JP3208257B2 - プリンタの給紙装置 - Google Patents

プリンタの給紙装置

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JP3208257B2
JP3208257B2 JP21985994A JP21985994A JP3208257B2 JP 3208257 B2 JP3208257 B2 JP 3208257B2 JP 21985994 A JP21985994 A JP 21985994A JP 21985994 A JP21985994 A JP 21985994A JP 3208257 B2 JP3208257 B2 JP 3208257B2
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淳一 川戸
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ給紙装置に係
り、特に、用紙をバックフィード可能として用紙を正逆
方向に搬送することによりカラー印字を行うプリンタに
好適なプリンタの給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、普通紙、OHP用紙、厚紙等の
用紙にカラー印字を施すことのできる熱転写カラープリ
ンタ、カラーページプリンタ等の各種のカラープリンタ
が、高印字品質、低騒音、低コスト、メンテナンスの容
易性等の理由により、コンピュータ、ワードプロセッ
サ、ファクシミリ等の出力装置として用いられている。
【0003】このような一般的なカラープリンタについ
てカラー熱転写プリンタを例示して説明すると、従来の
カラー熱転写プリンタにおいては、プラテンの前方に用
紙と、ベースフィルムにマゼンタ、イエロー、シアンの
三原色等からなる複数色のインクを塗布してなるマルチ
カラーインクリボンとを、複数の発熱素子を配列させた
サーマルヘッドによりプラテンとの間に挟持し、サーマ
ルヘッドに整列配置されている複数の発熱素子を、1行
の印字毎にマルチカラーインクリボンのインクの色の数
と同一回数だけ、印字情報に基づいて選択的に発熱させ
ることにより、各色のインクを部分的に溶融して用紙の
所望の印字位置に転写し、用紙上に所望の画像等のカラ
ー印字を行うように構成されている。
【0004】また、従来のカラー熱転写プリンタには、
複数枚の用紙を重積して載置し、この用紙を上方から1
枚ずつ印字位置に向かって自動的に給紙するためにカッ
トシートフィーダと称される給紙装置が用いられてい
る。
【0005】以下、従来のプリンタ給紙装置の一例につ
いて図21により説明する。
【0006】図21は従来のプリンタの給紙装置の要部
を示す概略構成図である。
【0007】図21に示すように、従来のプリンタの給
紙装置1は、上面が開放されたトレー本体2を有してお
り、このトレー本体2の内側には、普通紙、OHP用
紙、厚紙、葉書等から選択された用紙3を重積して載置
するための略平板形状に形成された用紙載置板4が配設
されている。この用紙載置板4は、その基端部に取着さ
れた支持ピン5をトレー本体2の両側面に回動自在に支
持させることにより、この支持ピン5を中心として上下
方向に回動するように移動自在とされており、この用紙
載置板4の先端部近傍の下面側には、この用紙載置板4
を常に上方に向かって付勢する押圧ばね6が配設されて
いる。
【0008】また、用紙載置板4の先端部角部には、用
紙載置板4に載置された複数枚の用紙3の最上部に位置
する用紙3の先端部角部に係合される分離爪7が配設さ
れている。この分離爪7は、その基端部に取着された回
動軸8をトレー本体2の底部に立設した取付部9に回動
自在に支持させることにより、この回動軸8を中心とし
て上下方向に回動するように移動自在とされている。
【0009】前記用紙載置板4の下面側であってトレー
本体2の後端部側には、用紙載置板4に載置された最下
部の用紙3の後端部を下方から支持し得る紙支持ガイド
10が配設されている。この紙支持ガイド10は、前後
方向に進退自在とされており、用紙3の前後方向の寸法
(長さ寸法)に応じて移動可能にされている。
【0010】前記トレー本体2の上方であって分離爪7
の近傍には、用紙載置板4に載置された用紙3の最上部
に位置する用紙3に当接し、この最上部の用紙3を送出
するための断面円形に形成された給紙ローラ11が回転
自在に配設されている。
【0011】このような従来のプリンタの給紙装置1に
おいては、用紙載置板4の上面に複数枚の用紙3を重積
して載置し、最上部の用紙3の先端部角部を分離爪7の
下面側に係止させることにより、用紙3をトレー本体2
に保持する。
【0012】そして、押圧ばね6による用紙載置板4の
上方への付勢力により、用紙載置板4に積載されている
最上部の用紙3が給紙ローラ11の下面に圧接され待機
状態とされる。この待機状態で状態で、図示しない給紙
モータの駆動力をもって給紙ローラ11を回転駆動させ
ることにより給紙状態となり、給紙ローラ11と用紙3
との摩擦力により、用紙載置板4に重積された上部の用
紙3が搬送されようとするが、前記分離爪7により、こ
の搬送されようとする用紙3のうち最上部の用紙3のみ
が下方の用紙3から分離されて、図21において矢印A
にて示す紙送り方向に送出され、この送出される用紙3
が図示しないプリンタ本体の内部の印字位置(詳しく
は、紙送りローラ)に向かって搬送されて給紙が行われ
るようになっている。この給紙ローラ11による用紙載
置板4に積載されている最上部の用紙3の送出距離は、
用紙載置板4に積載されている最上部の用紙3の先端
が、図示しないプリンタ本体の内部の紙送りローラに到
達するまでの移動距離より若干長く、例えば80mm程
度とされている。
【0013】また、用紙載置板4に積載されている用紙
3が最上部側から1枚ずつ順に送出されて、用紙載置板
4に積載されている用紙3の残量が減少するにともなっ
て、用紙載置板4の上方への付勢力により、用紙載置板
4が支持ピン5を中心として上方へ向かって回動し、常
に、最上部に位置する用紙3が給紙ローラ11に圧接す
るようになっている。
【0014】このような従来のプリンタの給紙装置1
は、カラー熱転写プリンタのプリンタ本体(共に図示せ
ず)に取着され、制御指令に基づいて、プリンタ本体の
内部の印字位置に向かって用紙3を給紙するようになっ
ているところで、従来のカラー熱転写プリンタにおいて
は、1行の印字毎に各色の印字を施すことにより、用紙
3に対するカラー印字を行うように構成されており、印
字速度が遅いという問題点があった。
【0015】このような問題点に対処するために、1行
毎に各色の印字を行わずに、プリンタ本体内の用紙3を
搬送する紙送りローラを駆動する紙送りモータ(図示せ
ず)を正回転駆動あるいは逆回転駆動させて紙送りロー
ラ(図示せず)を正方向あるいは逆方向に回転駆動可能
とすることにより、用紙3をバックフィード可能とし、
例えば、三原色のみを用いた場合には、紙送りローラの
正方向の回転駆動による用紙3の最初の順方向の搬送で
第1の色の印字を行い、第1の色の印字を施した用紙3
を紙送りローラの逆回転駆動による最初の搬送方向と逆
方向に搬送する用紙3のバックフィードを行って第2の
色の印字を行い、第2の色の印字を施した用紙3を紙送
りローラの正方向の回転駆動による最初の搬送方向と同
一の順方向に再度搬送して第3の色の印字を施すことに
より、1枚の用紙3毎(1ページ毎)に各色の印字を施
してカラー印字を行う構成として、印字速度を向上させ
ることのできるカラー熱転写プリンタが提案されてい
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のプリンタの給紙装置1は、待機状態において、
用紙載置板4の上方への付勢力により、用紙載置板4に
積載されている最上部の用紙3が給紙ローラ11の下面
