JPS63304405A - フロッピ−ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野〕 本発明はフロッピーディスク装置に係り、特に、消去ヘ
ッドの通電を制御するに好適なフロッピーディスク装置
に関する。

〔従来の技術〕

フロッピーディスク装置のうち、１．０　Ｍ　Ｂのもの
はトラック数８０であり、１．６ＭＢのものはトラック
数が７７である。１．０ＭＢは１．６ＭＢよりもビット
長が長く、周方向の記録密度が小さく、さらに保磁力が
小さい媒体である。このため、フロッピーディスク装置
として、１．６ＭＢと１．０ＭＢ又は０．５ＭＢのもの
と組み合せたものが提案されている。

これらフロッピーディスク装置には、バルクタイプ、ス
トラドルタイプ、ミラネートタイプなどの磁気ヘッドが
用いられており、これら磁気ヘッドのうち、バルクタイ
プの磁気ヘッドが高密度記録という点から多く用いられ
ている。

バルクタイプの磁気ヘッドは、第５図及び第６図に示さ
れるように、記録ヘットと再生ヘッドとを兼用する記録
再生ヘッド１ｏと、消去ヘッド１２が一体になって構成
されている。記録再生へラド１０は、強磁性体よりなる
コアＩＯＡにコイルＩＯＢが巻回されている。コイルＩ
ＯＢに電気信号が供給されると、コアＩＯＡのギャップ
１０Ｃから磁束がもれ、磁気記録媒体としてのフロッピ
ーディスク１４を磁化して残留磁束による情報をフロッ
ピーディスク１４に記録するようになっている。

消去ヘッド１２はセンタコア１２Ａ、Ｃ形コア１２Ｂを
有し、センタコア１２ＡとＣ形コア１２Ｂとの間にはギ
ャップ１２Ｃが形成されている。

そしてＣ形コア１２Ｂの間にはガラス１２Ｄが埋め込ま
れていると共にＣ形コア１２Ｂの両側にガラス１２Ｅが
埋め込まれている。Ｃ形コア１２Ｂにはコイル１２Ｆが
巻回されており、コイル１２Ｆには直流信号が供給され
るようになっている。

このため、センタコア１２Ａ、Ｃ形コア１２Ｂには一方
向に磁束が発生し、ギャップ１２Ｃからの漏洩磁束によ
り、フロッピーディスク１４上の残留磁束の一部を消去
するようになっている。即ち、第７図に示されるように
、記録再生ヘッド１０によってフロッピーディスク１４
上に、残留磁束による情報が記録されたとき、フロッピ
ーディスク１４が消去ヘッド１２を通過すると、Ｃ形コ
ア１２Ｂの部位を通過する情報が消去され、ガラス１２
Ｄの部位を通過する情報のみが残り、消去ヘッド１２に
よるトリミング処理が施される。ここに、Ｃ形コア１２
Ｂの幅が消去トラック幅ＴＥに対応し、ガラス１２Ｄの
幅が非消去トラック幅Ｔｏに対応している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前記従来技術は、コイル１２Ｆには、第３図に示される
ように、磁気記録時に直流信号が供給されているため、
ギャップ１２Ｃからは一方向に漏洩磁束が発生し、フロ
ッピーディスク１４として特に保磁力の弱いものを用い
た場合には、フロッピーディスク１４上に等ピッチでデ
ータが記録されても消去ヘッド１２［こよってトリミン
グ処理を行うとき、ギャップ１２Ｃからの弱い洩れ磁束
が一方向に加算され、フロッピーディスク１４には一方
向にずれたデータが記録されることがあった。

フロッピーディスク１４上に等ピッチのデータが記録さ
れたときには、第８図の（ａ）に示されるような波形の
信号が再生されるが、一方向にずれたデータが記録され
たときには、第８図の（ｂ）に示されるように、非対称
の信号が再生され、波形歪によって信頼性が低下すると
いう不具合があった。

本発明の目的は、消去ヘッドによるトリミング処理時に
、消去ヘッドから磁気記録媒体の非消去トラック部に漏
れる漏洩磁束を抑制することができるフロッピーディス
ク装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

前記目的を達成するために、本発明は、通電信号により
磁気記録媒体を磁化して残留磁束による情報を磁気記録
媒体に記録する記録ヘッドと、磁気記録媒体上の残留磁
束を電気信号に変換する再生ヘッドと、磁気記録媒体上
の残留磁束の一部を通電信号により消去する消去ヘッド
と、磁気記録時に配力ヘッドに対して交流信号を供給す
る通電制御手段と、を含むフロッピーディスク装置を構
成したものである。

