JP6101547B2 - シート搬送機構及びこれを用いたシート収納装置並びに画像形成システム - Google Patents

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本発明は、画像形成装置などから送られたシートを所定位置に位置決めするシート搬送機構に係わり、トレイ手段に積載収納されたシートを所定のストッパに位置決めするシート搬送機構の改良に関する。
一般にこの種のシート搬送機構は、トレイなどに積載収納されたシートの上に搬入シートを集積して所定の姿勢に整合する機構として後処理装置、シート収納装置などに広く用いられている。
例えば特許文献1には画像形成装置から送られたシートを排紙経路から排紙口に搬出し、この排紙口の下流側にシートを集積するサポート部材を配置し、このサポート部材上にシートを部揃え集積して綴じ処理する後処理装置が開示されている。同文献には排紙経路の排紙口とスタックトレイとの間にシートを一時的に保持するサポート部材をトレイのシート積載面に対して進退可能に配置し、このサポート部材上にシートを集積して後処理する装置においてサポート部材上にシートを整然と位置決めする搬送機構が提案されている。
同文献の装置は、サポート部材の上方にシートコーナを所定の後処理位置に移動するコンベヤ機構が設けられ、このコンベヤ機構はトレイ外部の退避位置からトレイ上方の作動位置に移動し、次いでサポート部材上の最上シートと係合してシートを規制ストッパに突き当てる搬送機構が開示されている。
特許4445342号公報
上述のように、排紙経路から送られたシートを一時的に保持するサブトレイをスタックトレイの上方に進退可能に配置する構造にあってはサブトレイ上でシートを後処理位置に移送する搬送機構を進退可能に配置する必要がある。従来は特許文献1に開示されているようにベルトコンベヤ機構をサブトレイとともにスタックトレイの上方に進出・退避可能に装置フレームに取り付けている。
従来のローラ、ベルトなどの搬送機構でシートを所定の後処理位置に位置決めする場合にはシート端面がストッパに突き当たった衝撃で破損あるいは折れ曲がる問題が生ずる。特にローラベルトなどの回転と同時にスライド移動する搬送機構でシートをストッパに突き当てるときにはシート端面に作用する衝撃も大きく、シートへのダメージが大きい。
一方、シートを一時的に保持するトレイを固定したトレイ構造では、ローラなどの搬送機構をシート積載方向に上下動可能に構成して、シートの積載量に応じて上下動させることによってストッパの突き当て衝撃を緩やかにする工夫も採用されている。しかし、シートを支持する位置と、退避した位置との間でトレイを移動するトレイ進退構造のときには、搬送機構を上下動と同時にトレイ外部に進退可能に配置する必要があり、同時にローラベルトなどの回転体を駆動する駆動機構も進退可能に構成する必要がありシート搬送機構は複雑で大型化する問題が知られている。
そこで本発明者は、シートを一時的に保持するサポート部材を進退可能に構成するのと同時にシートを処理位置に移送する搬送機構をトレイ外部に退避させる動作でシートに搬送力を付与するとの着想に至った。ところが摩擦搬送体をシート面に沿って所定方向に移動する動作でシートを搬送するときシートに付与される搬送力はシート積載量、摩擦力、坪量などで変化し、確実な搬送が得られない問題が発生した。
本発明はサポートトレイのストッパにシートを突き当てて集積する際に、厚紙から薄紙に至る広範な性状のシートを安定して正しい位置に集積することが可能なシート搬送機構を簡単な構造で小型コンパクトに提供することをその課題としている。
上記課題を解決するため本発明は、走行移動する摩擦搬送体でシートを所定位置に移送する際に、摩擦搬送体を案内するガイド部材を異なる複数の移動軌跡を形成するように構成し、シートの積載高さ若しくはシート性状に応じて選定した移動軌跡で摩擦搬送体を支持するアーム部材を案内することを特徴としている。
更にその構成を詳述すると、所定方向に走行する摩擦搬送体(27)でシートを所定位置に移動するシート搬送機構であって、シートを積載支持するシート支持手段(19,20)と、シートと所定の押圧力で係合する摩擦搬送体(27)と、摩擦搬送体を支持するアーム部材(28d)と、アーム部材をシート面に沿って所定の移動軌跡で案内する走行ガイド手段(30)と、走行ガイド手段に沿ってアーム部材を走行させる走行駆動手段(M3)とを備える。
上記走行ガイド手段は、シフト手段(後述のシフトカム30xとシフトモータMS)を介して複数の移動軌跡の1つを選択可能に構成され、上記シフト手段は、シートの積載高さ若しくはシート性状に応じてアーム部材を異なる移動軌跡で案内するように構成する。
本発明は、シート面に沿って走行移動する摩擦搬送体でシートを移送する際に摩擦搬送体を支持するアーム部材を異なる複数の移動軌跡の1つをシートの積載高さ若しくはシート性状に応じて選択するようにしたものであるから以下の効果を奏する。
