JP2011157164A - シート送り装置、及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】上限を超える枚数のシートがシートカセットに入れられてしまうのを防止する機構が、シートカセットの装着時に作用する外力で損傷しないようにすること。
【解決手段】画像形成装置は、シートカセット内に積載収容されるシートの左右方向を位置決めする一対のサイドガイドを備え、一方のサイドガイド47Rには、回動に伴って規制位置又は待避位置へ変位する規制部材53が設けられている。規制部材53が規制位置へ変位すると、爪部63がシート当接面73よりも左方へ突出するため、この爪部63よりも上方までシートが積載されるのを防止できる。また、規制部材53は画像形成時に上昇する押圧板43に連動して規制位置から待避位置へと変位し、爪部63がシート当接面73よりも右方へ引っ込むため、爪部63と押圧板43との間にシートを挟み込むことがない。
【選択図】図3
【解決手段】画像形成装置は、シートカセット内に積載収容されるシートの左右方向を位置決めする一対のサイドガイドを備え、一方のサイドガイド47Rには、回動に伴って規制位置又は待避位置へ変位する規制部材53が設けられている。規制部材53が規制位置へ変位すると、爪部63がシート当接面73よりも左方へ突出するため、この爪部63よりも上方までシートが積載されるのを防止できる。また、規制部材53は画像形成時に上昇する押圧板43に連動して規制位置から待避位置へと変位し、爪部63がシート当接面73よりも右方へ引っ込むため、爪部63と押圧板43との間にシートを挟み込むことがない。
【選択図】図3
Description
本発明は、シート送り装置、及び画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置において、シートカセットに入れられた用紙の枚数が上限を超えている場合に、シートカセットを装置本体に装着できなくなるものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
具体的には、上記特許文献1に記載された画像形成装置の場合、シートカセットに入れられた用紙の枚数が上限を超えていると、積載された用紙の最上部に阻止部材が当接することで、阻止部材が適正な位置まで下降できない状態になる。
そして、この状態でシートカセットを装置本体に装着しようとすると、適正な位置まで下降していない阻止部材のフック部が、装置本体側にあるフック受け部に引っかかることにより、シートカセットの装着が阻止される。
したがって、このような構造の画像形成装置であれば、上限を超える枚数の用紙がシートカセットに入れられている場合に、そのようなシートカセットが装置本体に装着されてしまうのを未然に防止できた。また、利用者は、シートカセットが装置本体に装着不能な状態になることで、シートカセットに用紙を入れすぎたことに気づくことができた。
しかし、上記特許文献1に記載の技術の場合、阻止部材が装置本体側に引っかかった場合に、利用者がシートカセットを装置本体に無理矢理押し込もうとする可能性もあり、この場合、フック部やフック受け部が損傷してしまうおそれがあった。
あるいは、フック部そのものは損傷しない程度の強度があるとしても、フック部に過大な力が作用すれば、阻止部材を回動可能に支持する状態にある軸受部分や、そのような軸受部分が設けられたシートカセットの一部を損傷するおそれがあった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、上限を超える枚数のシートがシートカセットに入れられてしまうのを防止する機構を備えており、しかも、そのような機構がシートカセットの装着時に作用する外力で損傷することのないシート送り装置と、そのようなシート送り装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
以下、本発明において採用した構成について説明する。
請求項1に記載のシート送り装置は、装置本体と、前記装置本体に対し着脱可能で、複数のシートを積層した状態で収容可能なシートカセットと、前記シートカセットに設けられ、上下方向へ移動可能で、上方への移動に伴って前記シートカセットに収容された前記シートを上昇させる押圧板と、前記装置本体に設けられ、前記押圧板の移動に伴って前記シートが上昇した際に、最上部にある前記シートに当接する状態となって、当該シートを前記シートカセットから送出可能となる送出機構と、前記シートカセットに設けられ、前記押圧板が移動する際に連動して変位する構造で、前記押圧板が下方へ移動した際には、少なくとも一部が前記シートカセットに収容された前記シートの上方の位置に来る規制位置へと変位して、前記シートカセットに収容される前記シートが規定枚数以上積層されるのを規制する一方、前記押圧板が上方へ移動した際には、前記シートカセットに収容された前記シートの上方から外れた位置となる待避位置へと変位して、前記送出機構による前記シートの送出を妨げない状態となる規制部材と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載のシート送り装置は、装置本体と、前記装置本体に対し着脱可能で、複数のシートを積層した状態で収容可能なシートカセットと、前記シートカセットに設けられ、上下方向へ移動可能で、上方への移動に伴って前