JPS6328410B2 - - Google Patents

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JPS6328410B2
JPS6328410B2 JP58091411A JP9141183A JPS6328410B2 JP S6328410 B2 JPS6328410 B2 JP S6328410B2 JP 58091411 A JP58091411 A JP 58091411A JP 9141183 A JP9141183 A JP 9141183A JP S6328410 B2 JPS6328410 B2 JP S6328410B2
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JP
Japan
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xanthate
compounds
cells
antiviral
sodium
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JP58091411A
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JPS591416A (ja
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Sherumu Arutsuuru
Funmeru Kurausu
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Merutsu Unto Co Unto Co GmbH
Original Assignee
Merutsu Unto Co Unto Co GmbH
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Publication date
Application filed by Merutsu Unto Co Unto Co GmbH filed Critical Merutsu Unto Co Unto Co GmbH
Publication of JPS591416A publication Critical patent/JPS591416A/ja
Publication of JPS6328410B2 publication Critical patent/JPS6328410B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C329/00Thiocarbonic acids; Halides, esters or anhydrides thereof
    • C07C329/02Monothiocarbonic acids; Derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C329/00Thiocarbonic acids; Halides, esters or anhydrides thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/21Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates
    • A61K31/265Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates of carbonic, thiocarbonic, or thiocarboxylic acids, e.g. thioacetic acid, xanthogenic acid, trithiocarbonic acid
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Communicable Diseases (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、抗ウイルス剤ないしウイルスに由来
する腫瘍に対する抵抗を有する薬剤に関するもの
である。 若干のアルキルザンセート類(キサントゲン酸
アルキル類)は、すでに公知である。従来、これ
らは、浮遊助剤、殺菌剤、除草剤および加硫促進
剤として使用されてきた(ウルマンス、エンツイ
クロペデイー、デア、オルガニツシエン、ヘミ
ー、第3版、第X巻第718〜728頁)。 本発明の目的は、満足すべき薬理学的特性を有
するザンセート類(キサントゲン酸塩およびキサ
ントゲン酸エステル)を提供することにある。 本発明の他の目的は、新規な抗ウイルス剤ない
しウイルスに由来する腫瘍に対する抵抗を有する
薬剤を提供することにある。 予想に反して、ある種のザンセート類が、有益
