JPH0258419B2 - - Google Patents

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JPH0258419B2
JPH0258419B2 JP28823385A JP28823385A JPH0258419B2 JP H0258419 B2 JPH0258419 B2 JP H0258419B2 JP 28823385 A JP28823385 A JP 28823385A JP 28823385 A JP28823385 A JP 28823385A JP H0258419 B2 JPH0258419 B2 JP H0258419B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
cylindrical body
cap
corrosion
insertion hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP28823385A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62148740A (ja
Inventor
Katsumi Shinjo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Kizai Co Ltd
Original Assignee
Koyo Kizai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Kizai Co Ltd filed Critical Koyo Kizai Co Ltd
Priority to JP28823385A priority Critical patent/JPS62148740A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コンクリートの壁や屋上に各種の設
備器具、器材を取り付けるのに使用する拡開アン
カーに関する。
従来の技術 この種のアンカーとして、下端部に狭窄部を形
成したピン挿入穴を有し、上端に頭部、下端部に
割り溝を設けた筒状本体と、上端に沈み防止頭
部、下端に尖鋭部を設けた打込みピンとから成る
拡開アンカーが多量に使用されている。該拡開ア
ンカーは主に軟鋼でつくられているが、屋外に露
出し雨露にさらされる箇所に使用するものについ
ては耐蝕性を考慮してステンレス鋼でつくられて
いる。
発明が解決しようとする問題点 しかし、上記の拡開アンカーは、筒状本体にほ
ぼ全長に亘つてピン挿入穴を切削加工し、かつ下
端部に割り溝を加工しなければならないので、そ
の製造コストの大半は前記ピン挿入穴及び割り溝
の加工費によつて占められている。そして、この
ような筒状本体をステンレス鋼で製造する場合、
ピン挿入穴及び割り溝の切削加工が一層困難にな
るため、その製造コストが軟鋼製のアンカーの数
倍にもなるという難点があつた。
本発明は、このような従来の問題点を解決する
ことを目的としてなされたもので、製造コストを
大幅に低減でき、しかもすぐれた耐蝕性を備えた
拡開アンカーを提供することにある。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するために、本発明は、加工
の容易な打込みピンはステンレス鋼その他の耐蝕
性金属材料製とし、アンカーの主体をなす前記筒
状本体は軟鋼でつくり、使用時に外部に突出する
前記筒状本体の頭部を耐蝕性金属材料の薄板で成
形したキヤツプによりその締結座面側まで被覆
し、かつ前記キヤツプの頂部にピン挿入穴に対応
して設けた開口の周縁部分を前記打込みピンの沈
み防止頭部で圧着することにより、前記筒状本体
のピン挿入穴の上端開口と打込みピンとの隙間を
シーリングするようにしたことを特徴とする。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は本発明に係る拡開アンカーを示して
おり、従来品と同様に筒状本体1と、打込みピン
2とから成つている。
筒状本体1は軟鋼でつくられ、下端部に狭窄部
を形成したピン挿入穴3を有し、上端に頭部4を
連設すると共に、下端部に割り溝5を設けて拡開
可能に構成され、更に下端部外周には抜け止めの
係止段部6が設けられている。また、ピン挿入穴
3の上端開口部は打込みピン2の沈み防止頭部8
が合致して嵌入する円錐台形状の凹入面7に形成
されている。
打込みピン2はステンレス鋼でつくられ、上端
に皿頭状の沈み防止頭部8が連設されると共に、
下端に尖鋭部9が設けられている。
10はステンレス鋼の薄板で成形したキヤツプ
で、筒状本体1の頭部4に被嵌してその締結座面
4aまで被覆しており、頂部にピン挿入穴3に対
応する開口11が設けられ、開口周縁部12が凹
入面7に沿つて少し没入している。開口10は、
第2図に良く示されているように、その直径dが
打込みピン2の直径Dよりやや小径に形成されて
いる。したがつて、筒状本体1のピン挿入穴3に
挿入した打込みピン2は第1図に示すように開口
11を押し広げるように進入し、不測に脱落しな
い程度にキヤツプ10に仮保持される。
第4図は、上記構成の拡開アンカーの使用例を
示している。コンクリートの壁又は屋上15にド
リルで下穴16をあけ、該下穴16に筒状本体1
を挿入し、頭部4の締結座面4aで被取付け部材
17を押え付けながら、打込みピン2をハンマー
などで打込むと、打込みピン2により筒状本体1
の下端部が拡開せしめられて下穴16の内壁面に
食い込み、コンクリート体15に強固に固着され
る。と同時に打込みピン2の沈み防止頭部8が頭
部4の凹入面7に合致して嵌入し、キヤツプ10
の開口周縁部12を凹入面7に圧着して、ピン挿
入穴3の上端開口部における頭部4と打込みピン
2との隙間がシーリングされる。一方、頭部4の
締結座面4aと被取付け部材17との隙間はキヤ
ツプ10の裾縁13によつてシーリングされる。
第5図及び第6図は、筒状本体1の頭部4の締
結座面4aと打込みピン2の沈み防止頭部8の座
面にそれぞれシールリング21と22を嵌装した
実施例である。このような構成にすると、上述し
たシーリングの効果がより確実になる。
第7図及び第8図は更に別の実施例を示してい
