JPS633520B2 - - Google Patents

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JPS633520B2
JPS633520B2 JP54005666A JP566679A JPS633520B2 JP S633520 B2 JPS633520 B2 JP S633520B2 JP 54005666 A JP54005666 A JP 54005666A JP 566679 A JP566679 A JP 566679A JP S633520 B2 JPS633520 B2 JP S633520B2
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JP
Japan
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signal
circuit
noise reduction
voltage
reduction circuit
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JP54005666A
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JPS54110802A (en
Inventor
Uarentenusu Furansen Niko
Fuberutosu Heeren Mateiasu
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
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Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
Publication of JPS54110802A publication Critical patent/JPS54110802A/ja
Publication of JPS633520B2 publication Critical patent/JPS633520B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/1646Circuits adapted for the reception of stereophonic signals
    • H04B1/1661Reduction of noise by manipulation of the baseband composite stereophonic signal or the decoded left and right channels
    • H04B1/1669Reduction of noise by manipulation of the baseband composite stereophonic signal or the decoded left and right channels of the demodulated composite stereo signal
    • H04B1/1676Reduction of noise by manipulation of the baseband composite stereophonic signal or the decoded left and right channels of the demodulated composite stereo signal of the sum or difference signal

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Stereo-Broadcasting Methods (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ステレオ信号の雑音低減に当り制御
入力端子、第1および第2出力端子、並にこれら
2つの出力端子間において制御可能な相互信号結
合作用を行う制御可能結合回路を備えるステレオ
信号用雑音低減回路に関するものである。
かかる雑音低減回路は公開された西ドイツ国特
許出願第2410430号に開示されている。ステレオ
音響信号を再生する場合における可聴雑音は多少
モノホニツク再生に切替えることによつて低減す
ることができる。上記既知の雑音低減回路ではこ
の方式を用いて、音響信号の振幅が事前に定めた
所定限界レベルより低い弱音部分に当り雑音を低
減するようにする。その場合2つの出力端子間の
信号結合作用は最大になる。音響信号の振幅が前
記限界値を越える強音部分に当つては2つの出力
