JPS6322751Y2 - - Google Patents
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- JPS6322751Y2 JPS6322751Y2 JP1982124703U JP12470382U JPS6322751Y2 JP S6322751 Y2 JPS6322751 Y2 JP S6322751Y2 JP 1982124703 U JP1982124703 U JP 1982124703U JP 12470382 U JP12470382 U JP 12470382U JP S6322751 Y2 JPS6322751 Y2 JP S6322751Y2
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- Japan
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- circuit
- transistor
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- stereo
- signal
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- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 9
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 5
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 9
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 7
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
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- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
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- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Stereo-Broadcasting Methods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はFM受信機の雑音低減回路に関し、
FMステレオ放送波の入力電界強度のレベルに応
じて自動的にステレオ信号の分離度を制御するこ
とによつてSN比の改善を計るFM受信機に係る。
FMステレオ放送波の入力電界強度のレベルに応
じて自動的にステレオ信号の分離度を制御するこ
とによつてSN比の改善を計るFM受信機に係る。
FM放送波は障害物等によつて遮蔽或いは反射
等によつて電界強度の分布にばらつきを生じる。
例えばFM受信機を乗せた車が電界強度のばらつ
きのある地域を走行すると頻繁な電界強度の強弱
による音量の変動と共に雑音の発生により不快な
ものとなる欠点がある。また、携帯用FM受信機
に於いても同様なことが言える。斯る欠点を解消
する為に、従来弱電界強度のステレオ信号が受信
されたときはステレオ受信状態からモノラル受信
状態に切り換えることによつて音質を改善するよ
うになされる。これは第1図に示す如く、FM放
送波の電界強度によつてステレオ再生時aとモノ
ラル再生時bの入力信号強度に対するSN比が異
なつており、モノラル再生時のSN比はステレオ
再生時よりも改善されることによる。
等によつて電界強度の分布にばらつきを生じる。
例えばFM受信機を乗せた車が電界強度のばらつ
きのある地域を走行すると頻繁な電界強度の強弱
による音量の変動と共に雑音の発生により不快な
ものとなる欠点がある。また、携帯用FM受信機
に於いても同様なことが言える。斯る欠点を解消
する為に、従来弱電界強度のステレオ信号が受信
されたときはステレオ受信状態からモノラル受信
状態に切り換えることによつて音質を改善するよ
うになされる。これは第1図に示す如く、FM放
送波の電界強度によつてステレオ再生時aとモノ
ラル再生時bの入力信号強度に対するSN比が異
なつており、モノラル再生時のSN比はステレオ
再生時よりも改善されることによる。
斯る観点からFMステレオ受信波の信号強度が
低下した場合はその信号レベルに応じて左信号と
右信号をクロストークさせることによつて音質の
改善を計ることができる。従来、比較的高価な回
路によるオート・ブレンド回路は入力信号強度に
応じて連続的にステレオ信号のクロストークを行
つており、実質的に音質の改善されない領域まで