サポートトレイに支持したシートを規制ストッパに突き当てて位置決めする際に摩擦搬送体の走行軌跡を、シートの積載量若しくは坪量、摩擦係数などのシート性状によって最適な搬送力を付与するシート係合力に設定することが可能となる。これによってシート端面はストッパに衝突する際の先端折れ、破損などの問題を解決することが出来る。
サポートトレイに搬入されたシートは、そのシート平面に沿ってストッパに向けて移動する摩擦搬送体で搬送力を付与されるから、ローラベルトなどの回転搬送手段による搬送力に比べてシートがスキュー或いは斜行することが少ない。
本発明にかかわる画像形成システムの全体構成の説明図。 図1のシステムにおける後処理装置の構成説明図であり、(a)はその全体構成を、(b)は処理トレイの移動ストロークを示す。 図2の後処理装置の平面構成の説明図。 図2の装置におけるシート搬送機構の全体構成の斜視構成を示す説明図。 図4のシート搬送機構の要部説明図。 図5のシート搬送機構における摩擦搬送部材とシートとの係合状態の説明図であり、(a)は強押圧条件における搬送開始状態を、(b)は強押圧条件における搬送終了状態を示す。 図5のシート搬送機構における摩擦搬送部材とシートとの係合状態の説明図であり、(a)は弱押圧条件における搬送開始状態を、(b)は弱押圧条件における搬送終了状態を示す。 (a)は図2の装置におけるシート搬送機構の図5と異なる実施形態の説明図であり、(b)が図6の装置におけるシフト手段の構成を示す説明図。 図5のシート搬送機構の動作状態の説明図であり、(a)は待機状態を示し、(b)は搬送開始直前の状態を示す説明図。 図5のシート搬送機構の動作状態の説明図であり、(a)はシート係合初期状態を示し、(b)はシート搬送途中を示す説明図。 図5のシート搬送機構の動作状態の説明図であり、(a)はシート搬送終了状態を示し、(b)は待機状態を示す。 図2の後処理装置の制御構成の説明図。
以下図示の実施の形態に基づいて本発明を詳述する。本発明はシート搬送機構及びこれを用いた後処理装置並びに画像形成システムに係わり、図1には画像形成システムの全体構成と、後処理装置が示されている。この後処理装置にシート搬送機構は内装されている。画像形成システムは画像形成装置と、画像形成されたシートを後処理する後処理装置で構成されている。以下画像形成装置、後処理装置の順に説明する。
[画像形成装置]
図1に示す画像形成装置Aは、コンピュータ、スキャナ装置などのホスト装置から送られた画像データに従ってホスト装置で指定されたサイズのシートに画像を形成して排紙部5から搬出する。このため画像形成装置Aはハウジング1とハウジング1に内蔵された給紙部2と画像形成部4と排紙部5から構成されている。給紙部2は、異なるサイズのシートを収納する複数の給紙カセット2a、2b、2cで構成され、各カセットはハウジング1に着脱可能に装備されている。給紙部2から繰り出されたシートは給紙経路3で画像形成部4の上流側に配置されたレジストローラ3aに先端揃えされた状態で待機する。画像形成部4はホスト装置から送られた画像データに基づいて画像形成する。
図示の画像形成部4は静電印刷機構を示している。画像形成部4はY(イエロー)M(マジェンタ)C(シアン)K(ブラック)の各カラー毎に静電ドラムと現像器とチャージャとクリーナがセットで配置され、転写ベルトにトナー画像を形成する。そしてこの転写ベルトに形成された画像を転写部4aでシート上に転写し、定着器4bでシート上に画像を転写する。転写部4aのシートは排紙経路5から排紙部9(排紙エリア)に搬送される。排紙部9には排紙口6(以下本体排紙口という)が設けられ、画像形成され定着されたシートを本体排紙口6から装置外に搬出する。
なお、画像形成機構としては静電印刷機構のほか、インクジェット印刷機構、静電印刷機構、オフセット印刷機構、シルクスクリーン印刷機構、リボン転写印刷機構などが知られている。本発明はいずれの印刷機構も採用可能である。
このように給紙カセット2から選択されたサイズのシートを画像形成部4に送り、画像を形成した後に排紙経路5から本体排紙口6に搬出する。このほか、ハウジング1内にデュープレックス経路(不図示)を配置し、画像形成部4でシートの表面に画像形成した後、このシートを表裏反転して再び画像形成部4に循環給送することも可能である。
前記本体排紙口6には、後述する後処理装置Bが連結されている。また、ハウジング1にはスキャナユニット7と、このスキャナユニットに原稿シートを給送する原稿給送ユニット8が組み込まれている。この場合のスキャナユニット7は、プラテン上に載置若しくはフィーダ機構から給送した原稿シートを、スキヤニングして画像読取し、その読取データを画像形成装置Aに転送する。また、原稿給送ユニット8はスキャナユニット7のプラテンに原稿シートを給送するフィーダ機構を備える。
このように構成された画像形成装置Aは、図示しないコンピュータ、ネットワークスキャナなどの画像ハンドリング装置(上位装置)に連結され、これらの装置から転送された画像データに基づいて指定されたシートに画像を形成して所定の排紙口6から搬出する。この排紙口6にはオプション装置あるいは標準装備として後述する後処理装置Bを装着する。また、画像形成装置Aはネットワーク構成以外に複写機、ファクシミリなどのサンダルシステムとしての構成される。
