JP5979905B2 - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成部にシートを供給するシート給送装置及びシート給送装置を備える画像形成装置に関する。
従来、プリンタ、複写機等の画像形成装置には、複数枚のシートを収納するシート収納部である給紙カセットと、給紙カセットに収納されたシートを1枚ずつ分離して給送する給送部とを備えたシート給送装置が設けられている。このシート給送装置の給送部の一例として、シートを給送する給送ローラと、給送ローラと当接してシートを分離する分離ローラを備えたものがある。また、給紙カセットとしては、シートを積載したシート積載板を上下方向に移動可能に設け、このシート積載板をばねによって付勢してシートを給送ローラに圧接させることにより給送力を発生させるようにしたものがある。この構成では、シートの給送と分離を1つの給送ローラで行うようにしている。
そして、このようなシート給送装置において、シートを給送する場合には、給送ローラをシート積載板上に積載された最上位シートに圧接させた状態で回転させることにより、最上位シートを送り出す。この後、送り出された最上位シートを給送ローラ及び給送ローラに圧接する分離ローラにより形成される分離ニップを通過させることにより、シートを1枚ずつ分離する。なお、このように1枚ずつ分離されたシートは、画像形成部へ向かう搬送路へ送り出される(特許文献1参照)。
特開2009−7086号公報
ところで、このようなシートの給送と分離を1つの給送ローラで行う従来のシート給送装置において、給送ローラにより送り出されるシートはシート先端が分離ローラ等の分離部材に突き当たった後、屈曲しながら搬送される。このとき、シートには搬送方向と逆方向に抵抗力を加えられる。
このため、シートを搬送する場合、シートに対し、シートの先端突き当たりと屈曲により発生する抵抗力以上の搬送力を加える必要があるが、この抵抗力は搬送するシートの種類によって異なる。一般的に、坪量の大きいシートは剛度が高く大きな抵抗力を受けるため、坪量の小さいシートに比べて大きな搬送力を加える必要がある。したがって、坪量が大きいシートを送り出す場合に、シートに対して大きな搬送力を加えるためには、シートとローラの当接力を大きくする必要がある。
しかし、このようにシートとローラの当接力を大きく設定すると、坪量が小さいシート、すなわち抵抗力の小さいシートを搬送する際には複数枚のシートを一度に給送する重送が発生しやすくなる。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、坪量が異なるシートを安定して給送することのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シート給送装置において、シートを積載する昇降可能なシート積載板を有するシート収納部と、前記シート積載板の上方に昇降可能に設けられ、前記シート積載板に積載されたシートを給送する給送ローラと、前記給送ローラを付勢し、シート積載板上に積載されているシートに圧接させるばねと、前記給送ローラの下方に昇降可能に設けられ、前記給送ローラに圧接して前記給送ローラにより送り出されたシートを分離する分離部材と、前記分離部材を前記給送ローラに圧接させ、前記給送ローラが下降する際には前記給送ローラと一体的に下降させるよう前記分離部材を付勢するばねと、前記シート積載板を昇降させる昇降機構と、シートの坪量情報を入力する入力部と、前記シート積載板を上昇させる際、前記入力部からの坪量情報に基づき、前記シート積載板を、シートの坪量が大きほど前記給送ローラがシートと圧接する圧接力が大きくなる位置で停止させるよう前記昇降機構を制御する制御部と、を備え、前記給送ローラを付勢するばねのばね定数をK 、前記分離部材を付勢するばねのばね定数をK 、前記給送ローラ及び前記分離部材の昇降方向に対する当接角度をθとしたとき、前記シート積載板の停止位置が高くなるほど前記給送ローラがシートと圧接する圧接力が大きくなるよう、
−K (1−cosθ)/cosθ≧0
となる式を満たすように前記K 、前記K 及び前記θが設定されている場合、前記制御部は、坪量の大きいシートを積載した場合の前記シート積載板の停止位置の方が、坪量の小さいシートを積載した場合の前記シート積載板の停止位置に比べて高くなるように前記昇降機構を制御することを特徴とするものである。
