JPS6230350Y2 - - Google Patents

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JPS6230350Y2
JPS6230350Y2 JP18832880U JP18832880U JPS6230350Y2 JP S6230350 Y2 JPS6230350 Y2 JP S6230350Y2 JP 18832880 U JP18832880 U JP 18832880U JP 18832880 U JP18832880 U JP 18832880U JP S6230350 Y2 JPS6230350 Y2 JP S6230350Y2
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voltage
circuit
signal level
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【考案の詳細な説明】 本考案はFM(周波数変調)受信機のミユーテ
イング回路に関し、簡単な回路構成により放送周
波数間の雑音を除去し特に同調周波数からはずれ
た歪んだ検波出力に基づく不快な音の発生を阻止
するミユーテイング回路を提供することを目的と
する。
FM受信機のミユーテイング回路は、放送周波
数間に現われる不快な雑音を消去する目的で付加
される回路である。従来ミユーテイング回路で用
いられる一方法として、FM検波出力中の高域雑
音成分を検出し、雑音レベルが所定値以上になる
とスピーカへの音声信号の印加を阻止する(即
ち、音を消す)方法がある。更に、従来の他の方
法として、IF(中間周波数)の搬送波成分を検
出し、受信信号レベルに比例した直流電圧を得
て、この直流電圧が所定レベル以下の場合には音
を消す方法が提案されている。
このような方法に基づく従来のミユーテイング
回路では、放送周波数(同調周波数)から大きく
ずれた場合の雑音は消去される。しかし、第1図
に示すような正極性及び負極性が対称の検波特性
(所謂、S字カーブ)の直線部分の上下付近では
入力信号2の出力波形4は図示の如く歪む結果、
聴感上不快感を与える(尚、下部付近での入出力
波形は省略してある。)一方、S字カーブの頂部
及び底部から外側にずれた周波数付近では、入力
信号6の出力波形8は振幅の大きい歪んだ波形と
なり、聴き苦しい再生音となる。ところで、S字
カーブの直線部分の上下付近及びその外側部分で
は、比較的雑音が少なく且つ搬送波成分も存在す
るので、上述の従来方法を用いたミユーテイング
回路では、、同調点からずれて検波出力が歪むこ
とによつて生ずる不快な音声は消去できなかつ
た。尚、正しく同調した場合の検波入出力特性の
波形を10(入力波形)及び12(出力波形)で
示してある。
中級以上のFM放送受信機では、上述の方法を
用いた従来のミユーテイング回路の外に、同調周
波数(同調点)から少しずれた場合の雑音を消去
するミユーテイング回路を付加するのが普通であ
り、各種の回路が提案されている。一般に、中級
以上のFM受信機のミユーテイング回路はIF増幅
段のIC(集積回路)に組み込まれているが、こ
のようなICは使用電源電圧が高く設計されてい
たり、AM(振幅変調)信号用のIF増幅機能がな
い場合が多いので、電源電圧が低く且つ経済性が
要求される簡易型のFM放送受信機には使用でき
なかつた。
したがつて、本考案の目的は、簡単な回路構成
により、放送周波数間の雑音の外に、同調点付近
で発生する歪んだ不快な音を効果的に消去するこ
とができ、簡易型FM放送受信機に用いて好適な
ミユーテイング回路を提供することである。
この目的を達成するため、本考案は次に示すミ
ユーテイング回路を好ましい態様とする。即ち、
正極性と負極性が対称の2種類の検波出力が得ら
れるFM(周波数変調)検波回路を有するFM受
信機において、受信信号レベルを検知する受信信
号レベル検知器と、上記2種類の検波出力の平均
直流電圧を得て基準電圧として出力する基準電圧
発生器と、上記2種類の検波出力の正或いは負極
性部分を切り取つた比較用電圧を発生する比較用
電圧発生器と、上記基準電圧と上記比較用電圧を
受けこれらの電圧を比較する差動増幅器と、上記
受信信号レベル検知器と上記差動増幅器とに接続
しこれらの合成出力電圧によつて受信信号の通過
及び阻止を制御する減衰器とを具えたことを特徴
とするFM受信機のミユーテイング回路である。
以下、添付の図面を参照して本考案の実施例を
説明する。第2図は本考案に係るミユーテイング
回路の概略を示すブロツク図、第3図は本考案に
係るミユーテイング回路の動作を説明するための
周波数−電圧特性図、第4図は本考案に係るミユ
ーテイング回路の具体回路図である。
第2図において、入力端子14には受信信号に
比例した直流電圧が印加される。16は直流レベ
ル検出器18とスイツチ手段20から成る受信信
