JP2006021900A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、プロダクティビティーを低下させることなく種々のシート処理動作を行うことができるシート処理装置を提供することである。
【解決手段】シートを処理する処理トレイ部A,製本部Bと、シート処理中の処理トレイ部A,製本部Bに向けて搬送されてきたシートを待機させるためのバッファローラ505等からなるシート待機手段と、搬送されてきたシート或いは前記バッファローラ505に待機させたシートを前記処理トレイ部A,製本部Bのいずれかに向けて選択的に導く切換フラッパ551と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成されたシートに処理を施すシート処理装置に関する。例えば、複写機やプリンタなどの画像形成装置に用いられる。
近年、電子写真複写機やレーザービームプリンタなどの画像形成装置のオプションとして、画像形成済みのシートを仕分けるフィニッシャ等のシート処理装置が開発されている。この種のシート処理装置では、ソート機能のみならず、ある程度のシートを積載・整合したり、針綴じするステイプラや折り処理を行う折り装置を設ける事で、シート束や製本を作成したりと多種多様になってきている。例えば、針綴じするステイプラを備えたシート処理装置では、シート処理装置本体内に搬送されたシートを、本体内部に形成された搬送路を通過させて処理トレイに積載・整合した後、綴じ動作を行う様にしている。シート束を綴じる場合は、綴じ手段であるステイプラを移動させて1箇所綴じ又は複数綴じ(通常は2箇所綴じ)を行う様にしている。ここで、綴じ動作を行っている間は、次のジョブのシートを処理トレイに積載することができない。従って、綴じ動作の間は次のジョブのシートの間隔をあけて時間を稼ぐのが一般的であった。
しかしながら、このように次のジョブのシートの間隔をあけると、生産性(プロダクティビティー)が低下してしまう。このようなプロダクティビティーの低下を防止する技術としては、特開平9−48545号公開公報に開示されている技術がある。この技術について図5を用いて説明する。図5は従来技術に係るシート処理装置の模式的断面図である。この装置では、画像形成装置から排出されたシートを処理トレイ4もしくは製本ユニット7のいずれかに搬送するのかを仕分けるためのフラッパ1があり、このフラッパ1によりシートの搬送先が決定される。処理トレイ4にシートを搬送する途中の搬送通路には、シートを回転するバッファローラ2に巻き付けて、処理トレイ4への搬送を一時的に待機させるバッファーローラパス3が設けられている。この様な構成により、処理トレイ1上でステイプラ5によりシート束の綴じ動作を行っている間、画像形成装置から搬送されてくる次ジョブのシートをバッファーローラパス3内に蓄えておくことができる。そして、前のシート束が処理トレイ1上で綴じ動作を終了して処理トレイ1上から積載トレイ6上に排出された後に、バッファローラ2に蓄えたシート束を処理トレイ4に搬送させるようにすることによって、プロダクティビティーの低下を防いでいる。しかしながら、製本ユニット7で製本処理する場合には、画像形成装置から排出されたシートを一時的に待機させておく前述のバッファ機能が無いため、製本処理が終了するまで次ジョブの処理、すなわち画像形成装置を待たせておくのが一般的であった。
特開平9−48545号公開公報
上述したように、従来のシート処理装置では、処理トレイ上でシート処理を行う場合には、バッファローラがあるためにプロダクティビティーを低下させる事無くシート処理を行う事が出来るが、製本ユニットで製本動作を行う場合には、画像形成装置を製本動作中に待たせる必要があるため、プロダクティビティーを低下させてしまうという問題があった。
そこで本発明は、前述した様な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、プロダクティビティーを低下させることなく種々のシート処理動作を行うことができるシート処理装置を提供することである。
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、シートを処理する複数のシート処理部と、シート処理中のシート処理部に向けて搬送されてきたシートを待機させるためのシート待機手段と、搬送されてきたシート或いは前記シート待機手段に待機させたシートを前記複数のシート処理部のいずれかに向けて選択的に導く選択手段と、を有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、1つのシート処理部でシート処理を行う場合のみならず、その他のシート処理部でシート処理を行う場合にも、前記シート待機手段により搬送シートを待機させておくことができるので、プロダクティビティーを低下させることなく種々のシート処理動作を行うことができる。このため、シート処理装置および画像形成装置の高生産性に役立たせることができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
