JP4167939B2 - シート集積装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機、プリンター、フアクシミリー、印刷装置などの画像形成装置から排出されたシートを1時スタックトレイに収容し、パンチ、捺印、ステップルなどの後処理を施し、この後処理後のシートを1枚づつ或いは束状に順次積載して収容するシート集積装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
[特許文献1] 特開2002−60118号公報
[特許文献2] 特開2002−179322号公報
一般に複写機、プリンター、ファクシミリ、事務用印刷機などの画像形成装置は画像形成後のシートをスタッカーに積載収納している。最近、これ等の画像形成装置に画像形成したシートを束状に綴じ合わせるステップル、或いはシートに穴明けパンチや捺印スタンプなどの後処理装置を付設し、用途に応じてこれ等の処理を施す後処理装置(フィニッシャー)が広く使用されている。
【0003】
このような後処理装置においては後処理を施す為に画像形成装置からのシートを一時的にトレイ上に収容し、後処理後のシートを排出スタッカーに搬送する必要がある。そして、このシートを一時的にスタックするトレイにはシートを後処理の為に所定の位置に整然と並べる整合手段と後処理後のシート(1枚若しくは束)を排紙トレイに移送する搬出手段が装備されている。通常この整合手段はシート側縁を押圧して基準位置に幅寄せする左右一対の整合板が用いられ、シートのセンター基準の場合はセンターを中心に左右の整合板が移動し、片側サイド基準の場合は一方の整合板(部材)は固定され、他方の整合板が移動するように構成されている。また搬送手段の構成は、一時スタッカー上に一対のローラ或いはベルトを回転自在に設けるか若しくはシート後端を押し出すシート押出部材がトレイ上に移動往復自在に設ける方法が採られている。特にシートを束状にステップルして排出する場合、多くはこのシート押出部材による方法が採用されている。
【0004】
かかるシート押出部材の構成は、前掲特許文献1および2によって知られているように平坦なトレイ上にシートを積載し、このシートを側部から整合板で叩きながら整列させ、後処理(文献のものはステップル綴じ)した後のシートを押出部材(突起片)でトレイ上を移動させ排出スタッカーに落下収納する構造になっている。一方、前掲文献以外にもシートを整合する際、シートがカールなどの影響で湾曲して乱れるのを防ぐために整合する方向と直交する方向にトレイを湾曲させてシートの腰で整合することが知られ、またシートを搬出する際に搬送方向と直交する方向にシートを強制的に湾曲させシートの搬出を確実に行わせることも知られ、ている。前者はトレイ自体を湾曲して構成し、後者はリブなどの突起状ガイドをトレイに設ける手段が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが本発明の前提とするシートを一時的にスタックするトレイではシートを整合する方向とシートを搬出する方向が直交する為に次の問題が起こる。つまりカールしたシート或いは薄いシートを正しく整合するためトレイ自体を湾曲させるとシート搬出時にシートが屈曲して搬送不良や後端残りの原因となり、逆にシートを確実に搬出させる為にトレイにリブなどの突出片を設けるとシートの整合時にシートの屈曲を招き正しく整合できないこととなる。従って、画像形成の過程でカールしたシートや薄いシートを扱う場合であっても一時スタックトレイは平坦に構成され、同時にこのトレイからシートは平坦な姿勢で排出されることが余儀なくされ、シートの整合や排出に問題を残している。
【0006】
そこで本発明はシートを一時的にスタックするトレイから確実に搬出することが出来、同時にシート整合に悪影響を及ぼすことがなく、以てシートの整合と排出を確実に行なうことが可能なシート集積装置の提供をその主な課題としている。
更に本発明はかかる装置を小型かつ簡単な構造で安価に提供することもその課題としている。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
本発明は上記課題を解決するため、シートに後処理を施す為の支持トレイとこのトレイからのシートを積載収容する排紙スタッカーとを連続した位置に配置し、支持トレイにシート側縁を整合する整合手段とシートを排紙スタッカーに搬送するシート排出手段とを配置した装置構成において、上記支持トレイから排紙スタッカーにシートを搬送する経路に搬送直交方向にシートを撓ませるシート突き出し部材を上記経路上に突出した突出位置と待避した位置との間で移動自在に設けてシート整合時には退避位置にシート搬送時には突出位置に位置させるようにしたものである。これによってシート整合時には平坦或いは整合に好適な形状に湾曲させた支持トレイでシートを整合し、シートの搬送時にはシート突き出し部材がシートを搬送直交方向に湾曲させシートのコシで確実に排紙スタッカーに搬出することが可能となる。
【0013】
