JP2007269419A - 後処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 搬送路が交差するような小型の後処理装置においても、紙詰まり等の不具合が発生するのを防止し、生産性を向上することが可能な後処理装置及び画像形成システムを提供すること。
【解決手段】 上流側の画像形成装置10からシートを受け取り下流側の後処理装置400にシートを受け渡すためのスルー搬送路と、糊付け部Bから製本排出部Eにシートを搬送するための搬送路であって、スルー搬送路と交差する後処理搬送路と、シートをスルー搬送路に搬送する第一の動作モードと、糊付けを行うべくシート束を後処理搬送路に搬送する第二の動作モードとを切り替え制御するアクセサリ制御部214とを有し、アクセサリ制御部214は、後処理搬送路上のシート束の状態に応じて、第一の動作モードでの動作の許可または禁止を制御する。
【選択図】 図35

Description

本発明はシートに後処理を施す後処理装置、及びシートに画像を形成する画像形成装置と、該画像形成装置により画像が形成されたシートを受け取って後処理を行う複数の後処理装置とから構成される画像形成システムに関する。
近年、電子写真方式やインクジェット方式の画像形成装置が、高速化・高画質化しており、従来は大型の印刷装置でしか作ることの出来なかった印刷物を、これらの装置が製作できるようになってきている。
大型の印刷装置では、シートへのプリントのみを行い、ステイプル止めや製本処理といった後処理は、別の専用装置で行われている。また、大型の印刷装置は、コスト、製版の時間などの観点から、多数部の印刷物を出力するのに適している。
一方、電子写真方式やインクジェット方式の画像形成装置は、複数の後処理装置が接続可能で、印刷から後処理までを一つの装置で行えることが利点である。また、大型の印刷装置に比較して、小数部の印刷物を出力するのに適している。
また、画像形成装置に複数の後処理装置が接続されている構成も考えられる。このような構成で、画像形成装置から出力されたシートを目的の後処理装置に搬送するとき、画像形成装置と目的の後処理装置の中間に位置する装置は、搬送方向上流側の装置からシートを受け付け、下流側の装置に受け渡す動作を行う。そのため、後処理装置の中には、下流側の装置に受け渡すための専用の搬送路を持つものがある(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、専用の搬送路を持つことにより、装置が大型化してしまう欠点がある。画像形成装置はオフセット方式などの印刷装置に対する利点の一つは、小型・省スペースであるといえる。したがって、専用の搬送路を持たず、自装置での後処理を行う際に使用する搬送路を兼用していたり、自装置での後処理を行う際に使用する搬送路と、下流装置へシートを受け渡すために使用する搬送路が交差する装置がある。ところが、特に搬送路が交差する形態をとった場合、以下の課題がある。
特開平01−178973号公報
まず、搬送路が交差していることによって、自装置での後処理を行っている最中や、自装置での後処理を行った後、積載トレイへの搬送を行っている最中などは、下流側装置へシート材を搬送できない場合がある。異なる後処理形態のプリントを連続して行う場合に、自装置で後処理を行ったシートと、下流装置へ搬送するシートがぶつかってしまうなどの不具合が発生する。従来技術では、後処理装置に対するシート搬送が可能かどうかの判断をして、シート搬送の可否を決定している。しかし、この方法では、自装置で後処理を行う場合と、下流装置へシート搬送を行う場合の両方に対して、シート搬送の可否が決定されるため、シート搬送が余計に禁止されてしまう場合がある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、搬送路が交差するような小型の後処理装置においても、紙詰まり等の不具合が発生するのを防止し、生産性を向上することが可能な後処理装置及び画像形成システムを提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明に係る後処理装置は、シート搬送方向上流側に接続された装置からシートを受け取り、シート搬送方向下流側に接続された装置にシートを受け渡すためのスルー搬送路を有する後処理装置において、シート搬送方向上流側に接続された装置から複数のシートを受け取って積載し、シート束を形成する積載手段と、前記積載手段に積載されたシート束を搬送して後処理を行う後処理手段と、前記後処理手段により後処理が行われたシート束を格納する格納手段と、前記格納手段にシートを搬送するための搬送路であって、前記スルー搬送路と交差する後処理搬送路と、シート搬送方向下流側の装置へシートを受け渡すべくシートを前記スルー搬送路に搬送する第一の動作モードと、前記後処理手段によってシート束に後処理を施すべくシート束を前記後処理搬送路に搬送する第二の動作モードとを切り替え制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記後処理搬送路上のシート束の状態に応じて、前記第一の動作モードでの動作の許可または禁止を制御することを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成システムは、シートに画像を形成する画像形成装置と、該画像形成装置により画像が形成されたシートを受け取って後処理を行う複数の後処理装置とから構成される画像形成システムにおいて、前記複数の後処理装置の少なくとも一つの後処理装置は、シート搬送方向上流側に接続された装置からシートを受け取り、シート搬送方向下流側に接続された装置にシートを受け渡すためのスルー搬送路と、シート搬送方向上流側に接続された装置から複数のシートを受け取って積載し、シート束を形成する積載手段と、前記積載手段に積載されたシート束を搬送して後処理を行う後処理手段と、前記後処理手段により後処理が行われたシート束を格納する格納手段と、前記格納手段にシートを搬送するための搬送路であって、前記スルー搬送路と交差する後処理搬送路と、シート搬送方向下流側の装置へシートを受け渡すべくシートを前記スルー搬送路に搬送する第一の動作モードと、前記後処理手段によってシート束に後処理を施すべくシート束を前記後処理搬送路に搬送する第二の動作モードとを切り替え制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記後処理搬送路上のシート束の状態に応じて、前記第一の動作モードでの動作の許可または禁止を制御することを特徴とする。
本発明によれば、搬送路が交差するような小型の後処理装置においても、紙詰まり等の不具合が発生するのを防止し、生産性を向上することが可能になる。
(全体構成)
図1は本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の主要部の縦断面構造を示す構成図である。画像形成装置は、図1に示すように、画像形成装置本体10と、糊付け製本機500、フィニッシャ装置400を例にする後処理装置とから構成されている。画像形成装置本体10は、原稿から画像を読み取るイメージリーダ200及び読み取った画像を用紙上に形成するプリンタ300を備えている。
各部の構成を詳述すると、画像形成装置本体10のイメージリーダ200には、原稿給送装置100が搭載されている。原稿給送装置100は、原稿トレイ上に上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に1枚ずつ図1左方向へ給紙し、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を左から流し読み取り位置を経て右へ搬送し、その後、外部の排紙トレイ112に向けて排出する。この原稿がプラテンガラス102上の流し読み取り位置を左から右へ向けて通過するときに、原稿画像が流し読み取り位置に対応する位置に保持されたスキャナユニット104により読み取られる。この読み取り方法は、一般的に、原稿流し読みと呼ばれる方法である。具体的には、原稿が流し読み取り位置を通過する際に、原稿の読取面がスキャナユニット104のランプ103の光で照射され、その原稿からの反射光がミラー105、106、107を介してレンズ108に導かれる。このレンズ108を通過した光は、イメージセンサ109の撮像面に結像する。
このように、流し読み取り位置を左から右へ通過するように原稿を搬送することによって、原稿の搬送方向に対して直交する方向を主走査方向とし、搬送方向を副走査方向とする原稿読み取り走査が行われる。即ち、原稿が流し読み取り位置を通過する際に、主走査方向に原稿画像を1ライン毎にイメージセンサ109で読み取りながら、原稿を副走査方向に搬送することによって原稿画像全体の読み取りを行う。光学的に読み取られた画像は、イメージセンサ109によって画像データに変換されて出力される。イメージセンサ109から出力された画像データは、プリンタ300の露光制御部110にビデオ信号として入力される。
なお、原稿給送装置100により原稿をプラテンガラス102上に搬送して所定位置に停止させ、この状態でスキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿を読み取ることも可能である。この読み取り方法は、いわゆる原稿固定読みと呼ばれる方法である。
原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、まず、ユーザにより原稿給送装置100を持ち上げてプラテンガラス102上に原稿を載置し、そして、スキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿の読み取りを行う。即ち、原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、原稿固定読みが行われる。
プリンタ300の露光制御部110は、イメージリーダ200から入力されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力する。該レーザ光は、ポリゴンミラー110aにより走査されながら感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。ここで、露光制御部110は、原稿固定読み時には、正しい画像(鏡像でない画像)が形成されるようにレーザ光を出力する。この感光ドラム111上の静電潜像は、現像器113から供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。
一方、プリンタ300内に装備されている上カセット114或いは下カセット115からピックアップローラ127、128により給紙された用紙は、給紙ローラ129、130によりレジストローラ126まで搬送される。用紙の先端がレジストローラ126まで達したところで、レジストローラ126を任意のタイミングで駆動し、且つ、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、用紙を感光ドラム111と転写部116との間に搬送する。感光ドラム111に形成された現像剤像は、給紙された用紙上に転写部116により転写される。現像剤像が転写された用紙は、定着部117に搬送され、定着部117は、用紙を加熱及び加圧することによって現像剤像を用紙上に定着させる。定着部117を通過した用紙は、フラッパ121及び排出ローラ118を経てプリンタ300から画像形成装置本体外部(糊付け製本機500)に向けて排出される。