〔第1実施形態〕
本発明に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一実施形態について詳しく説明する。図1は本発明に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一実施形態の主要部構成を示す縦断面図である。図2は前記シート処理装置の構成を示す縦断面図である。
<画像形成装置の全体構成>
画像形成装置は、図1に示すように、画像形成装置本体10と、折り装置400と、シート処理装置としてのフィニッシャ500とから構成され、画像形成装置本体10は原稿画像を読み取る画像読取手段としてのイメージリーダ200およびシートに画像を形成する画像形成手段としてのプリンタ300を備える。
イメージリーダ200には、原稿給送装置100が搭載されている。原稿給送装置100は、原稿トレイ上に上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に1枚ずつ左方向へ給送し、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を左から流し読取位置を経て右へ搬送し、その後外部の排出トレイ112に向けて排出する。この原稿がプラテンガラス102上の流し読取位置を左から右へ向けて通過するときに、この原稿画像は流し読取位置に対応する位置に保持されたスキャナユニット104により読み取られる。この読み取り方法は、一般的に、原稿流し読みと呼ばれる方法である。具体的には、原稿が流し読取位置を通過する際に、原稿の読取面(画像面)がスキャナユニット104のランプ103の光で照射され、その原稿からの反射光がミラー105,106,107を介してレンズ108に導かれる。このレンズ108を通過した光は、イメージセンサ109の撮像面に結像する。
このように流し読取り位置を左から右へ通過するように原稿を搬送することによって、原稿の搬送方向に対して直交する方向を主走査方向とし、搬送方向を副走査方向とする原稿読取走査が行われる。すなわち、原稿が流し読取位置を通過する際に主走査方向に原稿画像を1ライン毎にイメージセンサ109で読み取りながら、原稿を副走査方向に搬送することによって原稿画像全体の読み取りが行われ、光学的に読み取られた画像はイメージセンサ109によって画像データに変換されて出力される。イメージセンサ109から出力された画像データは、画像信号制御部(不図示)において所定の処理が施された後にプリンタ300の露光制御部110にビデオ信号として入力される。
なお、原稿給送装置100により原稿をプラテンガラス102上に搬送して所定位置に停止させ、この状態でスキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿を読み取ることも可能である。この読み取り方法は、いわゆる原稿固定読みと呼ばれる方法である。
原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、まず、ユーザにより原稿給送装置100を持ち上げてプラテンガラス102上に原稿を置き、そして、スキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿の読み取りを行う。すなわち、原稿給送装置100を使用しないで原稿を読み取るときには、原稿固定読みが行われる。
プリンタ300の露光制御部110は、入力されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力し、該レーザ光はポリゴンミラー110aにより走査されながら感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。ここで、露光制御部110は、後述するように、原稿固定読み時には、正しい画像(鏡像でない画像)が形成されるようにレーザ光を出力する。
この感光ドラム111上の静電潜像は、現像器113から供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。また、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、各カセット114,115、手差給送部125または両面搬送パス124からシートが給送され、このシートは感光ドラム111と転写部116との間に搬送される。感光ドラム111に形成された現像剤像は転写部116により給送されたシート上に転写される。
