用発振器11からの例えば
20475MHzのパルスP0′(第9図C参照)が加わつ
ている。このナンドゲート63の出力は、前記複
合同期信力号Aが“L”の間すなわち水平同期パ
ルスHpが加わつている間は“H”にロツクされ
るから、主カウンタ50の初段16進カウンタ50
Aのアツプカウント入力端子には、複合同期信号
Aが“H”の期間のみに前記基準入力パルス
P0′を反転したパルスを有する信号R(第9図D参
照)が加わる。一方、複合同期信号Aは微分回路
60、インバータ61,62を経て主カウンタ5
0の各16進カウンタ50A,50Bのクリヤ端子
に加わる。このクリヤ入力端に加わるクリヤ信号
Sは、第9図Eに示すように前記複合同期信号A
における立ち上がりに対応した“H”のパルス
Spを有するものである。なおこのパルスSpは、
複合同期信号Aの立ち上がりのタイミングt6より
も若干遅れたタイミングt7で発生する。このパル
スSpにより各16進カウンタ50A,50Bがク
リヤされ、零からの計数を開始する。そして主カ
ウンタ50の全体の計数値が112となれば、すな
わち後段の16進カウンタ50Bの2進計数値出力
が“0111”となればコンパレータ65の一致出力
端子65aの出力が“L”から“H”となり、イ
ンバータ66の出力Tが第9図Fに示すように
“H”から“L”に変化する。この状態は後段の
16進カウンタ50Bの2進計数値が“0111”であ
る間、すなわち主カウンタ50の全体の計数値が
127となるまでの間継続する。
一方、フリツプフロツプ64においては、その
データ入力端子に複合同期信号Aが入力されると
ともにクロツク入力端子に20475MHzの基準入力
パルスP0′が加わつているから、その非反転出力
Uは第9図Cに示すように前記基準入力パルス
P0′に同期されて複合同期信号Aの立ち下がりか
ら若干遅れたタイミングで立ち下がりかつ複合同
期信号Aの立ち上がりから若干遅れたタイミング
で立ち上がる。またフリツプフロツプ64の反転
出力Vは第9図Hに示すような信号となる。しか
るに正常な周期の水平同期信号が加えられている
場合には、前述のようにある水平同期パルスHp
から若干遅れたタイミングt6で主カウンタ50が
零から計数し、その計数値が112〜127となつてい
る間に次の水平同期パルスHp′が到来する。した
がつてこの場合には、インバータ66の出力Tが
“L”となつている間にフリツプフロツプ64の
反転出力Tが“H”となるから、ナンドゲート7
1の出力は“H”のまま変化せず、したがつてエ
ラーカウンタ55はカウントしない。また、同様
にインバータ66の出力Tが“L”となつている
間にフリツプフロツプ64の非反転出力Uが
“H”となることによつて、ノアゲート67の出
力W(第9図I参照)が“L”から“H”へ変化
し、これによりエラーカウンタ55がクリヤされ
る。すなわちそれまでの間にある値までエラーカ
ウンタ55が計数していても、その計数値が零に
戻る。そしてまたノアゲート67の出力Wが
“L”から“H”へ変化することによりフリツプ
フロツプ70のクリヤ端子が“H”から“L”に
変化し、これによつてフリツプフロツプ70がク
リヤされて、そして非反転出力すなわち水平判別
出力X(第9図J参照)が強制的に“L”になる。
この“L”の出力が水平同期が正常であることを
表わす信号である。
データ入力端子に複合同期信号Aが入力されると
ともにクロツク入力端子に20475MHzの基準入力
パルスP0′が加わつているから、その非反転出力
Uは第9図Cに示すように前記基準入力パルス
P0′に同期されて複合同期信号Aの立ち下がりか
ら若干遅れたタイミングで立ち下がりかつ複合同
期信号Aの立ち上がりから若干遅れたタイミング
で立ち上がる。またフリツプフロツプ64の反転
出力Vは第9図Hに示すような信号となる。しか
るに正常な周期の水平同期信号が加えられている
場合には、前述のようにある水平同期パルスHp
から若干遅れたタイミングt6で主カウンタ50が
零から計数し、その計数値が112〜127となつてい
る間に次の水平同期パルスHp′が到来する。した
がつてこの場合には、インバータ66の出力Tが
“L”となつている間にフリツプフロツプ64の
