JPS633972A - サ−マルヘツドの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、サーマルヘッドの製造方法に係り、特に基板
上に発熱抵抗体が帯状に形成されているサーマルヘッド
の製造方法に関する。

（従来の技術） 一般にサーマルヘッドは、基板上に発熱抵抗体とこの発
熱抵抗体に電気的に接続された給電用電極とが形成され
、これらにより多数のドツトが形成されている。ぞして
たとえば外部電源からの方形パルスを給電用電極を介し
て選択的に発熱抵抗体に印加して発熱さゼ、この発熱に
よりたとえば感熱紙上への印字が行われる。

ところで上記発熱抵抗体は、発熱により抵抗値が低下す
るという性質を有するものが多い。この場合、−Ｆ記印
字の際に、発熱動作が繰り返して行われることにより抵
抗値が低下するという問題がある。

このため従来から製造時に上記発熱抵抗体に予め通常使
用時より過剰の電圧を印加し通常使用時の温度以上に発
熱させることにより、抵抗値の安定化を図るいわゆるエ
ージングが行われている。

すなわちこのエージングによる抵抗値の安定化は、」−
配弁熱抵抗体を通常使用時の温度以上に発熱させ抵抗値
が低下すると、この後その温度以下の発熱では抵抗値の
低下が生じないという性質を利用している。

（発明が解決しようとする問題点） ところで１−記した発熱抵抗体は印刷法による厚膜構造
や蒸着法あるいはスパッタ法等による薄膜構造のものが
あるが、いずれの構造においても基板上に形成された発
熱抵抗体の抵抗値には大きなばらつきが生じている。

また従来から上記したエージングにおいては、各ドツト
の発熱抵抗体に一定の電圧およびパルス幅の方形パルス
を印加している。このため、上記したように発熱抵抗体
の抵抗値にばらつきが生じているとき、各ドツトの発熱
抵抗体で消費されるエネルギー「は、（１）式に示すよ
うに、抵抗値の小さいものほど大きなエネルギーが消費
される。

Ｅ＝　（Ｖ２／Ｒ）・ＴＩ）・・・・・・・・・（１）
ただし■：雷電 圧：抵抗値 Ｔｐ：パルス幅 このため抵抗値のばらつきは、エージングを行うことに
よりさらに大きくなり、このばらつきが印字濃度に影響
を及ぼし良好な印字品質が得られないという欠点がある
。

本発明は」〕記した欠点を解消するためになされたもの
で、発熱抵抗体の抵抗値のばらつきをなくし、良好な印
字品質を１ワることができる１Ｊ−マルヘッドの製造方
法を提供することを目的としている。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 覆なわち本発明のサーマルヘッドの製造方法は、基板上
に帯状に形成された発熱抵抗体の長辺に沿って多数の発
熱抵抗体ドツトを構成するように個別電極と共通電極と
を接続してなるサーマルヘッドの製造方法において、前
記発熱抵抗体への前記共通電極接続前に、前記発熱抵抗
体の短辺両側から電圧を印加し、エージングしている。

（作用） 本発明のサーマルヘッドの製造方法において発熱抵抗体
への共通電極接続前に、発熱抵抗体の短辺両側から電圧
を印加し、エージングしていることにより、発熱抵抗体
の抵抗値の大きい位置おいては大きいエネルギーが消費
され、抵抗値の小さい位置においては小さいエネルギー
が消費され、各位置で抵抗値に応じた抵抗値の低下が生
じることになる。このため、上記エージングにより発熱
抵抗体の抵抗値のばらつきを小さくすることができ、印
字濃度のばらつきが小さくなり、良好な印字品質を得る
ことができるようになる。