記シートカセットに収容された前記シートを上昇させる押圧板と、前記装置本体に設けられ、前記押圧板の移動に伴って前記シートが上昇した際に、最上部にある前記シートに当接する状態となって、当該シートを前記シートカセットから送出可能となる送出機構と、前記シートカセットに設けられ、前記押圧板が移動する際に連動して変位する構造で、前記押圧板が下方へ移動した際には、少なくとも一部が前記シートカセットに収容された前記シートの上方の位置に来る規制位置へと変位して、前記シートカセットに収容される前記シートが規定枚数以上積層されるのを規制する一方、前記押圧板が上方へ移動した際には、前記シートカセットに収容された前記シートの上方から外れた位置となる待避位置へと変位して、前記送出機構による前記シートの送出を妨げない状態となる規制部材と、を備えることを特徴とする。
このように構成されたシート送り装置によれば、規制部材が規制位置へ変位すると、シートカセットに収容されるシートが所定枚数以上積層されるのを規制する。したがって、このような規制ができないシート送り装置とは異なり、利用者が規定枚数以上のシートをシートカセットに収容してしまうといった事態を、未然に防ぐことができる。
また、このシート送り装置において、規制部材が待避位置へ待避した場合、規制部材は送出機構によるシートの送出を妨げない状態となる。したがって、この種の規制部材が規制位置相当の箇所に固定配置されているものとも異なり、送出機構がシートカセットからシートを送出する際に規制部材が邪魔になることがない。
さらに、押圧板は、送出機構側へシートを持ち上げることができる程度の力で作動すればよいので、このような押圧板に連動して変位する規制部材であれば、規制部材に作用する外力が過剰に大きくならないようにすることは容易である。したがって、シートカセットの装着に伴って外力が作用する機構を採用した技術(例えば、上記特許文献1に記載の技術)とは異なり、想定外の過大な外力を受けて規制部材やその周辺の構成部品を損傷させてしまうおそれがない。
加えて、規制部材は、既存の押圧板に連動して変位する構造になっている。したがって、同等な変位を実現するために押圧板とは異なる専用部材に連動して変位する構造を採用した場合に比べ、そのような専用部材が不要となる分だけ、シート送り装置を構成する上で必要となる部品点数を削減することができる。
次に、請求項2に記載のシート送り装置は、請求項1に記載のシート送り装置において、前記押圧板は、前記シートカセットが前記装置本体へ装着された状態において、前記装置本体側にある動力源から前記シートカセット側へと伝達される動力によって駆動されて上下方向へ移動し、前記規制部材は、前記押圧板の移動に伴って前記押圧板又は前記押圧板とともに移動する部材のいずれかから作用する外力を受けて変位することを特徴とする。
このように構成されたシート送り装置によれば、押圧板は、装置本体側にある動力源から伝達される動力で駆動され、規制部材は、押圧板の移動に伴って押圧板又は押圧板とともに移動する部材のいずれかから作用する外力を受けて変位する。
したがって、利用者が加えた外力を受けて規制部材が変位する構造になっているものとは異なり、利用者の操作次第で規制部材に過大な外力が作用してしまうおそれはなく、規制部材や規制部材に外力を伝達する部品などに、想定外の負荷をかけてしまうといった問題を招くことがない。
次に、請求項3に記載のシート送り装置は、請求項1又は請求項2に記載のシート送り装置において、前記規制部材は、一端が、前記規制位置へ変位した際に前記シートの上方の位置に来る一方、前記待避位置へ変位した際に前記シートの上方から外れた位置へ変位する爪部となっており、他端が、前記押圧板に当接する当接部となっており、前記爪部と前記当接部との間となる位置にある軸を中心に回動可能な構造になっていることを特徴とする。
このように構成されたシート送り装置によれば、規制部材を単一の部材として形成することができるので、複数の部材で同等な機能を実現する場合に比べ、規制部材の構造を簡素化することができる。
次に、請求項4に記載のシート送り装置は、請求項3に記載のシート送り装置において、前記規制位置及び前記待避位置のうち、いずれか一方の位置から他方の位置へ前記規制部材を付勢する付勢部材を備え、前記規制部材は、前記押圧板の移動に伴って前記押圧板又は前記押圧板とともに移動する部材のいずれかから外力が作用する場合に、前記付勢部材から受ける付勢力に抗して、前記他方の位置から前記一方の位置へ変位する一方、前記外力が作用しない場合に、前記付勢部材から受ける付勢力により、前記一方の位置から前記他方の位置へ変位することを特徴とする。
このように構成されたシート送り装置によれば、他方の位置から一方の位置へ変位する際には、押圧板又は押圧板とともに移動する部材のいずれかから作用する外力を利用し、一方の位置から他方の位置へ変位する際には、付勢部材から受ける付勢力を利用する。
したがって、「規制位置及び待避位置のどちらへ移動する場合でも、押圧板又は押圧板とともに移動する部材のいずれかから作用する外力を利用する構造」を採用した場合に比べ、一方の位置から他方の位置へ規制部材を変位させる際には、付勢部材から受ける付勢力を利用して、よりスムーズに規制部材を変位させることができる。
次に、請求項5に記載のシート送り装置は、請求項3又は請求項4に記載のシート送り装置において、前記軸は、前記規制部材が前記規制位置から前記待避位置へと変位する際に、前記爪部が上方への変位を伴って移動する位置に設けられていることを特徴とする。