ここで、用紙をその画像形成面が下向きになる状態(フェイスダウン)で排出するときには、定着部117を通過した用紙をフラッパ121の切換動作により一旦反転パス122内に導く。そして、その用紙の後端がフラッパ121を通過した後に、用紙をスイッチバックさせて排出ローラ118によりプリンタ300から排出する。この排紙形態を反転排紙と呼ぶ。この反転排紙は、原稿給送装置100を使用して読み取った画像を形成するときまたはコンピュータから出力された画像を形成するときなどのように、先頭頁から順に画像形成するときに行われ、その排紙後の用紙順序は正しい頁順になる。
また、手差給紙部125からOHP用紙などの硬い用紙が給紙され、この用紙に画像を形成するときには、用紙を反転パス122に導くことなく、画像形成面を上向きにした状態(フェイスアップ)で排出ローラ118により排出する。更に、用紙の両面に画像形成を行う両面記録が設定されている場合には、フラッパ121の切換動作により用紙を反転パス122に導いた後に両面搬送パス124へ搬送する。そして、両面搬送パス124へ導かれた用紙を上述したタイミングで感光ドラム111と転写部116との間に再度給紙する制御が行われる。画像形成装置本体10のプリンタ300から排出された用紙は、糊付け製本機500に送られる。
(糊付け製本装置)
図2は、本発明に係る糊付け製本機500の内部構成を示した断面図である。
糊付け製本機500は、製本モードとして画像形成装置から排出された記録紙を積載して用紙束を作成する用紙積載部A、積載された束に対して糊付けを行う糊付け部B、糊付けされた積載束と表紙を接着する接着部C、表紙の接着後に、製本端面の整合を行うため、糊付け面以外の3方向を断裁する断裁部D、完成した製本を排出して格納する製本排出部Eから構成される。
次に、一連の製本動作の流れについて説明する。なお、今回は一連の製本動作の概要の説明のみに留め、各部の詳細な説明は後述する。
用紙積載部Aは製本モードにおいて、画像形成装置から排出された記録紙を積載トレイ520に積載して用紙束540を作成する部位である。用紙積載部Aには積載部センサ550が配置されており、用紙積載部Aに用紙が積載されていることを検知する。用紙積載部Aによって出来上がった用紙束540は糊付け部Bに移動し、糊容器525、糊塗布ローラ524、及び糊塗布ローラ制御モータ522によって、用紙束下側面に糊の塗布を行う。接着部Cは糊付けされた用紙束540を画像形成装置10から排出された表紙Pに接着し、冊子570としてトリムグリッパ512に受け渡す工程を担う。そして、冊子570はトリムグリッパ512により断裁部Dに搬送される。断裁部Dではカッター制御モータ527によりカッター528を水平方向へ移動させ、冊子570の断裁を行う。断裁された断裁屑は屑受け箱533の中に落下し、一連の断裁動作が終了すると屑箱532に断裁屑が回収される。断裁部において断裁が終了した冊子570は断裁部Dから製本排出部Eに搬送され、冊子570が排出される。
以上の流れが製本モードにおける一連の製本動作であるが、製本モードの他に、製本を行わずに通常の排出モードを選択的に可能とする。
搬送ローラ対505の下流側には、切換フラッパ521が配置されている。切換フラッパ521は搬送ローラ対505により送られてきた用紙を用紙積載トレイ520、または後処理装置400方向に選択的に導くためのフラッパである。
画像形成装置10から排出された用紙Pは通常モード時は搬送ローラ対505、510、511、513、514、及び排紙ローラ515によって後処理装置400に排出される。この用紙搬送経路上には用紙の搬送を検知する、接着部前センサ553と接着後センサ554が配置され、用紙の搬送を検知している。後処理装置としては、製本機の下流装置として接続されているシート後処理装置、例えば、フィニッシャ400等の後処理装置において、束としての加工、つまり、束排出処理、綴じ処理、折り処理、製本処理などの後処理を施すことができる。
また、製本モード時にあっては、画像形成装置10から排出された用紙Pは搬送ローラ対506、507、508、及び積載部排出ローラ509によって上述した用紙積載トレイ520に排紙され、整合されて用紙束540となる。この用紙搬送経路には、積載部センサ551が配置され、用紙の搬送を検知している。
(紙の流れ)
次に、糊付け製本機500の紙の流れについて図23ないし図26を参照しながら説明する。
図23に示すように、糊付け製本機500は画像形成装置10から排出された用紙を搬送ローラ対505により内部に取り込み、搬送パス(a)へ導かれる。用紙束の中紙である場合、搬送ローラ対505により内部に取り込まれた用紙は、切換フラッパ521により搬送パス(b)へ導かれ、搬送ローラ対506、507、508、509により搬送される。用紙Pは、搬送ローラ対509から用紙積載トレイ520へ排出される。中紙となる用紙全てが用紙積載トレイ520へ排出されると、中紙の用紙束540は糊付けグリッパ523によりグリップされ、図24の破線で示すように、用紙積載部Aから糊付け部Bの上方へ束の状態で移動される。
