JP2009249080A - シート積載装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】安価に製造可能なシート積載装置を提供する。
【解決手段】積載トレイ60上には、用紙が積載される。昇降装置は、用紙の積載量に応じて積載トレイ60を下降させる。センサ84,86,88は、積載トレイ60の下降方向において異なる位置に配置され、かつ、積載トレイ60を検知する。制御部71は、複数のセンサ84,86,88の内のいずれのセンサ84,86,88が積載トレイ60を検知したときに、用紙が積載トレイ60に満載されていると検知するのかを、用紙の種類に基づいて決定する。
【選択図】図1
【解決手段】積載トレイ60上には、用紙が積載される。昇降装置は、用紙の積載量に応じて積載トレイ60を下降させる。センサ84,86,88は、積載トレイ60の下降方向において異なる位置に配置され、かつ、積載トレイ60を検知する。制御部71は、複数のセンサ84,86,88の内のいずれのセンサ84,86,88が積載トレイ60を検知したときに、用紙が積載トレイ60に満載されていると検知するのかを、用紙の種類に基づいて決定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、シート積載装置に関し、より特定的には、画像形成装置や後処理装置から排出されてくるシートを積載するシート積載装置に関する。
図5は、従来のシート積載装置が適用された後処理装置200の構成図である。図5に示す後処理装置200は、本体201、排出ローラ202、積載トレイ204及びセンサ206を備えている。本体201内では、用紙に対してステープル処理や孔あけ処理が施される。排出ローラ202は、本体201の上部近傍に設けられ、後処理が施された用紙を本体201外へ排出する。積載トレイ204上には、後処理された用紙が積載される。該積載トレイ204は、図5(a)に示すように、昇降可能に本体201に取り付けられ、用紙の積載量が多くなるにしたがって、下降する。センサ206は、本体201の下部近傍に設けられ、下端まで積載トレイ204が到達したことを検知する。
以上のような後処理装置200によれば、センサ206が積載トレイ204を検知したら、用紙の排出が停止されると共に積載トレイ204の下降が停止される。これにより、後処理装置200は、積載トレイ204に用紙が積載され過ぎることを防止している。
しかしながら、前記後処理装置200では、以下に説明するように、積載トレイ204を丈夫に作製すると共に、積載トレイ204を昇降させるモータ等の駆動手段(図示せず)にパワーの大きなものを用いる必要がある。より詳細には、図5(c)に示すように相対的に大きな用紙が積載される場合には、図5(b)に示すように相対的に小さな用紙が積載される場合に比べて、用紙の満載状態において積載トレイ204に積載されている用紙の総重量が大きくなる。そのため、積載トレイ204は、図5(c)のように大きな用紙が満載された状態においても破損等しない強度を有する必要がある。同様に、積載トレイ204を昇降させる駆動手段も、図5(c)のように大きな用紙が満載された状態においても、積載トレイ204を昇降させることができるパワーを有する必要がある。その結果、後処理装置200の製造コストの高騰が問題となる。
ところで、特許文献1には、処理が施されたシートの積載を良好に行うことのできるシート処理装置が提案されている。より詳細には、特許文献1には、用紙の折り処理が行われるときには第1の初期位置からトレイが下降し、用紙の折り処理が行われないときには第2の初期位置からトレイが下降するシート後処理装置が記載されている。しかしながら、特許文献1では、前記後処理装置200における問題についての言及はされていない。
特開昭63−247262号公報
そこで、本発明の目的は、安価に製造可能なシート積載装置を提供することである。
本発明の一形態であるシート積載装置は、シートが積載される積載手段と、前記シートの積載量に応じて前記積載手段を下降させる下降手段と、前記積載手段の下降方向において異なる位置に配置され、かつ、前記積載手段を検知する複数の検知手段と、前記複数の検知手段の内のいずれの前記検知手段が前記積載手段を検知したときに、前記シートが該積載手段に満載されていると検知するのかを、前記シートの種類に基づいて決定する制御手段と、を備えていること、を特徴とする。
