JP2018177477A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定種類のシートを給送する際、給送回転体の給送を開始する位置を上方にして搬送力を大きくするものでありながら、搬送回転体による搬送不良の発生の防止を図る。
【解決手段】制御部は、補助トレイ7がシート積載板4に設置されていない状態では、ピックアップローラ5aの上下方向の位置を第1位置に制御する。この状態で、ピックアップローラ5aがシート束の最下のシートの給送を行う場合、第1仮想面4vとフィードローラ5bとが交差する位置が第1交差位置Aとなる。一方、補助トレイ7がシート積載板4に設置されている状態では、ピックアップローラ5aの上下方向の位置を第2位置に制御する。この状態で、ピックアップローラ5aがシート束の最下のシートの給送を行う場合、第2仮想面7vとフィードローラ5bとが交差する位置が、第1交差位置Aと同じ位置或いは下方である第2交差位置Bとなるように制御する。
【選択図】図6

Description

本発明は、シートを給送するシート給送装置、及びシート給送装置により給送されたシートに画像を形成する画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置には、複数枚のシートを収納するカセットと、カセットに収納されたシートをピックアップして給送するピックアップローラとを備えたシート給送装置が設けられている。このようなシート給送装置では、シート積載板上にシート束を積載し、所定のシート高さまでリフトアップした後に、シートの厚み方向へバネで押圧されたピックアップローラによりピックアップしたシートを画像形成装置本体へ給送する構成が一般的である。
このような構成において、搬送負荷が高い、坪量が大きいシートや封筒等のシートに対しては、ピックアップローラの搬送力が足りずに搬送不良が発生してしまう虞がある。そこで、坪量が大きいシートを使用する場合に、シート積載板のリフトアップ量を大きくすることでピックアップローラの搬送力を増加させて搬送するものが提案されている(特許文献1参照)。
また、上述のようなシート給送装置において、封筒等のように厚みが均一でないシートをシート積載板上に複数枚積載すると、シート束の最上面が傾き、ピックアップローラとシートとが均等に当接できずに搬送不良が発生する虞がある。そのため、昇降するシート積載板に搖動可能に支持された補助トレイを設置し、この補助トレイ上にシート束を積載することで積載されたシートの最上面をピックアップローラに倣わせるものが提案されている(特許文献2参照)。
特開2013−173577号公報 特開2014−37316号公報
ところで、シート積載板がカセットに設けられた軸を支点として回動する構造の場合、特許文献1のようにリフトアップ量を大きくしてピックアップローラの搬送力を増加させようとすると、以下の問題がある。即ち、図10に示すように、例えば普通紙等のシート束の最下のシートSaを給送する場合、軸4aに対して回動するシート積載板4を、カセット41の底面とシート積載板4とが角度θaとなるようにリフター板6でリフトアップする。この場合は、ピックアップローラ5aはピックバネ8の弾性変形に応じた搬送力を生じてシートSaの給送を行い、シートSaの先端はフィードローラ5bの表面の位置Xに当接する。すると、フィードローラ5bの回転によりフィードローラ5bとリタードローラ5cとのニップ部NにシートSaを導いてフィードローラ5bによりシートSaの搬送が行われる。
しかしながら、例えば封筒等のシート束の最下のシートSbを給送する場合、特許文献1のように、シート積載板4を、カセット41の底部とシート積載板4とが角度θcとなるようにリフター板6でリフトアップし、リフトアップ量を大きくする。すると、ピックバネ8の弾性変形が大きくなり、ピックアップローラ5aの搬送力が大きくなり、シートSbの給送が開始されるものの、シートSbの先端がフィードローラ5bの表面における位置Xよりも上方の位置Yに当接する。この場合は、例えば封筒等の坪量が大きいシートSbのコシも強いため、フィードローラ5bの回転によってシートSbをニップ部Nに導くことができずに搬送不良を生じる虞がある。
そこで本発明は、特定種類のシートを給送する際、給送回転体の給送を開始する位置を上方にして搬送力を大きくするものでありながら、搬送不良の発生の防止を図ることが可能なシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係るシート給送装置は、シート束を収容する収容手段と、シート束を支持可能な第1支持面を有し、前記収容手段に設けられた支点に対して回動可能に支持されるシート支持手段と、シート束を支持可能な第2支持面を有し、特定種類のシートの束を前記シート支持手段に対して支持させる際に、前記シート支持手段の第1支持面に設置可能な補助支持手段と、前記シート支持手段を上下方向に回動するように駆動する駆動手段と、前記シート支持手段の上方に配置され、前記シート支持手段に支持されたシート束の最上のシートに当接した状態で回転することでシートを給送可能な給送回転体と、前記給送回転体を下方に付勢する付勢手段と、前記給送回転体のシートの給送方向の下流側に配置され、回転することで前記給送回転体により給送されたシートを