に常に圧接され、給紙ローラ11がつぎの印字に供する
ための用紙3と当接した状態とされており、このような
従来のプリンタの給紙装置1を用紙3のバックフィード
を可能としたカラー熱転写プリンタに用いると、第1の
色の印字を施した用紙3をバックフィードさせるバック
フィード状態において、バックフィードする用紙3の走
行方向先端部(用紙の後端部)は、プリンタの給紙装置
1を図21において矢印Aにて示す用紙3の紙送り方向
に対して逆方向に走行することになるが、この用紙3の
逆方向への走行は、バックフィードする用紙3の走行方
向先端部(用紙3の後端部)がプリンタの給紙装置1の
給紙ローラ11とつぎの印字に供するための用紙3との
当接位置で妨げられ、用紙3をこれ以上バックフィード
することができないという問題点があった。つまり、従
来のプリンタの給紙装置1においては、バックフィード
する用紙3の走行空間を確保することができないという
問題点があった。
【0017】このような点に鑑みると、用紙3をバック
フィードさせる場合に、用紙載置板4に積載されている
最上部の用紙3が給紙ローラ11と当接しないように、
用紙載置板4をトレー本体2の底面に向かって押し下げ
るように構成して、バックフィードする用紙3の走行空
間を確保するものに到達することになる。
【0018】しかし、単に、用紙3をバックフィードさ
せる場合に、用紙載置板4に積載されている最上部の用
紙3が給紙ローラ11と当接しないように、用紙載置板
4をトレー本体2の底面に向かって押し下げるようにし
てバックフィードする用紙3の走行空間を確保する構成
としたものにおいては、給紙時に分離爪7によって分離
されて送出される最上部の用紙3につられて最上部の用
紙3の下部に位置する2枚目およびその下部に位置する
に3枚目の用紙3の分離爪7に係合されていない先端部
が多少前進するので、バックフィードする用紙3の走行
方向先端部(用紙の後端部)が用紙載置板4の最上部に
位置するつぎの印字に供するための用紙3の先端部に衝
突して、つぎの印字に供するための用紙3を用紙載置板
4から押し出したり、バックフィードする用紙3の走行
方向先端部(用紙の後端部)が用紙載置板4の最上部に
位置するつぎの印字に供するための用紙3の先端部に衝
突したときの衝撃がバックフィードする用紙3の印字位
置に伝達して、印字品質を低下させる場合があるという
問題点があった。
【0019】また、用紙3をバックフィードさせる場合
に、用紙載置板4をトレー本体2の底面に向かって押し
下げる動作に対して用紙載置板4の上部に位置する用紙
3が用紙載置板4とともに同期して動作せずに、上部の
用紙3が前後方向に凸状に撓んで給紙ローラ11とつぎ
の印字に供するための用紙3とが当接し、バックフィー
ドする用紙3の走行方向先端部(用紙3の後端部)が給
紙ローラ11とつぎの印字に供するための用紙3との当
接位置で妨げられ、用紙3をこれ以上バックフィードす
ることができない場合が生じるという問題点があった。
【0020】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、バックフィード状態における用紙の走行空間を
確実に確保することのできるプリンタの給紙装置を提供
することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載の本発明に係るプリンタの給紙装置
は、トレー本体と、前記トレー本体に上下方向に移動自
在に配設され複数枚の用紙を重積して載置するための用
紙載置板と、前記トレー本体の上方であって前記用紙載
置板の先端部近傍に配設され給紙モータの駆動力をもっ
て回転駆動されることにより前記用紙載置板に載置され
た用紙の最上部に位置する用紙を送出する給紙ローラ
と、前記用紙載置板の上方に配設され前記用紙載置板に
載置する用紙の最大積載量を規制する載置量規制部材
と、前記載置量規制部材を待機状態において前記用紙載
置板の上面方向に前進させ給紙状態およびバックフィー
ド状態において前記用紙載置板の上面から退避するよう
に進退動作させる載置量規制部材駆動手段と、前記用紙
載置板の待機状態およびバックフィード状態における位
置を前記載置量規制部材から離間した位置に規制する載
置板移動位置制御手段と、前記用紙載置板に載置された
用紙の最上部に位置する用紙の先端部上面に対して給紙
状態において離間しバックフィード状態において当接す
るように接離動作される紙リセット部材とを有している
ことを特徴としている。
【0022】また、請求項2に記載の本発明に係るプリ
ンタの給紙装置は、請求項1において、前記紙リセット
部材は、前記トレー本体の前面側に回動自在に支持され
た基体部と、この基体部の一端に形成され前記用紙載置
板に載置された用紙の最上部に位置する用紙の先端部上
面に対して接離可能なメインアームと、前記基体部の他
端に形成された作動アームとを有し、前記トレー本体
は、その前面に回転自在に支持されたロッド体と、この
ロッド体に固着され前記作動アームに対して接離可能な
レバー体と、前記ロッド体の一端に固着され前記給紙モ
ータの駆動力をもって回転駆動される作動アーム駆動ギ
アとを有し、前記紙リセット部材は、前記給紙モータの
駆動力をもって前記作動アーム駆動ギアを回転駆動する
ことで、前記用紙載置板に載置された用紙の最上部に位
置する用紙の先端部上面に対して接離動作するように構
成されていることを特徴としている。
【0023】さらに、請求項3に記載の本発明に係るプ
リンタの給紙装置は、請求項1において、前記紙リセッ
ト部材は、前記トレー本体の前面側に回動自在に支持さ
れた基体部と、この基体部の一端に形成され前記用紙載
置板に載置された用紙の最上部に位置する用紙の先端部
上面に対して接離可能なメインアームと、前記基体部の
他端に形成され前記用紙載置板の先端部下面に対して接
離可能なサブアームとを有し、前記載置板移動位置制御
手段は、前記用紙載置板に設けられた載置板作動部材
と、この載置板作動部材に接離することで前記用紙載置
板を移動させるカムレバーと、このカムレバーが取着さ
れる回転自在に支持された回転ギア軸と、この回転ギア
軸に取着され前記給紙モータの駆動力をもって回転駆動
される載置板駆動ギアとを有し、前記紙リセット部材
は、前記載置板移動位置制御手段による前記用紙載置板
の動作に連動してこの用紙載置板に載置された用紙の最
上部に位置する用紙の先端部上面に対して接離動作する
ように構成されていることを特徴としている。
【0024】
【作用】前述した構成からなる本発明のプリンタの給紙
装置によれば、載置量規制部材は、載置量規制部材駆動
手段によって、待機状態において前記用紙載置板の上面
方向に前進させ給紙状態およびバックフィード状態にお
いて前記用紙載置板の上面から退避するように進退動作
させるとともに、待機状態における用紙載置板に載置す
る用紙の最大積載量を規制し、載置板移動位置制御手段
は、用紙載置板の待機状態およびバックフィード状態に
おける位置を載置量規制部材から離間した位置に規制
し、リセットプレートは、バックフィード状態において
用紙載置板に載置された用紙の最上部に位置する用紙の
先端部上面に対して当接し、このリセットプレートの当
接動作によって、バックフィードする用紙の走行方向先
端部(用紙の後端部)が用紙載置板の最上部に位置する
つぎの印字に供するための用紙の先端部に衝突するのを
防止することができるとともに、用紙載置板の最上部に
位置する用紙を用紙載置板の動作に連動させることがで
き、その結果、用紙載置板の上面に積載された複数枚の
用紙を最上部側から1枚ずつ順に送出することができる
とともに、用紙載置板の上面に載置される用紙の最上部
に位置する用紙の上方にバックフィード状態におけるバ
ックフィードする用紙の走行空間を確実に確保すること
ができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により説明
