JP2012017153A - 用紙排出処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スタックトレイに奇麗に整った積載用紙をスタックするとともに、処理速度の高速化を容易に実現可能にする。
【解決手段】 搬送された用紙Pを中間トレイ2に取り込む用紙取込機構4と、この用紙取込機構4により取り込まれた用紙Pの後端Prを係止するフィンガ部5f及びこのフィンガ部5fを中間トレイ2の後位置Xrから中間位置Xmまで移動可能なフィンガ移動機構部5mを有する第一送出機構5と、後位置Xrと中間位置Xm間における所定位置Xcで積載用紙Psの後端Psrに当接可能なクランパ部6c…及びこのクランパ部6c…を後退位置Xbから前進位置Xfまで移動可能なクランパ移動機構部6mを有する第二送出機構6と、スタックトレイ3を昇降させるトレイ昇降機構7とを有する用紙処理手段Mdを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、搬送された用紙を中間トレイ上に設定枚数だけ積載した後、スタックトレイに排出する機能を備える用紙排出処理装置に関する。
一般に、印刷装置は、印刷用紙に印刷する機能を備えるため、印刷された用紙を用紙排出口から単に排出することに加え、この用紙排出口に、オプションユニットとなる用紙排出処理装置を付設し、各種処理を行った後に排出できるようにした印刷装置も提供されており、この種の用紙排出処理装置としては、複数枚の用紙をステープラ機構により綴じて排出する装置が知られている。
ところで、ステープラ機構を有する用紙排出処理装置では、通常、用紙排出口から搬送された用紙を中間トレイ上に設定枚数だけ積載するとともに、積載した用紙をステープラ機構により綴じ、この後、スタックトレイに排出する機能を備えている。一方、ステープラ機構を有する用紙排出処理装置を付設した場合、積載した用紙をステープラ機構により綴じることなく排出するケースも少なくない。この場合、搬送された用紙を一旦中間トレイ上に積載し、この後、積載した用紙をスタックトレイに移動させるため、用紙排出口から直接スタックトレイに排出するよりも返って用紙の積載状態が乱れてしまう不具合を生じる。
このため、従来、このような用紙の積載状態の乱れを少なくするようにした用紙排出処理装置も知られており、特許文献1には、シート束が積載される第1積載手段と、この第1積載手段のシート搬送方向下流側に配設された第2積載手段と、第1積載手段に積載されたシート束を綴じる綴じ手段と、第1積載手段に積載されたシート束を搬送して第2積載手段に排出する排出手段と、を備えたシート処理装置であって、シート束綴じ情報に基づいて、シート束が未綴じシート束であるときの排出手段のシート束搬送速度を、綴じシート束であるときの排出手段のシート束搬送速度よりも遅くして、第2積載手段に排出された未綴じシート束の整合乱れを防止する制御手段を備えたシート処理装置が開示されている。
特開2007−269486号公報
しかし、上述した従来のシート処理装置(用紙排出処理装置)は、次のような問題点があった。
第一に、シート束の搬送速度を変更するという制御上の改善に留まるため、未綴じシート束の整合乱れを改善するには限界がある。即ち、第1積載手段に積載された未綴じシート束を搬送して第2積載手段に排出する排出手段には、通常のローラにより移動させる構造を採用するなど、構造上、特にシート束の整合乱れを防止する考慮がなされておらず、シート束の整合乱れを確実に防止する観点からは不十分である。
第二に、シート束の搬送速度を遅くすることにより未綴じシート束の整合乱れを防止するため、処理装置における処理速度の低下を招いてしまう。結局、処理装置における処理能力を犠牲にすることになり、処理速度の高速化を図ることも困難になるなど、望ましい解決策とは言えない。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した用紙排出処理装置の提供を目的とするものである。
本発明は、上述した課題を解決するため、少なくとも、順次搬送される用紙Pを中間トレイ2上に設定枚数Nだけ積載した後、積載した用紙(積載用紙)Psを前方のスタックトレイ3に排出する機能を備える用紙排出処理装置1を構成するに際して、搬送された用紙Pを中間トレイ2に取り込む用紙取込機構4と、この用紙取込機構4により取り込まれた用紙Pの後端Prを係止するフィンガ部5f及びこのフィンガ部5fを中間トレイ2の後位置Xrから中間位置Xmまで移動可能なフィンガ移動機構部5mを有する第一送出機構5と、後位置Xrと中間位置Xm間における所定位置Xcで積載用紙Psの後端Psrに当接可能なクランパ部6c…及びこのクランパ部6c…を後退位置Xbから前進位置Xfまで移動可能なクランパ移動機構部6mを有する第二送出機構6と、スタックトレイ3を昇降させるトレイ昇降機構7とを有する用紙処理手段Mdを備えるとともに、少なくとも、用紙取込機構4,第一送出機構5,第二送出機構6及びトレイ昇降機構7を駆動制御可能な制御手段Mcを備えてなることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、用紙排出処理装置1は、印刷装置100の用紙排出口101に対して着脱可能なオプションユニットUとして構成することができる。