本発明のように、シート積載板を上昇させる際、坪量情報に基づき、シート積載板を、シートの坪量が大きくなるほど給送ローラがシートと圧接する圧接力が大きくなる位置で停止させることにより、坪量が異なるシートを安定して給送することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるフルカラーレーザービームプリンタの概略構成を示す図。 上記シート給送装置の構成を説明する図。 上記シート給送装置に設けられた給送ローラ位置検知センサを説明する図。 上記シート給送装置の制御ブロック図。 上記シート給送装置のシート給送動作制御を説明するフローチャート。 上記シート給送装置のリフトアップ完了時の違いを示す図。 上記シート給送装置における、給送ローラとシート間の総圧接力とシート最上面高さの関係を示した図。 上記シート給送装置のシート給送動作開始前のリフトアップ動作を説明するフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係るシート給送装置の構成を説明する図。 上記シート給送装置に設けられた給送ローラ位置検知センサを説明する図。
以下、図面を用いて本発明のシート給送装置の一例について詳細に説明する。まず、本発明のシート給送装置を備えた画像形成装置の全体構成を概略説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるフルカラーレーザービームプリンタの概略構成を示す図である。
図1において、1はフルカラーレーザービームプリンタ(以下、プリンタという)、1Aは画像形成装置本体であるプリンタ本体、1Bはシートに画像を形成する画像形成部、20は定着部である。2はプリンタ本体1Aの上方に略水平に設置された上部装置である画像読取装置であり、この画像読取装置2とプリンタ本体1Aとの間に、シート排出用の排出空間Gが形成されている。なお、30はプリンタ本体1Aの下部に設けられたシート給送装置、15はトナーカートリッジである。
画像読取装置2によって読み取られた画像情報又は不図示のパソコン等の外部機器から入力された画像情報は画像処理された後、電気信号に変換されて画像形成部1Bのレーザスキャナ10に伝送される。そして、画像形成部1Bでは、各プロセスカートリッジ11の感光体ドラム12の表面をレーザスキャナ10から射出されたイエロー、マゼンタ、シアン及びブラック成分色の画像情報に対応するレーザ光により走査する。これにより、帯電器13によって表面が所定の極性・電位に一様に帯電されている感光体ドラム12の表面が順次露光され、各プロセスカートリッジ11の感光体ドラム上に、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの静電潜像が順次形成される。
この後、この静電潜像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色トナーにより現像して可視化すると共に、1次転写ローラ19に印加した1次転写バイアスにより、各感光体ドラム上の各色トナー像を中間転写ベルト16に順次重ね合わせて転写する。これにより、中間転写ベルト16上にトナー画像が形成される。
一方、シート給送装置30から送り出されたシートSは、レジストレーションローラ対40を通過し、駆動ローラ16aと2次転写ローラ17とにより構成される2次転写部へ送られる。そして、2次転写部では画像形成部1Bで形成されたトナー像がシートS上に一括して転写される。次に、このようにトナー像が転写されたシートSは、定着部20に搬送され、定着部20において熱及び圧力を受けてシートSにカラーの画像として定着される。この後、画像が定着されたシートSは、排紙ローラ対25aによって排出空間Gに排出され、排出空間Gの底面に突出された積載部23に積載される。
なお、シートSの両面に画像を形成する際は、定着部20を通過した後、シートSは不図示の切換部材の切換により、反転ローラ22に搬送される。そして、この反転ローラ22によるスイッチバックにより、シートSは再搬送部1Dの再搬送通路Rを経てレジストレーションローラ対40に搬送される。この後、シートSは片面に対する画像形成と同じ処理を施されることにより、両面に画像が形成され、排紙ローラ対25aによって排出空間Gに排出される。
図2は、シート給送装置30の構成を示す図である。シート給送装置30は、シートSが積載される中板50を有し、シート給送装置本体を兼ねるプリンタ本体1Aに着脱自在に装着されるシート収納部である給紙カセット51を備えている。中板50は、回動支点52を中心に昇降可能、言い換えれば回動支点52を中心に先端側が上下方向に回動可能に給紙カセット51の枠体に取り付けられている。また、シート給送装置30は、シート積載板である中板50の上方に設けられ、中板上(シート積載板上)のシートSのシート給送方向下流側に当接してシートSを給送する上下方向に移動可能な給送ローラ56を備えている。
なお、図2において、61は給送ローラ56の下方に設けられると共に、給送ローラ56に接離可能に圧接して分離ニップBを形成し、給送ローラ56により送り出されたシートを分離する分離部材である分離ローラである。そして、この分離ローラ61と給送ローラ56とにより、シートを1枚に分離給送する分離部が構成される。