次に請求項およびの発明は、順次送られるシートを載置する支持トレイと、この支持トレイ上のシート側縁を押圧して所定位置に整合する整合手段と、上記支持トレイに連なって配置されこの支持トレイからのシートを収納する排紙スタッカーと、上記支持トレイ上のシートを上記排紙スタッカーに搬送するシート排出手段と、上記支持トレイ上に載置されたシートに搬送直交方向の撓みを形成するよう上記支持トレイの上方に突出した突出位置と上記排紙スタッカー上の最上シートと係合するシート押圧位置との間で移動自在のシート押出し部材と、このシート押出し部材を突出位置とシート押圧位置との間で移動する駆動手段を備えたもので、これにより前述の課題を達成することが出来る。特にこのシート押出し部材は支持トレイから排紙スタッカーにシートを搬送するときは突出位置でシートを撓ませて確実に排紙スタッカー上に搬出すると共に、シートがこのスタッカーに積載された後はこの最上シートを押圧して次のシートの搬入の際のシートの反り返りによる弊害を防止することが可能となる。従ってシートの搬出と次シートの搬入を簡単な構造で確実に行うことができる。
【0014】
請求項の発明は、シート押し出し部材を、前記支持トレイのシート搬出方向と直交するシート幅方向の一個所若しくは数個所でシートと係合する形状に構成したもので、これによりシートを搬送直交方向に撓ませ確実に排紙スタッカーに到達させることが可能となる。
【0015】
請求項の発明は、シート排出手段とシート押出し部材とをそれぞれシート搬出方向と直交するシート幅方向の2個所でシートと係合する形状に構成したものであり、これによりシートに偏りを生ずることなく搬送することができる。
【0016】
請求項の発明は、シート排出手段とシート押出し部材とを同一の駆動手段に連結すると共にこの駆動手段とシート押出し部材とを遅延伝動機構を介して連結したもので、これにより駆動モータ、電動機構など駆動装置の小型化をもたらすことが可能である。
【0017】
請求項の発明は、シート上に画像を形成する印刷手段と、この印刷手段からのシートを上記集積装置に搬出するシート搬送手段とを備えたもので、これにより画像の形成から後処理と排紙収納までを連続して行うことが出来る。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下図示の実施形態に基づいて本発明を説明する。
図2は本発明を実施した画像形成装置の全体図を、図1はその要部の説明図を示している。図2において画像形成装置は、画像形成ユニット100と後処理ユニット200及び画像読取ユニット300と原稿送りユニット350とで構成され、それぞれが独立したケーシング内に組み込まれたユニット構造になっている。この各ユニットを組み合わせることによって種々の用途に供することが出来るようにしてある。そして図示のものは、画像形成ユニット100の上部に後処理ユニット200が据付けられ、その後処理ユニット200の上部に画像読取ユニット300とこれに取り付けた原稿送りユニット350が据付けられている。これは装置の設置スペースを小さくするため各ユニットを順次積み上げて画像形成装置を構成するようにしたものである。
【0019】
まず、画像形成ユニット100は例えばコンピュータと連結してその出力用プリンターとして用いられるか或いは後述の画像読取ユニット300と連結して複写機として用いられるように次の構造を備えている。ケーシング101内には給紙カセット110と印刷手段140と定着手段150と、順次この順に用紙を搬送する搬送経路130、排紙経路160が組込んである。上記給紙カセット110は図示しないが ケーシング101に装着及び離脱可能に組込まれ内部に所定の用紙(シート)が収納出来るようになっている。そしてこの給紙カセット110は装置内に装着された状態でその最上紙と係合する位置に給紙ローラ120が図2反時計方向に回転するよう設けられ、同時に給紙カセットには図示しないコーナ爪が設けられている。従って上記給紙ローラ120を回転させると最上紙のみが分離されて搬送経路130側に繰出されるようになっている。
【0020】
搬送経路130には搬送ローラ131とレジストローラ132が設けられている。そこで搬送経路130に導かれた用紙は搬送ローラ131でレジストローラ対132まで送られ待機する。レジストローラ132の下流側には印刷手段140が設けられる。この印刷手段としては種々のものが知られ、例えばインクジェット印刷方式や熱転写印刷方法、或いはオフセット印刷方式などが採用可能である。図示のものは静電印刷方式を採用した場合を示している。図示141は静電ドラム(感光体)で、その周囲には静電ドラム上に潜像を形成するレーザービーム発信器と、トナーインクを付着する現像器と、用紙にインクを転写する帯電器が配置されている。
【0021】
そこでコンピュータなどから送られる画像信号に応じてレーザ発信器で上記静電ドラム上に潜像を形成し、この潜像上に現像器でトナーインクを付着させ、上記レジストローラ対132位置に待機する用紙を繰り出して順次用紙上にトナーインクを転写する。図示150は定着手段で互いに圧接した加熱ローラで構成され、用紙上のトナーインクを定着させながら排紙経路160に送る。
【0022】
この排紙経路160先端の排紙口161には排紙ローラ190、191と排紙スタッカー192が設けてあり、用紙を排紙ローラ190、191で排紙スタッカー192上に集積するようになっている。従って給紙カセット110からの用紙(シート)は印刷手段140で所定の印刷が施され定着手段150で定着された後、排紙口161から排紙スタッカー192上に積み重ねられて収納されることとなる。
【0023】
