JPS6325437Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6325437Y2
JPS6325437Y2 JP1980037181U JP3718180U JPS6325437Y2 JP S6325437 Y2 JPS6325437 Y2 JP S6325437Y2 JP 1980037181 U JP1980037181 U JP 1980037181U JP 3718180 U JP3718180 U JP 3718180U JP S6325437 Y2 JPS6325437 Y2 JP S6325437Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe material
lid
head
piece
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980037181U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56139081U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1980037181U priority Critical patent/JPS6325437Y2/ja
Publication of JPS56139081U publication Critical patent/JPS56139081U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6325437Y2 publication Critical patent/JPS6325437Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、パイプ材内部への雨水の侵入防止等
を図るために、パイプ材の端部に取り付けられ
て、該端部の開口を覆う金属製のパイプ材の蓋に
関する。
第1図に示すように、従来の金属製のパイプ材
の蓋1は、その内周面をパイプ材2の端部の外周
面に嵌合された後、該パイプ材2にスポツト溶接
またはアーク溶接によつて溶接されることによ
り、該パイプ材2に取り付けられていた(3は溶
接部を示す)。
このように従来の金属製のパイプ材の蓋1で
は、パイプ材2への取り付け時に、溶接作業が必
要であつたので、パイプ材2への取り付け作業に
手間がかかるとともに、該取り付け作業に要する
コストが高くなるという欠点があつた。
また、パイプ材2に溶接されてしまうので、そ
の後、蓋1が破損したり、腐食したりしても、新
しい蓋1と交換することができないという欠点も
あつた。
また、従来より、パイプ材の内周面に嵌合する
のみで、パイプ材に取り付けることができる合成
樹脂製の蓋も使用されているが、このような合成
樹脂製のパイプ材の蓋には、次のような欠点があ
つた。
(イ) 気温、日光等の種々の要因により、比較的短
時日のうちに、ひびが割れて水が侵入するよう
になつたり、もろくなつたり、退色したりす
る。
(ロ) 衝撃に弱く、衝撃を受けると、破壊されやす
い。
(ハ) 素材が柔らかいので、パイプ材に対する嵌合
力を大きくできないため、パイプ材から簡単に
抜け落ち易い。
さらに、実開昭55−10513号は、紙・板紙およ
び比較的軟質の合成樹脂等からなるパイプ材の端
部に取り付ける蓋状の金具として、側壁に突起を
設けることにより、一旦該金具が前記パイプ材の
内周に嵌合されると、その後、該金具が前記パイ
プ材から抜け出ようとしても前記突起が前記パイ
プ材の内周に食い込んで抜け出ることができない
ようにしたものを堤案している。
しかし、このような金具においては、該金具の
側壁は、全周に渡つて連続しているため、ばね性
を有しなかつた。また、前記突起は、その一端側
のみが金具の側壁から切り離されているだけで、
他の部分はすべて前記側壁に連続しているので、
ばね性を有しなかつた。したがつて、金具自体は
前記突起をパイプ材の内周に押し付ける力を発生
できないため、パイプ材が紙、板紙、軟質の合成
樹脂等の柔軟な材料で構成されていないと前記突
起をパイプ材の内周に食い込ませることができな
かつた。それ故、パイプ材が金属製の場合には、
使用することができなかつた。(なお、パイプ材
が金属製でも、該パイプ材の内周に溝を設け、こ
の溝に前記突起を嵌合するようにすれば、この種
の金具も使用可能となるが、パイプ材に一々溝を
設けることは大幅なコスト増を招くので、実用的
でない。) 本考案は、前記従来の欠点を解消するべくなさ
れたもので、金属製のパイプ材に取り付けること
ができるとともに、該パイプ材への取り付け作業
に手間がかからず、該取り付け作業に要するコス
トを大幅に低減でき、かつパイプ材に取り付けら
れた後、破損したり、腐食したりした場合は、パ
イプ材から取り外し、新しい蓋と交換することが
でき、しかもプレス加工により容易に一体成形で
きる金属製のパイプ材の蓋を堤供することを目的
とする。
以下本考案を図面に示す実施例に基づき説明す
る。
第2図から6図までは、丸パイプ材用の本考案
による蓋の実施例を示し、この蓋4は金属製で、
頭部5、複数の側面片6および返り片8をプレス
加工により一体成形されてなる。前記頭部5は、
大略丸皿状をなしており、丸パイプ材2の開口部
を覆うことができるようになつている。また、こ
の頭部5の裏側かつ該頭部5の周縁よりやや引つ
込んだ部分からは、該頭部5に対し略直角方向に
前記複数の側面片6が延びている。これらの側面
片6は頭部5の前記周縁と連続しており、かつ外
側に向かつて凸に湾曲されている。また、これら
の側面片6は相互に分離されている。
前記各側面片6の一部領域は、該領域のうちの
側面片6先端側の部分7のみを切り残した状態
で、外側に若干切り起こされることにより、返り
片8とされている。これらの返り片8の先端部
は、側面片6の他の部分のうちの最も外側に突出
されている部分より、さらに外側に突出されてい
る。
このパイプ材の蓋4は、第6図のように、頭部
5の周縁部の下部がパイプ材2の端面に当接され
るまで側面片6をパイプ材2の端部内に挿入する