[後処理装置]
図1の後処理装置Bについて説明する。図示の構成は、画像形成装置Aの排紙エリアに後処理ユニットを内蔵するインナーフィニッシャ構造を示している。後処理装置Bはインナーフィニッシャ構造に限らず、スタンドアロン構造として画像形成装置Aの本体排紙口6に後処理装置Bを連結しても良い。
図2は後処理装置Bの断面構成を示している。ハウジング10(外筐ケーシング)は画像形成装置Aの排紙エリア9に内蔵される寸法形状に構成されている。後処理装置Bはが上流側の画像形成装置からシートを搬入する排紙経路11と、その経路下流側に配置されたスタックトレイ15を備え、経路排紙口13(以下単に「排紙口」という)とスタックトレイ15の紙載面15aとの間には高低差hの段差が形成されている。この段差hは許容最大収納量に設定してある。
また、図示のスタックトレイ15は、シートの積載量に応じて積載方向に上下動することなく所定の段差に固定されたスタック構造を採用している。これは装置構成を小型コンパクトに形成し、限られたスペースの排紙エリア9に収容するためである。従って装置コストと収容スペースが許される場合には、スタックトレイ15をシート積載方向に昇降する昇降トレイ構造を採用しても良いん。
上記排紙経路11は装置ハウジング10に水平方向に略直線の経路で構成され、ハウジング側壁(サイドカバー)に配置された搬入口12から経路端の排紙口13にシートを搬送する。この排紙経路11には、シートを搬送する搬送ローラ14aが搬送モータM1に連結されている。排紙経路11の排紙口13にはシートを排紙方向に搬出する排紙ローラ14bが配置されている。この排紙ローラ14bには搬送ローラ14aと同一の搬送モータM1が連結してあり、搬入センサSe1でシート先端を検出した信号でモータを制御するようになっている。
搬入センサSe1は搬入口12に配置され、上流側の画像形成装置Aから送られたシートの先端を検出して排紙モータを制御する。また図示Se2は排紙センサであり、排紙口13から搬出されるシートの先端と後端をそれぞれ検出する。
上記排紙口13とスタックトレイ15との間には、シートを一時的に保持する処理トレイ手段18が配置されている。図示の処理トレイ手段18は排紙口13から送られたシートの側端部を支持する側端サポート部材20と、シートの後端部を支持する後端サポート部材19で構成され、各サポート部材19,20は、プレート部材、トレイ部材などシートを載置して支持する形状に構成されている。
そして各サポート部材19,20はスタックトレイ15の上方にトレイ内部に突出した状態と、トレイ上方から退避した状態に進退可能に装置フレームに支持されている。このように処理トレイ手段18は側端サポート部材20と後端サポート部材19で構成され、最大サイズシートと許容最大重量のシート束を支持する面積に形成され、排紙口13からスタックトレイ15に落下するシートをその中間位置で支持している。
各サポート部材19,20にはシフト手段21,22が設けられ、スタックトレイ上方の作動位置(支持位置)と、トレイ外部に退避した待機位置との間で位置移動する。図3に平面構成を示すが、側端サポート部材20にはラック22rが一体に形成され、フレームに軸支されたピニオン22pと歯合し、このピニオンにステッピングモータSM2が連結されている。また、後端サポート部材19にも同様に、ラック21rが一体形成され、フレームに軸支されたピニオン21pにステッピングモータSM1が連結されている。従って、側端サポート部材20と後端をサポート部材19とは独立してトレイ上方の作動位置とトレイ上方から退避した待機位置との間で往復動するように構成されている。
[規制ストッパ構造]
上記処理トレイ18には予め設定された位置にシートを位置決めする規制ストッパ24、25が設けられている。図示の装置は排紙口13から送られたシートの排紙方向後端部に綴じ処理を施す装置構成であるため、処理トレイ(後端サポート部材と側端サポート部材)18に搬入されたシートの後端縁と側端縁を突き当て規制する第1ストッパ(サイドストッパ)24a,24bと第2ストッパ(リアストッパ)25a,25bが配置されている。
上記第1、第2ストッパ24,25は、サポート部材上に支持されたシートのコーナを挟んで側方に位置するサイドストッパ24a,24bと、後方に位置するリアストッパ25a,25bに構成され、それぞれ装置フレームに取り付けられている。この規制ストッパ24,25は、装置フレームに植設したピン部材、フレームに形成した段差壁で構成しても良いが図示のものは装置フレームに回転可能に軸支持したローラ部材で構成している。
上記各ローラ部材24,25には、駆動モータ(オフセットモータ)M6,M7に連結した伝動ベルトが連結されロール間に回転力を伝達している。各ローラ部材の回転方向は、シートを隣接する他の規制ストッパ(ローラ部材)側に移動する方向に回転している。