また、用紙取込機構4は、回転体12の放射方向に突出した柔軟性を有する複数のフィン12f…を周方向へ所定間隔おきに配してなるパドルローラ11…及びこのパドルローラ11…を回転させるパドル回転駆動部13を備えて構成できる。一方、用紙処理手段Mdには、パドルローラ11の上方に配し、かつ用紙排出口101から搬送された用紙Pを当該パドルローラ11の近傍における所定位置に排出する内部排出ローラ機構部14,この内部排出ローラ機構部14の搬送方向手前に配し、かつ搬送される用紙Pの一又は二以上の位置に孔明けを行うパンチング機構15,後端Psrがフィンガ部5fに係止した積載用紙Psの一又は二以上の位置を、ステープラ針により止めて綴じるステープラ機構16,中間トレイ2に配して当該中間トレイ2を補助するシェルフ部17s…及びこのシェルフ部17s…の前端17sf…を中間トレイ2の前位置Xsからスタックトレイ3の上方に位置する突出位置Xpまで移動可能なシェルフ移動機構部17mを有するトレイ補助機構17を設けることができる。
他方、クランパ移動機構部6mとフィンガ移動機構部5mは連動機構19により接続し、クランパ部6c…の移動を、フィンガ部5fの少なくとも一部の移動区間に連動させることができるとともに、このクランパ移動機構部6mには、クランパ部6c…の移動位置に対応して当該クランパ部6c…の高さ及び角度を変更可能なガイド機構20…,及びクランパ部6c…を、フィンガ部5fの移動速度よりも速い移動速度で移動させる増速機構21を設けることができる。なお、クランパ部6c…の前進位置Xfは、積載用紙Psをスタックトレイ3の正規のスタック位置に積載する位置に設定することができる。また、クランパ部6c…には、積載用紙Psに対して上方への変位を規制する規制部22…を設けることができるとともに、この規制部22…には、スプリング22s…により弾性支持されることにより積載用紙Psの上に圧接する保持部22p…を設けることができる。
このような構成を有する本発明に係る用紙排出処理装置1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 用紙Pの後端Prを係止するフィンガ部5fをフィンガ移動機構部5mにより中間トレイ2の後位置Xrから中間位置Xmまで移動可能な第一送出機構5,後位置Xrと中間位置Xm間における所定位置Xcで積載用紙Psの後端Psrに当接可能なクランパ部6c…をクランパ移動機構部6mにより後退位置Xbから前進位置Xfまで移動可能な第二送出機構6,及びスタックトレイ3を昇降させるトレイ昇降機構7を備えるため、中間トレイ2からスタックトレイ3に移動させる際における積載用紙Psの乱れ(崩れ)を確実に防止し、スタックトレイ3には奇麗に整った積載用紙Psをスタックすることができる。
(2) 中間トレイ2からスタックトレイ3に移動させる際における積載用紙Psの移動速度を小さくするなどの制御上の変更が不要なため、用紙排出処理装置1の処理速度が低下する不具合、即ち、処理能力が犠牲となる不具合を回避できるとともに、処理速度の高速化も容易に実現することができる。
(3) 好適な態様により、用紙排出処理装置1を、印刷装置100の用紙排出口101に対して着脱可能なオプションユニットUとして構成すれば、印刷装置100の多機能性及び付加価値をより高めることができる。
(4) 好適な態様により、用紙取込機構4を、回転体12の放射方向に突出した柔軟性を有する複数のフィン12f…を周方向へ所定間隔おきに配してなるパドルローラ11…及びこのパドルローラ11…を回転させるパドル回転駆動部13を備えて構成すれば、供給された用紙Pを、中間トレイ2に対して、更にはフィンガ部5fに対して容易かつ確実に取り込むことができる。
(5) 好適な態様により、用紙処理手段Mdに、パドルローラ11…の上方に配し、かつ用紙排出口101から搬送された用紙Pを当該パドルローラ11…の近傍における所定位置に排出する内部排出ローラ機構部14を設ければ、内部排出ローラ機構部14の位置等の選定により、パドルローラ11…により取り込むことができる最適位置に用紙Pを供給することができる。
(6) 好適な態様により、内部排出ローラ機構部14の搬送方向手前に配し、かつ搬送される用紙Pの一又は二以上の位置に孔明けを行うパンチング機構15を設ければ、用紙排出処理装置1をオプションユニットUとして構成した際の多機能性及び付加価値をより高めることができる。
(7) 好適な態様により、後端Psrがフィンガ部5fに係止した積載用紙Psの一又は二以上の位置を、ステープラ針により止めて綴じるステープラ機構16を設ければ、ステープラ機構16の使用に加え、ステープラ機構16の非使用時における積載用紙Psの乱れ(崩れ)を防止するという本来の目的を有効に達成できる。
