JP2017072782A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】白紙を成果物に混入させることなく、かつ画像形成不良を防止して、シートに高画質の画像を形成することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】シートが排出されるシート積載トレイ(第1の排出手段)及びエスケープトレイ(第2の排出手段)と、シートの搬送路を切り換える切換え部材(切換え手段)と、制御部(制御手段)と、を備える。制御部は、画像形成信号を受けると、最初のシートを、画像を形成せずにエスケープトレイへ排出した後に、シート積載トレイへシートが排出されるように切換え部材を制御する。また、制御部は、複数枚のシートへの画像形成信号を受けて、シート積載トレイにシートを排出している途中で、最終シート検知センサ(シート検知手段)が最後のシートを検知すると、最後のシートを、画像を形成せずにエスケープトレイに排出するように切換え部材を制御する。
【選択図】図6
【解決手段】シートが排出されるシート積載トレイ(第1の排出手段)及びエスケープトレイ(第2の排出手段)と、シートの搬送路を切り換える切換え部材(切換え手段)と、制御部(制御手段)と、を備える。制御部は、画像形成信号を受けると、最初のシートを、画像を形成せずにエスケープトレイへ排出した後に、シート積載トレイへシートが排出されるように切換え部材を制御する。また、制御部は、複数枚のシートへの画像形成信号を受けて、シート積載トレイにシートを排出している途中で、最終シート検知センサ(シート検知手段)が最後のシートを検知すると、最後のシートを、画像を形成せずにエスケープトレイに排出するように切換え部材を制御する。
【選択図】図6
Description
本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
プリンタや複写機などの画像形成装置は、多種多様な環境下に置かれる場合がある。例えば、画像形成装置が極度に湿度の高い高湿度環境や極度に乾燥した低湿度環境などの環境下に放置されると、シートに画像形成する際に、画像形成不良が発生しやすくなる。特に、カセットに積載されたシートのうち、最上位のシートと最下位のシートが湿度の影響を受けやすい。このため、従来、カセットに積載されている最上位のシートを、電源投入後に画像を形成することなく自動的に排出する画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載のように、電源投入後にカセット内の最上位のシートを自動的に排出する構成では、長期間湿度の影響を受ける環境下に画像形成装置が置かれた状態から画像形成動作を行う場合には効果的である。しかし、湿度の影響を受ける環境下で画像形成装置に電源が入ったままの状態で画像形成を行っていないときにもシートが湿度の影響を受けてしまうため、その状況で画像形成動作を行った際に画像形成不良を発生させてしまうおそれがある。また、電源投入時に自動的に排出される白紙のシートと、その後の画像形成されたシートと、が同じトレイに排出されるために、成果物としての画像形成されたシートに自動的に排出され白紙のシートが混入するという問題がある。
そこで、本発明は、上述した課題を解決した画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像形成装置において、シートが積載される積載手段と、前記積載手段に積載されたシートを給送する給送手段と、前記給送手段によって給送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、シートが排出される第1の排出手段及び第2の排出手段と、シートの搬送路を切り換える切換え手段と、画像形成信号を受けると、最初のシートを、画像を形成せずに前記第2の排出手段へ排出した後に、前記第1の排出手段へシートが排出されるように前記切換え手段を制御する制御手段と、を備えた、ことを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置において、シートが積載される積載手段と、前記積載手段に積載されたシートを給送する給送手段と、前記給送手段によって給送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、シートが排出される第1の排出手段及び第2の排出手段と、シートの搬送路を切り換える切換え手段と、前記積載手段に積載されたシートのうち、最後のシートを検知するシート検知手段と、複数枚のシートへの画像形成信号を受けて、前記第1の排出手段にシートを排出している途中で、前記シート検知手段が前記最後のシートを検知すると、前記最後のシートを、画像を形成せずに前記第2の排出手段に排出するように前記切換え手段を制御する制御手段と、を備えた、ことを特徴とする。
本発明によると、制御手段が画像形成信号を受けると、積載手段に積載された最初のシート又は最後のシートを、画像が形成されたシートが排出される第1の排出手段とは別個に設けられた第2の排出手段に排出する。このため、湿度の影響による画像形成不良を防止して、シートに高画質の画像を形成することができ、かつ画像形成された成果物に白紙を混入させることがなくなる。
[全体構成]
まず、本発明の実施の形態について説明する。本発明の実施の形態に係るプリンタユニット1(画像形成装置)は、図1に示すように、プリンタ10と、プリンタ10の一側に接続されるフィニッシャ60(シート処理装置)と、プリンタ10の他側に接続される外部給送装置80と、から構成されている。
まず、本発明の実施の形態について説明する。本発明の実施の形態に係るプリンタユニット1(画像形成装置)は、図1に示すように、プリンタ10と、プリンタ10の一側に接続されるフィニッシャ60(シート処理装置)と、プリンタ10の他側に接続される外部給送装置80と、から構成されている。