反転出力Tが“H”となるから、ナンドゲート7
1の出力は“H”のまま変化せず、したがつてエ
ラーカウンタ55はカウントしない。また、同様
にインバータ66の出力Tが“L”となつている
間にフリツプフロツプ64の非反転出力Uが
“H”となることによつて、ノアゲート67の出
力W(第9図I参照)が“L”から“H”へ変化
し、これによりエラーカウンタ55がクリヤされ
る。すなわちそれまでの間にある値までエラーカ
ウンタ55が計数していても、その計数値が零に
戻る。そしてまたノアゲート67の出力Wが
“L”から“H”へ変化することによりフリツプ
フロツプ70のクリヤ端子が“H”から“L”に
変化し、これによつてフリツプフロツプ70がク
リヤされて、そして非反転出力すなわち水平判別
出力X(第9図J参照)が強制的に“L”になる。
この“L”の出力が水平同期が正常であることを
表わす信号である。
なおここで正常な複合同期信号における63.5μs
の1H区間には20475MHzのパルスが130個程度到
来するが、1Hの区間の前後の水平同期パルスHp
は主カウンタ50がカウントせず、この水平同期
パルス期間Hpは5μs程度であるから、主カウンタ
50がカウントするのは残りの58μsとなり、した
がつて正常時には約120個程度のパルスをカウン
トすることになる。そしてまた前述の如く主カウ
ンタ50をクリヤするタイミングt3′は水平同期
パルスHpの立ち上がりのタイミングt2′よりも若
干遅れ、また各カウンタ50A,50Bやコンパ
レータ65等には遅れ時間が存在するから、前述
のように112〜127個のパルスが加えられる期間を
正常な間隔とみなして差し支えない。そしてまた
この具体例においては、VTR10におけるテー
プ速度の若干のばらつき等を考慮して、正常な間
隔とみなすべき期間にある程度の幅を持たせてい
るのである。
の1H区間には20475MHzのパルスが130個程度到
来するが、1Hの区間の前後の水平同期パルスHp
は主カウンタ50がカウントせず、この水平同期
パルス期間Hpは5μs程度であるから、主カウンタ
50がカウントするのは残りの58μsとなり、した
がつて正常時には約120個程度のパルスをカウン
トすることになる。そしてまた前述の如く主カウ
ンタ50をクリヤするタイミングt3′は水平同期
パルスHpの立ち上がりのタイミングt2′よりも若
干遅れ、また各カウンタ50A,50Bやコンパ
レータ65等には遅れ時間が存在するから、前述
のように112〜127個のパルスが加えられる期間を
正常な間隔とみなして差し支えない。そしてまた
この具体例においては、VTR10におけるテー
プ速度の若干のばらつき等を考慮して、正常な間
隔とみなすべき期間にある程度の幅を持たせてい
るのである。
一方、複合同期信号Aにおける各水平同期パル
スHpの間隔が短かい場合には、最初の水平同期
パルスHpの立ち上がりに伴つて各16進カウンタ
50A,50Bがクリヤされてからその計数値が
112となる以前に次の水平同期パルスHp′が到来
する。したがつてインバータ66の出力Tが
“H”である間にフリツプフロツプ64の非反転
出力Uが“L”となるから、ノアゲート67の出
力“L”のまま変化せず、したがつてエラーカウ
ンタ55がクリヤされず、かつフリツプフロツプ
70もクリヤされない。すなわちフリツプフロツ
プ70はそれ以前の状態を保つ。そしてまたフリ
ツプフロツプ64の反転出力はインバータ66の
出力Tが“H”である間に一旦“L”から“H”
となりしかる後“L”に戻る。したがつてナンド
ゲート71の出力も“H”→“L”→“H”と変
化するから、“L”→“H”の変化をエラーカウ
ンタ55が計数し、その計数値が零から″1″へ変
化する。このような状態が16回連続して繰返され
れば、エラーカウンタ55の計数値が16となつて
そのキヤリイアウト出力が“H”から“L”に変
化する。この変化はアンドゲート72を介してフ
リツプフロツプ70のプリセツト端子に加わり、
このフリツプフロツプ70をプリセツトさせてそ
の非反転出力すなわち水平判別出力Xを強制的に
“H”に変化させる。このような“H”の出力が
水平エラー信号である。
スHpの間隔が短かい場合には、最初の水平同期
パルスHpの立ち上がりに伴つて各16進カウンタ