は互に減結合され、これによりステレオ再生が得
られる。従つて、従来の雑音低減回路では弱音部
分に当つては空間的ステレオ効果が生じない他、
強音部分に当つては雑音により厄介な態様でステ
レオ再生が擾乱される。
本発明の目的は、聴取者に対しステレオ音響感
を与える音響再生を可能ならしめ、完全に連続的
なステレオ再生の場合に生ずる雑音に対し弱音部
分の際だけでなく、強音部分の際にも雑音を低減
できる雑音低減回路を提供するにある。
本発明の雑音低減回路は、入力信号のレベル変
化だけに応動するという効果を奏せしめるため、
前記制御入力端子を振幅検波器を介し微分回路に
結合し、前記微分回路を前記制御可能結合回路の
制御入力端子に結合して、前記振幅検波器の出力
信号の振幅が増大する場合前記信号結合作用を最
小ならしめ、前記振幅の増大が終了した後前記信
号結合作用を自動的に最大ならしめる如く構成し
たことを特徴とする。
1970年7月6日にデルフト(Delft)にて刊行
されたN.V.Franssenによる論文“Some
considerations on the mechanism of
directional hearing”に聴取(リスニング)試
験について記載されており、それによれば、一定
周波数を有し、信号発生の初めに当りステレオス
ピーカー装置の一方のスピーカーを介して最強音
で再生された後直ちに零レベルに向つて徐々に減
少すると同時に、ステレオスピーカー装置の他方
スピーカーを介して最強音に徐々に再生されるこ
の一定周波数信号は、聴取者にはある期間の間前
記一方のスピーカーによつて再生されている如く
感じられると云うことが述べられている。
本発明は、たとえ音響信号が音響レベル増大の
直後に異なる位置から再生されても、音響信号が
生起する毎にこの音響信号を聴くことによつて得
られる方向の感じ又は方向の音感は各音響レベル
増大後ある期間にわたり持続することを認識し、
これを基礎として為したものである。
本発明によれば雑音低減回路の2つの出力端子
は音響レベル増大に当り互に減結合され、ステレ
オ再生が得られる。各音響レベル増大が終了した
後2つの出力端子は相互に結合され、これにより
両方の出力端子に同一信号即ちステレオ信号の左
側および右側信号成分の和信号L+Rが生じ、雑
音が大幅に低減したモノホニツク再生が得られ
る。
実際上、音響レベル増大に当つて生ずるステレ
オ再生の空間的な感じは各音響レベル増大後ある
期間にわたり耳に残留し、従つて実際にはモノホ
ニツク再生が行われる。これにより、通常のステ
レオ音声および楽音信号については大体連続的な
ステレオ再生音感が付与される一方、実際上は再
生はモノホニツク再生である。その結果、全平均
雑音レベルは連続ステレオ再生に対するものより
かなり低くすることができる。
本発明の雑音低減回路の好適な実施例は、前記
微分回路および前記制御可能結合回路の間に限界
値を有する制御信号成形回路を接続し、前記制御
信号成形回路への入力が前記限界値を越えた場合
前記制御信号成形回路は制御信号を発生し、前記
制御信号により前記制御可能結合回路を付勢して
前記信号結合作用を最大レベルから最小レベルに
調整し、少なくとも第1期間中前記信号結合作用
を最小レベルに維持し、第1期間に後続する少な
くとも第2期間中前記信号結合作用を最小レベル
から最大レベルに再調整し、前記第1および第2
期間はステレオ信号における最低信号周波数の周
期の少なくとも数倍に対応させ、前記第1および
第2期間の和が少なくとも10m秒となる如く構成
したことを特徴とする。
このように構成した場合制御可能結合回路は、
制御信号成形回路の限界電圧を適切に選定するこ
とにより、小さい振幅変化を伴う音響レベル増大
および/または漸増する振幅だけに対しては付勢
されなくなる。かかる音響レベル増大はモノホニ
ツク再生され、従つてステレオ再生の音感に著し
い影響を及ぼすこと無く全平均雑音レベルが減少
する。残りの音響レベル増大によりモノホニツク
再生からステレオ再生への切替えが開始され、こ
のステレオ再生は十分な余効と共に行われるよう
にするため第1期間中維持される。しかしステレ
オ再生が第1期間後に急激にモノホニツク再生に
切替えられた場合、これはモノホニツク再生にお
いて新たな音響レベル増大として知覚される。こ
のモノホニツク部により残存するステレオ再生音
感の全体または一部が打消されるおそれがある。
これは、第1期間が終了した後第2期間に当りス
テレオ再生からモノホニツク再生への切替えを
徐々に行うことによつて防止される。
実際上、ステレオ音感の持続のためには、第1
および第2期間は再生すべき最低信号周波数の周
期の少なくとも多数個分にわたり持続すると有利
である。第1および第2期間の最小長さはそれぞ
れ少なくとも10m秒にする必要がある。