ここで、中板50は、後述する図4に示すリフタモータ73により軸54を支点として回動するリフタレバー55を備えた昇降機構55Aにより、軸54を支点として上下方向に回動するリフタアーム53により底面を支持されて上下方向に回動する。なお、シートを給送する際にはリフタアーム53を上方回動させて中板50を上昇させ、また給紙カセット51が引き出される際には、給紙カセット51の引き出し動作に連動して中板50をリフタアーム53と一体に自重又はシートの荷重により下降させる。さらに、シートSが給送されて最上位シートS1の高さが低くなると、リフタモータ73が駆動され、最上位シートS1の高さが、給送ローラ56に所定の大きさの当接圧で当接する給送可能高さになるように中板50を上昇させる。
給送ローラ56は、給送ローラ軸56aを介して給送ローラ軸受け57により回転自在に支持されている。ここで、この給送ローラ軸受け57は、上下方向に沿って配置された不図示のガイドにより上下にスライド可能に支持されると共に、給送ローラ加圧バネ58によって略下向きに付勢されている。つまり、本実施の形態において、給送ローラ56は、給送ローラ軸受け57を介して、給送ローラ加圧バネ58により、略下向きに加圧された状態で上下に直線的にスライド可能に支持されている。これにより、後述するようにシートが順次給送されると、給送ローラ56は、シートのシート給送方向下流側に当接しながら、給送ローラ加圧バネ58により付勢された給送ローラ軸受け57と一体に徐々に下降する。
分離ローラ61は、不図示の分離ガイドにより上下方向にプリンタ本体1Aに対して直線的にスライド可能に保持されると共に、分離ローラ加圧バネ62により給送ローラ56に圧接して給送ローラ56との間に分離ニップBを形成している。ここで、分離ローラ61は、不図示のトルクリミッタを内蔵している。このため、分離ローラ61は、給送ローラ56が回転すると従動回転し、またシートSが分離ニップBまで一枚だけ送り出されたときはそのまま従動回転するが、シートSが二枚以上送り出された場合には、トルクリミッタの作用により従動回転を停止する。そして、このように分離ローラ61が停止することにより、給送ローラ56に摺接しているシートのみが送り出され、それ以外のシートは分離ローラ61により分離ニップBで停止される。
なお、ローラ付勢部材である給送ローラ加圧バネ58の弾性力は分離付勢部材である分離ローラ加圧バネ62の弾性力よりも大きく設定されている。これにより、後述するようにシートが順次給送され、最上位シートS1の位置が低くなると、給送ローラ56は、分離ローラ61を一体的に押し下げながら下降する。
ところで、給送ローラ軸受け57にはセンサフラグである突起部57aが設けられており、プリンタ本体1Aには、図3に示すように、突起部57aを検知するセンサ部である下部及び上部給送ローラ位置検知センサ59a,59bが設けられている。なお、本実施の形態において、この下部及び上部給送ローラ位置検知センサ59a,59bと突起部57aとにより、中板50に積載された最上位シートの高さを検知する紙面検知部が構成される。
ここで、給送ローラ56が給送ローラ軸受け57と共に所定量下降すると、この突起部57aを下部及び上部給送ローラ位置検知センサ59a,59bが検知する。そして、この下部及び上部給送ローラ位置検知センサ59a,59bの検知信号は、図4に示すように、シート給送装置30のシート給送動作を制御する制御部70に入力される。なお、この制御部70には、下部及び上部給送ローラ位置検知センサ59a,59b、既述したリフタモータ73の他、給送ローラ56を駆動させる給送モータ72、シートの坪量等を入力するパソコンや画像形成部のモニタ等の入力部74が接続されている。また、制御部70には、不図示の外部PCから給紙動作を開始させる給紙信号71が入力される。
そして、制御部70は、給紙信号71及び中板50に積載された最上位シートの高さを検知する下部及び上部給送ローラ位置検知センサ59a,59bからの信号に基づいて各モータのON/OFFを制御する。例えば、下部及び上部給送ローラ位置検知センサ59a,59bから検知信号が入力されると、制御部70は所定時間リフタモータ73を駆動する。これにより、中板50が上昇し、このように中板50が上昇することにより給送ローラ56にシートSが圧接する。この後、さらに中板50が上昇すると、給送ローラ56は給送ローラ加圧バネ58に抗して上昇し、これによりシートSに対して給送可能な加圧力が加えられる。
次に、このように構成されたシート給送装置30の、給紙カセット51をプリンタ本体1Aへ挿入した後のシート給送動作制御について図5に示すフローチャートを用いて説明する。