50A,50Bがクリヤされてからその計数値が
112となる以前に次の水平同期パルスHp′が到来
する。したがつてインバータ66の出力Tが
“H”である間にフリツプフロツプ64の非反転
出力Uが“L”となるから、ノアゲート67の出
力“L”のまま変化せず、したがつてエラーカウ
ンタ55がクリヤされず、かつフリツプフロツプ
70もクリヤされない。すなわちフリツプフロツ
プ70はそれ以前の状態を保つ。そしてまたフリ
ツプフロツプ64の反転出力はインバータ66の
出力Tが“H”である間に一旦“L”から“H”
となりしかる後“L”に戻る。したがつてナンド
ゲート71の出力も“H”→“L”→“H”と変
化するから、“L”→“H”の変化をエラーカウ
ンタ55が計数し、その計数値が零から″1″へ変
化する。このような状態が16回連続して繰返され
れば、エラーカウンタ55の計数値が16となつて
そのキヤリイアウト出力が“H”から“L”に変
化する。この変化はアンドゲート72を介してフ
リツプフロツプ70のプリセツト端子に加わり、
このフリツプフロツプ70をプリセツトさせてそ
の非反転出力すなわち水平判別出力Xを強制的に
“H”に変化させる。このような“H”の出力が
水平エラー信号である。
ここで複合同期信号Aの各等化パルス期間EQ
1,EQ2および垂直同期パルス期間VDにおけ
る動作について説明すると、これらの期間EQ1,
EQ2,VDにおける“H”の期間は正常な水平
同期信号HSにおける水平同期パルスHpの相互の
間隔の半分以下である。したがつて仮に水平同期
判別回路23Bにエラーカウンタ55を設けず、
垂直同期判別回路23Aと同様に構成したとすれ
ば、等化パルス期間EQ1,EQ2および垂直同期
パルス期間VDにおいて水平エラー信号が出力さ
れてしまうことになる。しかしながらこの具体例
では正常な水平同期パルスHpの間の間隔よりも
短い“H”の期間が16個以上連続しなければ水平
エラー信号が出力されないから、前述のような事
態を防止できる。すなわち、第1の等化パルス期
間EQ1におけるパルスの数は5〜6個であるか
らエラーカウンタ55はオーバーフローしない。
そしてその後の垂直同期パルス期間VDにおいて
検出回路31(第5図参照)からインバータ73
を介し“H”の信号がエラーカウンタ55のロー
ド端子に加わる。ここでエラーカウンタ55はそ
のプリセツトデータ端子PA〜PDがすべて接地さ
れているから、垂直同期パルス期間VDにおいて
はエラーカウンタ55の計数内容が零にロードさ
れる。この後第2の等化パルス期間EQ2におい
て5〜6個の短いパルスが加わり、これによりエ
ラーカウンタ55の計数値は5〜6となり、さら
にそれに引続く正常な間隔の水平同期信号HSに
よつてエラーカウンタ55がクリヤされる。結局
第1等化パルス期間EQ1から第2等化パルス期
間EQ2の間ではエラーカウンタ55はオーバー
フローせず、しかもその直後計数内容がクリヤさ
れるから、エラー信号は発生しない。
1,EQ2および垂直同期パルス期間VDにおけ
る動作について説明すると、これらの期間EQ1,
EQ2,VDにおける“H”の期間は正常な水平
同期信号HSにおける水平同期パルスHpの相互の
間隔の半分以下である。したがつて仮に水平同期
判別回路23Bにエラーカウンタ55を設けず、
垂直同期判別回路23Aと同様に構成したとすれ
ば、等化パルス期間EQ1,EQ2および垂直同期
パルス期間VDにおいて水平エラー信号が出力さ
れてしまうことになる。しかしながらこの具体例
では正常な水平同期パルスHpの間の間隔よりも
短い“H”の期間が16個以上連続しなければ水平
エラー信号が出力されないから、前述のような事
態を防止できる。すなわち、第1の等化パルス期
間EQ1におけるパルスの数は5〜6個であるか
らエラーカウンタ55はオーバーフローしない。
そしてその後の垂直同期パルス期間VDにおいて
検出回路31(第5図参照)からインバータ73
を介し“H”の信号がエラーカウンタ55のロー
ド端子に加わる。ここでエラーカウンタ55はそ
のプリセツトデータ端子PA〜PDがすべて接地さ
れているから、垂直同期パルス期間VDにおいて
はエラーカウンタ55の計数内容が零にロードさ