糊付け部Bの上方へ移動した中紙の束は、図25に示すように糊付けグリッパ523にグリップされた状態で垂直な方向に回転され、用紙束の背表紙となる側面が糊付け部Bと対向する位置となる。その後、詳細は後述するが、糊容器525および糊塗布ローラ524が用紙束に沿って移動することで用紙束端部に糊付けが行われる。この間に、表紙となる表紙Pcが画像形成装置10から排出され、糊付け製本装置500へ搬送される。搬送ローラ対505により内部に取り込まれた用紙Pcは、切換フラッパ521が切り換えられており、搬送パス(a)から搬送パス(c)へと導かれ、搬送ローラ対510、511、513、514により搬送される。搬送パス(c)には、搬送ローラ対513の下流側に図示しないセンサが設けられており、図26に示すように、用紙束の表紙となる表紙Pcの先端部をセンサが検知してから所定距離搬送した後、表紙Pcの搬送を停止する。
表紙Pcが搬送パス(c)内で停止した時点で、表紙Pcの後端は切換フラッパ521を抜ける構成となっている。連続して用紙束を作成する場合は、表紙Pcが搬送パス(c)にある間でも、切換フラッパ521を切り換えて、次の用紙束に対する中紙を画像形成装置10から受け取り、搬送パス(a)から搬送パス(b)を経由して用紙積載トレイ520へと搬送を行う。
その後、糊を塗布された用紙束に表紙をくるみ下流へと搬送する部分に関する詳細は後述する。
画像形成装置10から表紙を搬送する場合に関して上述したが、糊付け製本機500の上部にはインサータ300が設けられており、表紙のみインサータ300から挿入することが可能となっている。
次にインサータ300から表紙を挿入して製本を行う場合の紙の流れについて図27ないし図28を参照しながら説明する。
中紙の流れは、図23ないし図26を用いて上述したように画像形成装置10が順次用紙を受け取り、用紙積載トレイ520で用紙束を作成し、糊付けグリッパ523により束ごと糊付け部Bへ移動する。インサータ300から表紙Pcを挿入する場合、図27に示すように、中紙の束を糊付け部Bへ移動している間に、給紙ローラ301により給紙トレイ310上の最上紙から1枚給紙を行い。給紙された表紙Pcは、搬送ローラ対303、503、504で搬送され、切換フラッパ521により、搬送パス(d)から搬送パス(c)へと導かれる。
次に糊付け製本装置500の各部において、各動作の詳細を説明する。
(糊付け部における糊付け手段)
図3は糊付け部Bの構成図を、図4に糊付け部Bにおける糊付け動作の概要を示す。糊付け部Bは、用紙束をグリップする糊付けグリッパ523、糊を貯蔵する糊容器525及び、用紙束に糊を塗布する糊塗布ローラ524と糊塗布ローラ制御モータ522から構成される。
糊容器525に浸漬されている糊塗布ローラ524は糊塗布ローラ制御モータ522の回転により、常に回転をしている状態にある。糊容器525、糊塗布ローラ524、糊塗布ローラ制御モータ522から構成される糊付けユニット580は、糊付けグリッパ523によって直立状態にグリップされた用紙束540の下側面長手方向に用紙束と並行する方向に駆動手段(不図示)によって移動を行う。糊の塗布は糊付けユニットの往復動によって行う。図4に示すように、糊付けユニット580は糊付け製本装置500の背面側の初期位置から移動を開始し、糊付け製本装置500の前面の所定の位置で停止する。この時、糊付けユニット580による用紙束下側面への糊付けは行わない。用紙束への糊付けは、糊付け製本装置500の前面から背面へ移動する際に行われる。所定の位置で停止している糊付けユニット580は、用紙束の下側面に糊塗布ローラ524が当接する位置まで上昇する。そして糊付けユニット580が糊付け製本装置500の前面から背面へ移動しながら、糊塗布ローラ524によって用紙束540の下側面に糊を塗布する。
(接着部における接着手段)
図5は接着部Cの断面図を表している。接着部Cは画像形成装置10から供給された表紙550を搬送し、所定の位置に停止させる搬送ガイド560、561、表紙550を用紙束540の糊塗布面に圧接させる加圧部材563、表紙を用紙束にくるむ際に用いる折り部材562、564から構成される。
そして、接着部Cの動作の流れについて図5ないし図12を参照しながら説明する。
用紙束550への糊付け動作終了後、図示しない駆動手段によって用紙束540をグリップした糊付けグリッパ523が糊付け部Bから下降してくる。そして、搬送ガイド560、561によって水平方向に用意された表紙550に糊塗布面を接着させる(図5参照)。
接着後、糊付けグリッパ523が下降し、加圧部材563上に載置された表紙550の接着部は用紙束540の糊塗布面に圧接して接着される。尚、用紙束540の下降による糊塗布面の圧接を行う前に搬送ガイド560上部、搬送ガイド561上部を退避させて用紙束540との干渉を防止する(図6参照)。
表紙550を用紙束540に接着したのち、折り部材562、564、搬送ガイド560下部、搬送ガイド561下部が図示しない駆動手段によって加圧部材563の上斜め方向に上昇し、破線位置から実線位置まで移動する。この折り部材562、564の上斜め方向への上昇によって、表紙550は上方に押し上げられ、表紙550が糊塗布面の側縁部から湾曲され、用紙束540をくるむくるみ処理を行う(図7参照)。
表紙550のくるみ処理終了後、折り部材562、564、搬送ガイド560下部、搬送ガイド561下部が図示しない駆動手段によって破線位置から実線位置まで退避する。同時に加圧部材563も、図示しない駆動手段により水平方向に移動する。加圧部材563の水平移動によって、冊子570が糊付けグリッパ523の下降手段により下降することができる空間を確保する(図8参照)。
糊付けグリッパ523の下降手段により搬送ガイド560、搬送ガイド561の下方まで下降した冊子570は、冊子570の下端がトリムユニット受け渡しローラ565、566に当接する位置まで下降を行う(図9参照)。