給送動作が開始されると、制御部70は、まずリフタモータ73を所定時間駆動し、この後、給送ローラ位置検知センサ59(59a,59b)がONとなっているかを判断する(S10)。即ち、給紙カセット51を挿入した後、中板50が所定量上昇し、これに伴い給送ローラ56が中板上のシートと当接して給送可能位置に移動しているかを判断する。ここで、給送ローラ位置検知センサ59がONである場合(S10のY)、給送モータ72をONする(S11)。この給送モータ72の駆動力は給送ローラ56に伝達され、給送ローラ56は図2に示す矢印60の方向に回転する。そして、この給送ローラ56の回転により、シートSは給送ローラ56と分離ローラ61で形成される分離ニップに搬送される。
このとき、分離ローラ61は給送ローラ56の回転力により従動回転している。そして、シートSが分離ニップに1枚だけ送り出されたとき、分離ローラ61は従動回転するが、2枚以上送り出された場合には、トルクリミッタの作用により分離ローラ61は回転を停止し、これによりシートは分離ニップで1枚ずつ分離される。
次に、このように1枚ずつ分離されたシートは画像形成部に向けて搬送され、シート1枚の給送が完了する(S12)。この後、給送モータ72が停止する(S13)。次に、ジョブが終了したかを確認し(S14)、ジョブが終了しない場合(S14のN)、すなわち次のシートを給送する場合には、S10へと戻る。また、ジョブが終了した場合には(S14のY)、給送動作を終了する。
一方、給送ローラ位置検知センサ59がONでない場合には(S10のN)、制御部70は、最上位のシートの位置が低いと判断し、リフタモータ73の駆動を開始(ON)する(S15)。そして、このリフタモータ73の駆動力は、リフタレバー55を介してリフタアーム53に伝達されてリフタアーム53が上方回動し、これに伴い中板50が上方回動する。
なお、中板50が上方回動を始めたとき、例えば給送ローラ56にシートSが当接していない場合、給送ローラ56は、既述したように給送ローラ加圧バネ58により略下向きに加圧されているので、図2に示すようにスライド可動領域の最下点に位置している。これにより、中板50が上方回動すると、給送ローラ56にシートが当接し、この後、給送ローラ56は、給送ローラ加圧バネ58の加圧力に抗して持ち上げられる。
次に、給送ローラ56が持ち上げられると、やがて給送ローラ位置検知センサ59が突起部57aを検知してONとなる(S16のY)。そして、このように給送ローラ位置検知センサ59がONになり、所定時間が経過すると、制御部70は、リフタモータ73の駆動を停止(OFF)する(S17)。これにより、給送ローラ56を給送可能位置に移動させる初期のリフトアップが完了する。なお、このように初期のリフトアップが完了したとき、給送ローラ加圧バネ58により、給送ローラ56はシートSに対し給送可能な加圧力が加えられている。そして、以後、給送モータ72をONとし(S11)、以下、既述したS12〜S14の処理を繰り返す。
以上のように制御することにより、最上位シートS1の上面位置は略一定の高さに保たれるようになり、給送ローラ加圧ばね58及び分離ローラ加圧ばね62の加圧力は略一定となる。これにより、給送ローラ56はシートSの積載量が変化しても、初期のリフトアップ時に設定されたのと略同等の搬送力を最上位シートに加え続けることが出来る。
ところで、シートが分離ニップBを通過する際、シートは、まず先端が分離ニップBに突き当たり、この後、屈曲しながら分離ニップBを通過する。そして、この際、シートには、先端突き当たりと、屈曲により抵抗力が発生するため、シートを給送するための給送力は、この抵抗力以上の大きさが必要となる。
ここで、この抵抗力の大きさは搬送するシートの種類(坪量)によって異なる。一般的に、坪量の大きいシートは剛度が高く大きな抵抗力を受けるため、坪量の小さいシートに比べて大きな給送力を加える必要がある。このため、坪量が大きいシートを送り出す場合には、シートSと給送ローラ56の当接力を大きくする必要がある。
そこで、本実施の形態においては、既述した図3に示すように、高さが異なる位置に設けられた下部及び上部給送ローラ位置検知センサ59a,59bを坪量に応じて選択するようにしている。そして、選択した給送ローラ位置検知センサ59を用いてリフタモータ73の停止を制御することにより、シートSと給送ローラ56の当接力を変更するようにしている。
次に、使用する給送ローラ位置検知センサ59を選択する基準及びその方法について説明する。本実施の形態に係るシート給送装置において、図6に示す給送圧(A点の圧接力)をP、分離圧(B点の圧接力)をNとすると、P、Nはそれぞれ以下の式で表わされる。
P=FSD―FSC+W+W・・・・・(1)
N=(FSC−W+Fsinθ)/cosθ
=(rFSC−rW+Tsinθ)/rcosθ・・・・・(2)