な抗菌性、抗ウイルス性および細胞生長に影響す
る活性を示すことが見出された。 本発明の課題は、一般式I 〔ただし、式中R1はアダマンチル、ノルボルニ
ル、トリシクロデシル、炭素数3〜20の直鎖また
は分岐鎖アルキル、炭素数3〜20のシクロアルキ
ル、フルフリル、ピリジルまたはキヌクリジニル
(quinuclidinyl)であり(ここに前記炭素数3〜
20の直鎖または分岐鎖アルキルはヒドロキシ、炭
素数1〜4のアルコキシまたはハロゲン原子で置
換することができ、また前記炭素数3〜20のシク
ロアルキルは同様にヒドロキシ、炭素数1〜4の
アルコキシまたは炭素数1〜4のアルキルまたは
ハロゲン原子で置換することができる。)、また
R2は一価または多価金属原子、炭素数1〜6の
直鎖または分岐鎖アルキル(これはヒドロキシ、
炭素数1〜4のアルコキシ、アミノ、炭素数1〜
4のアルキルアミノまたは(C1〜C4−アルキル)
1/3アンモニウム基で置換してもよい。)またはハ
ロゲン原子であり、あるいは2,3−ジヒドロキ
シプロピルまたはω−ヒドロキシ(C1〜C4アル
コキシ)メチル基を表わす。〕を有するザンセー
ト化合物類(xanthates)である。 R1が炭素数3〜20の直鎖または分岐鎖アルキ
ルの場合には、それは、例えばプロピル、ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、
ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデ
シル、テトラデシル、またはペンタデシル基であ
り、それは直鎖、単または多分岐形であり、好ま
しくはn−ヘキシル、n−デシル、n−ドデシル
およびn−テトラデシル基である。シクロアルキ
ル基は、好ましくはシクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロ
ノニル、シクロデシル、シクロウンデシル、シク
ロドデシル、シクロトリデシル、シクロテトラデ
シルおよびシクロペンタデシル基である。最も好
ましくは、シクロヘキシルおよびシクロドデシル
基である。ジおよびトリ環状基も同様に含まれ
る。 前記ハロゲン原子としては、フツ素、塩素、臭
素およびヨウ素がある。塩素または臭素がハロゲ
ン置換として好ましく使用される。 R2が金属原子の場合には、一価金属、例えば
ナトリウムまたはカリウムが好ましい。 本発明による化合物類は、一般式R1−O−Me
(ただし、式中、R1は前記定義のとおりであり、
またMeはアルカリ金属である。)を有するアルコ
ラートと二硫化炭素とを反応させるか、あるいは
一般式R1−OH(ただし、式中、R1は前記定義の
とおりである。)を有するアルコールと二硫化炭
素とを強アルカリの存在下に反応させることによ
り製造される。その結果、一般式Iを有する化合
物類(ただし、R2はアルカリ金属原子である。)
を有する化合物類を生成する。一般式I(ただし、
R2は他の上記定義の一つを表わす。)を有する化
合物類を製造するには、一般式Iのアルカリザン
セートは活性溶媒中でR2基を導入するために適
当なアルキル化剤と反応される。 本発明による医薬は、通常固体または液体担体
中で一般式Iを有する前記化合物類の少なくとも
1種を含んでいる。本発明による化合物類は、公
知の活物質と併用することができる。本発明によ
る化合物類は、抗菌作用、特に抗ウイルス作用を
特徴とするものである。抗ウイルス作用範囲は、
たとえば疱疹ウイルス、インフルエンザウイルス
および腫瘍ウイルスを含むものである。さらに、
本発明による化合物類は、腫瘍細胞の成長に影響
を及ぼす。すなわち、本発明による抗ウイルス剤
は、ウイルスに由来する腫瘍に対する抵抗を有す
る薬剤である抗腫瘍性ウイルス剤をも含むもので
ある。 種々のウイルス菌株についての斑点減数試験に
よりインヴイトロ研究は、1〜100μg/mlの範囲
の物質濃度で成長の抑制を示した。本発明による
物質の毒性は比較的低い。特に、この物質は、皮
膚および疱疹性感染に対して効果的な予防薬とし
て使用される。病気の間に成人に対して投与され
る1日の投与量は、1日当り約5〜100アルカリ
金属gの活物質である。 本発明による化合物類が非経口的、皮下的、静
脈的、筋肉内的および腹腔内的経路で投与される
場合には、担体は水または植物油、動物油または
合成油等の油のごとき無菌液体である。通常、注
射溶液用にはグルコース溶液が使用される。一般
に、注射溶液の液体担体は0.5〜2.5重量%の活物
質を含有している。本発明による化合物類は、ま
た経口的経路でも首尾よく投与でき、また鼻およ
び咽喉部では蒸気状またはスプレー状でこれらを
用いて肺炎の治療にも好適である。最も好適な経
口的投与形態は、タブレツト、カプセル、粉末、
溶液、懸濁液またはエリキシルである。これらの
投与形態では活物質成分の含量は、組成物の全量