なお、本発明にあって処理トレイ手段18は、後端サポート部材19と側端サポート部材20に分離して構成し、それぞれ個別に待機位置と作動位置との間で進退移動する構造を示したが、処理トレイ手段は、単一のサポート部材をスタックトレイの上方に進退可能に配置する構造であってもよい。また処理トレイ18は、スタックトレイ15の上方に進退可能に構成することなく排紙口13からトレイ部材、次いでスタックトレイの順にシートを段階的に移送するように構成しても良い。この場合には、排紙口13の下方に処理トレイ18とスタックトレイ15を併設し、排紙口13から送られたシートの後端部を処理トレイ18で、先端部をスタックトレイ15で支持(ブリッジ支持)するが構造を採用すると、装置を小型化することができる。
[シート移送手段]
処理トレイ手段18には、排紙口13から送られたシートを規制ストッパ24,25に向けて移送するシート移送手段26が配置されている。このシート移送手段26は排紙口13から処理トレイ上(積載されている最上シートの上)に搬入されたシートに搬送力を付与して規制ストッパ24、25に突き当て整合する。
このシート移送手段26としては、排紙口13から送られたシートを排紙反対方向に後退移動させる摩擦搬送体で構成する。この場合に摩擦搬送体はシートと係合して回転するはローラ、ベルトなどの摩擦回転体(摩擦回転部材)で構成するか、或いはトレイ上に積載されたシートと同一平面上でスライド移動してシートを搬送する摩擦走行体(摩擦走行部材)で構成する。図示の装置は摩擦走行体でシート移送するマニピュレータ構造を示し、以下にその構成を詳述する。
図3に示すように後端サポート部材19及び側端サポート部材20に載置して支持されたシートを第1ストッパ24a、24bと第2ストッパ25a、25bに向けて移送するシート移送手段26が装置フレーム10に配置されている。排紙口13に排紙ローラ14bで搬出されたシートはシート後端がローラ周面から離れると、後端サポート部材19及び側端サポート部材20の上に落下し、フリーな状態で載置される。このシートを第1ストッパ24a、24bと第2ストッパ25a、25bに向けてバック搬送するシート移送手段26が後端サポート部材19及び側端サポート部材20のコーナ部に配置されている。
図示の装置は、シート移送手段26を、側端サポート部材20側に配置し、後端サポート部材19及び側端サポート部材20に載置されたシートを図3矢印方向(シートコーナ方向)にバック搬送するように配置されている。このシート移送手段26は、後端サポート部材19の上に配置しても良いが図示の側端サポート部材20上に配置する場合について説明する。
シート移送手段26は、後端サポート部材19及び側端サポート部材20に支持されたシートの上面と係合する摩擦搬送体27と、この摩擦搬送体を排紙方向と交差する角度方向で排紙反対方向に走行させる搬送体走行手段(マニピュレータ)で構成されている。
摩擦搬送体27は、側端サポート部材20に支持されたシート上面と係合して両者間に作用する摩擦力で搬送体の走行方向にシートを移動させる。このため、摩擦搬送体27はゴム質材、樹脂素材など高摩擦材料で形成され、その形状は、パッド形状(矩形状)、ロール形状、半裁ロール形状(半月形状)、球体形状などに形成される。図4の実施形態は遊動コロ(ロール形状)に構成する場合を示す。そして、この摩擦搬送体27はアーム部材28(搬送体支持手段;以下同様)にマウント支持される。
図5には、摩擦搬送体27を側端サポート部材20上のシートから退避した退避位置Wuと、シート上面と係合する係合位置Adと、シート上面に係合した状態で所定の移送方向(X方向)に移動してシートを引き摺り搬送する搬送体支持手段28が図示してある。同図の搬送体支持手段28は装置フレーム10に据え付けられたマニピュレータで構成されている。
マニピュレータ(搬送体支持手段)28は第1アーム28aと、この第1アームに揺動可能に軸支された第2アーム28bと、この第2アームの先端部に軸支された第3アーム28cと、第3アームの先端部に軸支された作動アーム28dで構成されている。つまり、4軸構成のアーム連結体(リンク連結)で構成され、第1アーム28aを装置フレーム10に軸支し、第2アーム28bに駆動アーム29を連結し、第3アーム28cの運動を装置フレーム10のガイド溝30gで規制し、第3アーム28cに軸支した作動アーム28dの先端に摩擦搬送体27が固定してある。そして装置フレーム10のガイド溝30gは作動アーム28dにインチウオーム運動をさせるようにガイドする形状に構成されている。2本発明における「摩擦搬送体を支持するアーム部材」とは図示実施形態における作動アーム28dを云う。
また、第3アーム28cと作動アーム28dとの間には作動アーム先端にマウントした摩擦搬送体27を側端サポート部材20側に附勢する付勢スプリング31が架け渡してある。摩擦搬送体27は、ロール形状の遊動コロ27rで構成され、作動アーム28dに後述するシート走行方向(図5参照)のロール支持軸28xで走行直交方向に回動可能に軸支持されている。
なお、摩擦搬送体27を構成する遊動コロ27rは走行方向に対し実質的に直交する方向であれば、その角度を厳密に設定する技術的必然性はない。つまり摩擦搬送体27の走行方向に対し略90度であれば良い。そしてこの遊動コロ27rの回転軸角度は摩擦搬送体27の走行方向と、その直交方向でシート表面との間に作用する摩擦抗力が前者が大きく後者が小さく設定される範囲で角度設定する。なお此処での摩擦抗力とは、物体が所定速度で運動するときこの物体に作用する摩擦による抵抗力を云い(流体力学における摩擦抗力と同様)、摩擦抗力が小さいときには、物体はその方向にフリーに移動する。