する。
【0026】図1から図8は本発明に係るプリンタの給
紙装置を用紙をバックフィードさせてカラー印字を行う
カラー熱転写プリンタに用いた第1実施例を示すもので
あり、図1は要部を示す正面図であり、図2は要部を示
す側面図であり、図3は分離爪を詳示する要部の側断面
図であり、図4は紙リセット部材を詳示する要部の側断
面図であり、図5は紙リセット部材近傍を示す拡大分解
斜視図であり、図6は給紙ローラを示す拡大図であり、
図7は用紙載置量規制部材を示す拡大斜視図であり、図
8は載置板駆動ギア近傍を示す拡大斜視図である。
【0027】図1から図4に示すように、本実施例のプ
リンタの給紙装置12は、前後が開放され正面略四角形
状に形成された支持フレーム13を有しており、この支
持フレーム13は、後述する用紙14をバックフィード
させてカラー印字を行うカラー熱転写プリンタ15のプ
リンタ本体16の内部に配設されるようになっている。
この支持フレーム13の両側壁の外側には、側壁に対し
て適宜な間隔を隔てて平行に延在するサブフレーム13
aがそれぞれ配設されている。
【0028】前記支持フレーム13の内側には、上面が
開放され内側に普通紙、OHP用紙、厚紙、葉書等から
選択された用紙14を積載するためのトレー本体17が
配設されている。このトレー本体17の側面の前方上部
には、トレー本体17の側面から外側に向かって突出す
る支軸18が立設されており、この支軸18が支持フレ
ーム13の側壁に支持されるようになっている。また、
トレー本体17の内側の先端部には、櫛の歯の如く形成
された複数の紙ガイド19が設けられており、この紙ガ
イド19の自由端に沿って用紙14が送出されるように
なっている。さらに、トレー本体17の前面には、複数
の略矩形形状の切欠孔20が形成されている。この切欠
孔20は、前記複数の紙ガイド19の間に形成されてお
り、切欠孔20の両側面側には、取付部21がそれぞれ
形成されている。また、トレー本体17の側面の支持フ
レーム13の側壁より後方側には、トレー本体17の側
面に対して上下方向に延在するガイド孔22が形成され
ている。このガイド孔22には、後述する用紙載置板2
3の側面に設けられた載置板作動部材24が遊嵌される
ようになっている。なお、トレー本体17は、必要に応
じて、支持フレーム13との取付部位である支軸18を
支点として上下方向に回動自在に配設する構成としても
よい。
【0029】前記トレー本体17の前面側には、後述す
る用紙載置板23に載置された用紙14の最上部に位置
する用紙14の先端部上面に対して接離動作する複数の
紙リセット部材25が配設されている。
【0030】図5に示すように、本実施例の紙リセット
部材25は、トレー本体17の前面側に配設された基体
部26を有している。この基体部26の上端には、切欠
孔20を介してトレー本体17の内部に向かって延出さ
れたメインアーム27が形成されており、基体部26の
下端には、メインアーム27に対して略平行に延在する
サブアーム28が切欠孔20を介してトレー本体17の
内部に向かって延出されている。
【0031】前記紙リセット部材25は、紙リセット部
材25の基体部26とサブアーム28との接続部位に取
着された回動支軸29の両端を前記トレー本体17の前
面に突設された両取付部21に回動自在に支持させるこ
とにより、この回動支軸29を中心として、図5におい
て両矢印Bにて示すように回動自在に配設されている。
このメインアーム27の先端部上面には、バックフィー
ド状態においてバックフィードする用紙14のガイドと
なる傾斜面30が形成されている。また、回動支軸29
の外周面には、ねじりコイルばね31が遊嵌されてい
る。このねじりコイルばね31の一端は、トレー本体1
7の前面に対向する基体部26の後面側に係止されてお
り、ねじりコイルばね31の他端は、トレー本体17の
前面に形成された取付部21に係止されており、紙リセ
ット部材25は、このねじりコイルばね31の付勢力に
より、常に、図5において反時計方向に付勢されるよう
になっている。さらにまた、メインアーム27の先端部
下面は、用紙載置板23に載置された用紙14の最上部
に位置する用紙14の先端部上面に対して接離動作し、
サブアーム28の先端部上面は、用紙載置板23の先端
部下面に対して接離動作するように構成されている。
【0032】なお、回動支軸29を長尺とし、この回動
支軸29の両端を支持フレーム13の両側壁に支持する
構成としてもよく、特に、本実施例の構成に限定される
ものではない。
【0033】図1から図4に戻って、前記トレー本体1
7の内側には、複数枚の用紙14を重積して載置するた
めの略平板状に形成された用紙載置板23が配設されて
いる。この用紙載置板23は、用紙載置板23の先端部
近傍の下面側に配設された押圧ばね32により常に上方
に付勢されるとともに、その基端部に取着された支持ピ
ン33を前記トレー本体17の両側面に回動自在に支持
させることにより、この支持ピン33を中心として上下
方向に回動自在に配設されている。そして、用紙載置板
23の先端部には、前記紙ガイド19に遊嵌される複数
の凹部34(図1)が形成されている。さらに、用紙載
置板23の両側面には、先端がトレー本体17の側面か
ら突出するようにしてトレー本体17の両側面に形成さ
れたガイド孔22に遊嵌される載置板作動部材24が一
体形成されている。また、用紙載置板23の先端部角部
には、平面略矩形の切欠部36が形成されており、この
切欠部36と用紙載置板23の側面とにより形成される
前方先端角部には、用紙載置板23に重積された複数枚
の用紙14の少なくとも最上部に位置する用紙14の先
端部角部に係合される分離爪37が配設されている。さ
らにまた、切欠部36と用紙載置板23の側面とにより
形成される前方先端角部の上面には、用紙載置板23の
上面に用紙14が載置されない場合に、分離爪37を収
納する平面略三角形形状の収納凹部38が形成されてい
る。
【0034】前記分離爪37は、トレー本体17の側面
に沿って配設された爪支持板39の自由端に形成されて
おり、この爪支持板39の基端部に取着された回動ピン
40を、トレー本体17の底面に形成された支持部41
に回動自在に支持させることにより、この回動ピン40
を中心として、上下方向に回動自在に配設されている。
なお、爪支持板39の基端部に取着された回動ピン40
を、用紙載置板23(詳しくは、用紙載置板23の側面
あるいは底面)に取着する構成とすることにより、用紙
載置板23の上面に載置する用紙14の枚数の多少によ
って生じる用紙載置板23の傾斜角度の変化に伴う、分
離爪37の用紙14に対する接触角度をプラス方向に変
化させ、用紙14の分離に適した接触角度を保持させる
ことができる。また、分離爪37は、必要に応じて用紙
14の先端部両角部に係合するように左右1対とする構
成としてもよい。
【0035】前記用紙載置板23の上部左方には、用紙
14の大きさに応じて人手による操作をもって左右方向
(用紙14の幅方向)に移動自在とされたサイドガイド
42が配設されている(図1)。このサイドガイド42
は、用紙14の幅方向の大きさ(寸法)に応じて左右方
向に移動され、用紙載置板23の上面に載置された用紙
14の側端部の位置を拘束し得るようにされている。
【0036】前記トレー本体17の内部の用紙載置板2
3の下面側には、用紙14の大きさに応じて、人手によ
る操作をもって前後方向(用紙14の長さ方向)に進退
自在とされた略平板状の紙支持ガイド43が配設されて
いる。
【0037】前記トレー本体17の上方であって用紙載
置板23の先端部近傍には、用紙載置板23に載置され
た複数枚の用紙14の最上部に位置する用紙14を送出
するための複数の給紙ローラ44がそれぞれ回転自在に
配設されている。
【0038】図6の(a)および(b)に示すように、