プリンタ10は、プリンタ本体10A(画像形成装置本体)と、プリンタ本体10Aの上方に配設された画像読取装置40と、を有している。画像読取装置40は、原稿トレイ41に積載された原稿(シート)を自動的に給送するAuto Document Feeder(以下ADFという)42と、原稿の画像を読み取るリーダ部43と、を有している。リーダ部43は、プラテンガラス44と、原稿台ガラス45と、スキャナユニット46と、レンズ47と、イメージセンサ部48と、を有している。
プリンタ本体10Aは、カセット給送部11と、画像形成部20(画像形成手段)と、定着ローラ対30と、制御部35と、操作パネル36(図3参照)と、を有している。カセット給送部11は、2段のカセット12,12(積載手段)と、各カセット12に積載されたシートPを給送する給送ローラ13(給送手段)と、を有している。カセット12,12は、プリンタ本体10Aに対して引出し及び装着可能に設けられている。
画像形成部20は、露光制御部21と、感光体ドラム22と、帯電器23と、現像器24と、クリーニング部25と、転写部26と、を有している。転写部26は、駆動ローラ27及び従動ローラ28に巻き掛けられる無端状の転写ベルト29と、転写ベルト29の内側に配置され、転写ベルト29を挟んで感光体ドラム22の反対側には、コロナ帯電器29aが設けられている。
操作パネル36は、各種モードの設定やプリンタユニット1の動作状態等の情報を表示し、ユーザは、操作パネル36によってプリンタユニット1に関する各種の設定を行うことができる。
外部給送装置80は、2つのカセットデッキ81,81(積載手段)と、各カセットデッキ81に積載されたシートPを給送する給送ローラ82(給送手段)と、外部給送装置80の上部に設けられたエスケープトレイ83(第2の排出手段)と、を有している。
フィニッシャ60は、入口ローラ対61と、サンプルトレイ62と、サンプルトレイ62にシートを排出する第1排出ローラ対63と、処理トレイ64と、を有している。また、フィニッシャ60は、処理トレイ64に積載されたシート束を綴じるステープラ65と、シート積載トレイ66(第1の排出手段)と、シート積載トレイ66にシート束を排出する第2排出ローラ対67と、を有している。
ここで、図1及び図2に沿って、プリンタユニット1の複数のシート搬送路、シート搬送路を切り換える複数の切換え部材及びシート搬送路上のシートを検知する複数のセンサについて説明する。プリンタ本体10Aは、カセット給送部11から感光体ドラム22とコロナ帯電器29aとによって形成される転写ニップNまでのシートの搬送路である給送搬送路50を有している。また、プリンタ本体10Aは、レジストレーションローラ対34の搬送方向における上流に位置する分岐点Xからフィニッシャ60にシートを排出するプリンタ排出ローラ対51までのシートの搬送路である排出搬送路52を有している。また、プリンタ本体10Aは、定着ローラ対30を通過したシートが反転するための反転搬送路53と、反転搬送路53で反転したシートを給送搬送路50に案内する両面搬送路54と、を有している。更に、プリンタ本体10Aは、エスケープトレイ83にシートを案内する予備搬送路55を有している。
給送搬送路50と予備搬送路55との分岐点Xには、シートの搬送路を切り換える切換え部材56が配置されている。排出搬送路52と反転搬送路53との分岐部Qには、シートの搬送路を切り換える切換え部材57が配置されている。反転搬送路53と両面搬送路54との分岐点Yには、シートの搬送路を切り換える切換え部材58が配置されている。また、反転搬送路53には、ジャムシート排出トレイ33(ジャムシート排出手段)にシートを案内可能な切換え部材59が配置されている。
フィニッシャ60は、シートの搬送路であるフィニッシャ搬送路68と、シートをサンプルトレイ62とシート積載トレイ66のいずれかに排出させるようにシートを案内する切換え部材69と、を有している。外部給送装置80は、シートをプリンタ本体10Aに案内するデッキ搬送路84を有している。
図2に示すように、給送搬送路50、排出搬送路52、反転搬送路53、両面搬送路54、フィニッシャ搬送路68及びデッキ搬送路84には、複数のシート検知センサ50a,52a,53a,54a,68a,84aがそれぞれ設けられている。これらシート検知センサ50a,52a,53a,54a,68a,84aは、例えば図2において三角形で図示されており、また、上記した複数の搬送路には、シートを搬送する複数の搬送ローラ対が設けられている。
また、プリンタ本体10Aには、カセット12がプリンタ本体10Aに装着されたことを検知する装着検知センサ12aと、カセット12に積載されたシートのうち、最後のシートを検知する最終シート検知センサ12bと、が設けられている。更に、給送搬送路50には、カセット給送部11から給送されたシートの重送を検知する重送検知センサ11aが設けられている。外部給送装置80には、カセットデッキ81が外部給送装置本体80Aに装着されたことを検知する装着検知センサ81aと、カセットデッキ81に積載されたシートのうち、最後のシートを検知する最終シート検知センサ81bと、が設けられている。さらに、デッキ搬送路84には、カセットデッキ81から給送されたシートの重送を検知する重送検知センサ81cが設けられている。
[制御ブロック]
図3は、プリンタユニット1の制御を行う制御部35(制御手段)の制御ブロック図である。制御部35は、CPU91と、各種のプログラムが記憶されているROM92と、データを一時記憶するRAM93と、タイマ94と、入力コントローラ95と、出力コントローラ96と、を有している。タイマ94は、カセット12及びカセットデッキ81が、それぞれプリンタ本体10A及び外部給送装置本体80Aに装着されてからの経過時間(以下、単に経過時間という)を計測する。
図3は、プリンタユニット1の制御を行う制御部35(制御手段)の制御ブロック図である。制御部35は、CPU91と、各種のプログラムが記憶されているROM92と、データを一時記憶するRAM93と、タイマ94と、入力コントローラ95と、出力コントローラ96と、を有している。タイマ94は、カセット12及びカセットデッキ81が、それぞれプリンタ本体10A及び外部給送装置本体80Aに装着されてからの経過時間(以下、単に経過時間という)を計測する。
