JP3293503B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP3293503B2
JP3293503B2 JP34485396A JP34485396A JP3293503B2 JP 3293503 B2 JP3293503 B2 JP 3293503B2 JP 34485396 A JP34485396 A JP 34485396A JP 34485396 A JP34485396 A JP 34485396A JP 3293503 B2 JP3293503 B2 JP 3293503B2
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哲也 水島
秀美 岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号とディジ
タル音声信号を記録再生する記録再生装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】業務用分野では、映像信号をディジタル
化して記録再生するD1,D2及びD3と称するビデオ
テープレコーダ(以下、VTRと略す。)等が開発され
ている。また、民生用分野では、ディジタル動画を記録
できるVTRの開発が進んでいる。民生用ディジタルV
TRのフォーマットとしては、Specifications of Cons
umer-Use Digital VCRs using 6.3mm magnetic tape HD
DIGITAL VCR CONFERENCE(以下、DVCフォーマット
と略す。)がある。
【0003】従来のD1,D2,D3やDVCフォーマ
ットでは、音声信号を記録する場合、音声信号は映像信
号1フレームに分割されて記録される。DVCフォーマ
ットにおける音声信号のフレーム分割ルールはロックモ
ードとアンロックモードが存在する。
【0004】ロックモードは、サンプル周波数が映像信
号のフレームと同期している場合である。48kモード
の場合のサンプリング周波数fsは、fs = fh×11
44/375として定義される。ここで、fhは水平同
期信号の周波数である。1フレームあたりのサンプル数
には周期性があり、48kモードの場合は5フレームの
周期性がある。第1フレームが、1600サンプル、第
2〜5フレームが1602サンプルである。
【0005】アンロックモードは、サンプリング周波数
が映像信号のフレームと同期していない場合である。音
声信号の1フレームあたりのサンプル数は最大値及び最
小値により制限される。例えば48kモードでは、最大
サンプル数が1620、最小サンプル数が1580で制
限される。音声信号を格納する領域であるオーディオブ
ロックは2つ存在する。2つのオーディオブロックの音
声信号のサンプル数は規定の範囲であれば同一である必
要はない。アフターレコーディング等によりサンプル数
が異なる場合でも、それぞれのサンプリング数の累積差
は所定の値以下にしなければならない。
【0006】また、このサンプル数の情報は音声信号と
同時に記録される。この2つの音声信号は、それぞれス
テレオ音声を構成するLチャンネルとRチャンネルの場
合もあれば、それぞれの音声信号がステレオ信号である
場合もある。
【0007】以下、アンロックモードについての動作を
説明する。記録時は、映像信号のフレーム単位で記録す
る。1フレームの記録データは、映像信号と映像フレー
ムで分割された第1の音声信号と第2の音声信号と、1
フレーム中に記録される第1の音声信号のサンプル数を
示す第1のサンプル数情報と1フレーム中に記録される
第2の音声信号のサンプル数を示す第2のサンプル数情
報とから構成される。
【0008】再生時は、テープから再生したデータから
このサンプル数情報を検出し、このサンプル数に従って
フレーム内の音声信号を復調する。2つの音声信号は別
々に記録した場合、同一フレームに記録されるサンプル
数は必ずしも一致しない。従って、再生時は2つの音声
信号はそれぞれのサンプル数情報を使って復調する必要
がある。
【0009】また、再生時は2つの音声信号でサンプル
数情報が異なるため、2系統のクロックを有し、それぞ
れに映像信号のフレームに音声信号の再生フレームが一
致するようにクロック周波数を調整すると精度よく音声
信号を復調できるが、通常は回路構成を簡単にするた