このように構成されたシート送り装置によれば、押圧板が上方へ移動するのに伴ってシートが上昇した場合でも、規制部材が軸を中心に回動して規制位置から待避位置へと変位する際には、爪部が上方への変位を伴って移動する。
したがって、爪部が上方への変位を伴うことなく待避位置へと移動するものに比べ、積層されたシートを爪部と押圧板との間に挟み込みにくくなり、よりスムーズに規制部材を待避位置へ変位させることができる。
次に、請求項6に記載のシート送り装置は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のシート送り装置において、前記爪部は、前記規制位置へ変位した際に前記シートの上方において前記シート側に向けられる面が、前記爪部の突出方向先端側から当該爪部の基端側に向かって下り勾配の傾斜が付けられた傾斜面になっていることを特徴とする。
このように構成されたシート送り装置によれば、爪部が上記のような傾斜面を有する形態になっているので、最大枚数までシートを積層した場合でも爪部と最上部のシートとの間には空隙が確保されることになり、シートカセットにシートを積層する作業が行いやすいものとなる。
また、仮に上記のような爪部が水平な下面でシートに接する形態になっていたとすれば、爪部が水平方向に変位しても下面の位置は変わらないので、押圧板とともにシートが上昇した際に、積層されたシートを爪部と押圧板との間に挟み込みやすくなる。しかし、この点、上記シート送り装置の場合、上記のような傾斜面でシートに接するので、爪部が水平方向に変位すると、傾斜面とシートとの当接位置は上昇することになる。したがって、押圧板が上方へ移動するのに伴ってシートが上昇しても、積層されたシートを爪部と押圧板との間に挟み込みにくくなり、よりスムーズに規制部材を待避位置へ変位させることができる。
さらに、このように構成されたシート送り装置であれば、押圧板が上方へ移動するのに伴ってシートが上昇した際、シートで傾斜面を押圧すれば、シートが傾斜面に沿って摺動しつつ爪部を押し退けることにより、規制部材を待避位置へと回動させることもできる。したがって、このような構成を採用した場合には、押圧板から規制部材へ外力を伝達したり、付勢部材から規制部材へ付勢力を伝達したりしなくても、規制部材を待避位置へ回動させることが可能となる。
次に、請求項7に記載のシート送り装置は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のシート送り装置において、前記爪部の突出方向先端部分は、積層された前記シートの端面に前記先端部分を当接させた際に、前記爪部が前記シート間にくい込むのを阻止するくい込み阻止面が形成された形状となっていることを特徴とする。
このように構成されたシート送り装置によれば、規制部材が待避位置から規制位置へと変位する際、積層されたシートの端面に爪部の突出方向先端部分が当接するようなことがあっても、突出方向先端部分が尖っているものとは異なり、くい込み阻止面によって爪部がシート間にくい込むのを阻止することができる。
なお、請求項8に記載の画像形成装置は、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のシート送り装置と、前記シート送り装置から送出されたシートに画像を形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする。
このような画像形成装置によれば、画像形成装置に設けられたシート送り装置が上述した通りの作用・効果を奏するので、上限を超える枚数のシートがシートカセットに入れられてしまうのを防止でき、そのような機能を発揮する構成部品がシートカセットの装着時に作用する外力で損傷するのを防止することができる。
次に、本発明の実施形態について、いくつかの具体的な例を挙げて説明する。なお、以下の説明においては、装置各部の相対的な位置関係を簡潔に説明するため、図中に付した前後左右上下の方向を利用して説明を行う。
〔1〕第一実施形態
[画像形成装置の構造]
図1に示す画像形成装置1は、カット紙などのシートに対して電子写真方式で画像を形成する装置である。この画像形成装置1において、シートカセット3に収容されたシートは、ピックアップローラ5によってシートカセット3から引き出され、分離ローラ7及び分離パッド9によって1枚ずつに分離されてから、搬送経路下流側へと送出される。
[画像形成装置の構造]
図1に示す画像形成装置1は、カット紙などのシートに対して電子写真方式で画像を形成する装置である。この画像形成装置1において、シートカセット3に収容されたシートは、ピックアップローラ5によってシートカセット3から引き出され、分離ローラ7及び分離パッド9によって1枚ずつに分離されてから、搬送経路下流側へと送出される。
そして、そのシートがレジストローラ11に到達すると、シートがレジストローラ11に当接することでシートの先端位置が位置決めされ、これにより、シート上の印刷開始位置が最適化される。また、この位置決めに伴って、シートは搬送方向に対する傾きが矯正され、これにより、シートの斜行が防止される。
レジストローラ11での位置決め後、レジストローラ11を通過したシートは、プロセスカートリッジ13の下方にある搬送経路を前方から後方へと搬送される。この搬送経路上で、シートは感光体15と転写ローラ17との間に挟み込まれ、感光体15上に担持されている画像がシート上に転写される。