なお、上記(1)及び(2)において、FSDは給送ローラ加圧ばね58の加圧力、FSCは分離ローラ加圧ばね62の加圧力、Wは給送ローラ重量、Wは分離ローラ重量、Fはトルクリミッタが分離ローラ円周上で発揮するせき止め力である。また、rは分離ローラ半径、Tはトルクリミッタのトルク値、θは図6の(a)に示すように、給送ローラ56及び分離ローラ61の移動可能方向(昇降方向)に対する当接角度である。
そして、A点及びB点で給送ローラがシートSに加える搬送力Fは以下の式(3)で表わされる。なお、式(3)において、μは給送ローラ56とシート間の摩擦係数である。
=μ(P+N)・・・・・(3)
この式(3)から、給送ローラ56のシートに対する総圧接力(P+N)が大きいほどシートには大きな搬送力が加えられることがわかる。ここで、シート上面の位置が鉛直上方向にyだけ変化し、突起部57aを、図6の(a)に示す下部給送ローラ位置検知センサ59aが検知する状態から、図6の(b)に示す上部給送ローラ位置検知センサ59bが検知する状態となった場合について考える。このときの給送ローラ加圧ばね58の加圧力(FSD’)と分離ローラ加圧ばね62の加圧力(FSC’)は以下の式で表わされる。なお、式(4)及び(5)において、Kは給送ローラ加圧ばね58のばね定数、Kは分離ローラ加圧ばね62のばね定数である。
SD’=FSD+Ky・・・・・(4)
SC’=FSC−Ky・・・・・(5)
ここで、給送ローラ56、分離ローラ61ともにばねで付勢されているために、シート最上面の高さ、すなわち給送ローラ56及び分離ローラ61の高さが変わると、給送ローラ加圧ばね58及び分離ローラ加圧ばね62の縮み量が変化する。この結果、シートに加えられる総圧接力が変化する。そして、この式(4)、(5)を式(1)、(2)、(3)に代入して得られる、この場合におけるシートに加えられる総圧接力の変化量(ΔP+ΔN)は以下の式で表わされる。
ΔP+ΔN=y(K−K(1−cosθ)/cosθ)・・・・(6)
これにより、K、K、θを以下の式(7)を満たすように設定した場合、y、すなわちリフトアップ停止位置が高くなるほど、シートに加える総圧接力は大きくなる。したがって、K、K、θを以下の式(7)を満たすように設定した場合、シートに加える総圧接力を大きくするには、リフトアップ停止位置を高く設定すれば良い。
−K(1−cosθ)/cosθ ≧ 0・・・・・(7)
逆に、K、K、θを以下の式(8)を満たすように設定した場合、リフトアップ停止位置が低いほどシートに加える総圧接力は大きくなる。したがって、K、K、θを以下の式(8)を満たすように設定した場合、シートに加える総圧接力を大きくするには、リフトアップ停止位置を低く設定すれば良く、このためには上部給送ローラ位置検知センサ59bの位置を低くすれば良い。
−K(1−cosθ)/cosθ < 0・・・・・(8)
図7は上記式(7)を満たす構成の場合の、シートが給送ローラ56から加えられる総圧接力と、リフトアップ停止時のシート最上面高さの関係を示したグラフである。一般的に、給送ローラのシートに対する総圧接力が大きくなるほど、複数枚のシートをいっぺんに送り出してしまう重送が発生しやすくなる。逆に総圧接力が小さくなるほど、シートを搬送することが不可能となる不送りが発生しやすくなる。そのため、確実に1枚ずつのシートを給送搬送するための適正な総圧接力の範囲が存在する。
しかし、図7に示すように、重送や不送りを発生させずに安定してシートを給送するために加えるべき総圧接力は、シートの坪量により異なる。ここで、本実施の形態では、坪量50〜180g/mmのシートを安定して給送するためにはシート給送装置30の総圧接力を6.9N程度とするのが良く、坪量180〜250g/mmのシートを安定して給送するためには8.8N程度とするのが良い。
さらに、図7において、安定給送可能領域と記載している、安定してシートを給送できる総圧接力の領域は、シートの坪量180g/mm未満の場合、シートの坪量180g/mm以上の場合ともに2.0N〜2.5N程度の幅である。したがって、給送ローラ56がシートに加える総圧接力が坪量にかかわらず一定の構成で、坪量50〜250g/mmまでのシートに対応するためには、総圧接力を非常に狭い範囲に収めなければならない。これは、ローラの摩耗や部品の誤差等を考えると非常に困難と言える。
そこで、本実施の形態においては、シートSの坪量に応じてリフタモータ73停止時の紙面位置を選択するよう既述したように下部及び上部給送ローラ位置検知センサ59a,59bを設けている。次に、シートの坪量に応じて給送ローラ56とシートの総圧接力を変えるよう、リフタモータ73の駆動を制御する方法について説明する。
まず、K、K、θを既述した式(7)を満たすように設定した場合のリフタモータ73の駆動を制御する方法について説明する。なお、積載しているシートの坪量情報はシート給送動作開始以前に、入力部74を通してユーザにより入力される。