なお、走行モータM3はステッピングモータ、あるいはエンコーダなどの角度制御機構を備えたDCモータなど、角度制御可能なモータで構成されている。そしてモータ回転軸に配置したフラグをセンサ(不図示)で検出することによってホームポジションに角度設定するようになっている。
上述したように図示の装置は、排紙経路11の排紙口13と、その下方に配置されたスタックトレイ15との間に処理トレイを進退可能に配置し、排紙口13から処理トレイ上に搬入したシートを排紙反対方向にバック搬送させて規制ストッパ24、25に突き当てて位置決めする。そしてこの後処理トレイには集積したシートを綴じ処理する後処理手段23(ステープラユニットなど;図3参照)が配置され、処理トレイ上に集積さシートを綴じ処理した後にスタックトレイ15に収納するように構成されている。
図5において、p1は第1アーム28aを装置フレーム10に揺動可能に軸支する回動ピンであり、p2は第1アーム先端に第2アーム28bの基端部を軸支する回動ピンである。p3は第2アーム28bに駆動アーム29の先端を回動可能に軸連結する回動ピンであり、この駆動アーム29には走行モータM3が連結してある。p4は駆動アーム29を装置フレーム10に回動可能に軸支する駆動軸である。この駆動軸p4には、走行モータM3が減速機構を介して連結されている。
駆動軸p4を中心に走行モータM3によって駆動アーム29を図5反時計方向に回転すると作動アーム28dにマウントした摩擦搬送体27が旋回動する。またp5は第2アーム28b先端に第3アーム28cを回動可能に軸支する回動ピンであり、p6は第3アーム28c先端に作動アーム基端を回動可能に軸支する回動ピンである。この回動ピンp6は装置フレームに設けたガイド溝30gに嵌合され、この溝に沿って同図左右方向に摺動可能に支持される。
上述の構成のマニピュレータについて図5でその作用を説明する。走行モータM3を同図反時計方向に回転すると作動アーム28dにマウントした摩擦搬送体27は上方の退避位置Wuから集積シートと係合する係合位置Adに旋回動する。駆動アーム29をさらに反時計方向に回転すると、第3アーム28cは回動ピンp5で連結され同図時計方向に旋回動する。このとき、作動アーム28dは回動ピンp6がガイド溝30gに嵌合されているので、摩擦搬送体27は同図矢印方向に移動する。この摩擦搬送体27の運動で集積シートは同図矢印方向に移送され規制ストッパ25に位置決めされる。このようなシート搬送動作でシートに作用する搬送力は、シートと摩擦搬送体27との間の摩擦係数(ν)と、搬送体をシートに押圧する加圧力(押圧力N)の積(F=ν×N)に比例する。
一方、サポート部材(処理トレイ)18に集積されたシートは、積載厚さThは積載量に応じて変化する。このシート積載量の変化によって摩擦搬送体27の押圧力(N;積載量に比例)も変化するためシートに作用する搬送力(Fν×N)は、シート積載量が少ないときには弱く、多いときには強く伝達される。そこで本発明は、摩擦搬送体27からシートに付与される搬送力を一定にするために以下の構造を採用している。
[第1実施形態]
集積シートの積載量若しくは後述するシート性状に応じて摩擦搬送体27の搬送力を増減調整するために、本発明はシートに搬送力を付与する摩擦搬送体27の高さ位置を高低2段階(2段階以上であってもよい)に姿勢変更することを特徴としている。図6および図7に示す第1実施形態は摩擦搬送体27を支持する作動アーム28d(アーム部材;以下同様)を上回動するガイド溝30g(走行ガイド手段;以下同様)を装置フレーム10に位置移動可能に取り付けている。そしてこの走行ガイド手段を集積シートの積載高さThに応じて高い位置(図7;押圧力弱)と低い位置(図6;押圧力強)にシフト手段32で姿勢変更している。
図に示すようにガイド溝30gは装置フレーム10とは分離したブラケット部材30(プレート部材)に形成し、このブラケット部材30は基端部を(図5左端部)を支軸rsで揺動可能に軸支持している。そしてこのブラケット部材30にはガイド溝30gが摩擦搬送体27の移動ストロークに応じた(適合する)ストローク長に形成されている。
またブラケット部材30の先端部にはシフト手段32が配置されている。図示のシフト手段32はシフトモータM4とシフトカム30xで構成され、シフトモータの回転によってシフトカムが回転し、これに係合するブラケット部材30は、その高さ位置を高低2段階に設定される。
シフトモータM4には伝動歯車33を介してシフトカム30xが回転可能に連結され、シフトカム30xは回転方向に変位した偏心カムで構成され、その角度位置によってカムフォロア部材の位置を変位する。そして、ブラケット部材30の先端部にはシフトカム30xと係合するフォロアピン30yが植設されている。また、シフトカム30xには図示しないポジションセンサが配置され、カム面の回転角度を検出可能に構成されている。このポジションセンサは、エンコードセンサ、フラグセンサなど適宜の位置検出機構を採用する。