ここで転写される画像は、プロセスカートリッジ13の上方に配置されたレーザースキャナ19によって感光体15上に形成される静電潜像を、プロセスカートリッジ13内のトナーで現像したものである。
より詳しく説明すると、プロセスカートリッジ13には、帯電器21、供給ローラ23、現像ローラ25などが組み込まれており、感光体15の表面を帯電器21で帯電させた後、レーザースキャナ19で走査することにより、感光体15の表面には静電潜像が描かれる。
また、現像ローラ25の表面には、供給ローラ23から供給されるトナーが担持され、このトナーを担持した表面で現像ローラ25が感光体15の表面に接触することで、感光体15の表面に形成された静電潜像が顕像化されてトナー像となる。こうして形成されたトナー像は、感光体15と転写ローラ17との間にシートが挟み込まれた際にシート側へと転写され、シート上にトナー像が形成されることになる。
トナー像の形成後、シートはさらに搬送経路下流側へと搬送されて加熱ローラ27と加圧ローラ29の間に挟み込まれて加熱及び加圧を受け、これにより、トナー像がシートに定着する。そして、これら加熱ローラ27と加圧ローラ29によって搬送経路下流側へと送り出されたシートは、排紙ローラ31によって画像形成装置1の上面側の排紙トレイ33上に排出されることになる。
[シートカセットの構造]
シートカセット3は、図1及び図2に示すように、回動軸41を中心に上下方向へ回動可能な押圧板43を備えている。この押圧板43は、画像形成装置1本体側に設けられたモータ(図示略)から伝達される動力によって駆動される。
シートカセット3は、図1及び図2に示すように、回動軸41を中心に上下方向へ回動可能な押圧板43を備えている。この押圧板43は、画像形成装置1本体側に設けられたモータ(図示略)から伝達される動力によって駆動される。
より詳しくは、シートカセット3側にはギア機構45が設けられ(図2参照)、シートカセット3が画像形成装置1本体に装着された際には、このギア機構45が、画像形成装置1本体側に設けられたギア機構(図示略)と噛み合う。これにより、画像形成装置1本体側からシートカセット3側への動力伝達経路が構成される。
そして、画像形成装置1において画像形成が行われる際には、ギア機構45を介して押圧板43に動力が伝達され、これにより、押圧板43が上昇する方向へ回動する仕組みになっている。このように押圧板43が上昇することで、シートカセット3に積層された状態で収容されているシートは押圧板43とともに上昇する。
その結果、積層されたシートのうち、最上部にあるシートがピックアップローラ5に当接する状態となり、ピックアップローラ5を回転させた際にはシートがシートカセット3から送出されることになる。
また、シートカセット3には、図2に示すように、左右一対のサイドガイド47L,47Rが取り付けられている。これらサイドガイド47L,47Rは、押圧板43に形成された開口部48L,48Rを通って押圧板43の上方へ突出しており、押圧板43が上下方向に回動する際、その回動をサイドガイド47L,47Rが妨げない形態になっている。
また、サイドガイド47L,47Rは、それぞれがシートカセット3に対して相対的に左右方向へスライド可能となっている。しかも、サイドガイド47Lには、右側に向かって延出するラック49Lが設けられ、サイドガイド47Rには、左側に向かって延出するラック49Rが設けられている。
そして、これらラック49L,49Rが、シートカセット3の左右方向中央に設けられた単一のピニオン51を前後方向から挟み込み、ラック49L,49Rそれぞれがピニオン51と噛み合う構造になっている。
このような構造により、サイドガイド47L,47Rのうち、いずれか一方のサイドガイド(例えばサイドガイド47L)をスライドさせた際には、一方のラック(例えばラック49L)がピニオン51を回転させる。ピニオン51が回転すると、そのピニオン51が他方のラック(例えばラック49R)を一方のラックとは反対方向へスライドさせる。その結果、他方のラックが設けられた他方のサイドガイド(例えばサイドガイド47R)は、ピニオン51を中心位置として、一方のサイドガイドに対して左右対称にスライドすることになる。
なお、押圧板43には、シート幅を示す目盛52が刻設されており、右側のサイドガイド47Rと目盛52の位置関係を参照しつつ、サイドガイド47L,47Rを移動させれば、両者の左右方向内側間の距離を所望のシート幅に調整することができる。
したがって、サイドガイド47L,47R間の距離を所望のシート幅に調整してから、シートをサイドガイド47L,47Rの内側間に積載すれば、積載されたシートをシートカセット3内で左右方向中央に位置決めして、その位置に保持することができる。
さらに、右側にあるサイドガイド47Rには、規制部材53が設けられている。この規制部材53は、サイドガイド47Rが左右方向へ移動する際には、サイドガイド47Rとともに左右方向へ移動する部材である。
[規制部材の詳細]
規制部材53は、図3(a)〜同図(d)に示すように、軸55を中心にしてサイドガイド47Rに対して相対的に回動し、図3(a)及び同図(b)に示す規制位置、及び図3(c)及び同図(d)に示す待避位置へ変位可能となっている。