れる。この後第2の等化パルス期間EQ2におい
て5〜6個の短いパルスが加わり、これによりエ
ラーカウンタ55の計数値は5〜6となり、さら
にそれに引続く正常な間隔の水平同期信号HSに
よつてエラーカウンタ55がクリヤされる。結局
第1等化パルス期間EQ1から第2等化パルス期
間EQ2の間ではエラーカウンタ55はオーバー
フローせず、しかもその直後計数内容がクリヤさ
れるから、エラー信号は発生しない。
また、複合同期信号Aにおける各水平同期パル
スHpの間隔が正常な間隔よりも若干長い場合に
は、最初の水平同期パルスHpの立ち上がりに伴
つて各16進カウンタ50A,50Bがクリヤされ
てからその計数値が127を越えた後、次の水平同
期パルスHp′が到来する。したがつて前述のよう
にパルス間隔が短かい場合と同様にエラーカウン
タ55が1回計数する。そしてこのような状態が
16回以上連続して繰返せば、エラー信号が出力さ
れる。
スHpの間隔が正常な間隔よりも若干長い場合に
は、最初の水平同期パルスHpの立ち上がりに伴
つて各16進カウンタ50A,50Bがクリヤされ
てからその計数値が127を越えた後、次の水平同
期パルスHp′が到来する。したがつて前述のよう
にパルス間隔が短かい場合と同様にエラーカウン
タ55が1回計数する。そしてこのような状態が
16回以上連続して繰返せば、エラー信号が出力さ
れる。
さらに、主カウンタ50の計数値が256となつ
ても次の水平同期パルスHp′が到来しない場合に
は、後段の16進カウンタ50Bがオーバーフロー
してそのキヤリイアウトが“H”から“L”に変
化する。この出力はアンドゲート72を経てフリ
ツプフロツプ70のプリセツト端子に加わり、そ
の非反転出力すなわち水平判別出力を強制的に
“H”に変化させ、水平エラー信号を出力させる。
もちろん複合同期信号Aが“H”の一定レベルを
維持したままの場合も同様である。
ても次の水平同期パルスHp′が到来しない場合に
は、後段の16進カウンタ50Bがオーバーフロー
してそのキヤリイアウトが“H”から“L”に変
化する。この出力はアンドゲート72を経てフリ
ツプフロツプ70のプリセツト端子に加わり、そ
の非反転出力すなわち水平判別出力を強制的に
“H”に変化させ、水平エラー信号を出力させる。
もちろん複合同期信号Aが“H”の一定レベルを
維持したままの場合も同様である。
一方、補助カウンタ51の初段16進カウンタ5
1Aのアツプカウント入力端子には、20475MHz
に前記基準入力パルスP0′が加わつており、また
補助カウンタ51の各16進カウンタ51A,51
Bのクリヤ端子には、波形整形回路59で整形さ
れた複合同期信号Aが加わつている。これら16進
カウンタ51A,51Bはクリヤ端子が“H”の
状態でクリヤされるから、前記複合同期信号Aが
“L”の期間のみ基準入力パルスP0′を計数するこ
とになる。ここで正常な複合同期信号Aにおける
各水平同期パルスHpの期間と、各等化パルス期
間EQ1,EQ2および垂直同期パルス期間VDの
“L”の期間においては補助カウンタ51の計数
値が256に至らず、したがつて補助カウンタ51
のキヤリイアウト端子は“H”を維持し、フリツ
プフロツプ70をプリセツトさせない。一方、水
平同期パルスHpの“L”の期間が著しく長い場
合や、複合同期信号として信号分離回路12から
加えられた信号のレベルが“L”を維持したまま
の場合には、補助カウンタ51に加わるパルスが
256以上となつて補助カウンタ51がオーバーフ
ローし、キヤリイアウトが“H”から“L”へ変
化し、この変化がアンドゲート72を経てフリツ
プフロツプ70のプリセツト入力端に加わり、フ
リツプフロツプ70の非反転出力を強制的に
“H”に変化させる。すなわち水平エラー信号を
出力させる。
1Aのアツプカウント入力端子には、20475MHz
に前記基準入力パルスP0′が加わつており、また
補助カウンタ51の各16進カウンタ51A,51
Bのクリヤ端子には、波形整形回路59で整形さ
れた複合同期信号Aが加わつている。これら16進
カウンタ51A,51Bはクリヤ端子が“H”の
状態でクリヤされるから、前記複合同期信号Aが
“L”の期間のみ基準入力パルスP0′を計数するこ