入力コントローラ95には、シート検知センサ50a,52a,53a,54a,68a,84aと、装着検知センサ12a,81aと、最終シート検知センサ12b、81b(シート検知手段)と、重送検知センサ11a、81cと、が接続されている。また、入力コントローラ95には、後述する環境センサ90と、ジャムシート排出トレイ33と、が接続されている。さらに、入力コントローラ95には、サンプルトレイ62と、シート積載トレイ66及びエスケープトレイ83にシートが満載されたことをそれぞれ検知する満載検知センサ33a,62a,66a,83aと、が接続されている。
出力コントローラ96には、切換え部材56,57,58,59,69(切換え手段)をそれぞれ駆動させるプランジャPL56,PL57,PL58,PL59,PL69と、搬送ローラ対等の回転部材を駆動させる複数のモータ等が接続されている。また、入力コントローラ95と出力コントローラ96との間には、操作パネル36が接続されている。
[画像読取動作]
次に、図1乃至図3を参照して、画像読取装置40による画像読取動作について説明する。画像読取装置40による画像読取動作は、いわゆる流し読み若しくは固定読みによって行われる。スキャナユニット46を読取位置に停止させ、プラテンガラス44上を移動する原稿を読み取る形態を流し読みと言い、原稿台ガラス45に原稿を載置し、読取位置から走査位置へとスキャナユニット46を移動させながら読み取る形態を固定読みと言う。
次に、図1乃至図3を参照して、画像読取装置40による画像読取動作について説明する。画像読取装置40による画像読取動作は、いわゆる流し読み若しくは固定読みによって行われる。スキャナユニット46を読取位置に停止させ、プラテンガラス44上を移動する原稿を読み取る形態を流し読みと言い、原稿台ガラス45に原稿を載置し、読取位置から走査位置へとスキャナユニット46を移動させながら読み取る形態を固定読みと言う。
制御部35が流し読みの画像読取信号を受信すると、原稿トレイ41に積載された原稿は、ADF42によってプラテンガラス44に向けて給送される。なお、ADF42は、画像が形成されている原稿のみならず、白紙を給送してもよく、シート状のものであればどのようなものを給送しても良い。この際、スキャナユニット46は、プラテンガラス44の下方の位置である読取位置に位置している。スキャナユニット46は、プラテンガラス44上を搬送される原稿に向けて光を照射し、原稿からの反射光をミラー及びレンズ47を介してイメージセンサ部48が読み取る。イメージセンサ部48は、この反射光を光電変換し、電子的な画像信号としてプリンタ本体10Aや外部のコンピュータに出力する。
原稿の画像を固定読みによって読み取る場合には、ユーザは、ADF42を開いて、原稿台ガラス45上に原稿を載置する。そして、ユーザは、ADF42を閉じることで原稿台ガラス45上の原稿を位置決めする。この状態で制御部35が固定読みの画像読取信号を受信すると、スキャナユニット46が読取位置から走査位置に移動しながら、原稿の画像を読み取る。
[画像形成動作]
次に、プリンタユニット1による画像形成動作について説明する。プリンタユニット1は、操作パネル36又は外部のコンピュータ等から選択可能な生産性優先モードと、後述する画像優先モードと、を有している。まず、生産性優先モードの場合の画像形成動作について説明する。
次に、プリンタユニット1による画像形成動作について説明する。プリンタユニット1は、操作パネル36又は外部のコンピュータ等から選択可能な生産性優先モードと、後述する画像優先モードと、を有している。まず、生産性優先モードの場合の画像形成動作について説明する。
制御部35は、例えば、外部のコンピュータ等の入力部からの画像形成信号や、画像形成装置の入力ボタンの押圧により画像読取装置40が原稿の画像情報を読み取り、その後に出力される画像形成信号が入力される。制御部35が画像形成信号を受けると、外部のコンピュータ等から入力された画像情報又は画像読取装置40によって読み取られた画像情報に基づいて、画像形成部20による画像形成プロセスが開始される。露光制御部21は、上記画像情報に従って感光体ドラム22にレーザ光を照射する。このとき感光体ドラム22は、帯電器23により予め帯電されており、レーザ光が照射されることで感光体ドラム22上に静電潜像が形成される。その後、現像器24によりこの静電潜像が現像され、感光体ドラム22上にトナー像が形成される。トナー像が転写された後に感光体ドラム22に残ったトナーは、クリーニング部25によって回収される。
上述の画像形成動作に並行して、カセット12に収納されたシート又はカセットデッキ81に積載されたシートPが、1枚ずつレジストレーションローラ対34に向けて搬送される。そして、シートPは、レジストレーションローラ対34により斜行が補正され、所定の搬送タイミングで搬送される。更に、シートPは、転写ベルト29によって搬送されつつ、転写ニップNにおいて、感光体ドラム22上のトナー像が転写される。トナー像が転写されたシートPは、定着ローラ対30によって熱及び圧力が加えられてトナー像が定着され、排出搬送路52によってプリンタ排出ローラ対51に案内される。シートPは、プリンタ排出ローラ対51によりフィニッシャ60へ排出される。
なお、シートPを、画像形成面を表裏逆にしてフィニッシャ60へ排出する場合には、制御部35は、プランジャPL57を制御して、シートを反転搬送路53に案内するように切換え部材57を駆動させる。定着ローラ対30を通過したシートPは、切換え部材57によって反転搬送路53に搬送される。シートPの後端が反転ローラ37の近くまで達すると、反転ローラ37及びスイッチバックローラ38が逆転し、シートPは、プリンタ排出ローラ対51に向けて搬送される。
また、シートPの両面に画像を形成する場合には、制御部35は、プランジャPL57を制御して、シートPを反転搬送路53に案内するように切換え部材57を駆動させる。転写ニップNにおいて第1面に画像が形成されたシートPは、切換え部材57によって反転搬送路53に搬送される。シートPの後端が分岐点Yを通過すると、スイッチバックローラ38の回転が一時停止する。そして、制御部35は、プランジャPL58を制御して、シートPを両面搬送路54に案内するように切換え部材58を駆動させ、スイッチバックローラ38を逆転させる。