め、映像信号のフレームにどちらか一方の音声信号の再
生フレームが一致するようにクロック周波数を調整し、
そのクロックで2つの音声信号を復調する。また、テー
プの状態が悪くてサンプル数情報が検出できない場合、
前のフレームのサンプル数情報を用いて復調処理を行
う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方式では
2つのオーディオブロックのサンプル数情報が正常に検
出できない場合、正常なサンプル数が分からないため2
つの音声信号の再生タイミングに時間ずれができてしま
うという問題がある。また、不測の原因で2つのサンプ
ル数の平均値に差が出てしまうと、同様に2つの音声信
号の再生タイミングに時間ずれができてしまうという問
題がある。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、再生時のサンプル数が正常に検出できなかった場
合、2つの音声信号の再生タイミングがずれない記録再
生装置を提供することを目的とする。また、2つの音声
信号の再生タイミングがずれた場合、ずれを補正する記
録再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、第1のサンプル数情報と第2のサンプル数
情報のうち少なくとも一方が正常に検出できない場合
や、第1の音声信号と第2の音声信号の復調タイミング
を示す第1の計数値と第2の計数値との差が所定値以上
になった場合、第1の計数値と第2の計数値を同時にリ
セットするように構成したものである。
【0013】これにより、再生時に、第1のサンプル数
情報または第2のサンプル数情報が検出できない場合
や、記録されたサンプル数情報が示すサンプル数の平均
値が2つの音声信号間で異なる場合でも、2つの音声信
号の時間ずれが累積することはない。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、第1のサ
ンプル数情報を検出する第1の音声サンプル数情報検出
手段と、第2のサンプル数情報を検出する第2の音声サ
ンプル数情報検出手段と、第1の音声信号のサンプル数
を計数する第1の計数手段と、第2の音声信号のサンプ
ル数を計数する第2の計数手段と、再生時、第1のサン
プル数情報と第2のサンプル数情報が正常に検出される
場合は、第1の計数手段が第1のサンプル数情報で示さ
れるサンプル数だけ計数した後に第1の計数手段をリセ
ットし、かつ、第2の計数手段が第2のサンプル数情報
が示すサンプル数だけ計数した後に第2の計数手段をリ
セットし、第1のサンプル数情報と第2のサンプル数情
報のうち少なくとも一方が正常に検出されない場合は、
第1の計数手段と第2の計数手段を同時にリセットする
リセット手段と、第1の計数手段に従って第1の音声信
号を復調し、かつ、第2の計数手段に従って第2の音声
信号を復調する音声信号復調手段とを有するものであ
り、これにより、第1の音声サンプル数情報検出手段ま
たは第2の音声サンプル数情報検出手段で、第1のサン
プル数情報と第2のサンプル数情報のうち少なくともど
ちらか一方が正常に検出できなくても、リセット手段で
第1の計数手段と第2の計数手段とを同タイミングでリ
セットするため、リセット直後の音声信号復調手段で復
調される第1の音声信号と第2の音声信号のタイミング
は一致する。従って、再生時に、第1のサンプル数情報
または第2のサンプル数情報が正常に検出できない場合
でも2つの音声信号の時間ずれが累積することはない。
【0015】本発明の第2の発明は、第1のサンプル数
情報を検出する第1の音声サンプル数情報検出手段と、
第2のサンプル数情報を検出する第2の音声サンプル数
情報検出手段と、第1の音声信号のサンプル数を計数す
る第1の計数手段と、第2の音声信号のサンプル数を計
数する第2の計数手段と、再生時、第1の計数手段の計
数値と第2の計数手段の計数値との差が所定値以内の場
合は、第1の計数手段が第1のサンプル数情報が示すサ
ンプル数だけ計数した後に第1の計数手段をリセット
し、かつ、第2の計数手段が第2のサンプル数情報が示
すサンプル数だけ計数した後に第2の計数手段をリセッ
トし、第1の計数手段の計数値と第2の計数手段の計数
値との差が所定値より大きい場合は、第1の計数手段と
第2の計数手段を同時にリセットするリセット手段と、