搬送する搬送回転体と、前記駆動手段によって前記シート支持手段の上下方向の位置を制御することで、前記給送回転体がシートの給送を開始する上下方向の位置を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記補助支持手段が前記シート支持手段の第1支持面に設置されていない状態で前記給送回転体がシート束の最下のシートの給送を行う場合、前記給送回転体の上下方向の位置が第1位置となり、かつ前記シート支持手段の第1支持面から延びる第1仮想面と前記搬送回転体とが交差する位置が第1交差位置となるように、前記駆動手段を制御し、前記補助支持手段が前記シート支持手段の第1支持面に設置されている状態で前記給送回転体がシート束の最下のシートの給送を行う場合、前記給送回転体の位置が前記第1位置よりも上方である第2位置となり、かつ前記補助支持手段の第2支持面から延びる第2仮想面と前記搬送回転体とが交差する位置が前記第1交差位置と同じ位置或いは下方である第2交差位置となるように、前記駆動手段を制御することを特徴とする。
本発明によると、特定種類のシートを給送する際、給送回転体の給送を開始する位置を上方にして搬送力を大きくすることができるものでありながら、搬送回転体による搬送不良の発生の防止を図ることができる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図。 第1の実施形態に係るシート給送装置の構成を示す概略図。 (a)は第1の実施形態に係るシート給送装置における補助トレイにシート束を積載した状態を示す概略図、(b)は第1の実施形態に係るシート給送装置における補助トレイをリフトアップした状態を示す概略図。 第1の実施形態に係るシート給送装置の制御部を示すブロック図。 第1の実施形態に係るシート給送装置のシート給送制御を示すフローチャート。 (a)は第1の実施形態において普通紙のシート束を積載した状態を示す図、(b)は普通紙のシート束における最下のシートを給送する状態を示す図、(c)は封筒のシート束における最下のシートを給送する状態を示す図。 シート積載板に補助トレイを設置した場合と補助トレイを設置していない場合とにおけるフィードローラにシートが当接する位置の計算を説明する図。 第2の実施形態に係るシート給送装置の構成を示す概略図。 (a)は第1の実施形態において普通紙のシート束における最下のシートを給送する状態を示す図、(b)は封筒のシート束における最下のシートを給送する状態を示す図。 リフトアップ量を大きくした場合におけるフィードローラにシートが当接する位置を説明する図。
<第1の実施形態>
[画像形成装置の構成]
以下、図面を参照しながら、本実施形態に係るシート給送装置及び画像形成装置について説明する。本実施形態に係る画像形成装置1は、パーソナルコンピュータ等の外部機器から入力される画像情報に基づいて、シートSに画像を形成するフルカラーレーザービームプリンタである。ただし、シートSとは、普通紙や厚紙等の厚みが均一な用紙及び封筒等の厚みが不均一な用紙を含む紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート(OHT)等のプラスチックフィルム、布などの薄層状の記録媒体を指す。なお、特定種類のシートとは、広義として、坪量が所定値よりも大きく、コシが強いシートを指し、狭義として、コシが強くかつ厚みが不均一なシートを指し、他の種類のシートは、これらの定義に当てはまらない種類のシートである。本実施形態では、特定種類のシートとして封筒を一例として説明するが、厚紙やオーバーヘッドプロジェクタ用シート等も特定種類のシートと考えることもできる。また、他の種類のシートとしては、普通紙やケント紙等が、坪量が所定値よりも小さく、厚みが均一なシートと考えることができる。
画像形成装置1は、図1に示すように、装置本体1Aの内部に、シートSに画像を形成する画像形成部1B及びシートSに画像を定着させる定着部20等を備えている。装置本体1Aの上方には、原稿の画像データを読み取る画像読取装置2が、原稿の載置面が略水平となる姿勢で配置されている。画像読取装置2と装置本体1Aとの間に形成されたシート排出空間には、排出トレイ23が設けられている。また、装置本体1Aには、画像形成部1BにシートSを給送するシート給送部30が設けられている。シート給送部30は、装置本体1Aの下部に配置される単数又は複数(図示した例では4つ)のシート給送装置31,32,33,34と、不図示の手差し給送装置とを含む。シート給送装置31,32,33,34のそれぞれは、複数のシートSからなるシート束を収容するカセット41,42,43,44を有している。また、シート給送装置31,32,33,34のそれぞれは、カセット41,42,43,44のシート束の最上のシートを1枚ずつ給送するためのピックアップローラ5a、フィードローラ5b、リタードローラ5cを有している。このシート給送装置の構成については、詳しくは後述する。
