JPS6336757A - 新規な魚肉利用食品の製造方法 - Google Patents

新規な魚肉利用食品の製造方法

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JPS6336757A
JPS6336757A JP61180041A JP18004186A JPS6336757A JP S6336757 A JPS6336757 A JP S6336757A JP 61180041 A JP61180041 A JP 61180041A JP 18004186 A JP18004186 A JP 18004186A JP S6336757 A JPS6336757 A JP S6336757A
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JP
Japan
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fish meat
oil
food
fish
emulsion
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JP61180041A
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Tadaaki Hayakawa
早川 忠昭
Tadao Kato
忠夫 加藤
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Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、魚肉、特に油脂含量が低い魚肉又は魚肉加工
食品に水中油滴型乳化液を添加することにより、風味お
よび食感が改良された新規な魚肉利用食品の製造方法に
関するものである。
〔従来の技術〕
油脂含量が少ない魚肉への油脂の添加方法としては、油
脂、またはエマルジョン中に魚肉を浸漬する方法や、魚
肉に対して油脂、または油中水滴型エマルジョンを注入
する方法、さらには魚肉と油脂またはエマルジョンを肉
挽機等で混練する方法などが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
一般に油脂含量が10%以上の魚肉のは風味、食感共に
優れており、食用としての需要も多いが、マグロの赤身
やサケのように油脂含量が低い魚肉は旨味に欠け、また
食感のまろやかさに欠けるという問題があり、これにと
もない需要は少なかった。
食用油脂、またはエマルジョン中に魚肉を浸漬する方法
は、表面に付着するが中身へ入りにくく、魚肉へ食用油
脂、または油中水滴型エマルジョンを注入する方法によ
れば、魚肉の約7割を構成する水分と、添加した油脂と
が十分に水和しないため、油脂添加による旨味が十分に
発揮できないという問題がある。また、魚肉と油脂を混
練する方法によれば、魚肉の組織が破壊されるため食感
が損なわれるという問題があった。畜肉においては高圧
下で水中油滴型エマルジョンを注入し旨味を改良する方
法があるが、水分が多く組織の弱い魚肉へは応用されて
いない問題がある。
〔発明の目的〕
本発明は魚肉特に油脂含量が少ない魚肉の旨味および食
感を改善して、それらにすぐれた新規な魚肉利用食品を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記事情に鑑み1種々の研究を行なった
結果、低油分の魚肉に低圧下で水中油滴型エマルジョン
を注入することにより、魚肉の組織を破壊することなく
、食感、風味を改良できることを見出し、本発明に到達
した。
c本発明の構成〕 本発明に使用する魚肉としては、魚肉、特に比較的油脂
含量が少ない魚肉、例えばまぐろの赤身、さけ、かつお
、たら、たい、いかなどがあげられ、他に魚肉加工食品
であるかまぼこ、ちくわ、はんぺん、あげ等にも適用で
きる。
本発明の水中油型エマルジョンに使用する油脂としては
1食用の動植物油脂がすべて利用できるが、ナタネ油、
コーン油、大豆油、サフラワー油などのように、常温で
液状であることが好ましい。
これらは、いずれも単独で用いてもよく混合して用いる
こともできる。液洩のほうが、低温、低圧で注入が容易
である。高温では魚がいたむので好ましくない、O/W
エマルジョン中油脂の量は20〜75重量%程度が好ま
しい。20重量%未満では油脂の量が不足して効果が低
下し、75を超えると安定した○/Wエマルジョンが得
られない。
本発明の水中油滴型エマルジョンに使用する乳化剤とし
ては、レシチン、グリセリン脂肪酸エステル、しよ糖脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルなどがあげら
れる。
また、水中油滴型エマルジョンに調味料、フレーバー等
を添加後、魚肉へ注入することにより、新規な魚肉利用
食品の風味のバラエティ−化を図ることができる。
水中油滴型エマルジョンの魚肉に対する添加量は10〜
100重量%、好ましくは製品中の油分が10〜35重
量%となるよう添加するのがよい。
魚肉への水中油滴型エマルジョンの添加方法は。
あらかじめホモミキサー、コロイドミルなどの乳化機で
微細に乳化されたエマルジョンを1〜5kg/cm2 
の圧力下において、針状インジェクターを用いてインジ
ェクションするものである。
針の太さは注入する液状水中油滴型エマルジョンの種類
、性状によって場に応じて定められるが、0.05mm
〜5mmが目標となる。インジェクターの開口部は複数
個でもよい。
〔発明の効果〕
本発明によって得られる新規な魚肉利用食品は、魚肉特
に油脂含量の低い魚肉又は魚肉加工食品に、水中油滴型
エマルジョンを添加することにより、それらの特有の食
感を有するとともに、該水中油層型エマルジョンに風味
を付与することにより、従来の魚肉又は魚肉加工食品と
区別でき、すぐれた食感と風味を有した高付加価値製品
