JPS63239073A - インジェット・プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般にインクジェット式印刷技術に係り、特
に機械的に簡易で、付加的な乾燥機構がついていないプ
リンタよりも優れたインク乾燥機能を有し、またこのよ
うな付加的乾燥機構をもつプリンタよりも低価格である
、ユーザ一対向給紙・回収アッセンブリを有する感熱イ
ンクジェット・プリンタに関する。

（従来技術とその問題点） 従来、インクジェット・プリントの技術においては、紙
その他の媒体をプリントヘッドに供給する通常の技術は
ピンチローラまたは給紙ローラを使用するものである。

このローラは用紙トレイから、プリントヘッドとこれに
近隣する用紙支持体（プラテン）との間のプリンタ領域
に、用紙を移動させる。該領域においては、プリントヘ
ッドおよびプリント領域を過ぎて用紙回収トレー等にま
で用紙の移送を続けるのに使用する、余分の用紙送り機
構が必要とされている。実際に、用紙を用紙回収トレー
に移送するのに、第三の送り機構を使用することも多い
。

従って、プリンタ送り（駆動）機構は、給紙トレーから
用紙を移送するための第一の送り機構と、プリントヘッ
ドを経て用紙回収トレーに用紙を移送する第二の用紙送
り機構とを必要とする。複数の用紙送り機構を必要とす
るため、インクジェ・ント・プリンタのコストは高くな
り、また複雑になる。

さらに、この種のインフジエラｉ・プリンタは、特別の
コート紙（コーティングされた用紙）を使用する場合を
除き、インク乾燥の問題点も処理しなけれぼならない。

インク乾燥用のなんの機構も設けられていないとすると
、用紙が高速で送り出される場合、下のシート上のイン
クが乾（以前に、次の紙が用紙回収トレーに置かれてし
まい、下の一夕等の乾燥手段を設けるものである。しか
しこのような乾燥手段を設ける場合には、電源、ランプ
その他の加熱装置およびその関連機器を設けなければな
らず、やはりプリンタの機構が一層複雑になる。またこ
のような手段、機器等を設けると、インクジェット・プ
リンタの重量が増してしまう。

従って、プリンタのコストと複雑さを押える一方、構成
要素とその相互関連部分を簡単にすることが望まれる。

〔発明の目的〕

本発明は構造簡単にして、廉価で、乾燥機構を有する単
票形インクジェット・プリンタを提供することである。

〔発明の概要〕

本発明は次の（ａ）〜（ｇ）・より構成される。

（ａ）　　プリントされる媒体の供給を行う給紙手段、
（ｂ）　　プリントされた媒体の回収を行う用紙回収手
段、 （Ｃ）　　一枚の媒体を、給紙手段からプリント領域を
経て用紙回収手段へ搬送する手段、 （ｄ）　　プリント領域に保持されたプラテン上に支持
された媒体の動きと直交する方向に動き得るプリントヘ
ッド・キャリッジに取り付けたプリントヘッド、 （ｅ）　　シートの平坦さを保つために、媒体シートに
逆反り（逆弓形）を生ぜしめ、プリント領域に入る直前
に、プリント領域に平行な平面にシートを方向づける手
段、 （ｆ）　　以前にプリントされた媒体シート上のインク
が次の媒体シートのプリント中に乾燥するようにする手
段で、用紙回収トレーの上方に位置し、プリント中媒体
シートを支持するには充分であるが、プリントが終了し
た時には媒体シート、を支持するのには不充分な幅を持
つ、一対の対向支持レールを有する手段、（（イ）媒体
搬送とプリント動作を制御する手段を包含するものであ
る。

逆反りとは、シートが送りローラを離れてプラテンに沿
って摺動（スライド）する時、シートの方向に生じる変
化を意味する。この方向変化は、プリント領域での紙送
りローラの接線とは違う角度でプラテンを位置づけする
ことにより生じるものである。

少なくとも、給紙トレーからプリント領域へシートの搬
送を開始するために機械作動のマルチプレクサが設けら
れている。このマルチプレクサは、それぞれ異なる機能
に係わる複数の平行マルチプレクサ・ギヤを有する。こ
のようなギヤの一つを作動するには、トリガ機構が用い
られる。トリガーは、適当な位置に配置され、プリント
ヘッド・キャリッジにより支持された介挿アームを介し
て、フォロワーにより上方に押圧される。介挿アームの
位置決めは、制御手段により行われる。