画像形成手段としての画像形成部1Bは、レーザスキャナ10と、4個のプロセスカートリッジ1a,1b,1c,1dと、中間転写ユニット1Cとを備えた、所謂4ドラムフルカラー方式の構成である。これらのカートリッジは、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、及びブラックのトナー画像を形成する。各プロセスカートリッジ1a,1b,1c,1dは、感光体である感光ドラム12と、帯電器13と、現像器14と、不図示のクリーナ等を備えている。なお、画像形成部1Bの上方には、各色のトナーを収容したトナーカートリッジ15が装置本体1Aに対して着脱自在に装着されている。
中間転写ユニット1Cは、中間転写体である中間転写ベルト16が駆動ローラ16a及びテンションローラ16b等に巻き掛けられて構成され、4つのプロセスカートリッジ1a,1b,1c,1dの上方に配置されている。中間転写ベルト16は、各プロセスカートリッジ1a,1b,1c,1dの感光ドラム12に接触した状態で、不図示の駆動部に駆動される駆動ローラ16aによって、図中反時計回り方向に回転する。中間転写ユニット1Cは、各感光ドラム12と対向する位置において中間転写ベルト16の内周面に当接する一次転写ローラ17を備えている。また、画像形成部1Bは、駆動ローラ16aと対向する位置において中間転写ベルト16の外周面に当接する二次転写ローラ19を備えている。
上述の各プロセスカートリッジ1a,1b,1c,1dにおいて、感光ドラム12の表面には、レーザスキャナ10によって静電潜像が描き込まれた後、現像器14からトナーが供給されることで負極性に帯電した各色のトナー像が形成される。これらのトナー像は、一次転写ローラ17に正極性の転写バイアス電圧が印加されることで、中間転写ベルト16へと多重転写(一次転写)されて、中間転写ベルト16にフルカラーのトナー像が形成される。
このようなトナー像の形成プロセスに並行して、シート給送部30から給送されたシートSが、レジストレーションローラ対18へ向けて搬送され、レジストレーションローラ対18によって斜行を補正される。レジストレーションローラ対18は、中間転写ベルト16に形成されたフルカラーのトナー像の転写タイミングに合わせて、中間転写ベルト16と二次転写ローラ19との間に形成される二次転写部にシートSを搬送する。中間転写ベルト16に担持されているトナー像は、二次転写ローラ19に正極性の転写バイアス電圧が印加されることでシートSへと二次転写される。
トナー像を転写されたシートSが、定着部20において加熱及び加圧されると、トナー像がカラー画像としてシートSに定着する。画像が定着したシートSは、排出ローラ対25aによって排出トレイ23へと排出されて積載される。なお、シートSの両面に画像を形成する場合には、定着部20を通過したシートSが、反転搬送部1Dに設けられる正逆転可能な反転ローラ対25bによってスイッチバックされる。そして、シートSが再搬送通路R1を介して画像形成部1Bへと再び搬送されると、シートSの裏面に画像が形成され、排出トレイ23へと排出されて両面印刷が完了する。
[シート給送装置の構成]
続いて、第1の実施形態に係るシート給送装置の構成について図2乃至図4を用いて説明する。なお、以下に説明するシート給送装置は、上述したシート給送装置31,32,33,34(図1参照)のうちのシート給送装置31を一例として説明するが、他のシート給送装置32,33,34も同様の構成とすることができる。
図2に示すように、シート給送装置31のカセット41には、カセット41の底部に設けられた軸4aを支点として回動自在に配置され、シート束を第1支持面4sに支持可能にして積載可能なシート支持手段としてのシート積載板4が備えられている。また、シート積載板4の下方には、カセット41の底部に設けられた軸6aを支点として回動可能に配置され、リフターモータM1(図4参照)の駆動力によってシート積載板4を押し上げる駆動手段としてのリフター板6が設けられている。
一方、シート積載板4の上方には、シート積載板4に支持されたシート束の最上のシートに当接した状態で給送モータM2(図4参照)の駆動力によって回転することでシートを給送可能な給送回転体としてのピックアップローラ5aが配置されている。ピックアップローラ5aは、後述のフィードローラ5bの駆動軸(不図示)を支点として回動自在に配置されたピックアーム9に連結され、つまり上下方向に対して移動自在に配置されている。また、ピックアップローラ5aと軸方向に異なる位置には、ピックアップローラ5aを下方であるシート束の厚み方向に付勢する付勢手段としてのピックバネ8とが配置されている。即ち、ピックバネ8の一端はピックアップローラ5aの駆動軸(不図示)に連結され、他端は画像形成装置1のフレーム等の固定部材に固定され、縮設された状態でピックアップローラ5aを下方に付勢する。なお、ピックバネ8は、コイルバネでもよいし、板バネでもよいし、ゴム等の弾性部材でもよい。また、ピックバネ8は、ピックアップローラ5aの駆動軸を直接的に付勢してもよし、駆動軸を上下方向に移動自在に支持するピックアーム9等を介して、間接的に付勢するようにしてもよい。
ピックアップローラ5aのシートの給送方向の下流側には、搬送回転体としてのフィードローラ5bと、このフィードローラ5bに当接してニップ部Nを形成する分離回転体としてのリタードローラ5cとが配置されている。フィードローラ5bは、上記給送モータM2(図4参照)の駆動力によって回転することで、ピックアップローラ5aにより給送が開始されたシートを上記画像形成部1Bに向けて搬送する。また、リタードローラ5cは、シートの給送方向とは反対側に搬送力を付与するように上記給送モータM2(図4参照)の駆動力によって回転することで、ピックアップローラ5aにより複数のシートが給送された場合に、2枚目以降のシートを押し戻す。即ち、リタードローラ5cは、ニップ部Nで複数のシートが給送された場合に1枚ずつに分離させる分離手段として機能する。
