JP6101543B2 - シート整合装置及びこれを備えたシート集積装置、後処理装置並びに画像形成システム - Google Patents

シート整合装置及びこれを備えたシート集積装置、後処理装置並びに画像形成システム Download PDF

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本発明は、画像形成装置等から送られたシートを集積にして綴じ処理などの後処理を施すためのシート集積装置に係わり、シートを所定の位置に整然と整合するシート整合機構に関する。
一般にこの種のシート整合装置は、画像形成装置等の排紙口に連結され、画像形成されたシートを装置内部に搬入して、処理トレイ上に部揃え集積する。そして部揃えされたシート束をステープラ装置などの綴じ処理装置で綴じ処理して下流側のスタックトレイに搬出する装置として広く知られている。
このような装置でシートを処理トレイ上に集積する際にあらかじめ設定された処理位置に正しい姿勢で集積し、これに後処理することが仕上げ品位から要求される。例えば特許文献1には、画像形成装置から送られたシートを処理トレイに集積して綴じ処理する後処理装置が開示されている。同文献には、搬送経路から処理トレイにシートをスイッチバック搬送させて、シート後端を綴じ位置の規制ストッパに突き当て整合する整合機構が開示されている。
そして、整合機構としてはシートの排紙方向後端縁を規制ストッパに突き当て整合して排紙前後方向を位置決めし、排紙直交方向は左右一対の整合板を接近/離反させる整合動作でセンター基準或いはサイド基準で位置決めしている。この位置決め動作は、処理トレイ上にシートを搬入する動作に連続して実行している。また、処理トレイ上に搬入されたシートが搬入後に位置ズレしないように最上シートを押圧する押圧機構も知られている。この押圧機構として特許文献1には、処理トレイの上方に弾性片(パドル羽根)を回転軸に取り付け、この弾性片の先端で最上紙を押圧して姿勢保持するパドル機構が開示されている。
特開2010−150012号公報
上述したように処理トレイ上にシートを搬入して集積する際に、シートを正しい位置に正しい姿勢で集積する必要があり、従来はシートを規制ストッパに突き当てて搬送方向前後を位置決めし、搬送直交方向は左右一対の整合手段で位置決めする整合機構と、シートの隣り合う側端縁を直交する規制ストッパに突き当てて位置決めする整合機構が知られている。
いずれの整合機構にあっても、順次処理トレイ上に搬入されるシートを、その都度位置決めしているため、最上シートを位置決めするときにこれと接する下層シートが連れ送りされて位置ズレすることがある。特に最上シートを強い圧接力で搬送すると下層シートも一緒に移動して位置ズレし、その後の整合動作で最上シートを位置決めしても下層シートは位置ズレした状態で積載される。このため綴じ処理などの仕上げ品位が著しく悪くなる欠点がある。
そこで本発明者は、処理トレイ上に搬入したシートを整合した後に、下層シートと一緒に集積シート全体を再度位置決めするとの着想に至った。本発明は、順次搬入されるシートを集積する際にあらかじめ設定した位置に整然と集積することが可能であり、そのための構造が簡単で安価に提供することができるシート集積装置の提供をその課題としている。
上記課題を達成するため本発明は、シートを一時的に積載収納する処理トレイと、所定位置にシートを突き当て規制する規制ストッパと、シートの搬入後に集積済シートを規制ストッパに突き当て整合するサブ整合手段とを備え、このサブ整合手段をストッパと対向する反対側のシート端縁に配置し、その整合面をシート端縁から離れた待機位置から作動位置に位置移動することを特徴としている。これによって処理トレイ上に搬入したシートは規制ストッパに突き当て整合されるときリバウンドによる位置ズレ或いは搬入シートの整合動作で積載下層シートが連れ送りされて位置ズレするのをサブ整合板で位置修正する。
更にその構成を詳述すると、シートを束状に集積して後処理する処理トレイ手段を有する装置であって、排紙口(13)を有する排紙経路(11)と、排紙口の下流側に配置された処理トレイ手段(18)と、処理トレイ手段の所定位置にシートを突き当て整合する規制ストッパ(24,25)と、排紙口から送られたシートを規制ストッパに移送するシート移送手段(26)と、を備える。処理トレイ手段には、
搬入したシートをシート移送手段で規制ストッパに整合した後に集積済シートを規制ストッパに突き当て整合するサブ整合手段(35)を配置する。
そしてサブ整合手段は、規制ストッパと係合する端縁とは異なる反対側のシート端縁と係合する整合面(35x)を有するサブ整合板(35a〜35c)と、このサブ整合板をシート端縁から離れた待機位置からシート端縁と係合する作動位置に位置移動する整合駆動手段(M4)とで構成する。この整合駆動手段は、シート移送手段でシート端縁を規制ストッパに突き当て整合した後にサブ整合板を待機位置から作動位置に移動する。
本発明は、シートを積載収納する処理トレイ手段の所定位置に設けた規制ストッパに搬入シートを突き当て整合した後に積載シート全体をサブ整合板でシート後端側から先端側のストッパに押し当てるものであるから以下の効果を奏する。
処理トレイ手段上の積載シートの上に搬入されたシートはシート移送手段で規制ストッパに突き当て整合され、その整合動作後にシートはストッパと対向するシート端縁をサブ整合板で押圧される。これによって、搬入シートが規制ストッパに突き当てられた衝撃でリバウンドして位置ズレしていてもサブ整合板で正確な位置に位置決めされる。また、搬入シートを規制ストッパに突き当てる整合動作でトレイ上に積載されている下層シートが連れ送りされて位置ズレしても、後続するサブ整合板の整合動作で積載シート全体が規制ストッパに押し当てられて位置決めされる。
従って排紙経路から処理トレイ手段上に集積されたシートは規制ストッパに突き当てられて正しい位置に正しい姿勢で集積される。またこの動作で積載シートの下層側が連れ送りされて位置ズレしても正しい位置に矯正されることとなり正確な位置に後処理を施すことが可能である。
更に本発明は、処理トレイ手段上の最上シートを押圧して姿勢保持する紙押さえ手段を設け、この紙押さえ手段を待機位置からシートと係合する作動位置に移動する動作と、サブ整合板をシート端縁から離れた待機位置から作動位置に移動する動作を、共通の駆動手段で構成することによって簡単な構造で安価に構成することができる。