(8) 好適な態様により、中間トレイ2に配して当該中間トレイ2を補助するシェルフ部17s…及びこのシェルフ部17s…の前端17sf…を中間トレイ2の前位置Xsからスタックトレイ3の上方に位置する突出位置Xpまで移動可能なシェルフ移動機構部17mを有するトレイ補助機構17を設ければ、中間トレイ2とスタックトレイ3間の連続性を確保できるため、中間トレイ2に対する用紙Pの取り込み及びスタックトレイ3に対する積載用紙Psの移動を確実かつ円滑(安定)に行うことができる。
(9) 好適な態様により、クランパ移動機構部6mとフィンガ移動機構部5mを連動機構19により接続し、クランパ部6c…の移動を、フィンガ部5fの少なくとも一部の移動区間に連動させれば、駆動部(回転駆動部)の共用化を図れるため、コストダウン及び小型化に寄与できるとともに、クランパ部6c…及びフィンガ部5f…を連携させるタイミングの正確性及び確実性を高めることができる。
(10) 好適な態様により、クランパ移動機構部6mに、クランパ部6c…の移動位置に対応して当該クランパ部6c…の高さ及び角度を変更可能なガイド機構20を設ければ、クランパ部6c…の不使用区間ではクランパ部6c…をリリースできるため、フィンガ部5f等との無用な干渉を回避し、円滑な全体動作を確保できる。
(11) 好適な態様により、クランパ部6c…を、フィンガ部5fの移動速度よりも速い移動速度で移動させる増速機構21を設ければ、本来は用紙P…の受取り等に適したフィンガ部5fから、積載用紙Psを移動させるに適したクランパ部6c…に円滑かつ確実にバトンタッチすることができる。
(12) 好適な態様により、クランパ部6c…の前進位置Xfを、積載用紙Psをスタックトレイ3の正規のスタック位置に積載する位置に設定すれば、クランパ部6c…によりスタック位置に対する積載用紙Psの位置決めを正確に行うことができるため、スタックトレイ3のスタック位置に積載用紙Psを確実にスタックすることができる。
(13) 好適な態様により、クランパ部6c…に、積載用紙Psに対して上方への変位を規制する規制部22…を設ければ、積載用紙Psの捲れや浮上がりを容易に防止することができる。
(14) 好適な態様により、規制部22…に、スプリング22s…により弾性支持されることにより積載用紙Psの上に圧接する保持部22p…を設ければ、積載用紙Psの捲れや浮上がりをより確実に防止することができる。
本発明の好適実施形態に係る用紙排出処理装置の内部構造図、 同用紙排出処理装置を装着した状態を示す印刷装置の外観正面図、 同用紙排出処理装置の中間トレイ及び周辺構造を示す斜視図、 同用紙排出処理装置のパドルローラの斜視図、 同用紙排出処理装置のトレイ補助機構の正面図、 同用紙排出処理装置の第一送出機構の正面図、 同用紙排出処理装置の第二送出機構の正面図、 同用紙排出処理装置のクランパ部の正面図、 同用紙排出処理装置のクランパ部とフィンガ部の関係を示す説明図、 同用紙排出処理装置の制御系におけるブロック系統図、 同用紙排出処理装置の動作を説明するためのフローチャート、 同用紙排出処理装置の動作時における各部の状態を示す模式図、 同用紙排出処理装置の動作時における各部の他の状態を示す模式図、 同用紙排出処理装置の動作時における各部の他の状態を示す模式図、 同用紙排出処理装置の動作時における各部の他の状態を示す模式図、
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る用紙排出処理装置1の構成について、図1〜図10を参照して説明する。
本実施形態に係る用紙排出処理装置1は、図2に示すように、印刷装置100の用紙排出口101に対して着脱可能なオプションユニットUとして構成する。このため、印刷装置100には、オプションユニットUを収容して装着するためのユニット装着部102を備えている。したがって、ユニット装着部102に、例えば、単純なスタックトレイユニットを装着すれば、用紙排出口101から排出される用紙Pは、そのままスタックトレイユニットに順次スタックされる。なお、印刷装置100において、103は印刷部、104は用紙カセットの装填部を示す。このように、用紙排出処理装置1を、印刷装置100の用紙排出口101に対して着脱可能なオプションユニットUとして構成すれば、印刷装置100の多機能性及び付加価値をより高めることができる。
一方、用紙排出処理装置1は、図1に示すように、全体を覆うハウジング31を備え、このハウジング31の一端側の側面には、上述した用紙排出口101から排出された用紙Pが送り込まれる用紙給入口31iを有するとともに、ハウジング31の他端側からはスタックトレイ3が突出する。したがって、オペレータはこのスタックトレイ3上から積載用紙Ps…を取出すことができる。他方、ハウジング31の内部には、図1に示す用紙処理手段Mdと図10に示す制御手段Mcを配設する。用紙処理手段Mdには、主要機構として、第一搬送路32,パンチング機構15,第二搬送路33,内部排出ローラ機構部14,用紙取込機構4,中間トレイ2,ステープラ機構16及びスタックトレイ3を含み、これらは用紙給入口31iから用紙Pの搬送経路に沿って順次配するとともに、中間トレイ2には、トレイ補助機構17,第一送出機構5及び第二送出機構6を付設する。