また、ピックアップローラ5aを支持して連動する連動部材としてのピックアーム9の先端9aの側には、第1センサである第1シート高さ検知センサ61が備えられている。また、第1シート高さ検知センサ61の上方には、第2センサである第2高さ検知センサ62が配置されて備えられている。これら第1高さ検知センサ61及び第2高さ検知センサ62は、それぞれフォトセンサ61a,62aを有しており、被検出部として設けられたピックアーム9の先端9aの有無を検出する。即ち、フォトセンサ61a,62aは、ピックアーム9の先端9aにより遮光されていない状態でオフ状態と検出し、遮光されている状態でオン状態と検出する。そして、第1高さ検知センサ61がオン状態になると、ピックアップローラ5aが第1位置であると検出し、第2高さ検知センサ62がオン状態になると、ピックアップローラ5aが第1位置よりも上方である第2位置であると検出する。つまりピックアップローラ5aが第1位置であれば、ピックバネ8によってシート束の最上のシートに第1押圧力でピックアップローラ5aが当接している状態となる。また、ピックアップローラ5aが第2位置であれば、第1高さ検知センサ61と第2高さ検知センサ62との高さの差Hsの分、圧縮されたピックバネ8によってシートに第1押圧力よりも大きい第2押圧力でピックアップローラ5aが当接している状態となる。即ち、高さの差Hsにバネ定数を乗じた分だけ第1押圧力よりも第2押圧力が大きくなり、それにピックアップローラ5aの摩擦係数を乗じた分だけ搬送力が大きくなる。
次に、シート積載板4に設置可能な補助支持手段としての補助トレイ7について説明する。例えばカセット41に封筒を積載する場合は、ユーザ或いはサービスマンによりシート積載板4の上方に補助トレイ7が設置される。図3(a)及び図3(b)に示すように、補助トレイ7の下方には、シートの給送方向に沿って延びる円柱状の搖動軸7aが設けられている。これにより、補助トレイ7は、搖動軸7aを揺動中心としてシート積載板4に対して揺動可能に構成されている。即ち、図3(a)に示すように、封筒のシートSbが複数枚からなるシート束を第2支持面7sに補助トレイ7に積載すると、封筒のフラップの部分が浮き上がる。このため、シート束の最上のシートSbは、フラップがある側が高くなって、ピックアップローラ5aに対して傾斜した状態となる。しかしながら、図3(b)に示すように、リフター板6の駆動によりシート積載板4が押し上げられ、補助トレイ7を介してシート束がリフトアップされる。すると、補助トレイ7がピックアップローラ5aからの反力を受けて補助トレイ7が搖動し、シート束の最上のシートSbが水平となってピックアップローラ5aと平行な状態となる。
続いて、シート給送装置31の制御部100の構成について説明する。図4に示すように、制御部100には、CPU101、RAM102、ROM103、HDD104等を有して構成されている。また、制御部100には、第1シート高さ検知センサ61、第2高さ検知センサ62、画像形成装置1に設けられたタッチパネルやキー等の入力手段としての入力部63等が接続されている。入力部63はシートの種類に関するシート種類情報などを入力可能に構成されている。また、制御部100には、駆動手段としてのリフターモータM1、給送モータM2等が接続されている。そして、この制御部100のCPU101は、ROM103又はHDD104等に格納されたプログラムをRAM101にロードして実行し、リフターモータM1及び給送モータM2を駆動制御する。また、HDD104には、上記シート種類情報などの画像形成装置の各種設定データが保存されており、特に本実施形態ではシートの種類の中に封筒の情報が記録されている。従って、ユーザがカセット41に封筒を積載した場合に、入力部63によりカセット41のシートの種類を封筒として設定することができる。なお、HDD104の代わりに、電源を落としてもデータが消去されない不揮発性メモリを設けて、該不揮発性メモリにデータを保存しておく構成であってもよい。また、入力部103は、画像形成装置1に設けられたタッチパネルやキー等の入力操作を受付けるものだけでなく、外部に設けられたコンピュータ等の操作端末に接続されることで、その操作端末を入力部63として代用することもできる。
[シート給送時の動作]
ついで、シート給送装置31によるシート給送時の動作について図5乃至図7を用いて説明する。まず、普通紙からなるシートSaが複数枚であるシート束がカセット41に積載された場合について説明する。図6(a)に示すように、普通紙からなるシートSaが複数枚であるシート束がシート積載板4に積載され、ユーザにより入力部63によりシートの種類として普通紙が選択されると、シートの給送が開始可能な状態となる。その後、印刷ジョブが制御部100に送信されてくると、図5に示すシート給送制御が開始される。