前記シート積載装置によれば、複数の検知手段の内のいずれの検知手段が積載手段を検知したときに、シートが積載手段に満載されていると検知するのかを、シートの種類に基づいて決定している。そのため、相対的に重量が大きいシートが積載手段に大量に積載されることが防止され、積載手段にシートが積載され過ぎることが防止される。その結果、積載手段の強度を大きくせずに済むと共に、下降手段のパワーを大きくせずに済み、シート積載装置の製造コストの低減できる。
以下に、本発明の実施形態に係るシート積載装置を備えた複写機について図面を参照しながら説明する。
(複写機の全体構成)
以下に、本発明の一実施形態に係る複写機の構成について図面を参照しながら説明する。図1は、該複写機1の全体構成を示した図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る複写機の構成について図面を参照しながら説明する。図1は、該複写機1の全体構成を示した図である。
図1に示す複写機1は、カラー複写機であり、画像形成装置2、後処理装置3及び読み取り装置4を備えている。読み取り装置4は、原稿の画像を読み取って画像データを生成するスキャナである。画像形成装置2は、電子写真方式によるタンデム方式のカラープリンタであって、読み取り装置4が生成した画像データに基づいて、4色(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:ブラック)のカラー画像を合成するように構成したものである。後処理装置3は、シートである用紙に対してステープル処理、孔あけ処理、紙折り処理など種々の後処理を施すことが可能であるが、ここではステープル処理を行う装置として説明する。
画像形成装置2では、4つの並置された画像形成ステーション12Y,12M,12C,12Kの直上に転写ベルト20が配置され、直下に光走査装置30が配置されている。各画像形成ステーション12には、それぞれ、感光体ドラム13Y,13M,13C,13K、現像器14Y,14M,14C,14Kや図示しない帯電器、残留トナーのクリーナなどが配置されている。なお、黒色の画像を形成するための画像形成ステーション12Kは大型に構成され、使用頻度の高いモノクロ画像を高速で形成できるようにしている。
光走査装置30は、Y,M,C,Kの画像データに基づいて放射されるビームBy,Bm,Bc,Bkによって各感光体ドラム13上に画像(静電潜像)を形成する。この静電潜像はトナーによって可視像化される。このような電子写真プロセスは周知であり、その説明は省略する。
転写ベルト20は、駆動ローラ21及び支持ローラ22に無端状に張り渡されている。矢印X方向への回転に基づいて前記各感光体ドラム13上に形成された各色のトナー画像は、転写ベルト20に対して順次1次転写され、更に、転写ベルト20上で合成される。
用紙は、自動給紙カセット15に収納されており、1枚ずつ所定のタイミングで給紙され、通紙経路16を経由して転写ベルト20から2次転写位置23にて合成トナー画像を2次転写され、定着装置25でトナーの加熱定着を施された後、排出ローラ対27から後処理装置3へ排出される。制御部18は、例えば、CPUにより実現され、複写機1全体の制御を行う。
後処理装置3は、画像形成装置2に接続されており、用紙束に対してステープル処理を施す。該後処理装置3は、ローラ対41,搬送ローラ対42、ステープラ46、整合トレイ50、積載トレイ60、排出ローラ61a,61b、整合パドル62、排出ローラ対63、制御部71、記憶部72、検知部80及びセンサ84,86,88により構成されている。
ローラ対41は、排出ローラ対27から排出された用紙を後処理装置3に導入する。この後、搬送ローラ対42は、矢印A方向に用紙を搬送し、整合トレイ50上に1枚ずつ送り出す。整合パドル62は、整合トレイ50上の用紙束を整合する。用紙が所定枚数だけ整合トレイ50上に積載されたら、後処理手段として機能するステープラ46は、用紙束の端部にステープルを打ち込んで後処理を施す。この後、排出ローラ61a,61b及び排紙ローラ対63は、後処理が施された用紙束を積載トレイ60に排出する。通常、排出ローラ61aは、排出ローラ61bに対して離間して配置され、排出時に用紙束を介して排出ローラ61bに圧接して回転する。これにより、用紙束は、積載トレイ60上に排出される。