ことによつて該側面片6をパイプ材2の内周面に
嵌合するのみで、パイプ材2に取り付けることが
できる。なお、この取り付けにより、パイプ材2
の端部の開口部は頭部5により覆われる。
ここで、このパイプ材の蓋においては、複数の
側面片6は互いに分離されている上、外側に凸に
湾曲されているので、強いばね性を持たせること
ができる。また、返り片8は、側面片6の一部領
域を、該領域のうちの側面片6先端側の部分のみ
を切り残した状態で外側に切り起こして形成され
ているため、この返り片8自体にも強いばね性を
持たせることができる。したがつて、前記のよう
にして蓋4がパイプ材2に取り付けられると、返
り片8が、側面片6および該返り片8自体の両方
の強いばね性によつてパイプ材2の内周面に強く
押圧されるため、パイプ材2が金属製であつてか
つその内周に溝が設けられていなくても、蓋4に
引き抜き方向の力が作用したときは、返り片8が
パイプ材2の内周面に食い込むので、蓋4は引き
抜き方向に移動できない。これ故、この蓋4はパ
イプ材2の端部に確実に固定される。
そして、蓋4をパイプ材2から取り外したい場
合は、器具等を使用して、大きな引き抜き力を作
用させれば、パイプ材2から蓋4を前記返り片8
による抵抗に抗して引き抜くことができ、これに
より、パイプ材2への取り付け後、蓋4が破損し
たり、腐食したりした場合には、新しい蓋4を取
り付け直すことが可能である。
なお、返り片8を前記実施例のようにすべての
側面片6に設けず、一部の側面片6にのみ設けて
もよい。
第7図から9図までは、角パイプ材用の本考案
による蓋の実施例を示し、この蓋4は前記実施例
と同様に金属製で、頭部5、側面片6および返り
片8をプレス加工により一体成形されてなる。前
記頭部5は、四角形状をなしていて、角パイプ材
(図示せず)の開口部を覆うようになつており、
この頭部5の裏側かつ該頭部5の周縁よりやや引
つ込んだ部分からは、該頭部5に対し直角方向に
4枚の側面片6が延びている。これらの側面片6
は頭部5の前記周縁と連続しており、かつ外側に
向かつて凸に湾曲されている。また、これらの側
面片6は相互に分離されている。
前記各側面片6の一部領域は、該領域のうちの
側面片6先端側の部分7のみを切り残した状態
で、外側に若干切り起こされることにより、返り
片8とされている。これらの返り片8の先端部に
は歯9が設けられており、これらの歯9は側面片
6の他の部分のうちの最も外側に突出されている
部分よりさらに外側に突出されている。
本実施例の蓋4も、前記実施例と同様に、側面
片6をその先端部側から角パイプ材の端部内に挿
入して該側面片6を角パイプ材の内周面に嵌合す
るのみで、角パイプ材に取り付けることができ、
前記実施例と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施例では、側面片6の先端部に歯9
が設けられており、蓋4に引き抜き方向の力が作
用すると、歯9がパイプ材の内周面に食い込むの
で、蓋4をより確実にパイプ材に固定できる。
以上のように本考案によるパイプ材の蓋は、外
側に凸に湾曲された複数の側面片を設け、かつこ
れらの側面片の一部領域を外側に切り起こして返
り片を形成することにより、 (イ) 金属製のパイプ材に取り付けることができ、
かつその取り付けに際しパイプ材の内周に溝を
設ける必要がない。
(ロ) 側面片をパイプ材の内周面に嵌合するだけ
で、パイプ材の端部に確実に取り付けることが
できるので、取り付け作業が極めて簡単にな
り、該取り付け作業に要するコストを大幅に低
減できる。
(ハ) パイプ材に取り付けられた後、破損したり、
腐食したりした場合は、パイプ材から取り外
し、新しい蓋と交換することができる。
(ニ) プレス加工により一体成形できるので、蓋自
体の製作コストも非常に安価にできる。
(ホ) 金属製なので、前述の合成樹脂のパイプ材の
蓋の欠点を解消できる。
等の優れた効果を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のパイプ材の蓋を示す断面図、第
2図は本考案によるパイプ材の蓋の一実施例を示
す正面図、第3図は該実施例を示す底面図、第4
図は該実施例を示す斜視図、第5図は該実施例を
示す断面図、第6図は該実施例がパイプ材に取り
付けられた状態を示す断面図、第7図は本考案に
るパイプ材の蓋の他の実施例を示す正面図、第8
図は該実施例を示す底面図、第9図は該実施例を
示す断面図である。 2……パイプ材、4……蓋、5……頭部、6…
…側面片、8……返り片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パイプ材の端部の開口を覆う形状をなす頭部
    と、この頭部の周縁付近から該頭部に対し略直角
    方向に延びており、前記開口より前記パイプ材の
    内周面に嵌合される、相互に分離された複数の側
    面片と、これらの側面片の一部領域を、該領域の
    うちの前記側面片先端側の部分のみを切り残した
    状態で外側に切り起こしてなる返り片とを有して
    なり、前記頭部および前記側面片は一体かつ金属
    製であり、前記側面片は外側に向かつて凸に湾曲
    されていることを特徴とするパイプ材の蓋。
JP1980037181U 1980-03-24 1980-03-24 Expired JPS6325437Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980037181U JPS6325437Y2 (ja) 1980-03-24 1980-03-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980037181U JPS6325437Y2 (ja) 1980-03-24 1980-03-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56139081U JPS56139081U (ja) 1981-10-21
JPS6325437Y2 true JPS6325437Y2 (ja) 1988-07-11