シートPは、スイッチバックローラ38及び切換え部材58によって両面搬送路54に案内される。そして、このシートPは、給送搬送路50に合流し、レジストレーションローラ対34へと再度搬送される。シートPは、レジストレーションローラ対34によって所定のタイミングで搬送されて、転写ニップNにおいて第2面に画像が形成され、プリンタ排出ローラ対51によってフィニッシャ60へ排出される。
フィニッシャ60に排出されたシートPは、入口ローラ対61等によってフィニッシャ搬送路68を搬送される。そして、シートPは、切換え部材69によって第1排出ローラ対63に案内され、第1排出ローラ対63によってサンプルトレイ62に排出される。
ユーザによって、シートを綴じるステープラモードが操作パネル36によって入力されている時には、制御部35は、プランジャPL69を制御して、シートPを処理トレイ64に案内するように切換え部材69を駆動させる。フィニッシャ搬送路68を搬送されるシートPは、切換え部材69によって処理トレイ64に向けて案内され、処理トレイ64に積載される。所定枚数のシートが処理トレイ64に積載されると、ステープラ65は、シート束を綴じる。このシート束は、第2排出ローラ対67によってシート積載トレイ66に排出される。
また、上述した画像形成動作中において、重送検知センサ11aまたは重送検知センサ81cがシートの重送を検知すると、制御部35は、プランジャPL56を制御して、シートPを予備搬送路55に案内するように切換え部材56を駆動させる。そして、分岐点Xに搬送されたシートPは、切換え部材56によって予備搬送路55に案内され、エスケープトレイ83に排出される。
[ジャム検知]
本実施の形態では、上述したように、搬送路に複数のシート検知センサ50a,52a,53a,54a,68a,84aが設けられており、シートがジャムすると、これらのシート検知センサが、シートのジャムを検知する。そして、通常、プリンタ本体10A及び外部給送装置80には、複数のシートが同時に搬送されており、これらのシートの位置は、シート検知センサ50a,52a,53a,54a,68a,84aによって特定される。装置内でジャムが発生した際には、シート検知センサ50a,52a,53a,54a,68a,84aによって検知されたシートの位置に基づいて、装置内に滞留したシートの排出先が決定される。
本実施の形態では、上述したように、搬送路に複数のシート検知センサ50a,52a,53a,54a,68a,84aが設けられており、シートがジャムすると、これらのシート検知センサが、シートのジャムを検知する。そして、通常、プリンタ本体10A及び外部給送装置80には、複数のシートが同時に搬送されており、これらのシートの位置は、シート検知センサ50a,52a,53a,54a,68a,84aによって特定される。装置内でジャムが発生した際には、シート検知センサ50a,52a,53a,54a,68a,84aによって検知されたシートの位置に基づいて、装置内に滞留したシートの排出先が決定される。
例えば、給送部11と、給送搬送路50と両面搬送路54との合流地点Zと、の間に位置するシートは、そのまま待機し、合流地点Zと分岐点Xとの間に位置するシートは、エスケープトレイ83に排出される。分岐点Xと分岐点Yとの間に位置するシートは、切換え部材59によってジャムシート排出トレイ33に排出され、分岐点Yと合流地点Zとの間に位置するシートは、両面搬送路54において待機される。
[画像優先モード]
画像優先モードでは、高湿度環境や低湿度環境に晒されて画像形成に不適となったシートを強制排出する。図4は、カセット12又はカセットデッキ81に積載されたシートPが低湿度環境に晒された状態における、最上位のシートP1及び最下位のシートP2の表層の水分量の変化を表したものである。
画像優先モードでは、高湿度環境や低湿度環境に晒されて画像形成に不適となったシートを強制排出する。図4は、カセット12又はカセットデッキ81に積載されたシートPが低湿度環境に晒された状態における、最上位のシートP1及び最下位のシートP2の表層の水分量の変化を表したものである。
例えば、図4は、シートPをカセット12に補給した直後のシートP1,P2の水分量をS0、低湿度環境下で所定時間(T1)放置された状態のシートP1,P2の水分量をS1で示している。低湿度環境下では、シートは時間経過と共に乾燥していき、水分量が低下していく。シートの水分量が低下してシートが乾燥すると、静電気によってシート同士がくっつきやすくなり、シートの給送不能や重送といった問題の原因となる。そのため、本実施の形態では、水分量S1よりもシートP1,P2の水分量が小さくなると画像形成不良が発生しやすくなるため、シートの最大放置可能時間をT1としている。
同様にして、高湿度環境下では、シートは時間経過と共に吸湿し、水分量が増加していく。シートの水分量が増加すると、トナーが上手くシートに定着できず画像形成不良が発生しやすい。なお、高湿度環境下では、積載されているシートにカールを発生させるおそれもある。また、湿度だけではなく、温度も画像形成不良やシートのカールの発生に影響することもあり、本実施の形態では、図5に示すように、曲線A及び曲線Bで囲まれる温度及び湿度の範囲を通常の画像形成が可能な通常環境としている。また、本実施の形態では、曲線Aよりも湿度の低い環境を低湿度環境、曲線Bよりも湿度の高い環境を高湿度環境とし、これら低湿度環境及び高湿度環境を併せて排出環境と呼称する。なお、プリンタユニット1がどのような温湿度環境下にあるかは、環境センサ90(温湿度検知手段)によって検知され、制御部35は、環境センサ90の検知結果に基づいて、通常環境か排出環境かを判定する。なお、環境センサ90は、プリンタ本体10A及び外部給送装置本体80Aの内部に設けられている。