以上説明した走行ガイド機構は、摩擦搬送体27を支持するアーム部材28(作動アーム)の走行ガイド溝30gを装置フレーム10とは分離したブラケット部材30に配置し、このブラケット部材を装置フレームに所定角度範囲内容動可能に軸支持する。そしてこのブラケット部材30をシフトカム30xのシフト手段32で姿勢変更する。これによってブラケット部材30に形成された走行ガイド溝30gは高い位置と低い位置の少なくとも2段階に姿勢が変更される。よって高い高さ位置に設定されたガイド溝30gに案内される摩擦搬送体27は弱い力でシートと係合し、逆に低い高さ位置に設定されたガイド溝30gに案内される摩擦搬送体27は強い力でシートと係合する。
上述の構成における作用を説明する。図6は摩擦搬送体27のシート押圧力を高圧力(強押圧力)に設定する場合を、図7は摩擦搬送体27のシート押圧力を低圧力(弱押圧力)に設定する場合を示す。
後述する制御手段50は、摩擦搬送体27の押圧力psをシートの積載量に応じて高低変更する構成の場合には、積載量が所定量に達するまではシフトカム30xのカム位置を図7の状態に維持し、ブラケット部材30の角度姿勢を水平方向からγ角度(小角度)に設定する。すると、ガイド溝30gは支軸rsを中心に下向き方向の傾斜となって作動アーム28dの回動ピンp6を案内する。このとき摩擦搬送体27は強いシート押圧力ps1でシートと係合する。
また、シートの積載量が所定置を超える(例えばシートの集積枚数をカウントして所定を超えたか否かを判断する)と制御手段50は、シフトモータM4を所定角度回転しシフトカム30xを図7の状態に移動する。するとブラケット部材30は角度姿勢を水平方向からθ角度(大角度)に姿勢変更し、摩擦搬送体27を支持する作動アーム28dの回動ピン(ガイドピン)p6は高い位置で案内される。これによって、摩擦搬送体27のシートを押圧する押圧力ps2は弱い圧力に設定される。
なお、図6(a)及び図7(a)は摩擦搬送体27がシートを搬送する初期状態を、図6(b)及び図7(b)はシートを規制ストッパ25(24)に突き当てた搬送終了状態をそれぞれ示している。この搬送初期から終期に至るまでシートはほぼ一定の力で押圧されることとなる。
そこで後述する制御手段50は、(1)処理トレイ18に集積されたシートの積載量が大きいとき、(2)シートの剛性(腰)が弱いとき、(3)シート厚さが薄いとき、(4)シートの摩擦係数が大きいときには、摩擦搬送体27によるシートを押圧力を弱く設定するように構成する。シート積載量は、その高さ位置Thが低いときには押圧力を強く、高いときには押圧力を弱く設定する。またシートの剛性(腰)が弱いときには押圧力を弱く、強いときには押圧力を強く設定する。またシートの厚さ薄い(坪量が小さい)ときには押圧力を弱く、厚いときには押圧力を強く設定する。
[第2実施形態]
次に図8に示す実施形態を説明する。前述の実施形態では摩擦搬送体27を支持するアーム部材28を搬送方向に案内するガイド部材の高さ位置を変更することによってシート押圧力を強弱調整する場合について説明した。図8に示す実施形態ではガイド溝41のガイド面の高さ位置を高いガイド面と低いガイド面で複数構成し、そのいずれか一方を選択することによって摩擦搬送体27のシート押圧力を強弱調整する場合を示す。
図8においてブラケット部材42は装置フレーム10に固定され、一体化されている。そしてこのブラケット部材42には摩擦搬送体27を支持するアーム部材28の回動ピンp6(ガイドピン)を案内する走行ガイド溝41が形成されている。このガイド溝41は下部ガイド面41aと上部ガイド面41bが隔壁を介して上下に配置されている。そしてガイド溝41はストロークSgで左右動し、一方のストローク限には切り換えフラッパ43fが配置しである。このフラッパ43fは付勢スプリング43bで下部ガイド面41aに沿って移動するシートを上部ガイド面41bに案内するように構成されている。
このような構成でガイドピンp6はストロークSg内では下部ガイド面41aと上部ガイド面41bのいずれか一方に沿って往復動する。そしてストローク限位置からさらに移動するとフラッパ43fで下パスから上パスに案内され、反対側のストローク限位置で上パスから下パスに移動する。そこで制御手段50は前述の走行モータM3によって作動アーム28dの移動ストロークを変更することによってガイドピンp6をガイド溝41の下部ガイド面41aと上部ガイド面41bの何れか一方を選択してその面に沿って往復動する。
[シート移送手段の動作説明]
図9から図11はシート移送手段26の動作状態を示す。図9(a)はホームポジションであり、摩擦搬送体27は側端サポート部材20の最上シートの上方に退避した状態に位置している。このとき駆動アーム29は図示状態で約120度に位置している。この駆動アームの角度は、シート移送手段26の運動に技術的に何ら関係ないがリンク運動の説明のために示す。同図(b)は走行モータM3を反時計方向(図示約90度位)に回転した状態を示し、このとき摩擦搬送体27は側端サポート部材20上のシートの上方で最も排紙方向(同図右端)に遠い位置に位置している。つまりインチウオーム運動の最も伸張したリンク結合状態に位置している。