第1の計数手段に従って第1の音声信号を復調し、第2
の計数手段に従って第2の音声信号を復調する音声信号
復調手段とを有するものであり、これにより、記録され
たサンプル数情報が示すサンプル数の平均値が2つの音
声信号間で異なる場合でも、2つの計数手段の計数値の
差を検出し、所定値以上となると第1の計数手段と第2
の計数手段とを同タイミングでリセットするため、リセ
ット直後の音声信号復調手段で復調される第1の音声信
号と第2の音声信号のタイミングは一致する。従って、
2つの音声信号の時間ずれが所定量以上になることはな
い。
【0016】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。(実施の形態1)図1は本発
明の実施の形態1における記録再生装置の構成を示すブ
ロック図である。図2は本実施の形態1において第2の
サンプル数情報が正しく検出できなかった場合の再生タ
イミング図、図3は第1のサンプル数情報が正しく検出
できなかった場合の再生タイミング図である。
【0017】テープには、映像信号の1フレーム単位で
記録され、映像信号と映像信号のフレームで分割された
第1の音声信号と映像信号のフレームで分割された第2
の音声信号と第1の音声信号のサンプル数を示す第1の
サンプル数情報と第2の音声信号のサンプル数を示す第
2のサンプル数情報とが記録される。
【0018】図1において、1は復調回路で、テープか
ら再生された再生データ20から音声データや映像デー
タやサンプル数情報などを検出する。2は誤り訂正回路
(以下、ECCと称す)であり、復調回路1で検出され
た音声データや映像データ、サンプル数情報の誤りを検
出して訂正する。
【0019】3は分割回路であり、ECC2の出力21
を第1のサンプル数情報22と第2のサンプル数情報2
3と復調前の音声信号24とに分離する。4は第1の音
声サンプル数情報検出手段としての第1のデコード回路
であり、第1のサンプル数情報22からフレームに記録
されている第1の音声信号のサンプル数25を検出す
る。また、第1のサンプル数情報が検出できなかった場
合やあり得ない値の場合は第1のエラー信号27を出力
し、検出サンプル数25は最後に正常に検出された値を
保持する。5は第2の音声サンプル数情報検出手段とし
ての第2のデコード回路であり、第2のサンプル数情報
23からフレームに記録されている第2の音声信号のサ
ンプル数26を検出する。また、第2のサンプル数情報
が検出できなかった場合やあり得ない値の場合は第2の
エラー信号28を出力する。6は第1の比較器であり、
後述の第1の音声カウンタ値33と第1の検出サンプル
数25とを比較し、第1の比較結果29を出力する。7
は第2の比較器であり、後述の第2の音声カウンタ値3
4と第2の検出サンプル数26とを比較し、第2の比較
結果30を出力する。8は第1の係数手段としての第1
のカウンタであり、再生クロック41毎にカウントアッ
プし、第1のリセット31で0に初期化する第1の音声
カウンタ値33を出力する。9は第2の係数手段として
の第2のカウンタであり、再生クロック41毎にカウン
トアップし、第2のリセット32で0に初期化する第2
の音声カウンタ値34を出力する。この第1の音声カウ
ンタ値33及び第2の音声カウンタ値34は、映像信号
1フレーム内の音声信号のサンプルの順番を表す。
【0020】10は、リセット手段としてのリセット回
路であり、第1の比較結果29と第2の比較結果30と
第1のエラー信号27と第2のエラー信号28とにより
第1のリセット信号31と第2のリセット信号32を出
力する。第1のリセット31は第1の比較結果29が真
の時のみ真となる。第2のリセット32は、第1のエラ
ー信号27と第2のエラー信号28が共に偽の場合(エ
ラーなしの場合)で、第2の比較結果が真の時のみ真と
なり、第1のエラー信号27または第2のエラー信号2
8の内少なくともどちらかが真の場合で、第1の比較結
果29が真の時に真となる。
【0021】11は第1のフレーム生成回路であり、第
1の音声カウンタ値33より第1の音声信号のフレーム
を表す第1の音声再生フレーム35を生成する。12は
第2のフレーム生成回路であり、第2の音声カウンタ値
34より第2の音声信号のフレームを表す第2の音声再
生フレーム36を生成する。13は選択回路であり、第