その後、冊子570をグリップしていた糊付けグリッパ523が冊子570のグリップを解除し、同時にトリムユニット受け渡しローラ565、566によって冊子570は下方向に搬送される(図10参照)。
トリムユニット受け渡しローラ565、566によって下方への搬送が行われ、所定の位置まで搬送を行った後、冊子570の搬送を停止する。その後、トリムグリッパ512が図示しない駆動手段によって冊子570をグリップする(図11参照)。
図示しないトリムグリッパ512下降手段によって冊子570が下方に下降し、断裁部Dの位置まで冊子570を下降させる。この時、水平方向に移動していた加圧部材563は表紙の接着部の圧接を行える位置まで移動する(図12参照)。
(断裁部における断裁手段)
次に、断裁部Dの動作の流れについて図12ないし図18を参照しながら説明する。
図12に示すように、上述した接着部で中紙の用紙束と表紙が接着された冊子570は、トリムグリッパ512により断裁部に移動された後、トリムグリッパ512、カッター528、断裁屑受け箱533が連動して各端部の断裁を行う。
断裁動作は、カッター528による断裁を行う前に冊子570の下方に断裁屑受け箱533が移動した後(図14参照)、カッター528が冊子570に対して出没し、一辺に対する断裁を行う。この時、断裁屑は冊子570の下方で待ち受けている断裁屑受け箱533に収納される(図15参照)。その後、カッター532は逆方向に駆動され退避位置へと移動し、断裁屑受け箱533も退避位置へと移動する(図16参照)。
冊子570に対して上述した断裁動作は、小口、および天地の3辺に行うが、接着動作を行った冊子570は背表紙端部を下側にして移動される為、回転可能なトリムグリッパ512を90度回転させて冊子570の向きを90度回転させた後、地辺の断裁を行う。次に、トリムグリッパ512を同一方向に90度回転させて断裁動作を行い、小口の断裁を行う。更に、トリムグリッパ512を90度回転させて断裁動作を行い、天辺の断裁を行うことで背表紙部端部以外の断裁が終了する。
但し、断裁後の冊子570の背表紙部を下方にして後述する製本排出部へ搬送させるために、断裁動作は行わず、トリムグリッパ512により冊子570を更に90度回転させる(図17参照)。
断裁屑受け箱533は、断裁動作を行っていない時の退避位置と断裁動作中の屑受け位置との間を移動する。断裁屑受け箱533の退避位置は、断裁屑箱532の上方に位置している。また、図18に示すように、断裁屑受け箱533の底板部は開放可能な構成になっており、退避位置に移動すると断裁屑受け箱533の底板部が開放され、断裁屑受け箱533内の断裁屑が断裁屑箱532に収納される。
(製本排出部)
図19は製本排出部Eと製本バッファFの断面図を表しており、断裁部Dから製本排出部への冊子の搬送を行うトリムグリッパ512、製本排出部への冊子の搬送を行う製本排出部入り口ローラ515、搬送された冊子を一時積載する積載板529、製本を縦方向に支持する製本支持板530、積載安定板534、そして、製本支持板530を水平方向に移動させる排出搬送ベルト531から構成される。
製本バッファFは製本排出部入り口ローラ515の部分を指しており、製本排出部が、用紙束の取り出しのために引き出されているとき、用紙束はここで製本排出部入り口ローラ515で把持されている。
そして、製本排出部Eの動作の流れを図19ないし図22を参照しながら説明する。
断裁作業終了後の冊子570は図示しないトリムグリッパ512下降手段によって断裁部直下にある製本排出部入り口ローラ515へ搬送される。そして、製本排出部入り口ローラ515によって冊子570の搬送を行い、製本グリッパ512は冊子570の支持を解除し表紙接着部Cの所定の位置へ移動する。この時、製本排出部Eでは製本積載板529が右方向に倒れており、冊子570は製本排出部入り口ローラ515によって製本積載板529に積載される(図19参照)。
その後、倒れていた製本積載板529は垂直方向に起立し、冊子570は製本支持板530により冊子570が縦になった状態で支持される。ここで、排出搬送ベルト531の下方にある製本排出安定板534が図示しない上昇手段により上方に移動し、製本支持板530と製本排出安定板534で冊子570を支持する(図20参照)。その後、製本支持板530は、排出搬送ベルト531によって左方向に移動し、次の冊子571が搬送されてきた場合の排出スペースを確保する(図21参照)。図21で冊子571の排出スペースを確保し、上述の動作を行うことによって、冊子570の隣に冊子571を縦積みすることが可能になる。
(操作表示部)
図29は図1の画像形成装置における操作表示部600を示す図である。
操作表示装置600には、画像形成動作を開始するためのスタートキー602、画像形成動作を中断するためのストップキー603、置数設定等を行うテンキー604〜612および614、IDキー613、クリアキー615、リセットキー616などが配置されている。また、上部にタッチパネルが形成された液晶表示部620が配置されており、画面上にソフトキーを作成可能となっている。
例えば、本実施系における本画像形成装置では、後処理装置400や糊付製本装置500の後処理モードとして、ノンソートやソート、製本モードなどの各処理モードを有する。このような処理モードを設定する場合は操作表示装置600からの入力操作により行われる。
(システムブロック図)
次に、画像形成システムの制御を行うために必要な、制御回路の電気的な構成について図30のブロック図を用いて説明する。