すると、制御部100は、入力部63により選択されたシートが封筒以外であるか否かを判定し(S11)、ここでは普通紙が選択されているので(S11のYes)、第1シート高さ検知センサ61による検出を開始する。即ち、第1シート高さ検知センサ61の検出結果がオン状態であるか否かを判定し(S12)、オン状態であれば(S12のYes)、そのままステップS19に進む。また、オン状態でなければ(S12のNo)、リフターモータM1をオンし(S14)、リフター板6によるシート積載板4の上昇を開始する。続けて、第1シート高さ検知センサ61がオン状態であるか否かの判定を行い(S16)、オン状態になるまで繰り返して(S16のNo)、オン状態になると(S16のYes)、リフターモータM1をオフして(S18)、シート積載板4の上昇を停止する。つまり、この時のピックアップローラ5aの位置は、上述した第1位置となる。
ついで、制御部100は、給送モータM2をオンし(S19)、ピックアップローラ5a、フィードローラ5b、リタードローラ5cの回転を開始する。そして、給送を開始したシートの後端の通過が画像形成装置1に設置された不図示のセンサにより検出されると、シート1枚の搬送が終了したものと判定し(S20)、給送モータM2をオフして(S21)、給送を停止する。まだ印刷ジョブにおける印刷枚数が残っており、つまりジョブが終了していない場合は(S22のNo)、シートの給送を繰り返し、ジョブが終了すると(S22のYes)、シート給送制御を終了する。
以上のシート給送制御を実行中にあって、第1シート高さ検知センサ61がオン状態である間は(S12のYes)、リフター板6によるシート積載板4の上昇が行われない。続けてシートSaの枚数が減ることでシート束の最上のシートの位置が下がると、第1シート高さ検知センサ61が自然にオン状態からオフ状態になるため(S12のNo)、リフター板6によるシート積載板4の上昇が行われる。また、その後、シート積載板4の上昇により第1シート高さ検知センサ61がオン状態となるので(S16のYes)、リフターモータM1がオフされて(S18)、シート積載板4の上昇が停止される。これにより、シートSaの給送時は、ピックアップローラ5aが第1位置となるように位置合わせされる。そして、積載されたシート束の最後のシートになると、図6(b)に示すシート束の最下のシートを給送する状態となる。この状態での各部の位置関係については詳しくは後述する。
次に、封筒からなるシートSbが複数枚であるシート束がカセット41に積載された場合について説明する。封筒からなるシートSbが複数枚であるシート束がシート積載板4の上方に設置された補助トレイ7に積載され、ユーザにより入力部63によりシートの種類として封筒が選択されると、シートの給送が開始可能な状態となる。その後、印刷ジョブが制御部100に送信されてくると、図5に示すシート給送制御が開始される。
すると、制御部100は、入力部63により選択されたシートが封筒以外であるか否かを判定し(S11)、ここでは封筒が選択されているので(S11のNo)、第2シート高さ検知センサ62による検出を開始する。即ち、第2シート高さ検知センサ62の検出結果がオン状態であるか否かを判定し(S13)、オン状態であれば(S13のYes)、そのままステップS19に進む。また、オン状態でなければ(S13のNo)、リフターモータM1をオンし(S15)、リフター板6によるシート積載板4及び補助トレイ7の上昇を開始する。続けて、第2シート高さ検知センサ62がオン状態であるか否かの判定を行い(S17)、オン状態になるまで繰り返す(S17のNo)。その後、オン状態になると(S17のYes)、リフターモータM1をオフして(S18)、シート積載板4及び補助トレイ7の上昇を停止する。つまり、この時のピックアップローラ5aの位置は、上述した第2位置となる。
その後は同様に、制御部100は、給送モータM2をオンして給送を開始し(S19)、シート1枚の搬送が終了したものと判定すると(S20)、給送モータM2をオフして(S21)、給送を停止する。まだ印刷ジョブにおける印刷枚数が残っている場合は(S22のNo)、シートの給送を繰り返し、ジョブが終了すると(S22のYes)、シート給送制御を終了する。
以上のシート給送制御を実行中にあって、第2シート高さ検知センサ62がオン状態である間は(S13のYes)、リフター板6によるシート積載板4及び補助トレイ7の上昇が行われない。続けてシートSbの枚数が減ることでシート束の最上のシートの位置が下がると、第2シート高さ検知センサ62が自然にオン状態からオフ状態になるため(S13のNo)、リフター板6によるシート積載板4及び補助トレイ7の上昇が行われる。また、その後、シート積載板4の上昇により第2シート高さ検知センサ62がオン状態となるので(S17のYes)、リフターモータM1がオフされて(S18)、シート積載板4及び補助トレイ7の上昇が停止される。これにより、シートSbの給送時は、ピックアップローラ5aが第2位置となるように位置合わせされる。そして、積載されたシート束の最後のシートになると、図6(c)に示すシート束の最下のシートを給送する状態となる。この状態での各部の位置関係について以下に詳述する。
[シート給送時の各部の位置関係]
ついで、第1高さ検知センサ61及び第2高さ検知センサ62によるピックアップローラ5aの上下方向の高さ位置、つまり第1位置及び第2位置におけるシート積載板4の第1支持面4s及び補助トレイ7の第2支持面7sの位置について説明する。