1の音声再生フレーム35と第2の音声再生フレーム3
6の内どちらかを選択して出力する。14は位相比較器
(PC)であり、映像基準フレーム38と選択された音
声再生フレーム37との位相を比較して映像基準フレー
ム38に対し音声再生フレーム37の位相が進めば高出
力、遅れれば低出力となるよう位相差に対し線形な誤差
39を出力する。15は低域通過フィルタ(LPF)で
ある。16は電圧可変発振器(VCO)であり、LPF
15の出力レベルに比例して発振周波数を変化させた再
生クロック41を出力する。PC14とLPF15とV
CO16とカウンタ8(又は9)とフレーム生成回路1
1(または12)でPhase Locked Loo
p(PLL)を構成し、常に映像基準フレーム38と選
択された音声再生フレーム37との位相が一致するよう
に再生クロック41の周波数を制御する。
【0022】17はオーディオメイン信号処理であり、
復調前の音声信号24から第1の音声カウンタ値33に
従って第1の音声信号42を復調し、復調前の音声信号
24から第2の音声カウンタ値34に従って第2の音声
信号43を復調する。18は第1のディジタル−アナロ
グ変換回路(D/A)であり、第1のディジタル音声信
号42を第1のアナログ音声信号44に変換する。19
は第2のディジタル−アナログ変換回路(D/A)であ
り、第2のディジタル音声信号43を第2のアナログ音
声信号45に変換する。
【0023】なお、片方の音声信号を記録、もう片方の
音声信号を再生する場合を想定して選択回路13が存在
しているが、通常2つの音声信号を同時に再生する場合
は、必ずしも選択回路13は必要なく、選択された音声
再生フレーム37の代わりに、第1の音声再生フレーム
35または第2の音声再生フレーム36のどちらかを位
相比較回路14に入力してやればよい。
【0024】本実施の形態における動作として、第2の
サンプル数情報23にエラーがある場合を図2に示す。
【0025】正常に第1のサンプル数情報22と第2の
サンプル数情報23が検出されている場合は、第1の検
出サンプル数25に従って第1の音声カウンタ値33
(第1の音声再生フレーム35)を生成し、第2の検出
サンプル数26に従って第2の音声カウンタ値34(第
2の音声再生フレーム36)を生成する。つまり、第1
の比較結果29で第1のリセット31を、第2の比較結
果30で第2のリセット32を生成する。
【0026】図2(a)に示すように、第2のサンプル
数情報23にエラーがあった場合は、第1の比較結果2
9を用いて第1のリセット信号31と第2のリセット信
号32を生成することにより、第2の音声カウンタ値3
4を第1の音声カウンタ値33と同時に初期化する。
【0027】つまり、図2(a)では、第2のサンプル
数情報23のFrame3〜Frame5にエラーがあ
った場合を示している。よって、第2の検出サンプル数
26のFrame3〜Frame5が不明となる。そこ
で、第2のエラー信号28が偽を示すので、第2のリセ
ット信号32は、第1の比較結果29を用いることで、
第1のリセット信号と同一タイミング(図中の矢印のタ
イミング)で第2のカウンタ9をリセットすることにな
る。
【0028】従来の動作例として、同図(b)に示すよ
うに、第2のサンプル数情報23がエラーの場合、第2
の検出サンプル数26を前値保持し、第1と第2のカウ
ンタ値がそれぞれの比較器出力のみでリセットされる。
よって、図に示したように、Frame3〜Frame
5での第2の音声カウンタ値34は、Frame2の値
(図では1600)を保持したタイミングとなる。
【0029】この結果、従来例では復調された第1の音
声信号44と第2の音声信号45は、7サンプルずれる
が、同一のフレームで本実施の形態の第1の音声信号4
4と第2の音声信号45は、図2(a)に示したよう
に、ずれが存在しない。
【0030】次に、第1のサンプル数情報23にエラー
がある場合を図3に示す。正常に第1のサンプル数情報
22と第2のサンプル数情報23が検出されている場合
は、第1の検出サンプル数25に従って第1の音声カウ
ンタ値33(第1の音声再生フレーム35)を生成し、
第2の検出サンプル数26に従って第2の音声カウンタ
値34(第2の音声再生フレーム36)を生成する。
【0031】第1のサンプル数情報22にエラーがあっ
た場合は、第1の検出サンプル数25は前値保持され