そこで前記排紙経路160には上記排紙口161に向かう経路から分岐して後述する後処理ユニット200に用紙を導く連結経路162が設けてあり、切換ゲート170で用紙を排紙口161に向けるか連結経路162に向けるか選択できるようになっている。つまり切換ゲート170は図2の状態から反時計方向に所定角回転し排紙口161に向かう経路を遮閉すると同時に連結経路162側に用紙を給送するように切換ゲート170にはソレノイドから成る駆動手段(図示せず)が設けてある。
【0024】
「後処理ユニット」
後処理ユニット200は、前記画像形成ユニット100から順次排出された用紙(シート)を一時的に保持する支持トレイ203と、この支持トレイに支持された用紙を所定部数毎に束ねる紙綴じステップル、用紙の所定位置に穴明けするパンチ、用紙に捺印するスタンプなどの後処理手段(図示せず)と、この後処理した後の用紙を収納する集積スタッカー(排紙スタッカー;以下同様)202とをケーシング201に内蔵して構成されている。そして、画像形成ユニット100の連結経路162と連なる搬入経路207の排紙口204には排紙ローラ205a、205bとが用紙をニップして図2右側に搬出するよう配置され、その下方に前記用紙を一時的に保持する支持トレイ203が配置され、更に支持トレイ203の下方に集積スタッカー202がそれぞれ段差を形成するように配置されている。
【0025】
従って画像形成ユニット100で画像形成されたシートは連結経路162から後処理ユニット200の搬入経路207に導かれ、排紙口204から支持トレイ203に収容され、この支持トレイ203で後処理された用紙は集積スタッカー202に収納されることとなる。後処理ユニット200の詳細は後述する。
【0026】
「画像読取ユニット」
図示の画像形成装置は後処理ユニット200の上方に画像読取ユニット300が原稿送りユニット350と共に取付けてある。画像読取ユニット300は、ケーシング301内に原稿をセットするプラテン302と、このプラテン302に沿って往復動自在のキャリッジ303と、このキャリッジ303に搭載された光源304、ミラー305、及びレンズ306、光電変換素子307が組込んである。上記キャリッジ303は、ケーシング301に固定したガイドレール310(図2参照)に保持され、一対のプーリ間に掛け渡されたエンドレスベルト308に連結されている。そしてキャリッジ303は上記プーリに連結した駆動モータ309によって図3左右方向に移動自在に構成され、図示の駆動モータ309はパルスモータ、上記エンドレスベルト308は歯付きタイミングベルトでキャリッジ303の位置制御が出来るようになっている。尚図3に示すキャリッジ303は鎖線位置がホームポジションに設定されている。
【0027】
従ってプラテン302上にセットされた原稿は読取開始信号を得てキャリッジ303がホームポジションから図3右側に移動し、その移動の過程で光源からの光は原稿面に反射してミラー305に至り、レンズ306を介して光電変換素子307上に結像されて電気的信号に変換され出力される。図示の光電変換素子307はCCD(チャージカップルディバイス)で原稿からの反射光で蓄積した電荷を所定のクロックで外部に放出し、この電気信号を画像データとして前記画像形成ユニット100或いは外部のコンピュータなどに送ることとなる。
【0028】
「原稿送りユニット」
この画像読取ユニット300には、原稿送りユニット350がアタッチメントとして取付けてある。この原稿送りユニット350は原稿の給紙トレイ351と、このトレイ上の原稿を一枚づつ分離して給送する給紙ローラ352と、この給紙ローラ352からの原稿を前記画像読取ユニット300のプラテン302に導く給紙経路353と、この給紙経路353からの原稿を収納する排紙トレイ354とから構成されている。
【0029】
図示355は給紙経路353のプラテン302に対向する部位に(読取位置)に設けられたバックアッププレートであり、読取位置で原稿を背面側から支持して画像の乱れを防止する為のものである。図示356は給紙経路353に設けられた搬送ローラ対であり、図示357は排紙ローラ対でそれぞれ駆動モータに連結されている。従って給紙トレイ351上に原稿をセットし、スタート信号を送ればこのトレイ上の原稿は順次給紙経路353の読取位置に送られる。そこで画像読取ユニット300のキャリッジ303は図3実線位置に静止した状態に置きこの所定速度で送られる原稿を順次光学的に読取る。読取った後の原稿は排紙ローラ357を介して排紙トレイ354上に収納する。
【0030】
「後処理ユニットの構造」
前述の後処理ユニット200について詳細に説明すると、画像形成ユニット100で画像形成されたシートは該ユニット100の連結経路162から後処理ユニット200の搬入経路207に導かれる。搬入経路207の排紙口204にはその下方にシートを一時的に保持する支持トレイ203が配置され、この支持トレイ203の更に下方に集積スタッカー202が配置され、排紙口204からシートを支持トレイ203に、次いで集積スタッカー202に搬送するように構成されている。
【0031】
図示の支持トレイ203と集積スタッカー202はシートを載置するに十分な形状のトレイで構成され、シート搬出方向先端側が高くなるように傾斜して配置され、後端側にはシートの端面を規制するストッパー壁203aと202aがそれぞれ設けてある。従って排紙口204からのシートはまず支持トレイ203に沿って搬出されストッパー壁203aに規制されて順次積み上げられる。次いでこのシートは後処理が施された後、集積スタッカー202上に搬出され上記ストッパー壁202aに規制されて積み上げられることとなる。