図10(a)は摩擦搬送体27が側端サポート部材20の最上シートと係合(接触)した状態を示し、このとき駆動アーム29は反時計方向に回転して約15度の角度位置に位置している。この状態で作動アーム28dと第3アーム28cとの間の付勢スプリング31が摩擦搬送体27にシート上面を押圧する力を付与している。そして側端サポート部材20の上に積層されたシート厚さにかかわらずほぼ均一の押圧力を摩擦搬送体27に付与している。
図10(b)は走行モータM3を更に反時計方向に回転(約0度位)した場合であり、摩擦搬送体27はシートを同図矢印方向に引き摺りながら移動している。このとき第2アーム28bと第3アーム28cは最も緊縮したリンク結合状態となっている。このような動作で、摩擦搬送体27は図10(a)の状態で最上シート面と接触し、同図(b)の位置までサポート面に沿って走行移動してシートを引き摺り搬送する。つまり摩擦搬送体27の走行方向の摩擦力は、シート相互間の摩擦力より十分大きな摩擦が得られる摩擦係数に設定されている。
[制御構成の説明]
上述した画像形成システムの制御構成を図12のブロック図に従って説明する。図1に示す画像形成システムは、画像形成装置Aの制御部45(以下「本体制御部」という)とシート後処理装置Bの制御部50(以下「後処理制御部」という)を備えている。本体制御部45は印字制御部46と給紙制御部47と入力部48(コントロールパネル)を備えている。
そして入力部48(コントロールパネル)から「画像形成モード」と「後処理モード」の設定を行う。画像形成モードはから・モノクロ印刷、両面・片面印刷などのモード設定と、シートサイズ、シート紙質、プリントアウト部数、拡大・縮小印刷、などの画像形成条件を設定する。また「後処理モード」は、例えば「プリントアウトモード」「ステープル綴じ処理モード」「ジョグ仕分けモード」などに設定する。
また、本体制御部45は後処理制御部50に後処理モードとシート枚数、部数情報及び画像形成するシートの紙厚情報などをデータ転送する。これと同時に本体制御部45は画像形成の終了毎にジョブ終了信号を後処理制御部50に転送する。
上述の後処理モードについて説明すると、上記「プリントアウトモード(第1排紙モード)」は排紙口13からのシートを、後処理することなくスタックトレイ15に収容する。この場合にはシートをサブトレイ18(後端サポート部材19及び側端サポート部材20)に集積することなく、排紙口13から直接スタックトレイ15に搬出する。上記「ステープル綴じ処理モード(第2排紙モード)」は、排紙口13からのシートをサブトレイ18上に集積して部揃えし、このシート束を綴じ処理した後にスタックトレイ15に収容する。この場合には画像形成されるシートは原則として同一紙厚さで同一サイズのシートにオペレータによって指定される。
上記「ジョグ仕分けモード(第3排紙モード)」は、画像形成装置Aで画像形成されたシートを排紙口13からスタックトレイ15に搬出するグループと、排紙口13からサブトレイ18(後端サポート部材19及び側端サポート部材20)に部揃え集積する。このときサブトレイ18にシートを整合する際にシート側縁を所定量オフセットさせた1に前述の側縁規制ストッパ25が配置してある。
そしてこのサブトレイ18上に束集積した後に側端サポート部材20をスタックトレイ15の外部に退避させてスタックトレイ15上に落下収納する。これによって紙載面15a上には排紙口13から所定の基準(センタ基準かサイド基準)で搬出されたシートグループと、サブトレイ18で所定量オフセットして集積されたシートグループは幅方向に異なった位置に収納され部揃えグループ毎に仕分けされる。
[後処理制御部]
後処理制御部50は、画像形成制御部45で設定された後処理モードに応じて後処理装置Bを動作させる。図示の後処理制御部は制御CPU50(以下単に制御手段という)で構成されている。制御CPU50には、ROM51とRAM52が連結され、ROM51に記憶された制御プログラムとRAM52に記憶された制御データで後述する排紙動作を実行する。
このため、制御CPU50には前述した搬送モータM1と、第1シフトモータSM1と、第2シフトモータSM2と、走行モータM3と、シフトモータM4の各ドライバ回路(図12参照)にコマンド信号を伝達するようになっている。また、制御CPU50にはシートセンサとポジションセンサが各検出信号を受信可能に結線されている。シートセンサSEは搬入センサSe1と排紙センサSe2と、図示しないトレイ上の満杯を検出する満杯センサSEであり、それぞれ状態信号を制御手段50に送信する。
本発明は、画像形成装置などから送られたシートを所定位置に位置決めするシート搬送機構の改良に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
11 排紙経路
18 処理トレイ手段
24 第1規制ストッパ(サイドストッパ)
25 第2規制ストッパ(リアストッパ)
26 シート移送手段