規制部材53は、図3(a)〜同図(d)に示すように、軸55を中心にしてサイドガイド47Rに対して相対的に回動し、図3(a)及び同図(b)に示す規制位置、及び図3(c)及び同図(d)に示す待避位置へ変位可能となっている。
このような規制部材53において、規制位置へ変位した際に軸55よりも上方となる部分は、軸55のある部分から上方へと延出する上方延出部61と、上方延出部61の上端から左方へと突出する爪部63によって構成されている。
また、この規制部材53において、規制位置へ変位した際に軸55よりも左方となる部分は、軸55のある部分から左方へと延出する左方延出部65と、左方延出部65の左端から前方へと延出する前方延出部67と、前方延出部67の前端から上方へと突出する当接部69によって構成されている。
さらに、規制部材53の軸55付近にはばね71が設けられ、このばね71によって規制部材53は待避位置へと付勢されている。押圧板43が下降した位置にある場合(図3(a)及び同図(b)参照。)、当接部69が押圧板43に当接し、押圧板43側から受ける力で下方へと変位するため、この場合は、ばね71の付勢力に抗して規制部材53は規制位置へと回動する。一方、押圧板43が上昇した位置にある場合(図3(c)及び同図(d)参照。)、押圧板43は当接部69から離間するため、当接部69は押圧板43からの力を受けなくなり、規制部材53はばね71の付勢力を受けて待避位置へと回動する。
シートカセット3が画像形成装置1本体から取り外された場合、押圧板43は下降した状態にあり、規制部材53は規制位置へ変位した状態となる。この状態において、爪部63は、サイドガイド47Rのシート当接面73よりも左方側へ突出する状態にある(図3(a),同図(b),及び図4参照。)。
そのため、シートカセット3に新たなシートを収容する際、シートの右端がシート当接面73に当接する位置にシートを積載すると、爪部63の位置を超えるような位置までシートを積載しようとしても、爪部63が障害物となってシートを適正に積載することができない状態になる。
したがって、利用者は、この規制部材53の爪部63を目安にして、積載されたシートの最上部が爪部63よりも下方に収まるようにシートの枚数を調整することで、シートカセット3に収容されるシートの量を容易に適正化することができる。
一方、シートカセット3が画像形成装置1本体に取り付けられた後、画像形成装置1において画像形成を行う際には、先に説明した画像形成装置1本体から押圧板43へと伝達される駆動力によって押圧板43が上昇し、これに伴って、規制部材53は規制位置から待避位置へ変位する(図3(c)及び同図(d)参照。)。規制部材53が待避位置へ変位すると、左方延出部65の上面がサイドガイド47Rの切欠下端部75(図3(d)及び図4参照。)に当接するため、それ以上の回動は阻止される。
また、待避位置への変位の際、爪部63の左端は、軸55の真上よりも左方となる位置から、軸55のほぼ真上となる位置へと変位することになるため、爪部63は、いくらか上昇を伴って右方へと変位して待避位置に至る。
そのため、押圧板43の上昇に伴って押圧板43上に積載されたシートが上昇する際、爪部63が上昇することなく右方へと変位するようなものと比べると、積層されたシートを爪部63と押圧板43との間に挟み込みにくくなり、よりスムーズに規制部材53を待避位置へ変位させることができる。
また、爪部63は、規制部材53が規制位置へ変位した際にシートの上方においてシート側に向けられる下面63aが、爪部63の突出方向先端側から当該爪部63の基端側に向かって下り勾配の傾斜が付けられた傾斜面になっている。すなわち、爪部63の下面63aは、規制位置にある状態において、法線方向Nが斜め下方に向けられた傾斜面となっている。換言すれば、規制部材53が規制位置にある状態において、爪部63の下面63aは、下面63a右端(=爪部63の基端側)と下面63a左端(=爪部63の突出方向先端側)が同じ高さ位置にはなく、下面63a左端の方が下面63a右端よりも上方にある傾斜面となっている。
爪部63の下面63aを上記のような傾斜面にすると、下面63aのうち、より下端側にある部分ほど、より早期にシート当接面73よりも右方へと引っ込むことになり、下面63aとシートとの当接位置は上昇することになる。そのため、押圧板43が上方へ移動するのに伴ってシートが上昇しても、積層されたシートを爪部63と押圧板43との間に挟み込みにくくなり、よりスムーズに規制部材53を待避位置へ変位させることができる。
つまり、爪部63と軸55との位置関係に起因して爪部63が上昇を伴う変位をし、しかも下面63aが傾斜面とされているので、爪部63はシートから離間する方向へと大きく変位することになり、規制部材53はスムーズに待避位置へと変位するのである。
そして、爪部63が待避位置に至ると、爪部63は、サイドガイド47Rのシート当接面73よりも右方へと引っ込んだ状態になる。したがって、押圧板43とともにシートがさらに上方へと変位する際にも、爪部63がシートの上昇を妨げることはなく、また、上昇したシートがピックアップローラ5によってシートカセット3から送出される際に、その送出を爪部63が妨げることもない。
さらに、本実施形態においては、画像形成装置1本体からシートカセット3が引き出された際に、それに連動してシートカセットのギア機構と画像形成装置1本体側に設けられたギア機構(図示略)との噛み合いが外れ、押圧板43は自重により下降する。ただし、押圧板43は、シートカセット3の引き出しに連動して下降する構成に限らず、例えば、画像形成が完了したタイミングで、ギア機構に駆動されて下降するように構成されていてもよい。