本発明に係わる画像形成システムの全体構成の説明図。 図1の後処理装置における断面構成の説明図であり、(b)は後端サポート部材の動作を説明図。 図1の後処理装置における断面構成の説明図。 規制ストッパの配置構成図を示し、(a)は全体構成を示し、(b)は搬送力の作用関係図。 本図示の装置におけるサブ整合手段の斜視構成の説明図。 図1の装置におけるサブ整合手段の平面構成を示す説明図。 図1の装置におけるサブ整合板とシフトカムとの結合関係を示し、(a)はサブ整合板とシフトカムが結合した状態を示し、(b)はサブ整合板とシフトカムが離間した状態を示し、(c)は結合したカム係合部を、(d)は離間したカム係合部を示す。 サブ整合板とトレイ上のシートとの関係を示し、(a)はシート端面と整合面が係合した整合状態を示し、(b)はシート端面と整合板が離間した待機状態を示す。 図2の装置における、摩擦搬送体の実施形態。 搬送体走行手段の動作状態を示し、(a)はホームポジションであり、(b)は走行モータを反時計方向(図示約90度位)に回転した状態を示す。 搬送体走行手段の動作状態を示し、(a)は最上シートと係合(接触)した状態を示し、(b)は走行モータを更に反時計方向に回転(約0度位)した状態を示す。 搬送体走行手段の動作状態を示し、(a)及び(b)はシート上から退避した状態を示す。 図1の画像形成システムにおける制御構成の説明図。 本発明に係わるサブ整合手段の整合動作を示すフローチャート。
以下図示の実施の形態に基づいて本発明を詳述する。本発明にかかわる後処理装置は、画像形成装置などから送られたシートを処理トレイ手段上に部揃え集積して綴じ処理した後に下流側のスタックトレイに搬出する。このため装置ハウジング10には搬入口12から送られたシートを装置内部に搬入する排紙経路11と、排紙経路の下流側にシートを部揃え集積する処理トレイ手段18と、後処理されたシートを収納するスタックトレイ15が配置されている。
[画像形成装置]
図1に示す画像形成装置Aは、図示しないコンピュータ、ネットワークスキャナなどの画像ハンドリング装置に連結され、これらの装置から転送された画像データに基づいて指定されたシートに画像を形成して所定の排紙口6から搬出する。この排紙口6にはオプション装置として後処理装置Bを装着するようになっている。また、このようなネットワーク構成以外に画像形成装置Aは、複写機、ファクシミリなどの複合機として構成され、原稿スキャニングユニットで画像読取したデータに基づいてシート上に画像を複写形成するように構成する。
画像形成装置Aにはハウジング1に複数の給紙カセット2が準備され、選択されたサイズのシートをカセットから下流側の給紙経路3に給送する。この給紙経路3には画像形成機構(画像形成部)4が設けられている。この画像形成機構4としては、インクジェット印刷機構、静電印刷機構、オフセット印刷機構、シルクスクリーン印刷機構、リボン転写印刷機構などが知られている。本発明はいずれの印刷機構も採用可能である。
画像形成機構4の下流側には排紙経路5が設けられ、ハウジング1に配置した排紙口6(以下本体排紙口という)からシートを搬出する。なお、印刷機構によっては排紙経路5に定着ユニット4aが内蔵されている。このように給紙カセット2から選択されたサイズのシートを画像形成部4に送り、画像を形成した後に排紙経路5から本体排紙口6に搬出する。このほか、ハウジング1内にデュープレックス経路(不図示)を配置し、画像形成部4でシートの表面に画像形成した後、このシートを表裏反転して再び画像形成部4に循環給送することも可能である。
前記本体排紙口6には、後述する後処理装置Bが連結されている。また、ハウジング1にはスキャナユニット7と、このスキャナユニットに原稿シートを給送する原稿給送ユニット8が組み込まれている。この場合のスキャナユニット7は、プラテン上に載置若しくはフィーダ機構から給送した原稿シートを、スキャにングして画像読取し、その読取データを画像形成装置Aに転送する。また、原稿給送ユニット8はスキャナユニット7のプラテンに原稿シートを給送するフィーダ機構を備える。
[後処理装置]
図1の画像形成システムにおける後処理装置Bは、画像形成装置Aの排紙エリア9にオプション装置として内蔵されている。つまり画像形成装置Aを構成する装置ハウジングの排紙部に後処理装置Bはユニットとして内蔵されるインナーフィニッシャ構造を示している。このようなインナーフィニッシャ構造に限らず、スタンドアロン構造として構成し、画像形成装置Aの本体排紙口6に後処理装置Bを連結しても良い。
図2はインナーフィニッシャ構成の後処理装置Bの断面構成を示している。ユニットを構成するハウジング10は画像形成装置Aの排紙エリア9に内蔵される寸法形状に構成されている。後処理装置Bは画像形成装置Aからシートを搬入するシート搬入経路11と、経路下流側に配置されたスタックトレイ15を備えている。このシート搬入経路11の経路排紙口13(以下単に「排紙口」という)とスタックトレイ15の紙載面15aとの間には高低差hの段差が形成されている。この段差hは許容最大収納量に設定してある。
なお図示のスタックトレイ15は、シートの積載量に応じて積載方向に上下動することなく所定の段差に固定されたスタック構造を採用している。これは装置構成を小型コンパクトに形成し、限られたスペースの排紙エリア9に収容するためである。従って装置コストと収容スペースが許される場合には、スタックトレイ15をシート積載方向に昇降する昇降トレイ構造を採用しても良い。
上記排紙経路11は装置ハウジング10に水平方向に略直線の経路で構成され、ハウジング側壁(サイドカバー)に配置された搬入口12から経路端の排紙口13にシートを搬送する。この排紙経路11には、シートを搬送する搬送ローラ14aが搬送モータM1に連結されている。排紙経路11の排紙口13にはシートを排紙方向に搬出する排紙ローラ14bが配置されている。この排紙ローラ14bには搬送ローラ14aと同一の搬送モータM1が連結してあり、搬入センサSe1でシート先端を検出した信号でモータを制御するようになっている。
搬入センサSe1は搬入口12に配置され、上流側の画像形成装置Aから送られたシートの先端を検出して排紙モータを制御する。また図示Se2は排紙センサであり、排紙口13から搬出されるシートの先端と後端をそれぞれ検出する。