本発明による雑音低減回路の他の好適な実施例
は、限界値を有する前記制御信号成形回路が、限
界電圧を形成する基準電圧源を有する電圧比較回
路と、前記限界電圧を越える入力電圧が供給され
た場合前記第1期間に対応するパルス持続時間を
有する制御パルスを発生する単安定マルチバイブ
レータと、制御可能電流源との縦続接続回路を備
え、前記単安定マルチバイブレータの出力端に並
列コンデンサを設け、前記制御可能電流源により
前記第2期間に当り前記並列コンデンサを放電さ
せるようにし、前記単安定マルチバイブレータの
出力端を前記制御可能結合回路の前記制御入力端
子に結合する如く構成したことを特徴とする。
かかる構成によれば、限界値を有する制御信号
成形回路を簡単な形態で実現することが可能にな
る。所要に応じ基準電圧源および/または単安定
マルチバイブレータは制御可能な形態とし、ステ
レオ信号の信号対雑音比,限界電圧および/また
は単安定マルチバイブレータのパルス持続時間に
応じて制御して、ステレオ再生が行なわれる第1
期間の長さを連続的に延長または短縮させるよう
にすることができる。
本発明による雑音低減回路の他の実施例は、前
記振幅検波器から供給される入力信号の振幅変化
に対し対数関係の振幅変化を呈する出力信号を送
出する対数変換器を前記振幅検波器および前記微
分回路の間に接続する如く構成したことを特徴と
する。音響レベル増大時の可聴度(オーデイビリ
テイ)はこの音響レベル増大に付随する音響振幅
の絶対的増大量ではなく相対的増大量に左右され
るので、上記構成において微分回路にはその振幅
変化の大きさにより音響レベル増大時の可聴度を
示す信号が供給される。かかる振幅変化の大きさ
は微分回路の出力パルスの振幅の大きさに直接反
映される。単安定マルチバイブレータの限界電圧
を適切に選定することにより、何等の欠陥を伴う
ことなくモノホニツク再生できる弱い聴取可能な
音響レベル増大からステレオ再生の所望される聴
取可能な音響レベル増大を簡単な態様で識別する
ことが可能になる。
かかる雑音低減回路の他の実施例は、前記対数
変換器が前記振幅検波器に接続した電圧制御形電
流源を備え、前記電圧制御形電流源の出力端を半
導体接合を介して分路し、前記半導体接合を前記
微分回路の入力端に並列に接続配置する如く構成
したことを特徴とする。
かかる構成によれば、対数変換器を簡単に実現
することが可能になる。
本発明による雑音低減回路の他の実施例は、前
記振幅検波器の入力信号をステレオ信号の左側お
よび右側音響信号の和信号とする如く構成したこ
とを特徴とする。
かかる構成においては前記和信号L+Rをアタ
ツク部検出信号として利用し、その理由はアタツ
ク部に極めて類似した干渉または妨害の生ずる頻
度が、ステレオ信号の2つの音響信号の各信号若
しくは差信号におけるより前記和信号において実
際上遥に小さいからである。
本発明による雑音低減回路の他の実施例は、前
記2つの出力端子間の信号結合作用を所定限界周
波数により下では一定かつ最小とし、前記所定限
界周波数より上では制御可能なる如く構成したこ
とを特徴とする。
かかる構成においては前記和信号L+Rを音響
レベル増大検出信号として利用し、その理由は音
響レベル増大に極めて類似した干渉または妨害の
生ずる頻度が、ステレオ信号の2つの音響信号の
各信号若しくは差信号におけるより前記和信号に
おいて実際上遥かに小さいからである。
本発明による雑音低減回路の他の実施例は、前
記2つの出力端子間の信号結合作用を所定限界周
波数より下では一定かつ最小とし、前記所定限界
周波数より上では制御可能なる如く構成したこと
を特徴とする。
一般にステレオ再生の方向性効果は主として低
い周波数帯域における音響信号によつて形成さ
れ、かつステレオ再生における雑音レベルは相対
的に低い周波数におけるより高い周波数において
高くなる。従つて上記の如く構成した場合、限界
周波数より低い周波数を有する信号は連続的にス
テレオ再生される一方、前記限界周波数より高い
周波数を有する信号は音響レベル増大時にのみス
テレオ再生される。
以下図面につき本発明を説明する。
第1図は本発明の雑音低減回路の実施例を設け
たFM受信機を示し、このFM受信機はアンテナ
Aと、これに順次接続した前記増幅器・同調ユニ
ツト1、中間周波数部2、FM復調器3、ステレ
オデコーダ4を備え、ステレオデコーダ4は左側
および右側低周波出力端子5および6を有する。
上記の回路ではアンテナAにおいて受信した高周
波信号に既知の態様で所定の処理を施して所望の
ステレオ信号を導出し、ステレオデコーダ4の出
力端子5および6に可聴周波ステレオ信号が生ず
るようにする。出力端子5および6はそれぞれ増
幅器15および16を介してスピーカー28およ
び29に結合して、ステレオ信号の左側および右