クロストークを生じさせており、効率的ではない
欠点がある。一方ステレオ受信状態からモノラル
受信状態に切り換えることによつてステレオノイ
ズを除去する場合は切換時のポツプノイズの発生
を防止しなければならない。また、携帯用等の
FM受信機に用いる場合は半導体集積回路比を計
り安価である必要がある。
低下した場合はその信号レベルに応じて左信号と
右信号をクロストークさせることによつて音質の
改善を計ることができる。従来、比較的高価な回
路によるオート・ブレンド回路は入力信号強度に
応じて連続的にステレオ信号のクロストークを行
つており、実質的に音質の改善されない領域まで
クロストークを生じさせており、効率的ではない
欠点がある。一方ステレオ受信状態からモノラル
受信状態に切り換えることによつてステレオノイ
ズを除去する場合は切換時のポツプノイズの発生
を防止しなければならない。また、携帯用等の
FM受信機に用いる場合は半導体集積回路比を計
り安価である必要がある。
本考案は上述に鑑みなされたものであつて、
FMステレオ放送波の入力電界強度に応じて自動
的にステレオノイズ及び高周波雑音を除去して
SN比の改善を行うFM受信機の雑音低減回路を
提供することを目的とする。
FMステレオ放送波の入力電界強度に応じて自動
的にステレオノイズ及び高周波雑音を除去して
SN比の改善を行うFM受信機の雑音低減回路を
提供することを目的とする。
また、ステレオノイズが発生する入力信号強度
に従つて段階的に所定の割合でステレオ信号の左
信号と右信号をクロストークさせてモノラル受信
状態としてSN比の改善を行うことを目的とする。
に従つて段階的に所定の割合でステレオ信号の左
信号と右信号をクロストークさせてモノラル受信
状態としてSN比の改善を行うことを目的とする。
更にまた、ステレオ信号の左信号と右信号をポ
ツプノイズを発生させることなくクロストークさ
せ、且つ高周波雑音を除去できる簡便なFM受信
機の雑音低減回路を提供することを目的とする。
ツプノイズを発生させることなくクロストークさ
せ、且つ高周波雑音を除去できる簡便なFM受信
機の雑音低減回路を提供することを目的とする。
更にまた、半導体集積回路化された汎用性のあ
るFM受信機の雑音低減回路を安価に提供するこ
とを目的とする。
るFM受信機の雑音低減回路を安価に提供するこ
とを目的とする。
以下、本考案のFM受信機の雑音低減回路を図
面に基づき説明する。
面に基づき説明する。
第2図は本考案のFM受信機の雑音低減回路の
ブロツク図である。1はアンテナ、2はフロント
エンド、3はIF段、4はFM検波器、5はステレ
オ復調器、6はブレンド回路、7は38KHzの復調
用のスイツチ信号発生回路、8は整流平滑回路、
9はレベル検出回路、10はハイカツトコンデン
サである。
ブロツク図である。1はアンテナ、2はフロント
エンド、3はIF段、4はFM検波器、5はステレ
オ復調器、6はブレンド回路、7は38KHzの復調
用のスイツチ信号発生回路、8は整流平滑回路、
9はレベル検出回路、10はハイカツトコンデン
サである。
第3図は本考案の要部を示す回路図である。レ
ベル検出回路9は差動増幅回路からなる三つの比
較器A1,A2,A3から形成される。比較器A2の構
成は、トランジスタT21,T22からなるトランジ
スタ差動対と、トランジスタT23,T24からなる
能動負荷回路と出力段のトランジスタT25及び電
流源回路I2から形成される。また、比較器A1,
A3も同様な構成からなり立つ。そして、比較器
A1,A2,A3のトランジスタT12,T22,T32の
夫々のベースは基準電圧源回路11に接続されて
いる。基準電圧源回路11は分割抵抗R7〜R10と
基準電圧源VSから形成され、所定の値に設定さ
れた基準電圧が比較的A1,A2,A3に供給され
る。また、トランジスタ差動対の一方のトランジ
スタT11,T21,T31のベースにはIF段3から整流
平滑回路8を介して得た受信入力信号の強度に応
じた直流出力fが入力される。抵抗R11,R12,
R13は安定化の為に付加された抵抗である。ブレ
ンド回路6は電流源用トランジスタT1,T2とス
イツチ回路12,13とインピーダンス調整用抵
抗R1〜R6から形成されている。スイツチ回路1
2はトランジスタT3,T4、スイツチ回路13は
トランジスタT5,T6から夫々形成されている。
そして、トランジスタT3のコレクタとトランジ
スタT4のエミツタとを共通接続し、トランジス
タT3のエミツタとトランジスタT4のコレクタと
を共通接続して形成されている。スイツチ回路1
3に於いても同様な接続方法がなされている。レ
ベル検出回路9からの信号に基づいて電流源用ト
ランジスタT1,T2を動作させ、スイツチ回路1
2,13を作動させ抵抗R1〜R6の組み合せを選
択してインピーダンスを変化させる。また、電流