とになる。ここで正常な複合同期信号Aにおける
各水平同期パルスHpの期間と、各等化パルス期
間EQ1,EQ2および垂直同期パルス期間VDの
“L”の期間においては補助カウンタ51の計数
値が256に至らず、したがつて補助カウンタ51
のキヤリイアウト端子は“H”を維持し、フリツ
プフロツプ70をプリセツトさせない。一方、水
平同期パルスHpの“L”の期間が著しく長い場
合や、複合同期信号として信号分離回路12から
加えられた信号のレベルが“L”を維持したまま
の場合には、補助カウンタ51に加わるパルスが
256以上となつて補助カウンタ51がオーバーフ
ローし、キヤリイアウトが“H”から“L”へ変
化し、この変化がアンドゲート72を経てフリツ
プフロツプ70のプリセツト入力端に加わり、フ
リツプフロツプ70の非反転出力を強制的に
“H”に変化させる。すなわち水平エラー信号を
出力させる。
以上の説明において、この発明で使用される垂
直同期判別回路23Aおよび水平同期判別回路2
3Bは前述の各具体例に限定されるものではな
い。また、垂直同期判別回路23Aと水平同期判
別回路23Bとの内、いずれか一方が同期異常を
検出した時にモニター切換動作を起させるように
しても良く、あるいはまた垂直、水平同期判別回
路23A,23Bの両者が同期異常を検出した時
にのみモニター切換動作を生じさせるようにして
もよい。
直同期判別回路23Aおよび水平同期判別回路2
3Bは前述の各具体例に限定されるものではな
い。また、垂直同期判別回路23Aと水平同期判
別回路23Bとの内、いずれか一方が同期異常を
検出した時にモニター切換動作を起させるように
しても良く、あるいはまた垂直、水平同期判別回
路23A,23Bの両者が同期異常を検出した時
にのみモニター切換動作を生じさせるようにして
もよい。
なお、以上の実施例は、VTRを用いたものに
ついて説明したが、何らこれに限定されるもので
はない。
ついて説明したが、何らこれに限定されるもので
はない。
以上の説明で明らかなようにこの発明のPCM
方式記録再生装置は、再生された同期信号が異常
となつたとき、記録系の出力であるデータ信号お
よび同期信号を再生系の入力へ直接的に供給する
ようにしたので、異常な再生信号が出力されるこ
とを未然に防止できるうえ、同時にモニタ切換制
御を使い易くすることができ、(すなわち、操作
者がモニター状態に切換たいときには、単に装置
を停止状態とするだけで自動的に切換えることが
でき、)その効果は大きい。
方式記録再生装置は、再生された同期信号が異常
となつたとき、記録系の出力であるデータ信号お
よび同期信号を再生系の入力へ直接的に供給する
ようにしたので、異常な再生信号が出力されるこ
とを未然に防止できるうえ、同時にモニタ切換制
御を使い易くすることができ、(すなわち、操作
者がモニター状態に切換たいときには、単に装置
を停止状態とするだけで自動的に切換えることが
でき、)その効果は大きい。
第1図は従来の一般的なPCM方式記録再生装
置を示すブロツク図、第2図はこの発明のPCM
方式記録再生装置の一例を示すブロツク図、第3
図はこの発明に使用される擬似映像化信号の一例
を示す波形図、第4図はこの発明の装置に使用さ
れる垂直同期判別回路の一例を原理的に示すブロ
ツク図、第5図は第4図の垂直同期判別回路の具
体例を示す結線図、第6図は第5図の回路の各部
の動作を説明するためのタイムチヤート、第7図
はこの発明の装置に使用される水平同期判別回路
の一例を原理的に示すブロツク図、第8図は第7
図に示される水平同期判別回路の具体例を示す結
線図、第9図は第8図の回路の各部の動作を説明
するためのタイムチヤートである。 10…VTR、12…信号分離回路、23A…
垂直同期判別回路、23B…水平同期判別回路、
25,26…切換回路。
置を示すブロツク図、第2図はこの発明のPCM
方式記録再生装置の一例を示すブロツク図、第3
図はこの発明に使用される擬似映像化信号の一例
を示す波形図、第4図はこの発明の装置に使用さ
れる垂直同期判別回路の一例を原理的に示すブロ
ツク図、第5図は第4図の垂直同期判別回路の具
体例を示す結線図、第6図は第5図の回路の各部
の動作を説明するためのタイムチヤート、第7図