まず206は画像形成装置10に対してプリントジョブを送信する、パーソナルコンピュータ(PC)や画像読取装置などの外部装置である。プリントジョブとは、画像データと印刷データ(その画像を印刷するシート材をどの装置から供給するか、印刷したシート材をどの装置に排出するか、ジョブの終了などのプリントを実施するために必要な情報)から構成されている。この外部装置206から送信されたプリントジョブは、画像形成装置1の外部I/F207で受信される。外部I/F207で受信されたプリントジョブはメモリコントローラ209に送られる。
メモリコントローラ209ではプリントジョブから画像データを抽出し、圧縮/伸張部210へ送る。画像データは圧縮されているので圧縮・伸張部210は送られてきた画像データを内部的なデータに変換する。内部的なデータに変換された画像データはハードディスク211に格納される。ハードディスク211は、大容量の他の記憶手段によって構成することも可能である。
一方、メモリコントローラ209はプリントジョブの中の印刷データを抽出してジョブ制御部201へ送る。ジョブ制御部201は印刷データを受信すると印刷動作を開始すべくプリント制御部202へ動作開始を送信する。そして、プリント制御部202は動作開始を受信して、プリンタ部203へ動作開始を送信すると共に、プリントジョブが使用する糊付け製本機500、フィニッシャ装置400に対して動作開始をACC I/F204を介して送信する。糊付け製本機500は、画像形成装置と通信I/F213を介して制御データを送受信する。また、通信I/F213は送受信データをアクセサリ制御部214とやりとりする。アクセサリ制御部214は糊付け製本機500の制御を統括して行うブロックである。
アクセサリ制御部214は、画像形成装置10と通信I/F213を介して制御情報をやりとりし、画像形成装置10から搬送されてくるシート材が糊付け製本機500の搬送路入り口に到来すると、搬送制御部215に対して、シート材を所定の位置へ搬送するよう通知する。搬送制御部215は受け渡されたシート材を用紙積載部A、接着部C、下流に接続されたフィニッシャ400のいずれかに搬送する。また、用紙積載部Aへの積載が完了すると、アクセサリ制御部214は、シート束に糊付けを行うユニットを制御する糊付け制御部216と、シート束を用紙積載部Aから接着部Cと断裁部Dを経由して製本排出部Eへシート束を搬送する束搬送制御部217を制御して、製本動作を行う。
一方、ジョブ制御部201は、プリンタ部203とフィニッシャ400、糊付け製本機500の動作開始準備が終了すると、画像データをページ毎にメモリコントローラ209に要求する。メモリコントローラ209はハードディスク211から内部的なデータに変換された画像データを読み出し、圧縮/伸張部210で画像データを画像形成装置本体10が印字可能なビットマップデータに伸張し、ページメモリ208に格納する。
ジョブ制御部201はメモリコントローラ209から送られてきたビットマップデータを、プリント制御部202を介してプリンタ部203に送信する。プリント制御部203はプリンタ部203に画像形成の実施を指示するほか、シート材の搬送開始を給紙装置に指示し、シート材の搬送経路にあわせて排紙装置にシート材の情報をACC I/F204を介して送信する。さらにジョブ制御部301はプリントジョブが終了すると、プリント制御部202に動作終了を指示する。プリント制御部202は必要に応じてACC I/F204を介してフィニッシャ400、糊付け製本機500の任意の装置に動作終了を指示し、プリンタ部203に対して動作終了を指示する。なお、プリント制御部202がプリントジョブを実行中に、次のプリントジョブが外部装置206から到来した場合は、メモリコントローラ209を介して画像データをハードディスク211に格納し、印刷データをジョブ制御部201が記憶する。そして、前のプリントジョブが終了すると順次次のプリントジョブを実行する。
また、糊付け製本機500の搬送制御部215がシート材を搬送中にシート材の搬送異常(紙詰まり、JAM)を検知すると、アクセサリ制御部214へ通知する。アクセサリ制御部214は紙詰まりの通知を受け取ると、停止動作を行う。
次に、図31のフローチャートと図32のシーケンス図を用いて、糊付け製本機500が複数部の製本束を作成する場合の動作について説明する。
まず、糊付け製本機は800において、用紙積載トレイ520に前の部の束が、糊付け部Bへ移動完了するまで待ち、移動完了後、801へ進んで用紙積載トレイ520への積載を開始する。次に802において、用紙積載トレイ520への積載が終了するのを待つ。積載が終了すると803へ進み、この用紙束の前に、用紙積載トレイ520から糊付け部Bへ搬送された用紙束が、裁断部Dへ搬送されるまで待つ。前の用紙束が裁断部Dへ搬送が終わると、804へ進み、用紙積載トレイ520に積載された束を糊付け部Bへの搬送を開始する。さらに805へ進んで、表紙Pcの搬送を開始して、806へ進み、用紙束の糊付け部Bへの搬送を待ち、用紙束の糊付け部Bへの搬送が終了したら、807へ進み、表紙Pcの搬送終了を待ち、表紙Pcの搬送が終了したら808へ進む。
808では、糊付け動作を開始し、809で糊付け終了を待つ。糊付けが終了すると810へ進み、前の用紙束が裁断部Dを抜け、製本バッファ部Fへ搬送されるのを待ち、前の用紙束の搬送が終了すると、811へ進み、裁断部Dへ、糊付けされた用紙束の搬送を開始し、812で搬送の終了を待つ。812で搬送が終了すると、813へ進み、裁断動作を開始し、814へ進んで裁断動作の終了を待ち、裁断動作が終了すると815へ進む。815では、前の用紙束が製本排出部Eへ搬送されるのを待ち、816へ進み、製本バッファ部Fへの搬送を開始し、817で製本バッファ部Fへの搬送終了を待つ。さらに818へ進み、製本排出部Eが引き出されているかどうかを調べ、引き出されている場合には、戻されているまで待ち、819へ進み、製本排出部Eへの排出動作を開始し、820で排出動作の終了を待つ。