本実施例の給紙ローラ44は、側面略D字形状に形成さ
れたローラ本体45を有しており、このローラ本体45
の軸心には、略D字形状に形成された貫通孔46が形成
されている。そして、ローラ本体45の両側面には、フ
ランジ部47がそれぞれ形成されており、このローラ本
体45の外周面の両フランジ部47の間には、無端環状
に形成されたゴム様弾性体48が装着されている。この
ゴム様弾性体48の外周面は、ローラ本体45のフラン
ジ部47の先端より径方向外側に位置するようにされて
いる。そして、ゴム様弾性体48の外周面の円弧状に形
成された部位は、用紙載置板23に載置された複数枚の
用紙14の最上部に位置する用紙14を送出するために
供される紙送出面49とされており、この紙送出面49
の周長は、例えば80mm程度とされ、この紙送出面4
9の周長が用紙14の送出距離とされている。また、紙
送出面49を含む円の内側に位置するゴム様弾性体48
の外周面は、用紙14の送出に供されない切欠面50と
されている。
【0039】図1から図4に戻って、前記各給紙ローラ
44は、支持フレーム13の両側壁を外側に向かって貫
通するようにして断面D字形状に形成された回転軸51
に固着されており、各給紙ローラ44の貫通孔46に回
転軸51を嵌合させることにより、回転軸51に対する
各給紙ローラ44の回り止めになっている。
【0040】前記回転軸51の一端(図1右側、図2)
は、支持フレーム13の正面から見て右側に位置する側
壁を貫通してサブフレーム13aの外側に位置してお
り、その先端には給紙ギア52が固着されている。この
給紙ギア52は、二つの減速ギア53を介してプラネッ
トギア54に接続可能とされており、このこのプラネッ
トギア54は、サンギア55に噛合されている。そし
て、プラネットギア54は、スパーギア56の側面に回
転自在に支持されており、プラネットギア54に噛合す
るサンギア55は、スパーギア56に同軸状に取着され
スパーギア56と一体回転するようになっている。さら
に、スパーギア56は、支持フレーム13の正面から見
て右側に位置するサブフレーム13aの側壁と対向する
面の下部に配設されたステッピングモータ等の給紙モー
タ57の出力軸57aに取着された駆動ギア58に接続
(噛合)されている。
【0041】また、回転軸51の他端(図1左側)は、
支持フレーム13の正面から見て左側に位置する側壁を
貫通し、この側壁とサブフレーム13aとの間に位置し
ており、その先端には伝達ギア59が固着されている。
【0042】前記回転軸51には、用紙載置板23に載
置する用紙14の最大積載量を規制する複数の載置量規
制部材60が配設されている。この載置量規制部材60
は、本実施例においては、回転軸51に固着された給紙
ローラ44と同一の数とされ、各載置量規制部材60
は、各給紙ローラ44の側方にそれぞれ配設されてい
る。
【0043】図7に示すように、本実施例の載置量規制
部材60は、略円筒形状に形成された基部61を有して
おり、この基部61が回転軸51に回動自在に支持され
ている。そして、基部61の外周面には、径方向外側に
向かって延在する略平板状に形成された2つのアーム6
2が設けられている。図7において基部61の外周面か
ら右斜め下方に向かって延在する一方のアーム62は、
回転軸51に対する基部61の回動動作によって用紙載
置板23の上面に対して進退動作する載置量規制アーム
62Aとされ、図7において基部61の外周面から上方
に向かって延在する他方のアーム62は、基部61を回
転軸51に対して回動動作させることにより載置量規制
アーム62Aを用紙載置板23の上面に対して遠近動作
させる駆動アーム62Bとされている。この駆動アーム
62Bの自由端近傍には、基部61の軸心に対して平行
に延在する貫通孔63が形成されており、この貫通孔6
3には、載置量規制部材60を動作させる移動可能な作
動部材としての作動シャフト64が挿通されている。
【0044】図1から図4に戻って、前記作動シャフト
64の一端(図1右側、図2)は、支持フレーム13の
正面から見て右側に位置する側壁の上部に形成された略
長孔形状の移動位置ガイド65を貫通するようにしてサ
ブフレーム13aの外側に位置しており、その先端部
は、給紙ギア52に噛合するようにしてサブフレーム1
3aに配設された回転自在な作動部材駆動ギヤ66の側
面に一体形成されたカム67により支持されている。そ
して、作動シャフト64の他端(図1左側)は、支持フ
レーム13の正面から見て左側に位置する側壁の上部に
形成された略長孔形状の移動位置ガイド65(図示せ
ず)を貫通し、この側壁とサブフレーム13aとの間に
位置しており、その先端は、伝達ギア59に噛合するよ
うにしてサブフレーム13aに配設された回転自在な作
動部材駆動ギヤ66に形成されたカム67により支持さ
れている。
【0045】前記カム67は、作動部材駆動ギヤ66の
側面に同軸状に形成されており、作動部材駆動ギヤ66
の歯先円直径より大径とされた外周面の表面により形成
される大径カム面68と、作動部材駆動ギヤ66の歯先
円直径より若干大きい外径寸法とされた外周面の表面に
より形成される小径カム面69とを有しており、各カム
面68,69は、径方向に延在する2つの段部70によ
り接続されている。
【0046】また、作動シャフト64の両端近傍には、
ばね部材71の一端が係止されており、このばね部材7
1の他端は、支持フレーム13の側壁の上部後方に立設
された係止ピン72に係止されている。
【0047】すなわち、作動シャフト64は、ばね部材
71により常に移動位置ガイド65の後端部(図2右
側)に向かって付勢されている。
【0048】本実施例においては、前記作動部材として
の作動シャフト64、移動位置ガイド65、作動部材駆
動ギヤ66、カム67およびばね部材71により、載置
量規制部材60を待機状態において前記用紙載置板23
の上面方向に前進させ給紙状態およびバックフィード状
態において用紙載置板23の上面から退避するように進
退動作させる載置量規制部材駆動手段73が構成されて
いる。
【0049】前記支持フレーム13の側壁の上部後端部
には、載置板駆動ギア74が配設されている。この載置
板駆動ギア74は、伝達歯車75を介して給紙モータ5
7の駆動力をもって駆動される給紙ギア52を駆動する
減速ギア53に接続されている。
【0050】図8に示すように、載置板駆動ギア74
は、支持フレーム13の側壁とサブフレーム13aとに
より回転自在に支持された断面D字形状に形成された回
転ギア軸76の先端に取着されており、この回転ギア軸
76の後端部近傍には、用紙載置板23の側面に配設さ
れた載置板作動部材24に対して接離するカムレバー7
7が取着されている。なお、載置板駆動ギア74と回転
ギア軸76、または、回転ギア軸76とカムレバー77
を一体形成する構成としてもよく、特に、本実施例の構
成に限定されるものではない。
【0051】本実施例においては、前記載置板作動部材
24、載置板駆動ギア74、回転ギア軸76およびカム
レバー77により、用紙載置板23の待機状態およびバ
ックフィード状態における位置を前記載置量規制部材6
0から離間した位置に規制する載置板移動位置制御手段
78が構成されている。
【0052】また、本実施例における前記給紙ローラ4
4の駆動力は、給紙ローラ44、載置量規制部材駆動手
段73および載置板移動位置制御手段78を駆動するよ
うに構成されている。
【0053】ここで、本実施例のプリンタの給紙装置1
2が適用されるカラー熱転写プリンタ15について図9
および図10により説明する。
【0054】図9は本実施例のプリンタの給紙装置が適
用されるカラー熱転写プリンタの要部の外観斜視図であ
り、図10は要部を示す構成図である。
【0055】図9に示すように、本実施例のプリンタの
給紙装置12は、カラー熱転写プリンタ15のプリンタ
本体16に対してトレー本体17の後端部が斜め上方に