この場合、坪量が、例えば180g/mm未満であるシートを積載しているときは、図6の(a)に示すように、下部給送ローラ位置検知センサ59aにより、給送ローラ軸受けの突起部57aを検知してからリフタモータ73を停止する。また、坪量180g/mm以上のシートを積載しているときは、既述したようにシートに加える総圧接力を大きくしなければならないので、リフトアップ停止位置を高く設定する必要がある。したがって、この場合は、図6の(b)に示すように、上部給送ローラ位置検知センサ59bで給送ローラ軸受けの突起部57aを検知してからリフタモータ73を停止する。
次に、K、K、θを既述した式(8)を満たすように設定した場合のリフタモータ73の駆動を制御する方法について説明する。この場合、坪量が、例えば180g/mm未満であるシートを積載しているときは、図6の(b)に示すように、上部給送ローラ位置検知センサ59bにより、給送ローラ軸受けの突起部57aを検知してからリフタモータ73を停止する。また、坪量180g/mm以上のシートを積載している場合には、既述したようにシートに加える総圧接力を大きくしなければならないので、リフトアップ停止位置を低く設定する必要がある。したがって、この場合は、図6の(a)に示すように、下部給送ローラ位置検知センサ59aで給送ローラ軸受けの突起部57aを検知してからリフタモータ73を停止する。
以上のように制御することにより、積載されたシートの坪量に応じてシート最上面の位置、すなわち中板50の停止位置を変更することができ、給送ローラ56とシート間の総圧接力を安定給送に適した値にすることができる。
なお、下部及び上部給送ローラ位置検知センサ59a,59bの高さ方向の相対位置は、式(6)に、構成により決まるパラメータ(K、K、θ)と所望の総圧接力の変化量(ΔP+ΔN)を代入することによって求められるyの値から得られる。なお、本実施の形態では、変化量(ΔP+ΔN)は2.0Nである。
次に、K、K、θを既述した式(7)を満たすように設定した場合におけるシート給送動作開始前のリフトアップ動作について図8に示すフローチャートを用いて説明する。リフトアップがスタートすると、制御部70は、まずリフタモータ73を回転させ(S20)、中板50を上昇させる。これにより、中板50上のシートSは中板50と共に上昇して給送ローラ56に当接し、この後、給送ローラ加圧ばね58の加圧力に抗して給送ローラ56を持ち上げる。
次に、制御部70は、積載シートの坪量が180g/mm未満かを判断する(S21)。ここで、積載シートの坪量が180g/mm未満の場合には(S21のY)、下部給送ローラ位置検知センサ59aが給送ローラ軸受け57の突起部57aを検知してONとなるのを待つ。そして、下部給送ローラ位置検知センサ59aがONとなると(S22のY)、所定時間経過後にリフタモータ73の駆動を停止(OFF)し(S23)、リフトアップ動作を終了する。
また、積載シートの坪量が180g/mm以上の場合には(S21のN)、上部給送ローラ位置検知センサ59bが給送ローラ軸受け57の突起部57aを検知してONとなるのを待つ。そして、上部給送ローラ位置検知センサ59bがONとなると(S24のY)、所定時間経過後にリフタモータ73の駆動を停止(OFF)し(S23)、リフトアップ動作を終了する。
なお、K、K、θを既述した式(8)を満たすように設定した場合は、積載シートの坪量が180g/mm未満の場合には(S21のY)、上部給送ローラ位置検知センサ59bが給送ローラ軸受け57の突起部57aを検知してONとなるのを待つ。そして、上部給送ローラ位置検知センサ59bがONとなると、所定時間経過後にリフタモータ73の駆動を停止し、リフトアップ動作を終了する。
また、積載シートの坪量が180g/mm以上の場合には(S21のN)、下部給送ローラ位置検知センサ59aが給送ローラ軸受け57の突起部57aを検知してONとなるのを待つ。そして、下部給送ローラ位置検知センサ59aがONとなると、所定時間経過後にリフタモータ73の駆動を停止(OFF)し、リフトアップ動作を終了する。
以上説明したように、本実施の形態においては、高さ位置の異なる下部及び上部給送ローラ位置検知センサ59a,59bを設け、中板50上に積載されたシートSの坪量に応じて使用する給送ローラ位置検知センサ59を選択するようにしている。これにより、坪量の大きいシートには坪量の小さいシートに比べて大きい搬送力を加え、幅広い坪量のシートを安定して搬送することができる。
つまり、中板50を上昇させる際、坪量情報に基づき、中板50を、シートの坪量が大きくなるほど給送ローラ56がシートと圧接する圧接力が大きくなる位置で停止させることにより、シートの坪量に応じてシートに加える搬送力を変化させることができる。これにより、坪量が異なるシートを安定して給送することができる。