る。例えば、図3(a)では、Frame3〜Fram
e5にエラーがあり、Frame2での値1600が前
値保持される。そして、第1の比較器出力29を用いて
第1のリセット31と第2のリセット32を生成するこ
とにより、第2の音声カウンタ値34を第1の音声カウ
ンタ値33と同時に初期化する。そのタイミングを図中
の矢印で示す。
【0032】従来の動作として、第1のサンプル数情報
22がエラーの場合、第1の検出サンプル数25を前値
保持し、第1と第2のカウンタ値がそれぞれの比較器出
力のみでリセットされる場合のタイミングを同図(b)
に示す。図に示すように、第1の音声信号44のFra
me3〜Frame5は、Frame2でのサンプル数
で復調され、第2の音声信号45は、エラーがないの
で、検出されたサンプル数で復調される。
【0033】その結果、従来例では第1の音声信号44
と第2の音声信号45は、9サンプルずれるが、同一の
フレームで本実施の形態の第1音声信号44と第2の音
声信号45は、1サンプルしかずれない。
【0034】従って、例えば、状態が悪い部分の存在す
るテープを再生した場合でも、サンプル数情報が正常に
検出できないことにより、2つの音声信号の時間が平均
サンプル数の差以上にずれてしまうことがない。
【0035】なお、図2と図3に示すFrame3、F
rame4、Frame5ではサンプル数情報が正常に
検出されていないため、復調された音声信号44,45
はミュート処理(0出力)にするのが望ましい。
【0036】リセット回路10において、第1のリセッ
ト31は、第1の比較結果29が真の時のみ真となり、
第2のリセット32は、第1のエラー信号27と第2の
エラー信号28が共に偽の場合に第2の比較結果30が
真の時、真になり、第1のエラー信号27または第2の
エラー信号28の内少なくともどちらかが真の場合に第
1の比較結果29が真の時に真となる。
【0037】また、第1のリセット31は、第1のエラ
ー信号27が偽の場合で第1の比較結果29が真の時、
真になり、第1のエラー信号27が真でかつ第2のエラ
ー信号28が偽の場合で第2の比較結果30が真の時、
真になり、第2のリセット32は、第2のエラー信号2
8が偽の場合で第2の比較結果30が真の時、真にな
り、第1のエラー信号27が偽でかつ第2のエラー信号
28が真の場合で第1の比較結果29が真の時、真とな
るようにしても同様の効果を得られる。
【0038】また、リセット回路10で、第1のエラー
信号27が真又は第2のエラー信号28が真の場合、第
1のリセット31と第2のリセット32は映像基準フレ
ーム38から同一タイミングで生成し、第1のエラー信
号27が偽でかつ第2のエラー信号28が偽の場合は、
第1のリセット信号31は第1の比較器出力29が真の
時真に、第2のリセット信号32は第2の比較器出力3
0が真の時真にしても良い。
【0039】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2における記録再生装置のブロック図である。図5は
第1のサンプル数情報が示すサンプル数の平均値と第2
のサンプル数情報が示すサンプル数の平均値とに差があ
る場合の再生タイミング図である。
【0040】図4において、1は復調回路で、テープか
ら再生された再生データ20から音声データや映像デー
タやサンプル数情報などを検出する。2は誤り訂正回路
(ECC)であり、復調回路1で検出された音声データ
や映像データ、サンプル数情報の誤りを検出して訂正す
る。
【0041】3は分割回路であり、ECC2の出力21
を第1のサンプル数情報22と第2のサンプル数情報2
3と復調前の音声信号24とに分離する。4は第1のデ
コード回路であり、第1のサンプル数情報22からフレ
ームに記録されている第1の音声信号のサンプル数25
を検出する。5は第2のデコード回路であり、第2のサ
ンプル数情報23からフレームに記録されている第2の
音声信号のサンプル数26を検出する。6は第1の比較
器であり、後述の第1の音声カウンタ値33と第1の検
出サンプル数25とを比較し、第1の比較結果29を出
力する。7は第2の比較器であり、後述の第2の音声カ
ウンタ値34と第2の検出サンプル数26とを比較し、
第2の比較結果30を出力する。8は第1のカウンタで
あり、再生クロック41で1だけ増加し、第1のリセッ
ト71で0に初期化する第1の音声カウンタ値33を出