位置するように傾斜して取着されている。
【0056】図10に示すように、カラー熱転写プリン
タ15のプリンタ本体16の内部には、平板状のプラテ
ン79がその印字面を略水平となるようにして配設され
ている。このプラテン79の上方には、プラテン79に
対向し、図示しない駆動機構によりプラテン79に対し
て接離自在とされたサーマルヘッド80が配設されてい
る。そして、プラテン79に対し当接しているヘッドダ
ウン状態におけるサーマルヘッド80とプラテン79と
の当接位置が印字位置PPとされている。また、プラテ
ン79とサーマルヘッド80との間には、プラテン79
側から順に用紙14およびベースフィルムにマゼンタ、
イエロー、シアンの三原色等からなる複数色のインクを
塗布してなるマルチカラーインクリボン若しくはベース
フィルムにそれぞれマゼンタ、イエロー、シアンの三原
色を塗布した複数の単色カラーインクリボン(共に図示
せず)が供給されるようになっている。
【0057】前記印字位置PPより図10において矢印
Cにて示す用紙搬送方向の上流側には、所定速度で用紙
14を印字位置PPに向かって搬送する紙送りローラ8
1が配設されている。この紙送りローラ81は、図示し
ないステッピングモータにより回転駆動されるようにな
っている。そして、紙送りローラ81の上方には、紙送
りローラ81に当接される補助ローラ82が回転自在に
配設されており、この補助ローラ82は、紙送りローラ
81に従動回転するようにされている。つまり、用紙1
4は、紙送りローラ81と補助ローラ82との間に挟持
されるようにして水平方向に走行可能にされている。さ
らに、紙送りローラ81とプリンタの給紙装置12との
間には、プリンタの給紙装置12から送出された用紙1
4を紙送りローラ81に向かって水平方向に搬送するた
めの用紙ガイド板83が配設されている。また、前記印
字位置PPより用紙搬送方向の下流側には、印字の終了
した用紙14をプリンタ本体16の内部から外部へ排出
するための回転駆動される排紙ローラ(図示せず)が配
設されている。
【0058】前記プリンタの給紙装置12の給紙ローラ
44により送出される用紙14の走行は、プリンタの給
紙装置12から繰り出された用紙14の走行方向先端部
が紙送りローラ81と補助ローラ82との当接部に到達
した時点で終了して給紙ローラ44による用紙14の給
紙が停止され、その後の用紙14の搬送は、紙送りロー
ラ81に引き継がれるようになっている。
【0059】前記カラー熱転写プリンタ15において
は、プリンタ本体16内の紙送りモータ(図示せず)を
正回転駆動あるいは逆回転駆動させて紙送りローラ81
を正方向あるいは逆方向に回転駆動可能とすることによ
り、用紙14をバックフィード可能とし、例えば、三原
色のみを用いたカラーインクリボンの場合には、紙送り
ローラ81の正方向の回転駆動による用紙14の最初の
矢印C(図10)にて示す順方向の搬送で第1の色の印
字を行い、第1の色の印字を施した用紙14を紙送りロ
ーラ81の逆回転駆動による最初の搬送方向と逆方向に
搬送する用紙14のバックフィードを行って第2の色の
印字を行い、第2の色の印字を施した用紙14を紙送り
ローラ81の正方向の回転駆動による最初の搬送方向と
同一の順方向に再度搬送して第3の色の印字を施すこと
により、1枚の用紙14毎(ページ毎)に各色の印字を
施す構成とされている。
【0060】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について図1から図4および図11から図16によ
り説明する。
【0061】図1から図4は待機状態を示しており、図
11は用紙が送出される給紙状態を示す図2と同様の図
であり、図12は用紙が送出される給紙状態を示す図3
と同様の図であり、図13は用紙が送出される給紙状態
を示す図4と同様の図であり、図14は用紙のバックフ
ィードが可能なバックフィード状態を示す図2と同様の
図であり、図15は用紙のバックフィードが可能なバッ
クフィード状態を示す図3と同様の図であり、図16は
用紙のバックフィードが可能なバックフィード状態を示
す図4と同様の図である。
【0062】図1から図4に示すように、本実施例のプ
リンタの給紙装置12における待機状態においては、給
紙ローラ44の切欠面50が用紙載置板23に略対向す
るようにして給紙モータ57が停止されている。そし
て、載置量規制部材駆動手段73を構成する作動シャフ
ト64は、作動部材駆動ギヤ66の側面に同軸状に形成
されているカム67の小径カム面69の表面の上に位置
するとともに、ばね部材71の付勢力によりカム67の
右段部70a(図2右側)および移動位置ガイド65内
の後端部(図2右側)に接するようにして位置してい
る。さらに、作動シャフト64が移動位置ガイド65内
の後端部に位置することにより、載置量規制部材60の
載置量規制アーム62Aの先端は、用紙載置板23の上
面に略対向するようにして前進位置に位置する。また、
載置板移動位置制御手段78を構成するカムレバー77
は、用紙載置板23の側面に形成された載置板作動部材
24と当接して載置板作動部材24を下方に押し下げて
おり、これにより、載置板移動位置制御手段78は、押
圧ばね32により常に上方に付勢されている用紙載置板
23の移動位置を、押圧ばね32の付勢力に抗して、支
持ピン33を中心として下方に位置させるように制御し
ている(図3、図4)。さらに、紙リセット部材25
は、サブアーム28の先端部上面が用紙載置板23の移
動に伴って用紙載置板23の先端部下面に当接してお
り、これにより、紙リセット部材25は、ねじりコイル
ばね31の付勢力に抗して、回動支軸29を中心として
図4において時計方向に回動されている。
【0063】そして、用紙載置板23の上方に位置する
載置量規制アーム62Aの先端によって、図3に示すよ
うに、用紙載置板23の上面に積載される用紙14の最
大積載量(最大積載枚数)Dが規制されるとともに、用
紙載置板23の上面に載置される用紙14の最上部に位
置する用紙14の位置が位置決めされる。さらに、用紙
載置板23の上面に重積される複数枚の用紙14の幅方
向両端部は、トレー本体17の内部の右側面と、用紙1
4の幅方向に移動自在とされたサイドガイド42とによ
って位置決めされる。また、分離爪37は、用紙載置板
23の上面に載置された複数枚の用紙14の少なくとも
最上部に位置する用紙14の先端部角部に係合してい
る。さらにまた、紙リセット部材25のメインアーム2
7の先端部下面は、図4に示すように、時計方向に回動
され、用紙載置板23の上面に載置された複数枚の用紙
14の最上部に位置する用紙14の先端部上面に当接す
るように位置決めされる。
【0064】すなわち、給紙ローラ44は、切欠面50
を用紙載置板23に略対向させるように位置決めされ、
載置量規制部材駆動手段73は、載置量規制部材60を
用紙載置板23の上面と略対向するようにして前進した
前進位置に位置決めされ、載置板移動位置制御手段78
は、押圧ばね32により常に上方に付勢されている用紙
載置板23を押圧ばね32の付勢力に抗して支持ピン3
3を中心として下方に位置させるように位置決めされ、
紙リセット部材25は、メインアーム27の先端部下面
が用紙載置板23の上面に載置された複数枚の用紙14
の最上部に位置する用紙14の先端部上面に当接するよ
うに位置決めされている。
【0065】なお、本実施例においては、略D字形状の
給紙ローラ44および載置量規制部材60により、トレ
ー本体17の上下方向の厚みを薄くした状態で、できる
だけ多量の用紙14を用紙載置板23に載置できるよう
になっている。そして、載置量規制アーム62Aの長さ
寸法を変更することにより、用紙14の最大積載量D
を、簡単に増減させることができる。また、待機状態に
おいては、紙リセット部材25のメインアーム27の先
端部下面を、用紙載置板23の上面に載置された複数枚