号レベル検出器(以下、ミユートA回路という)
であり、第3図Dに示すような周波数−電圧特性
を有する(第3図において、は放送周波数或
いは同調点を示す)。ミユートA回路16は、入
力端子14に印加された直流電圧が所定レベル
(D2)以下の場合には減衰器22を動作させて
雑音を消去し、D2以上の場合には減衰器22を
動作させないようにする出力を減衰器22に印加
する。尚、減衰器22は、受信信号路24の適当
な個所に挿入或いは接続すればよい。ところで、
ミユートA回路16は、同調点から大きくずれた
放送周波数間で発生する雑音は消去できるが、同
調点付近の歪んだ検波出力は消去できない。この
同調点付近の歪出力を消去するのが、参照番号2
6で示すミユートB回路であり、ミユートB回路
26は、基準電圧発生器28、比較用電圧発生器
30、差動増幅器32及び増幅器34から構成さ
れる。基準電圧発生器28は、FM(周波数変
調)検波回路(図示せず)から正極性と負極性が
対称の関係にある2種類の検波出力(以下、S字
カーブ電圧及び逆S字カーブ電圧(第3図A1及
びA2)とする)を入力端子36,38を介して
受けて基準電圧(第3図AのA3)を発生し、差
動増幅器32に印加する。一方、比較電圧発生器
30は、入力端子36,38に印加されるS字及
び逆S字カーブ電圧から負極性部を切り取つた基
準電圧(第3図BのB1)を発生し、差動増幅器
32に印加する。尚、基準電圧のレベルは、後述
するように、同調点を中心とした「音の出る範
囲」(帯域幅)を考慮して所定値(第3図BのB
2)だけ下げられる。差動増幅器32に接続した
増幅器34からは、第3図CのC1の如き周波数
−電圧特性が得られる。尚、第3図の斜線部分C
2は、ミユートB回路26を単独に設けた場合の
「音の出る範囲」を示す。
ところで、ミユートA回路16の出力特性(第
3図E)とミユートB回路26の出力特性(第3
図C)を重畳すると第3図FのF1の如き周波数
−電圧特性波形となる。第3図Fの斜線部分F2
は、減衰器22が動作しない帯域(即ち、音が出
る範囲)であり、同調点を中心とした所定範囲内
のみ減衰器22によつて受信信号を通過させるの
で、S字カーブの上下付近及びその外側部分で発
生する歪出力は消去できる。尚、上述の説明で
は、比較用電圧発生器ではS字及び逆S字カーブ
電圧の負極性部分を切り取つているが(第3図
B)、正極性部分を切り取るようにしてもよい。
次に、第4図の具体回路を参照して本考案を詳
細に説明する。第4図において、ミユートA回路
16は、ポテンシヨメータ40、抵抗42,4
4,46、トランジスタ(TR)48、コンデン
サ50から構成される。ポテンシヨメータ40は
入力端14に印加される直流電圧(受信信号に比
例)レベルを調整するものであり、その摺動子は
抵抗42を介してTR48のベースに接続し、更
に側路用のコンデンサ50を介して接地してい
る。TR48のコレクタは抵抗44を介して正電
圧源端子52に接続し、エミツタは接地してい
る。減衰器22は、TR56、このTR56のベー
スと接続点54の間に設けた抵抗58、及びTR
56のコレクタと受信信号路24の間に設けたコ
ンデンサ60から構成される。TR56は、接続
点54に現われる電圧(ミユートA回路16及び
ミユートB′回路26の出力電圧の合成値)によつ
てオン・オフし、放送周波数間の雑音及びS字カ
ーブの上下付近等の歪んだ検波出力を消去する。
ミユートB回路26の基準電圧発生器28は、抵
抗62及び64から成り、抵抗62及び64の
夫々の一端は入力端子36及び38に接続し他端
は直結している。比較電圧発生器30は、抵抗6
6,68,69及びダイオード70,72から構
成される。抵抗66,68の一端は夫々入力端子
38,36に接続し、他端は夫々ダイオード7
0,72のアノードに接続している。ダイオード
70,72のカソードは直結し、且つ抵抗69を
介して接地している。抵抗69は、後述するよう
に、接続点71に現われる比較電圧のレベルを下
げるものである。尚、コンデンサ73が抵抗69
と並列接続している。差動増幅器32は、TR7
4,76、抵抗78,80から成り、TR74の
ベースは比較電圧発生器30の接続点71に接続
し、TR76のベースは基準電圧発生器28に接
続している。TR74のコレクタは抵抗80を介
して正電圧源端子82に接続し、更に抵抗84を
介して増幅用のTR34のベースに接続してい
る。TR34のエミツタは端子82に接続し、コ
レクタは抵抗86を介して接続点54に接続して
いる。
以下、第4図の回路の動作について説明する。
入力端子36,38には夫々S字及び逆S字カー
ブ電圧(第3図AのA1及びA2)が印加され
る。基準電圧発生器28は、抵抗62及び64か
ら成る抵抗回路によつて平均直流電圧(第3図A
のA3)を発生し、差動増幅器32のTR76の
ベースに印加する。一方、比較用電圧発生器30
は、入力端子36,38に印加されたS字及び逆