30 ブラケット部材(走行ガイド手段)
30g ガイド溝
30x シフトカム
30y フォロアピン
41 ガイド溝(第2実施形態)
42 ブラケット部材(第2実施形態)

Claims (11)

  1. 走行移動する摩擦搬送体でシートを所定位置に移送するシート搬送機構であって、
    シートを積載支持するシート支持手段と、
    前記シートと所定の押圧力で係合する摩擦搬送体と、
    前記摩擦搬送体を支持するアーム部材と、
    前記アーム部材をシート面に沿って所定の移動軌跡で案内する走行ガイド手段と
    前記走行ガイド手段に沿って前記アーム部材を走行させる走行駆動手段と、
    を備え、
    前記走行ガイド手段は、シフト手段を介して複数の移動軌跡の1つを選択可能に構成され、
    前記シフト手段は、シートの積載高さ若しくはシート性状に応じて前記アーム部材を異なる移動軌跡で走行させるように案内することを特徴とするシート搬送機構。
  2. 前記走行ガイド手段は、
    前記アーム部材を異なる移動軌跡で走行させるように案内する第1、第2のガイド面の1つを前記シフト手段で選択するか、若しくは、
    前記アーム部材を異なる移動軌跡で走行させるように案内する第1、第2のガイド位置の1つを前記シフト手段で選択するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送機構。
  3. 前記走行ガイド手段は、
    少なくとも2つの異なる移動軌跡に沿って前記アーム部材を案内するように構成され、
    この移動軌跡は、前記摩擦搬送部材が前記シートに係合する一方の押圧力を他にくらべて大きく設定するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート搬送機構。
  4. 前記シート支持手段には、前記摩擦搬送体で移送するシートを所定位置に位置決めする規制ストッパが配置され、
    前記走行ガイド手段は、シートが前記規制ストッパに接近するに従って前記摩擦搬送部材がシートを弱く押圧するように前記アーム部材を案内することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のシート搬送機構。
  5. 前記シートの積載高さ若しくはシート性状に応じて前記アーム部材を異なる移動軌跡で案内する際に、異なる移動軌跡は摩擦搬送体のシート押圧力を一方他方に比べて大きくなるよう設定され、
    前記シフト手段は、前記シート支持手段に積載されたシートが、
    積載量が大きいとき、
    シート剛性が弱いとき、
    シート厚さが薄いとき、
    シートの摩擦係数が大きいとき、
    のいずれか1つの条件が成立するときには、前記摩擦搬送体のシートと係合する押圧力が小さい移動軌跡で前記アーム部材を案内することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のシート搬送機構。
  6. 前記走行ガイド手段は、前記装置フレームに所定角度範囲で揺動可能に支持され、
    前記シフト手段は、前記走行ガイド手段を異なる角度に変更することを特徴とする
    請求項1から5のいずれか1項に記載のシート搬送機構。
  7. 前記走行ガイド手段は、
    前記装置フレームに第1、第2少なくとも2つの移動軌跡で前記アーム部材を選択的に案内するように構成され、
    前記シフト手段は、前記アーム部材を前記第1又は第2の移動軌跡で案内することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のシート搬送機構。
  8. 前記走行ガイド手段は、
    前記アーム部材の基端部を嵌合支持するガイドレールで構成されていることを特徴とする請求項1からの7のいずれか1項に記載のシート搬送機構。
  9. 排紙口を有する排紙経路と、
    前記排紙口の下流側に配置されたスタックトレイと、
    前記排紙口とスタックトレイとの間に配置されシートの少なくとも一部を積載するサポート手段と、
    前記サポート手段に支持されたシートの少なくとも一端縁を位置規制する規制ストッパ手段と、
    前記サポート手段に支持されたシートを前記規制ストッパ手段に向けて移送するシート搬送機構と、
    で構成され、
    前記シート搬送機構は請求項1から8のいずれか1項に記載のシート搬送機構であることを特徴とするシート収納装置。
  10. 前記サポート手段には、集積されたシートに後処理を施す後処理手段が配置されていることを特徴とする請求項9に記載のシート収納装置。
  11. シート上に画像形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置から送られたシートを収納するシート収納装置と、
    から構成され、
    前記シート収納装置は、請求項10に記載のシート収納装置であることを特徴とする画像形成システム。
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