【0032】
尚、上記支持トレイ203の形状はシートの搬出方向(図1左右方向)をシートの長さより大きく(長く)形成しても良いが図示のものは小さく(短く)してあり、これにより装置の小型化を図っている。従って全てのシート若しくは少なくとも最長サイズのシートはその後端側を支持トレイ203で、先端側を集積スタッカー202でブリッジ状に支持されることとなる。
【0033】
そこで、前記排紙口204にはシートをニップして搬出する一対の排紙ローラ205a、205bと、この排紙ローラからのシートを支持トレイ203上に導く排紙ベルト206が設けられている。排紙ローラ205a、bは通常のゴム或いは合成樹脂のローラで形成され装置フレームに取り付けられた回転軸210a、210bの互いに圧接する位置に取り付けられている。排紙ベルト206は表面に突起条が形成されたゴム製のエンドレスベルト所謂キャタピラベルトで一対のプーリ212、213間に掛け渡されている。そして一方のプーリ212は前記回転軸210bに固定され、他方のプーリ213はこの回転軸210bに回動自在に取り付けたブラケット214に支持されている。従って、排紙ベルト206はプーリ212側を中心にプーリ213側が図1上下方向に揺動自在となり、プーリ213側は支持トレイ203上の積載シートに接しながらその積載量に応じて昇降することとなる。
【0034】
そして上記回転軸210bには後述する駆動モータが連結され、排紙ローラ205b及び排紙ベルト206を図1において時計方向に回転するようになっている。この排紙ローラ205bと圧接する排紙ローラ205aは従動ローラで構成されている。また排紙口204にはパドル215が図4に示す位置に設けてあり、このパドル215は軟質ゴムの板状片で形成され装置フレームに取り付けた回転軸216に固定されている。そこでこの回転軸216は支持トレイ203上のシートをストッパー壁203a側に向けて移動させるように回転制御され、その詳細は後述する。
【0035】
また、前記支持トレイ203には積載したシートを幅寄せする整合部材219が図1表裏方向(シートの搬送方向と直交する方向)に移動自在に設けられている。この整合部材219は支持トレイ203上にシートの側縁と係合してシートを搬送直交方向に移動するよう板状部材を往復動自在に取付け、この板状部材に支持トレイ203の背面側に配置したラックを連結し、このラックに正逆転モータに連結したピニオンを噛合して往復動するように構成されている。
【0036】
また支持トレイ203には積載したシートに後処理を施す後処理手段(不図示)が配置され、図示のものは支持トレイ203上に載置したシート束を綴じるステップル機構を示している。このステップル機構は図示しないが線状の連結した針を内蔵し、この針をコ字状に折曲げるフォーマーと、コ字状に折曲げた針をシートに挿入するドライバーとを駆動モータで勢い良く移動させてシート束に打ち込み、シートの反対側(裏面側)に設けた針先端を折曲げるアンビルでステップル綴じを実行する構成になっている。この他後処理手段としてはシートに穴明けするパンチ機構或いはシートに捺印処理を施すスタンプ機構などが上記ステップル機構に代え或いはステップル機構と共に支持トレイ203上に配置することが可能であり、その機構は既に種々のものが知られている。更に支持トレイ203には後処理を施したシートを集積トレイ202に搬出するシート押出部材217が設けられている。
【0037】
図示のシート押出部材217は支持トレイ203に図1左右方向に形成した2つの長溝に突起状のシート押出片217嵌合して支持トレイ203上に移動自在に設けられている。このシート押出片217はシート束の後端縁と当接してこれを押出すシート当接面217aとこの当接面217aと連結し、シート上層面と当接するシート押え面217bとを有する形状に構成されている。シート押出部材217は支持トレイ203の背面側に設けた移送ベルト218に固定され、この移送ベルト218は支持トレイ203の背面側に取付けたプーリ220a、220b間に張設されたエンドレスベルトで構成されている。この移送ベルトの駆動については後述する。
【0038】
図示221aは搬入経路207に設けたシートの先端と後端を検出するセンサーレバーであり、図示221はこのセンサーレバーの動作を電気的に検出するセンサーである。またシートの集積スタッカー202には最上シートを押圧するシート押え223が設けられている。このシート押え223は集積スタッカー上に積載したシートがカール或いはステップル綴じなどで部分的に盛り上がり荷崩れ現象や、満杯検知センサーの誤動作をひき起す為、最上シートを常に押圧する。
【0039】
図示224(図6参照)は押圧力をシート押え223に付与する付勢スプリングで図6(a)時計方向にシート押えを付勢している。このシート押え223は支持トレイ203からシートが送られてくるときは積載シート上から退避する必要があり、この為図示のシート押え223はレバー状部材の基端部を軸225に回転自在に軸承し、図6(a)の押圧位置と同図(d)の退避位置との間で揺動するようになっている。このシート押え223にはカムフォロアーピン226が一体に設けてあり、このカムフォロアーピン226にカム227が係合してあり、カム227の回転(図6反時計方向)によって付勢スプリング224に抗してシート押え223を押圧位置から退避位置に移動するようになっている。カム227の駆動については後述する。