ところで、これまでは2つ(複数)の給送ローラ位置検知センサを用いて、リフタモータ73停止時の紙面位置を制御する場合について説明したが、本発明は、これに限らない。例えば、給送ローラ軸受け57に2つの突起部を設け、この突起部を1つの給送ローラ位置検知センサにより検知するようにしても良い。
次に、このような給送ローラ軸受け57に2つの突起部を設け、この突起部を1つの給送ローラ位置検知センサにより検知するようにした本発明の第2の実施の形態について説明する。図9は、本実施の形態に係るシート給送装置の構成を説明する図である。なお、図9において、既述した図2と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図9において、57bは給送ローラ軸受け57の上部に設けられた上部突起部であり、57cは給送ローラ軸受け57の下部に設けられた下部突起部である。そして、本実施の形態においては、この上部及び下部突起部57b,57cを、1つの給送ローラ位置検知センサ59Aにより検知するようにしている。
ここで、給送ローラ56及び分離ローラ61の移動可能方向に対する角度、給送ローラ加圧ばね58のばね定数、分離ローラ加圧ばね62のばね定数が既述した(7)の関係となるように設定した場合について述べる。この場合、坪量が、例えば180g/mm未満であるシートを積載しているときは、図10の(a)に示すように、給送ローラ位置検知センサ59Aが給送ローラ軸受け57の上部突起部57bを検知してからリフタモータ73を停止する。
一方、坪量180g/mm以上のシートを積載しているときは、既述したようにシートに加える総圧接力を大きくしなければならないので、リフトアップ停止位置を高く設定する必要がある。このため、給送ローラ位置検知センサ59Aが上部突起部57bを検知した後、図10の(b)に示すように、下部突起部57cを検知してからリフタモータ73を停止する。つまり、坪量180g/mm以上のシートを積載している場合には、リフトアップ停止位置を高くするため、給送ローラ位置検知センサ59Aが突起部を2度検知してからリフタモータ73を停止する。
次に、給送ローラ56及び分離ローラ61の移動可能方向に対する角度、給送ローラ加圧ばね58のばね定数、分離ローラ加圧ばね62のばね定数が既述した(8)の関係となるように設定した場合について述べる。この場合、坪量180未満のシートが積載されているときは、図10の(a)に示すように給送ローラ位置検知センサ59Aが上部突起部57bを検知した後、図10の(b)に示すように、下部突起部57cを検知してからリフタモータ73を停止する。
一方、坪量180g/mm以上のシートが積載されているときは、既述したようにシートに加える総圧接力を大きくしなければならないので、リフトアップ停止位置を高く設定する必要がある。このため、図10の(a)に示すように給送ローラ位置検知センサ59Aが給送ローラ軸受け57の上部突起部57bを検知してからリフタモータ73を停止する。つまり、坪量180g/mm以上のシートが積載されている場合には、給送ローラ位置検知センサ59Aが突起部を1度検知してからリフタモータ73を停止する。
以上の説明したように、本実施の形態においては、1つの給送ローラ位置検知センサ59Aにより、リフタモータ73停止時の紙面位置を制御することができる。これにより、センサを複数設けることなく、わずかな形状変更のみで既述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることが出来る。
ところで、これまで説明した第1及び第2の実施の形態においては、給送ローラ位置検知センサとしてON、OFF信号を発生するセンサを用いたが、本発明は、これに限らず、例えば、ボリューム検知のような連続的な値を出力できるセンサを用いても良い。そして、このようなセンサを用いた場合は、より細かくシート最上面の位置を制御することができるので、シート給送性能が向上する。また、ユーザが設定した坪量に合わせて給送ローラ位置検知センサの位置を変化させることでシート最上面の位置を変化させてもよい。
また、給送ローラの位置そのものを検知することも必須ではなく、別の検知部材によりシートの最上面位置を検知し、リフタモータを制御してもよい。このように構成することにより、結果的に給送ローラ位置が変化し、給送ローラがシートに加える総圧接力が変化する。さらに、既述した第1及び第2の実施の形態では分離手段としてトルクリミッタが内蔵された分離ローラを取り上げたが、分離ローラの代わりに摩擦係数の高いパッドを用いてもよい。
1…フルカラーレーザービームプリンタ、1A…プリンタ本体、1B…画像形成部、30…シート給送装置、50…中板、51…給紙カセット、55A…昇降機構、56…給送ローラ、57a…突起部、57b…上部突起部、57c…下部突起部、58…給送ローラ加圧バネ、59a…下部給送ローラ位置検知センサ、59b…上部給送ローラ位置検知センサ、59A…給送ローラ位置検知センサ、61…分離ローラ、62…分離ローラ加圧バネ、70…制御部、S…シート