源用トランジスタT1,T2はダイオード接続され、
それらの夫々の接続点が比較器A2,A3の出力段
のトランジスタT25,T35のコレクタに接続され、
比較器A2,A3の作動に応じてトランジスタT1,
T2を駆動するようになされている。
ベル検出回路9は差動増幅回路からなる三つの比
較器A1,A2,A3から形成される。比較器A2の構
成は、トランジスタT21,T22からなるトランジ
スタ差動対と、トランジスタT23,T24からなる
能動負荷回路と出力段のトランジスタT25及び電
流源回路I2から形成される。また、比較器A1,
A3も同様な構成からなり立つ。そして、比較器
A1,A2,A3のトランジスタT12,T22,T32の
夫々のベースは基準電圧源回路11に接続されて
いる。基準電圧源回路11は分割抵抗R7〜R10と
基準電圧源VSから形成され、所定の値に設定さ
れた基準電圧が比較的A1,A2,A3に供給され
る。また、トランジスタ差動対の一方のトランジ
スタT11,T21,T31のベースにはIF段3から整流
平滑回路8を介して得た受信入力信号の強度に応
じた直流出力fが入力される。抵抗R11,R12,
R13は安定化の為に付加された抵抗である。ブレ
ンド回路6は電流源用トランジスタT1,T2とス
イツチ回路12,13とインピーダンス調整用抵
抗R1〜R6から形成されている。スイツチ回路1
2はトランジスタT3,T4、スイツチ回路13は
トランジスタT5,T6から夫々形成されている。
そして、トランジスタT3のコレクタとトランジ
スタT4のエミツタとを共通接続し、トランジス
タT3のエミツタとトランジスタT4のコレクタと
を共通接続して形成されている。スイツチ回路1
3に於いても同様な接続方法がなされている。レ
ベル検出回路9からの信号に基づいて電流源用ト
ランジスタT1,T2を動作させ、スイツチ回路1
2,13を作動させ抵抗R1〜R6の組み合せを選
択してインピーダンスを変化させる。また、電流
源用トランジスタT1,T2はダイオード接続され、
それらの夫々の接続点が比較器A2,A3の出力段
のトランジスタT25,T35のコレクタに接続され、
比較器A2,A3の作動に応じてトランジスタT1,
T2を駆動するようになされている。
レベル検出回路9はFM受信波の信号強度をIF
段3から整流平滑回路8を介して直流出力として
得る。また、信号強度計(Sメータ)の駆動出力
をインバータ回路やカレントミラー回路を介して
得る。このようにして得られた直流出力は比較器
A1,A2,A3に入力され、比較器A1,A2,A3に
基準電圧源回路11から予め供給されている基準
電圧c,d,eと比較検出される。これらの基準
電圧c,d,eの電位は第5図に示した入力対出
力特性から任意に設定すればよい。
段3から整流平滑回路8を介して直流出力として
得る。また、信号強度計(Sメータ)の駆動出力
をインバータ回路やカレントミラー回路を介して
得る。このようにして得られた直流出力は比較器
A1,A2,A3に入力され、比較器A1,A2,A3に
基準電圧源回路11から予め供給されている基準
電圧c,d,eと比較検出される。これらの基準
電圧c,d,eの電位は第5図に示した入力対出
力特性から任意に設定すればよい。
さて、第5図に基づき説明する。
図中Sは信号出力であり、Nは雑音出力Nを示
しており、入力レベルが30dBfまで低下すると雑
音出力Nが急激に増大する。第5図から明らかな
ように、入力レベルが30dBf以下に達したときに
ステレオ信号のクロストークを生じさせてSN比
の改善を計ればよい。尚、この値はFM受信機の
システムによつて異なる。さて、第5図の領域
はセパレーシヨンを悪化することによりSN比の
改善が可能な領域であり、領域は局間雑音が発
生する領域であり、ハイカツトフイルターの作動
によつてチユーナノイズを遮断する必要のある領
域である。領域はミユーテイング回路を作動さ
せる領域である。
しており、入力レベルが30dBfまで低下すると雑
音出力Nが急激に増大する。第5図から明らかな
ように、入力レベルが30dBf以下に達したときに
ステレオ信号のクロストークを生じさせてSN比
の改善を計ればよい。尚、この値はFM受信機の
システムによつて異なる。さて、第5図の領域
はセパレーシヨンを悪化することによりSN比の
改善が可能な領域であり、領域は局間雑音が発
生する領域であり、ハイカツトフイルターの作動
によつてチユーナノイズを遮断する必要のある領
域である。領域はミユーテイング回路を作動さ
せる領域である。
本考案のレベル検出回路9は領域,で発生
する雑音、即ち、ステレオノイズ、チユーナノイ
ズを低減する為のレベルを設定する機能を有す
る。比較器A2,A3は領域に発生するステレオ
ノイズの低減を計り、比較器A1は領域で発生
するチユーナノイズの低減を計る。さて、領域
を比較器A2,A3によつて二段階のレベルを検出