以下、用紙処理手段Mdに含まれる各部の構成について説明する。用紙取込機構4は、供給された用紙Pを中間トレイ2に取り込む機能を備え、具体的には、回転シャフト41に取付けた複数のパドルローラ11…を備える。図4は一つのパドルローラ11を示すが、このパドルローラ11は、回転シャフト41の軸方向へ所定間隔おきに複数(例えば、四つ)取付けて構成する。一つのパドルローラ11は、回転体12の放射方向に突出した柔軟性を有する複数のフィン12f…を周方向へ所定間隔おきに配して構成する。フィン12fは、シリコンゴム素材等を用いたシート材により形成するとともに、回転体12は一定の厚さを有する円盤をDカットして形成する。したがって、回転体12はDカット面12cを有し、このDカット面12cにはフィン12fを設けない。さらに、用紙取込機構4には、パドル回転駆動部13(図10)を備え、回転シャフト41はこのパドル回転駆動部13により回転する。このように、用紙取込機構4を、放射方向に突出した柔軟性を有する複数のフィン12f…を周方向へ所定間隔おきに配してなるパドルローラ11…を利用して構成すれば、供給された用紙Pを、後述する中間トレイ2及びフィンガ部5fに対して容易かつ確実に取り込むことができる。
また、パドルローラ11…の上方には、駆動ローラ14d及び空転ローラ14uにより構成した内部排出ローラ機構部14を配設する。これにより、上述した用紙排出口101から搬送された用紙Pは、パドルローラ11…の近傍における所定位置に排出される。したがって、内部排出ローラ機構部14の位置等の選定により、パドルローラ11…により取り込むことができる最適位置に用紙Pを供給することができる。この内部排出ローラ機構部14は、排出ローラ回転駆動部43(図10)により回転する。
一方、内部排出ローラ機構部14の搬送方向手前、即ち、内部排出ローラ機構部14と用紙給入口31i間の中間位置には、搬送される用紙Pの一又は二以上の位置に孔明けを行うパンチング機構15を配する。なお、このパンチング機構15には、用紙Pの角度及び位置を矯正するレジローラ機構部44を備える。このようなパンチング機構15を設ければ、用紙排出処理装置1をオプションユニットUとして構成した際の多機能性及び付加価値をより高めることができる。また、用紙給入口31iとパンチング機構15間には、上下一対のガイドプレートにより形成した第一搬送路32を配するとともに、パンチング機構15と内部排出ローラ機構部14間には、上下一対のガイドプレートにより形成した第二搬送路33を配する。
さらに、パドルローラ11…の下方には、図3に示す中間トレイ2を配設する。この場合、中間トレイ2の前端(スタックトレイ3側)は、図1に示すように、パドルローラ11…の直下に位置させる。また、中間トレイ2は、横方向に四分割し、かつ所定間隔おきに配した固定トレイ部2a,2b,2c,2dを備え、各固定トレイ部2a…は、支持ベース部2x上に固定することにより全体を一体的に構成する。この際、各固定トレイ部2a…の間には支持空間を設けるとともに、各固定トレイ部2a…の前側上面は前下がりの傾斜面に形成する。
そして、両側に位置する二つの支持空間を利用して図5に示すトレイ補助機構17を配設する。トレイ補助機構17は、中間トレイ2を補助する一対のシェルフ部17s,17sを備え、このシェルフ部17s…は支持空間をそれぞれ埋める形状に形成するとともに、固定トレイ部2a,2dによりそれぞれ前後方向へスライド自在に支持される。この場合、シェルフ部17s…の下面は、摩擦形状に形成し又は摩擦部材(摩擦処理)を付すことにより、用紙Pに対する摩擦面として構成する。これにより、スタックトレイ3の上方に位置させた際には用紙Pを押さえ、中間トレイ2側の処理により用紙Pにズレ等が生じる悪影響を防止できる。また、トレイ補助機構17には、シェルフ部17s…の前端17sf…が中間トレイ2の前位置Xsからスタックトレイ3の上方に位置する突出位置Xpまで移動可能なシェルフ移動機構部17mを備える。このシェルフ移動機構部17mは、シェルフ用回転駆動部45(図10)、及びこのシェルフ回転駆動部45により一端が回転し、かつ他端の長孔46hがシェルフ部17s…のピン部17p…に係合するレバー部46…を備える。このようなトレイ補助機構17を設ければ、中間トレイ2とスタックトレイ3間の連続性を確保できるため、中間トレイ2に対する用紙Pの取り込み及びスタックトレイ3に対する積載用紙Psの移動を確実かつ円滑(安定)に行うことができる。
さらに、中央の支持空間を利用して図6に示す第一送出機構5を配設する。第一送出機構5は、パドルローラ11…により中間トレイ2に取り込まれた用紙Pの後端Prが当接可能なコの字形に形成したフィンガ部5fを備え、このフィンガ部5fは固定トレイ部2bと2cにより前後方向へスライド自在に支持される。また、第一送出機構5は、フィンガ部5fを中間トレイ2の後位置Xrから中間位置Xmまで移動可能なフィンガ移動機構部5mを備え、このフィンガ移動機構部5mは、共用回転駆動部48(図10)、及びこの共用回転駆動部48により一端が回転し、かつ他端の長孔49hがフィンガ部5fのピン部5pに係合するレバー部49を備える。