図32のシーケンス図は、800〜803までを工程1、804〜810を工程2、811〜815を工程3、816〜818を工程4、819〜820を工程5とした場合に、三冊の製本動作を並列で行う場合の概要を説明するもので、それぞれの工程が終了すると、次の工程を実行している。
次に、図33のシーケンス図は、製本動作の途中で、製本束を取り出すために、製本排出部Eがあるタイミングで引き出された場合の、各工程の状態を示したものである。
一冊目の製本束が工程4を実行中に製本排出部Eが引き出されたとき、二冊目の製本束は工程3で停止し、三冊目の製本束は工程2で停止する。そして、四冊目の用紙束は工程1で停止している。このときの糊付け製本機の用紙束の状態を図34に示す。糊付け製本機内に四冊分の用紙束が滞留している。このとき、下流搬送はできない。さらに、これ以上新たな用紙束を受け付けることは出来ない。そして、製本排出部Eが戻されると、各工程が再開し、製本束は順次製本排出部Eに排出される。
また、製本排出部Eが取り出されているときに、糊付け製本部へのジョブが到来した時のシート束の滞留状態について、図37、図38を用いて説明する。図37のように、二部のシート束が滞留している状態では、下流装置への用紙搬送が可能である。また、図38のように三部のシート束が滞留している状態では、下流装置への用紙搬送が不可能となる。下流装置への搬送が不可能になるのは、表紙となるシートが下流装置への搬送パスに滞留するからである。また、表紙搬送完了後も、糊付け部Bから裁断部Dへ向かう搬送路(後処理搬送路)が、下流装置への用紙搬送路(スルー搬送路)と交差するために、下流装置へシートを搬送することは出来ない。
次に、糊付け製本機が、下流搬送可能かどうかを判定する制御について、図35のフローチャートを用いて説明する。まず、900において、糊付け製本機内部に、何冊分の用紙束が格納されているかを調べる。このとき、製本排出部Eに積載されている製本束は除外する。また、用紙積載部Aに1枚でも積載されていれば、それは1冊とカウントする。次に901へ進み、冊数が3以上の場合は、902へ進み、下流装置への搬送を禁止する。また、冊数が3未満の場合は、903へ進み、下流搬送への搬送を禁止する。904においては、冊数が4以上かどうかを調べ、4以上である場合は、906へ進み、自装置へのこれ以上の搬送動作を禁止する。4未満である場合は、905へ進み、自装置への搬送を許可する。
このように糊付け製本機500が画像形成装置10に対し、動作の禁止、許可の情報を通知するので、画像形成装置10はこの情報に基づいてジョブを制御している。ジョブ制御の一例について、図36を用いて説明する。
まず、1000において、外部装置206からのプリント動作指示の到来を待ち、プリントジョブが到来すると、1001へ進む。1001においては、プリントジョブが使用する後処理装置を調べる。ジョブが糊付け製本であり、つまり後処理装置が糊付け製本機500である場合は、1002へ進んで糊付け製本機500が自装置へのシート束搬送を許可しているかどうかを調べ、許可している場合は1004へ進んでジョブを実行する。一方、禁止している場合は1005へ進み、ジョブの実行を禁止する。このとき、ジョブが実行できないことをユーザーに通知したり、排出が可能になるまで待つ制御が入るが、このフローチャート上では説明を省略している。
1001において、プリントジョブが使用する後処理装置が糊付け製本機500でない場合は、1003へ進む。使用する後処理装置は必然的にフィニッシャ装置400となる。フィニッシャ装置400にシートを搬送する場合、糊付け製本機500がシートを画像形成装置10から受け取り、フィニッシャ装置400へ受け渡す。そこで、1003においては、糊付け製本機500が、下流装置への搬送を許可しているかどうかを調べ、許可している場合は1006へ進み、ジョブを開始する。また、禁止している場合は、1007へ進み、ジョブの実行を禁止する。1007においても、1005での制御と同様に、ユーザーにジョブが実行できないことを通知したり、糊付け製本機500が下流装置への搬送が可能になるまで待つ制御を実行する。
<他の実施形態>
糊付け製本機500が、下流搬送可能かどうかを判定する制御について、他の実施形態を図39のフローチャートを用いて説明する。まず、1100において、図35の900と同様に、糊付け製本機内部に、何冊分の用紙束が格納されているかを調べる。このとき、製本排出部Eに積載されている製本束は除外する。また、用紙積載部Aに1枚でも積載されていれば、それは1冊とカウントする。次に1101へ進み、冊数が3以上の場合は、1102へ進み、下流装置への搬送を禁止する。また、冊数が3未満の場合は、1103へ進み、さらに糊付け製本機500が動作中であるかを判定し、動作中である場合は下流搬送可能であっても、下流装置への搬送を禁止したままとする。動作中でない場合は1107へ進み、下流装置への搬送を許可する。1104においては、冊数が4以上かどうかを調べ、4以上である場合は、1106へ進み、自装置へのこれ以上の搬送動作を禁止する。4未満である場合は、1105へ進み、自装置への搬送を許可する。