S字カーブ電圧の負極性側を切り取り、抵抗69
によつて所定値(第3図BのB2)だけ直流レベ
ルを下げた波形(第3図BのB1)を出力し、比
較用電圧として差動増幅器32のTR74のベー
スに印加する。第3図BのB2の値は、同調点
を中心とした音の出ない帯域幅を決定するもの
であり、帯域幅は抵抗69の抵抗値を変化させる
ことによつて調整される。さて、同調点では比較
用電圧は基準電圧よりも低いので、TR74はオ
フ状態であるが同調点からずれると比較用電圧が
上昇し始め、基準電圧をこえるとTR74がオン
状態となつてTR74のコレクタ電圧が低下す
る。更に同調点からずれると、再び比較用電圧が
基準電圧以下になるので、TR74はオフ状態と
なつてTR74のコレクタ電圧は高レベルとな
る。したがつて、TR74のコレクタに抵抗84
を介してベースが接続しているTR34のコレク
タには、第3図CのC1の如き電圧波形が現われ
る。尚、斜線部分C2は、ミユートB回路26の
みを減衰器22に接続した(即ち、ミユートA回
路16を動作させない)場合に、音が出る周波数
帯域を示したものである。
ところで、ミユートA回路16には、入力端子
14を介して受信信号に比例した直流電圧(第3
図DのD1)が印加される。ミユートA回路16
のTR48は、第3図DのD2で示すレベル以上
のとき(即ち、受信信号が充分に大きい場合)に
はオン状態となり、一方、レベルD2以下の場合
にはオフ状態となり、第3図EのE1で示す電圧
がTR48のコレクタに現われる。第3図EのE
2(斜線部分)は、ミユートA回路16のみを減
衰器22に接続した(即ち、ミユートB回路32
を動作させない)場合に、音が出る周波数帯域を
示したものである。したがつて、ミユートA回路
16の出力電圧とミユートB回路26の出力電圧
を接続点54で合成すると、第3図FのF1に示
す周波数−電圧特性を得ることができる。即ち、
F1の高レベルの周波数範囲では、減衰器22の
TR56はオンとなるので音が出ない状態とな
る。一方、第3図FのF2(斜線部分)で示した
周波数範囲では、TR56はオフなので、音が出
る状態である。このように、減衰器22のTR5
6に上記の合成した電圧(第3図FのF1)を加
えれば、周調点近傍の歪みの少ない受信信号のみ
が通過し、S字カーブの上下付近等で発生する歪
出力や放送周波数間の雑音を消去することができ
る。
従来技術に関する個所で前にも触れたが、従来
のミユーテイング機能を有するICは多種あり、
効果的なミユーテイングが可能であるが、電源電
圧が低く且つ経済性を必要とする簡易型受信機に
は使用が困難であつた。したがつて、簡易型受信
機では、上述したように、同調点から少しずれた
S字カーブの上下付近及びS字カーブの所謂サイ
ド部分で発生する歪んだ不快な音を消すことは困
難であつた。本考案は、簡単な回路構成により効
果的に歪んだ検波出力による不快な音を消去する
ことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はFM検波回路の検波特性を説明する説
明図、第2図は本考案に係るミユーテイング回路
のブロツク図、第3図は本考案に係るミユーテイ
ング回路を説明するための周波数−電圧特性図、
第4図は本考案に係るミユーテイング回路の具体
例を示す回路図である。 16……受信信号レベル検出器(ミユートA回
路)、22……減衰器、26……ミユートB回
路、28……基準電圧発生器、30……比較用電
圧発生器、32……差動増幅器、34……増幅
器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 正極性と負極性が対称の2種類の検波出力が得
    られるFM(周波数変調)検波回路を有するFM
    受信機において、受信信号レベルを検知する受信
    信号レベル検出器と、上記2種類の検波出力の平
    均直流電圧を得て基準電圧として出力する基準電
    圧発生器と、上記2種類の検波出力の正或いは負
    極性部分を切り取つた比較用電圧を発生する比較
    用電圧発生器と、上記基準電圧と上記比較用電圧
    を受けこれらの電圧を比較する差動増幅器と、上
    記受信信号レベル検知器と上記差動増幅器とに接
    続しこれらの合成出力電圧によつて受信信号の通
    過及び阻止を制御する減衰器とを具えたことを特
    徴とするFM受信機のミユーテイング回路。
JP18832880U 1980-12-31 1980-12-31 Expired JPS6230350Y2 (ja)

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JPS57113542U JPS57113542U (ja) 1982-07-14
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