一方、第一送出機構5に対応させて図7に示す第二送出機構6を配設する。第二送出機構6は、中間トレイ2の後位置Xrと中間位置Xm間における所定位置Xcで積載用紙Psの後端Psrに当接可能な一対のクランパ部6c,6cを備える。クランパ部6cは、所定の厚さを有するプレート材(ブロック材)を用いて、図8に示すように、積載用紙Psの後端Psrに当接するクランパ本体部51及びこのクランパ本体部51の一端から直角に突出し、積載用紙Psの上方への変位を規制する規制部22によりL形に形成するとともに、規制部22には、図9に示すように、スプリング22sにより弾性支持されることにより積載用紙Psの上に圧接する保持部22pを設ける。なお、各クランパ部6c…は、上述したシェルフ部17s…に並べて配する。このように、クランパ部6c…に、積載用紙Psに対して上方への変位を規制する規制部22…を設ければ、積載用紙Psの捲れや浮上がりを容易に防止することができるとともに、規制部22…に、スプリング22s…により弾性支持されることにより積載用紙Psの上に圧接する保持部22p…を設ければ、積載用紙Psの捲れや浮上がりをより確実に防止することができる。
また、第二送出機構6には、クランパ部6c…を後退位置Xbから前進位置Xfまで移動可能なクランパ移動機構部6mを備える。クランパ移動機構部6mは、上述した第一送出機構5に備える共用回転駆動部48から回転が伝達される伝達ギア52と、この伝達ギア52から回転が伝達される被伝達第一ギア53と、この被伝達第一ギア53から回転が伝達される被伝達第二ギア54と、この被伝達第二ギア54により一端が回転し、かつ他端の長孔55h…がクランパ本体部51…の一方の面の中間位置に設けたピン部51p…に係合するレバー部55…と、クランパ本体部51…の他方の面の中間位置に設けた一対の係合ローラ56a,56b…(図8)と、この係合ローラ56a,56b…が係合してガイドされるL状スリットにより形成したガイドレール57…とを備える。この場合、伝達ギア52は周方向における一部区間にのみ部分的なギア部52nを有するとともに、ガイドレール57…は、図3に示すように、中間トレイ2の支持ベース部2xに一体に設けたシャーシ部58に形成する。
これらにより、伝達ギア52と被伝達第一ギア53は、クランパ移動機構部6mとフィンガ移動機構部5mを連動させる連動機構19を構成し、クランパ部6c…の移動は、フィンガ部5fの少なくとも一部の移動区間に連動する。したがって、フィンガ部5fが中間トレイ2の後位置Xrにあれば、ギア部52nと被伝達第一ギア53の噛合は解除されるとともに、第一送出機構5の動作により、フィンガ部5fが後位置Xrから前方へ所定距離移動した時点で、ギア部52nが被伝達第一ギア53に噛合し、被伝達第一ギア53に回転が伝達される。このように、クランパ移動機構部6mとフィンガ移動機構部5mを連動機構19により接続し、クランパ部6c…の移動を、フィンガ部5fの少なくとも一部の移動区間に連動させれば、駆動部(回転駆動部)の共用化を図れるため、コストダウン及び小型化に寄与できるとともに、クランパ部6c…及びフィンガ部5f…を連携させるタイミングの正確性及び確実性を高めることができる。
また、一対の係合ローラ56a,56b…とガイドレール57…は、クランパ部6c…の移動位置に対応して当該クランパ部6c…の高さ及び角度を変更可能なガイド機構20を構成する。このようなガイド機構20を設ければ、クランパ部6c…の不使用区間ではクランパ部6c…をリリースできるため、フィンガ部5f等との無用な干渉を回避し、円滑な全体動作を確保できる。さらに、径の大きい伝達ギア52と径の小さい被伝達第一ギア53は、クランパ部6c…を、フィンガ部5fの移動速度よりも速い移動速度で移動させる増速機構21を構成する。これにより、被伝達第一ギア53が回転すれば、クランパ部6c…は、図7に実線で示す後退位置Xbから移動し、中間トレイ2の後位置Xrと中間位置Xm間における所定位置Xcに達すれば、図9に示すように、フィンガ部5fにより移動した積載用紙Psの後端Psrに当接し、この後、フィンガ部5fを追い越してクランパ部6c…のみで積載用紙Psを前方へ移動させることができる。このような増速機構21を設ければ、本来は用紙P…の受取り等に適したフィンガ部5fから積載用紙Psを移動させるに適したクランパ部6c…に円滑かつ確実にバトンタッチできる。また、クランパ部6c…の前進限となる前進位置Xfは、積載用紙Psがスタックトレイ3の正規のスタック位置に積載されるように設定する。これにより、スタック位置に対する積載用紙Psの位置決めをクランパ部6c…により正確に行うことができ、スタックトレイ3のスタック位置に積載用紙Psを確実にスタックできる。
他方、スタックトレイ3は、図1に示すトレイ昇降機構7により支持され、このトレイ昇降機構7により昇降する。トレイ昇降機構7には図10に示す昇降駆動部76を備える。また、フィンガ部5fに隣接してステープラ機構16を配設する。このステープラ機構16は、中間トレイ2の後位置Xrにおけるフィンガ部5fに対して、後端Psrが係止した積載用紙Psの一又は二以上の位置を、ステープラ針により止めて綴じることができる。このようなステープラ機構16を備えて構成すれば、ステープラ機構16の使用に加え、ステープラ機構16の非使用時における積載用紙Psの乱れ(崩れ)を防止するという本発明における本来の目的を有効に達成できる。その他、図3において、61,61は、固定トレイ部2a,2dの後端に固定して設けた固定フィンガ部であり、この固定フィンガ部61…の前後方向位置は、中間トレイ2の後位置Xrにおけるフィンガ部5fの位置に一致させる。