してステレオ信号のクロストークを行つている。
因に、従来のブレンド回路は入力信号強度に応じ
て比例した値でステレオ信号のセパレーシヨンを
第4図のように連続的にクロストークを生じさせ
て行つている。しかし、セパレーシヨンに対する
SN比の改善度を示す第4図から実用上のSN比の
改善度をみた場合、セパレーシヨンを約10dB程
度まで悪化させないとSN比の改善がなされない
ことが明らかである。斯る観点から本考案は入力
信号の強度を比較器A2,A3によつて二段階のレ
ベルを検出してSN比の改善を行う。一段階の検
出によつてセパレーシヨンを約10dBに悪化させ、
より信号強度が低下する場合は2dBまで悪化して
ステレオノイズの低減を計る。このようにして、
第1図の点線Cで示すようにSM比の改善がなさ
れる。
する雑音、即ち、ステレオノイズ、チユーナノイ
ズを低減する為のレベルを設定する機能を有す
る。比較器A2,A3は領域に発生するステレオ
ノイズの低減を計り、比較器A1は領域で発生
するチユーナノイズの低減を計る。さて、領域
を比較器A2,A3によつて二段階のレベルを検出
してステレオ信号のクロストークを行つている。
因に、従来のブレンド回路は入力信号強度に応じ
て比例した値でステレオ信号のセパレーシヨンを
第4図のように連続的にクロストークを生じさせ
て行つている。しかし、セパレーシヨンに対する
SN比の改善度を示す第4図から実用上のSN比の
改善度をみた場合、セパレーシヨンを約10dB程
度まで悪化させないとSN比の改善がなされない
ことが明らかである。斯る観点から本考案は入力
信号の強度を比較器A2,A3によつて二段階のレ
ベルを検出してSN比の改善を行う。一段階の検
出によつてセパレーシヨンを約10dBに悪化させ、
より信号強度が低下する場合は2dBまで悪化して
ステレオノイズの低減を計る。このようにして、
第1図の点線Cで示すようにSM比の改善がなさ
れる。
更に、レベル検出回路9の動作に就いて説明す
る。十分に信号強度が入力された状態から入力信
号が低下すると、比較器A3が作動し、ブレンド
回路6のスイツチ回路13を作動させてセパレー
シヨンを約10dBまで低下させる。そして、更に
入力信号強度が低下する場合は比較器A2を作動
させ、2dB程度までセパレーシヨンを悪化して略
モノラル受信状態に近い値とする。更に入力信号
強度が低下する場合は、局間雑音の如き高い周波
数成分を比較器A1を作動させることによつてハ
イカツトコンデンサ10に通して低減する。更に
入力信号強度が低下する場合は、ミユーテイング
回路を作動させて出力を遮断する。また、逆に入
力信号強度が増大するときは、動作状態にあつた
比較器A1,A2,A3が順次遮断される。比較器A1
が遮断されるとトランジスタT15はカツトオフと
なり検波器4からの出力がハイカツトコンデンサ
10に流れることはない。更に入力信号強度が増
すに連れ比較器A2,A3が遮断され、トランジス
タT25,T35がカツトオフとなる。従つて、電流
源用トランジスタT1,T2が遮断され、スイツチ
回路12,13も遮断されて左信号と右信号のク
ロストークは阻止される。
る。十分に信号強度が入力された状態から入力信
号が低下すると、比較器A3が作動し、ブレンド
回路6のスイツチ回路13を作動させてセパレー
シヨンを約10dBまで低下させる。そして、更に
入力信号強度が低下する場合は比較器A2を作動
させ、2dB程度までセパレーシヨンを悪化して略
モノラル受信状態に近い値とする。更に入力信号
強度が低下する場合は、局間雑音の如き高い周波
数成分を比較器A1を作動させることによつてハ
イカツトコンデンサ10に通して低減する。更に
入力信号強度が低下する場合は、ミユーテイング
回路を作動させて出力を遮断する。また、逆に入
力信号強度が増大するときは、動作状態にあつた
比較器A1,A2,A3が順次遮断される。比較器A1
が遮断されるとトランジスタT15はカツトオフと
なり検波器4からの出力がハイカツトコンデンサ
10に流れることはない。更に入力信号強度が増
すに連れ比較器A2,A3が遮断され、トランジス
タT25,T35がカツトオフとなる。従つて、電流
源用トランジスタT1,T2が遮断され、スイツチ
回路12,13も遮断されて左信号と右信号のク
ロストークは阻止される。
さて、ブレンド回路6は抵抗R1〜R6とスイツ
チ回路12,13によつて左信号と右信号の出力
端子R、L間のインピーダンスを段階的に変動さ
せて、クロストークを生じさせている。スイツチ
回路13が作動すると、抵抗R1,R2が端子R、
L間に接続され、更にスイツチ回路12が作動す
ると端子R、L間に抵抗R3,R4が並列に接続さ
れ、端子R、L間のインピーダンスは二段階に低
減され、クロストースが増す。尚、第3図の実施
例ではブレンド回路6が二段階の場合であるが、
三段階でもよいことは明らかである。
