JPH03112464A - 食肉加工品の製造方法 - Google Patents

食肉加工品の製造方法

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Publication number
JPH03112464A
JPH03112464A JP1253526A JP25352689A JPH03112464A JP H03112464 A JPH03112464 A JP H03112464A JP 1253526 A JP1253526 A JP 1253526A JP 25352689 A JP25352689 A JP 25352689A JP H03112464 A JPH03112464 A JP H03112464A
Authority
JP
Japan
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water
meat
oil
phase
flavor
Prior art date
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Pending
Application number
JP1253526A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadaaki Hayakawa
早川 忠昭
Teruo Shimizu
照夫 清水
Tadao Kato
忠夫 加藤
Kinichi Hasegawa
長谷川 欽一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は脂身の少ない食肉に対して水中油中水滴型乳化
液を注入した食肉加工品の製造方法に関するものである
〔従来の技術〕
従来より、脂肪分の少ない食肉に脂肪を添加して霜降り
状にし、風味1食感を改良する方法として、油脂を加熱
溶解して注入する方法(特開昭60−41467号)が
提案されている。しかしこの方法によれば、外観の霜降
り化、油脂による食感改良は可能であるが、水溶性の呈
味物質、調味料、香料などを注入液に添加できないため
、風味を強化することは困難であった。
また脂肪分の少ない食肉に水中油滴型エマルションを注
入する方法(特開昭58−89161号)が提案されて
いる。しかしこの方法によれば、霜降り化、食感改良と
同時に、注入用の水中油滴型エマルションの外相部に水
溶性の呈味物質、調味料、香料などを添加することがで
きるが、添加部が外相部に限られるため、食肉の調理工
程で香味が蒸散しやすく、風味の強化は十分に行えなか
った。
このほか油中水滴型エマルションを注入する方法(特開
昭59−162853号)も提案されているが、水溶性
の呈味物質、調味料、香料などは内相部に添加され、そ
の周囲が油相で覆われるため、風味の強化が十分に行え
なかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、脂身の少ない食肉を霜降り化すること
ができ、同時に風味、コク味を強化し、より高級感を付
与して差別化できる食肉加工品の製造方法を提案するこ
とである。
本発明者等は上記目的に従って風味、コク味の強化につ
いて鋭意研究を重ねた結果、注入液を水中油中水滴型乳
化液とすることにより、課題解決が可能であるとの結論
に達し、本発明を完成するに至った。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、水中油中水滴型乳化液を食肉中に注入するこ
とを特徴とする食肉加工品の製造方法である。
本発明に使用する食肉は、牛肉、豚肉、羊肉、山羊肉な
どの畜肉、鶏肉、あひる肉、がちょう肉。
七面鳥肉などの家禽肉、さらには鯨肉、鮪肉、鮭肉、j
!肉などの魚肉などがあげられ、特に比較的脂身の少な
い部位が好ましい。
本発明の注入液として使用する水中油中水滴型乳化液は
、最内相、最外相が主要構成成分を水とする水相、中間
相が主要構成成分を油脂とする油相からなるエマルショ
ンである。
本発明に使用する水中油中水滴型乳化液の中間相の油相
に使用する油脂としては、公知の天然動植物油脂、およ
びそれらを分別、水素添加、エステル交換したものなど
をあげることができるが。
風味の点からは動物油脂が好ましい。油相中には油溶性
色素、油溶性香料、油溶性ビタミン類などを添加しても
よい。