このような押圧板43の下降に伴って、規制部材53は待避位置から規制位置へ変位する。このとき、仮に爪部63の左端が、積層されたシートの端面に当接するようなことがあっても、この爪部63の左端には、爪部63がシート間にくい込むのを阻止するくい込み阻止面63bが形成されているので、爪部63がシート間にくい込んでしまうおそれがない。
すなわち、爪部63を前面側から見た場合に、爪部63の左端が左方に向かって尖った形態となっている場合、そのような爪部63が積層されたシートの端面に当接すると、爪部63がシート間にくい込むおそれがある。この点、上記規制部材53では、シート間に生じ得る隙間よりも十分に高さ方向寸法が大きいくい込み阻止面63bを設けてあるので、爪部63がシート間にくい込むことがない。
[効果]
以上説明した通り、上記画像形成装置1では、規制部材53が規制位置へ変位すると、シートカセット3に収容されるシートが所定枚数以上積層されるのを規制する。したがって、このような規制ができないシート送り装置とは異なり、利用者が規定枚数以上のシートをシートカセットに収容してしまうといった事態を、未然に防ぐことができる。
以上説明した通り、上記画像形成装置1では、規制部材53が規制位置へ変位すると、シートカセット3に収容されるシートが所定枚数以上積層されるのを規制する。したがって、このような規制ができないシート送り装置とは異なり、利用者が規定枚数以上のシートをシートカセットに収容してしまうといった事態を、未然に防ぐことができる。
また、上記画像形成装置1では、規制部材53が待避位置へ待避した場合、規制部材53はピックアップローラ5(本発明でいう送出機構に相当。)によるシートの送出を妨げない状態となる。したがって、この種の規制部材が規制位置相当の箇所に固定配置されているものとも異なり、ピックアップローラ5がシートカセット3からシートを送出する際に規制部材53が邪魔になることがない。
さらに、押圧板43は、ピックアップローラ5側へシートを持ち上げることができる程度の力で作動すればよいので、このような押圧板43に連動して変位する規制部材53であれば、規制部材53に作用する外力が過剰に大きくならないようにすることは容易である。特に、上記画像形成装置1の場合、押圧板43は、画像形成装置1本体側にある動力源から伝達される動力で駆動され、規制部材53は、押圧板43の移動に伴って押圧板43から作用する外力を受けて変位する。したがって、シートカセットの装着に伴って、利用者の手動作業による様々なレベルの外力が作用する可能性のある機構を採用した技術(例えば、上記特許文献1に記載の技術)とは異なり、想定外の過大な外力を受けて規制部材53やその周辺の構成部品を損傷させてしまうおそれがない。
加えて、規制部材53は、既存の押圧板43に連動して変位する構造になっている。したがって、同等な変位を実現するために押圧板43とは異なる専用部材に連動して変位する構造を採用した場合に比べ、そのような専用部材が不要となる分だけ、シート送り装置を構成する上で必要となる部品点数を削減することができる。
また、上記画像形成装置1において、規制部材53は、待避位置から規制位置へ変位する際には、押圧板43から作用する外力を利用し、規制位置から待避位置へ変位する際には、ばね71(本発明でいう付勢部材の一例に相当。)から受ける付勢力を利用する。
したがって、「規制位置及び待避位置のどちらへ移動する場合でも、押圧板から作用する外力を利用する構造」を採用した場合に比べ、ばね71から受ける付勢力を利用して、よりスムーズに規制部材53を変位させることができる。
また、上記画像形成装置1によれば、規制部材53が軸55を中心に回動して規制位置から待避位置へと変位する際には、爪部63が上方への変位を伴って移動するので、爪部が上方への変位を伴うことなく待避位置へと移動するものに比べ、積層されたシートを爪部63と押圧板43との間に挟み込むことなく、スムーズに規制部材53を待避位置へ変位させることができる。
また、上記画像形成装置1によれば、爪部63の下面63aが上述したような傾斜面となっているので、これにより、スムーズに規制部材53を待避位置へ変位させることができる。しかも、爪部63の下面63aが上述したような傾斜面となっていれば、爪部63(下面63aの下端位置)の下方に最大枚数までシートを積層した場合でも、爪部63(下面63aの上端位置)と最上部のシートとの間には空隙が確保されることになり、シートカセットにシートを積層する作業が行いやすいものとなる。
〔2〕第二実施形態
次に、第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態以降の実施形態は、第1実施形態との相違点を中心に詳述し、共通部分に関しては、第1実施形態と同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
次に、第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態以降の実施形態は、第1実施形態との相違点を中心に詳述し、共通部分に関しては、第1実施形態と同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
