JPS63256635A - 改良されたゴム組成物 - Google Patents

改良されたゴム組成物

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JPS63256635A
JPS63256635A JP8977987A JP8977987A JPS63256635A JP S63256635 A JPS63256635 A JP S63256635A JP 8977987 A JP8977987 A JP 8977987A JP 8977987 A JP8977987 A JP 8977987A JP S63256635 A JPS63256635 A JP S63256635A
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JP
Japan
Prior art keywords
rubber
rubber composition
adhesion
glycerol borate
formula
Prior art date
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Pending
Application number
JP8977987A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiro Umeda
梅田 忠広
Hitoshi Kondo
均 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Publication of JPS63256635A publication Critical patent/JPS63256635A/ja
Priority to US07/384,114 priority patent/US4906680A/en
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はラジアルタイヤ等に補強材として埋設されるス
チールコート材の初期接着性、熱老化後の接着性および
高温雰囲気放置後の接着安定性を高く保持しながら特に
耐腐食疲労性が大幅に改良されたゴム組成物に関する。
(従来の技術) 従来からスチールコードにより補強されているラジアル
タイヤにおいては、腐食雰囲気で使用すると、スチール
コードか発錆し、スチールコードとゴムとの接着力低下
が生じ、更にはいわゆるCBU現象とよばれるようなス
チールコートの破断を引き起こし、ラジアルタイヤの致
命的故障をひきおこしていた。
この問題に対しては、従来より種々検討改良がなされて
きた。例えば特公昭52−2=1626号公報にはベン
ゼントリカルボン酸と炭素数6〜16のアルコールとか
ら合成されるトリエステルまたは炭素数5〜24の脂肪
酸と炭素数1〜10の1価のアルコールとから合成され
るモノエステルを主成分とした金属線防錆潤滑油をスチ
ールコードにあらかしめ塗布しておく方法が開示されて
おり、特開昭56−10454号公報にはベンゾトリア
ゾール誘導体等の界面活性剤と皮膜形成剤(軟化点また
は融点が50℃以上の炭化水素重合体を主成分とする)
とからなる防錆処理剤の保護層をスチールコード表面に
設ける方法が開示されている。
これらの方法はスチールコードの表面にW&量塗布する
だけであるので、タイヤの加硫中でのゴム流れやタイヤ
走行時の入力によるスチールコートフィラメントのこす
れ合い等によって除去されてしまうため防錆能力が未だ
不十分であった。
また特開昭58−161604号公報には炭素数6〜1
0の一級脂肪酸やその金属塩を添加する方法や、特開昭
58−222126号公報及び特開昭60−]5444
号公報にはホウ酸またはホウ酸の金属塩を添加する方法
が開示されている。前者の脂肪酸やその金属塩の場合、
接着性、特に初期接着や熱老化後の接着が著しく悪化し
、後者のホウ酸またはホウ酸の金属塩の場合は、ゴム組
成物の引張強度か低下するといった欠点があり、実用上
満足できるものはなかった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、前記のようなスチールコード表面に防錆処理
剤を微量塗布するだけては防錆効果か不十分だったり、
ゴムに脂肪酸やその金属塩あるいはホウ酸やその金属塩
を添加する方法は、接着低下やゴムの引張強度を低下さ
せるといった問題を解決して、このような欠点のない改
良されたゴム組成物を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上記欠点を改善することを目的として鋭
意検討した結果、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は天然ゴムおよび合成ポリイソプレン
ゴムのいずれか1種または2種を70重量部以上含有す
るゴム100重量部に対し、一般式 %式% (式中R1,R2、R3はヒドロキシル基で置換されて
もよい炭素数7〜21のアルキル基)で表わされる少な
くとも1種の有機ホウ素系化合物を0.1〜5.0重量
部配合することを特徴とする改良されたゴム組成物に関
するものである。
本発明において使用するゴムは、天然ゴム、合成ポリイ
ソプレンゴム若しくは両者の混合物が好ましいが、30
!i量部未満であれば他のジエン系ゴム、例えばスチレ
ン−ブタジェン共重合ゴム、ポリブタジェンゴム等によ
って置換することも可使である。天然ゴム、合成ポリイ
ソプレンゴム若しくはこれらの混合物がゴム中70i量
部未満の場合、スチールコードとの接着性が低下してし
まい好ましくない。
本発明において使用する有機ホウ素系化合物の具体例と
してはグリセロールポレイトーラウレート、グリセロー
ルボレイトーバルミテート、グリセロールポレイトース
テアレート、グリセロールボレイトーオレート、グリセ
ロールポレイトーイソステアレート、グリセロールポレ
イトーヒトロキシステアレートなどである。これら有機