る。この実施例では、キヤツプ10に加えて、ス
テンレス鋼で成形され上端に鍔部24を有する筒
体23を筒状本体1の首下部分に被嵌し、その鍔
部24をキヤツプ10の裾縁13で頭部4の締結
座面4aに圧着保持させてある。このような構造
にすると、締結座面4aと被取付け部材17との
間隙から浸入する雨水などによる筒状本体1の腐
蝕を有効に阻止することができる。
発明の効果 以上説明したように、本発明による拡開アンカ
ーは、加工が容易な打込みピン2は耐蝕性金属材
料でつくり、アンカーの主体をなす筒状本体1は
軟鋼でつくり、その頭部を耐蝕性金属材料の薄板
で成形したキヤツプ10により被覆した構造であ
るから、全体をステンレス鋼その他の耐蝕性金属
材料で製造したものに比較して製造コストを大幅
に低減できる。しかも、前記キヤツプ10は頭部
4の締結座面4a側まで被覆すると共に、その頂
部にピン挿入穴3に対応して設けられる開口11
の周縁部分12をピン打込み時に打込みピン2の
沈み防止頭部8で圧着して、ピン挿入穴3の上端
開口における頭部4と打込みピン2との隙間をシ
ーリングするようにしたから、打込みピン2とピ
ン挿入穴3との隙間から雨水などが浸入して筒状
本体1を腐蝕させるおそれがなく、すぐれた耐蝕
性を有しているものである。
更に、上記実施例のように、キヤツプ10の頂
部に設けた開口11の直径dを打込みピン2の直
径Dよりやや小径に形成し、筒状本体1のピン挿
入穴3に挿入した打込みピン2がキヤツプ10に
仮保持される構造にすると、打込みピン2が不測
に筒状本体1から脱落するおそれがなく、使用取
扱い上並びに在庫管理上において大変有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は本発明
に係る拡開アンカーの要部切欠き正面図、第2図
は筒状本体の要部拡大断面図、第3図は同平面
図、第4図は使用状態を示す要部縦断正面図、第
5図は別の実施例の要部縦断正面図、第6図は同
使用状態の断面図、第7図及び第8図は更に別の
実施例による筒状本体の要部縦断正面図である。 1……筒状本体、2……打込みピン、3……ピ
ン挿入穴、4……頭部、8……沈み防止頭部、1
0……キヤツプ、11……開口、12……開口周
縁部、13……裾縁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下端部に狭窄部を形成したピン挿入穴を有
    し、上端に頭部、下端部に割り溝を設けた筒状本
    体と、上端に沈み防止頭部、下端に尖鋭部を設け
    た打込みピンとから成る拡開アンカーであつて、 前記筒状本体は軟鋼でつくられ、その頭部が耐
    蝕性金属材料の薄板で成形したキヤツプにより締
    結座面側まで被覆され、かつ該キヤツプの頂部に
    は前記ピン挿入穴に対応する開口が設けられ、 前記打込みピンは耐蝕性金属材料でつくられ、
    その打込み時に、前記沈み防止頭部で前記キヤツ
    プの頂部開口の周縁部分を圧着して前記ピン挿入
    穴の上端開口部をシーリングするようにしたこと
    を特徴とする耐蝕性を備えた拡開アンカー。 2 前記キヤツプの頂部に設けた前記開口の直径
    が前記打込みピンの直径よりやや小径に形成さ
    れ、前記筒状本体のピン挿入穴に挿入した前記打
    込みピンが前記キヤツプに仮保持されるように構
    成されている特許請求の範囲第1項記載の耐蝕性
    を備えた拡開アンカー。 3 前記筒状本体の頭部の締結座面及び/又は前
    記打込みピンの沈み防止頭部の座面にシールリン
    グが嵌装されている特許請求の範囲第1項又は第
    2項記載の耐蝕性を備えた拡開アンカー。 4 耐蝕性金属材料の薄板で成形した上端に鍔部
    を有する筒体が前記筒状本体の首下部分に被嵌さ
    れ、その鍔部が前記頭部の締結座面側に折り曲げ
    た前記キヤツプの裾縁で圧着保持されていること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項
    のいずれか1項に記載の耐蝕性を備えた拡開アン
    カー。
JP28823385A 1985-12-21 1985-12-21 耐蝕性を備えた拡開アンカ− Granted JPS62148740A (ja)

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JP28823385A JPS62148740A (ja) 1985-12-21 1985-12-21 耐蝕性を備えた拡開アンカ−

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JP28823385A JPS62148740A (ja) 1985-12-21 1985-12-21 耐蝕性を備えた拡開アンカ−

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JPS62148740A JPS62148740A (ja) 1987-07-02
JPH0258419B2 true JPH0258419B2 (ja) 1990-12-07

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JP28823385A Granted JPS62148740A (ja) 1985-12-21 1985-12-21 耐蝕性を備えた拡開アンカ−

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JP5611689B2 (ja) * 2010-07-01 2014-10-22 文化シヤッター株式会社 戸当たり装置
JP6345983B2 (ja) * 2014-05-20 2018-06-20 株式会社泰生工業 拡張型あと施工アンカーボルト
JP6548546B2 (ja) * 2015-10-09 2019-07-24 鹿島建設株式会社 プレキャストブロックの接合方法

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JPS62148740A (ja) 1987-07-02

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