に対して少なくとも2重量%である。 以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説
明する。 実施例 1 ナトリウムシクロドデシルザンセート
(sodium cyclododecyl xanthate) 100g(0.54モル)のシクロドデカノールを100℃
に加熱し、2.5g(0.11モル)のナトリウムを添加
し、その間混合物の温度を220℃で1時間維持し
た。生成物を磁製皿に注入し、冷却後粉砕し、こ
の粉末をエーテル(400ml)中に懸濁させ、つい
で9g(0.12モル)の二硫化炭素を滴下した。200ml
の水を添加したのち、水相を分離し、20gのNaCl
を添加して、沈澱を濾過し、アルコール(20ml)
で2回再結晶化した。 収量 17g(理論値の56%) 融点 218〜219℃(分解) 元素分析 計算値 実測値 C 55.32 54.42 H 8.16 8.08 S 22.69 21.90 同一方法でナトリウムの代りにカリウムを用い
て相当するカリウム塩を製造した。 実施例 2 ナトリウムベンジルザンセート(sodium
benzyl xanthate) 4.6g(0.2モル)のナトリウムを窒素雰囲気下に
108g(1モル)のベンジルアルコールに添加し
た。混合物を、160℃で2時間加熱し、ついで磁
製皿に注入して冷却した。半固体生成物をエーテ
ル(400ml)中に懸濁させ、15.2g(0.2モル)の二
硫化炭素を滴下し、その混合物を還流下に1時間
加熱した。反応溶液を冷却し、沈澱を濾過し、か
つエーテルで洗浄した。 収量 16g(理論値の36%) 融点 >180℃(分解) 元素分析 計算値 実測値 C 42.86 43.05(C8H7NaOS2×H2O) H 4.02 4.31 S 28.57 26.78 同一方法でナトリウムの代りにカリウムを用い
て相当するカリウム塩を製造した。 実施例 3 ナトリウムシクロヘキシルザンセート
(sodium cyclohexy xanthate) 3.6g(0.16モル)のナトリウムを、窒素雰囲気
下に100ml(1モル)のシクロヘキサールに添加
し、ナトリウムの完全反応が起こるまで還流下に
加熱した。その反応溶液を、磁製皿に注入し、冷
却後粉砕した。粉末とエーテル(400ml)中に懸
濁し、15分間加熱し還流した。冷却後、12.8g
(0.17モル)の二硫化炭素を滴下した。200mlの水
を添加したのち、水相を分離し、40gのNaClを添
加した。沈澱を濾過し、エーテルで洗浄し、乾燥
した。 収量 25g(理論値の75%) 融点 >200℃(分解) 元素分析 計算値 実測値 C 42.42 42.21 H 5.55 5.52 S 32.32 31.87 同一方法でナトリウムの代りにカリウムを用い
て相当するカリウム塩を製造した。また、同一方
法でn−ヘキサールから出発して、相当するナト
リウムおよびカリウムn−ヘキシルザンセートを
製造し、かつこれが有効な抗ウイルス剤であるこ
とを見出した。 実施例 4 シクロヘキシルメチルザンセート(cyclohexyl
methyl xanthate) 3g(0.015モル)のナトリウムシクロヘキシルザ
ンセートを50mlの乾燥メタノール中に溶解させ、
10.7g(0.075モル)の沃化メチルとともに1時間
加熱還流した。冷却後、反応溶液をロータリー蒸
発器を用いて蒸発させ、エーテル/水(50/50)
中に溶解させ、エーテル層を分離し、かつ硫酸ナ
トリウムで乾燥し、活性炭/漂白土で精製し、ロ
ータリー蒸発器により蒸発させた。 収量 2g(理論値の70%) 元素分析 計算値 実測値 C 50.52 50.47 H 7.36 7.28 実施例 5 カリウムアダマンチルザンセート
(potassium adamanthyl xanthate) 15.2g(0.1モル)のアダマンタノールを乾燥テ
トラヒドロフラン中に溶解させ、その溶液中に窒
素を導入し、かつカリウム(0.05モル)を添加し
た。その溶液を還流下に10時間加熱した。冷却
後、生成物を200mlのエーテルに懸濁させ、15分
間加熱還流した3.8gの二硫化炭素を添加し、その
溶液を還流下に再び45分間加熱した。冷却後、
200mlの水を添加した。水相を分離し、25gの
NaClを添加し、沈澱を濾過した。 収量 2g(理論値の8%) 融点 >300℃(分解) 元素分析 計算値 実測値 C 49.60 49.82 H 5.63 5.56 S 24.05 23.50 同一方法でカリウムの代りにナトリウムを用い
て相当するナトリウム塩を製造した。 実施例 6 カリウム2−エンド−ビシクロ〔2.2.114〕−
ヘプチルザンセート(potassium2−endo−
bicyclo〔2.2.11,4〕−heptyl xanthate) 340g(約3モル)のエンドノボルネオールを窒