ホウ素化合物は単独で使用しても2種以上を併用しても
よく、配合量は0.1〜5重屋部である。配合量か0.
1重量部未満では添加によるスチールコードの腐食疲労
性改良の効果かなく、5重量部を越えると増量効果がな
くなるばかりてなくゴム組成物の機械的性質が悪化する
ため好ましくない。
本発明においてはナフテン酸コバルト、ロジン酸コバル
ト、ステアリン酸コバルト、コバルト−ホウ素−有機酸
系化合物(Manches社7ノボン1〜G−16) 
、  )−−ル油酸コバルトまたはこれらのニッケル塩
や、レゾルシン/・\キサメチレンテトラミン/シリカ
やレゾルシン/ヘキサメトキシメチルメラミン/シリカ
といった接着プロモーターなどを配合することか好まし
く、その配合量は通常配合される範囲内である。
本発明のゴム組成物においては、カーボンブラックやシ
リカ等の充填剤、アロマオイル等の軟化剤や加硫剤、加
硫促進剤、加硫促進助剤、老化防止剤等、通常ゴム工業
で使用される配合剤を通常の配合量で適宜配合すること
かできる。
また、本発明のゴム組成物はタイヤを始めとして、コン
ベヤベルト、ホース等のゴム製品、特にスチールコード
を被覆するゴム組成物として好適に使用される。
(実施例) 以下1本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例1〜8、比較例1〜3 第1表に示した各種ゴム組成物を作成し、加硫後、引張
り強度を求めた0次いでスチールコード(:I+9+1
5 X (1,175+1)を前記ゴム組成物にて各々
埋設したカーカス層を有するタイヤサイズ10.000
Rhoのトラックハス用ラジアルタイヤを11種類作成
した。これらのタイヤについて初期接着性、熱老化後の
接着性、高湿雰囲気放置後のvi着性、及び水分腐食条
件下でのドラム走行後のスチールコート腐食疲労性を評
価した。結果を第1表に示した。
尚、評価方法は以下の通りである。
1)引張強度 供試ゴム組成物を145℃X30分間加硫後、JIS 
K 6301に従って引張強度を測定した。
2)初期接着性 供試タイヤからカーカスプライ部を切り出しJIS K
 6301剥離試験に準じスチールコードと埋合せゴム
層間の剥離試験を行ない、スチールコードをゴムが完全
に被覆した状態をゴム付着率100%、全く被覆してい
ない状態を付着率0%として、ゴム付着率により接着性
を評価した。
3)熱老化後の接着性 供試タイヤをそのままリム組みせずに120℃の大型オ
ーブン中に所定ar!j!放置した後、初期接着性と同
様にして接着性を評価した。いずれも9日間オーブン中
に放置した。
4)高湿雰囲気放置後の接着性 供試タイヤのトレッド部およびインナーライナ一部を尉
ぎ取り、そのままリム組みせずに、70℃×90%RH
の大型恒温恒湿槽に14E1間放とした後初期接着性と
同様にして評価した。
5)水分腐食条件下でのドラム走行後のスチールコード
腐食疲労性 供試タイヤのトレッド部の中央部より直径約50−一の
トレッドゴムをベルト最外層のスチールコード上に約l
■■ゴムが残るように剥ぎ取り、ドラム回転に伴ないタ
イヤに水をつけながら回転させ、タイヤが回転中ゴム剥
ぎ取り部が常に水で濡らされる状態で5000km走行
した。なお、その時の荷重、内圧、速度はそれぞれ24
25kg、7.25kg/am2.60km八であった
このドラム走行したタイヤより、ベルト最外層のコート
を10本をゴム剥ぎ取り部より採取し、曲げ半径60g
+組回転速度3000 rpmにて回転曲げ疲労試験を
行ない、コートが切断するまでの回数を測定した。なお
、結果は10本の平均値を求め次式にて指数化して表わ
した。数値の大きい程、腐食疲労性に優れていることを
示す。
第1表より、比較例1対比、オルトホウ酸亜鉛を添加し
た比較例2はゴムの引張強度が低下し、n−カプロン酸
を添加した比較例3は、接着性、特に熱老化後の接着性
が著しく低下するのに対して、実施例1〜8で示した有
機ホウ素系化合物を添加した本発明のゴム組成物は、ゴ
ムの引張強度及び接着性に悪影響を与えずにスチールコ
ートの腐食疲労性が著しく改良されていることが明らか
である。
第2表 (発明の効果) 以上説明したように、本発明のゴム組成物はゴム成分に
必須成分として特定の有機ホウ素系化合物を特定量配合
することにより、スチールコートの埋設ゴム組成物とし
て使用した場合、スチールコードとゴムの初期接着性、
熱老化後の接着性、高湿雰囲気放置後の接着性およびゴ
ム組成物の引張強度を良好な状態に雑持しながらスチー
ルコートの耐腐食疲労性を著しく向上させる効果を有す
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、天然ゴムおよび合成ポリイソプレンゴムのいずれか
    1種または2種を70重量部以上含有するゴム100重
    量部に対し、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 又は ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1、R_2、R_3はヒドロキシル基で置換
    されてもよい炭素数7〜21のアルキル基)で表わされ
    る少なくとも1種の有機ホウ素系化合物を0.1〜5.
    0重量部配合することを特徴とする改良されたゴム組成
    物。 2、有機ホウ素系化合物がグリセロールボレイト−ラウ
    レート、グリセロールボレイト−パルミテート、グリセ
    ロールボレイト−ステアレート、グリセロールボレイト
    −オレート、グリセロールボレイト−イソステアレート
    、グリセロールボレイト−ヒドロキシステアレートであ
    る特許請求の範囲第1項記載の改良されたゴム組成物。
JP8977987A 1987-04-14 1987-04-14 改良されたゴム組成物 Pending JPS63256635A (ja)

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