〔作用〕

磁気記録時に消去ヘッドに対して交流信号を供給すると
、消去ヘッドから媒体の非消去トラック部に発生する弱
い磁束が一方向の磁束とはならず、媒体の非消去トラッ
ク部には、Ｎ極とＳ極の磁束が交互に発生する。このた
め、消去ヘッドによるトリミング処理時に、磁気ｉｉｌ
！録媒体の非消去トラック部に発生する磁束が相殺され
、トリミング処理によって波形歪が発生するのを防止す
ることができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図に基づいて説明する。

本実施例は、消去ヘッド１２のコイル１２Ｆに電力を供
給する通電制御手段としての消去制御回路１６から交流
信号を供給するようにしたものであり、他の構成は第５
図及び第６図に示されるものと同様であるので、同一の
ものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。

記録再生ヘッド１０のコイルＩＯＢは記録再生切換回路
１８を介して記録回路２０、再生回路２２に接続されて
おり、消去ヘッド１２は消去制御回路１６に接続されて
いる。記録再生切換回路１８及び消去制御回路１６は、
記録再生切換信号を発生する制御装置（図示省略）に接
続されている。

以上の構成において、記録時には記録再生切換回路１８
が切換えられると共に、情報記録用のデジタル信号が記
録回路２０によって記録用の電流信号に変換され、記録
再生変換回路１８を介して記録再生ヘッド１０のコイル
ＩＯＢに通電される。

これによりフロッピーディスク１４には残留磁束による
各種情報が記録される。このとき、消去ヘッド１２のコ
イル１２Ｆには、第４図に示されるように、消去制御回
路１６から交流信号が供給される。この交流信号の周波
数はコイルＩＯＢに供給される通電信号の３倍乃至５倍
程度の周波数に設定されている。例えば、データ記録の
ための周波数が１２５に士、２５０ＫＩＩｚの組合せの
とき、消去制御回路１６からは、１．６ＭＨｚの交流信
号が発生する。

コイル１２Ｆに交流信号が供給されると、消去ヘッド１
２の各コアには交流信号に応じて磁束の発生する方向が
変わり、非消去トラック部に洩れる漏洩磁束が相殺され
る。このため、消去ヘッド１２によってデータのトリミ
ング処理を行うときでも、フロッピーディスク１４には
消去ヘッド１２のトリミング処理によってデータの内容
が変わることなく、正しいデータをフロッピーディスク
１４上に記録することができる。従って、このデータを
再生するときには、低保磁力のフロッピーディスク１４
を使用しても正しいデータを再生することができる。

又、従来の場合には、消去ヘッドから発生する洩れ磁束
が記録再生ヘッド１０側へ回り込むこともあったが、非
消去トラック部に発生する磁束が相殺されるので、消去
ヘッド１２がら記録再生ヘッド１０側へ洩れる磁束を抑
制することができる。

又さらに本実施例によれば、再生時に波形歪が発生する
のを抑制することができるため、外乱からのノイズに対
する耐ノイズマージンを上げることも可能となる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、消去ヘッドのコイルに交流信号を供給
し、磁気記録媒体の非消去トラック部に発生する磁束を
相殺するようにしたため、低保磁力の磁気記録媒体を用
いた場合でも、信頼性の高い情報の記録再生が可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す磁気ヘッド及びフロッ
ピーディスクの構成図、第２図は本発明に係る装置のブ
ロック構成図、第３図は従来の消去ヘッドの波形図、第
４図は本発明に係る消去ヘッドの波形図、第５図は従来
のバルクタイプの磁気ヘッドの構成図、第６図は第５図
に示す磁気ヘッド及びフロッピーディスク１４の構成図
、第７図はフロッピーディスク１４の構成説明図、第８
図は従来装置による再生波形を説明するための図である
。 １０・・・記録再生ヘッド、　　１２・・・消去ヘッド
、１４・・・フロッピーディスク、 １６・・・消去制御回路、 １８・・・記録再生切換回路、　２０・・・記録回路、
２２・・・再生回路。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）通電信号により磁気記録媒体を磁化して残留磁束
   による情報を磁気記録媒体に記録する記録ヘッドと、磁
   気記録媒体上の残留磁束を電気信号に変換する再生ヘッ
   ドと、磁気記録媒体上の残留磁束の一部を通電信号によ
   り消去する消去ヘッドと、磁気記録時に消去ヘッドに対
   して交流信号を供給する通電制御手段と、を含むことを
   特徴とするフロッピーディスク装置。
2. （２）特許請求の範囲第１項記録の発明において、前記
   通電制御手段出力による交流信号の周波数は記録ヘッド
   に対する記録用通電信号の周波数よりも高く設定されて
   いることを特徴とするフロッピーディスク装置。