とすることができる。
〔実施例および比較例〕
次に実施例および比較例により本発明を説明する。
〔実施例1〜3〕 コロイドミルを用いて、第1表に示すそれぞれの配合割
合で水中油滴型エマルジョン1kgをそれぞれ調製した
。得た水中油滴型エマルジョンのそれぞれの1kgをま
ぐろ赤身4kgに対して手動型インジェクターで(針の
径3III11の注射針4本)圧力4kg/cra2下
で注入してそれぞれの魚肉利用食品を製造した。
得た魚肉利用食品を下記要領で官能評価を行なった。得
た結果を第2表に示す。
〔比較例1〕 大豆サラダ油800g、食塩20g、乳化剤10g、水
170gから、液状油中水滴型エマルジョンを調製した
。まぐろ赤身4kgに対して、実施例1〜3に準じて液
状油中水滴型エマルジョンを注入して魚肉利用食品を製
造した。
1:Pだ魚肉利用食品を下記要領で官能評価を行なつた
。得た結果を第2表に示す6 〔比較例2〕 コーン油1kgにワサビオイル1gを溶解して、得た混
合油を赤身4kgに対して、実施例1〜3に準じて注入
して魚肉利用食品を製造した。
得た魚肉利用食品を下記要領で官能評価を行なった。得
た結果を第2表に示す。
〔比較例3〕 実施例1と同じ配合割合で得られた水中油滴型エマルジ
ョン100gと赤身400gを家庭用チョッパーで混練
し、魚肉利用食品を製造した。
得た魚肉利用食品を下記要領で官能評価を行なった。得
た結果を第2表に示す。
〔比較例4〕 大豆サラダ油1000gとワサビオイル1gを2Q容ビ
ーカー中でよく撹拌し、まぐろ赤身300gを5℃にて
12時間浸漬して魚肉利用食品を製造した。
得た魚肉利用食品を下記要領で官能評価を行なった。得
た結果を第2表に示す。
〔官能評価〕
実施例1〜3及び比較例1〜4で得られたそれぞれの魚
肉利用食品の食感および風味を男5名女5名計10名の
パネラ−により評点法で官能評価した。
評点法は被評価の魚肉利用食品に対しての個々のパネラ
−による評価点の合計点を全パネラ−の人数で除した平
均評価点で決定するものである。
個々のパネラ−の評価点は被評価の魚肉利用食品を評価
(試食)したとき、その評価を5段階に分ち、非常に良
いを5点、良いを4点、普通を3点、悪いを2点、非常
に想いを1点とした。
第1表 注(1):  ショ糖脂肪酸エステル(HLB  16
)注(2):(ショ糖脂肪酸エステル(HLB  16
))0.6wt%(ソルビタン脂肪酸エステル    
 ) 0.6wt%注(3):  デカグリセリン七ノ
ステアリン酸エステル第2表に示したごとく、油中水滴
型エマルジョンを魚肉にインジェクションしたもの(比
較例1)や、フレーバーを付与した油脂のみをインジェ
クションしたもの(比較例2)は、エマルジョン。
または油脂が魚肉組織と十分に水和しないため。
油脂添加による旨味に欠ける。また、水中油滴型エマル
ジョンを混練したもの(比較例3)は風味は良いが1弾
力性に欠けることから食感が劣る。
さらに、油脂中に魚肉を浸漬したものは魚肉への?h脂
の浸透が不十分なため、油脂添加の旨味に欠け、かつ食
感のまろやかさにも欠ける。
実施例1〜3により得られた魚肉利用食品は。
口どけ、食感、風味共に優れたものであった。
〔実施例4〕 実施例1に用いた水中油滴型エマルジョン0゜5kgを
実施例1に準じてさけの赤身2kgに対して手動型イン
ジェクター(針の太さ0.2mm)  で圧力2kg/
cm2で注入して魚肉利用食品を得た。
〔実施例5〕 実施例1に用いた水中油滴型エマルジョン005kgを
実施例1に準じてたら2kgに対して手動型インジェク
ター(針の太さ2.0mm)  で圧力2kg/cm2
で注入して魚肉利用食品を得た。
〔比較例5〕 比較例1に用いた液状油中水滴型エマルジョンを実施例
4に用いたさけの赤味2kgに対して、手動型インジェ
クター(針の太さ2.0+m)  で2kg/crrr
”の圧力以下で注入して魚肉利用食品を得た。
〔比較例6〕 比較例2で得た混合油をさけの赤身4kgに圧力2kg
/cm2以外は比較例2に準じて注入して魚肉利用食品
を得た。
実施例4,5.比較例5、及び比較例によりそれぞれ得
られた魚肉利用食品を実施例1〜3に準じて評価法によ
る官能試験を行なった。その結果実施例4によって得た
魚肉利用食品は比較例5及び比較例6により得られた魚
肉利用食品よりも食感及び風味に一段とすぐれているの
が認められた。
〔実施例6〕 市販かまぼこ1kgに実施例1に用いた水中油滴型エマ
ルジョンを0 、1 icgを実施例1に用いた同じイ
ンジェクターで圧力2kg/c112 で注入した。
得られた魚肉利用食品は実施例に準じて、食感及び風味
を評価したところ、出発物質のかまぼこより優れている
ことが認められる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)魚肉又は魚肉加工食品に液状水中油滴型エマルジ
    ョンを注入添加することを特徴とする新規な魚肉利用食
    品の製造方法。
  2. (2)魚肉又は魚肉加工食品への水中油滴型エマルジョ
    ン添加方法が1〜5kg/cm^2の圧力下で行なうこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の新規な魚肉
    利用食品の製造方法。
JP61180041A 1986-08-01 1986-08-01 新規な魚肉利用食品の製造方法 Expired - Lifetime JPH0797979B2 (ja)

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JPH0797979B2 JPH0797979B2 (ja) 1995-10-25

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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