上記処理トレイ手段18は排紙口13とスタックトレイ15との中間位置に配置され、排紙口13から送られたシートの側端部を支持する側端サポート部材20と、シートの後端部を支持する後端サポート部材19で構成され、各サポート部材19,20はそれぞれスタックトレイ15の上方にトレイ外部から突出した状態と、トレイ上方から退避した状態に進退可能に装置フレームに支持されている。そして、側端サポート部材20と後端サポート部材19とは支持するシートの最大サイズと許容最大重量に応じた面積に形成され、排紙口13からスタックトレイ15に落下するシートをその中間位置で支持している。
各サポート部材19,20にはシフト手段21,22が設けられ、スタックトレイ上方の作動位置(支持位置)と、トレイ外部に退避した待機位置との間で位置移動するようになっている。側端サポート部材20にはラック22rが一体に形成され、フレームに軸支されたピニオン22pと歯合し、このピニオンにステッピングモータSM2が連結されている。また、後端サポート部材19にも同様に、ラック21rが一体形成され、フレームに軸支されたピニオン21pにステッピングモータSM1が連結されている。従って、側端サポート部材20と後端をサポート部材19とは独立してトレイ上方の作動位置とトレイから退避した待機位置との間で往復動するように構成されている。
[規制ストッパ構造]
上記処理トレイ18には予め設定された位置にシートを位置決めする規制ストッパ24、25が設けられている。図示の装置は排紙口13から送られたシートの排紙方向後端部に綴じ処理を施す装置構成であるため、処理トレイ(後端サポート部材と側端サポート部材)18に搬入されたシートの後端縁と側端縁を突き当て規制する第1ストッパ(サイドストッパ)24a,24bと第2ストッパ(リアストッパ)25a,25bが配置されている。
上記第1、第2ストッパ24,25は、サポート部材上に支持されたシートのコーナを挟んで側方に位置するサイドストッパ24a,24bと、後方に位置するリアストッパ25a,25bに構成され、それぞれ装置フレームに取り付けられている。この規制ストッパ24,25は、装置フレームに植設したピン部材、フレームに形成した段差壁で構成しても良いが図示のものは装置フレームに回転可能に軸支持したローラ部材で構成している。
上記各ローラ部材には、駆動モータ(オフセットモータ)M6,M7に連結した伝動ベルトが連結されロール間に回転力を伝達している。各ローラ部材の回転方向は、シートを隣接する他の規制ストッパ(ローラ部材)側に移動する方向に回転している(図4(a)参照)。
なお、本発明にあって処理トレイ手段18は、後端サポート部材19と側端サポート部材20に分離して構成し、それぞれ個別に待機位置と作動位置との間で進退移動する構造を示したが、処理トレイ手段は、単一のサポート部材をスタックトレイの上方に進退可能に配置する構造であってもよい。また処理トレイは、スタックトレイ15の上方に進退可能に構成することなく排紙口13からトレイ部材、次いでスタックトレイの順にシートを段階的に移送するように構成しても良い。この場合には、排紙口の下方に処理トレイとスタックトレイを併設し、排紙口から送られたシートの後端部を処理トレイで、先端部をスタックトレイで支持(ブリッジ支持)するが構造を採用すると、装置を小型化することができる。
[シート移送手段]
処理トレイ手段18には、排紙口13から送られたシートを規制ストッパに向けて移送するシート移送手段26が配置されている。このシート移送手段26は排紙口13から処理トレイ上(積載されている最上シートの上)に搬入されたシートに搬送力を付与して規制ストッパ24,25に突き当て整合する。このシート移送手段26としては、排紙口13から送られたシートを排紙反対方向に後退移動させる摩擦搬送体で構成する。この場合に摩擦搬送体はシートと係合して回転するはローラ、ベルトなどの摩擦回転体(摩擦回転部材)で構成するか、或いはトレイ上に積載されたシートと同一平面上でスライド移動してシートを搬送する摩擦走行体(摩擦走行部材)で構成する。図示の装置は摩擦走行体でシート移送するマニピュレータ構造を示し、以下にその構成を詳述する。
[シート移送手段の構成]
図3に示すように後端サポート部材19及び側端サポート部材20に載置して支持されたシートを第1ストッパ24と第2ストッパ25に向けて移送するシート移送手段26が装置フレーム10に配置されている。排紙口13に排紙ローラ14bで搬出されたシートはシート後端がローラ周面から離れると、後端サポート部材19及び側端サポート部材20の上に落下し、フリーな状態で載置される。このシートを第1ストッパ24と第2ストッパ25に向けてバック搬送するシート移送手段26が後端サポート部材19及び側端サポート部材20のコーナ部(図4右端)に配置されている。
図示の装置は、シート移送手段26を、側端サポート部材20側に配置し、後端サポート部材19及び側端サポート部材20に載置されたシートを図4矢印方向(シートコーナ方向)にバック搬送するように配置されている。このシート移送手段26は、後端サポート部材19の上に配置しても良いが図示の側端サポート部材20上に配置する場合について説明する。
シート移送手段26は、後端サポート部材19及び側端サポート部材20に支持されたシートの上面と係合する摩擦搬送体27と、この摩擦搬送体を排紙方向と交差する角度方向で排紙反対方向に走行させる搬送体走行手段(マニピュレータ)で構成されている。
摩擦搬送体27は、側端サポート部材20に支持されたシート上面と係合して両者間に作用する摩擦力で搬送体の走行方向にシートを移動させる。このため、摩擦搬送体はゴム質材、樹脂素材など高摩擦材料で形成され、その形状は、パッド形状(矩形状)、ロール形状、半裁ロール形状(半月形状)、球体形状などに形成される。図9の実施形態は遊動コロ(ロール形状)に構成する場合を示す。そして、この摩擦搬送体はホルダ部材(下記の搬送体走行手段28;以下同様)にマウント支持される。
図9及び図10には、摩擦搬送体27を側端サポート部材20上のシートから退避した退避位置Wuと、シート上面と係合する係合位置Adと、シート上面に係合した状態で所定の移送方向(X方向)に移動してシートを引き摺り搬送する搬送体走行手段28が図示してある。同図の搬送体走行手段28は装置フレーム10に据え付けられたマニピュレータで構成されている。
マニピュレータ(搬送体走行手段)26は第1アーム28aと、この第1アームに揺動可能に軸支された第2アーム28bと、この第2アームの先端部に軸支された第3アーム28cと、第3アームの先端部に軸支された作動アーム28dで構成されている。つまり、4軸構成のアーム連結体(リンク連結)で構成され、第1アーム28aを装置フレーム10に軸支し、第2アーム28bに駆動アーム29を連結し、第3アーム28cの運動を装置フレーム10のガイド溝30で規制し、第3アーム28cに軸支した作動アーム28dの先端に摩擦搬送体27が固定してある。