はこの発明の装置に使用される水平同期判別回路
の一例を原理的に示すブロツク図、第8図は第7
図に示される水平同期判別回路の具体例を示す結
線図、第9図は第8図の回路の各部の動作を説明
するためのタイムチヤートである。 10…VTR、12…信号分離回路、23A…
垂直同期判別回路、23B…水平同期判別回路、
25,26…切換回路。
Claims (1)
- 1 パルスコード変調により得られたデータ信号
に同期信号を加えてなる信号を磁気テープに記録
し、また前記磁気テープから再生された信号を前
記データ信号と同期信号とに分離し、さらに前記
データ信号をデジタル/アナログ変換して出力す
るようにしたPCM方式記録再生装置において、
再生系の前記同期信号の信号経路にこの同期信号
の得られる周期が通常許容される範囲から外れた
状態を同期異常として検出する同期判別回路を接
続するとともに、記録系と再生系との間に当該記
録系の出力を当該再生系の入力に直接的に接続可
能な切換回路を介挿してなり、前記同期判別回路
が同期正常を検出している時には前記切換回路を
非接続状態とし、同期異常を検出している時には
前記切換回路を接続状態となるように制御するこ
とを特徴とするPCM記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6641878A JPS54158209A (en) | 1978-06-02 | 1978-06-02 | Pcm type recording and reproducing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6641878A JPS54158209A (en) | 1978-06-02 | 1978-06-02 | Pcm type recording and reproducing apparatus |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54158209A JPS54158209A (en) | 1979-12-13 |
JPS6339988B2 true JPS6339988B2 (ja) | 1988-08-09 |
Family
ID=13315218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6641878A Granted JPS54158209A (en) | 1978-06-02 | 1978-06-02 | Pcm type recording and reproducing apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS54158209A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5787327U (ja) * | 1980-11-14 | 1982-05-29 | ||
JP6563250B2 (ja) * | 2015-05-27 | 2019-08-21 | ラピスセミコンダクタ株式会社 | 半導体装置、表示システム及び信号監視方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53141009A (en) * | 1977-05-13 | 1978-12-08 | Sony Corp | Digital signal processor |
-
1978
- 1978-06-02 JP JP6641878A patent/JPS54158209A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53141009A (en) * | 1977-05-13 | 1978-12-08 | Sony Corp | Digital signal processor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54158209A (en) | 1979-12-13 |
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