一方、図10は、制御手段Mcを含む制御系の構成を示す。制御手段Mcは、CPU,ROM,RAM,電源ユニット等を含むコンピュータ機能を有する処理装置コントローラ71を備え、この処理装置コントローラ71は、少なくとも本実施形態に係る用紙排出処理装置1の全体における一連の制御(シーケンス制御)を実行するための制御プログラムを格納したプログラムメモリ71pを有するとともに、各種データ(データベース)を記憶するデータメモリ71dを有する。また、処理装置コントローラ71は、インターフェース(IF)72を介して印刷装置100側の制御系(印刷装置コントローラ)と接続し、制御の同期化やデータの授受等が行われる。さらに、センサ類として、レジローラ機構部44の手前に配したレジセンサ73,内部排出ローラ機構部14の手前に配した排出センサ74,及びスタックトレイ3の上端位置Xuの近傍に配したスタックセンサ75を備え、各センサ73,74,75は処理装置コントローラ71のセンサ入力ポートに接続するとともに、前述した用紙取込機構4におけるパドル回転駆動部13,内部排出ローラ機構部14における排出ローラ回転駆動部43,シェルフ移動機構部17mにおけるシェルフ用回転駆動部45,第一送出機構5及び第二送出機構6における共用回転駆動部48,トレイ昇降機構7における昇降駆動部76,パンチング機構15及びステープラ機構16は、処理装置コントローラ71の制御出力ポートに接続する。
次に、本実施形態に係る用紙排出処理装置1の動作について、各図を参照しつつ図11に示すフローチャートに従って説明する。
図12は、停止時における各部の状態を示しており、シェルフ部17s…は後退した位置となる固定トレイ部2a…に一致する位置に、フィンガ部5fは中間トレイ2における後位置Xrに、クランパ部6c…は後退位置Xbに、それぞれ停止している。また、パドルローラ11は、Dカット面12cが鉛直となる角度で停止することにより前方に空間が確保されるとともに、スタックトレイ3は、スタックセンサ75により検出される上端位置Xuにある。この場合、スタックトレイ3上に積載用紙Psが存在する場合には当該積載用紙Psの上端が上端位置Xuとなる。
今、オペレータがスタートボタンをONにしたことにより印刷装置100の動作が開始した場合を想定する。これにより、シェルフ部17s…は、図5に実線で示す位置(図12に示す位置)から仮想線で示す位置まで前進、即ち、シェルフ部17s…の前端17sf…が中間トレイ2の前位置Xsからスタックトレイ3の上方に位置する突出位置Xpまで移動する(ステップS1)。この状態を図13に示す。この場合、スタックトレイ3は上端位置Xuにあり、スタックトレイ3の上面とシェルフ部17s…の下面間における隙間は僅かである。
一方、印刷装置100では、印刷処理が行われ、印刷された用紙Pは、用紙排出口101から排出されるとともに、用紙給入口31iに進入し、用紙Pは、第一搬送路32,パンチング機構15,第二搬送路33,内部排出ローラ機構部14の経路で搬送される(ステップS2)。この際、パンチング機構15による孔明け処理が設定されている場合には、パンチング機構15で一旦停止し、孔明けが行われる。そして、用紙Pが内部排出ローラ機構部14を通過し、用紙Pの後端Prが排出センサ74により検出されたなら、予め設定したタイミング調整時間の経過後、パドルローラ11…が、図1(図13)中、反時計方向に回転する(ステップS3,S4)。これにより、内部排出ローラ機構部14から排出された用紙Pは、パドルローラ11…により後方へ送られ、中間トレイ2に取り込まれるとともに、用紙Pの後端Prがフィンガ部5f及び固定フィンガ部61…に当接する。この際、パドルローラ11…は、用紙Pの後端Prがフィンガ部5f…に当接するタイミングを見計らった設定回転数だけ回転し、この後、図12で示すDカット面12c…が鉛直になる角度で停止する(ステップS5)。
以上の動作(処理)、即ち、ステップS1〜S5までの動作(処理)を、用紙Pが設定枚数Nに達するまで同様に繰り返して行う(ステップS6)。これにより、用紙Pが設定枚数Nに達すれば、中間トレイ2上には、N枚の用紙P…が積載された積載用紙Psが得られるため、一旦、用紙Pの印刷及び搬送を停止するとともに、パドルローラ11…を、図14に示す角度、即ち、Dカット面12c…が中間トレイ2に対して略平行になる角度で停止させる。この際、ステープラ機構16により綴じる処理が設定されている場合には、ステープラ機構16により積載用紙Psを綴じる処理を行う。しかし、設定されていない場合には、図14に示すように、ステープラ機構16を動作させることなく、フィンガ部5fを前進させることにより積載用紙Psを前方へ移動させる(ステップS7)。