【0040】
また集積スタッカー202には積載されたシートの最上位置を検出する満杯検知レバー222が設けてあり、図示のものはアーム状のレバー222を支持トレイ203の上方から集積スタッカー202上に垂下してあり、図示228はこのレバーの動きを検出するセンサーである。このように満杯検知レバー222を支持トレイ203の上方から集積スタッカー202上に垂下させたのは集積スタッカー上のシートの出来るだけ中央寄りの位置でシート量を検出することにより、シート端縁がステップル綴じなどの後処理で膨らんだ場合でも適正に積載量を検出できる為である。これに伴って、満杯検知レバー222は排紙口204から支持トレイ203上に搬出される際にはその移送経路から退避する必要があり、図示のものは満杯検知レバー222の基端部を軸229で回動自在に支持し、この基端部にカムフォロアー230が一体に設けてある。
【0041】
このカムフォロアー230には前述のパドル215を取付けた回転軸216に固定したカム231が係合するようになっている。そこで、前記排紙ローラ205a、205b、排紙ベルト206、パドル215、シート押出部材217およびシート押え223、満杯検知レバー222の駆動および制御について説明する。図5に示すように正逆転可能な駆動モータMの回動は伝動ベルトおよび歯車を介して排紙ローラ205bと排紙ベルト206を取付けた回転軸210に回転を伝達するようになっている。この回転軸210とこれに取付けた伝動歯車との間にはワンウェイクラッチ246が内蔵してあり、正逆転する駆動モータMの回転を一方向図示矢印方向にのみ伝えるようになっている。
【0042】
駆動モータMは伝動歯車列232を介してパドル215を取付けた回転軸216に伝動するようになっているが、図示中間軸236に取付けた歯車234と、これと噛合する回転軸216の歯車235とは間欠的に駆動伝達されるようになっている。つまり歯車235は扇形ギアーで構成されその外周の一部では歯車234と非係合状態となる。
【0043】
またこの扇形ギアーから成る歯車235は常時一方向に回転するように付勢スプリング237が装置フレームとの間に架け渡してあり、この付勢スプリング237による回転を阻止するように回転軸216にはラッチホイール238とこのホイールに係合するソレノイド239が装備してある。そこでソレノイド239に通電してアクチュエータをラッチホイール238から切り離すと回転軸216は付勢スプリング237で回転し歯車235は駆動モータMに連結した歯車234と噛合し、回転力が付与される。
【0044】
この状態でソレノイド239への通電を絶つとアクチュエータはラッチホイール238の外周に当接して滑りながら回転軸216は一回転し歯車234と歯車235の噛合が解かれ、付勢スプリング237によって回転軸216は係止される。この回転軸216にはパドル215と前記満杯検知レバー222を退避させるカム231が取付けられている。従って駆動モータMを回転した状態で搬入経路207に進入したシートはその先端をセンサーレバー221で検出され、排紙ローラ205a、205bおよび排紙ベルト206で排紙口204から搬出される。このセンサー221からの信号で所定時間後にソレノイド239に通電して回転軸216を回転させる。
【0045】
するとカム231が図1時間方向に回転しカムフォロアー230を反時計方向に回転させこれと一体に形成した満杯検知レバー222も回転軸216を中心に支持トレイ203上方に退避する。回転軸216の回転に伴ってこれに取付けたパドル215も図1時計方向に回転し支持トレイ203上に進入したシート後端をストッパー壁203a側に送ることとなる。一方前記搬送モータMには電磁クラッチ240を介して前記移送ベルト218のプーリ220を取付けた回転軸241に歯車伝動されている。
【0046】
この移送ベルト218にはシート押出部材217が取付けてあり、電磁クラッチ240を結合状態にすると駆動モータMの回動が回転軸241に伝わりシート押出部材217を図5右側に移動し、駆動モータMの回転を逆転するとシート押出部材217は図5左側に移動するようになっている。上記回転軸241には歯車列242を介して前記シート押え223のカム227が連結され、このカム227は回転軸241の回転に伴なって図6(a)(b)(c)(d)の順にシート押え223をシート押圧位置から退避位置に移動させるようになっている。
【0047】
この段階で駆動モータMを逆回転させるとパドル215の回転軸216は歯車234と歯車235とが非係合状態で回転が伝達されず、排紙ローラ205a、205b及び排紙ベルト206もワンウェイクラッチ246が空転して、回転が伝達されない。一方回転軸241には逆方向の回転力が付与されて、移送ベルト218とシート押え223は図6(d)、(c)、(b)、(a)の順に復帰するようになっている。
【0048】
そこでシート押出部材217の構成について説明すると、このシート押出部材217は前述のようにシート当接面217aとシート押え面217bとを有する突起部材で形成され移送ベルト218に固定され、支持トレイ203上を往復動するように構成されているが図示のものは特に以下の構成を備えている。
【0049】