[規制部材の詳細]
第二実施形態においては、図5(a)〜同図(d)に示すように、規制部材53の回動中心となる軸55の位置が、第一実施形態とは異なっている。具体的には、第一実施形態において、軸55は、上方延出部61の下端に相当する位置に設けてあったが、第二実施形態においては、軸55が、上方延出部61の下端に相当する位置よりも右方に設けてある。
第二実施形態においては、図5(a)〜同図(d)に示すように、規制部材53の回動中心となる軸55の位置が、第一実施形態とは異なっている。具体的には、第一実施形態において、軸55は、上方延出部61の下端に相当する位置に設けてあったが、第二実施形態においては、軸55が、上方延出部61の下端に相当する位置よりも右方に設けてある。
このような位置に設けると、左右方向について、軸55の位置と爪部63の左端位置との距離は、第一実施形態よりも大きくなるので、規制部材53が規制位置から待避位置へと回動する際、爪部63の左端は、第一実施形態に比べ、より大きく上方へ変位しつつ待避位置へと移動することになる。
したがって、このような位置に軸55を設ければ、第一実施形態のもの以上に、シートと爪部63の下面63aとの接触を回避しやすくなり、あるいは、完全には接触を回避できないとしても、シートと爪部63との間で接触圧が上昇するのを抑制することができる。
なお、第二実施形態においては、上記のような構造によって爪部63を大きく上方へ変位させているので、爪部63の下面63aについては、第一実施形態のような傾斜面とせず、水平面としてある。
[効果]
以上説明したような第二実施形態の構成でも、第一実施形態と同様の作用・効果を奏する。また特に、規制部材53が規制位置から待避位置へと回動する際には、爪部63を第一実施形態以上に大きく上方へ変位させることができるので、シートと爪部63の接触をより確実に防止ないし抑制することが可能となる。
以上説明したような第二実施形態の構成でも、第一実施形態と同様の作用・効果を奏する。また特に、規制部材53が規制位置から待避位置へと回動する際には、爪部63を第一実施形態以上に大きく上方へ変位させることができるので、シートと爪部63の接触をより確実に防止ないし抑制することが可能となる。
〔3〕第三実施形態
次に、第三実施形態について説明する。
[規制部材の詳細]
第三実施形態においては、図6(a)〜同図(d)に示すように、規制部材53を待避位置へと変位させる仕組みが、第一実施形態や第二実施形態とは異なる構成になっている。具体的には、第一実施形態では、ばね71の付勢力で規制部材53を待避位置へ変位させており、この点は、第二実施形態も第一実施形態と同様な構成となっているが、第三実施形態では、積層されたシートが押圧板43の上昇に伴って上昇した際に、そのシートが規制部材53に当接して、規制部材53を待避位置へと押し退ける構造を採用している。
次に、第三実施形態について説明する。
[規制部材の詳細]
第三実施形態においては、図6(a)〜同図(d)に示すように、規制部材53を待避位置へと変位させる仕組みが、第一実施形態や第二実施形態とは異なる構成になっている。具体的には、第一実施形態では、ばね71の付勢力で規制部材53を待避位置へ変位させており、この点は、第二実施形態も第一実施形態と同様な構成となっているが、第三実施形態では、積層されたシートが押圧板43の上昇に伴って上昇した際に、そのシートが規制部材53に当接して、規制部材53を待避位置へと押し退ける構造を採用している。
このような構造を実現するため、第三実施形態では、爪部63の下面63aの傾斜を、第一実施形態以上に水平に対して大きく傾けた角度にすることで、上昇するシートが下面63aに当接した際、シートが下面63aに沿ってスムーズに摺動しつつ、規制部材53を右方へと倒せるようにしてある。
[効果]
以上説明したような第三実施形態の構成でも、第一実施形態や第二実施形態と同様の作用・効果を奏する。また、第三実施形態の場合、ばね71が不要となるので、部品点数の削減を図ることができる。
以上説明したような第三実施形態の構成でも、第一実施形態や第二実施形態と同様の作用・効果を奏する。また、第三実施形態の場合、ばね71が不要となるので、部品点数の削減を図ることができる。
〔4〕その他の実施形態
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。
例えば、上記第一実施形態及び第二実施形態では、規制部材53が規制位置へ変位した際にばね71が圧縮変形を受け、その弾性力で規制部材53が待避位置へと付勢される構成になっていたが、圧縮変形されるばねに代えて、伸長変形されるばねを採用してもよい。
また、上記第一実施形態及び第二実施形態では、規制部材53が規制位置へ変位した際にばね71が圧縮変形を受け、その弾性力で規制部材53が待避位置へと付勢される構成になっていたが、規制部材53がばねの弾性力で規制位置へと付勢されていて、押圧板43の上昇に伴ってばねの付勢力に抗して規制部材53を待避位置へと変位させるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では特に言及しなかったが、ばね71は、金属製のばねであっても樹脂ばねであってもよく、また、板ばね、捻りばね、コイルばねなど、どのような形態のばねであってもよい。また、上記実施形態では、規制部材53とは別部材となっているばね71を組み込んでいたが、規制部材53と一体的に形成されたばねを採用してもよく、例えば、規制部材53とばねを樹脂材料の一体成形品で構成してもよい。