また、図5に示す通常環境及び排出環境の判断マップ以外にも、例えば下記のような簡易分類によって制御部35は通常環境か排出環境かを判断してもよい。
通常環境 :温度:20度〜27度 かつ 湿度:24%〜60%
排出環境 :湿度:20度未満又は27度より高い かつ 湿度:24%未満又は60%より高い。
排出環境 :湿度:20度未満又は27度より高い かつ 湿度:24%未満又は60%より高い。
[画像優先モードにおける画像形成動作]
次いで、図6及び図7に沿って画像優先モードにおけるプリンタユニット1による画像形成動作について説明する。制御部35は、例えば操作パネル36のスタートボタンが操作されて、画像読取装置40によりN枚の原稿が読み取られたときのN枚のプリントのジョブを行う画像形成信号を受けると、画像優先モードに設定されているか否かを判断する(ステップS1,S2)。なお、外部のコンピュータ等の入力部からN枚のプリントのジョブを行う画像形成信号を受けた場合も同じである。この時、上述した生産性優先モードが選択されている場合には、排出環境下にシートが放置されることによる画像品質の低下をユーザが許容したとしてシートの強制排出は行われず、速やかにN枚のプリントが開始される(ステップS5)。なお、ユーザは、予め操作パネル36を操作することで、画像優先モード又は生産性優先モードを選択することができる。
次いで、図6及び図7に沿って画像優先モードにおけるプリンタユニット1による画像形成動作について説明する。制御部35は、例えば操作パネル36のスタートボタンが操作されて、画像読取装置40によりN枚の原稿が読み取られたときのN枚のプリントのジョブを行う画像形成信号を受けると、画像優先モードに設定されているか否かを判断する(ステップS1,S2)。なお、外部のコンピュータ等の入力部からN枚のプリントのジョブを行う画像形成信号を受けた場合も同じである。この時、上述した生産性優先モードが選択されている場合には、排出環境下にシートが放置されることによる画像品質の低下をユーザが許容したとしてシートの強制排出は行われず、速やかにN枚のプリントが開始される(ステップS5)。なお、ユーザは、予め操作パネル36を操作することで、画像優先モード又は生産性優先モードを選択することができる。
ステップS2において画像優先モードに設定されていると判断されると、制御部35は、環境センサ90が検知した温湿度データに基づいて、排出環境であるか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3において排出環境ではないと判定された場合には、速やかにN枚のプリントが開始される(ステップS5)。
ステップS3において排出環境であると判定された場合には、制御部35は、タイマ94が計測した経過時間(T)が最大放置可能時間T1以上(所定時間以上)か否かを判定する(ステップS4)。そして、経過時間Tが最大放置可能時間T1以上であると判定された場合(T≧T1)、制御部35は、例えば満載検知センサ83a(満載検知手段)の検知結果に基づいて、エスケープトレイ83にシートを排出できるかを判定する(ステップS20)。ステップS4において、タイマ94が計測した経過時間(T)が最大放置可能時間T1未満(所定時間未満)である場合には、シートの吸湿若しくは乾燥が大きな影響を及ぼさないとして、シートを強制排出することなくステップS5に進む。
ステップS20においてエスケープトレイ83にシートを排出可能であると判定された場合、制御部35は、エスケープトレイ83にシートを排出可能となるようにプランジャPL56を制御し、切換え部材56を回動させる(ステップS21)。そして、制御部35は、カセット12又はカセットデッキ81に積載されたシートのうち最上位のシート(最初のシート)をカセット給送部11又は外部給送装置80から給送し、エスケープトレイ83に排出させる(ステップS22)。排出されるシートの後端が分岐点Xを通過すると、制御部35は、プランジャPL56を制御して切換え部材56を元の位置に戻し(ステップS23)、N枚のプリントが開始される(ステップS5)。
ステップS20において、エスケープトレイ83にシートを排出可能ではないと判定された場合、制御部35は、例えば満載検知センサ33aの検知結果に基づいて、ジャムシート排出トレイ33にシートを排出できるかを判定する(ステップS30)。ジャムシート排出トレイ33にシートを排出可能であると判定された場合、制御部35は、ジャムシート排出トレイ33にシートを排出可能となるようにプランジャPL59を制御し、切換え部材59を回動させる(ステップS31)。そして、制御部35は、最上位のシートをカセット給送部11又は外部給送装置80から給送し、ジャムシート排出トレイ33に排出させる(ステップS32)。排出されるシートの後端が切換え部材59を通過すると、制御部35は、プランジャPL59を制御して切換え部材59を元の位置に戻し(ステップS33)、N枚のプリントが開始される(ステップS5)。なお、ジャムシート排出トレイ33を備えていない画像形成装置では、このステップ30〜ステップ33が行えない。そのため、ステップS20において、エスケープトレイ83にシートを排出可能ではないと判定された場合、制御部35は、後述する、サンプルトレイ62にシートを排出可能であるか判定するためのステップS40に移行するようにしてもよい。
ステップS30においてジャムシート排出トレイ33にシートを排出可能ではないと判定された場合かつ成果物をシート積載トレイ66に出力予定の場合には、制御部35は、サンプルトレイ62にシートを排出可能であるか判定する(ステップS40)。例えば満載検知センサ62aの検知結果に基づいて、サンプルトレイ62にシートを排出可能であると判定された場合、制御部35は、プランジャPL69を制御して、切換え部材69の先端を下方に回動させる(ステップS41)。
そして、制御部35は、最上位のシートをカセット給送部11又は外部給送装置80から給送し、サンプルトレイ62に排出させる(ステップS42)。排出されるシートの後端が切換え部材69を通過すると、制御部35は、プランジャPL69を制御して切換え部材69を元の位置に戻し(ステップS43)、N枚のプリントが開始される(ステップS5)。