積載トレイ60上には、複数の用紙束が積載される。該積載トレイ60は、図1の矢印の方向に昇降可能に後処理装置3に設けられている。そして、積載トレイ60は、図1に図示していない昇降装置により、用紙の積載量に応じて下降させられる。より具体的には、積載トレイ60は、昇降装置により用紙の積載量が増加するにしたがって、下降させられる。この積載量とは、積載トレイ60に積載されている用紙全体の厚みである。以下に、図2及び図3を参照しながら、昇降装置及び積載トレイ60の詳細について説明する。図2は、複写機1に設けられている後処理装置3の分解斜視図である。図3(a)は、相対的に重量が大きい用紙が積載トレイ60上に満載されている状態の後処理装置3を示した図である。図3(b)は、相対的に重量が小さい用紙が積載トレイ60上に満載されている状態の後処理装置3を示した図である。図3(c)は、はがきや封筒等の特殊用紙が積載トレイ60上に満載されている状態の後処理装置3を示した図である。
昇降装置100は、モータ102、ギア104,106,108,110,112,114、プーリー116及びベルト118を備えており、積載トレイ60を図2の矢印の方向(以下、下降方向と称す)に昇降させる役割を果たす。モータ102は、積載トレイ60を昇降させるための動力源である。ギア104,106,108,110,112,114は、モータ102の動力をプーリー116に伝達する役割を果たす。プーリー116は、後処理装置3の上方に設けられており、モータ102の動力により回転する。ベルト118は、図2に図示していないプーリーとプーリー116との間に巻きつけられている。
積載トレイ60は、両端において後処理装置3の側面に沿って延在する延在部60aを備えている。この延在部60aは、ベルト118近傍において、後処理装置3から遠ざかる方向に90度折り曲げられており、該ベルト118に対して固定されている。これにより、モータ102が回転すると、ベルト118が回転し、積載トレイ60が昇降するようになる。
次に、検知部80及びセンサ84,86,88について、図1ないし図3を参照しながら説明する。検知部80は、積載トレイ60に積載されている用紙の上面を検知し、検知部材92及びセンサ94により構成されている。検知部材92は、L字型の部材である。検知部材92の一端は、積載トレイ60の排出口Oの直下に設けられた開口90を介して、後処理装置3の外部に露出している。検知部材92の他端は、後処理装置3の内部にて回転可能に支持されている。これにより、検知部材92は、図2の矢印の方向に揺動可能である。
センサ94は、図2に示すように、発光部94a及び受光部94bを有し、検知部材92の近傍に設けられている。より詳細には、センサ94は、検知部材92が用紙の上面により押し上げられた場合には、検知部材92が発光部94aと受光部94bとの間に位置し、かつ、検知部材92が用紙の上面に接触していない場合には、検知部材92が発光部94aと受光部94bとの間に位置しないように、設けられている。これにより、センサ94は、受光部94bが発光部94aからの光を受光しているか否かにより、用紙の上面が検知部80の位置まで到達しているか否かを検知している。
センサ84,86,88は、図1に示すように、積載トレイ60の下降方向において異なる位置に配置され、かつ、積載トレイ60を検知する役割を果たす。より詳細には、センサ84は、図1に示す第1の位置P1に積載トレイ60が位置していることを検知する。センサ86は、第1の位置P1よりも下方に位置する第2の位置P2に積載トレイ60が位置していることを検知する。センサ88は、第2の位置P2よりも下方に位置する第3の位置P3に積載トレイ60が位置していることを検知する。以下、センサ84を例にとって詳細に説明する。
センサ84は、図2に示すように、発光部84a及び受光部84bを有し、ベルト118近傍に設けられている。より詳細には、センサ84は、第1の位置P1に積載トレイ60が位置している場合には、延在部60aが発光部84aと受光部84bとの間に位置し、かつ、第1の位置P1に積載トレイ60が位置していない場合には、延在部60aが発光部84aと受光部84bとの間に位置しないように、設けられている。これにより、センサ84は、受光部84bが発光部84aからの光を受光しているか否かにより、積載トレイ60が第1の位置P1に位置しているか否かを検知している。
図1に示す制御部71は、例えば、CPUにより実現され、後処理装置3の制御を行う。記憶部72は、例えば、不揮発性メモリにより実現され、制御部71が後処理装置3を制御する際に必要な情報を記憶している。より詳細には、制御部71は、センサ84,86,88の内のいずれのセンサ84,86,88が積載トレイ60を検知したときに、用紙が積載トレイ60に満載されていると検知するのかを、用紙の種類に基づいて決定する。そこで、記憶部72は、用紙の種類と使用するセンサとの関係を示した表1に示すテーブルを記憶している。