素雰囲気下に溶融(160℃)し、全量が19.55g
(0.5モル)の外皮のないカリウムと少しずつ反応
させた。金属の溶解が完結するまで温度は160℃
に保持した。つづいて、過剰のノボルネオールを
留去し、無色の残渣を高い減圧度で短時間に乾燥
させ、500mlの無水テトラヒドロフランに溶解さ
せた。冷却して、150ml無水エーテル中に溶解し
た31ml(0.5モル)の二硫化炭素を、このアルコ
ラートに滴下した。反応混合物を40℃で1時間乾
燥した。青黄色沈澱として反応中にすでに分離し
たザンセートを1の乾燥エーテルを添加するこ
とにより完全に沈澱させた。沈澱を吸引濾過し、
吸引濾過器上でエーテルで完全に洗浄した。この
ザンセートを濃縮したアルコール溶液から結晶化
させ、こまかい青黄色針状物を生成させた。 収量 95g(理論値の83%) 融点 256〜258℃(分解) 元素分析 計算値 実測値 C 42.44 42.40 H 4.90 4.92 S 28.32 27.90 同一方法でカリウムの代りにナトリウムを用い
て相当するナトリウム塩を製造した。 実施例 7 カリウム8(9)−トリシクロ〔5.2.1.O2,6〕デ
シルザンセート(potassium 8(9)−tycyclo
〔5.2.1.O2〕decyl xanthate) 457g(約3モル)のトリシクロ〔5.2.1.O2〕デカ
ノール−8(9)(TCDアルコールA、ヘキス
ト・アクチエンゲゼルシヤフトより販売されてい
る異性体混合物)を、保護ガス(窒素ガス)雰囲
気下に、全量で19.55g(0.5モル)の表皮のないカ
リウムと150〜160℃で撹拌しながら少しずつ反応
させた。混合物の温度は、金属の完全反応が起こ
るまでこのレベルに保つた。つづいて、過剰のア
ルコールを減圧下に留去し、このアルコールを高
い減圧度で乾燥し、500mlの無水テトラヒドロフ
ラン中に溶解した。冷却して、150mlの無水エー
テルに溶解した31ml(0.5モル)の二硫化炭素を
この反応溶液に徐々に添加した。この反応混合物
を40℃で1時間撹拌し、1の乾燥エーテルを加
えてザンセートを沈澱させ、吸引濾過し、吸引濾
過器上でエーテルで完全に洗浄した。エタノール
で再結晶化したのち、青黄色の結晶が得られた。 収量 104g(理論値の78%) 融点 260℃(分解) 元素分析 計算値 実測値 C 49.58 49.60 H 5.67 5.62 S 24.07 24.19 同一方法でカリウムの代りにナトリウムを用い
て相当するナトリウム塩を製造した。 本発明による化合物類は、価値ある薬理学的特
性により特徴づけられ、したがつて、ヒトおよび
獣用医療に首尾よく適用できる。 抗ウイルス特性(virustatic properties)は、
抑制輪(斑点抑制試験)におけるウイルス抑制の
インヴイトロ試験および斑点減数法により立証さ
れた。以下のウイルス株が使用された。 インフルエンザA2 種痘ウイルス ヘルペスウイルス AV40タンプの腫瘍ウイルス この斑点抑制試験において、インフルエンザお
よび種痘ウイルス(ヒナ線維芽細胞)、パライン
フルエンザ(モンキー腎上皮細胞)およびヘルペ
スウイルス(ヒト羊膜細胞)の組織培養は、しつ
かりと充填されているが個別に斑点を形成するよ
うな方法で感染させた。ついで、試験物質を1%
溶液として適用し、抑制輪の直径を測定した。結
果を次表に示す。
【表】 種々のウイルス株上の試験物質の作用も、イン
ヴイトロ斑点減数試験により測定した。試験物質
を適用したのち、各ウイルスによる感染および培
養を行ない、ウイルスにより生じた斑点の数を測
定した。対照例と比較して斑点の数は少なく、試
験でこの物質はより有効であつた。試験結果を次
表に示す。
【表】 ルザンセート
【表】 塩酸塩
第1表および第2表は、本発明による化合物類
の優れた抗ウイルス作用を示している。 治療法、すなわちウイルスのコントロール 経口的、局所的または非経口的経路で目的に応
じて有効な抗ウイルス量の前記一般式Iの選ばれ
たザンセートで、経口的投与で投与単位当り10〜
100mgが、また非経口的投与では投与単位当り
0.05〜5mgが好ましい量であるザンセートを、ウ
イルス性の感染を受けた患者、宿主または胎位に
投与する段階とよりなる機能不全を受けている宿
主の抗ウイルス性治療は、その最も広い概念で本
発明の治療方法の実施態様を構成する。 一般に、ザンセート類の投与は、標準のアミノ
アダマンタン塩酸塩抗ウイルス剤の投与とほぼ同
じであり、多くの場合、ザンセート化合物類の増
大した抗ウイルス活性のために、著しく少なくな
る。 投与形態 本発明によれば、抗ウイルスまたはその他の用
途のための単位投与形態は、いかなる適当なおよ
び/または従来のタイプのものでもよい。経口投
与には、単位投与形態は、通常に、ザンセートが
エステルであろうと塩であろうと、活性成分約10
〜100mg、好ましくは約50mgを含有している。滅