本発明に使用する水中油中水滴型乳化液の最内相および
最外相の水相には、ビーフエキス、醤油、みりん1食塩
などの水溶性の呈味物質、調味料。
フレーバー、糖類、亜硝−酸塩、L−アスコルビン酸ナ
トリウムなどの発色剤、発色助剤、リン酸塩などの結着
剤、ソルビン酸塩などの保存剤、カラギーナンなどの保
水剤ほかを任意に添加することができる。コク味と風味
の強化および差別化のためには、呈味物質、調味料、フ
レーバーなどについて、最外相と最内相の間で種類、濃
度などを変化させることが望ましい。すなわち本発明の
水中油中水滴型乳化液は、最外相成分の味と、その内相
にある呈味成分を含んだ油中水滴型乳化物の味が、微妙
なコク味として表われ、この乳化液を注入した食肉加工
品は、水中油滴型乳化液を注入した食肉加工品では得ら
れない風味とコク味を得ることができる。
本発明に使用する乳化剤としては、グリセリン脂肪酸エ
ステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコ
ール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、レシチン
、サポニン、大豆タンパク類、乳タンパク類、卵タンパ
ク類、キサンタンガム、アラビアガムなどの食品添加物
である乳化剤を使用でき、特に限定されないが、乳化安
定性の面からは中間相にポリグリセリン縮合リシルイン
酸エステル、最外相に親水性ポリグリセリン脂肪酸エス
テルを使用するのが好ましい。乳化剤の添加斌は、乳化
液に対して0.05〜10重斌%、好ましくは0.5〜
2.01景%がよい。
乳化剤として使用するポリグリセリン縮合リシルイン酸
エステルは、主にひまし油を原料とする縮合リシルイン
酸とポリグリセリンとのエステル化反応により得られる
ものであり、ポリグリセリンの重合度は2〜16、好ま
しくは4〜lO、リシルイン酸の縮合度は2〜16.好
ましくは2〜10がよい。
本発明に使用する水中油中水滴型乳化液は、あらかしめ
ポリグリセリン縮合リシルイン酸エステルなどの乳化剤
を溶解した油脂(中間相)中に最内相となる水相成分を
滴下して分散させた後、ホモミキサーなどを用い微細乳
化して得られた油中水滴型乳化物を1次いで、親水性ポ
リグリセリン脂肪酸エステルなどの乳化剤を溶解した最
外相となる水相成分中に滴下、分散させた後、圧力式ホ
モジナイザー、コロイドミルなどを用いて微細乳化し製
造することができる。
こうして製造された注入液としての水中油中水滴型乳化
液は最内相の水相成分を中間相の油相がコーティングし
、さらにその表面を最外相の水相成分が覆っているため
、水に対する分散性に優れており、希釈後使用すること
も可能である。
本発明に使用する水中油中水滴型乳化液は、必要に応じ
水で希釈し、ゲル化剤、結着剤、保水剤。
発色剤、保存剤を加えた後、公知のピックルインジェク
ターを用い、5±5℃の食肉に対して1〜2kg/−の
圧力で加圧注入し、霜降り状の食肉加工品を製造する。
水中油中水滴型乳化液の注入量は食肉100重斌重量対
して、5〜100重量部の範囲で処理するのが好ましい
。また水中油中水滴型乳化液の注入前後にテンダライザ
ーにより機械的に軟化する方法や、注入後ロータリーマ
ツサージングマシンなどにより注入液を食肉中に均一に
拡散する方法を併用してもよい。
上記のようにして得られた食肉加工品は、冷蔵もしくは
冷凍保存したのち、ステーキ、焼肉等の肉料理用として
使用する。
C発明の効果〕 本発明によれば、水中油中水滴型乳化液を注入液として
使用しているため、従来の霜降り化牛肉に比べ風味、コ
ク味の強化された、より高級感に富む食肉加工品を製造
することができる。
〔実施例〕
次に実施例および比較例により本発明を具体的に説明す
る。各例中%は重量%である。
実施例1 精製ラード39.5重量部およびポリグリセリン縮合リ
シルイン酸エステル(商品名:サンソフト818H1太
陽化学■製)0.5重量部を混合して65℃に調温し、
攪拌しながら温水9.9重量部およびトウガラシフレ−
バー0.1重量部の混合物を加えて65℃で30分間攪
拌を続け、油中水滴型乳化物を調製した。次に温水48
.4重量部およびデカグリセリン七ノステアリン酸エス
テル(商品名:SYグリスター祁ドア50、版本薬品工
業(41製)1.5重量部の混合物を攪拌しながら、こ
れに上記油中水滴型乳化物を加えて65℃で15分間予