の用紙14の最上部に位置する用紙14の先端部上面に
必ずしも当接させる必要はなく、必要に応じて、紙リセ
ット部材25のメインアーム27の先端部下面が複数枚
の用紙14の最上部に位置する用紙14の先端部上面の
上方に位置する構成としてもよい。
【0066】ついで、本実施例のプリンタの給紙装置1
2による用紙14の給紙動作が開始されると、制御指令
に基づいて、給紙モータ57が駆動して給紙状態とな
る。この給紙モータ57の駆動力は、図2に矢印にて示
すように、給紙ギア52を時計方向に回転し、載置板駆
動ギア74を反時計方向に回転し、作動部材駆動ギア5
5を反時計方向に回転させる。
【0067】前記給紙ギア52の図2に矢印にて示す時
計方向への回転は、給紙ローラ44を図2において時計
方向へ回転させる。
【0068】前記載置板駆動ギア74の図2に矢印にて
示す反時計方向への回転は、カムレバー77を図2にお
いて反時計方向へ回転させ、これにより、用紙載置板2
3の側面に配設された載置板作動部材24と当接してい
るカムレバー77の先端部が載置板作動部材24から離
間する。このカムレバー77の載置板作動部材24から
の離間により、待機状態における用紙載置板23の移動
位置を押圧ばね32の付勢力に抗して下方に押し下げて
いる拘束力が開放され、用紙載置板23は、押圧ばね3
2の付勢力によって支持ピン33を中心として上方へ移
動する。
【0069】そして、用紙載置板23の上方への移動に
伴って、用紙載置板の先端部下面が紙リセット部材25
のサブアーム28の先端部上面から離間する。この用紙
載置板のサブアーム28からの離間により、待機状態に
おける紙リセット部材25をねじりコイルばね31の付
勢力に抗して図4において時計方向に回動させて位置決
めしている拘束力が開放され、紙リセット部材25は、
ねじりコイルばね31の付勢力によって回動支軸29を
中心として図4において反時計方向へ回動し、用紙載置
板23の上面に載置された複数枚の用紙14の最上部に
位置する用紙14の先端部上面に当接しているメインア
ーム27の先端部下面が、用紙載置板23の上面に載置
された複数枚の用紙14の最上部に位置する用紙14の
先端部上面から離間して紙ガイド19の先端面よりトレ
ー本体17の前面側に退避するように移動する。
【0070】前記作動部材駆動ギア55の図2に矢印に
て示す反時計方向への回転は、作動部材駆動ギア55と
同軸状に形成されているカム67を図2において反時計
方向へ回転させる。このカム67の反時計方向への回転
に伴って、カム67の小径カム面69に支持されるとと
もにカム67の右段部70a(図2右側)および移動位
置ガイド65内の後端部(図2右側)に接するように位
置している作動シャフト64は、カム67の右段部70
によって押動され、ばね部材71の付勢力に抗してばね
部材71を伸長させながら移動位置ガイド65内を先端
部(図2左側)に向かって移動する。
【0071】そして、作動シャフト64の移動に伴っ
て、載置量規制部材60の駆動アーム62Bは、回転軸
51を中心として図3において反時計方向へ回動する。
この駆動アーム62Bの反時計方向への回動は、載置量
規制アーム62Aの先端を図3において反時計方向へ回
動し、待機状態において用紙載置板23と略対向するよ
うにして前進位置に位置している載置量規制アーム62
Aの先端を反時計方向に回動し、退避位置に向かって移
動させる。
【0072】また、カム67の右段部70によって押動
される作動シャフト64は、移動位置ガイド65の先端
部(図2左側)に位置する直前にカム67の右段部70
を乗り越えてカム67の大径カム面68に移行し、ばね
部材71の付勢力に抗してカム67の大径カム面68に
支持された状態で移動位置ガイド65の先端部(図2左
側)側に保持され、これにより、載置量規制アーム62
Aの先端が退避位置にて保持される。
【0073】すなわち、給紙ローラ44が図3および図
4において時計方向に回転するに伴って、載置量規制部
材駆動手段73は、載置量規制部材60を前進位置から
退避位置に向かって移動させ、載置板移動位置制御手段
78は、拘束している用紙載置板23の移動位置を開放
し、これにより、給紙ローラ44の紙送出面49が用紙
載置板23の上面に載置された複数枚の用紙14の最上
部に位置する用紙14と当接し、この最上部に位置する
用紙14のみが分離爪37の分離機能によって図3にお
いて矢印Eにて示す紙送り方向に送出する。このとき、
紙リセット部材25の先端部は、用紙載置板23の上面
に載置された複数枚の用紙14の最上部に位置する用紙
14の先端部上面から紙ガイド19の先端部よりトレー
本体17の前面側に退避するように離間しており、用紙
14の送出の邪魔にならない。また、紙送出面49の周
長が用紙14の送出距離とされる。
【0074】そして、給紙モータ57の駆動によって、
給紙ローラ44の紙送出面49が、用紙載置板23の上
面に載置された複数枚の用紙14の最上部に位置する用
紙14と当接し、この最上部に位置する用紙14を印字
位置に向かって送出する。この給紙状態を図11から図
13に示す。
【0075】ついで、本実施例のプリンタの給紙装置1
2による用紙14の給紙動作が終了すると給紙モータ5
7が停止され、図14から図16に示すように、用紙1
4のバックフィードが可能なバックフィード状態とされ
る。
【0076】前記バックフィード状態においては、給紙
ローラ44の切欠面50が用紙載置板23に略対向(詳
しくは、待機状態における位置よりも手前(時計方向
側)に位置している)するようにして給紙モータ57が
停止されている。そして、載置量規制部材駆動手段73
を構成する作動シャフト64は、作動部材駆動ギヤ66
の側面に同軸状に形成されているカム67の大径カム面
68の表面の上に位置するとともに、ばね部材71の付
勢力に抗してカム67の左段部70(図11左側)およ
び移動位置ガイド65内の先端部(図11左側)に接す
るようにして位置している。さらに、作動シャフト64
が移動位置ガイド65の先端部に位置することにより、
載置量規制部材60の載置量規制アーム62Aの先端
は、図15において反時計方向に回動された退避位置に
保持されている。また、載置板移動位置制御手段78を
構成するカムレバー77は、用紙載置板23の側面に形
成された載置板作動部材24と当接して(詳しくは、待
機状態における当接位置よりも手前(時計方向側)に位
置して当接している)載置板作動部材24を下方に押し
下げており、これにより、載置板移動位置制御手段78
は、押圧ばね32により常に上方に付勢されている用紙
載置板23の移動位置を、押圧ばね32の付勢力に抗し
て支持ピン33を中心として下方に位置させるように制
御している。さらにまた、用紙載置板23の下方への移
動に伴って、紙リセット部材25のサブアーム28の先
端部上面が用紙載置板23の先端部下面に当接して、サ
ブアーム28の先端部を下方に向かって押し下げてお
り、これにより、紙リセット部材25は、ねじりコイル
ばね31の付勢力に抗して、回動支軸29を中心として
図16において時計方向に回動されている。
【0077】すなわち、給紙ローラ44は、切欠面50
を用紙載置板23に略対向させるように位置決めされ、
載置量規制部材駆動手段73は、載置量規制部材60を
退避位置に位置させ、載置板移動位置制御手段78は、
押圧ばね32により常に上方に付勢されている用紙載置
板23の移動位置を押圧ばね32の付勢力に抗して支持
ピン33を中心として下方に位置させるように位置決め
され、紙リセット部材25は、ねじりコイルばね31の
付勢力に抗して、回動支軸29を中心として図16にお
いて時計方向にさせ、その結果、用紙載置板23の上面
に載置される用紙14の最上部に位置する用紙14の上
方に、プリンタ本体16内の紙送りローラ81によって
図15および図16において矢印Fにて示す用紙搬送方