力する。9は第2のカウンタであり、再生クロック41
で1だけ増加し、第2のリセット72で0に初期化する
第2の音声カウンタ値34を出力する。この第1の音声
カウンタ値33及び第2の音声カウンタ値34は映像信
号1フレーム内の音声信号のサンプルの順番を表す。
【0042】51はリセット回路であり、第1の比較結
果29と第2の比較結果30と映像基準フレーム38と
ずれ検出信号61とにより第1のリセット信号71と第
2のリセット信号72を出力する。ずれ検出信号61が
偽の場合は、第1のリセット71は第1の比較結果29
が真の時のみ真となり、第2のリセット72は第2の比
較結果30が真の時のみ真となる。ずれ検出信号61が
真の場合は、第1のリセット71と第2のリセット信号
72は、映像基準フレーム38から生成される。
【0043】52はずれ検出回路であり、第1の音声カ
ウンタ値33と第2の音声カウンタ値34との差が所定
値以上となる場合に真となるずれ検出信号61を出力す
る。検出方法としては、同一のカウンタ値が発生するタ
イミング(例えばカウンタ値が0の時)が何サンプルず
れるかを検出する。11は第1のフレーム生成回路であ
り、第1の音声カウンタ値33より第1の音声再生フレ
ーム35を生成する。12は第2のフレーム生成回路で
あり、第2の音声カウンタ値34より第2の音声再生フ
レーム36を生成する。13は選択回路であり、第1の
音声再生フレーム35と第2の音声再生フレーム36の
内どちらかを選択して出力する。14は位相比較器(P
C)であり、映像基準フレーム38と選択された音声再
生フレーム37との位相を比較して映像基準フレーム3
8に対し音声再生フレーム37の位相が進めば高出力、
遅れれば低出力となる位相差に対し線形な誤差39を出
力する。15は低域通過フィルタ(LPF)である。1
6は電圧可変発振器(VCO)であり、LPF15の出
力レベルに比例して発振周波数を変化させた再生クロッ
ク41を出力する。PC14とLPF15とVCO16
とカウンタ8(又は9)とフレーム生成回路11(また
は12)でPhase Locked Loop(PL
L)を構成し、常に映像基準フレーム38と選択された
音声再生フレーム37との位相が一致するように再生ク
ロック41の周波数を制御する。
【0044】17はオーディオメイン信号処理であり、
復調前の音声信号24から第1の音声カウンタ値33に
従って第1の音声信号42を復調し、復調前の音声信号
24から第2の音声カウンタ値34に従って第2の音声
信号43を復調する。18は第1のディジタル−アナロ
グ変換回路(D/A)であり、第1のディジタル音声信
号42を第1のアナログ音声信号44に変換する。19
は第2のディジタル−アナログ変換回路(D/A)であ
り、第2のディジタル音声信号43を第2のアナログ音
声信号45に変換する。
【0045】第1のサンプル数情報22が示すサンプル
数の平均値と第2のサンプル数情報23が示すサンプル
数の平均値とに差がある場合の再生タイミングを図5に
示す。図5(a)に示す本実施の形態では、ずれ検出回
路52がずれと判断するサンプル差を25サンプルとす
る。図の始めのフレームのサンプル差は1619−16
00=19サンプルであり、次のフレームの位相差は1
9サンプルであり、ずれは検出されない。次のフレーム
のサンプル差は1618−1601=17で3番目のフ
レームの位相差は19+17=36となり、ずれを検出
する。従って、図中の矢印で示されるところで、映像信
号基準フレーム38に従って、第1のリセット71と第
2のリセット72が発生する。この時点で2つの復調さ
れた音声信号44,45のずれが0となる。
【0046】従来の動作例として、第1と第2のカウン
タ値33,34がそれぞれの比較器6,7の出力のみで
リセットされる場合のタイミングを同図(b)に示す。
この例では、フレームのサンプル差が累積されて、位相
差となり、ずれたまま第1の音声信号と第2の音声信号
が各々復調される。
【0047】この結果、従来例では第1の音声信号44
と第2の音声信号45は、38サンプルずれるが、同一
のフレームで本実施の形態の第1の音声信号44と第2
の音声信号45は、ずれが1サンプルとなる。
【0048】サンプル数情報22,23を誤検出した場
合や記録フォーマットに違反した記録再生装置で記録し
た場合に記録されたサンプル数情報22,23が示すサ