Family

ID=29632751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980037181U Expired JPS6325437Y2 (ja) 1980-03-24 1980-03-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6325437Y2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5872589U (ja) * 1981-11-12 1983-05-17 株式会社大洋プラスチツクス工業所 金属管の開口端嵌合部材
JPS59231289A (ja) * 1983-06-10 1984-12-25 株式会社日立製作所 角形鋼の端部キヤツプ構造
JPH0531356Y2 (ja) * 1986-03-17 1993-08-11
WO2008044363A1 (fr) * 2006-10-12 2008-04-17 Zelework Corporation Bouchon pour couvercle calorifugé
KR200473767Y1 (ko) * 2014-05-08 2014-07-29 구연욱 가구 다리용 탄성 마감캡

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5519887B2 (ja) * 1972-10-12 1980-05-29

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5519887U (ja) * 1978-07-26 1980-02-07

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5519887B2 (ja) * 1972-10-12 1980-05-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56139081U (ja) 1981-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62131110U (ja)
JPS6325437Y2 (ja)
JPS5843492Y2 (ja) ハンドルのホ−ンパツトの装飾体の取付装置
JPS581381Y2 (ja) 自動車用グリルのモ−ル取付構造
JPS6341891Y2 (ja)
JPS6230570Y2 (ja)
JP2807971B2 (ja)
JPH0531356Y2 (ja)
JPH0342250Y2 (ja)
JPH0647614Y2 (ja) 金切鋸の予備刃ケース
JPS6038927B2 (ja) コンクリ−トピツトにアルミ製蓋体を固定する方法
JP2619302B2 (ja) 角パイプ材の蓋および角パイプ材への蓋の取付構造
JPS5934737Y2 (ja) ねじ用ノブ
JPH0339178Y2 (ja)
JPS6017456Y2 (ja) 集水器
JPS6110416Y2 (ja)
JPH0258419B2 (ja)
JPH085229Y2 (ja) 竪樋保持具
JPS623463Y2 (ja)
JPH0312561Y2 (ja)
JPS6236156Y2 (ja)
FR2776690A1 (fr) Chatiere a grille de ventilation pour une couverture de toit d'un batiment
JPS6243339Y2 (ja)
JPS585672Y2 (ja) フエンダ−・ライナ−
JPS607254Y2 (ja) 車両用バンパ