向にバックフィードされる用紙14の走行空間を確実に
確保することができる。
【0078】また、紙リセット部材25の図16に示す
時計方向への回動によって、メインアーム27の先端部
下面は、用紙載置板23の上面に載置された複数枚の用
紙14の最上部に位置する用紙14の先端部上面を上方
から押さえつけるようにして当接し、メインアーム27
の先端部上面に形成された傾斜面30が用紙載置板23
の上面に載置された複数枚の用紙14の最上部に位置す
る用紙14の先端部の上方に位置することになる。この
結果、バックフィードする用紙14の走行方向先端部
は、紙リセット部材25のメインアーム27の先端部上
面に形成された傾斜面30を案内として走行することに
なり、バックフィードする用紙14の走行方向先端部が
給紙時に分離爪37によって分離されて送出される最上
部の用紙14につられて前進した次の印字に供する用紙
載置板23の最上部に位置する用紙14の先端部と衝突
するのを確実に防止することができる。この衝突を回避
することにより、バックフィードする用紙14の走行方
向先端部(用紙の後端部)が用紙載置板23の最上部に
位置するつぎの印字に供するための用紙14を用紙載置
板23から押し出したり、バックフィードする用紙14
に対する印字品質を低下させるという従来の不都合を確
実に防止することができる。
【0079】また、紙リセット部材25の図16におけ
る時計方向への回動は、用紙載置板23の下方への移動
に連動してメインアーム27の先端部下面を、給紙状態
において上方に位置する用紙載置板23の上面に載置さ
れた複数枚の用紙14の最上部に位置する用紙14の先
端部上面に対して、用紙載置板23の上面に向かって押
し下げるようにして当接するので、その結果、用紙載置
板23をトレー本体17の底面に向かって押し下げる動
作に対して用紙載置板23の上部に位置する用紙14を
確実に同期して動作させることができ、用紙載置板23
の動作に対して用紙載置板23の上部に位置する用紙1
4が同期しない場合に生じる上部の用紙14の前後方向
の凸状の撓み、および、この撓みによって生じる給紙ロ
ーラ38とつぎの印字に供するための用紙14との当接
による用紙14を確実にバックフィードすることができ
ないという不都合を確実に防止することができる。
【0080】ついで、プリンタ本体16内の紙送りロー
ラ81によって用紙載置板23の上面に載置される用紙
14の最上部に位置する用紙14の上方にバックフィー
ドされた用紙14は、プリンタ本体16内の紙送りロー
ラ81によってプリンタ本体16内の印字位置に向かっ
て搬送される。このバックフィードされた用紙14がプ
リンタ本体16の内部に配設された紙送りローラ81に
よって印字位置に向かって搬送されると、制御指令に基
づいて、給紙モータ57が図2に矢印にて示すように駆
動し、プリンタの給紙装置12の各部を待機状態に復帰
させる。
【0081】図17および図18は本発明に係るプリン
タの給紙装置を用紙をバックフィードさせてカラー印字
を行うカラー熱転写プリンタに用いた第2実施例を示す
ものであり、図17は要部を示す正面図であり、図18
は紙リセット部材近傍を示す拡大分解斜視図である。
【0082】図17および図18に示すように、本実施
例のプリンタの給紙装置12aに用いられる紙リセット
部材25aには、前述した第1実施例のサブアーム28
は設けられておらず、かわりに、基体部26の下端から
左下に向かって斜めに傾斜した作動アーム84が設けら
れている。また、本実施例のプリンタの給紙装置12a
における切欠孔20aは、トレー本体17の前面からト
レー本体17の底部の先端部にかけて断面略L字形状に
形成されている(図18)。さらに、トレー本体17の
前面側の下部の近傍には、ロッド体85が配設されてい
る。このロッド体85は、支持フレーム13の両側壁に
よって回転自在に支持されており、図17において右側
に示す右端は、支持フレーム13の正面から見て右側に
位置する側壁を貫通してサブフレーム13aの外側に位
置しており、その右端(先端)には、作動アーム駆動ギ
ア86が固着されている。そして、この作動アーム駆動
ギア86は、前述した第1実施例の給紙モータ57によ
って駆動されるスパーギア56に接続(噛合)されてい
る(図示せず)。また、ロッド体85には、紙リセット
部材25aの数に対応する複数のレバー体87が固着さ
れており、給紙モータ57の駆動力によってロッド体8
5が回転駆動することにより、レバー体87の自由端が
作動アーム84に対して接離し、紙リセット部材25a
を駆動するように構成されている。
【0083】すなわち、本実施例のプリンタの給紙装置
12aは、給紙モータ57の駆動力をもって紙リセット
部材25a、給紙ローラ44、載置量規制部材駆動手段
73および載置板移動位置制御手段78を駆動するよう
に構成されている。その他の構成は前述した第1実施例
と同様である。
【0084】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について図19および図20により説明する。
【0085】図19は待機状態および給紙状態における
紙リセット部材を詳示する要部の一部拡大側断面図であ
り、図20はバックフィード状態における紙リセット部
材を詳示する要部の一部拡大側断面図である。
【0086】図19に示すように、本実施例のプリンタ
の給紙装置12aにおける待機状態においては、給紙モ
ータ57が停止しており、この給紙モータ57の駆動力
をもって作動アーム駆動ギア86を介して回転駆動する
ロッド体85に固着されたレバー体87は、その自由端
が作動アーム84に対して離間した状態で停止してお
り、紙リセット部材25aは、ねじりコイルばね31の
付勢力によって回動支軸29を中心として図19におい
て反時計方向へ回動され、メインアーム27の先端部下
面が、用紙載置板23の上面に載置された複数枚の用紙
14の最上部に位置する用紙14の先端部上面から離間
して紙ガイド19の先端面よりトレー本体17の前面側
に退避するように位置決めされている。
【0087】ついで、本実施例のプリンタの給紙装置1
2aによる用紙14の給紙動作が開始されると、制御指
令に基づいて、給紙モータ57が駆動して給紙状態とな
る。この給紙モータ57の駆動力は、図19に矢印Gに
て示すように、作動アーム駆動ギア86を反時計方向に
回転させるが、給紙状態においては、ロッド体85に固
着されたレバー体87は、その自由端が作動アーム84
に対して離間した状態を保持しており、待機状態と同様
に、紙リセット部材25aは、ねじりコイルばね31の
付勢力によって回動支軸29を中心として反時計方向へ
回動され、メインアーム27の先端部下面が、用紙載置
板23の上面に載置された複数枚の用紙14の最上部に
位置する用紙14の先端部上面から離間して紙ガイド1
9の先端面よりトレー本体17の前面側に退避するよう
に位置決めされた状態が保持される。
【0088】ついで、本実施例のプリンタの給紙装置1
2aによる用紙14の給紙動作が終了すると給紙モータ
57が停止され、図20に示すように、用紙14のバッ
クフィードが可能なバックフィード状態とされる。
【0089】図20に示すバックフィード状態におい
て、給紙モータ57の駆動力をもって回転駆動するロッ
ド体85に固着されたレバー体87は、その自由端が作
動アーム84に対して当接した状態で停止しており、紙
リセット部材25aは、ねじりコイルばね31の付勢力
に抗して、回動支軸29を中心として図20において時
計方向に回動され、紙リセット部材25aのメインアー
ム27の先端部下面は、用紙載置板23の上面に載置さ
れた複数枚の用紙14の最上部に位置する用紙14の先
端部上面に当接するように位置決めされる。その他の作
用は前述した第1実施例と同様である。
【0090】したがって、本実施例においては、前述し
た第1実施例と同様の効果を奏するとともに、待機状態