現像剤像が転写されたシートは定着部117に搬送され、定着部117はシートを加熱・加圧することによって現像剤像をシート上に定着させる。定着部117を通過したシートはフラッパ121および排出ローラ118を経てプリンタ300から外部(図1では折り装置400)に向けて排出される。
ここで、シートをその画像形成面が下向きになる状態(フェイスダウン)で排出するときには、定着部117を通過したシートをフラッパ121の切換動作により一旦反転パス122内に導き、そのシートの後端がフラッパ121を通過した後に、シートをスイッチバックさせて排出ローラ118によりプリンタ300から排出する。以下、この排出形態を反転排出と呼ぶ。この反転排出は、原稿給送装置100を使用して読み取った画像を形成するとき、またはコンピュータから出力された画像を形成するときなどのように先頭頁から順に画像形成するときに行われ、その排出後のシート順序は正しい頁順になる。
また、手差給送部125からOHPシートなどの硬いシートが給送され、このシートに画像を形成するときには、シートを反転パス122に導くことなく、画像形成面を上向きにした状態(フェイスアップ)で排出ローラ118により排出する。
さらに、シートの両面に画像形成を行う両面記録が設定されている場合には、フラッパ121の切換動作によりシートを反転パス122に導いた後に両面搬送パス124へ搬送し、両面搬送パス124へ導かれたシートを上述したタイミングで感光ドラム111と転写部116との間に再度給送する制御が行われる。
プリンタ300から排出されたシートは折り装置400に送られる。この折り装置400は、シートをZ形に折りたたむ処理を行う。例えば、A3サイズやB4サイズのシートでかつ折り処理が指定されているときには、折り装置400で折り処理を行い、それ以外の場合、プリンタ300から排出されたシートは折り装置400を通過してシート処理装置としてのフィニッシャ500に送られる。このフィニッシャ500には、画像が形成されたシートに挿入するための表紙,合紙などの特殊シートを給送するインサータ900が設けられている。フィニッシャ500では、製本処理,綴じ処理や穴あけなどの各処理を行う。
<折り部>
次に、折り装置400およびシート処理装置としてのフィニッシャ500の構成について図2を参照しながら説明する。図2は図1の折り装置400およびフィニッシャ500の構成を示す図である。
折り装置400は、図2に示すように、プリンタ300から排出されたシートを導入し、フィニッシャ500側に導くための折り搬送水平パス402を有する。折り搬送水平パス402上には、搬送ローラ対403および搬送ローラ対404が設けられている。また、折り搬送水平パス402の出口部(フィニッシャ500側)には、折りパス選択フラッパ410が設けられている。この折りパス選択フラッパ410は、折り搬送水平パス402上のシートを折りパス420またはフィニッシャ側500に導くための切換動作を行う。
ここで、折り処理を行う場合には、折りパス選択フラッパ410がオンされ、シートが折りパス420に導かれる。折りパス420に導かれたシートは、折りローラ421まで搬送されてZ形に折りたたまれる。これに対し、折り処理を行わない場合には、折りパス選択フラッパ410がオフされ、シートはプリンタ300から折り搬送水平パス402を介してフィニッシャ500に直接に送られる。
<フィニッシャメイン部>
シート処理装置としてのフィニッシャ500は、折り装置400を介して排出されたシートを順に取り込み、取り込んだ複数枚のシートを整合して1つのシート束に束ねる処理、束ねたシート束の後端をステイプラで綴じるステイプル処理、取り込んだシート(又はシート束)の後端付近に穴あけをするパンチ処理、ソート処理、ノンソート処理、製本処理などの各シート処理を選択的に行う。
本実施形態に係るシート処理装置としてのフィニッシャ500は、シートを処理する複数のシート処理部と、シート処理中のシート処理部に向けて搬送されてきたシートを待機させるためのシート待機手段と、搬送されてきたシート或いは前記シート待機手段に待機させたシートを前記複数のシート処理部のいずれかに向けて選択的に導く選択手段と、を有している。 更に本実施形態では、前記選択手段が、搬送されてきたシート或いは前記シート待機手段に待機させたシートを前記複数のシート処理部のいずれかに向けて選択的に導く分岐手段であり、前記シート待機手段が前記分岐手段よりも上流側に配置されている。以下、詳しく説明する。