図6(a)及び図6(b)に示すように、封筒以外のシートとして、普通紙からなるシートSaをカセット41に収容する場合は、シート積載板4の第1支持面4sにシート束が積載される。このようにシート積載板4にシートSaのシート束を積載した際は、シート束の最上のシートの位置検出、つまりピックアップローラ5aの第1位置の検出が第1高さ検知センサ61により行われる。ここで、図6(b)に示すシート束の最下のシートSaを給送する場合のシート積載板4の、カセット41に対する角度を角度θaとする。また、この時のシート積載板4の第1支持面4sからシートの給送方向の下流側に延びる第1仮想面4vとフィードローラ5bの外周面とが交差する位置を第1交差位置Aとする。さらに、第1交差位置Aの、シート積載板4の軸4aである回動中心に対する高さを第1高さHaとする。なお、この第1交差位置Aは、シートSaの1枚分の厚みが薄いことを考慮すると、シート束の最下のシートSaがフィードローラ5bに当接する位置と言える。
一方、図6(c)に示すように、封筒からなるシートSbをカセット41に収容する場合は、シート積載板4の第1支持面4sに補助トレイ7が設置され、シートSbのシート束は補助トレイ7の第2支持面7sに積載される。このようにシート積載板4にシートSbのシート束を積載した際は、シート束の最上のシートの位置検出、つまりピックアップローラ5aの第2位置の検出が第2高さ検知センサ62により行われる。ここで、図6(c)に示すシート束の最下のシートSbを給送する場合のシート積載板4の、カセット41に対する角度を角度θbとする。
また、この第2支持面7sは、シートの給送方向に対して線として考えると第1支持面4sと平行となるが、シートの給送方向と直交するシートの幅方向には搖動する。そのため、第2支持面7sからシートの給送方向の下流側に延びる第2仮想面7vは搖動するので、厳密には、第2仮想面7vにおける上方から視て揺動中心と重なる位置から延ばした仮想線7avが上記第1仮想面4vと平行となる。しかしながら、シート束の最下のシートSbを給送する際は、ピックアップローラ5aからの押圧力により第2支持面7sが略平行となる。そこで、この時の第2仮想面7vとフィードローラ5bの外周面とが交差する位置を第2交差位置Bとする。さらに、第2交差位置Bの、シート積載板4の軸4aである回動中心に対する高さを第2高さHbとする。なお、この第2交差位置Bは、シートSbの1枚分の厚みが薄いことを考慮すると、シート束の最下のシートSbがフィードローラ5bに当接する位置と言える。
ところで、普通紙よりも封筒の方が、坪量が大きく、コシも強い。そのため、普通紙の最下のシートSaのフィードローラ5bの当接位置である第1交差位置Aよりも、封筒の最下のシートSbのフィードローラ5bの当接位置である第2交差位置Bが高くなると、搬送不良が発生する虞がある。そのため、第2交差位置Bは、第1交差位置Aと同じ高さか、或いは下方にする必要がある。
ここで、補助トレイ7の高さ、つまり第1支持面4sと第2支持面7sとの高さの差をHt、シート積載板4の角度θb’のときの、第1交差位置Aからの垂直線と第1仮想面4vとの高さの差をHt’とする。また、シート積載板4の回動中心と第1交差位置Aとの水平距離を距離Lとする。そして、第1交差位置Aと第2交差位置Bとの高さが同じ、つまり第1高さHaと第2高さHbとが同じである場合を考えると、下記数式(1)及び数式(2)の関係となり、
tanθb’=(Ha−Ht’)/L …(1)
cosθb’=Ht/Ht’ …(2)
Htについて整理すると、下記数式(3)となる。
Ht=cosθb’(Ha−Ltanθb’) …(3)
このため、補助トレイ7の高さであるHtと、補助トレイ7を設置したときのシート積載板4を上昇する計算上の角度をθb’とが、上記数式(3)の関係を満たすときは、Ha=Hbとなる。そして、実際にシート積載板4を上昇する角度θbを計算上の角度θb’以下となるように、第1高さ検知センサ61と第2高さ検知センサ62との高さの配置、補助トレイ7の厚みを設定すれば、第2交差位置Bは、第1交差位置Aと同じ高さか、或いは下方となる。
以上説明したように、制御部100は、補助トレイ7がシート積載板4に設置されていない状態では、ピックアップローラ5aの上下方向の位置を第1位置に制御する。この状態で、ピックアップローラ5aがシート束の最下のシートの給送を行う場合、シート積載板4の第1支持面4sから延びる第1仮想面4vとフィードローラ5bの外周面とが交差する位置が第1交差位置Aとなるように制御する。一方、補助トレイ7がシート積載板4に設置されている状態では、ピックアップローラ5aの上下方向の位置を第2位置に制御する。この状態で、ピックアップローラ5aがシート束の最下のシートの給送を行う場合、第2支持面7sから延びる第2仮想面7vとフィードローラ5bとが交差する位置が、第1交差位置Aと同じ位置或いは下方である第2交差位置Bとなるように制御する。これにより、特定種類のシートとしての封筒を給送する際、ピックアップローラ5aの給送を開始する位置を上方にして搬送力を大きくすることができるものでありながら、フィードローラ5bによる搬送不良の発生の防止を図ることができる。
<第2の実施形態>