ステップS40において、サンプルトレイ62にシートを排出可能ではないと判定された場合かつ操作パネル36によってシート積載トレイ66にシートの強制排出が予め許可されている場合には、以下のような制御が行われる(ステップS50)。制御部35は、最上位のシートをカセット給送部11又は外部給送装置80から給送する。そして、給送されたシートは、画像形成部20において例えば「強制排出用紙」と印字され、シート処理トレイ64を経由してシート積載トレイ66に排出される(ステップS51)。更に、操作パネル36には、例えば「強制排出用紙があります」又は「強制排出用紙を出力しました」と表示され(ステップS52)、N枚のプリントが開始される(ステップS5)。なお、ステップS50においてシート積載トレイ66にシートを排出可能ではないと判定された場合には、ステップS5に進む。
ステップS5においてN枚のプリントが開始されると、制御部35は、給送されるシートが何枚目かを確認する(ステップS6)。更に、制御部35は、最終シート検知センサ12b,81bに基づいて、カセット12又はカセットデッキ81から給送されるシートが最後のシートか否かを判定する(ステップS8)。そして、制御部35によってこのような確認作業及び判定作業が行われつつ、N枚のシートが、画像形成部20において画像形成され、シート積載トレイ66に排出される(ステップS7〜S9)。
N枚のシートの給送をしている途中で、給送されたシートが最後のシートであると判定された場合には(ステップS8:Yes)、制御部35は、画像優先モードに選択されているか否かを判定する(ステップS10)。更に、環境センサ90の検知結果に基づいて排出環境であると判定され、かつタイマ94の検知結果に基づいて経過時間(T’)が最大放置可能時間T1以上である判定された場合には、シートの強制排出処理が行われる(ステップS11,S12)。
シートの強制排出処理が始まり、エスケープトレイ83にシートを排出可能であると判定された場合、制御部35は、エスケープトレイ83にシートを排出可能となるようにプランジャPL56を制御し、切換え部材56を回動させる(ステップS61)。そして、制御部35は、最後のシートをカセット給送部11又は外部給送装置80から給送し、エスケープトレイ83に排出させる(ステップS62)。排出される最後のシートの後端が分岐点Xを通過すると、制御部35は、プランジャPL56を制御して切換え部材56を元の位置に戻し(ステップS63)、ステップ13に進む。
ステップS60においてエスケープトレイ83にシートを排出可能ではないと判定された場合、制御部35は、例えば満載検知センサ33aの検知結果に基づいて、ジャムシート排出トレイ33にシートを排出できるかを判定する(ステップS70)。ジャムシート排出トレイ33にシートを排出可能であると判定された場合、制御部35は、ジャムシート排出トレイ33にシートを排出可能となるようにプランジャPL59を制御し、切換え部材59を回動させる(ステップS71)。そして、制御部35は、最後のシートをカセット給送部11又は外部給送装置80から給送し、ジャムシート排出トレイ33に排出させる(ステップS72)。排出される最後のシートの後端が切換え部材59を通過すると、制御部35は、プランジャPL59を制御して切換え部材59を元の位置に戻し(ステップS73)、ステップ13に進む。なお、ジャムシート排出トレイ33を備えていない画像形成装置では、このステップ70〜ステップ73が行えない。そのため、ステップS60において、エスケープトレイ83にシートを排出可能ではないと判定された場合、制御部35は、後述する、サンプルトレイ62にシートを排出可能であるか判定するためのステップS80に移行するようにしてもよい。
ステップS70においてジャムシート排出トレイ33にシートを排出可能ではないと判定された場合かつ成果物をシート積載トレイ66に出力予定の場合には、制御部35は、サンプルトレイ62にシートを排出可能であるか判定する(ステップS80)。例えば満載検知センサ62aの検知結果に基づいて、サンプルトレイ62にシートを排出可能であると判定された場合、制御部35は、プランジャPL69を制御して、切換え部材69の先端を下方に回動させる(ステップS81)。
そして、制御部35は、最後のシートをカセット給送部11又は外部給送装置80から給送し、サンプルトレイ62に排出させる(ステップS82)。排出される最後のシートの後端が切換え部材69を通過すると、制御部35は、プランジャPL69を制御して切換え部材69を元の位置に戻し(ステップS83)、ステップ13に進む。
ステップS80において、サンプルトレイ62にシートを排出可能ではないと判定された場合かつ操作パネル36によってシート積載トレイ66にシートの強制排出が予め許可されている場合には、以下のような制御が行われる(ステップS90)。制御部35は、最後のシートをカセット給送部11又は外部給送装置80から給送する。そして、給送されたシートは、画像形成部20において例えば「強制排出用紙」と印字され、シート処理トレイ64を経由してシート積載トレイ66に排出される(ステップS91)。更に、操作パネル36には、例えば「強制排出用紙があります」又は「強制排出用紙を出力しました」と表示され(ステップS92)、ステップ13に進む。
ステップS90においてシート積載トレイ66にシートを排出可能ではないと判定された場合には、最後のシートに通常通り画像形成を行い、成果物としてシート積載トレイ290へ排出し(ステップS93)、ステップ13に進む。
ステップ13においては、制御部35は、操作パネル36に例えば「用紙が無くなりました」と表示させ、カセット12又はカセットデッキ81にシートが無くなったことをユーザに報知する。以上により、画像優先モードにおけるプリンタユニット1による画像形成動作が終了する。