表1に示すテーブルには、相対的に重量が大きい用紙(B4以上の用紙)が積載される場合には、図3(a)に示すように下降方向において相対的に上側に配置されたセンサ86により積載トレイ60を検知させ、相対的に重量が小さい用紙(B4より小さい用紙)が積載される場合には、図3(b)に示すように、下降方向において相対的に下側に配置されたセンサ88により積載トレイ60を検知させることが記録されている。これにより、相対的に重量が大きい用紙が積載トレイ60に積載され過ぎることが防止されている。
更に、表1に示すテーブルには、特殊用紙が積載される場合には、下降方向において最も上側に配置されたセンサ84により積載トレイ60を検知させることが記録されている。特殊用紙とは、例えば、はがきや封筒等の小さな用紙である。このような特殊用紙は、サイズが小さいために、大量に積載すると崩れ落ち易い。そこで、後処理装置3では、特殊用紙については、積載される枚数が通常の用紙に比べて少なくなるように設定されている。
(複写機の動作)
以上のように構成された複写機1の動作について、以下に図面を参照しながら説明する。図4は、ステープル処理が行われる際に制御部71が行う動作を示したフローチャートである。
以上のように構成された複写機1の動作について、以下に図面を参照しながら説明する。図4は、ステープル処理が行われる際に制御部71が行う動作を示したフローチャートである。
まず、操作者は、原稿束を何セット複写するのかをタッチパネル等の入力部(図示せず)を用いて入力する。これにより、制御部18は、複写する用紙束のセット数に関する情報を取得する。ユーザの入力に応じて、制御部18は、読み取り装置に原稿束の読み取りを行わせる。この際、制御部18は、読み取り装置4が読み取った原稿束に含まれる用紙の種類に関する情報を取得する。用紙の種類とは、具体的には、用紙が特殊用紙であるか、用紙サイズがB4より小さいか、又は用紙サイズがB4以上であるかのいずれかである。この後、制御部18は、用紙に対する画像の印刷を画像形成装置2に行わせる。
制御部71は、用紙の種類に関する情報を制御部18より取得する(ステップS1)。次に、制御部71は、表1に示すテーブル及び用紙のサイズに関する情報に基づいて、用紙の満載の検知に使用するセンサを決定する(ステップS2)。より詳細には、制御部71は、用紙のサイズがB4以上である場合には、用紙の満載の検知にセンサ86を使用すると決定し、用紙のサイズがB4よりも小さい場合には、用紙の満載の検知にセンサ88を使用すると決定し、用紙が特殊用紙である場合には、用紙の満載の検知にセンサ84を使用すると決定する。
次に、制御部71は、ステープラ46にステープル処理を行わせる(ステップS3)。より詳細には、1セット分の用紙が整合トレイ50上に積載されたら、制御部71は、ステープラ46により用紙束の隅に対してステープルを打ち込む。この後、制御部71は、排出ローラ61a,61b及び排出ローラ対63により整合トレイ50上の用紙束を積載トレイ60に排出させる(ステップS4)。
次に、制御部71は、昇降装置100により積載トレイ60を上昇させる(ステップS5)。次に、制御部71は、検知部80が用紙の上面を検知したか否かを判定する(ステップS6)。より詳細には、制御部71は、検知部材92が用紙の上面により押し上げられて、発光部94aと受光部94bとの間が検知部材92により遮断されたか否かを、センサ94からの信号により判定する。検知部80が用紙の上面を検知した場合には、本処理はステップS7に進む。検知部80が用紙の上面を検知していない場合には、本処理はステップS5に戻る。
検知部80が用紙の上面を検知した場合には、制御部71は、昇降装置100による積載トレイ60の上昇を停止する(ステップS7)。この後、制御部71は、昇降装置100により積載トレイ60を所定量だけ下降させる(ステップS8)。ステップS8における所定量は、1セットの用紙束の厚みより少し大きい程度が好ましい。これにより、ステップS5〜ステップS7の間の処理において、積載トレイ60は、約1セットの用紙束の厚みの分だけ下降することになる。その結果、用紙束が排出される度に、積載トレイ60は、次第に下降していく。