以上の構成になるインクジェット・プリンタは製造容易
であり、用紙送り機構の各種要素を除くとともに新規の
用紙乾燥装置を設けることによって、複雑さを減らし、
コストを低下させるものである。

〔実施例〕

図面において、同一参照符号は同一の要素を示しており
、インクジェット・プリンタは１０で示される。本発明
のインクジェット・プリンタは、インクジェット印刷、
特に感熱式インクジェット印刷に独自の幾つかの特徴を
有する。

第一の特徴は、第１図と第２図に見られる。ここで、用
紙の入力または給紙トレー椙は、プリン句 り１０の前方すなわちユーザ一対何部に設けられている
のが明らかである。給紙トレー社は、相当量の用紙１６
ａ、またはその上にプリントするためのその他の媒体を
処理するように構成されている。

プリンター０の前部１４にはまた紙出力または回収トレ
ー１８が設けられている。

回収トレーは相当量の用紙１６ｂを処理し得る構ｌて 成呑なっている。

回収トレー１８については２つの特徴がある。第一に、
回収トレー１８の後部付近に、用紙トレー・レール１８
ａの上から下方に傾斜している、傾斜スロット２０が設
けられている。このスロットにより、封筒を導き入れる
ようにすることができる。単票シートは給紙スタックの
上に単に置かれ、そのスタックに置かれた最後のシート
が次にピックアップされることになる。

第二に、回収トレー１８の上方に一対の対向出力レール
２２が設けられている。ごれらの出ノｊレール２２はプ
ラテン２６（３ｃ図と３ｄ部に見られる）に沿っており
、プリント動作中、用紙１６ｃのシートを支持して、そ
の下のシート１６ｂ上のインクが乾くようにする。プリ
ント・サイクルの終りに、シー目６Ｃが回収トレー１８
の前部１４ａ付近にあるとき、プラテン２６は下方に回
動して、プラテンと用紙ガイド２７との間にシートを挟
持する状態を停止する。そこでシー目６ｃは自重により
回収トレー中に落ちる。プリント・サイクルの終了まで
は、用紙の後端は用紙送りローラ２４とプラテン２６（
第４図に詳しく図示し、後に税込する）により支持され
ている。　プリンタ１０の前部１４にはまた制御盤２８
が設けられ、マイクロプロセッサ２９と電気的に連動し
て、プリント動作に関して様々の選択機能を選ぶことが
できる。現在人手可能なマイクロプロセッサで行われる
得るこのような制御作動は公知である。

同様に、一つまたは複数のプリント・フォーマント・カ
ートリッジ３０を挿入する装置が設けられている。この
ようなプリント・フォーマット・カートリッジにより、
操作者は、所望のプリント出力を得るために、ひとつま
たは複数のプリント様式やフォントを選ぶことができる
。このようなプリント様式の選択も公知である。

第２図において、プリントヘッド・キャリツジン３６に
よりマイクロプロセッサ２９に接続される。

マイクロプロセッサ２９はプリントヘッド・キャリッジ
３５を動かすモータ３７を制御する。プリントヘッド３
２は特にこのインクジェット・プリンタのために設計さ
れており、感熱インクジェット・プリント技術を使用す
る。しかし、プリントヘッド・キャリッジ・インターフ
ェースが対応可能か、または他のキャリッジ構成をもっ
ていれば、他のインクシェアド・プリントヘッドでプリ
ンタを作動させることができる。さらに、プリントヘッ
ド・キャリッジ３２を再構成すれば、圧電方式のような
他のインクジェット技術を用いることもできる。

そのような再構成は当業者であれば達成できる。

第３ａ図は、用紙１６ａを給紙トレー１２から回収トレ
ー１８へ移送するのに用いる歯車列を示すものである。

歯車列３８は用紙送りシャット４２を介して用紙送りモ
ータ４０（４図に示す）により制御される。用紙送りシ
ャフト４２には送りローラ２４が取付けられている。

歯車列３８は１０個のギア４４〜６２個を含み、これら
のギアは、紙送りシャフト４２の回転運動を、その上の
歯車４４から、歯車６２と連動するカム６４に伝えるよ
うに配置される。それぞれの動きは第３ａ図に示しであ
るが、簡単化するために歯車列３８は第３ｂ−ｄ図には
示されていない。歯車４４−６２の構成は第４図に示し
である。歯車列の作動は機械式マルチプレクサ１００を
係合することに起動されるが、その動作を後に詳述する
。