（実施例） 以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づいて説明する
。

第１図および第２図は本発明の一実施例に係るサーマル
ヘッドを示す図である。

これらの図に示すこのサーマルヘッドは、以下に示す方
法により製造されている。

まずアルミナ基根１上にグレーズ層２を形成させ、この
上にＴａ５ｉ０２からなる発熱抵抗体３を帯状に形成さ
せる。この後、発熱抵抗体３の短辺３ａ、３ａの両側か
ら電圧を印加し、エージングする。そしてこの発熱抵抗
体３の長辺の一方側からくし形の共通電極４をその多数
の電極指４ａ・・・が発熱抵抗体３上に位置するように
形成させ、他方の側から多数の個別電極５・・・を発熱
抵抗体３上に上記電極指４ａと段ちがいなるように形成
させ、発熱抵抗体３による多数のドツトを形成させる。

さらにこれらを覆うように保護膜６を形成さけてなる。

ところで発熱抵抗体３は、上記したようにこの発熱抵抗
体３の短辺３ａ、３ａの両側から電圧が印加され、エー
ジングされている。そしてこの場合、短辺３ａ間に流れ
る電流値を■とすると、発熱抵抗体３の比抵抗値がρの
位置ではＩ２ρ・Ｔｐのエネルギーが消費され、また電
流値■は発熱抵抗体３の各位置で一定であるため、この
発熱抵抗体３の各位置で消費されるエネルギーは各位置
での比抵抗値によって決まる。すなわちこの発熱抵抗体
３の比抵抗値の大きい位置では比抵抗値の小さい（Ｑ置
より大きいエネルギーが消費され発熱温度が高くなる。

−方、この発熱抵抗体３はＴａＳ　ｉ０２からなるため
、発熱温度つまりエネルギーの消費量に応じて抵抗値の
低下を起こす。このため、比抵抗値の大きい位置はど抵
抗値の低下が大きくなり発熱抵抗体３仝休の抵抗値のば
らつきを小さくすることができるようになる。

しかしてこの実施例の方法により製造されたサーマルヘ
ッドによれば、発熱抵抗体３の抵抗値のばらつぎか小さ
くなるため、印字濃度にばらつきが生じることはなくな
り、良好な印字品質を得ることができるようになる。

なお、上述した実施例によれば基板１上に発熱抵抗体３
形成後共通電極４および個別電極５形成前にエージング
するものであったが、本発明はこれに限定されることな
く、個別電極５形成後共通電極４形成前であってもよい
。

また、たとえば第３図に示すように、電極指４ａが共通
電極４から分離した部品として構成され、かつ基板１上
への発熱抵抗体３形成前に電極指４ａおよび個別電極５
を形成する場合、電極指４ａおよび個別電４セ５を形成
し発熱抵抗体３を形成した後上述した実施例と同様のエ
ージングを行ない、この後第４図および第５図に示すよ
うに、電極指４ａへ共通電極４を接続しても、その効果
は同様である。

さらにまた発熱抵抗体３はｒａｓｉｏ　２からなるもの
であったが、これに限定されることなく、発熱させたと
き抵抗値が低下する↑４質を有するものであれば、なん
ら限定されることなくぞの効果を１ｑることができる。

「発明の効果］ 以上説明したように本発明のサーマルヘッドの％Ｊｅ方
法によれば、発熱抵抗体の抵抗価のばらつきは少なくな
り、印字濃度のばらつきが少なくなり、良好な印字品質
を得ることができるサーマルヘッドが製）青可能となる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るサーマルヘッドの概略
的平面図、第２図は第１図の断面図、第３図および第４
図は本発明の他の実施例に係るサーマルヘッドを示す概
略的平面図、第５図は第４図の断面図である。 １・・・・・・・・・基板 ３・・・・・・・・・発熱抵抗体 ４・・・・・・・・・共通電極 ５・・・・・・・・・個別電極 出願人　　　　　株式会ネ１　東　芝 代理人　弁理士　　須　山　佐　− 第１図 匹匹身３ 第４図 当 第５図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）基板上に帯状に形成された発熱抵抗体の長辺に沿
   って多数の発熱抵抗体ドットを構成するように個別電極
   と共通電極とを接続してなるサーマルヘッドの製造方法
   において、前記発熱抵抗体への前記共通電極接続前に、
   前記発熱抵抗体の短辺両側から電圧を印加し、エージン
   グすることを特徴とするサーマルヘッドの製造方法。