上述した制御を行うことで、成果物としてのシートは、シート積載トレイ66に積載される。そして、排出環境に所定時間以上放置されて画像形成不良を起こしやすい最初のシートや最後のシートは、シート積載トレイ66とは別個のエスケープトレイ83、ジャムシート排出トレイ33又はサンプルトレイ62に排出される。これにより、強制排出された白紙を成果物に混入させることなく、かつ画像形成不良を防止して、シートに高画質の画像を形成することができる。
また、エスケープトレイ83、ジャムシート排出トレイ33及びサンプルトレイ62にシートを排出できない場合には、強制排出される最初のシート又は最後のシートに「強制排出用紙」と印字し、成果物と峻別可能な状態で排出する。このように、強制排出した主旨の画像を強制排出したシートに形成することにより、成果物と強制排出されたシートとを容易に仕分けることができ、高画質の画像のみから構成される成果物を得られる。
本実施の形態では、画像読取装置40によりN枚の原稿が読み取られたときのN枚のプリントのジョブや、外部のコンピュータ等の入力部からN枚のプリントのジョブを行う際に、最初に1つの画像形成信号が出力されて制御部35が受け入れる例を示した。この他に、N枚のシートに画像を形成する一つのジョブの中のシート毎に画像を形成させるための画像形成信号が出力される場合もあり、この場合でも上記実施の形態と同じ制御を行うことができる。この場合では、画像形成信号の間隔が最大放置可能時間T1に比べて極めて短いためジョブの途中で白紙シートが排出されることはない。
なお、本実施の形態では、通常環境及び排出環境の判断を湿度と温度の両方により行っていたが、湿度のみにより判断を行ってもよい。また、最初のシート(最上位のシート)と最後のシートとの両方を強制排出する制御を行っていたが、最初のシートと最後のシートのいずれか一方を強制排出する制御のみを行ってもよい。
また、本実施の形態では、エスケープトレイ83、ジャムシート排出トレイ33、サンプルトレイ62の順で排出可能なトレイを選定しているがこれに限定されない。すなわち、選定順番はどのような順番でもよく、これら3つのトレイの全てを選定対象とする必要もない。更に、これら3つのトレイを備えなくてもよく、成果物を排出する排出部(トレイ)以外に、少なくとも1つの排出部を備えていればよい。
また、本実施の形態では、最初のシート(最上位のシート)及び最後のシートのみを強制排出する制御を行っていたが、最初のシート又は最後のシートから数えて複数枚(所定枚数)のシートを強制排出する制御を行ってもよい。なお、最初のシートから強制排出する複数枚のシートの枚数は、顕著に画像形成不良を生じさせない程度に温湿度の影響を受けていない枚数を設定すればよい。また、最後のシートから複数枚のシートをエスケープトレイ83に強制排出する場合には、最初のシートの枚数と同様に温湿度の影響を受けていない枚数がよいが、最後のシートと判定した時点で分岐点Xに到達していないシートの数が上限である。これにより、より状態の良いシートに画像形成することができ、シートに高画質の画像を形成することができる。また、最後のシートから複数枚のシートを強制排出する場合には、最終シート検知センサ12b,81bが最後のシートを検知した際に、既に搬送路内に給送されたシートを指定のトレイに強制排出する。また、最終シート検知センサ12b,81bの代わりに、カセット12又はカセットデッキ81に積載されたシートの残量を検知可能なセンサを設けてもよい。
また、サンプルトレイ62、シート積載トレイ66、エスケープトレイ83、ジャムシート排出トレイ33及びサンプルトレイ62は、本実施の形態で設けられた場所に限らず、どこに配置してもよい。
1:画像形成装置(プリンタユニット)/10A:画像形成装置本体(プリンタ本体)/12:積載手段(カセット)/12b,81b:シート検知手段(最終シート検知センサ)/13,82:給送手段(給送ローラ)/20:画像形成手段(画像形成部)/33:ジャムシート排出手段(ジャムシート排出トレイ)/35:制御手段(制御部)/56,57,58,59,69:切換え手段(切換え部材)/60:シート処理装置(フィニッシャ)/66:第1の排出手段(シート積載トレイ)/66a:満載検知手段(満載検知センサ)/80:外部給送装置/81:積載手段(カセットデッキ)/83:第2の排出手段(エスケープトレイ)/90:温湿度検知手段(環境センサ)/94:タイマ
Claims (16)
- シートが積載される積載手段と、
前記積載手段に積載されたシートを給送する給送手段と、
前記給送手段によって給送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、
シートが排出される第1の排出手段及び第2の排出手段と、
シートの搬送路を切り換える切換え手段と、
画像形成信号を受けると、最初のシートを、画像を形成せずに前記第2の排出手段へ排出した後に、前記第1の排出手段へシートが排出されるように前記切換え手段を制御する制御手段と、を備えた、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、最初のシートから複数枚のシートを、画像形成せずに前記第2の排出手段に排出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記積載手段に積載されたシートのうち、最後のシートを検知するシート検知手段を備え、
前記制御手段は、複数枚のシートへの画像形成信号を受けて、前記第1の排出手段にシートを排出している途中で、前記シート検知手段が前記最後のシートを検知すると、前記最後のシートを、画像を形成せずに前記第2の排出手段に排出するように前記切換え手段を制御する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、最後のシートから複数枚のシートを、画像形成せずに前記第2の排出手段に排出する、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - シートが積載される積載手段と、
前記積載手段に積載されたシートを給送する給送手段と、
前記給送手段によって給送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、
シートが排出される第1の排出手段及び第2の排出手段と、