歯車列３８はカム６４を回転し、このカム６４はそのす
ぐ近傍に、平坦部６６を持つ。詳しくは、カム６４は略
インゲン豆形状となし、シート１６ｃを取上げる位置に
用紙を動かしてまた用紙を元の位置に戻す機能を果たす
ようになっている。

この動きを行うために、給紙トレー１２は２つの別個の
部分すなわち、用紙支持体１２ａと、その後方にほぼ同
じ平面に配した圧力板１２ｂとを有する。

圧力板１２ｂは、一対のコイルバネまたは板バネ等のバ
ネ６８により弾澄されている。第３ａ図に示すように、
カム６４の円形外周と接触する場合には、給紙トレー１
２の圧力板１２ｂは、用紙支持体１２ａと同じ平面で水
平位置に保たれる。

カム６４が回転して、平坦部６６が圧力板１２ｂの上面
と接触すると、バネ６８が圧力板を上方に押圧して固定
軸ピボット６９を中心に回転し、これにより第３ｂ図に
示すように、紙送りローラ２４が、用紙１６ａの後端７
０に接触するようになる。

用紙１６のうちの１枚が給紙スタック１６ａから取上げ
られて、用紙送りローラ２４と、これと連動する第一の
ピンチ・ホイール７２の間に送られる。単票用紙給紙の
分野では通常の、コーナー分離装置（図示せず）が好適
に用いられ、用紙が一枚づつ取上げられるようになって
いる。ただし他の用紙分離技術を用いることもできる。

単票用紙１６ｃは用紙ガイド２７と第二の一組のピンチ
・ホイール７６の間で、ローラ２４に沿って進み、プラ
テン２６に至って、単票１６ｃのプリントが行われる（
プリント領域）。

ガイド２７からプラテン２６への移送により、用紙１６
ｃは点Ａ（３Ｃ図）で逆反り（逆弓形）を描くようにな
る。点Ａでの逆反りにより、用紙１６ｃは、プリントヘ
ッド３２が通過する領域（プリント領域Ａ）で、プラテ
ン２６に沿って平らに横たわるようになる。その結果、
プリントヘッドと用紙との間には、インクジェット技術
に必要な、一定で厳密に調整された間隙を維持すること
になる。逆反りは、用紙が送りローラ２４を離れ、プラ
テン２６に沿って摺動（スライド）する時の用紙の方向
変化である。この方向変化は、点Ａにおける用紙送りロ
ーラ２４の接線方向とは異なる角度にプラテン２６を位
置することにより生じるものである。

この逆反りにより、また用紙１６ｃが横方向に曲がるよ
うにし、用紙が縦方向に曲がるのを防ぎ、またこれによ
り用紙がレール２２の間に落ちるのを防止している。

プリントヘッド３２と用紙１６ｃとの間の間隙が小さす
ぎると、プリントヘッドが印刷物を汚す可能性があり、
一方間隙が大きすぎると、プリントの品質が落ちること
になる。間隙の限度は、使用さるそれぞれのプリントヘ
ッドによって定まる。大部分のプリントヘッドでは、間
隙は約０．０２０から０．０５０インチの範囲にあるこ
とが多い。

プリントヘッド３２（第３ａ〜第３ｄ図では示さず）と
用紙１６ｃとの間の間隙は、ある程度の媒体厚さにわた
って一定に保たれ、ここで開示されたプリンタでは約０
．０３０インチを越えないようにするのが望ましい。プ
ラテン２６に変形可能な材料を用い、柔軟性をもたせれ
ば、厚手の用紙に適合するように、これを少し変形可能
で、所望の狭いギャップを維持することが出来る。

カム６４の形状は、−二枚の単票用紙１６ｃがガイド・
ローラ・アッセンブリ中に入るように選定すピンチ・ロ
ーラ７２に賞通すという条件を満たさなければならない
。どんな条件下でも、上記の条件は満たされるように、
用紙スタックのサイズが可変であることを考慮に入れる
べきである。センサ（図示せず）により、用紙の上下端
を感知するので、用紙の長さは問題ではない。最後に、
カム６４は、機械的マルチプレクサ１００により作動さ
れる度に、完全に一回転する。