図9において、p1は第1アーム28aを装置フレーム10に揺動可能に軸支する回動ピンであり、p2は第1アーム先端に第2アーム28bの基端部を軸支する回動ピンである。p3は第2アーム28bに駆動アーム29の先端を回動可能に軸連結する回動ピンであり、この駆動アーム29には走行モータM3が連結してある。p4は駆動アーム29を装置フレーム10に回動可能に軸支する駆動軸である。この駆動軸p4には、走行モータM3が減速機構を介して連結されている。従って駆動軸p4を中心に走行モータM3によって駆動アーム29を反時計方向に回転すると作動アーム28dにマウントした摩擦搬送体27が図9において右回転で旋回動する。
またp5は第2アーム先端に第3アーム28cを回動可能に軸支する回動ピンであり、p6は第3アーム先端に作動アーム基端を回動可能に軸支する回動ピンである。また、p6は装置フレーム10に設けたガイド溝30に嵌合するガイドピンを兼用している。そして装置フレーム10のガイド溝30は作動アーム28dにインチウオーム運動をさせるようにガイドする形状に構成されている。
また、第3アーム28cと作動アーム28dとの間には作動アーム先端にマウントした摩擦搬送体27を側端サポート部材20側に附勢する付勢スプリング31が架け渡してある。これは摩擦搬送体27をサポート部材20に積載されたシートの厚さ(束厚さ)に関係なく常に一定に近い押圧力でシート面に係合させるためである。摩擦搬送体27は、ロール形状の遊動コロ27rで構成され、作動アーム28dに後述するシート走行方向(図9参照)のロール支持軸28xで走行直交方向に回動可能に軸支持されている。
なお、図9の実施形態にあって摩擦搬送体27を構成する遊動コロ27rは走行方向に対し実質的に直交する方向であれば、その角度を厳密に設定する技術的必然性はない。つまり摩擦搬送体の走行方向に対し略90度であれば良い。そしてこの遊動コロ27rの回転軸角度は摩擦搬送体の走行方向と、その直交方向でシート表面との間に作用する摩擦抗力が前者が大きく後者が小さく設定される範囲で角度設定する。なおここで摩擦抗力とは、物体が所定速度で運動するときこの物体に作用する摩擦による抵抗力を云い(流体力学における摩擦抗力と同様)、摩擦抗力が小さいときには、物体はその方向にフリーに移動する。
なお、走行モータM3はステッピングモータ、あるいはエンコーダなどの角度制御機構を備えたDCモータなど、角度制御可能なモータで構成されている。そしてモータ回転軸に配置したフラグをセンサ(不図示)で検出することによってホームポジションに角度設定するようになっている。
上述したように図示の装置は、排紙経路11の排紙口13と、その下方に配置されたスタックトレイ15との間に処理トレイを進退可能に配置し、排紙口13から処理トレイ上に搬入したシートを排紙反対方向にバック搬送させて規制ストッパ24,25に突き当てて位置決めする。そしてこの後処理トレイには集積したシートを綴じ処理する後処理装置(ステープラユニットなど)23が配置され、処理トレイ上に集積さシートを綴じ処理した後にスタックトレイ15に収納するように構成されている。
[シート移送手段の動作状態]
図10から図12はシート移送手段26の動作状態を示す。図10(a)はホームポジションであり、摩擦搬送体27は側端サポート部材20の最上シートの上方に退避した状態に位置している。このとき駆動アーム29は図示状態で約120度に位置している。この駆動アームの角度は、シート移送手段26の運動に技術的に何ら関係ないがリンク運動の説明のために示す。同図(b)は走行モータM3を反時計方向(図示約90度位)に回転した状態を示し、このとき摩擦搬送体27は側端サポート部材20上のシートの上方で最も排紙方向(同図右端)に遠い位置に位置している。つまりインチウオーム運動の最も伸張したリンク結合状態に位置している。
図11(a)は摩擦搬送体27が側端サポート部材20の最上シートと係合(接触)した状態を示し、このとき駆動アーム29は反時計方向に回転して約15度の角度位置に位置している。この状態で作動アーム28dと第3アーム28cとの間の付勢スプリング31が摩擦搬送体27にシート上面を押圧する力を付与している。そして側端サポート部材20の上に積層されたシート厚さにかかわらずほぼ均一の押圧力を摩擦搬送体27に付与している。
図11(b)は走行モータM3を更に反時計方向に回転(約0度位)した場合であり、摩擦搬送体27はシートを同図矢印方向に引き摺りながら移動している。このとき第2アーム28bと第3アーム28cは最も緊縮したリンク結合状態となっている。このような動作で、摩擦搬送体27は図11(a)の状態で最上シート面と接触し、同図(b)の位置までサポート面に沿って走行移動してシートを引き摺り搬送する。つまり摩擦搬送体27の走行方向の摩擦力は、シート相互間の摩擦力より十分大きな摩擦が得られる摩擦係数に設定されている。
[メイン整合手段]
上述のように排紙口13から処理トレイ上に搬入したシートは、シート移送手段26で規制ストッパ24,25に突き当て整合される。このときシートサイズ及び排紙口13からトレイ上に搬入された姿勢(スキュー姿勢/レジスト姿勢)を基準位置(後処理位置)に位置決めされる。この搬入シートの基準位置への整合は、図示の実施形態では、排紙口13からセンター基準で搬出されたシートは、第1規制ストッパ(サイドストッパ)24に突き当てられてサイド基準に整合され、その状態で第2規制ストッパ(リアストッパ)25に突き当てられる。
このため、前述のシート移送手段26はトレイ上に搬入されたシートを排紙方向と交差する角度方向でシートコーナが所定方向に向かうようにバック搬送する。これによってシートは排紙口13から処理トレイ上に排紙方向に搬入され、シート後端側のコーナが所定の方向に向かうようシート移送手段26でバック搬送され第1、第2規制ストッパ24,25に突き当て整合される。従って図示実施形態ではメイン整合手段はシート移送手段26と互いに隣接する第1、第2規制ストッパ24,25で構成されている。
このほか、メイン整合手段としては、処理トレイ上に設定されたシートの後端を突き当て整合する規制ストッパと、このストッパに向けてシートを搬送するシート移送手段と、シートが規制ストッパに到達した後に排紙直交方向に幅寄せ整合することも可能である。この場合にはメイン整合手段をシート移送手段と幅寄せ整合手段で構成することとなる。幅寄せ整合手段の構造はすでに知られているのでその説明を省く。