フィニッシャ500は、図2に示すように、プリンタ300から折り装置400を介して排出されたシートを内部に導くための入口ローラ対502を有する。入口ローラ対502によってフィニッシャパス552に導かれたシートは、搬送ローラ対503を介してバッファローラ505に向けて送られる。搬送ローラ対503とバッファローラ505は、正逆転可能に構成されている。
搬送ローラ対503とバッファローラ505間には、パンチユニット550が設けられており、パンチユニット550は必要に応じて動作し、搬送されてきたシートの後端付近に穿孔する。
シート待機手段を構成するバッファローラ505は、その外周に送られたシートを所定枚数積層して巻き付け可能な円筒状の回転体であって、必要に応じてこのバッファローラ505の外周には各押下コロ512,513,514によりシートが巻き付けられる。バッファローラ505に巻き付けられたシートはバッファローラ505の回転方向に搬送される。
押下コロ513,514間には切換フラッパ510が配置されており、押下コロ514の下流には切換フラッパ511が配置されている。切換フラッパ510はバッファローラ505に巻き付けられたシートをバッファローラ505から剥離してノンソートパス521、またはソートパス522に導くためのフラッパであり、切換フラッパ511はバッファローラ505に巻き付けられたシートをバッファローラ505から剥離してソートパス522に、またはバッファローラ505に巻き付けられたシートを巻き付けられた状態でバッファパス523に導くためのフラッパである。
切換フラッパ510によりノンソートパス521に導かれたシートは、排出ローラ対509を介してサンプルトレイ701上に排出される。ノンソートパス521の途中には、ジャム検出などのための排出センサ533が設けられている。
切換フラッパ510によりソートパス522側に導かれたシートは、該シートをバッファローラ505に巻き付けて一時的に保持する場合には、切換フラッパ511により前記シートをバッファパス523に導く。一方、切換フラッパ510によりソートパス522側に導かれたシートをそのままソートパス522に導く場合、或いは前記バッファローラ505に巻き付けられたシート(又はシート束)をバッファローラ505から剥離してソートパス522に導く場合には、切換フラッパ511により前記シートをソートパス522に導く。
切換フラッパ510,511によりソートパス522に導かれたシートは、搬送ローラ506により搬送され、その下流側に配置された分岐手段(選択手段)としての切換フラッパ551により、1つのシート処理部を構成する処理トレイ630側又はその他のシート処理部を構成する折りローラ対826側のいずれかに向けて振り分けられる。以下に、1つのシート処理部としての処理トレイ部A、その他のシート処理部としての製本部Bのそれぞれについて説明する。
<処理トレイ部>
切換フラッパ551により処理パス554に導かれたシートは、搬送ローラ507を介して処理トレイ630上に積載される。処理トレイ630上に積載されたシート(又はシート束)は、必要に応じて整合処理、ステイプル処理などが施された後に、排出ローラ680a,680bによりスタックトレイ700上に排出される。なお、処理トレイ630上に束状に積載されたシートを綴じるステイプル処理には、ステイプラ601が用いられる。このステイプラ601の動作については後述する。スタックトレイ700は、上下方向に自走可能に構成されている。
<製本部>
切換フラッパ551により製本パス553に導かれたシートは、搬送ローラ対813によって収納ガイド820に収納され、さらにシート先端が可動式のシート位置決め部材823に接するまで搬送される。搬送ローラ対813の上流側には、製本入口センサ817が配置されている。また、収納ガイド820の途中位置には、2対のステイプラ818が設けられており、このステイプラ818はそれに対向するアンビル819と協働してシート束の中央を綴じるように構成されている。
ステイプラ818の下流位置には、折りローラ対826が設けられている。折りローラ対816の対向位置には、突き出し部材825が設けられている。この突き出し部材825を収納ガイド820に収納されたシート束に向けて突き出すことにより、このシート束は折りローラ対826間に押し出され、この折りローラ対826によって折りたたまれた後に、折りシート排出ローラ827を介してサドル排出トレイ832に排出される。折りシート排出ローラ827の下流側には、製本排出センサ830が配置されている。
また、ステイプラ818で綴じられたシート束を折る場合には、ステイプル処理終了後にシート束のステイプル位置が折りローラ対826の中央位置(ニップ位置)になるように、位置決め部材823を所定距離分下降させる。
<インサータ部>