における紙リセット部材25aのメインアーム27の先
端部を、用紙載置板23の上面に載置された複数枚の用
紙14の最上部に位置する用紙14の先端部上面から離
間させることができるので、待機状態において用紙載置
板23の上面に用紙14をセットする場合に紙リセット
部材25が邪魔にならない。
【0091】なお、紙リセット部材25aは、給紙モー
タ57の駆動力をもって動作する構成であればよく、特
に、本実施例の構成に限定されるものではない。
【0092】また、本発明は、前記各実施例に限定され
るものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプリンタの
給紙装置によれば、用紙載置板の上面に載置された複数
枚の用紙を最上部側から1枚ずつ順に送出することがで
きるとともに、用紙のバックフィード時には、用紙載置
板の上面に載置される用紙の最上部に位置する用紙の上
方にバックフィードする用紙の走行空間を確実に確保す
ることができるという極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの給紙装置を用紙をバッ
クフィードさせてカラー印字を行うカラー熱転写プリン
タに用いた第1実施例の要部の待機状態を示す正面図
【図2】図1の側面図
【図3】分離爪を詳示する要部の側断面図
【図4】紙リセット部材を詳示する要部の側断面図
【図5】紙リセット部材近傍を示す拡大分解斜視図
【図6】(a)および(b)は給紙ローラを示す拡大図
であり、(a)は側面図、(b)は縦断面図
【図7】用紙載置量規制部材を示す拡大斜視図
【図8】載置板移動位置制御手段を示す拡大斜視図
【図9】本実施例のプリンタの給紙装置が適用されるカ
ラー熱転写プリンタの要部の外観斜視図
【図10】本実施例のプリンタの給紙装置が適用される
カラー熱転写プリンタの要部を示す構成図
【図11】給紙状態を示す図2と同様の図
【図12】給紙状態を示す図3と同様の図
【図13】給紙状態を示す図4と同様の図
【図14】用紙のバックフィードが可能なバックフィー
ド状態を示す図2と同様の図
【図15】用紙のバックフィードが可能なバックフィー
ド状態を示す図3と同様の図
【図16】用紙のバックフィードが可能なバックフィー
ド状態を示す図4と同様の図
【図17】本発明に係るプリンタの給紙装置を用紙をバ
ックフィードさせてカラー印字を行うカラー熱転写プリ
ンタに用いた第2実施例の要部の待機状態および給紙状
態を示す正面図
【図18】本発明に係るプリンタの給紙装置を用紙をバ
ックフィードさせてカラー印字を行うカラー熱転写プリ
ンタに用いた第2実施例の紙リセット部材近傍を示す拡
大分解斜視図
【図19】本発明に係るプリンタの給紙装置を用紙をバ
ックフィードさせてカラー印字を行うカラー熱転写プリ
ンタに用いた第2実施例の待機状態および給紙状態紙の
リセット部材を詳示する要部の一部拡大側断面図
【図20】本発明に係るプリンタの給紙装置を用紙をバ
ックフィードさせてカラー印字を行うカラー熱転写プリ
ンタに用いた第2実施例のバックフィード状態を示す図
19と同様の図
【図21】従来のプリンタの給紙装置の要部を示す概略
構成図
【符号の説明】
12、12a プリンタの給紙装置 13 支持フレーム 14 用紙 17 トレー本体 20、20a 切欠孔 23 用紙載置板 24 載置板作動部材 25、25a 紙リセット部材 27 メインアーム 28 サブアーム 31 ねじりコイルばね 44 給紙ローラ 49 紙送出面 50 切欠面 51 回転軸 52 給紙ギア 57 給紙モータ 60 載置量規制部材 62 アーム 62A 載置量規制アーム 62B 駆動アーム 64 (作動部材としての)作動シャフト 65 移動位置ガイド 66 作動部材駆動ギア 67 カム 71 ばね部材 73 載置量規制部材駆動手段 74 載置板駆動ギア 76 回転ギア軸 77 カムレバー 78 載置板移動位置制御手段 84 作動アーム 85 ロッド体 86 作動アーム駆動ギア 87 レバー体 D 最大積載量

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレー本体と、前記トレー本体に上下方
    向に移動自在に配設され複数枚の用紙を重積して載置す
    るための用紙載置板と、前記トレー本体の上方であって
    前記用紙載置板の先端部近傍に配設され給紙モータの駆
    動力をもって回転駆動されることにより前記用紙載置板
    に載置された用紙の最上部に位置する用紙を送出する給
    紙ローラと、前記用紙載置板の上方に配設され前記用紙
    載置板に載置する用紙の最大積載量を規制する載置量規
    制部材と、前記載置量規制部材を待機状態において前記
    用紙載置板の上面方向に前進させ給紙状態およびバック
    フィード状態において前記用紙載置板の上面から退避す
    るように進退動作させる載置量規制部材駆動手段と、前
    記用紙載置板の待機状態およびバックフィード状態にお
    ける位置を前記載置量規制部材から離間した位置に規制
    する載置板移動位置制御手段と、前記用紙載置板に載置
    された用紙の最上部に位置する用紙の先端部上面に対し
    て給紙状態において離間しバックフィード状態において
    当接するように接離動作される紙リセット部材とを有し
    ていることを特徴とするプリンタの給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記紙リセット部材は、前記トレー本体
    の前面側に回動自在に支持された基体部と、この基体部
    の一端に形成され前記用紙載置板に載置された用紙の最
    上部に位置する用紙の先端部上面に対して接離可能なメ
    インアームと、前記基体部の他端に形成された作動アー
    ムとを有し、 前記トレー本体は、その前面に回転自在に支持されたロ
    ッド体と、このロッド体に固着され前記作動アームに対
    して接離可能なレバー体と、前記ロッド体の一端に固着
    され前記給紙モータの駆動力をもって回転駆動される作
    動アーム駆動ギアとを有し、 前記紙リセット部材は、前記給紙モータの駆動力をもっ
    前記作動アーム駆動ギアを回転駆動することで、前記
    用紙載置板に載置された用紙の最上部に位置する用紙の
    先端部上面に対して接離動作するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタの給紙装
    置。
  3. 【請求項3】 前記紙リセット部材は、前記トレー本体
    の前面側に回動自在に支持された基体部と、この基体部
    の一端に形成され前記用紙載置板に載置され た用紙の最
    上部に位置する用紙の先端部上面に対して接離可能なメ
    インアームと、前記基体部の他端に形成され前記用紙載
    置板の先端部下面に対して接離可能なサブアームとを有
    し、 前記載置板移動位置制御手段は、前記用紙載置板に設け
    られた載置板作動部材と、この載置板作動部材に接離す
    ることで前記用紙載置板を移動させるカムレバーと、こ
    のカムレバーが取着される回転自在に支持された回転ギ
    ア軸と、この回転ギア軸に取着され前記給紙モータの駆
    動力をもって回転駆動される載置板駆動ギアとを有し、 前記紙リセット部材は、前記載置板移動位置制御手段に
    よる前記用紙載置板の動作に連動してこの用紙載置板に
    載置された用紙の最上部に位置する用紙の先端部上面に
    対して接離動作するように構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のプリンタの給紙装置。
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