ンプル数の平均値が2つの音声信号間で異なることがあ
るが、本実施の形態により2つの音声信号の時間ずれが
累積することはない。
【0049】なお、リセット回路10で、第1のリセッ
ト31は、ずれを検出した場合、第1のリセット71と
第2のリセット72を映像信号基準フレーム38から生
成したが、第1のリセット71と第2のリセット72を
第1の比較器出力29又は第2の比較器出力30として
もよい。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、再生時
に、第1のサンプル数情報または第2のサンプル数情報
が検出できない場合や、記録されたサンプル数情報が示
すサンプル数の平均値が2つの音声信号間で異なる場合
でも、2つの音声信号の時間ずれが累積することはな
い。
【0051】実際の記録再生装置において、再生状態が
悪くてサンプル数情報が正常に検出できなかった場合等
に上記現象は十分発生する可能性があり、本発明の実用
的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による記録再生装置の構
成を示すブロック図
【図2】同記録再生装置の動作の一例を示す再生タイミ
ング図
【図3】同記録再生装置の動作の一例を示す再生タイミ
ング図
【図4】本発明の実施の形態2による記録再生装置の構
成を示すブロック図
【図5】同記録再生装置の動作の一例を示す再生タイミ
ング図
【符号の説明】
1 復調回路 2 誤り訂正回路(ECC) 3 分離回路 4 第1のデコード回路 5 第2のデコード回路 6 第1の比較回路 7 第2の比較回路 8 第1のカウンタ 9 第2のカウンタ 10 リセット回路 11 フレーム生成回路 12 フレーム生成回路 17 音声信号メイン処理回路
フロントページの続き (72)発明者 水野 慎二郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−234253(JP,A) 特開 昭63−288474(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 321 H04N 5/93

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号の1フレーム単位で映像信号と
    第1の音声信号と第2の音声信号と前記映像信号1フレ
    ームに記録する前記第1の音声信号のサンプル数を示す
    第1のサンプル数情報と前記映像信号1フレームに記録
    する前記第2の音声信号のサンプル数を示す第2のサン
    プル数情報とを記録する記録再生装置であって、 前記第1のサンプル数情報を検出する第1の音声サンプ
    ル数情報検出手段と、 前記第2のサンプル数情報を検出する第2の音声サンプ
    ル数情報検出手段と、 前記第1の音声信号のサンプル数を計数する第1の計数
    手段と、 前記第2の音声信号のサンプル数を計数する第2の計数
    手段と、 再生時、前記第1のサンプル数情報と前記第2のサンプ
    ル数情報が正常に検出される場合は、前記第1の計数手
    段が前記第1のサンプル数情報で示されるサンプル数だ
    け計数した後に前記第1の計数手段をリセットし、か
    つ、前記第2の計数手段が前記第2のサンプル数情報が
    示すサンプル数だけ計数した後に前記第2の計数手段を
    リセットし、 前記第1のサンプル数情報と前記第2のサンプル数情報
    のうち少なくとも一方が正常に検出されない場合は、前
    記第1の計数手段と前記第2の計数手段を同時にリセッ
    トするリセット手段と、 映像信号の基準フレームの位相と第1の計数手段の計数
    値または第2の計数手段の計数値より生成される音声再
    生フレーム信号の位相とを比較することにより、再生時
    の前記第1の計数手段と第2の計数手段との計数に利用
    するサンプルクロックを生成するPLL手段と、 前記第1の計数手段に従って第1の音声信号を復調し、
    かつ、前記第2の計数手段に従って第2の音声信号を復
    調する音声信号復調手段とを有することを特徴とする記
    録再生装置。
  2. 【請求項2】 リセット手段は、第1のサンプル数情報
    が正常に検出でき、かつ、第2のサンプル数情報が正常