側信号LおよびRを増幅し再生するようにする。
制御可能な相互信号結合作用を達成するため出
力端子5および6は本発明による雑音低減回路4
0の出力端子42および43にそれぞれ接続す
る。また出力端子5および6は加算回路7を介し
て雑音低減回路40の制御入力端子41に結合す
る。加算回路7では可聴周波ステレオ信号の左側
および右側信号から和信号a′が形成され、これは
実際上ステレオ信号の音響レベル増大を検出する
のに特に好適である。かかる可聴周波和信号a′の
一例を第1A図aに示し、この和信号は雑音低減
回路40の制御入力端子41に接続した振幅検波
器8において整流され、ある時定数と共に検波さ
れる。
かかる検波によつて得られた和信号b′を第1A
図bに示し、この和信号b′は振幅検波器8の出力
端子から対数変換器9の入力端子10に供給す
る。対数変換器9はその出力端子11から第1A
図cに示した出力信号c′を送出し、この出力信号
c′の振幅変化の大きさは前記検波によつて得た和
信号b′における相対的振幅変化に比例する。音響
レベル増大時の可聴度(オーデイビリテイ)は音
響信号の相対的振幅増大によつて決まるので、対
数変換器9の出力信号c′はその振幅増大の絶対的
大きさを介して音響レベル増大時の可聴度を直接
指示することとなる。出力端子11に結合した微
分回路12,13においてこの出力信号c′を微分
することにより第1A図dに示した多少パルス状
の信号d′が得られ、このパルス状信号d′の振幅は
音響レベル増大時の可聴度に対応する。微分回路
12,13は出力端子11およびアース間に直列
接続したコンデンサ12および抵抗13で構成す
る。
前記パルス状信号d′は微分回路12,13の出
力端子即ちコンデンサ12および抵抗13の共通
接続点に生じ、限界値を有する制御信号成形回路
46の入力端子45に供給する。
限界値を有する制御信号成形回路46は入力端
子45に接続した電圧比較回路14と単安定マル
チバイブレータ17との縦続接続回路を備え、電
圧比較回路14には制御可能基準電圧源44を設
け、単安定マルチバイブレータ17には調整可能
RC素子18,19を接続する。単安定マルチバ
イブレータ17の出力端子には並列コンデンサ2
0および制御可能電流源21〜25を接続し、か
つ整合抵抗26を介して制御可能結合回路27の
制御入力端子47を接続する。制御可能結合回路
27は電界効果トランジスタFETで構成し、そ
の制御電極は制御入力端子47に接続し、そのソ
ースおよびドレイン電極はコンデンサ48および
49を介して雑音低減回路40の出力端子42お
よび43にそれぞれ接続する。
基準電圧源44の電圧によつて、第1A図dに
おいてDで示した限界電圧が決まる。パルス状信
号d′がこの限界電圧Dを越えた場合、電圧比較回
路14の出力端子には第1A図eにおいてe′で示
したパルスが発生する。このパルスe′により単安
定マルチバイブレータ17がトリガされてその出
力端子に第1A図fにおいてf′で示したパルスが
発生し、このパルスf′は調整可能RC素子18,
19の時定数によつて決まるパルス持続時間を有
する。このパルス持続時間は前述した第1期間に
対応する。
一方の電源端子および単安定マルチバイブレー
タ17の出力端子との間に接続したコンデンサ2
0の端子電圧は小さい充電時定数に起因してパル
スf′の後縁まではパルスf′の変化にほぼ正確に追
随する。コンデンサ20の電圧は制御可能電流源
21〜25を介する電荷移送によりその元の値即
ちパルスf′が生ずる以前の値までしか減少させる
ことはできない。この目的のため制御可能電流源
21〜25にはトランジスタ21を設け、そのコ
レクタはコンデンサ20および単安定マルチバイ
ブレータ17の出力端子の共通接続点に接続し、
そのエミツタはエミツタ抵抗22を介して一方の
電源端子に接続する。トランジスタ21のベース
は給電抵抗25を介して他方の電源端子に接続
し、かつ直列接続した2個のダイオード23およ
び24を介して一方の電源端子に接続する。
パルスf′の発生に当りトランジスタ21は導通
し、そのコレクタ―エミツタ電流は2個のダイオ
ード23および24の一方の端子電圧並に抵抗2
2の値の商によつて決まる。単安定マルチバイブ
レータ17の出力はパルスf′の発生に当り電圧が
減少するのを防止するのに十分な低オーミツクで
ある。パルスf′がその後縁において終了した後コ
ンデンサ20の端子電圧は、トランジスタ21が
飽和状態になるまで、トランジスタ21の前記コ
レクタ―エミツタ電流従つてまたコレクターエミ
ツタ電圧に起因して直線性で減少する。その場合
コンデンサ20の電圧は再びその元の値に到達す
る。コンデンサ20の端子電圧が減小する期間は
VcC/Iによつて決まり、ここでVcはパルスf′が発 生している期間におけるコンデンサ20の電圧で