次に、制御部71は、ステップS2において決定したセンサが積載トレイ60を検知したか否かを判定する(ステップS9)。ステップS9では、制御部71は、積載トレイ60上の用紙が満載状態になったか否かを判定している。センサが積載トレイ60を検知した場合には、積載トレイ60上の用紙が満載状態となったので、本処理は終了する。センサが積載トレイ60を検知しない場合には、積載トレイ60上の用紙が満載状態となっていないので、本処理はステップS3に戻る。この場合、次の用紙束に対して、ステップS3ないしステップS9の処理が実行される。
(効果)
複写機1によれば、積載トレイ60上の用紙が満載状態であることを検知するのに用いられるセンサ84,86,88は、用紙の種類に応じて使い分けられている。より詳細には、図3(a)に示すように、相対的に重量が大きい用紙が積載される場合には、上側に配置されたセンサ86が積載トレイ60を検知したら、制御部71は、用紙が満載状態であると検知する。一方、図3(b)に示すように、相対的に重量が小さい用紙が積載される場合には、制御部71は、下側に配置されたセンサ88が積載トレイ60を検知したら、用紙が満載状態であると検知する。これにより、相対的に重量が大きい用紙が積載される場合には、用紙の積載枚数の上限を相対的に少なくし、相対的に重量が小さい用紙が積載される場合には、用紙の積載枚数の上限を相対的に多くすることができる。したがって、相対的に重量が大きい用紙が積載トレイ60上に大量に積載されることが防止され、積載トレイ60上に用紙が積載され過ぎることが防止される。その結果、積載トレイ60の強度を大きくせずに済むと共に、モータ102のパワーを大きくせずに済み、複写機1及び後処理装置3の製造コストを低減できる。
複写機1によれば、積載トレイ60上の用紙が満載状態であることを検知するのに用いられるセンサ84,86,88は、用紙の種類に応じて使い分けられている。より詳細には、図3(a)に示すように、相対的に重量が大きい用紙が積載される場合には、上側に配置されたセンサ86が積載トレイ60を検知したら、制御部71は、用紙が満載状態であると検知する。一方、図3(b)に示すように、相対的に重量が小さい用紙が積載される場合には、制御部71は、下側に配置されたセンサ88が積載トレイ60を検知したら、用紙が満載状態であると検知する。これにより、相対的に重量が大きい用紙が積載される場合には、用紙の積載枚数の上限を相対的に少なくし、相対的に重量が小さい用紙が積載される場合には、用紙の積載枚数の上限を相対的に多くすることができる。したがって、相対的に重量が大きい用紙が積載トレイ60上に大量に積載されることが防止され、積載トレイ60上に用紙が積載され過ぎることが防止される。その結果、積載トレイ60の強度を大きくせずに済むと共に、モータ102のパワーを大きくせずに済み、複写機1及び後処理装置3の製造コストを低減できる。
また、複写機1では、ハガキや封筒等の特殊用紙が積載トレイ60に積載される場合には、最も上側に位置しているセンサ84により積載トレイ60の検知が行われる。特殊用紙は、サイズが小さかったり厚みが大きかったりするので、積載されたときに崩れ落ち易い。そこで、特殊用紙が積載トレイ60に積載される場合には、特殊用紙の積載枚数の上限を少なくすることにより、積載トレイ60上で特殊用紙が崩れ落ちることを低減できる。
また、複写機1は、積載トレイ60上の用紙の満載状態を、用紙全体の厚みに基づいて判定しているので、以下に説明するように、積載トレイ60上の用紙の満載状態を正確に検知することができる。より詳細には、従来のシート積載装置は、例えば、排出した用紙の枚数をカウントし、用紙の枚数が所定枚数に到達したら、積載トレイ上の用紙の満載状態を検知していた。
しかしながら、用紙の排出途中に積載トレイ上に積載されている用紙が引き抜かれた場合には、前記従来のシート積載装置は、積載トレイ上に所定枚数の用紙を排出した段階で、積載トレイ上の用紙が満載状態でないにも関らず、積載トレイ上の用紙が満載状態であると検知してしまう。
一方、複写機1は、積載トレイ60上の用紙全体の厚みにより、積載トレイ60上の用紙が満載状態であるか否かを判定している。そのため、用紙の排出途中に積載トレイ上に積載されている用紙が引き抜かれたとしても、用紙全体の厚みが所定の大きさに到達するまで、制御部71は、積載トレイ60上の用紙の満載状態を検知しない。したがって、複写機1では、積載トレイ60上の用紙の満載状態を正確に検知することができる。