プリント中の用紙１６ｃは、プリントが終了するまで、
レール２２の上に沿って移動する。レール２２の幅は、
プリント中用紙１６ｃを支持するには十分だが、プラテ
ン２６により得られる支持がなくなると、用紙を支持す
るには不十分とすることに注目すべきである。レール２
２の幅は、各レールにおいて約１／８から３／８インチ
の範囲で、用紙１６ｃがレール上に重なるよう選定する
。

プリントが終了すると、プラテン２６は第３ｄ図に示す
ように、下方に回動する。プラテン２６０回動は第二の
歯車列８０により制御される。カム６４の場合と同様、
この歯車列８０は、機械的マルチプレクサ１００により
作動される度に１サイクルを完了する。

用紙１６ｃの後方の支持と逆反りがなくなるとそれだけ
で、用紙はその自重により回収トレー１８に落ち、出力
用紙１鋒としてトレーに納められる。

プリント時間中、前にプリントされた用紙１６ｂのイン
クは乾燥しつつあり、そして次のプリント済み用紙１０
ｃが落ちるまでに、下側の用紙が完全に乾くので、イン
ク汚れや、かすれを起こすことはない。従って、プリン
トを終わったばかりのインチを乾かすために、乾燥機構
や、それに付属の部品や電源などを必要としない。

紙送りローラは分散されており、紙送りシャフト４２に
沿って配設した複数のホイール２４を有する。

分散送りローラ２４は２つの機能を果たす。第一に、給
紙スタック１２から用紙を取上げて、プリントヘッドＡ
に用紙を回転配送することであり、第二に第４図に示す
ように、プラテンは分散した送りローラの間に嵌入して
いるため、１ペ一ジ分プリントした後、プラテン２６は
回転できることである。

分散送りローラ２４は、好適に３つのホイールから成り
、２つは媒体１６の両側付近にそれぞれ１つあって、約
１／２から３／４インチ程オフセットしてバックル領域
を形成しており、もう１つは中央にある。その結果プラ
テン２６がホイール２４の間に延びて、逆反りを形成で
きるようになっている。

また、ホイール２４は、用紙を給紙装置から取上げるの
に使用することもできる。この用紙を取上げるのにバッ
クル領域を必要とする。この構成は従来普通に使用され
ている固い紙送りローラの使用と対比される。

ホイール２４は、用紙送り！適した合成ゴムを使用する
のが便利である。

それぞれのホイール２４に関連して第一のピンチ・ホイ
ール７２が設けてあり、用紙スタック１６ａ−４から取
出した用１氏１６ｃを把握（グリップ）するようになっ
ている。また各ホイール２４に関連して、第二のピンチ
・ホイール７６が設けられている。

ピンチ・ホイール７２．７６は柔軟な発砲ゴムより成る
。ピンチ・ホイール７２．７６は用紙１６ｃが送りロー
ラの周りを約１８０°回転する時、用紙１６ｃを用紙送
りローラ２４に対して維持するものである。

真中のピンチ・ホイール７６は、用紙センサ（図示せず
）に近い領域で、用紙を送りローラに対して維持するよ
う、他の２つのピンチ・ローラより後ろに配置しである
。

紙送り動力扇は４図に示してあり、歯車列７８により用
紙送りシャフト４２に機械的に連結された紙送りモータ
４０を有する。用紙送りシャフト４２に沿って３つの用
紙送りローラ・ホイール２４が配設されている。

プラテン２６（３ｄ図に示す）の下方回動は、枢動ギヤ
（図示せず）上のオフセット・ピン（図示せず）に接触
する回動プラテン支持体７９上のアーム（図示せず）に
より制御される。その回動ギヤは歯車列８０より機械的
マルチプレクサ１００に連結している。

ここで用いられるマルチプレクサ１００は、３つの歯車
列、すなわち送りホイールと共に用紙を供給するための
歯車列、プラテン２６を回動するための歯車列、プリン
トヘッド３２を起動するためのポンプ（図示せず）を作
動するための歯車列と、相互作用を行う。第５．６図に
示すマルチプレクサ１００についての以下の説明は、１
つの歯車列と相互作用を行う関連部分に関する。他の歯
車列と相互作用を行う対応部分は同一であり、見える範
囲で、同じ番号、異なる英文字（１００ａ、１００　ｂ
、１００Ｃのように）を付しである点に注目すべきであ
る。