あり、Iは導通状態におけるトランジスタ21の
コレクタ―エミツタ電流であり、Cはコンデンサ
20のキヤパシタンスである。コンデンサ20の
この端子電圧減少期間は前述した第2期間に対応
する。この端子電圧減少期間後に、制御可能電流
源21〜25は、次のパルスf′によりコレクタ電
圧が再度増大し、従つてトランジスタ21が非飽
和状態へ持ち来されるまで不作動状態となる。
第1A図gは上記の如くして得られるコンデン
サ20の端子電圧g′の変化を示す。このコンデン
サ20の端子電圧g′は整合抵抗26を介して制御
可能結合回路27の入力端子47に供給する。制
御可能結合回路27として作動する電界効果トラ
ンジスタのソース・ドレイン通路を介して、コン
デンサ20の端子電圧g′が負方向に増大すると減
少するか、またはこれと逆の関係を呈する信号イ
ンピーダンスが実現される。従つて可聴音の音響
レベル増大が生じた時には信号結合作用を急激に
最低レベルまで減少し、スピーカー28および2
9における和信号L+Rのモノホニツク再生から
ステレオ再生への急激な切替えが行われ、左側音
響信号Lはスピーカー28を介して再生され、か
つ右側音響信号Rはスピーカー29を介して再生
されることになる。上記過渡的な減少後、信号結
合作用は第1期間即ちパルスf′のパルス持続時間
中はこの最低レベルに維持され、第2期間即ち、
VcC/Iに当り増大してステレオ再生から元のモノ ホニツク再生へ徐々に切替えられる。
実際上、受信信号の信号対雑音比に応じてステ
レオ再生の全持続時間を制御すると有利である。
このようにすることにより、受信の品質の向上お
よび低下の際にそれぞれ十分なステレオ再生およ
びモノホニツク再生へ徐々に切替えることが可能
になる。
この目的のため受信信号の信号対雑音比を例え
ばFM復調器3において測定し、制御信号に変換
することが必要になる。信号対雑音比が増大した
場合にはこの制御信号によつて調整可能抵抗19
の値を増大させて、音響レベルの増大が生ずる毎
にステレオ再生の持続時間の延長および基準電圧
源44の電圧の減少の両方またはいずれか一方を
行ない、ステレオ再生への切替えを一層頻繁に開
始させるか(切替えの回数を増大)またはこれと
逆の動作態様ならしめる(切替えの回数を減少)
ことができる。
また、ある限界周波数以下の信号をできるだけ
連続的ステレオホニツクの態様で再生して、でき
るだけ指向性効果が得られるようにし、かつ上記
限界周波数以上の信号についてのみ雑音低減回路
40によりできるだけ雑音を低減するようにする
と有利である。これはコンデンサ48および49
によつて達成され、これらコンデンサは出力端子
5および6を介しステレオデコーダ4の内部抵抗
と共にRC素子を構成し、そのRC時定数により上
記限界周波数が決定される。
具体例では振幅検波器8と、対数変換器9と、
電圧比較回路14とに形式TBA221の演算振幅器
を設け、単安定マルチバイブレータ17には形式
HEF4528の集積回路を設けた。微分回路12,
13の時定数は約2.7m秒とし、調整可能RC素子
18,19の時定数は約220m秒以下とした。こ
のRC素子18,19の時定数を40m秒(第1期
間の長さ)に調整した場合に良好な結果を得た。
トランジスタ21として形式BC107のものを使
用し、ダイオード23および24として形式
BAW62のものを使用した。コンデンサ20のキ
ヤパシタンスは2.2μFとし、抵抗22および25
の値はそれぞれ11K5Ωおよび47KΩとし、第2期
間の長さは約25m秒とした。
第2図は前述した入力端子10および出力端子
11を有する対数変換器9の実施例を示す。本例
の対数変換器9は演算増幅器30を備え、その非
反転入力端子は接地し、その反転入力端子は抵抗
31を介して入力端子10に接続し、かつトラン
ジスタ33のコレクタに接続する。トランジスタ
33のエミツタは抵抗35を介して演算増幅器3
0の出力端子に接続し、かつ出力端子11に接続
する。トランジスタ33のベースは接地し、かつ
コレクタはコレクタ抵抗34を介して電源に接続
する。
演算増幅器30の出力端子は保護ダイオード3
2を介してその反転入力端子に結合する。入力端
子10における負の入力電圧に対し保護ダイオー
ド32はトランジスタ33を流れる電流を制限
し、従つて過大な電流が流れることによりこのト
ランジスタ33を損傷するのが防止される。抵抗
35は演算増幅器30の動作を安定化するよう作
動する。
演算増幅器30は抵抗31と共に電圧制御形電
流源として作動し、その出力電流Iは入力電圧Vi
と抵抗31の抵抗値Rとの商即ちVi/Rによつて
決まる。この出力電流Iはトランジスタ33のコ
レクタ―エミツタ通路を流れ、ベース―エミツタ
電圧Vbeを発生する。これらの間の関係は前述し