備乳化した。15分後みそフレーバー0.1重量部を加
えてから、圧力式ホモジナイザーを100kg/(dの
圧力で通過させて微細乳化した後、10℃まで急速冷却
して水中油中水滴型乳化液(注入液)を調製した。
得られた注入液を、■トーニチ製のピックルインジェク
ターを用い、ホルスタイン牛のモモ肉4−に対して60
0g注入し、食肉加工品を得た。
実施例2および3 第1表の配合で、実施例1と同様の方法に従い水中油中
水滴型乳化液を!I!l製し、同様の方法で注入し1食
肉加工品を得た。
比較例1 実施例1の配合中、最内相成分と最外相成分を合わせて
外相部とし、中間相成分を内相部として、水中油滴型乳
化液を調製した。すなわち、温水58.3重量部、デカ
グリセリン七ノステアリン酸エステル1.5重板部およ
びトウガラシフレ−バー0.1重量部の混合物を65℃
に保って攪拌しながら、精製ラード40.0重量部を加
えて65℃で15分間予備乳化した。15分後みそフレ
ーバー0.1重量部を加え。
圧力式ホモジナイザーを1100)c/cJの圧力で通
過させて微細乳化した後、急速冷却して水中油滴型乳化
液(=注入液)を調製した。得られた水中油滴型乳化液
を実施例1と同様に、ホルスタイン牛のモモ肉4kgに
対して600g注入し、食肉加工品を得た。
比較例2および3 比較例1と同様に、第1表の実施例2および3の配合中
、最内相と最外相を合わせて外相部とした水中油滴型乳
化液を調製し、同様の方法で注入し、食肉加工品を得た
実施例1〜3および比較例1〜3により得られた食肉加
工品を厚さ1.50にスライスして、ステーキ肉として
調理し、10名のパネラ−を対象に官能評価を行った。
風味を、非常に良い(5点)、良い(4点)、9通(3
点)、悪い(2点)、非常に悪い(1点)の5段階で評
価させ、その平均点を第2表に示した。
第1表 注入液の配合 (重量部) ×比較例では、最内相成分と最外相成分を合わせて外相
部とし、中間相を全量精製ラードとしたものを内相部と
した。
第2表 官能評価の結果 以上の結果、トウガラシフレ−バーとみそフレーバーを
同一相に使用した比較例1に比べ、それぞれ最内相と最
外相に分断した実施例1は1食したときにまずみそ風味
、次に油脂のうま株数にトウガラシの辛味というように
、時間的な幅をもって味わうことができ、コク味が強調
されていた。
他にも第2表に示したように水中油滴型乳化液を注入液
として注入して霜降り化した比較例2〜3に比べ、水中
油中水滴型乳化液を注入した実施例2〜3は呈味物質、
フレーバー類を最内相と最外相との間で変化させたため
、肉の風味を、最外相、中間油相、 最内相の順に3段階で楽しむことかで き、 コク味の強化された、 より高級感に富む食肉 加工品であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水中油中水滴型乳化液を食肉中に注入することを
    特徴とする食肉加工品の製造方法。
JP1253526A 1989-09-28 1989-09-28 食肉加工品の製造方法 Pending JPH03112464A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5631035A (en) * 1991-10-01 1997-05-20 Sun Valley Poultry Limited Method for preparing sliced meat portions
JP2006223139A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Marudai Food Co Ltd 豚肉を使用した霜降り状の食肉製品又は食肉の製造方法
KR100885361B1 (ko) * 2001-10-24 2009-02-26 파나소닉 주식회사 안테나 구조체, 안테나 구조체 사용방법 및 통신기기
JP2013085504A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Kentaro Tezuka ピックル液注入方法及びその装置
CN113273667A (zh) * 2021-05-13 2021-08-20 北京工商大学 红曲红色素w/o/w多重乳状液作为脂肪替代物在肉制品中的应用

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