マルチプレクサ１００は、３つのマルチプレクサ・ギヤ
１０２ａ　−１２０ｃをもつ。各マルチプレクサ・ギヤ
１０２は、歯１０６の部分に切欠き１０４があリ、マル
チプレクサ・ピニオン・ギヤ１０Ｂとの係合を阻止する
ようになっている。戻り止め部１１０は、マルチプレク
サ・バネ１１２のアーム１１１が、マルチプレクサ・ギ
ヤ１０２を保持するようにする。

ギヤのフック部１１４は、トリガ１１６上のフック部１
１５と噛み合い、これによりトリガーがマルチプレクサ
・ギヤ１０２を回転させ、マルチプレクサ・ギヤをマル
チプレクサ・ピニオン・ギヤ１０Ｂと噛み合わせる。

３つのトリガー１１６ａ〜１１６Ｃはそれぞれ、対応す
るマルチプレクサ・ギヤ１０２のフック部１１４に係合
するフック部１１５をもっている。トリガーあ゛ １１６は下側棚部１１８をもって奏り、その上面１２０
により、フォロワー１２２はトリガーを下方位置に押す
ことができ、またその下面１２４により、フォロワー１
２２は開放部１２５を介して、トリガーを少しだけ持ち
上げ、このためマルチプレクサ・ギヤ１０２が回転して
、切欠き１０４と戻り止め１１０が正しい位置に来る。

トリガー１１６はまた下側棚部１２６を持つが、それは
介挿アーム１２８により、トリガーを上げてマルチプレ
クサ・ギヤ１０２の回転を始めるのに用いられる。

マルチプレクサ・バネ１１２には３つのアーム１１１が
あり、これらは、マルチプレクサ・ギヤ１０２ａ〜１０
２ｃの対応する戻り止め１１０と係合する。

マルチプレクサ・ピニオン・ギヤ１０Ｂは、対応するマ
ルチプレクサ・ギヤ１０２と噛合する３つのギヤ部１３
０を有する。マルチプレクサ・ピニオン・ギヤ部１３０
と同じ軸には、フォロワー１２２を支持する２つのオフ
セット・カム・ピン（図示せず）が設けられている。ピ
ニオン・ギヤ１０８は、紙送りシャフト４２を介して紙
送りモータ４０に連結している。

フォロワー１２２は、マルチプレクサ・ピニオン・ギヤ
・アッセンブリ　１０８のオフセット・カム・ピンに当
接する２つの支持アーム１３６．１３８を有する。フォ
ロワー１２２にはまた、介挿アーム１２８を支持するガ
イド棚１４０が設けられている。最後に、フォロワー１
２２は、トリガー１１６の下側棚部１１８の上下面１２
０．１２４と噛合する３組の棚部を有する。

第７図に示すように、介挿アーム１２８が、プリントヘ
ッド・キャリッジ３５の上に設けられ、終端作動子１４
４を有する。この作動子１４４は、これが第６図に示す
ようにトリガーの下に置かれるとき、フォロワー１２２
の動きをトリガー１１６に伝える。

介挿アーム１２８はまた、バネ１４６を有し、フォロワ
ー１２２が一番上の運動位置に来る時、終端作動子１４
４がトリガー１１６ａ〜１１６ｃの前に来るようにする
。

作動時、介挿アーム１２８はトリガー（ここでは第６図
の１１６ａ、第７図の１１６ｂ）の下に置かれる。この
配置は、マイクロプロセッサ２９の制御の下に、プリン
トヘッド・キャリッジ３５を適切な位置に動かすことに
より行われる。

トリガー１１６ａが持ち上げられ、マルチプレクサ・ギ
ヤ１０２ａが回転される。回転するマルチプレクサ・ギ
ヤ１０２　ａは、マルチプレクサ・ギヤ分節１３０　ａ
と噛合する。

介挿アーム１２８が、取り除かれる（プリントヘッド・
キャリッジ３５を横方向に動かすことにより）。

マルチプレクサ・ギヤ１０２ａは一回回転する。

この間にフォロワー１２２は、トリガー１１６ａを「下
方」位置に引き戻す。マルチプレクサ・ギヤ１０２ａ上
の切欠き１０４ａにより、ピニオン・ギヤ１０８は、マ
ルチプレクサ・ギヤ１０２ａの駆動を停止する。「上方
」位置のフォロワー１２２はトリガー　１１６ａを持上
げて、マルチプレクサ・ギヤ１０２ａを戻り止め位置に
設定してサイクルを完了する。