この場合、積載用紙Psは、最初にフィンガ部5fのみにより移動するが、伝達ギア52が回転し、ギア部52nが被伝達第一ギア53に噛合すれば、被伝達第一ギア53及び被伝達第二ギア54を介してレバー部55が回動変位し、クランパ部6c…が後退位置Xbから前方へ移動(変位)を開始する。この際、クランパ部6c…はガイド機構20におけるガイドレール57…にガイドされて移動するとともに、増速機構21によりフィンガ部5fよりも速い速度で移動するため、図9に示す所定位置Xcでフィンガ部5fに追いつき、積載用紙Psの後端Psrに当接する。ガイドレール57…の形状等は、クランパ部6c…が所定位置Xcでフィンガ部5fに追いつくと同時に、クランパ部6c…が後端Psrの面に対して直角となる位置に起立するように選定(設定)することが望ましく、これにより、クランパ部6c…の保持部22p…を積載用紙Psの上面に安定に当接(圧接)させることができる。そして、クランパ部6c…がフィンガ部5fに追いついた後は、クランパ部6c…がフィンガ部5fを追い越し、クランパ部6c…のみで積載用紙Psを移動させるとともに、クランパ部6c…は図15に示す前進位置Xfまで移動する(ステップS8)。この前進位置Xfは、積載用紙Psをスタックトレイ3の正規のスタック位置に積載する位置となる。即ち、積載用紙Psは、クランパ部6c…により正規のスタック位置に正確に位置決めされ、もって、スタックトレイ3のスタック位置に確実にスタックされる。
次いで、スタックトレイ3を下降させる(ステップS9)。この際、積載用紙Psの上端位置Xuは、スタックセンサ75により検出され、上端位置Xuが検出されたなら下降を停止する。スタックトレイ3の下降が終了したなら、シェルフ部17s…を、図15に示す位置、即ち、前端17sf…が中間トレイ2の前位置Xsに一致する位置まで後退移動させる(ステップS10)。さらに、シェルフ部17s…の後退移動が終了したなら、フィンガ部5fを後位置Xrまで後退移動させる(ステップS11)。これにより、クランパ部6c…も連動して後退位置Xbまで戻される(ステップS12)。また、パドルローラ11…は、図12に示すように、Dカット面12c…が鉛直になる角度まで回転変位させる。この後、用紙Pの印刷及び搬送を再開し、次の積載用紙Psに対する処理を同様に行う(S13,S1…)。
よって、このような本実施形態に係る用紙排出処理装置1によれば、用紙Pの後端Prを係止するフィンガ部5fをフィンガ移動機構部5mにより中間トレイ2の後位置Xrから中間位置Xmまで移動可能な第一送出機構5,後位置Xrと中間位置Xm間における所定位置Xcで積載用紙Psの後端Psrに当接可能なクランパ部6c…をクランパ移動機構部6mにより後退位置Xbから前進位置Xfまで移動可能な第二送出機構6,及びスタックトレイ3を昇降させるトレイ昇降機構7を備えるため、中間トレイ2からスタックトレイ3に移動させる際における積載用紙Psの乱れ(崩れ)を確実に防止し、スタックトレイ3には奇麗に整った積載用紙Psをスタックすることができる。また、中間トレイ2からスタックトレイ3に移動させる際における積載用紙Psの移動速度を小さくするなどの制御上の変更が不要なため、用紙排出処理装置1の処理速度が低下する不具合、即ち、処理能力が犠牲となる不具合を回避できるとともに、処理速度の高速化も容易に実現することができる。
以上、好適実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、用紙Pの素材は限定されるものではなく、紙のみならず樹脂等のシートであってもよい。また、用紙取込機構4として、パドルローラ11を利用した場合を示したが、吸着して移動させるなどの他の用紙取込機構を用いてもよい。さらに、用紙排出処理装置1は、印刷装置100の用紙排出口101に対して着脱可能なオプションユニットUとして構成した場合を示したが、独立した単体の用紙排出処理装置1として構成してもよい。この場合、用紙排出処理装置1には、例えば、セットした多数の用紙P…から1枚ずつ供給可能な給紙機構を設けることができる。一方、クランパ移動機構部6mとフィンガ移動機構部5mは連動機構19を設けることなく、それぞれ独立して構成してもよい。また、第一送出機構5は、フィンガ部5fと同一の機能(動作)を発揮させるものであれば、他の任意の構成により置換することができるとともに、第二送出機構6も、クランパ部6c…と同一の機能(動作)を発揮させるものであれば、他の任意の構成により置換することができる。
本発明は、搬送された用紙を中間トレイ上に設定枚数だけ積載した後、スタックトレイに排出する機能を備える、印刷装置等に付属する各種用紙排出処理装置或いは単独となる各種用途における用紙排出処理装置として利用することができる。したがって、用紙は印刷用紙のみならず各種用紙を適用できる。