たように対数関係であり、Vbe=VTlnI/Ipとして 表わすことができ、ここにVTおよびIpは定数であ
る。通常の周囲温度においてはVTは約26mVで
あり、Ipはトランジスタ33の飽和電流の値に等
しい。
入力電圧Viが係数eだけ増大した場合には、電
流Iも係数eだけ増大し、かつ電圧Vbeは26mV
に変化する。出力電圧はエミツタ―ベース電圧
Vbeに等しいので、入力電圧Viのかかる増大によ
り出力端子11における出力電圧は26mVに減少
する。
具体例ではトランジスタ33は形式BC107のも
のを使用し、演算増幅器30は形式TBA221のも
のを使用し、ダイオード32は形式BAW62のも
のを使用し、抵孔31,34および35の値はそ
れぞれ27KΩ、150KΩおよび33KΩとした。
第3図は本発明の雑音低減回路の他の実施例を
適用した第2のFM受信機を示し、第3図におい
て第1図のFM受信機の要素に対応する要素は同
一番号で示す。図示のFM受信機はステレオデコ
ーダ4′を有し、このステレオデコーダ4′は出力
端子5′にステレオ信号の和信号(L+R)を送
出し、かつ出力端子6′にステレオ信号の差信号
(L−R)を送出する。出力端子5′は雑音低減回
路40の制御入力端子41を介して加算回路52
および減算回路53に結合する。また出力端子
6′は制御可能結合回路を構成する電界効果トラ
ンジスタ27を介して加算回路52および減算回
路53に結合する。これらの加算および減算回路
において、和信号(L+R)および差信号(L−
R)の和、並に和信号(L+R)および差信号
(L−R)の差が決定され、その結果生じた左側
信号2Lおよび右側信号2Rを増幅器15および
16を介して増幅した後スピーカー28および2
9を介してそれぞれ再生することができる。
音響レベルの増大が生じていない場合電界効果
トランジスタ27のソースおよびドレインの間の
信号インピーダンスは最大になるので、差信号
(L−R)の通過は阻止され、モノホニツク再生
が行われ、和信号(L+R)が両方のスピーカー
28および29を介して再生される。
音響レベルの増大が前述した態様で検出された
場合、電界効果トランジスタ27のソースおよび
ドレインの間の信号インピーダンスは過渡的に最
小になるので、加算回路52においては和信号
(L+R)に差信号(L−R)が加算され、かつ
減算回路53においては和信号(L+R)から差
信号(L−R)が減算され、その結果ステレオ再
生が行われる。更に前記信号インピーダンスを第
1図の雑音低減回路40におけると同一態様で変
化させることにより、これに対したステレオ再生
―モノホニツク再生間の切替えを行わせることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による雑音低減回路の実施例を
適用したFM受信機を示すブロツク図、第1A図
は第1図の作動説明波形図、第2図は第1図の対
数変換器の実施例を示す回路図、第3図は本発明
による雑音低減回路の他の実施例を適用したFM
受信機を示すブロツク図である。 A……受信アンテナ、1……前置増幅器・同調
ユニツト、2……中間周波数部、3……FM復調
器、4,4′……ステレオデコーダ、5,5′……
左側低周波出力端子、6,6′……右側低周波出
力端子、7……加算回路、8……振幅検波器、9
……対数変換器、10……対数変換器9の入力端
子、11……対数変換器9の出力端子、14……
電圧比較回路、15,16……増幅器、17……
単安定マルチバイブレータ、18,19……調整
可能RC回路、21〜25……制御可能電流源、
26……整合抵抗、27……制御可能結合回路、
28,29……スピーカー、30……演算増幅
器、32……保護ダイオード、40……雑音低減
回路、41……制御入力端子、42,43……雑
音低減回路40の出力端子、44……基準電圧
源、45……入力端子、46……制御信号成形回
路、47……制御入力端子、52……加算回路、
53……減算回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ステレオ信号の雑音低減に当り、ステレオ信
    号を供給される第1及び第2入力端子と、第1及
    び第2入力端子の少なくとも一方に結合する制御
    入力端子と、第1及び第2出力端子と、これら2
    つの出力端子間において制御可能な相互信号結合
    作用を行う制御可能結合回路とを備えるステレオ
    信号用雑音低減回路において、前記制御入力端子
    を振幅検波器を介し微分回路に接続して前記制御
    入力端子に存在する信号の振幅の増大を検出し、
    微分回路の出力端子を前記制御可能結合回路の制
    御入力端子に結合して、前記振幅検波器の出力信
