JPH0339178Y2 - - Google Patents

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JPH0339178Y2
JPH0339178Y2 JP1986005130U JP513086U JPH0339178Y2 JP H0339178 Y2 JPH0339178 Y2 JP H0339178Y2 JP 1986005130 U JP1986005130 U JP 1986005130U JP 513086 U JP513086 U JP 513086U JP H0339178 Y2 JPH0339178 Y2 JP H0339178Y2
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metal sheath
grip
grip body
cut
groove
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、カツターナイフにおいて、とくに
リツプ付きみぞ形断面をなす金属シースと該金属
シースの外周面と対応した内周面を有する同様の
リツプ付きみぞ形断面になる合成樹脂製グリツプ
本体とを、簡単な構造でしかも確実に固定できる
カツターナイフのグリツプに関するものである。
一般にカツターナイフのグリツプは、成形が簡
単であり、美感に優れ、また製造コストが安価な
ことから合成樹脂を適用する場合が多いが、使用
時におけるブレードの出入れなどにより、グリツ
プ内面での摩耗が激しいので通常、その内周面に
は金属製のシースを備えた、組合せ構造とする場
合がほとんどである。
(従来の技術) 従来、金属シースを合成樹脂製グリツプ本体に
確実に固定するには、金属シースとグリツプ本体
とをあらかじめ別個に成形し、金属シースの外周
面に接着剤を塗布した後、グリツプ本体の一端よ
り挿入して固定する方法が採られていたが、かか
る方法ではカツターナイフの長期使用において金
属シースとグリツプ本体との接着面が剥離するう
れいがあつた。この点に関し、例えば特開昭60−
236679号公報には、インサート成形により金属シ
ースをグリツプ本体に固定する方法が提案されて
いる。この方法によれば金属シースをグリツプ本
体に確実に固定することができる利点がある反
面、金属シースの配置姿勢の不揃いによる成形金
型のいたみが激しく、グリツプ本体の成形前にお
ける金型内への金属シースのセツトや成形後の取
出しに係る工数の増加を伴い、さらには、金属シ
ースの不揃いによる製品のグリツプ厚みの不均一
あるいはばりの発生が不可避であつて、製作費が
かさむだけでなく、品質の安定した製品を得るの
が難しい問題があつた。
カツターナイフの金属シースをグリツプ内に装
着する技術に関して、実公昭57−26690号及び実
公昭57−60781号各公報では、金属シースとグリ
ツプ本体とを固定するため金属シースには、その
先端寄りに係止孔を設け、後端寄りには、みぞ底
ウエブに傾斜段部を設けるかあるいは係止孔を設
け、これをグリツプ本体に設けた突起または係止
段部にはめ合せて固定する提案がなされている。
しかしながら、上記の技術は、金属シースとグリ
ツプ本体を強固に固定するには、突起を大きくす
るかあるいは突起の高さを高いものとする必要が
あるところ、このような突起を設けた場合には、
金属シース及びグリツプ本体を充分に弾性変形さ
せられないため、金属シースをグリツプ本体に装
入する組立て過程で、該金属シースの挿入が困難
となり、一方突起を小さくするかあるいは高さの
低いものとした場合には、金属シースの挿入が困
難となることはないもののやはり金属シース及び
グリツプ本体を充分に弾性変形させられないた
め、両者の固定が不安定となる不具合があつた。
上述したように上記の如きカツターナイフのグ
リツプにおいて、インサート成形を適用した場合
には成形金型などの工具や成形作業に問題があ
り、金属シースをグリツプ本体に挿入して固定す
る方式を適用した場合には、グリツプ本体に設け
た突起が障害になつて、組立作業に困難を来た
し、何れの場合も有効な手段とはいえないのが現
状であつた。
(考案が解決しようとする問題点) 金属シースを合成樹脂製グリツプ本体の一端よ
り挿入して、固定する場合に、構造が簡単であ
り、しかも確実に固定することが可能なカツター
ナイフのグリツプを提供することがこの考案の目
的である。
(問題点を解決するための手段) この考案は、リツプ付きみぞ形断面をなす金属
シースを、その外周面に対応した内周面を有する
やはりリツプ付きみぞ形断面になる合成樹脂製グ
リツプ本体に、その長手方向の一端より挿入して
はめ殺し固定するカツターナイフのグリツプにお
いて、 金属シースのみぞ底ウエブ背面の先端寄りに、
その長手方向に互いに近接して対向する一対の切
起し舌片を設け、合成樹脂製グリツプ本体のみぞ
底ウエブには、金属シースのはめ殺し固定位置で
切起し舌片間に挾在する突起を、突設して成るカ
ツターナイフのグリツプである。
第1図は、この考案によるカツターナイフの外
観を、操作側の側面について示し、第2図aはそ
のA−A断面を、bはそのB−B断面をそれぞれ
示し、また第3図は金属シースの正面、平面およ
び側面図を示す。図において、1はリツプ付きみ
ぞ形断面をなす金属シース、1a,1bは金属シ
ース1の先端よりのみぞ底ウエブ1c背面にその
長手方向に互いに近接して対向するように形成し
た切起し舌片、2はリツプ付きみぞ形断面になる
合成樹脂製グリツプ本体、そして2aは金属シー
ス1のはめ殺し固定位置で切起し舌片1a,1b
間に挾み込まれる突起である。
3は替刃式ブレード、4は、金属シース1内の
みぞに沿つてブレード3の進退を司るスライダ
ー、4aは、スライダー4に設けた係止だぼであ
り、ブレード3の後端を、この突起4aにはめ合
せて係止するようになつている。また5はグリツ
プ本体2のみぞ底ウエブ2bの厚みを薄くして、
金属シース1のみぞ底ウエブ1cの背面との間に
て区画される替刃収納部、6は金属シース1のみ
ぞ内に、その後方の行止り端で、脱着自在にはめ