菌溶液中の非経口投与には、単位投与量は通常
0.05〜5mg、好ましくは約2.5mgの活性成分を含
有している。既述のように、選ばれた化合物は、
医薬的に許容できる担体とともに、好ましくはタ
ブレツトの形で投与される。 当該技術分野の通常のプラクテイスによれば、
活性なザンセート化合物は、一般に固体または液
体物質であつてもよい非毒性の医薬的希釈剤また
は担体と併用できる。無刺激の担体がある用途に
は好ましい。この組成物は、タブレツト、粉末、
カプセル、溶液、エマルジヨンまたは懸濁液の形
態または経口投与に特に有用な他の投与形態を採
ることができる。液状または半液状希釈剤は、水
のような溶媒であつてもよい。使用される液状希
釈剤の基本的制限は、適合性および趣好性であ
る。この組成物は、米スターチ、コーンスター
チ、ポテトスターチ、ラクトース、サツカロー
ス、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネ
シウム、カルボキシメトルセルロースのような固
体希釈剤および/またはタブレツト用アジユバン
ト類、アカシアゴム、トラガカントゴム、チクル
等のゴム、寒天等と選ばれたザンセートとを混合
した形を採ることもできる。液状形態の場合、こ
の組成物は、滅菌または非滅菌溶液、懸濁液、分
散液、エキシル等周知の技術のものでよい。代表
的な用途には、この組成物は、例えば溶液、ロー
シヨン、軟膏、チンキ剤等の形にもできる。 実施例 8 カリウム 2−エキソ−ビシクロ〔2.2.11,4
ヘプチル ザンセート(D611−エキソ−K) 実施例6と正確に同じ方法で、この化合物を、
カリウム、エキソ−ノルボルネオールおよび二硫
化炭素から出発して製造する。分析は、実施例と
同じである。融点は、249〜252℃(分解)。抗ウ
イルスおよび抗腫瘍治性は、化合物D611のもの
と、IC50値を含めて、本質的に同じである。 このナトリウムおよび他のアルカリ金属塩が、
選択されたアルカリ金属またはアルカリ金属ノル
ボルネオレートから本質的に同じ方法で作られ、
D611と本質に同じ抗腫瘍および抗ウイルス活性
を有することがわかる。 実施例 9 ナトリウム 2−エンド−ビシクロ
〔2.2.11,4〕ヘプチル ザンセート(D611Na) 実施例6の化合物のナトリウム塩は、ナトリウ
ム 2−エンド−ビシクロ〔2.2.11,4〕−ヘプチル
ザンセートであり、その実施例に示される如く
製造されるが、エンド−ノルボルネオールとナト
リウムから出発する。融点は246〜248℃(分解)
であり、相当するカリウム塩(D611)と本質的
に同じ抗ウイルスおよび抗腫瘍活性を有すること
がわかる。 他のアルカリ金属塩類が、選択されたアルカリ
金属あるいはアルカリ金属ノルボルネオレートか
ら出発して本質的に同じ方法で製造され、D611
と本質的に同じ抗ウイルス及び抗腫瘍活性を有す
ることがわかる。 実施例 10 カリウム4(またはパラ)−イソボルニル シク
ロヘキソル ザンセート(D622)39g(1モル)
のカリウムを、少量ずつ窒素雰囲気下で945g(4
モル)の本質的に純粋な4(またはパラ)−イソボ
ルニルシクロヘキサノールへ、100〜150℃で添加
する。カリウムが完全に反応した後に、溶液を40
℃に冷却し、1の無水テトラヒドロフランで希
釈する。66.1ml(1.1モル)の二硫化炭素をゆつ
くりと添加し、その後反応混合物を40℃に4時間
保持する。2の石油エーテルを添加した後、ザ
ンセートを口過し、その後2のエタノールで再
結晶化する。 収量: 68g(理論値の20%) 融点: 262℃(分解) 元素分析 計算値 実測値 C 58.24 58.26 H 7.76 7.70 S 18.29 18.14 この化合物について、ヘルペス単体ウイルスに
対する斑点抑制検定での1ml当りのマイクログラ
ムのIC5値は、1.9(HSV−I、特に、菌株 HSV
−I−ISO 3)である。他方、抗ウイルスおよ
び抗腫瘍活性は、化合物D609のものと本質的に
同じであるが、いくらか、それより優れている。
D622に相当するカリウム2(またはオルソ)化合
物および相当するナトリウムおよびそれによるあ
るいはD622に相当するものの他のアルカリ金属
塩は、本質的に同じ方法により、選択されたカリ
ウム2(またはオルソ)−イソボルニルシクロヘキ
サノエートまたは他の選択されたアルカリ金属ま
たはアルカリ金属イソボルニルシクロヘキサノエ
ートから出発して、製造され、D662と本質的に
同じ抗ウイルスおよび抗腫瘍活性を有することが
分る。 本発明化合物の付加的抗ウイルス特性 本発明の化合物類は、斑点減少試験、既に記述
したように、抗ウイルス活性および能力を測定す
るための標準的テストにおいて活性である。一つ
のこのような標準的直接斑点検定は、E.C.ヘルマ
ン、ジユニアらによつて。Proc、Soc、Exptl.