続いて、上記第1の実施形態を一部変更した第2の実施形態について図8及び図9を用いて説明する。なお、本第2の実施形態の説明においては、第1の実施形態と同様な部分に同符号を付して、その説明を省略する。
本第2の実施形態に係るシート給送装置31は、ピックアップローラ5aの上下方向の位置である第1位置と第2位置との検出手法を変更したものである。即ち、図8に示すように、上記第1の実施形態では第1高さ検知センサ61及び第2高さ検知センサ62の2個のセンサを用いていた。本第2の実施形態では、1個の有無センサである高さ検知センサ65を用い、その代り、ピックアーム9の先端を先割れ形状とし、第1先端9aに加えて第2先端9bを備えたものである。
詳細には、高さ検知センサ65には、1個のフォトセンサ65aが備えられている。一方のピックアーム9には、先端側に延びる第1被検出部としての第1先端9aと、該第1先端9aとは異なる角度に延びる第2被検出部としての第2先端9bとが備えられている。この第1先端9aと第2先端9bとのフォトセンサ65aを通過する部分の距離の差は差Hs2に設定されており、上記第1の実施形態における第1高さ検知センサ61及び第2高さ検知センサ62の距離の差Hsと同じに設定されている。
図9(a)に示すように、補助トレイ7がシート積載板4に設置されていない、封筒以外のシートとしての普通紙からなるシートSaが積載された場合には、第1先端9aの有無をフォトセンサ65aで検出する。これにより、ピックアップローラ5aの第1位置を検出できる。一方、図9(b)に示すように、補助トレイ7がシート積載板4に設置されている、封筒からなるシートSbが積載された場合には、第2先端9bの有無をフォトセンサ65aで検出する。これにより、ピックアップローラ5aの第2位置を検出できる。なお、第2先端9bの有無をフォトセンサ65aで検出する場合には、2回目のオン状態を検出すればよい。
そして、上記数式(3)の関係から、実際にシート積載板4を上昇する角度θbを計算上の角度θb’以下となるように、第1先端9aと第2先端9bとの高さを配置し、補助トレイ7の厚みを設定する。これにより、第2交差位置Bは、第1交差位置Aと同じ高さか、或いは下方となる。
以上の第2の実施形態によれば、検知センサを1個に削減できるため、シート給送装置のコストダウンやコンパクト化を図ることができる。
なお、以上説明した第1及び第2の実施形態においては、補助トレイがシートの幅方向に対して搖動するものを説明したが、これに限らず、第2支持面7sが平行のまま固定されるものでもよい。即ち、封筒に限らず、厚みが均一な厚紙等を積載する際に、上面と下面とが平行な補助トレイを用いて、ピックアップローラ5aの押圧力を大きくし、かつ搬送不良の防止を図ってもよい。
また、第1及び第2の実施形態においては、高さ検知センサとして安価なフォトセンサを用いたものを説明したが、これに限らず、エンコーダやレゾルバのように、連続的な値を出力できるボリューム検知が可能なセンサを用いても良い。このようなセンサを用いることで、より細かくシートに対するピックアップローラ5aの押圧力を制御でき、また、フィードローラ5bに対するシートの当接位置を細やかに設定可能となる。これにより、シートの給送性能を向上することができる。
また、第1及び第2の実施形態においては、断面円形状のピックアップローラにより給送回転体を構成したものを説明したが、断面形状が半月形状のようなものであってもよい。さらに、リタードローラの逆回転を用いて複数のシートが給送された場合に1枚ずつに分離するものを説明したが、摩擦抵抗が大きい分離パットのような部材を用いてもよい。
また、第1及び第2の実施形態においては、リフター板6によりシート積載板4を上昇させるものを説明したが、シート積載板4を回動させてシート束をリフトアップできるものであれば、どのような構成でもよい。
また、第1及び第2の実施形態においては、高さ検知センサによりピックアップローラの位置を検出するものについて説明した。しかしながら、リフターモータをステッピングモータ等で構成し、パルス制御により高精度に位置制御するようにすることで、高さ位置の検出を不要とすることもできる。
1…画像形成装置:1B…画像形成手段(画像形成部):4…シート支持手段(シート積載板):4a…支点(軸):4s…第1支持面:4v…第1仮想面:6…駆動手段(リフター板):5a…給送回転体(ピックアップローラ):5b…搬送回転体(フィードローラ):5c…分離回転体(リタードローラ):7…補助支持手段(補助トレイ):7a…揺動中心(搖動軸):7av…仮想線:7s…第2支持面:7v…第2仮想面:8…付勢手段(ピックバネ):9…連動部材(ピックアーム):9a…第1被検出部(第1先端):9b…第2被検出部(第2先端):31…シート給送装置:41…収容手段(カセット):61…検出手段、第1センサ(第1高さ検知センサ):62…検出手段、第2センサ(第2高さ検知センサ):63…入力手段(入力部):65…検出手段、有無センサ(高さ検知センサ):100…制御手段(制御部):A…第1交差位置:B…第2交差位置:M1…駆動手段(リフターモータ):N…ニップ部

Claims (9)

  1. シート束を収容する収容手段と、
    シート束を支持可能な第1支持面を有し、前記収容手段に設けられた支点に対して回動可能に支持されるシート支持手段と、