まずシート押出部材217は支持トレイ203のストッパー壁203aから若干外側に退避した待機ポジション(図6(a)の位置)に静止するように設定され、この位置でシート押出部材217を検出するリミットセンサー(図示せず)が設けられている。図示のものはこのシート押出部材217とは別にストッパー壁203aを設けて支持トレイ203上のシート後端縁を規制するようにしているがこのシート押出部材217で直接支持トレイ203上のシート後端を規制するようにしても良い。このシート押出部材217は図示しない後処理手段からの処理終了信号で前記電磁クラッチ240が連結され駆動モータMの駆動力が回転軸241に伝わるようになっている。回転軸241の回転に伴って移送ベルト218がシート押出部材217を図6(a)の状態から図6(d)の状態である搬出ポジションに移動し、この過程で支持トレイ203上のシートは集積スタッカー202上に収容される。
【0050】
このシート押出部材217の先端は搬出ポジションで集積スタッカー202上の最上シートを押圧する位置関係に設定してある。従って集積スタッカー202上にシートを収容する際は前記シート押え223は図6(d)の状態に退避するがこれに代ってシート押出部材217の先端が積載されたシートを押え荷崩れ状態をひき起すことがない。
【0051】
上述のシート後処理ユニット200のシート集積装置に本発明を採用した形態を以下説明する。前記支持トレイ203にはこのトレイ上に載置されたシートを排紙スタッカー(前述の集積スタッカー;以下同様)202に搬出するシート排出手段と、このトレイ上の載置シートを整合する整合手段と、この支持トレイ上のシートを撓ませるシート突き出し部材がそれぞれ装備される。
【0052】
支持トレイ203は前述のようにシートの全体(全長)若しくはその一部を支持する板状材で形成され通常は扁平形状に形成される。この支持トレイ203上のシートを搬出するシート排出手段は図示のものは前述のシート押出部材217で構成してある。このシート排出手段は図示のように支持トレイ203に搬送方向にスリット溝を設け、トレイの背面側(シート載置面の反対側)から突起状のシート押出部材217を突出させ、このシート押出部材217の基端部をエンドレスベルト(移送ベルト)218に固定し、このエンドレスベルトを駆動手段(図示のものは駆動モータM)で旋回させることによって構成すれば良い。この他シート排出手段は支持トレイ203を挟んで一対のローラ或いは搬送ベルトで載置シートをニップして排紙スタッカー202に搬出するように構成しても良い。また支持トレイ203上のシートをパドル(弾性部材の羽根状回転体)で掻き出すようにしてシート排出手段を構成することも可能である。
【0053】
前記整合部材(以下整合手段と云う)219は図1及び図3に示すように支持トレイ203に載置されるシートの側縁(搬送直交方向)と係合する板状部材で構成される。この整合手段219はシート側縁の左右に一対設けられシートをセンター基準で整合するときは左右それぞれが同一量づつ移動してシートを所定位置に整合するよう構成され、シートをサイド基準(片側基準)で整合するときは左右の一方は固定された壁面で、他方は移動自在に構成される。図示のものはサイド基準で支持トレイ203上のシートの少なくとも中央部側縁と当接する板状の可動整合板219と、図示しないが支持トレイ203と一体に形成された基準壁とで整合手段を構成している。この可動整合板219は支持トレイ203の背面側(シート載置面の反対側)にラック歯車が一体に備えてあり、このラックに噛合するピニオンが正逆転可能なパルスモータに連結してある。従ってこのパルスモータを正逆転させれば可動整合板219は所定量往復動し、支持トレイ203上の載置シートを固定した基準壁に幅寄せすることとなる。尚このパルスモータは前述の搬入経路207のセンサーレバー221でシートの先端若しくは後端を検出したタイミング信号から所定時間(シートが支持トレイ上に載置された後)後に動作するようになっている。
【0054】
前記シート突き出し部材223は支持トレイ203の上方に突出した位置と該支持トレイ203のシート載置面と同一面若しくはこれから離れた退避位置との間で移動自在に設けられる。そしてこのシート突き出し部材223は支持トレイ203上に載置されたシートを搬送直交方向に湾曲させるようにシートの幅方向(搬送直交方向)に一ヶ所若しくは複数個所に設けられる。図示のものはこのシート突き出し部材223を排紙スタッカー202上のシート押え部材(前述のシート押え;以下同様)と兼用してある。このようにシート突き出し部材は独立した機能部品として支持トレイ203に装備しても或いは図示のようにシート押え部材と兼用してもその他の機能部品と兼用しても良い。図示のシート押え部材223についてシート突き出し部材の構成を説明すると、排紙スタッカー202の上方にシート押え部材223が軸225を中心に揺動自在に設けてある。図示のシート押え部材223は図4に示すようにシート幅方向二ヶ所にアーム状の部材で構成してあり、その位置及び形状はこの部材によってシートを波状に湾曲させる最適値に設定されている。このアーム状のシート押え部材223は付勢スプリング224で常に先端押圧部223aが排紙スタッカー202上のシートを押えるように付勢されている。またシート押え部材223にはカムフォロアーピン226が一体に設けられ、カム227と係合するようになっている。カム227は図6に示すように回転軸227aに取付けられ、回転軸227aの回転でシート押え部材223を付勢スプリング224に抗して排紙スタッカー202上方に移動するようになっている。つまりこのシート押え部材223は図6(a)(b)の支持トレイ203の下方に退避した位置と図6(c)(d)の支持トレイ203上方に突出した位置との間で図6(a)(b)(c)(d)の順にカム227によって移動するように構成されている。