上述のいずれのメイン整合機構で処シートを集積しても、シートに位置ズレが生ずることがある。その原因は、シート移送手段(ローラなどのが回転体)26でシートをストッパに突き当て整合するときの勢いでシートがリバウンドして位置ズレする現象と、シートがストッパに突き当たって反り返り変形する現象による位置ズレが搬入シートに生ずる。
これと同時に、トレイ上に搬入されたシートをストッパ位置に移送するときに、その下層に位置する集積済シートが連れ送りされる現象が生ずる。これによって、搬入されたシートの下層シートが位置ズレする。この場合には搬入された最上シートは所定の位置に整合されるが、その下に積層されているシートが位置ズレして後処理の仕上がり精度を劣らせる。
本発明は上述のシート移送手段26と規制ストッパ24、25との関係を次のように構成したことを特徴としている。サブトレイ18にはシート後端を規制する後端規制ストッパ24とシート側端を規制する側端規制ストッパ25が配置されている。これは処理位置にシートの排紙前後方向は後端を、シートの左右幅方向は一方の側端を、それぞれ位置規制することによって処理位置(綴じ位置)に位置決めするためである。図示の第2規制ストッパ(リアストッパ)25は装置フレーム10に一体形成した植設ピン、段差などのストッパ突起(以下後端係止突起という)25aと25bで構成してあり、各々の係止突起の間には係止間隙Sxが形成してある。同様に第1規制ストッパ(サイドストッパ)24は、側端係止突起24aと24bで構成し、係止間隔Syが形成してある。
上記後端係止突起24a、24bと側端係止突起25a、25bとは、互いに近接する突起25bと突起24aとの間には、シート後端が進入する後処理エリアArが形成され、このエリア内に後処理手段23が位置している。
上記側端係止突起24aと25bの間には前述のシート移送手段26が配置され、このシート移送手段26はサブトレイ18上のシート上面と摩擦係合した状態で所定の軌道に沿って移動する摩擦搬送体27で構成されている。
第2規制ストッパ(リアストッパ)25は前述したように装置フレーム10に固定したピンに遊動コロ25a、25bが回転可能に支持され、送りモータM6で図6(a)反時計方向に回転している。また第1規制ストッパ(サイドストッパ)24は、送りモータM7で遊動コロ24a、24bが同図時計方向に回転している。そして遊動コロ25a、25bは係止間隔Sxで、遊動コロ24a、24bは係止間隔Syで所定のスパンを有する間隔に形成されている。
一方、シート移送手段26は、前述したように摩擦搬送体27と、この搬送体を所定軌跡移動する走行搬送手段(マニピュレータ)で構成されている。そしてシート移送手段26は後述する図10〜図12の動作順でサブトレイ上に搬送されたシートを後処理位置に移動して位置決めする。
このとき、シート移送手段26はサブトレイ上にセンター基準で排紙されたシートを第1にシート側端が第1規制ストッパ24に突き当って係止された後に、このシートを第2規制ストッパ24に沿って、突き当たる位置に搬送する。つまり同図排紙方向に対しシートに付与する搬送力Fdを所定の角度(β)で交差する方向に摩擦搬送体27を配置してある。
[シート押え手段]
上述のように排紙口13から処理トレイ上に送られたシートはメイン整合手段で第1、2規制ストッパ24,25に突き当て位置決めされる。このときシート移送手段26と最上シートとの係合状態(例えば離間した状態)によっては最上シートがフリーとなり、容易にその姿勢が崩れてしまう問題が起きる。そこで図示の装置はメイン整合手段でシートを規制ストッパに位置決めした後にこの最上シートを上方から押圧してその姿勢を維持するシート押え手段34を備えている。
図示のシート押え手段34は、処理トレイ上の最上シートを押圧する作動位置と、このトレイから退避した待機位置との間で移動する紙押さえ部材を設けてある。図示のシート押え手段はパドル回転軸33(伝動回転軸;、以下同様)にシート紙面を押圧する弾性部材からは構成されたパドル部材34(図示のものは左パドル34a、右パドル34b;紙押さえ部材)を配置し、パドル回転軸33をパドルモータM4で回転させて待機位置と作動位置(押圧位置)との間を往復動している。このときパドル回転軸33を一方向に回転する制御方法と、正逆方向に回転させて往復動するいずれかの方法を採る。
図示の装置は、第2規制ストッパ(リアストッパ)側にシート幅方向にパドル回転軸33を配置し、この回転軸に間隔を隔てて複数のパドル部材34の基端部を固定し、その先端部がトレイ上の最上シートの紙面を押圧する作動位置と、これから離れた退避位置との間で回転動するようになっている。そしてパドル部材34はゴム、プラスチックフィルムなどの軟質弾性材料で構成している。そして上記パドル回転軸33にはパドルモータM4(ステッピングモータなど)が連結してあり、モータの駆動軸には図示しないフラグとセンサが配置してある。これはモータの回転軸をフラグとセンサで割り出してホームポジションからPMW制御することによってパドル部材34の待機位置と作動位置を設定している。
なお、本発明にあってシート押え手段34は、パドル回転機構に限らず例えば処理トレイの上方に揺動可能な揺動アーム部材に紙圧部材を設け、この紙圧部材をトレイ上の最上シートを押圧する位置とトレイから退避した位置に揺動させる機構であっても良い。
[サブ整合手段]
そこで本発明は、処理トレイ上に集積したシートを後処理位置(ステープル綴じ位置)に整合する際に次のサブ整合手段を採用したことを特徴としている。処理トレイ上には前述の第1、第2規制ストッパ(24、25)と共にトレイに積載されたシートを規制ストッパ24、25に向けて押し出すサブ整合手段35が配置されている。このサブ整合手段35は処理トレイ上に搬入されたシートを前述のメイン整合手段(シート移送手段26)で所定の規制ストッパ(図示のものはサイドストッパ24)に突き当てた後に積載されたシートの全体(束)をストッパに突き当てる動作を実行する。これによってトレイ上に搬入されたシートがリバウンドによって位置ズレしても、搬入シートの整合動作によって下層に位置する整合済みシートが連れ送り搬送されて位置ズレしても、正しい位置に再整合される。