シートの搬送路を切り換える切換え手段と、
前記積載手段に積載されたシートのうち、最後のシートを検知するシート検知手段と、
複数枚のシートへの画像形成信号を受けて、前記第1の排出手段にシートを排出している途中で、前記シート検知手段が前記最後のシートを検知すると、前記最後のシートを、画像を形成せずに前記第2の排出手段に排出するように前記切換え手段を制御する制御手段と、を備えた、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、最後のシートから複数枚のシートを、画像形成せずに前記第2の排出手段に排出する、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、画像形成信号を受けると、最初のシートを、画像を形成せずに前記第2の排出手段へ排出した後に、前記第1の排出手段へシートが排出されるように前記切換え手段を制御する、
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、最初のシートから複数枚のシートを、画像形成せずに前記第2の排出手段に排出する、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。 - 温度及び湿度を検知する温湿度検知手段を備え、
前記制御手段は、前記温湿度検知手段によって検知された温度及び湿度の情報に基づいて排出環境であると判定した場合には、前記第2の排出手段へのシートの排出を許可し、前記排出環境ではないと判定した場合には、シートに画像を形成して前記第1の排出手段にシートが排出されるように前記切換え手段を制御する、
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記積載手段は、装置本体に対して引出し及び装着可能であり、
前記積載手段が前記装置本体に装着されてからの経過時間を計測するタイマと、
温度及び湿度を検知する温湿度検知手段と、を備え、
前記制御手段は、前記温湿度検知手段によって検知された温度及び湿度の情報に基づいて排出環境であると判定し、かつ前記タイマが計測した前記経過時間が所定時間以上である場合には、前記第2の排出手段へのシートの排出を許可し、前記排出環境ではないと判定又は前記タイマが計測した前記経過時間が所定時間未満である場合には、シートに画像を形成して前記第1の排出手段にシートが排出されるように前記切換え手段を制御する、
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記排出環境は、20度未満又は27度より高い温度、かつ24%未満又は60%より高い湿度である、
ことを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。 - 前記第2の排出手段にシートが満載されたことを検知する満載検知手段を備え、
前記制御手段は、前記満載検知手段がシートの満載を検知すると、前記第2の排出手段の代わりに前記第1の排出手段にシートが排出されるように前記切換え手段を制御する、
ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記第2の排出手段の代わりに前記第1の排出手段にシートが排出される場合には、前記画像形成手段は、強制排出する主旨の画像をシートに形成する、
ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成手段が配設される画像形成装置本体と、
前記第2の排出手段が配設され、前記画像形成装置本体にシートを給送する外部給送装置と、
前記第1の排出手段が配設され、前記画像形成装置本体からシートが排出されるシート処理装置と、を備える、
ことを特徴とする請求項12又は13に記載の画像形成装置。 - ジャムしたシートが排出されるジャムシート排出手段と、
前記第2の排出手段にシートが満載されたことを検知する満載検知手段と、を備え、
前記制御手段は、前記満載検知手段がシートの満載を検知すると、前記第2の排出手段の代わりに前記ジャムシート排出手段にシートが排出されるように前記切換え手段を制御する、
ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成手段及び前記ジャムシート排出手段が配設される画像形成装置本体と、
前記第2の排出手段が配設され、前記画像形成装置本体にシートを給送する外部給送装置と、
前記第1の排出手段が配設され、前記画像形成装置本体からシートが排出されるシート処理装置と、を備える、
ことを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015200995A JP2017072782A (ja) | 2015-10-09 | 2015-10-09 | 画像形成装置 |
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JP2015200995A JP2017072782A (ja) | 2015-10-09 | 2015-10-09 | 画像形成装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20220204293A1 (en) * | 2020-12-24 | 2022-06-30 | Canon Finetech Nisca Inc. | Sheet feeding apparatus |
-
2015
- 2015-10-09 JP JP2015200995A patent/JP2017072782A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20220204293A1 (en) * | 2020-12-24 | 2022-06-30 | Canon Finetech Nisca Inc. | Sheet feeding apparatus |
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