JP2807971B2 - 缶 - Google Patents
缶Info
- Publication number
- JP2807971B2 JP2807971B2 JP6200186A JP20018694A JP2807971B2 JP 2807971 B2 JP2807971 B2 JP 2807971B2 JP 6200186 A JP6200186 A JP 6200186A JP 20018694 A JP20018694 A JP 20018694A JP 2807971 B2 JP2807971 B2 JP 2807971B2
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- JP
- Japan
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- tightening
- peripheral edge
- winding
- view
- piece
- Prior art date
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- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】 本発明は、缶、特に缶底の巻締
め構造の改善に関する。
め構造の改善に関する。
【０００２】
【従来技術】 従来、缶胴の周縁に底板の周縁を内巻き
状に巻締める形式の缶は、一般に知られている。
状に巻締める形式の缶は、一般に知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 使用済みの缶は、押
潰して偏平化し嵩ばりをなくした状態で資源リサイクル
処理設備などに持込むことが有効なることは述べるまで
もない。しかし、缶は、缶胴と缶底との強固な巻締めに
より保形されているため、簡単に押潰し偏平化すること
はできず、このことから押潰さずにそのまま資源リサイ
クル処理設備に持込まれるため、リサイクル処理設備側
としては膨大な広さの堆積スペースを確保する必要性に
迫られるという課題がある。
潰して偏平化し嵩ばりをなくした状態で資源リサイクル
処理設備などに持込むことが有効なることは述べるまで
もない。しかし、缶は、缶胴と缶底との強固な巻締めに
より保形されているため、簡単に押潰し偏平化すること
はできず、このことから押潰さずにそのまま資源リサイ
クル処理設備に持込まれるため、リサイクル処理設備側
としては膨大な広さの堆積スペースを確保する必要性に
迫られるという課題がある。
【０００４】本発明の目的は、このような実情に鑑み、
缶胴と缶底との巻締め構造に改善を加え、缶を簡単に押
潰し偏平化できる缶を提供し、缶処理設リサイクル備側
の堆積スペースが小さくて済み、堆積スペースの有効利
用を図らんとするものである。
缶胴と缶底との巻締め構造に改善を加え、缶を簡単に押
潰し偏平化できる缶を提供し、缶処理設リサイクル備側
の堆積スペースが小さくて済み、堆積スペースの有効利
用を図らんとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 上記目的は、缶胴の周
縁と缶底の周縁とをパッキンを介して内巻状に巻締める
形式の缶において、上記缶底の周縁に、内側溝に弾性シ
ール材を嵌着した断面半円弧状のリブを介し、かつ、等
間隔毎に形成した切込みにより分割せる多数の起立姿勢
の巻締め片を形成し、この各巻締め片を、上記缶胴の下
部周縁に夫々独立的に巻締めしたことにより達成され
る。
縁と缶底の周縁とをパッキンを介して内巻状に巻締める
形式の缶において、上記缶底の周縁に、内側溝に弾性シ
ール材を嵌着した断面半円弧状のリブを介し、かつ、等
間隔毎に形成した切込みにより分割せる多数の起立姿勢
の巻締め片を形成し、この各巻締め片を、上記缶胴の下
部周縁に夫々独立的に巻締めしたことにより達成され
る。
【０００６】
【実施例】 図１は缶底Ａの下面図を示している。上記
缶底Ａは図２の斜面図から明らかなように、円形の平板
部１と、その外周に一体形成した断面半円弧状のリブ２
と、該リブ２の外側端に起立する巻締め片６と、上記リ
ブ２を構成する内側溝底部に嵌着されたパッキン（弾性
シール材）４とで構成されている。
缶底Ａは図２の斜面図から明らかなように、円形の平板
部１と、その外周に一体形成した断面半円弧状のリブ２
と、該リブ２の外側端に起立する巻締め片６と、上記リ
ブ２を構成する内側溝底部に嵌着されたパッキン（弾性
シール材）４とで構成されている。
【０００７】そこで、本発明の要旨構成は、上記缶底Ａ
に形成した巻締め片６を以下のように構成する。即ち、
缶底Ａの周縁３に所要巾と所要深さの切込み５を等間隔
ごとに設け、この切込み５によって夫々が分割された巻
締め片６を多数等間隔ごとに形成し、この巻締め片６を
図３，図４のように缶胴Ｂの下部周縁７に夫々独立的に
内巻き状に券締め抱特せしめたものである。なお、上記
切込５や巻締め片６の形状は適宜選択すればよく、また
上記巻締め片６と缶胴Ｂの下部周縁７との巻締めは、特
に図示しないが常法の缶の巻締め手段を用いて行われる
ことは勿論である。
に形成した巻締め片６を以下のように構成する。即ち、
缶底Ａの周縁３に所要巾と所要深さの切込み５を等間隔
ごとに設け、この切込み５によって夫々が分割された巻
締め片６を多数等間隔ごとに形成し、この巻締め片６を
図３，図４のように缶胴Ｂの下部周縁７に夫々独立的に
内巻き状に券締め抱特せしめたものである。なお、上記
切込５や巻締め片６の形状は適宜選択すればよく、また
上記巻締め片６と缶胴Ｂの下部周縁７との巻締めは、特
に図示しないが常法の缶の巻締め手段を用いて行われる
ことは勿論である。
【０００８】図３は、切込み５部位の巻締め断面図を示
し、切込み５部分の缶胴Ｂの下部周縁７に対する巻込み
量は図のように僅少であり、巻締め力は殆んど働いてい
ない。一方、図４は巻締め片６位置の断面図を示し、従
って巻締め片６の缶胴Ｂの下部周縁７に対する巻込み量
は大きく、断続的ではあるが巻締め力は強力に働いてい
る。尚、パッキン４は、図３のように切込み５の深部を
閉塞するように缶胴Ｂと缶底Ａの巻締め部分間に圧着状
に介在し、気密を保っていることは勿論である。
し、切込み５部分の缶胴Ｂの下部周縁７に対する巻込み
量は図のように僅少であり、巻締め力は殆んど働いてい
ない。一方、図４は巻締め片６位置の断面図を示し、従
って巻締め片６の缶胴Ｂの下部周縁７に対する巻込み量
は大きく、断続的ではあるが巻締め力は強力に働いてい
る。尚、パッキン４は、図３のように切込み５の深部を
閉塞するように缶胴Ｂと缶底Ａの巻締め部分間に圧着状
に介在し、気密を保っていることは勿論である。