1:用紙排出処理装置,2:中間トレイ,3:スタックトレイ,4:用紙取込機構,5:第一送出機構,5f:フィンガ部,5m:フィンガ移動機構部,6:第二送出機構,6c…:クランパ部,6m:クランパ移動機構部,7:トレイ昇降機構,11…:パドルローラ,12:回転体,12f…:フィン,13:パドル回転駆動部,14:内部排出ローラ機構部,15:パンチング機構,16:ステープラ機構,17:トレイ補助機構,17s…:シェルフ部,17sf…:シェルフ部の前端,17m:シェルフ移動機構部,19:連動機構,20…:ガイド機構,21:増速機構,22…:規制部,22s…:スプリング,22p…:保持部,100:印刷装置,101:用紙排出口,P:用紙,Ps:積載用紙,Pr:用紙の後端,Psr:積載用紙の後端,Xs:中間トレイの前位置,Xr:中間トレイの後位置,Xm:中間トレイの中間位置,Xp:突出位置,Xc:所定位置,Xb:後退位置,Xf:前進位置,Md:用紙処理手段,Mc:制御手段,U:オプションユニット

Claims (13)

  1. 少なくとも、順次搬送される用紙を中間トレイ上に設定枚数だけ積載した後、積載した用紙(積載用紙)を前方のスタックトレイに排出する機能を備える用紙排出処理装置において、搬送された用紙を前記中間トレイに取り込む用紙取込機構と、この用紙取込機構により取り込まれた用紙の後端を係止するフィンガ部及びこのフィンガ部を前記中間トレイの後位置から中間位置まで移動可能なフィンガ移動機構部を有する第一送出機構と、前記後位置と前記中間位置間における所定位置で積載用紙の後端に当接可能なクランパ部及びこのクランパ部を後退位置から前進位置まで移動可能なクランパ移動機構部を有する第二送出機構と、前記スタックトレイを昇降させるトレイ昇降機構とを有する用紙処理手段を備えるとともに、少なくとも、前記用紙取込機構,前記第一送出機構,前記第二送出機構及び前記トレイ昇降機構を駆動制御可能な制御手段を備えてなることを特徴とする用紙排出処理装置。
  2. 印刷装置の用紙排出口に対して着脱可能なオプションユニットとして構成することを特徴とする請求項1記載の用紙排出処理装置。
  3. 前記用紙取込機構は、回転体の放射方向に突出した柔軟性を有する複数のフィンを周方向へ所定間隔おきに配してなるパドルローラ及びこのパドルローラを回転させるパドル回転駆動部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の用紙排出処理装置。
  4. 前記用紙処理手段は、前記パドルローラの上方に配し、かつ前記用紙排出口から搬送された用紙を当該パドルローラの近傍における所定位置に排出する内部排出ローラ機構部を備えることを特徴とする請求項1,2又は3記載の用紙排出処理装置。
  5. 前記用紙処理手段は、前記内部排出ローラ機構部の搬送方向手前に配し、かつ搬送される用紙の一又は二以上の位置に孔明けを行うパンチング機構を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の用紙排出処理装置。
  6. 前記用紙処理手段は、後端が前記フィンガ部に係止した積載用紙の一又は二以上の位置を、ステープラ針により止めて綴じるステープラ機構を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の用紙排出処理装置。
  7. 前記用紙処理手段は、前記中間トレイに配して当該中間トレイを補助するシェルフ部及びこのシェルフ部の前端を前記中間トレイの前位置から前記スタックトレイの上方に位置する突出位置まで移動可能なシェルフ移動機構部を有するトレイ補助機構を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の用紙排出処理装置。
  8. 前記クランパ移動機構部と前記フィンガ移動機構部は連動機構により接続し、前記クランパ部の移動を、前記フィンガ部の少なくとも一部の移動区間に連動させることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の用紙排出処理装置。
  9. 前記クランパ移動機構部は、前記クランパ部の移動位置に対応して当該クランパ部の高さ及び角度を変更可能なガイド機構を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の用紙排出処理装置。
  10. 前記クランパ移動機構部は、前記クランパ部を、前記フィンガ部の移動速度よりも速い移動速度で移動させる増速機構を備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の用紙排出処理装置。
  11. 前記クランパ部の前記前進位置は、前記積載用紙を前記スタックトレイの正規のスタック位置に積載する位置に設定することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の用紙排出処理装置。
  12. 前記クランパ部は、前記積載用紙に対して上方への変位を規制する規制部を備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の用紙排出処理装置。
  13. 前記規制部は、スプリングにより弾性支持されることにより前記積載用紙の上に圧接する保持部を備えることを特徴とする請求項12記載の用紙排出処理装置。
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