このため処理トレイ18には、積載されたシートを挟んでストッパ(第1規制ストッパ24又は第2規制ストッパ25)と対向するシート端縁にサブ整合板35が配置されている。図示のものは処理トレイ上に搬入されるシートの側縁を位置決めするサイドストッパ(第1規制ストッパ)24にシートを再整合する場合を示している。以下この実施形態について説明するがリアストッパ25にシートを再整合する実施形態も同様であり、その説明は省略する)。
図6に示すように第1規制ストッパ24と搬入シートを挟んで対向するシート端縁にサブ整合板35a、35b、35cが配置されている。以下、各整合板を「整合板35」として説明する。このサブ整合板35はシートの端縁から離れた待機位置(図8(b)状態)と、シート端縁と係合してストッパに突き当て整合する整合位置(図8(a)状態)との間で移動可能に構成され、後述する整合駆動手段が備えられている。
サブ整合板35はシート後端縁(第2規制ストッパ側)に沿ってシートサイズに適合する位置に複数配置されている。図示の装置はシートサイズ(A4、レター、リーガルなど)に応じて複数の位置にサブ整合板35a、35b、35cが配置されている。各サブ整合板35は、板状部材(プレート部材)で形成され、その中央部に揺動軸支部35zが、先端部に整合面35xを有する整合部が、基端部にカム係合部35yが形成されている。
前述のパドル回転軸33と平行するサブ整合支持軸36が装置フレーム10に取り付けられている。この支持軸36に複数のサブ整合板35a、35b、35cが回動可能で、かつ軸方向に移動可能に取付けられている。つまり図6に示すように装置フレーム10に固定された支持軸36に各サブ整合板35に一体成形された嵌合ボス部35zが遊嵌され、各整合板35a〜35cは支持軸36を中心に回転可能で、軸方向にスライド移動可能に支持されている。
また各サブ整合板35a〜35cには嵌合ボス部35zを挟んで、先端部に整合面35xが、基端部にカム係合部35yが形成されている。先端部の整合面35xは、突き当て整合する第1規制ストッパ(サイドストッパ)24と対向するシート端面と係合する位置に配置され、ストッパ側にシート束を移動する方向にスライド移動可能に構成されている。また、基端部のカム係合部35yは前述のパドル回転軸を33に配置されているシフトカム37(クラッチ手段;以下同様)に係合するように形成され、嵌合ボス部35zを中心にシフトカム37と係合する動作姿勢(図5におけるサブ整合板35a,35b)とカムから離れた非動作姿勢(図5におけるサブ整合板35c)に揺動する。
なお各サブ整合板35a〜35cの先端整合部35xは処理トレイ18上に搬入されたシートが規制ストッパ方向に移送される動作でサブ整合板35をトレイ外部に押出すように、処理トレイ上の搬入シートに係合するようになっている。これと共に各サブ整合板35a〜35cは、嵌合ボス部35zを中心にその自重で整合面35xが積載シート束の端面と向き合う(対向する)ようになっている。
従って、シートサイズに応じて複数配置されているサブ整合板35a〜35cは、処理トレイ上に搬入されるシートに対し適合するサイズと同一又は大きいサイズに対応するサブ整合板35は積載シート束の端面と向き合う姿勢で支持軸に吊り下げ、支持される。これに対し搬入シートより小サイズに対応するサブ整合板35はトレイに進入するシート面から押し出されてシート積載エリア外部(シート後端側)に退避する(図5における整合板35cの状態)。図5に示す符号40はシートを第2規制ストッパ(リアストッパ)25に案内するペーパガイドであり、符号24gは第1規制ストッパ(サイドストッパ)24に案内するペーパガイドである。
また、パドル回転軸33には、各サブ整合板35a〜35cをシート幅方向(図6矢印方向)にスラスト移動するシフトカム37が設けてある。このシフトカム37は、パドル回転軸33に固定された固定カム面37yと可動カム面37xで構成されている。可動カム面37xはパドル回転軸33と一体に回転するように連結(キー溝結合など)され、可動カム面37xはパドル回転軸33に軸方向に移動可能に遊嵌されたスリーブ状の円筒部カムで構成されている。この固定カム面37yと可動カム面37xは、軸方向に傾斜した面で構成され、固定カム面側の回転で可動カム面側は軸方向(スラスト方向)に所定距離(α)移動する(図8参照)。
これと共に可動カム面37xを一部に有するシフトカム37はコイルスプリング39で常時係合方向に付勢されている。コイルスプリング39の固定端は図示しない装置フレーム10に固定され、その先端部はシフトカム37をカム係合方向に弾圧にしている。
このような構成において、パドル回転軸33を図6(パドル非作動位置)の状態から所定方向(パドル作動方向;図6時計方向)に回転する。すると固定カム面37yも同方向に同一量回転し、可動カム面37xは回転することなく軸方向に所定量移動する。そして、パドル回転軸33が予め設定された作動位置(パドル押圧位置)に回転すると、パドル部材34は処理トレイ上の最上シートを押圧する。
このとき、シフトカム37は、図8(a)の状態からコイルスプリング39の力に抗して可動カム面37xは軸方向に所定量α移動する。この状態を図8に示すが同図(a)はパドル部材34が作動位置の状態を示し、同図(b)はパドル非作動位置に至る途中の状態を示す。そしてパドル回転軸33の回転で可動カム面37xは処理トレイ上に積載されたシートの端面と係合する整合位置(図8(a))からシート端面から距離を隔てて離れた待機位置(図8(b))に移動し、次いでパドル回転軸33が所定位置の方向に回転すると可動カム面37xはトレイ上に積載されたシートの端面と係合する方向に移動する。この動作は整合面35xがシート端面から離れた位置から接近する方向に移動してシート端面を叩く整合動作を実行することとなる。
以上説明したように固定カム面37yと可動カム面37xとは円筒カムで構成され、カム面は周方向に傾斜した斜裁面に形成されている。そしてパドル部材34は、処理トレイ18のシートを押圧する作動位置(図示のものはこの位置をホームポジションに設定してある)と、これからトレイ上方に退避した待機位置との間でパドルモータM4によって回転する。この回転でサブ整合板35は、トレイ上のシート端面と係合する整合位置から離れた待機位置に移動したのち、コイルスプリング39の付勢力でシート端面と係合する整合位置に復帰する動作を実行する。つまりパドル回転軸33をホームポジションから所定角度回転すると可動カム面37xは固定カム面37yから離れた位置に移動した後にシート端面と係合する整合位置に復帰する。このサブ整合板35の往復動作で処理トレイ上に積載されたシートは、積載済みシートとともに搬入シートの端面は整合面35xで処理位置に位置決めされる。
