JPS61273710A - フロツピ−デイスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、フロッピーディスク装置の消去用ヘッドの通
電制御方式に係り、特に消去用ヘッドの不要な帯磁の消
去に関する。

〔発明の背景〕

最近、１．６　ＭＢ用高保磁力記録媒体と１．０ＭＢ用
低保磁力記録媒体の両方を記録再生できるフロッピーデ
ィスク装置が注目されている。保持力Ｈｃの異なる記録
媒体を同一ヘッドで記録再生すると、種々の問題が生ず
る。特に、１．ＯＭＢ用低保磁力記録媒体を記録再生す
る場合、ヘッドがオフトラックしてパスしたり、データ
トラック上をヘッドがスイープすると、データの記録状
態を減衰させアナログ出力信号レベルが低下する現　　
、。

象が生じ、大きな問題となっている。

フロッピーディスク装置の全般的紹介文献としては、高
橋昇司著「最新フロッピーディスク装置とその応用ノウ
ハウＪＣＱ出版社、等がある。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、保持力の異なる記録媒体を共用しても
、消去用ヘッドの帯磁の影響を受けないフロッピーディ
スク装置を提供することである。

〔発明の概要〕

アナログ出力信号レベルの低下現象の原因について追求
したところ１発明者らは次のような結論に達した。すな
わち、１．６　ＭＢ用高保磁力記録媒体の記録再生消去
のために、高残留磁気Ｂｒフェライト材をヘッドコア材
として用いているから、直流電流によって直流磁界を生
む消去用ヘッドの帯磁が大きくなり、上記現象が生じて
いるものと推定される。

そこで、消去用ヘッドの通電が終了する毎に、消去ヘッ
ドの帯磁を消去すれば、アナログ出力信号レベルの低下
現象がなくなるものと考えられる。

本発明の特徴は、消去用ヘッドの帯磁を最小にするため
に、消去用ヘッドによる信号消去終了後、交番減衰電流
を通電し、消去用へラドコア内に交番減衰磁界を発生さ
せ、コア内の磁化レベルに収束させるところにある。

〔発明の実施例〕

本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第１図は、フロッピーディスク装置の記録再生系のブロ
ック図である。図において、１は記録再生用のＲ／Ｗヘ
ッド、２は消去用のＥｒヘッド、３はＲ／Ｗヘッド１の
Ｒ／Ｗ切換回路で、Ｒ／Ｗ切換信号によって記録回路４
または再生回路５を選択する。記録回路４は、入力ディ
ジタル信号を処理して記録電流の反転に変換し、Ｒ／Ｗ
ヘッド１に通電する電流源を有している。再生回路５は
。

Ｒ／Ｗヘッド１の再生アナログ出力信号を増幅・信号処
理してディジタル再生信号を出力する。６は、消去制御
回路でＲ／Ｗ切換信号によって記録時にＥｒヘッド２に
通電する電源を有する。

第２図は、記録時のＲ／Ｗヘッド１とＥｒヘッド２の動
作を示すタイムチャートである。Ｅｒヘッド２に流れる
イレース電流ＩｓおよびＥｒヘッド２の磁化状態を縦軸
に表わす、（Ａ）は従来例を示し、ｏＮ１０ＦＦ制御で
ある。（Ｂ）、ＣＣ）は本実施例のＥｒヘッド通電制御
方式を示し、（Ｂ）は消去終了後直ちに記録周波数の５
倍程度の周波数をもつ交番減衰電流をＥｒヘッド２に流
す例、（Ｃ）は消去終了後ある時間を経過した後に前記
周波数の交番減衰電流をＥｒヘッド２に流す例である。

従来例（Ａ）で示すように、Ｅｒヘッド２にはイレース
電流Ｉｓの０Ｎ１０ＦＦによる帯磁Ｂｒが存在する。し
たがって、記録媒体の保磁力Ｈａ以上の磁界を与えうる
ようなＥｒヘッド２の残留磁束Ｂｒ（帯磁）が残る場合
、第３図に示すようにヘッド系がオフトラックした状態
では、データトラック上にＥｒヘッド２がかかったり、
Ｅｒヘッド２がデータトラック上を接触しながら移動す
ると、データの記録状態を減衰させ、Ｒ／Ｗヘッド１の
再生出力電圧を低下させたり、データの磁化方向に影響
を与え、再生出力電圧の非対称性を増加させアシンメト
リを悪化させる。

本発明の実施例のように消去終了後交番減衰電流をＥｒ
ヘッド２に流して電流をゼロに収束させれば、交番減衰
電流によってＥｒヘッド２のコアには交番減衰磁束が流
れる。第４図に示すようにコアの磁化レベルは電流すな
わち磁束が減衰するのに伴い、１→２→３→・・・→１
２の順に減少し、ゼロレベルに収束するため、Ｅｒヘッ
ド２の帯磁を最小にでき、Ｅｒヘッド２の帯磁により生
ずる問題を根本的に解決できる。

第２図（Ｂ）、（Ｃ）に示した交番減衰電流はパルス波
形であるが、アナログ波形でも同一である。また、交番
周波数については、Ｒ／Ｗヘッドｌがオフトラックして
、交番減衰磁界により消去した部分を再生しても、デー
タ信号に悪影響を与えない程度の微小出力となるような
周波数として記録周波数の５倍以上を採用しているため
、記録データには悪影響はない。

また、オフトラックして、Ｅｒヘッド２がデータトラッ
クにかかる場合、交番減衰磁界をコアに印加して帯磁の
イレースを行うと記録されているデータトラックを不用
意に消去し、データトラック幅が細くなる。そこで、デ
ータを不用意に消去しないように、第５図に示す記録媒
体に形成されたデータフォーマット上のデータを記録し
ないギヤツプ部７−ａ〜７−ｄにおいて帯磁イレースす
るよう制御を行うことが好ましい。

（発明の効果〕 本発明によれば、消去用ヘッドの帯磁を最小にできるの
で、記録再生時に消去用ヘッドの帯磁の影響による記録
状態の減衰を原因とする再生出力電圧の低下や、磁化方
向が影響を受けて再生出力電圧の非対称性が増加するア
シンメトリの悪化が防止されるため、信頼性の高いフロ
ッピーディスク装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す記録再生系のブロック
図、第２図は記録再生消去動作のタイムチャート、第３
図はヘッドと記録トラックとの関係を示す図、第４図は
消去コアのＢ−Ｈ特性図、第５図は記録媒体のデータフ
ォーマットの例を示す図である。 １・・・記録再生用ヘッド、２・・・消去用ヘッド、３
・・・記録再生切換回路、４・・・記録回路、５・・・
再生回路、６・・・消去制御回路、７・・・信号ギャッ
プ部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、保持力が異なる記録媒体を共用し、ディジタル信号
   の記録再生用ヘッド及び信号消去用ヘッドとその消去制
   御回路を含むフロッピーディスク装置において、消去用
   ヘッドに交番減衰電流を供給する電源を消去制御回路に
   内蔵させ、消去用ヘッドによる信号消去終了後、交番減
   衰電流を消去用ヘッドに通電し、消去用ヘッドの帯磁を
   消去することを特徴とするフロッピーディスク装置。 ２、第１項において、記録媒体にデータを記録するため
   に予め決められたデータフォーマット上でデータを記録
   しないギャップ部分において交番減衰電流を消去用ヘッ
   ドに通電することを特徴とするフロッピーディスク装置
   。 ３、第１項または第２項において、交番減衰電流の周波
   数を記録信号周波数よりも高くしたことを特徴とするフ
   ロッピーディスク装置。