合せることができるクリツプである。
金属シース1をグリツプ本体2に装着して固定
するには、例えばグリツプ本体2の後端より金属
シース1を挿入する。金属シース1に形成した切
起し舌片1aがグリツプ本体2に設けたはめ殺し
突起2aを乗り越えると、もう一方の切起し舌片
1bは切起し方向が1aと逆方向であつて、この
位置において、金属シース1は、はめ殺し状態と
なり、グリツプ本体2に拘束されることになる。
(作用) みぞ形断面をなす金属シース1には、そのみぞ
底ウエブ1cの背面の先端寄りに、長手方向に対
向して近接する充分な弾性をもつた切起し舌片1
a,1bを形成してあり、一方、金属シース1の
外周面に対応する内周面を有するやはりみぞ形断
面になる合成樹脂製グリツプ本体2のみぞ底ウエ
ブ2bには、金属シース1のはめ殺し固定位置
で、切起し舌片1a,1bに挾み込まれる突起2
aを備えているので、この金属シース1をグリツ
プ本体2の端部より挿入して切起し舌片1a又は
1bの一方が、突起2aを乗り越えればこの位置
においてはめ殺し状態となるから、金属シース1
を容易にかつ確実にグリツプ本体2に固定するこ
とができる。
なお、この例では、グリツプ本体2と、金属シ
ース1との間に替刃収納部5を設けた場合につい
て示したが、グリツプ本体2と金属シース1との
間で区画された替刃収納部5のような空間がない
場合においても、金属シース1を挿入する過程で
切起し舌片1a,1bは弾性変形するので過大な
力を要することがない。
(考案の効果) この考案によれば、従来カツターナイフのグリ
ツプの製造に際して生じていたプレス金型の損傷
や成形時の工数増加、あるいは成型品の品質不良
を伴うことなく、また金属シース1の固定は、金
属シース1をグリツプ本体2の端部より挿入し、
切起し舌片1a,1bによりはめ殺し固定するた
め組立が要易かつ確実であり、製造能率の向上も
併せて実現できた。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるカツターナイフの操作
側の正面図、第2図a,bは第1図のA−A断面
図およびB−B断面図、第3図は金属シース1の
正面、平面および側面を示す図である。 1……金属シース、1a,1b……切起し舌
片、2……グリツプ本体、2a……突起、3……
ブレード、4……スライダー、4a……係止だ
ぼ、5……替刃収納部、6……クリツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 リツプ付きみぞ形断面をなす金属シース1を、
    その外周面と対応した内周面を有するやはりリツ
    プ付きみぞ形断面になる合成樹脂製グリツプ本体
    2に、その長手方向の一端より挿入してはめ殺し
    固定するカツターナイフのグリツプにおいて、 金属シース1のみぞ底ウエブ1c背面の先端寄
    りに、その長手方向に互いに近接して対向する一
    対の切り起し舌片1a,1bを設け、合成樹脂製
    グリツプ本体2のみぞ底ウエブ2bには、金属シ
    ース1のはめ殺し固定位置で切起し舌片1a,1
    bの間に挟在する突起2aを突設して成るカツタ
    ーナイフのグリツプ。
JP1986005130U 1986-01-20 1986-01-20 Expired JPH0339178Y2 (ja)

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JP1986005130U JPH0339178Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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JP1986005130U JPH0339178Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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Publication Number Publication Date
JPS62117966U JPS62117966U (ja) 1987-07-27
JPH0339178Y2 true JPH0339178Y2 (ja) 1991-08-19

Family

ID=30786428

Family Applications (1)

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JP1986005130U Expired JPH0339178Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8756819B2 (en) * 2010-04-12 2014-06-24 Bettcher Industries, Inc. Power operated rotary knife with disposable blade support assembly

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5726690U (ja) * 1980-07-21 1982-02-12
JPS60236679A (ja) * 1984-05-11 1985-11-25 株式会社貝印刃物開発センター カツタ−ナイフにおけるホルダ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5726690U (ja) * 1980-07-21 1982-02-12
JPS60236679A (ja) * 1984-05-11 1985-11-25 株式会社貝印刃物開発センター カツタ−ナイフにおけるホルダ−

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JPS62117966U (ja) 1987-07-27

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