以上より見る通り、３つの制御機能のいずれも機械的に
作動することができるので、電気的制御の必要がなるな
る。唯一の電気的部分はマイクロプロセッサ２９により
プリントヘッド・キャリッジ３５を正しく配置するため
のものである。勿論、制御すべき機能の数に応じて、マ
ルチプレクサ・ギヤ１０２の数は多くても少なくてもよ
い。

第５．６図に示すマルチプレクサ１００と歯車列３８．
８０．８２との間の関係を第４図に示す。第３ａ図で、
カッコに入った参照番号（１０２ｂと１０８ｂ）は、マ
ルチプレクサ・ギヤ１０２とピニオン・ギャ１０８と歯
車列３８との関係を示すものである。

（発明の効果〕 以上の説明により明らかなように、本発明によれば、安
価で、用紙送り動作を１つの機構に統一しているため構
造簡単で、また用紙を次のプリント動作以前に充分に乾
燥できる単票形インクジェット・プリンタを提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるインクジェット・プリンタの斜視
図、第２図は第１図のインクジェット・プリンタの上部
カバーを除去した動作中のインクジェット・プリンタを
示した斜視図、第３ａ図から第３ｄ図は給紙１−レーか
ら用紙を取り出し回収トレーに用紙を移動させる動作を
示した本発明によるインクジェット・プリンタの一部断
面図、第４図は本発明によるインクジェット・プリンタ
における紙送りモータ、紙送りローラ、ギヤ列を含む用
紙送り機構を示した一部断面平面図、第５図は複数個の
マルチプレクサ・ギヤおよびそれに関連したトリガーを
含む本発明のインクジェット・プリンタで使用されるマ
ルチプレクサの一部斜視図、第６図は第５図に示したマ
ルチプレクサと、そのマルチプレクサのマルチプレクサ
・ギヤを付勢するためのフロア−機構との結合状態を示
した斜視部、第７図はプリントヘッド・キャリッジ上に
装着された介挿アームを含む、マルチプレクサ・ギヤを
付勢するためのアセンブリの一部分を示した斜視図であ
る。 １０：インクジェット・プリンタ １２：給紙トレー　　　　１６ａ、１６ｂ：用紙１８：
用紙回収トレー　　２２：出力レール２６：プラテン　
　　　　２７：用紙ガイド２４：用紙送りローラ　　２
８：制御盤２９：マイクロプロセッサ ３０：カートリッジ ３５ニブリントヘツド・キャリッジ ３４ニガイドレール　　　３２ニブリント・ヘッド３６
：リボン　　　　　　３７：モータ３８：歯車列　　　
　　　４２：用紙送りシャフト４４〜６２：ギヤ　　　
　　６４：カム１２ａ：用紙支持体　　　１２ｂ：圧力
板６８：バネ　　　　　　　　６９：ピボット７２．７
６：ピンチホイール

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）プラテンを含むプリント領域を介して印刷媒体を
   移動するための手段と、プリントヘッドキャリッジに装
   着され前記印刷媒体にプリントするためのプリントヘッ
   ドと、前記印刷媒体が前記プリント領域に入る直前に、
   前記印刷媒体に逆反りを発生させ、前記印刷媒体の平坦
   性を維持するための手段とを含むインクジェット・プリ
   ンタ。
2. （２）給紙手段と、用紙回収手段と、前記給紙手段から
   プリント領域を介して前記用紙回収手段へ用紙を移動す
   るための手段と、プリントヘッド・キャリッジに装着さ
   れ、前記プリント領域にあるプラテン上に支持された前
   記用紙にプリントするためのプリントヘッドと、前記印
   刷媒体が前記プリント領域に入る直前に、前記印刷媒体
   に逆反りを発生させ、前記印刷媒体の平坦性を維持する
   ための手段と、前記用紙回収手段の上部に設けられた一
   対の対向レールを含み、前記印刷媒体のプリント期間中
   に、その前にプリントされた印刷媒体上のインクが乾燥
   するようにする手段とを含むインクジェット・プリンタ
   。