Claims (7)

  1. シートを積載する昇降可能なシート積載板を有するシート収納部と、
    前記シート積載板の上方に昇降可能に設けられ、前記シート積載板に積載されたシートを給送する給送ローラと、
    前記給送ローラを付勢し、シート積載板上に積載されているシートに圧接させるばねと、
    前記給送ローラの下方に昇降可能に設けられ、前記給送ローラに圧接して前記給送ローラにより送り出されたシートを分離する分離部材と、
    前記分離部材を前記給送ローラに圧接させ、前記給送ローラが下降する際には前記給送ローラと一体的に下降させるよう前記分離部材を付勢するばねと、
    前記シート積載板を昇降させる昇降機構と、
    シートの坪量情報を入力する入力部と、
    前記シート積載板を上昇させる際、前記入力部からの坪量情報に基づき、前記シート積載板を、シートの坪量が大きいほど前記給送ローラがシートと圧接する圧接力が大きくなる位置で停止させるよう前記昇降機構を制御する制御部と、を備え
    前記給送ローラを付勢するばねのばね定数をK 、前記分離部材を付勢するばねのばね定数をK 、前記給送ローラ及び前記分離部材の昇降方向に対する当接角度をθとしたとき、前記シート積載板の停止位置が高くなるほど前記給送ローラがシートと圧接する圧接力が大きくなるよう、
    −K (1−cosθ)/cosθ≧0
    となる式を満たすように前記K 、前記K 及び前記θが設定されている場合、前記制御部は、坪量の大きいシートを積載した場合の前記シート積載板の停止位置の方が、坪量の小さいシートを積載した場合の前記シート積載板の停止位置に比べて高くなるように前記昇降機構を制御することを特徴とするシート給送装置。
  2. シートを積載する昇降可能なシート積載板を有するシート収納部と、
    前記シート積載板の上方に昇降可能に設けられ、前記シート積載板に積載されたシートを給送する給送ローラと、
    前記給送ローラを付勢し、シート積載板上に積載されているシートに圧接させるばねと、
    前記給送ローラの下方に昇降可能に設けられ、前記給送ローラに圧接して前記給送ローラにより送り出されたシートを分離する分離部材と、
    前記分離部材を前記給送ローラに圧接させ、前記給送ローラが下降する際には前記給送ローラと一体的に下降させるよう前記分離部材を付勢するばねと、
    前記シート積載板を昇降させる昇降機構と、
    シートの坪量情報を入力する入力部と、
    前記シート積載板を上昇させる際、前記入力部からの坪量情報に基づき、前記シート積載板を、シートの坪量が大きいほど前記給送ローラがシートと圧接する圧接力が大きくなる位置で停止させるよう前記昇降機構を制御する制御部と、を備え、
    前記給送ローラを付勢するばねのばね定数をK、前記分離部材を付勢するばねのばね定数をK、前記給送ローラ及び前記分離部材の昇降方向に対する当接角度をθとしたとき、前記シート積載板の停止位置が低くなるほど前記給送ローラがシートと圧接する圧接力が大きくなるよう、
    −K(1−cosθ)/cosθ<0
    となる式を満たすように前記K、前記K及び前記θが設定されている場合、前記制御部は、坪量の大きいシートを積載した場合の前記シート積載板の停止位置の方が、坪量の小さいシートを積載した場合の前記シート積載板の停止位置に比べて低くなるように前記昇降機構を制御することを特徴とするシート給送装置。
  3. 前記シート積載板に積載された最上位シートが、前記給送ローラがシートの坪量に応じた所定の圧接力で圧接する高さとなったことを検知する紙面検知部を備え、
    前記制御部は、前記紙面検知部からの検知信号に基づいて前記シート積載板を停止させるよう前記昇降機構を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のシート給送装置。
  4. 前記紙面検知部は、センサ部とセンサフラグを備え、
    前記センサフラグは前記給送ローラと一体に移動することを特徴とする請求項記載のシート給送装置。
  5. 前記センサ部を異なる高さに複数設けたことを特徴とする請求項記載のシート給送装置。
  6. 前記センサフラグを複数設け、1つの前記センサ部により複数の前記センサフラグを検知することを特徴とする請求項記載のシート給送装置。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート給送装置と、前記シート給送装置から給送されるシートに画像を形成する画像形成部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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