インサータ900は、フィニッシャ500の上部に設けられ、トレイ901上に積載された表紙,合紙を成す特殊シートを順次分離し、フィニッシャパス552に搬送する。ここで、インサータ900のトレイ901上には、特殊シートが操作者から見て正視状態で積載される。すなわち、特殊シートはその表面が上に向けられた状態でトレイ901上に積載される。
このトレイ901上の特殊シートは、給送ローラ902によって、搬送ローラ903および分離ベルト904からなる分離部に搬送され、最上位シートから1枚ずつ順次分離されて搬送される。
この分離部下流側には引き抜きローラ対905が配置され、この引き抜きローラ対905により分離された特殊シートは、安定して搬送パス908に導かれる。引き抜きローラ対905の下流側には給送センサ907が設けられ、また給送センサ907と入口ローラ対502との間には、搬送パス908上の特殊シートを入口ローラ対502に導くための搬送ローラ906が設けられている。
<動作説明>
ここで、上記構成のフィニッシャ500において、シートに綴じ処理を施す場合、又は製本処理を施す場合についてそれぞれ説明する。
プリンタ300から排出されたシートに綴じ処理を施す場合、プリンタ300から排出されたシートは、折り搬送水平パス402,フィニッシャパス552,ソートパス522を順に通過した後で、切換フラッパ551により処理パス554に導かれ、搬送ローラ507により処理トレイ630上に排出される。処理トレイ630上に排出されたシートは、引き込みパドル690により引き込まれ順次積載される事になる。一束分のシートが処理トレイ630に積載された後は、ステイプラ601によりシート束に綴じ処理を行う間、バッファローラ505に次束のシートの巻き付け処理を行い、該シートを一時的に保持して時間を稼ぐ事になる。ステイプラ601により綴じ処理が施されたシート束は、排出ローラ680a,680bによりスタックトレイ700に排出される。その後、バッファローラ505に巻き付けられたシートは、切換フラッパ511によりソートパス522に導かれ、搬送ローラ506により搬送される。そして切換フラッパ551により処理トレイ630側に導かれ、搬送ローラ507により処理トレイ630に搬送される。この様に、プリンタ300から新たに排出されたシートをバッファローラ505に巻き付け、時間を稼ぐ事で、プリンタ300を待たせる事なく、シート処理を行う事ができる。
一方、プリンタ300から排出されたシートに製本処理を施す場合、プリンタ300から排出されたシートは、折り搬送水平パス402,フィニッシャパス552,ソートパス522を順に通過した後で、切換フラッパ551により製本パス553に導かれ、搬送ローラ対813により収納ガイド820に収納される。所定枚数シートが収納ガイド820に搬送された後で、2対のステイプラによりステイプル処理された後、突き出し部材825により折りローラ対826に導かれ、折り処理が施される。その後、折りシート排出ローラ827によりサドル排出トレイ832に排出される。このステイプル・折り動作を行う間、バッファローラ505に次束のシートの巻き付け処理を行い、該シートを一時的に保持して時間を稼ぐ事になる。この様に、プリンタ300から新たに排出されたシートをバッファローラに巻け付け、時間を稼ぐ事で、プリンタ300を待たせる事なく、製本処理を行う事ができる。
上述したように、本実施形態によれば、1つのシート処理部(処理トレイ部A)を構成する処理トレイ630側でシート処理を行う場合のみならず、その他のシート処理部(製本部B)を構成する折りローラ対826側で製本処理を行う場合にも、シート待機手段を構成するバッファローラ505により次束の搬送シートを待機させておくことができるので、プロダクティビティーを低下させることなく種々のシート処理動作を行う事ができる。本発明の実施形態の様に、複数のシート処理手段とシート待機手段と選択手段を一つの装置内部に配置する事で、スペース効率を高め、コンパクトな装置として提供する事が出来る。このため、シート処理装置および画像形成装置の高生産性を、コンパクトな装置で実現する事が出来る。
〔第2実施形態〕
前述した実施形態ではシート待機手段として、円筒状の回転体であるバッファローラを用いてシートを待機させる構成を例示して説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、水平パスを用いたシート待機手段であっても良い。第2実施形態では、水平パスを用いてシートを待機させる構成のシート処理装置を例示している。更に前述した実施形態では選択手段として、複数のシート処理部のいずれかに向けてシートを選択的に導く分岐手段を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、前記選択手段が、シートをスイッチバック搬送することが可能なスイッチバック手段と、スイッチバックされたシートを前記複数のシート処理部のうちの一つに向けて導く分岐手段と、を有する構成であっても良い。以下、本実施形態に係るシート処理装置について詳しく説明する。尚、本実施形態に係るシート処理装置は前述した画像形成装置本体に接続して用いた状態を例示している。