    に検出できない場合、第1の計数手段が第1のサンプル
    数情報が示すサンプル数だけ計数した後に第1の計数手
    段と第2の計数手段をリセットし、 第2のサンプル数情報が正常に検出でき、かつ、第1の
    サンプル数情報が正常に検出できない場合、第2の計数
    手段が第2のサンプル数情報が示すサンプル数だけ計数
    した後に第1の計数手段と第2の計数手段をリセットす
    ることを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 リセット手段は、第1のサンプル数情報
    が正常に検出でき、かつ、第2のサンプル数情報が正常
    に検出できない場合、第1の計数手段が第1のサンプル
    数情報が示すサンプル数だけ計数した後に第1の計数手
    段と第2の計数手段をリセットし、 第1のサンプル数情報が正常に検出できない場合、第1
    の計数手段が最後に正常に検出された第1のサンプル数
    情報が示すサンプル数だけ計数した後に第1の計数手段
    と第2の計数手段をリセットすることを特徴とする請求
    項1記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 リセット手段は、第1のサンプル数情報
    と第2のサンプル数情報のうち少なくとも一方が正常に
    検出されない場合は、映像信号のフレーム基準信号に従
    って第1の計数手段と第2の計数手段をリセットするこ
    とを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 映像信号の1フレーム単位で映像信号と
    第1の音声信号と第2の音声信号と前記映像信号1フレ
    ームに記録する前記第1の音声信号のサンプル数を示す
    第1のサンプル数情報と前記映像信号1フレームに記録
    する前記第2の音声信号のサンプル数を示す第2のサン
    プル数情報とを記録する記録再生装置であって、 前記第1のサンプル数情報を検出する第1の音声サンプ
    ル数情報検出手段と、 前記第2のサンプル数情報を検出する第2の音声サンプ
    ル数情報検出手段と、 前記第1の音声信号のサンプル数を計数する第1の計数
    手段と、 前記第2の音声信号のサンプル数を計数する第2の計数
    手段と、 再生時、前記第1の計数手段の計数値と前記第2の計数
    手段の計数値との差が所定値以内の場合は、第1の計数
    手段が第1のサンプル数情報が示すサンプル数だけ計数
    した後に第1の計数手段をリセットし、かつ、第2の計
    数手段が第2のサンプル数情報が示すサンプル数だけ計
    数した後に第2の計数手段をリセットし、第1の計数手
    段の計数値と第2の計数手段の計数値との差が所定値よ
    り大きい場合は、第1の計数手段と第2の計数手段を同
    時にリセットするリセット手段と、 再生時、映像信号の基準フレームの位相と第1の計数手
    段の計数値または第2の計数手段の計数値より生成され
    る音声再生フレーム信号の位相とを比較することによ
    り、再生時の前記第1の計数手段と第2の計数手段との
    計数に利用するサンプルクロックを生成するPLL手段
    と、 前記第1の計数手段に従って第1の音声信号を復調し、
    前記第2の計数手段に従って第2の音声信号を復調する
    音声信号復調手段とを有することを特徴とする記録再生
    装置。
  6. 【請求項6】 リセット手段は、第1の計数手段の計数
    値と第2の計数手段の計数値との差が所定値より大きい
    場合は、映像信号のフレーム基準信号に従って第1の計
    数手段と第2の計数手段をリセットすることを特徴とす
    る請求項5記載の記録再生装置。
  7. 【請求項7】 リセット手段は、第1の計数手段の計数
    値と第2の計数手段の計数値との差が所定値より大きい
    場合は、第1の計数手段が第1のサンプル数情報が示す
    サンプル数だけ計数した後に第1の計数手段と第2の計
    数手段をリセットすることを特徴とする請求項5記載の
    記録再生装置。
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