【０００９】
【作用】 巻締め状態の空缶を、その缶底Ａ側を上向き
にして缶を起立接地させ、この状態でハンマーなどによ
り平板部１の周縁底部、詳しくは、矢印Ｃ部分を順次円
周方向に叩打してゆくと、夫々が独立的に巻締め抱持さ
れている各券締め片６は断続的であるため、叩打４撃作
用により簡単に券締め状態から引延ばされて解放され、
それにより缶底Ａは缶胴Ｂから容易に離脱解体される。
にして缶を起立接地させ、この状態でハンマーなどによ
り平板部１の周縁底部、詳しくは、矢印Ｃ部分を順次円
周方向に叩打してゆくと、夫々が独立的に巻締め抱持さ
れている各券締め片６は断続的であるため、叩打４撃作
用により簡単に券締め状態から引延ばされて解放され、
それにより缶底Ａは缶胴Ｂから容易に離脱解体される。
【００１０】上記缶底Ａを缶胴Ｂから離脱させたら、缶
胴Ｂを横に倒伏接地させて、その周側胴部を人の体重を
利用し足などで押潰し偏平化すればよい。
胴Ｂを横に倒伏接地させて、その周側胴部を人の体重を
利用し足などで押潰し偏平化すればよい。
【００１１】
【発明の効果】 上述のように本発明によれば、次の効
果が得られる。 （ａ）缶底の周縁を、切込みを介して分割した多数の巻
締め片にて形成し、この巻締め片を缶胴の周縁に夫々独
立的仁、而も内巻きに巻締め抱持せしめたので、切り込
みにより構成された巻締め片は断続的となり、小さな叩
打力を缶底周面部に加えるだけで簡単に缶胴に対する缶
底の巻締め状態を解放し、缶底を缶胴から容易に離脱解
体させることができる。 （ｂ）缶底を離脱させてしまえば、あとは缶胴をその周
側から足などで簡単に押潰し偏平化すればよいので、そ
の作業も極めて安易にできる。併せて資源リサイクル処
理設備などの堆積スペースが小さくて済み、堆積スペー
スの有効利用化に大きく寄与することができる。
果が得られる。 （ａ）缶底の周縁を、切込みを介して分割した多数の巻
締め片にて形成し、この巻締め片を缶胴の周縁に夫々独
立的仁、而も内巻きに巻締め抱持せしめたので、切り込
みにより構成された巻締め片は断続的となり、小さな叩
打力を缶底周面部に加えるだけで簡単に缶胴に対する缶
底の巻締め状態を解放し、缶底を缶胴から容易に離脱解
体させることができる。 （ｂ）缶底を離脱させてしまえば、あとは缶胴をその周
側から足などで簡単に押潰し偏平化すればよいので、そ
の作業も極めて安易にできる。併せて資源リサイクル処
理設備などの堆積スペースが小さくて済み、堆積スペー
スの有効利用化に大きく寄与することができる。
【図１】 缶底の裏面図である。
【図２】 巻締め姿勢み缶蓋の一部切欠斜面図である。
【図３】 切込み部位における巻締め完了状態の断面図
である。
である。
【図４】 巻締め片部位における巻締め完了状態の断面
図である。
図である。
Ａ 缶底 Ｂ 缶胴 １ 平板部 ２ 断面半円弧状のリブ ３ 缶底の周縁 ４ パッキン ５ 切込み ６ 巻締め片 ７ 缶胴の下部周縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B65D 8/00 - 8/22
Claims (1)
- 【請求項１】 缶胴の周縁と缶底の周縁とをパッキンを
介して内巻状に巻締める形式の缶において、上記缶底の
周縁に、内側溝に弾性シール材を嵌着した断面半円弧状
のリブを介し、かつ、等間隔毎に形成した切込みにより
分割せる多数の起立姿勢の巻締め片を形成し、この各巻
締め片を、上記缶胴の下部周縁に夫々独立的に巻締めし
たことを特徴とする缶。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6200186A JP2807971B2 (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | 缶 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6200186A JP2807971B2 (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | 缶 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0848331A JPH0848331A (ja) | 1996-02-20 |
| JP2807971B2 true JP2807971B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=16420231
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6200186A Expired - Fee Related JP2807971B2 (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | 缶 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2807971B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001301829A (ja) * | 2000-04-25 | 2001-10-31 | Takao Kogyo Kk | 樹脂製内装容器を備えた包装用かん |
| GB2510623B (en) | 2013-02-11 | 2015-10-21 | Crown Packaging Technology Inc | Seated end process |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5513230Y2 (ja) * | 1976-12-08 | 1980-03-25 | ||
| JPS58125444A (ja) * | 1982-01-21 | 1983-07-26 | 亀山 豊 | 金属容器の缶体胴部に加わる内外圧に対する耐圧防止機構 |
| ZA872688B (en) * | 1986-04-17 | 1987-11-25 | Int Paint Plc | Head seam for a pail |
-
1994
- 1994-08-02 JP JP6200186A patent/JP2807971B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0848331A (ja) | 1996-02-20 |
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Legal Events
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