図3は第2実施形態に係るシート処理装置の主要部構成を示す縦断面図である。図4は前記シート処理装置の動作説明図である。なお、図3及び図4において、前述した実施形態と同等の機能を有する部材には同一符号を付している。
<動作説明>
図3に示すように、排出ローラ118によりプリンタから排出されたシートSは、入口ローラ対502によりシート処理装置としてのフィニッシャ500内部に搬送される。搬送されてきたシートSは、1つのシート処理部(処理トレイ部A)を構成する処理トレイ630上において、ステイプラ601によりステイプル処理されるか、整合手段640によりソート処理させるか、或いはそのままスタックトレイ700に排出することができる。この他、前記選択手段を構成するスイッチバック手段としてのバッファローラ561によりスイッチバックされた後、前記選択手段を構成する分岐手段としてのフラッパ562により搬送ローラ対563に導かれ、フィニッシャ500下部にある他のシート処理部としての製本部Bに搬送され、製本処理される事になる。なお、この製本部Bの構成は詳しく図示していないが、前述した実施形態の製本部Bの構成と同様であるため、ここでは説明及び図示を省略している。
前述した処理トレイ部Aでのステイプル処理中や、製本部Bでの製本処理中の待ち時間にプリンタから搬送されてくるシートは、搬送ガイド564a,564bで構成される水平パスで一時的に保持される。この一時的に保持されたシートは、各処理が終了した後で、バッファローラ561により処理トレイ部Aへ搬送され、又はバッファローラ561によりスイッチバックされた後、分岐手段としてのフラッパ562により搬送ローラ対563に導かれ製本部Bへと搬送される。
この水平パスによるバッファ処理に関して図4を用いて詳細に説明を行う。図4は、フィニッシャの水平パス部のみを拡大した拡大図である。図4(a)に示すように、水平パス564a,564b内に既に既積載シートS1がバッファ爪565によりバッファされている。この状態で、次のシートS2が排出ローラ118によりプリンタから排出され、入口ローラ対502によりフィニッシャ500内部に搬送されてきている。このシートS2は図4(b)に示す位置まで搬送されると、該シートS2を搬送していたバッファローラ561は停止し、バッファ爪565がバッファするためにソレノイド566により図中の矢印方向に移動する。この状態で、バッファローラ561は逆転を開始する。その状態を示したのが図4(c)であり、シートS2の後端はバッファ爪ストッパ564cに突き当り、バッファローラ561とシートS2に滑りが生じる事でシートの搬送が停止する。シートS2がバッファ爪ストッパ564cに突き当たった状態でソレノイド566をOFFする事により、バッファ爪565は図4(d)の所定の位置に戻る。これにより、シートS1およびシートS2がバッファ爪565により固定され、シート待機手段を構成する水平パス564a,564b内に保持される。この後は図4(a)に戻り、同じ動作を繰り返す事によりシートを必要な数枚だけ一時的に保持するバッファ処理を行う事が可能となる。
このように、水平パスを用いたシート待機手段であっても各シート処理部への分岐よりも上流に前記シート待機手段が配置されている構成であれば、前述した実施形態と同様に、いずれのシート処理部にてシート処理を行う場合であっても、シート待機手段を構成する水平パス564a,564bにより次束の搬送シートを待機させておくことができるので、プロダクティビティーを低下させることなく種々のシート処理動作を行う事ができる。このため、シート処理装置および画像形成装置の高生産性に役立たせることができる。
〔他の実施形態〕
前述した実施形態では複数のシート処理部を有するシート処理装置として、2つのシート処理部を有するシート処理装置を例示して説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば3つ以上のシート処理部が存在しても各シート処理部へシートを選択的に導く選択手段よりも上流側に前述のバッファ処理を行うシート待機手段が配置されている構成であれば同様の効果を得ることができる。
前述した実施形態では、画像形成装置として複写機を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばプリンタ、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良く、該画像形成装置に用いられるシート処理装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