    号の振幅の増大を検出した際第1時間間隔中前記
    信号結合作用を最小ならしめ、前記第1時間間隔
    の経過後、前記信号結合作用を自動的に最大なら
    しめる如く構成したことを特徴とするステレオ信
    号用雑音低減回路。 2 特許請求の範囲第1項記載の雑音低減回路に
    おいて、前記微分回路および前記制御可能結合回
    路の間に限界値を有する制御信号成形回路を接続
    し、前記制御信号成形回路への入力が前記限界値
    を越えた場合前記制御信号成形回路は制御信号を
    発生し、前記制御信号により前記制御可能結合回
    路を付勢して前記信号結合作用を最大レベルから
    最小レベルに調整し、少なくとも第1期間中前記
    信号結合作用を最小レベルに維持し、第1期間に
    後続する少なくとも第2期間中前記信号結合作用
    を最小レベルから最大レベルに再調整し、前記第
    1および第2期間はステレオ信号における最低信
    号周波数の周期の少なくとも数倍に対応させ、前
    記第1および第2期間の和が少なくとも10m秒と
    なる如く構成したことを特徴とする雑音低減回
    路。 3 特許請求の範囲第2項記載の雑音低減回路に
    おいて、限界値を有する前記制御信号成形回路
    が、限界電圧を形成する基準電圧源を有する電圧
    比較回路と、前記限界電圧を越える入力電圧を供
    給された場合前記第1期間に対応するパルス持続
    時間を有する制御パルスを発生する単安定マルチ
    バイブレータと、制御可能電流源との縦続接続回
    路を備え、前記単安定マルチバイブレータの出力
    端に並列コンデンサを設け、前記制御可能電流源
    により前記第2期間に当り前記並列コンデンサを
    放電させるようにし、前記単安定マルチバイブレ
    ータの出力端を前記制御可能結合回路の前記制御
    入力端子に結合する如く構成したことを特徴とす
    る雑音低減回路。 4 特許請求の範囲第1〜3項中の一項に記載の
    雑音低減回路において、前記振幅検波器から供給
    される入力信号の振幅変化に対し対数関係の振幅
    変化を呈する出力信号を送出する対数変換器を前
    記振幅検波器および前記微分回路の間に接続する
    如く構成したことを特徴とする雑音低減回路。 5 特許請求の範囲第4項記載の雑音低減回路に
    おいて、前記対数変換器が前記振幅検波器に接続
    した電圧制御形電流源を備え、前記電圧制御形電
    流源の出力端を半導体接合を介して分路し、前記
    半導体接合を前記微分回路の入力端に並列に接続
    配置する如く構成したことを特徴とする雑音低減
    回路。 6 特許請求の範囲第1〜5項中の一項に記載の
    雑音低減回路において、前記振幅検波器の入力信
    号をステレオ信号の左側および右側音響信号の和
    信号とする如く構成したことを特徴とする雑音低
    減回路。 7 特許請求の範囲第1〜6項中の一項に記載の
    雑音低減回路において、前記2つの出力端子間の
    信号結合作用を所定限界周波数より下では一定か
    つ最小とし、前記所定限界周波数より上では制御
    可能なる如く構成したことを特徴とする雑音低減
    回路。
JP566679A 1978-01-25 1979-01-23 Stereophonic signal noise reducing circuit Granted JPS54110802A (en)

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NLAANVRAGE7800871,A NL186732C (nl) 1978-01-25 1978-01-25 Ruisreduktieschakeling voor stereosignalen.

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JPS54110802A JPS54110802A (en) 1979-08-30
JPS633520B2 true JPS633520B2 (ja) 1988-01-25

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DE (1) DE2902398A1 (ja)
FR (1) FR2415924A1 (ja)
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NL186732C (nl) 1991-02-01

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