[制御構成の説明]
上述した画像形成システムの制御構成を図13のブロック図に従って説明する。図1に示す画像形成システムは、画像形成装置Aの制御部45(以下「本体制御部」という)とシート後処理装置Bの制御部50(以下「後処理制御部」という)を備えている。本体制御部45は印字制御部46と給紙制御部47と入力部48(コントロールパネル)を備えている。
そして入力部48(コントロールパネル)から「画像形成モード」と「後処理モード」の設定を行う。画像形成モードはから・モノクロ印刷、両面・片面印刷などのモード設定と、シートサイズ、シート紙質、プリントアウト部数、拡大・縮小印刷、などの画像形成条件を設定する。また「後処理モード」は、例えば「プリントアウトモード」「ステープル綴じ処理モード」「ジョグ仕分けモード」などに設定する。
また、本体制御部45は後処理制御部50に後処理モードとシート枚数、部数情報及び画像形成するシートの紙厚情報などをデータ転送する。これと同時に本体制御部45は画像形成の終了毎にジョブ終了信号を後処理制御部50に転送する。
上述の後処理モードについて説明すると、上記「プリントアウトモード(第1排紙モード)」は排紙口13からのシートを、後処理することなくスタックトレイ15に収容する。この場合にはシートをサブトレイ18(後端サポート部材19及び側端サポート部材20)に集積することなく、排紙口13から直接スタックトレイ15に搬出する。上記「ステープル綴じ処理モード(第2排紙モード)」は、排紙口13からのシートをサブトレイ18上に集積して部揃えし、このシート束を綴じ処理した後にスタックトレイ15に収容する。この場合には画像形成されるシートは原則として同一紙厚さで同一サイズのシートにオペレータによって指定される。
上記「ジョグ仕分けモード(第3排紙モード)」は、画像形成装置Aで画像形成されたシートを排紙口13からスタックトレイ15に搬出するグループと、排紙口13からサブトレイ18(後端サポート部材19及び側端サポート部材20)に部揃え集積する。このときサブトレイ18にシートを整合する際にシート側縁を所定量オフセットさせた1に前述の側縁規制ストッパ25が配置してある。
そしてこのサブトレイ18上に束集積した後に側端サポート部材20をスタックトレイ15の外部に退避させてスタックトレイ15上に落下収納する。これによって紙載面15a上には排紙口13から所定の基準(センタ基準かサイド基準)で搬出されたシートグループと、サブトレイ18で所定量オフセットして集積されたシートグループは幅方向に異なった位置に収納され部揃えグループ毎に仕分けされる。
[後処理制御部]
後処理制御部50は、画像形成制御部45で設定された後処理モードに応じて後処理装置Bを動作させる。図示の後処理制御部は制御CPU50(以下単に制御手段という)で構成されている。制御CPU50には、ROM51とRAM52が連結され、ROM51に記憶された制御プログラムとRAM52に記憶された制御データで後述する排紙動作を実行する。
このため、制御CPU50には前述した搬送モータM1と、第1シフトモータSM1と、第2シフトモータSM2と、走行モータM3と、パドルモータM4と、プッシャモータM5の各ドライバ回路(図14参照)にコマンド信号を伝達するようになっている。また、制御CPU50にはシートセンサSEとポジションセンサPsが各検出信号を受信可能に結線されている。シートセンサSEは搬入センサSe1と排紙センサSe2と、図示しないトレイ上の満杯を検出する満杯センサSEであり、それぞれ状態信号を制御手段50に送信する。
またポジションセンサPsは、後端サポート部材19のポジションセンサPs1と側端サポート部材20のポジションセンサPs2と、摩擦搬送体ポジションセンサPs3と、パドル図材35のポジションセンサPs4と、プッシャ手段37のポジションセンサPs5であり、各状態信号を制御手段に転送する。なお各駆動モータのドライバ回路は、制御手段50からのコマンド信号でモータ起動とモータ停止と速度制をPWM制御、エンコード制御などで制御する。
[サブ整合動作]
次に図14に従ってサブ整合手段35によるサブ整合動作について説明する。装置起動時のイニシャライズ動作(St01)で制御手段50は紙押さえ手段34をホームポジションに位置決めする。この動作はパドル部材34をトレイ上方から外部に退避した位置に移動する。このためパドルモータM4を所定方向に回転し(St02)、パドル部材34a、34bをトレイ上のホームポジションに移動する(St03)。このパドルモータM4の回転でパドル回転軸33に嵌合されたシフトカム37は固定カム面37yと可動カム面37xは互いに接合した状態(図8(a)参照)に位置決めされ、このときサブ整合板35はシートの側縁と係合する位置に位置する(St04)。
そこで画像形成装置Aからシートが搬入(St05)されると、搬入センサSe1がシート先端を検出する(St06)。この検出と相前後して排紙経路11の排紙ローラ14bを排紙方向に回転する。その後シート先端を排紙センサSe2が検出する(St07)と、その検出信号を基準に起動するタイマーでシート後端が排紙口13から搬出されたタイミングでシート移送手段26を待機位置から作動位置に移動する(St08)。
制御手段50は、メイン整合動作が完了する前にパドルモータM4の回転を開始し(St09)、パドル部材34a、34bをトレイ上方の退避位置に移動する。このときサブ整合板35も退避位置に移動する(St10)。この状態で制御手段50はメイン整合動作を実行する(St11)。この動作はメイン整合動作として前述した通りである。
次に制御手段50はメイン整合動作が終了(St12)した後にパドルモータM4を再起動してパドル回転軸33を回転する(St13)。するとサブ整合板35は図8(b)のシート端面から離れた退避位置からシート端面と係合する整合方向に移動を開始する(St14)。そしてサブ整合板35がシート端面と係合し、サブ整合動作を実行する(St15)。この動作でストッパ24(25)に突き当たった衝撃でリバウンドした搬入シートの位置ズレは位置修正され、また搬入シートのメイン整合動作(搬送)で連れ送りされた下層シートの位置ズレも修正される。
また、制御手段50はパドルモータM4の回転制御でサブ整合動作が終了したタイミングの後にパドル部材34a、34bが処理トレイ上の最上シートを押圧する位置に回転し(St16)、この状態で停止する(St17)。