Biol.Med.103、625(1980)に説明されたもので
ある。それは、次のようなものである。すなわ
ち、組織培養細胞が単一層物として小さな井の中
で成長せしめられ、適当なウイルス希釈物で感染
せしめられる。次に、半固体媒体でかぶせられ、
ウイルス子孫のもとの非感染細胞への拡散を防止
する。感染細胞からのみ、二次感染の病巣は、3
日以内に展開する。そして、これらは、周知の手
順に従つて適切に染色すると、斑点として可視化
できる。化合物の抑制効果を測定するために、化
合物をかぶせの添加の前に、感染細胞上に直接に
投与し、次にウイルス収量を処理されない感染細
胞培養物から収量と比較する。斑点減少あるいは
抑制のパーセントを、抑制されない標準物から取
つた100%斑点形成単位(PFU)と比較して表わ
す。 次に、正確な斑点減少検出を採用し、感染さ
れ、処理された培養物は、その全数で単純に減少
するのではなく、むしろ、収縮する傾向ものであ
るという事実による誤りの可能性をなくした。
時々、菌は、消失していない数存在しているにも
かかわらず検出をのがれ得る程度に収縮し、存在
する斑点の数を誤つて測定することになり、従つ
て、斑点の減少の程度を誤まる。正確な方法で
は、この欠点を生じないものであり、例えば、
Schinazi、R.F.およびNahmias、A.J.によつて、
American Journal of Medicine 73、40−48
(1982)に記載された手順に従つて、順次の斑点
検定での半固体によるかぶせをしないで、処置さ
れた培養物からのウイルス含有流体を検定するこ
とにより、この場合、正常の大きさの斑点が展開
し、従つて再現性のある定量的な適定が容易にな
るものである。 本発明の化合物は、多数の異なる代表的ウイル
ス タイプに対して評価された場合効果的な抗ウ
イルス剤であることが見い出された。インフルエ
ンザA2、種痘ウイルス、SV40腫瘍ウイルス、コ
ツクスサツキーB5およびVSVに加えて、ウイル
ス型は特に次の型のヘルペスウイルスを含んだ:
ヘルペス単性ウイルス(HSV)タイプI(菌株
ANG、ISO3、ISO6及びWAを含む)およびヘル
ペス単性ウイルス(HSV)タイプ〔菌株HG50
(性器ウイルス)を〕。 抑制されない標準と比較すると、本発明の化合
物、1ml当り20マイクログラムで、斑点減少は次
のオーダーのものであつた。 標準100%と比べたウイルス菌株 パーセントPFU コークスサツキー 4 HSV−I 2.5 HSV−I−ISO 3 1.05 HSV−I−WA 0.9 HSV−II−HG−52 0.3 HSV I−ISO 6 0.1 VSV 0.05 HSV−I−A NG 0.1 (5.5 マイクログラム/ml.) 従つて、本発明化合物のウイルス活性は、斑点
−減少検定に示されるように、本当に基本的なも
のである。与えられたパーセントPFU特徴は、
化合物D609についてであるが、本発明の他の化
合物、特にD611、D435、化合物の混合物、例え
ばD435とD611またはD435とD609の混合物等を
含む化合物に対するテストにおいても同様な特徴
が得られる。 上述に概説した正確な手順により、同じPHおよ
び他の環境条件で、同じウイルス菌株に対して、
テストを行つた場合、本発明の化合物は、次のよ
うな、IC5(1ml当りマイクログラム)の形で示さ
れた定量的結果を与えた。化合物は、非処理の標
準物と比べて、斑点形式単位(PFU)で50%減
少になるに要する最小抑制濃度として表わされて
いる。
【表】 (実施例1)
従つて、本発明の化合物は、効能のある抗ウイ
ルス剤として、斑点減少または抑制検定により確
定される。 更に、テストを行いウイルス菌株による本発明
化合物に対する耐性進展を測定した。従つて、本
発明の化合物類は、この見地より、次の工程成績
表(プロトコール)に従つて選択されたヘルペス
ウイルス類に対してテストされた。:感染された
細胞を延長された期間にわたり、テスト化合物の
最適以下の濃度下に保持し、ウイルス子孫を同じ
条件下で種々流した。その後に、得られたウイル
スプールを、テスト化合物の抑制作用に応答する
能力に関して、野生型のウイルスと比べた。この
テスト手順の結果として、評価されたウイルス菌
株においてテスト化合物に対する耐性が生じた場
合がなく、そして、そのような条件はなかつたこ
とが測定された。代表的には、耐性の測定は、化
合物D435、D609、D611および化合物の組合せ、
例えば、D435とD611またはD435とD609につい
て、また本発明の他の化合物についても行なわれ
た。そして、記述された結果は、耐性が生じる条
件は見い出されなかつたことである。 可能性のある耐性についての検定の感受度は、
研究に用いられた実験条件下で誘導されたであろ
う突然変異を検出するのに十分であつた。この結
果の耐性の発生は見られなかつたことの重要性
は、明らかである。即ち、最初に効果的抗ウイル
ス作用を有している抗ウイルス化合物類が、その
処置されたウイルス菌株に耐性を生じしめること
がよくあり、従つて、潜在的危険になるからであ
る。抗ウイルス薬アシクロビル(Acyclovir)に
関する最近刊行された情報(Burnsら、The
Lancet、1982年2月20日)は、2人の免疫抑制
患者をアシクロビルで処置すると、ヘルペスウイ
ルス突然変異体が作られ、最初に認識されたウイ