【0055】
次に上述の構成の作用を説明する。画像形成ユニット100からのシートは後処理ユニット200の搬入経路207に至り、排紙口204に搬送される。この過程でシート先端がセンサーレバー221aを作動してセンサー221でこれを検出することによってシート先端の到達タイミングを検知し後続の動作を制御するようになっている。この時前述の駆動モータMは、画像作成ユニット100からのタイミング信号で排紙ローラ205bおよび排紙ベルト206をシート排出方向に回転するように制御されている。この排紙ローラ205bおよび排紙ベルト206の回転に伴ってシートは図1右側に移送され、その先端は支持トレイ203に沿って移動する。前記センサーレバー221がシートの後端(通過)を検出すると、そのタイミングから所定時間後に前記ソレノイド239が作動され、前記回転軸216のラッチホイール238との係合が解かれ、回転軸216は付勢スプリング237で所定量回転される。するとこの回転軸216に取付けられた歯車235は駆動モータMに連結された歯車234と噛合し駆動モータMの回転が回転軸216に伝動され、これに取付けたパドル215は図1時計方向に回転する。このパドル215先端は支持トレイ203上のシートと接して図1左側にシートを移動するがそのタイミングはシート後端が排紙ベルト206から完全に支持トレイ203上に搬出された後にシートと接するよう前記ソレノイド239の作動時期は設定されている。
【0056】
この回転軸216の回転と同時にこれに取付けられたカム231がカムフォロアー230と係合して満杯検知レバー222を図1反時計方向に揺動させるがそのタイミングはシート先端が支持トレイ203上に進入し満杯検知レバー222と衝突する前に該レバーが支持トレイ203上から上方に退避するようになっている。つまり、センサーレバー221aがシート先端を検出したタイミングからこのシート先端が満杯検知レバー222到達する前に回転軸216のカム231が該検知レバー222を支持トレイ203上方に退避させる所定時間後に前記ソレノイド239が作動される。そして回転軸216のパドル215は使用する最大サイズのシートの後端が支持トレイ203上に搬出された後該トレイ203上のシートと当接し、このシートを図1左方向に移動するような位置関係になっている。パドル215で移動されたシートはその後端が排紙ベルト206と支持トレイ203との間に進入しこの排紙ベルト206の回転によってストッパー壁203に突き当たって停止する。このように排紙口204からのシートが支持トレイ203上に積載されると整合手段219が図1表裏方向(シートの搬送方向と直交する方向)に所定量移動してシート側縁を幅寄せ整合する。このときシートは支持トレイ203の載置面に倣って所定の位置に位置決めされる。
順次このような動作を繰り返してシートを支持トレイ203上に積み重ねる。所定のシートの積み重ねが終了すると画像作成ユニット100からのエンド信号若しくは前記センサーレバー221aに所定時間以上次シートが到達しないことから判別して図示しない後処理手段から処理終了の信号若しくは処理が終了する所定の時間の後前記駆動モータMに連結した電磁クラッチ240を作動し駆動モータMの回転を回転軸241に伝達する。するとこの回転軸241に取付けたプーリ220aの回転で移送ベルト218が図1時計方向に回転しシート押出部材217が図1の待機ポジションから同図右側に移動する。
【0057】
シート押出部材217の移動に伴って支持トレイ203上の後処理されたシートは徐々に排紙スタッカー202側に押し出されるように移動する。この時回転軸241に歯車列242で連結されたカム227がカムフォロアーピン226と係合してシート押え部材223を軸225を中心に図1反時計方向に揺動させシート押え部材223は排紙スタッカー202上から退避する。
【0058】
このシート押え部材223の排紙スタッカー202上からの退避と前後して前記シート押出部材217が支持トレイ203上のシートを排紙スタッカー202上に押し出し、該シート押出部材217の先端は排紙スタッカー202に収納されたシートの最上面を下方に押圧する。
【0059】
かかる動作を図6(a)(b)(c)(d)に従って説明すると、待機ポジションに位置するシート押出部材217は同図(a)の状態で前記電磁クラッチ240が作動され回転軸241が回転すると同図(b)の位置に移動する。同時に回転軸241と歯車列242を介して連結した回転軸227aも同期して回転する。
【0060】
この図(b)の状態で回転軸227aのカム227がカムフォロアーピン226と係合してシート押え部材223を排紙スタッカー202の上方に退避させる。更に回転軸241の回転に伴ってシート押え部材223は図6(c)(d)の支持トレイ203上方に突出する位置に退避し搬出されるシートを搬出方向と直交する方向に湾曲させる。このシートの搬送直交方向への湾曲によってシート押出部材217の搬送力がシートに伝達されシートは勢いよく排紙スタッカー202側に放出される。