なお、本発明にあって、サブ整合板35によるサブ整合動作を紙押さえ部材34と共通の駆動モータM4に連結する場合を説明したが、紙押さえ部材34の紙押さえ動作とサブ整合板35のサブ整合動作は異なるモータで行うことも可能である。
本発明は、画像形成装置等から送られたシートを集積にして綴じ処理などの後処理を施すためのシート集積装置に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
11 排紙経路
18 処理トレイ手段
24 第1規制ストッパ(サイドストッパ)
25 第2規制ストッパ(リアストッパ)
26 シート移送手段
33 パドル回転軸
34 シート押さえ手段(パドル部材)
35 サブ整合手段(35a〜35c)
35x 整合面
35y カム係合部
37 シフトカム
37x 可動カム面
37y 固定カム面
M4 パドルモータ

Claims (10)

  1. シートを束状に集積して後処理する処理トレイ手段を有する装置であって、
    排紙口を有する排紙経路と、
    前記排紙口の下流側に配置された処理トレイ手段と、
    前記処理トレイ手段の所定位置にシートを突き当て整合する規制ストッパと、
    前記排紙口から送られたシートを前記規制ストッパに移送するシート移送手段と、
    を備え、
    前記処理トレイ手段には、
    搬入したシートを前記シート移送手段で前記規制ストッパに整合した後に
    集積済シートを前記規制ストッパに突き当て整合するサブ整合手段が配置され、
    前記サブ整合手段は、
    前記規制ストッパと係合する端縁とは異なる反対側のシート端縁と係合する整合面を有するサブ整合板と、
    このサブ整合板をシート端縁から離れた待機位置からシート端縁と係合する作動位置に位置移動する整合駆動手段と、
    で構成され、
    前記整合駆動手段は、前記シート移送手段でシート端縁を前記規制ストッパに突き当て整合した後に前記サブ整合板を待機位置から作動位置に移動することを特徴とするシート集積装置。
  2. 前記排紙口の下流側には段差を形成してシートを収納するスタックトレイが配置され、
    前記処理トレイ手段は、
    前記排紙口とスタックトレイとの間に配置されシートを一時的に支持するサポート部材で構成され、
    このサポート部材は、
    前記排紙口から送られたシートの後端部を支持する後端サポート部材と、
    シートの側端部を支持する側端サポート部材と、
    で構成され、
    前記後端サポート部材と側端サポート部材とは、それぞれ前記スタックトレイの上方に進退可能に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシート集積装置。
  3. 前記規制ストッパは、
    シートコーナを挟んで隣接するシート端縁と係合する第1、第2のストッパ部材で構成され、
    前記サブ整合板の整合面は、前記前記第1又は第2のストッパ部材に係合するシート端縁の反対側に位置するシート端縁と係合するように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート集積装置。
  4. 前記シート移送手段は、
    前記排紙口から送られたシートを排紙反対方向に後退移動させる摩擦搬送体で構成され、
    この摩擦搬送体は、
    シートと係合して回転移動する摩擦回転体か、又はシートと係合してスライド移動する摩擦走行体、
    で構成され、
    前記摩擦搬送体は、
    前記排紙口からのシート排紙方向と交差する方向で排紙反対方向にシートを移送して
    前記規制ストッパにシート端縁を突き当て整合することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のシート集積装置。
  5. 前記サブ整合板は、異なるサイズのシート端縁と対応する位置に複数配置され、
    各サブ整合板は、独立して処理トレイ手段上に積載されたシートの端面と係合する位置と、これから退避した待機位置との間で移動可能に配置され、
    ていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のシート集積装置。
  6. 前記処理トレイ手段には、
    積載された最上シートを押圧する紙押さえ部材と、
    この紙押さえ部材を処理トレイ手段上の最上シートと係合する押圧姿勢と、シートから退避した待機姿勢との間で移動する紙押え駆動手段と、
    が配置され、
    前記サブ整合手段の整合駆動手段は、前記紙押え駆動手段と共通の駆動モータに連結されていることを特徴とする請求項1に記載のシート整合装置。
  7. 前記紙押さえ部材は、
    駆動モータと、
    この駆動モータに連結された伝動回転軸と、
    この伝動回転軸に固定された弾性部材と、
    で構成され、
    前記サブ整合板は、
    前記伝動回転軸にクラッチ手段を介して連結され、
    前記整合面が待機位置と作動位置との間で往復動する少なくとも1方向の駆動を前記伝動回転軸から伝達されていることを特徴とする請求項6に記載のシート整合装置。
  8. 前記クラッチ手段は、
    前記伝動回転軸の回転を前記サブ整合板に軸方向の変位運動として伝達するカム機構で構成され、
    前記サブ整合板は、待機位置と作動位置との間で前記カム機構と付勢スプリングで往復動することを特徴とする請求項7に記載のシート整合装置。
  9. 排紙口から送られたシートを処理トレイ手段上に部揃え集積して綴じ処理する装置であって、
    排紙経路の排紙口から送られたシートを部揃え集積する集積装置と、
    前記集積装置の処理トレイ手段に配置された綴じ処理装置と、
    から構成され、
    前記集積装置は請求項1から8のいずれか1項に記載のシート整合装置であることを特徴とする後処理装置。
  10. シート上に画像形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置から送られたシートを部揃え集積して綴じ処理する後処理装置と、
    から構成され、
    前記画像形成装置は請求項9に記載の画像形成装置であることを特徴とする画像形成システム。
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