また前述した実施形態では、画像形成装置本体に対してオプションとして取り付けられる着脱自在なシート処理装置を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば画像形成装置が一体的に有するシート処理装置であっても良く、該シート処理装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
また前述した実施形態では、記録方式として電子写真方式を例示したが、これに限定されるものではなく、例えばインクジェット方式等の他の記録方式であっても良い。
第1実施形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の主要部構成を示す縦断面図 第1実施形態に係るシート処理装置の構成を示す縦断面図 第2実施形態に係るシート処理装置の主要部構成を示す縦断面図 第2実施形態に係るシート処理装置のバッファ動作を示す要部断面図 従来技術に係るシート処理装置の模式的断面図
符号の説明
A …処理トレイ部
B …製本部
S,S1,S2,S3 …シート
10 …画像形成装置本体
100 …原稿給送装置
200 …イメージリーダ
300 …プリンタ(画像形成手段)
400 …折り装置
500 …フィニッシャ(シート処理装置)
505 …バッファローラ
512,513,514 …押下コロ
521 …ノンソートパス
522 …ソートパス
523 …バッファパス
550 …パンチユニット
551 …切換フラッパ(分岐手段)
552 …フィニッシャパス
553 …製本パス
554 …処理パス
561 …バッファローラ(スイッチバック手段)
562 …フラッパ(分岐手段)
564a,564b …搬送ガイド(水平パス)
564c …バッファ爪ストッパ
565 …バッファ爪
566 …ソレノイド
601 …ステイプラ
630 …処理トレイ
690 …引き込みパドル
701 …サンプルトレイ
818 …ステイプラ
819 …アンビル
820 …収納ガイド
823 …シート位置決め部材
825 …突き出し部材
826 …折りローラ対
827 …折りシート排出ローラ
832 …サドル排出トレイ
900 …インサータ

Claims (7)

  1. シートを処理する複数のシート処理部と、
    シート処理中のシート処理部に向けて搬送されてきたシートを待機させるためのシート待機手段と、
    搬送されてきたシート或いは前記シート待機手段に待機させたシートを前記複数のシート処理部のいずれかに向けて選択的に導く選択手段と、
    を有することを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記シート待機手段は、円筒状の回転体を有し、該円筒状の回転体に前記シートを巻き付けて一時的に保持することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記選択手段は、搬送されてきたシート或いは前記シート待機手段に待機させたシートを前記複数のシート処理部のいずれかに向けて選択的に導く分岐手段であり、
    前記シート待機手段が前記分岐手段よりも上流側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のシート処理装置。
  4. 前記シート待機手段は、水平パスを有し、該水平パスに前記シートを積載して一時的に保持することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  5. 前記選択手段は、シートをスイッチバック搬送することが可能なスイッチバック手段と、スイッチバックされたシートを前記複数のシート処理部のうちの一つに向けて導く分岐手段と、を有することを特徴とする請求項4に記載のシート処理装置。
  6. 前記シート処理部と、前記シート待機手段と、前記選択手段が一つの枠体内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  7. シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段で画像が形成されたシートを処理するためのシート処理装置と、を有する画像形成装置において、前記シート処理装置として請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のシート処理装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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