【0061】
シート押出部材217が図6(d)の搬出ポジションに位置すると該押出部材217の先端はシート押え部材223に代わって排紙スタッカー202上のシートを下方に押圧し積載されたシートを保持する。また前記シート押出部材217には待機ポジションにリミットスイッチが設けてあり、このポジションからの移動に伴って駆動モータMの制御パルスが所定のパルス数に到達した搬出ポジションで駆動モータMには逆回転の制御信号が発せられ、駆動モータMは逆回転をする。この駆動モータMの逆回転でシート押え部材223は図6(d)から(c)次いで(b)の順に排紙スタッカー202上のシートを押圧する方向に移動(復帰)する。
【0062】
【発明の効果】
本発明は上述のようにシートを載置する支持トレイ上のシートに撓みを形成する突出位置と、このシートから離れた退避位置との間で移動自在のシート突き出し部材を整合手段によるシートの整合時には退避位置に、シート排出手段によるシートの搬送時には突出位置に位置させたものであるから、シート搬出時にはシートが湾曲して確実に排紙スタッカーに排出される。またシートの整合時にはシートは湾曲することなく支持トレイに倣って正しい姿勢に整合できる。更にシート突き出し部材は退避位置で排紙スタッカー上の積載シートを押圧するように構成することによって、排紙スタッカー上の積載シートを保持しながらシートの排出時には支持トレイに突出して確実にシートを搬出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシート集積装置の実施の形態の一例を示す要部説明図である。
【図2】 本発明に係る画像形成装置の実施の形態の示す全体説明図である。
【図3】 本発明に係わる画像形成装置の実施の形態の要部を示す説明図である。
【図4】 本発明に係わるシート集積装置の駆動機構を示す斜視図である。
【図5】 図4に示す駆動機構の伝動系を示す概念図である。
【図6】 図1に示すシート押出手段の動作状態説明図であり、同(a)は待機ポジションの状態を示し、同(b)は待機ポジションから移動した状態を示し、同(c)はシートを集積スタッカーに搬出する搬出ポジションの状態を示し、同(d)はシート集積スタッカー上のシートを押圧保持する状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
100 画像形成ユニット
110 給紙カセット
130 搬送経路
140 印刷手段
150 定着手段
160 排紙経路
200 後処理ユニット
202 集積スタッカー
203 支持トレイ
205a 排紙ローラ
205b 排紙ローラ
206 排紙ベルト
215 パドル
217 シート押出部材
217a シート当接面
217b シート押え面
218 移送ベルト
219 整合部材(整合手段)
221 センサー
222 満杯検知レバー
M 駆動モータ
223 シート押え(シート押え部材)
300 画像読取ユニット
302 プラテン
303 キャリッジ
307 光電変換素子
350 原稿送りユニット
351 給紙トレイ
354 排紙トレイ

Claims (6)

  1. 順次送られるシートを載置する支持トレイと、
    この支持トレイ上のシート側縁を押圧して所定位置に整合する整合手段と、
    上記支持トレイに連なって配置されこの支持トレイからのシートを収納する排紙スタッカーと、
    上記支持トレイ上のシートを上記排紙スタッカーに搬送するシート排出手段と、
    上記支持トレイ上に載置されたシートに搬送直交方向の撓みを形成するよう上記支持トレイの上方に突出した突出位置と上記排紙スタッカー上の最上シートと係合するシート押圧位置との間で移動自在のシート押出し部材と、このシート押出し部材を突出位置とシート押圧位置との間で移動する駆動手段を備えたシート集積装置。
  2. 前記シート排出手段による前記支持トレイ上のシートの搬出時に、前記シート押出し部材をシート押圧位置から突出位置に移動するよう前記駆動手段を制御したことを特徴とする請求項1に記載のシート集積装置。
  3. 前記シート押出し部材は、前記支持トレイのシート搬出方向と直交するシート幅方向の一個所若しくは数個所でシートと係合する形状に構成されシートを搬送直交方向に撓ませることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート集積装置。
  4. 前記シート排出手段と前記シート押出し部材とをそれぞれシート搬出方向と直交するシート幅方向の2個所でシートと係合する形状に構成したことを特徴とする請求項1に記載のシート集積装置。
  5. 前記シート排出手段と前記シート押出し部材とを同一の駆動手段に連結すると共に、当該駆動手段と上記シート押出し部材とを遅延伝動機構を介して連結したことを特徴とする請求項3又は4に記載のシート集積装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかの項に記載のシート集積装置と、シート上に画像を形成する印刷手段と、この印刷手段からのシートを上記シート集積装置に搬出するシート搬送手段とを備えた画像形成装置。
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