また、上記実施形態では、左右一対のサイドガイド47L,47Rのうち、右側のサイドガイド47Rに規制部材53を設ける例を説明したが、左側のサイドガイド47Lに規制部材53を設けてもよいし、両側のサイドガイド47L,47Rの双方それぞれに規制部材53を設けてもよい。
1・・・画像形成装置、3・・・シートカセット、5・・・ピックアップローラ、7・・・分離ローラ、9・・・分離パッド、11・・・レジストローラ、13・・・プロセスカートリッジ、15・・・感光体、17・・・転写ローラ、19・・・レーザースキャナ、21・・・帯電器、23・・・供給ローラ、25・・・現像ローラ、27・・・加熱ローラ、29・・・加圧ローラ、31・・・排紙ローラ、33・・・排紙トレイ、41・・・回動軸、43・・・押圧板、45・・・ギア機構、47L,47R・・・サイドガイド、48L,48R・・・開口部、49L,49R・・・ラック、51・・・ピニオン、52・・・目盛、53・・・規制部材、55・・・軸、61・・・上方延出部、63・・・爪部、63a・・・下面、63b・・・くい込み阻止面、65・・・左方延出部、67・・・前方延出部、69・・・当接部、71・・・ばね、73・・・シート当接面、75・・・切欠下端部。
Claims (8)
- 装置本体と、
前記装置本体に対し着脱可能で、複数のシートを積層した状態で収容可能なシートカセットと、
前記シートカセットに設けられ、上下方向へ移動可能で、上方への移動に伴って前記シートカセットに収容された前記シートを上昇させる押圧板と、
前記装置本体に設けられ、前記押圧板の移動に伴って前記シートが上昇した際に、最上部にある前記シートに当接する状態となって、当該シートを前記シートカセットから送出可能となる送出機構と、
前記シートカセットに設けられ、前記押圧板が移動する際に連動して変位する構造で、前記押圧板が下方へ移動した際には、少なくとも一部が前記シートカセットに収容された前記シートの上方の位置に来る規制位置へと変位して、前記シートカセットに収容される前記シートが規定枚数以上積層されるのを規制する一方、前記押圧板が上方へ移動した際には、前記シートカセットに収容された前記シートの上方から外れた位置となる待避位置へと変位して、前記送出機構による前記シートの送出を妨げない状態となる規制部材と、
を備えることを特徴とするシート送り装置。 - 前記押圧板は、前記シートカセットが前記装置本体へ装着された状態において、前記装置本体側にある動力源から前記シートカセット側へと伝達される動力によって駆動されて上下方向へ移動し、
前記規制部材は、前記押圧板の移動に伴って前記押圧板又は前記押圧板とともに移動する部材のいずれかから作用する外力を受けて変位する
ことを特徴とする請求項1に記載のシート送り装置。 - 前記規制部材は、
一端が、前記規制位置へ変位した際に前記シートの上方の位置に来る一方、前記待避位置へ変位した際に前記シートの上方から外れた位置へ変位する爪部となっており、
他端が、前記押圧板に当接する当接部となっており、
前記爪部と前記当接部との間となる位置にある軸を中心に回動可能な構造になっている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート送り装置。 - 前記規制位置及び前記待避位置のうち、いずれか一方の位置から他方の位置へ前記規制部材を付勢する付勢部材
を備え、
前記規制部材は、前記押圧板の移動に伴って前記押圧板又は前記押圧板とともに移動する部材のいずれかから外力が作用する場合に、前記付勢部材から受ける付勢力に抗して、前記他方の位置から前記一方の位置へ変位する一方、前記外力が作用しない場合に、前記付勢部材から受ける付勢力により、前記一方の位置から前記他方の位置へ変位する
ことを特徴とする請求項3に記載のシート送り装置。 - 前記軸は、前記規制部材が前記規制位置から前記待避位置へと変位する際に、前記爪部が上方への変位を伴って移動する位置に設けられている
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のシート送り装置。 - 前記爪部は、前記規制位置へ変位した際に前記シートの上方において前記シート側に向けられる面が、前記爪部の突出方向先端側から当該爪部の基端側に向かって下り勾配の傾斜が付けられた傾斜面になっている
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のシート送り装置。 - 前記爪部の突出方向先端部分は、積層された前記シートの端面に前記先端部分を当接させた際に、前記爪部が前記シート間にくい込むのを阻止するくい込み阻止面が形成された形状となっている
ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のシート送り装置。 - 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のシート送り装置と、
前記シート送り装置から送出されたシートに画像を形成する画像形成手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。
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