ルスよりも、その特定の薬により処置に対して、
相当に感受性が少ないという効果についてである
点注目すべきである。耐性の展開或は発生がない
ことは、本発明化合物を抗ウイルス剤として考え
た場合に、大きな利点であることが明らかであ
る。 本発明化合物の抗腫瘍特性 本発明の化合物類及びそれを含む製薬的組成物
は、組織培養中の種々の実験的に変態された細胞
の成長パターンにおよびその形態学的外観に激烈
な影響を与え、一方、同時に正常な細胞培養物の
これらの性質には影響を与えない。 コロニー形成テスト 正常な細胞は平たい形をしており、隣りの細胞
との接触が確立すると成長を停止する。そして細
胞のよく調整された単一層が保持される(第2
図)。これに対して、腫瘍細胞は妨害成長規定で
あり、小さい細胞の多層マスよりなる密充填のコ
ロニーの形成となる(第1図)。 ヒト脳腫瘍のデオキシリボ核酸(DNA)と接
触せしめられると、正常な細胞は、腫瘍細胞に変
態するものである。これらの腫瘍細胞を一定時間
本発明の化合物にさらすと、腫瘍細胞は、上記の
性質をもつ正常細胞にもとに還元する。これは、
顕微鏡検査によつて示され得る(第2図対第1図
および第3図)。 低血清テスト 本発明の化合物の影響下の還元過程について証
明することは、変態細胞のものと厳密にある他の
性質、即ち、血清を低濃度(0.5%)含む組織培
養媒体中で成長し、コロニーを形成する腫瘍細胞
の能力を評価することによつて見い出される。 この検定は、詳細には、G.D.クラーク
(Clarke)、M.G.P.ストーカー(Stoker)、A.ハ
ドロー(Ludlow)およびM.ソーントン
(Thornton)によつてネイチヤ(Nature)227
798(1970)に、R.ドウルベコ(Dulbecco)によ
つてネイチヤ(Nature)227、802(1970)に記載
されており、腫瘍細胞の変態表現型の検出のため
の最も厳重なテストの一つとして以来、腫瘍研究
で用いられてきたものである。 このテストにおいて、組織培養として霊長類
(猿)細胞を用い、ヒト脳腫瘍(先枝神経膠種)
遺伝物質(DNA)に細胞を接せしめた後に変態
表現型を獲得するものである。遺伝的に均質であ
る変態組織培養物〔分枝系線(クローン線)〕を、
テスト化合物40μg/mlに、4日間露出さしめる。
平行培養物を処置の間保持する。テスト化合物特
にD609は、7.25〜7.8の少し高いPHと比べて、6.8
のPHで最も効果的にその抗ウイルス活性があるよ
うに見えた。 薬に一時的に露出せしめて後、細胞を10%血清
の含有のあるいは低血清(0.5%)の薬なしの媒
体(PH7.2)中に懸濁する。後者の条件では、変
態表現型を示す培養中のそれらの細胞を排他的に
明らかにする(低血清中のコロニー形成)。10%
血清での検定では、対照的に重要な特徴を示す、
即ち細胞は薬に露呈ていいても損傷されず、従つ
てその前の処理にもかかわらず、コロニーをまつ
たく容易に非選択的成長条件下で形成できるとい
う特徴を示す。変態細胞をテスト化合物にPH6.8
にさらすとほとんど完全に変態表現型がもとに正
常表現型に還元し、その場合、低血清で成長する
能力は、急激に低減された。 本発明の他の種々の代表的化合物類に、同じテ
ストを行つた。例えば、D435、D611等は同種の
抗腫瘍特性を示したが、それらの抗腫瘍効果は、
化合物D609の場合よりも、環境およびPHに対し
て、いくらか変化しない方であるようだつた。 従つて、変態(腫瘍)細胞を本発明の化合物に
さらすと、変態表現型(細胞)が、正常表現型
(細胞)に、ほとんど完全に還元し、その場合、
低血清中で延長する能力は、急激に低減あるいは
消失することが見い出された。 図面 次に、本発明をよりよく理解するために図面を
参照する。 第1図は、ハムスターの悪性腫瘍から取つた
「変態細胞」として知られている小細胞の多層物
の顕微鏡写真である。 第2図はハムスターの正常の平らな形の単一層
細胞の顕微鏡写真である。 第3図は、第1図に示される変態表現型細胞の
還元を示すグラフであり、即ち、動物に腫瘍を作
る変態ハムスター細胞が、第2図に示される型の
表現型的に正常で、即ち、平らな還元細胞にな
る。その還元は、組織培養媒体中の悪性細胞を、
本発明の化合物20マイクログラム/mlにより一時
的に処理することによつて達成された。この場
合、化合物D609を、三つの経続する経過時にお
く、各々経過時の期間は1週間の間である。グラ
フにおいて白丸は、非処置の培養物を示し、一
方、黒丸は、変態悪性表現型を示している。処置
の期間中に、変態コロニーあるいは細胞が消失
し、表現型的に正常なあるいは平らな還元細胞に
変換することが、定量的に評価された。そして、
結果は第3図のグラフに示される。変態表現型の
消滅は、ゲノムを生じる腫瘍の変態を永久的にな
くすることによつて達成され、従つて、安定な性
質を示している。 従つて、本発明の化合物の抗腫瘍効果は、2つ
の独立で厳重な検定法或はテストによつて立証さ
れる。 生体中抗腫瘍活性 腫瘍防止実験において、本発明の化合物は、動
物中の腫瘍を防止することが見い出される。代表
的な発癌実験において、皮ふ腫瘍は、G.Fuers
teuberger、D.L.Berry、B.SorgおよびF.Marks
の“Skin Tumor Promotion by Phorbol
Ester、a Two−Stage Process”、Proc.Natl.