チ回路12,13によつて左信号と右信号の出力
端子R、L間のインピーダンスを段階的に変動さ
せて、クロストークを生じさせている。スイツチ
回路13が作動すると、抵抗R1,R2が端子R、
L間に接続され、更にスイツチ回路12が作動す
ると端子R、L間に抵抗R3,R4が並列に接続さ
れ、端子R、L間のインピーダンスは二段階に低
減され、クロストースが増す。尚、第3図の実施
例ではブレンド回路6が二段階の場合であるが、
三段階でもよいことは明らかである。
また、スイツチ回路12,13を形成するトラ
ンジスタT3,T4及びトランジスタT5,T6の接続
に特徴を有するが、これは過渡的に電位差の発生
するのを防止する為であり、このような接続にす
ることによつて、スイツチ回路12,13の作動
によるポツプノイズの発生を防止することができ
る特徴を有する。
ンジスタT3,T4及びトランジスタT5,T6の接続
に特徴を有するが、これは過渡的に電位差の発生
するのを防止する為であり、このような接続にす
ることによつて、スイツチ回路12,13の作動
によるポツプノイズの発生を防止することができ
る特徴を有する。
本考案のFM受信機はFM放送波の信号強度を
レベル検出器によつて検出し、ブレンド回路を作
動させ、ステレオ復調器からの左信号と右信号を
互いにクロストークさせて第1図の点線Cに示す
ようにSN比の悪化を阻止する。また、クロスト
ークのレベルを複数の比較器によつて行い効果的
なSN比の改善を計る。レベル検出は分割抵抗R7
〜R10による基準電圧源によつて設定されてお
り、FM受信機のシステムに応じそのレベルは自
由に設定できる。また、IF段からの出力が反転
している場合も分割抵抗と比較器との接続を切り
換えることにより、簡単に対応できる汎用性を有
する。また、レベル検出回路が比較的簡単な回路
構成であり、半導体集積回路化が容易であるので
安価なものとなる種々の特徴を有する。
レベル検出器によつて検出し、ブレンド回路を作
動させ、ステレオ復調器からの左信号と右信号を
互いにクロストークさせて第1図の点線Cに示す
ようにSN比の悪化を阻止する。また、クロスト
ークのレベルを複数の比較器によつて行い効果的
なSN比の改善を計る。レベル検出は分割抵抗R7
〜R10による基準電圧源によつて設定されてお
り、FM受信機のシステムに応じそのレベルは自
由に設定できる。また、IF段からの出力が反転
している場合も分割抵抗と比較器との接続を切り
換えることにより、簡単に対応できる汎用性を有
する。また、レベル検出回路が比較的簡単な回路
構成であり、半導体集積回路化が容易であるので
安価なものとなる種々の特徴を有する。
且つ、本考案のFM受信機の雑音低減回路は、
二つのトランジスタの逆極性の電極同士を接続し
たスイツチ素子が、抵抗と共にステレオ信号の出
力端子間に接続されたブレンド回路を具え、FM
ステレオ信号が所定の入力レベル以下となつた場
合にポツプノイズを発生させることなくクロスト
ークを行つてSN比の改善を行うと共に、より入
力レベルが低下した場合には、自動的にハイカツ
ト機能が働くものであつて、入力レベルが10dBf
以下まで低下したとしても自動的に、SN比の改
善が行われる極めて効果的なものである。
二つのトランジスタの逆極性の電極同士を接続し
たスイツチ素子が、抵抗と共にステレオ信号の出
力端子間に接続されたブレンド回路を具え、FM
ステレオ信号が所定の入力レベル以下となつた場
合にポツプノイズを発生させることなくクロスト
ークを行つてSN比の改善を行うと共に、より入
力レベルが低下した場合には、自動的にハイカツ
ト機能が働くものであつて、入力レベルが10dBf
以下まで低下したとしても自動的に、SN比の改
善が行われる極めて効果的なものである。
第1図はFMステレオ信号とモノラル信号の入
力信号レベルに対するSN比の特性を示す図、第
2図は本考案に係るFM受信機の雑音低減回路の
ブロツク図、第3図は本考案に係るFM受信機の
雑音低減回路の要部を説明する為の回路図、第4
図はセパレーシヨン度とSN比の改善度との関係
を示す図、第5図は入力信号と雑音出力との関係
を示す図である。 1:アンテナ、2:フロントエンド、3:IF
段、4:FM検波器、5:ステレオ復調器、6:
ブレンド回路、7:スイツチ信号発生回路、8:
整流平滑回路、9:レベル検出回路、10:ハイ
カツトコンデンサ、11:基準電圧源回路、1
2,13:スイツチ回路。
力信号レベルに対するSN比の特性を示す図、第
2図は本考案に係るFM受信機の雑音低減回路の
ブロツク図、第3図は本考案に係るFM受信機の
雑音低減回路の要部を説明する為の回路図、第4
図はセパレーシヨン度とSN比の改善度との関係
を示す図、第5図は入力信号と雑音出力との関係
を示す図である。 1:アンテナ、2:フロントエンド、3:IF
段、4:FM検波器、5:ステレオ復調器、6:
ブレンド回路、7:スイツチ信号発生回路、8:
整流平滑回路、9:レベル検出回路、10:ハイ
カツトコンデンサ、11:基準電圧源回路、1
2,13:スイツチ回路。
Claims (1)
- FM受信機の雑音低減回路に於いて、FMステ
レオ信号の信号強度を検出する夫々異なつた基準
電圧源が接続された第1乃至第3の比較器からな
るレベル検出回路と、FMステレオ信号の左信号
と右信号を導出する第1と第2の出力端子間に、
該第1の出力端子に第1の抵抗を介して第1のト
ランジスタのコレクタと第2のトランジスタのエ
ミツタが接続され、該第1のトランジスタのエミ
ツタと該第2のトランジスタのコレクタが第2の
抵抗を介して該第2の出力端子に接続され、且つ
該第1の出力端子に第3の抵抗を介して第3のト
ランジスタのコレクタと第4のトランジスタのエ
ミツタが接続され、該第3のトランジスタのエミ
ツタと該第4のトランジスタのコレクタが第4の
抵抗を介して該第2の出力端子に接続されたブレ
ンド回路と、該第1の比較器の出力端とFM検波
回路の出力端に接続されたハイカツト用コンデン
サとを具え、該第2の比較器の出力端が第1の電
流源回路を介して前記第1と第2のトランジスタ
のベースに接続され、且つ該第3の比較器の出力
端が第2の電流源回路を介して前記第3と第4の
トランジスタのベースに接続されてなることを特
徴とするFM受信機の雑音低減回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12470382U JPS5929856U (ja) | 1982-08-18 | 1982-08-18 | Fm受信機の雑音低減回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12470382U JPS5929856U (ja) | 1982-08-18 | 1982-08-18 | Fm受信機の雑音低減回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5929856U JPS5929856U (ja) | 1984-02-24 |
JPS6322751Y2 true JPS6322751Y2 (ja) | 1988-06-22 |
Family
ID=30284173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12470382U Granted JPS5929856U (ja) | 1982-08-18 | 1982-08-18 | Fm受信機の雑音低減回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5929856U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006001173A1 (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-05 | Niigata Seimitsu Co., Ltd. | ステレオセパレーション調整回路及びそのmos集積回路 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57116451A (en) * | 1981-01-13 | 1982-07-20 | Sony Corp | Stereophonic signal receiver |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55171150U (ja) * | 1979-05-25 | 1980-12-08 |
-
1982
- 1982-08-18 JP JP12470382U patent/JPS5929856U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57116451A (en) * | 1981-01-13 | 1982-07-20 | Sony Corp | Stereophonic signal receiver |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006001173A1 (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-05 | Niigata Seimitsu Co., Ltd. | ステレオセパレーション調整回路及びそのmos集積回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5929856U (ja) | 1984-02-24 |
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