全体構成を示す図 くるみ製本装置全体断面図 糊付け部概要の説明図 糊付け部概要の説明図 接着部概要の説明図 接着部概要の説明図 接着部概要の説明図 接着部概要の説明図 接着部概要の説明図 接着部概要の説明図 接着部概要の説明図 接着部概要の説明図 断裁部概要の説明図 断裁部概要の説明図 断裁部概要の説明図 断裁部概要の説明図 断裁部概要の説明図 断裁部概要の説明図 製本排出部概要の説明図 製本排出部概要の説明図 製本排出部概要の説明図 製本排出部概要の説明図 中紙積載時の紙の流れ説明図 中紙積載時の紙の流れ説明図 中紙と表紙の流れ説明図 中紙と表紙の流れ説明図 インサータ表紙の流れ説明図 インサータ表紙の流れ説明図 操作表示部の説明図 ハードウェアブロック図 糊付け製本機500の制御方法を説明するフローチャート 糊付け製本機500の制御方法を説明するダイヤグラム(その1) 糊付け製本機500の制御方法を説明するダイヤグラム(その2) 四部のシート束(1)(2)(3)(4)の機内での配置図 糊付け製本機500の搬送動作許可制御を説明するフローチャート 画像形成装置10のジョブ制御を説明するフローチャート 二部のシート束(1)(2)の機内での配置図 三部のシート束(1)(2)(3)の機内での配置図 他の実施例における、糊付け製本機500の搬送動作許可制御を説明するフローチャート
符号の説明
10 画像形成装置
100 自動原稿送り装置
200 イメージリーダ
201 ジョブ制御部
202 プリント制御部
203 プリンタ部
204 ACC I/F
206 外部装置
213 通信 I/F
214 アクセサリ制御部
215 搬送制御部
216 糊付け制御部
217 束搬送制御部
218 インサータ制御部
300 インサータ
350 プリンタ
400 フィニッシャ
500 糊付け製本装置
600 操作表示装置
512 トリムグリッパ
520 用紙積載トレイ
522 糊付けローラ制御モータ
523 糊付けグリッパ
524 糊付けローラ
525 糊容器
527 カッター制御モータ
528 カッター
532 断裁屑箱
533 断裁屑受け箱
529 積載板
530 製本支持板
534 製本排出安定板

Claims (5)

  1. シート搬送方向上流側に接続された装置からシートを受け取り、シート搬送方向下流側に接続された装置にシートを受け渡すためのスルー搬送路を有する後処理装置において、
    シート搬送方向上流側に接続された装置から複数のシートを受け取って積載し、シート束を形成する積載手段と、
    前記積載手段に積載されたシート束を搬送して後処理を行う後処理手段と、
    前記後処理手段により後処理が行われたシート束を格納する格納手段と、
    前記格納手段にシートを搬送するための搬送路であって、前記スルー搬送路と交差する後処理搬送路と、
    シート搬送方向下流側の装置へシートを受け渡すべくシートを前記スルー搬送路に搬送する第一の動作モードと、前記後処理手段によってシート束に後処理を施すべくシート束を前記後処理搬送路に搬送する第二の動作モードとを切り替え制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記後処理搬送路上のシート束の状態に応じて、前記第一の動作モードでの動作の許可または禁止を制御することを特徴とする後処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記後処理搬送路に存在するシート束の位置に応じて前記第一の動作モードの許可または禁止を制御することを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記後処理搬送路に存在する少なくとも1以上のシート束が前記スルー搬送路と交差するか否かに応じて前記第一の動作モードの許可または禁止を制御することを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記後処理搬送路へシートを搬送することが確定した時点で、前記第一の動作モードの動作を禁止し、前記後処理搬送路に存在するシート束が全て前記格納手段に格納された時点で、前記第一の動作モードの動作を許可することを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
  5. シートに画像を形成する画像形成装置と、該画像形成装置により画像が形成されたシートを受け取って後処理を行う複数の後処理装置とから構成される画像形成システムにおいて、
    前記複数の後処理装置の少なくとも一つの後処理装置は、
    シート搬送方向上流側に接続された装置からシートを受け取り、シート搬送方向下流側に接続された装置にシートを受け渡すためのスルー搬送路と、
    シート搬送方向上流側に接続された装置から複数のシートを受け取って積載し、シート束を形成する積載手段と、
    前記積載手段に積載されたシート束を搬送して後処理を行う後処理手段と、
    前記後処理手段により後処理が行われたシート束を格納する格納手段と、
    前記格納手段にシートを搬送するための搬送路であって、前記スルー搬送路と交差する後処理搬送路と、
    シート搬送方向下流側の装置へシートを受け渡すべくシートを前記スルー搬送路に搬送する第一の動作モードと、前記後処理手段によってシート束に後処理を施すべくシート束を前記後処理搬送路に搬送する第二の動作モードとを切り替え制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記後処理搬送路上のシート束の状態に応じて、前記第一の動作モードでの動作の許可または禁止を制御することを特徴とする画像形成システム。
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