Acad.Sci.,USA 78、7722−7726(1981)の手
順に従つて、マウス中に誘導される。再現実験に
おいて、ち密に制御された条件下で、マウスの同
じ株により、制御考案中の18匹の動物のうち17匹
が、3か月の期間の後に、皮ふ腫瘍を生じた。処
置された群において、腫瘍の発生は、化合物
D609の適応により、ほとんど完全に妨げられた、
この化合物はアセトン溶液の形で3μg/mlの濃度
で皮ふに、表皮的に適用した。投与管理は、3か
月間週2回であつた。処置された動物の場合、18
匹の動物のうち1匹が、認識できる皮ふ腫瘍を生
じた。 上記実験は、刊行され、確立された手順に従つ
たものであり、化合物D609の抗腫瘍活性を示し
ている。本発明の他の化合物を上記の実験におい
て又、他の生体内抗腫瘍実験においてD609に置
きかえた時、効果は本質的に同じであり、本発明
の抗腫瘍効果は、その抗ウイルス効果と密接に平
行するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ハムスターの悪性腫瘍から取つた変
態細胞として知られている小細胞の多層物の顕微
鏡写真、第2図はハムスターの正常の平らな形の
単一層細胞の顕微鏡写真であり、また第3図は第
1図に示される変態表現型細胞の還元を示すグラ
フである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、R1はベンジル;ヒドロキシまたはC1-4
    のアルコキシまたはハロゲンで置換されたあるい
    は非置換のC3-20のアルキル;またはヒドロキシ
    またはC1-4のアルコキシまたはハロゲンで置換さ
    れたあるいは非置換のC3-20のシクロアルキルで
    あり、またR2は一価または多価の金属原子であ
    る。)を有する化合物を含有してなる抗ウイルス
    剤。 2 R2がアルカリ金属である特許請求の範囲第
    1項に記載の抗ウイルス剤。 3 R1がベンジル;ヒドロキシ、C1-4のアルコ
    キシあるいはハロゲンで置換されたあるいは非置
    換のC11-20のアルキル;またはヒドロキシ、C1-4
    のアルキル、C1-4のアルコキシあるいはハロゲン
    で置換されたあるいは非置換のC7-20のシクロア
    ルキルである特許請求の範囲第1項または第2項
    に記載の抗ウイルス。 4 R1がノルボルニル、トリシクロデシル、シ
    クロドデシルまたはノルボルニルシクロヘキシル
    である特許請求の範囲第3項に記載の抗ウイルス
    剤。 5 R1がノルボルニル、アダマンチル、トリシ
    クロ〔5.2.1.02,6〕デシル、シクロドデシルまたは
    ノルボルニルシクロヘキシルである特許請求の範
    囲第4項に記載の抗ウイルス剤。 6 該化合物がアリカリ金属ベンジルザンセート
    またはアルカリ金属シクロヘキシルザンセートで
    ある特許請求の範囲第1項に記載の抗ウイルス
    剤。 7 該アルカリ金属ベンジルザンセートまたはア
    ルカリ金属シクロヘキシルザンセートがナトリウ
    ムベンジルザンセートまたはナトリウムシクロヘ
    キシルザンセートである特許請求の範囲第6項に
    記載の項ウイルス剤。 8 該化合物が低級アルキルシクロヘキシルザン
    セートである特許請求の範囲第1項に記載の抗ウ
    イルス剤。 9 低級アルキルシクロヘキシルザンセートがメ
    チルシクロヘキシルザンセートである特許請求の
    範囲第8項に記載の抗ウイルス剤。
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