    シート束を支持可能な第2支持面を有し、特定種類のシートの束を前記シート支持手段に対して支持させる際に、前記シート支持手段の第1支持面に設置可能な補助支持手段と、
    前記シート支持手段を上下方向に回動するように駆動する駆動手段と、
    前記シート支持手段の上方に配置され、前記シート支持手段に支持されたシート束の最上のシートに当接した状態で回転することでシートを給送可能な給送回転体と、
    前記給送回転体を下方に付勢する付勢手段と、
    前記給送回転体のシートの給送方向の下流側に配置され、回転することで前記給送回転体により給送されたシートを搬送する搬送回転体と、
    前記駆動手段によって前記シート支持手段の上下方向の位置を制御することで、前記給送回転体がシートの給送を開始する上下方向の位置を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記補助支持手段が前記シート支持手段の第1支持面に設置されていない状態で前記給送回転体がシート束の最下のシートの給送を行う場合、前記給送回転体の上下方向の位置が第1位置となり、かつ前記シート支持手段の第1支持面から延びる第1仮想面と前記搬送回転体とが交差する位置が第1交差位置となるように、前記駆動手段を制御し、
    前記補助支持手段が前記シート支持手段の第1支持面に設置されている状態で前記給送回転体がシート束の最下のシートの給送を行う場合、前記給送回転体の位置が前記第1位置よりも上方である第2位置となり、かつ前記補助支持手段の第2支持面から延びる第2仮想面と前記搬送回転体とが交差する位置が前記第1交差位置と同じ位置或いは下方である第2交差位置となるように、前記駆動手段を制御する、
    ことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記給送回転体の上下方向の位置を検出する検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づき前記駆動手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記給送回転体の上下方向の位置と連動して上下に移動する連動部材を備え、
    前記検出手段は、前記連動部材の有無を検出することで前記給送回転体が前記第1位置であることを検出する第1センサと、前記第1センサと異なる高さに配置され、前記連動部材の有無を検出することで前記給送回転体が前記第2位置であることを検出する第2センサと、を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
  4. 前記給送回転体の上下方向の位置と連動して上下に移動すると共に、上下方向の異なる位置に配置された第1被検出部及び第2被検出部を有する連動部材を備え、
    前記検出手段は、前記第1被検出部及び前記第2被検出部の有無を検出する有無センサを有し、前記第1被検出部が有ることを検出することで前記給送回転体が前記第1位置であることを検出し、前記第2被検出部が有ることを検出することで前記給送回転体が前記第2位置であることを検出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
  5. 前記補助支持手段は、シート束を支持した状態で、シートの給送方向に沿って延びる揺動中心を中心にして揺動可能に構成され、
    前記第2交差位置は、前記第2仮想面における上方から視て前記揺動中心と重なる位置から延ばした仮想線と前記搬送回転体とが交差する位置である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のシート給送装置。
  6. シートの種類に関する情報であるシート種類情報を入力可能な入力手段を備え、
    前記制御手段は、前記シート種類情報に基づき、前記補助支持手段が前記シート支持手段の第1支持面に設置されていない状態であるか、前記補助支持手段が前記シート支持手段の第1支持面に設置されている状態であるかを判定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のシート給送装置。
  7. 前記特定種類のシートは、他の種類のシートよりも坪量が大きいシートである、
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のシート給送装置。
  8. 前記搬送回転体に当接してニップ部を形成し、かつシートの給送方向とは反対側に回転することで、前記給送回転体により複数のシートが給送された場合に1枚ずつに分離して前記搬送回転体に1枚のシートを搬送させる分離回転体を備え、
    前記第1交差位置及び前記第2交差位置は、前記ニップ部よりも上方である、
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のシート給送装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載のシート給送装置と、
    前記シート給送装置によって給送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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