更に、複写機1は、以下に説明するように、積載トレイ60上に用紙が既に積載されている状態で用紙の排出が開始されたとしても、積載トレイ60上の用紙の満載状態を検知することができる。より詳細には、従来のシート積載装置は、排出した用紙の枚数をカウントし、用紙の枚数が所定枚数に到達したら、積載トレイ上の用紙の満載状態を検知していた。
しかしながら、該従来のシート積載装置では、用紙の枚数により積載トレイ上の用紙の満載状態を判定しているので、用紙の排出の開始時には、積載トレイ上に用紙が存在しない状態となっている必要がある。例えば、従来のシート積載装置は、積載トレイ上に用紙が既に積載されている場合には、積載トレイ上に用紙が既に満載状態であるにも関らず、用紙の排出を継続してしまうおそれがある。
これに対して、複写機1は、積載トレイ60上の用紙全体の厚みにより、積載トレイ60上の用紙の満載状態を判定している。そのため、制御部71は、用紙の排出の開始時に既に積載トレイ60上に用紙が積載されていたとしても、用紙全体の厚みが所定の大きさに到達したら、排出した用紙の枚数に関らず、積載トレイ60上の用紙の満載状態を検知する。したがって、複写機1では、積載トレイ60上の用紙の満載状態を正確に検知することができる。
(その他の実施形態)
以上のように構成された複写機1及び後処理装置3は、前記実施形態に示したものに限らない。したがって、複写機1及び後処理装置3は、その要旨の範囲内において変更可能である。
以上のように構成された複写機1及び後処理装置3は、前記実施形態に示したものに限らない。したがって、複写機1及び後処理装置3は、その要旨の範囲内において変更可能である。
複写機1及び後処理装置3では、ステープル処理が施された用紙束が積載トレイ60上に積載されるものとしたが、積載トレイ60上には、ステープル処理等の後処理が施されていない用紙が積載されてもよい。
また、複写機1及び後処理装置3では、積載トレイ60に積載されるシートは、用紙であるとしたが、該シートはこれに限らない。
また、複写機1及び後処理装置3では、センサ84,86,88は、3つ設けられているが、センサの数は、これに限らない。
1 複写機
3 後処理装置
18,71 制御部
60 積載トレイ
63 排出ローラ対
72 記憶部
80 検知部
84,86,88,94 センサ
92 検知部材
100 昇降装置
102 モータ
3 後処理装置
18,71 制御部
60 積載トレイ
63 排出ローラ対
72 記憶部
80 検知部
84,86,88,94 センサ
92 検知部材
100 昇降装置
102 モータ
Claims (4)
- シートが積載される積載手段と、
前記シートの積載量に応じて前記積載手段を下降させる下降手段と、
前記積載手段の下降方向において異なる位置に配置され、かつ、前記積載手段を検知する複数の検知手段と、
前記複数の検知手段の内のいずれの前記検知手段が前記積載手段を検知したときに、前記シートが該積載手段に満載されていると検知するのかを、前記シートの種類に基づいて決定する制御手段と、
を備えていること、
を特徴とするシート積載装置。 - 前記制御手段は、相対的に重量が大きい前記シートが積載される場合には、前記下降方向において相対的に上側に配置された前記検知手段により前記積載手段を検知させ、相対的に重量が小さい該シートが積載される場合には、該下降方向において相対的に下側に配置された前記検知手段により該積載手段を検知させること、
を特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。 - 前記シートに対して後処理を施す後処理手段と、
後処理が施された前記シートを前記積載手段に排出する排出手段と、
を更に備えていること、
を特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のシート積載装置。 - 前記シートの積載量とは、積載されている該シート全体の厚みであること、
を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のシート積載装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008096118A JP2009249080A (ja) | 2008-04-02 | 2008-04-02 | シート積載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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