JP5440185B2 - 用紙排出装置、後処理装置、画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

用紙排出装置、後処理装置、画像形成装置及び画像形成システム Download PDF

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本発明は、排出される用紙を用紙積載台に整合して積載するための用紙整合機構を備えた用紙排出装置、後処理装置、画像形成装置及び画像形成システムに関する。
プリンタや複写機等の画像形成装置及びその後処理装置においては、画像形成された複数枚の用紙を装置内部や装置外の用紙積載台に排出する用紙排出装置が多く用いられている。用紙が排出されるとき、用紙が用紙積載台の直前の排紙ローラから離れて用紙積載台に積載されるまでの間に積載位置がずれ、用紙積載台上に揃った状態で積載されず、用紙の整合が良くないという問題がある。この問題は用紙積載台が水平に配設されている構成、又は載置面が傾斜した状態で配設されている構成の用紙積載台において起きやすく、特に、用紙搬送速度が高速であるときに起きやすい。また、用紙搬送方向に対して直角な方向(用紙幅方向)において、用紙の排出時に用紙幅方向を揃える整合装置により整合することは比較的に容易であるが、用紙搬送方向に用紙を整合することが難しかった。用紙積載台上における用紙搬送方向の整合を良くするため、従来種々の用紙整合機構が開発されてきたが、機構が複雑でサイズが大きくなり過ぎるとか、揃った状態で積載されないといった問題があった。
これらの問題を解決するために、排出される用紙の後端をグリッパにより挟持し、グリッパを移動させて排紙トレイに積載するという技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の技術によれば、ステイプルされた用紙やシフト処理された用紙にも適用できるという利点もある。
特開2008−273656号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術においても、用紙の後端をきれいに揃えることは難しく、かつ、排出される用紙をグリッパで受ける際に用紙を一旦停止させる必要があり、用紙を用紙積載台に積載するまでに余分な時間がかかるという問題もある。
本発明の目的は、上記のような問題を解決し、用紙積載台に積載される用紙の用紙搬送方向における用紙整合性能を向上し、特に、高速排紙においても高い用紙整合性能を有する用紙排出装置、さらには、かかる用紙排出装置を備えた後処理装置、画像形成装置及び画像形成システムを提供することにある。
前記目的は下記の発明により達成される。
1.用紙を排出する排紙ローラと、
前記排紙ローラにより搬送され排出された用紙を積載する用紙積載台と、
前記用紙積載台上の用紙の後端が突き当たる用紙後端突き当て壁と、
上押さえ部材と、
下押さえ部材と、
上押さえ部材駆動部と、
下押さえ部材駆動部と、
を備え、
前記上押さえ部材駆動部により前記上押さえ部材を、前記下押さえ部材駆動部により前記下押さえ部材をそれぞれ駆動して、前記上押さえ部材と下押さえ部材とにより用紙を挟持し、前記用紙後端突き当て壁に用紙後端を突き当てる用紙排出装置であって、
前記下押さえ部材は、前記上押さえ部材よりも強い用紙保持力を有し、
前記上押さえ部材と前記下押さえ部材は、前記排紙ローラにより挟持搬送されている用紙を挟持し、前記排紙ローラの用紙挟持解除後、用紙を前記用紙積載台上に移動させ、
前記上押さえ部材駆動部により前記上押さえ部材に前記用紙積載台上の用紙を規制させた状態で、前記下押さえ部材駆動部により前記下押さえ部材を前記排紙ローラによる用紙の搬送方向と反対の方向に移動させることにより、用紙の後端を前記用紙後端突き当て壁に突き当てることを特徴とする用紙排出装置。
2.前記上押さえ部材は、断面が円弧状の上押さえ部を有し、前記下押さえ部材は、平板状の下押さえ部を有することを特徴とする前記1に記載の用紙排出装置。
3.前記上押さえ部材は上押さえ部を、前記下押さえ部材は下押さえ部をそれぞれ有し、前記上押さえ部と用紙との摩擦力は、前記下押さえ部と用紙との摩擦力よりも小さいことを特徴とする前記1に記載の用紙排出装置。
4.前記上押さえ部材は、回転可能な上押さえ部を有することを特徴とする前記1に記載の用紙排出装置。
5.前記上押さえ部材が用紙を保持する用紙保持力F2は、用紙と用紙との間の摩擦力F3よりも小さいことを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に記載の用紙排出装置。
6.前記排紙ローラの用紙搬送力F4は前記下押さえ部材が用紙を保持する用紙保持力F1よりも大きいことを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の用紙排出装置。
7.該上押さえ部材駆動部は、前記上押さえ部材を上下に往復運動させることを特徴とする前記1〜6のいずれか1項に記載の用紙排出装置。
8.前記下押さえ部が水平に対して所定の角度を保つように、前記下押さえ部材駆動部は、前記下押さえ部材を駆動することを特徴とする前記2に記載の用紙排出装置。
9.輪状の軌跡で運動するように、前記下押さえ部材駆動部は前記下押さえ部材を駆動することを特徴とする前記1〜8のいずれか1項に記載の用紙排出装置。
10.前記1〜9のいずれか1項に記載の用紙排出装置を備えたことを特徴とする後処理装置。
11.前記1〜9のいずれか1項に記載の用紙排出装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
12.前記1〜9のいずれか1項に記載の用紙排出装置を備えたことを特徴とする画像形成システム。
本発明では、上押さえ部材と下押さえ部材とにより用紙を挟持し、下押さえ部材の運動で、用紙後端を用紙後端突き当て壁に突き当てて、用紙を搬送方向に整合している。これにより、上押さえ部材と下押さえ部材とを駆動する機構を簡単にすることが可能となり、しかも、高い用紙整合性能が得られる。
本発明の実施の形態に係る画像形成システムAの全体図である。 本発明の実施の形態に係る用紙排出装置の構成及び動作を説明するための断面構成図である。 本発明の実施の形態に係る用紙排出装置の構成及び動作を説明するための断面構成図である。 本発明の実施の形態に係る用紙排出装置の制御系のブロック図である。 本発明の実施の形態に係る用紙排装置の動作のタイミングチャートである。 用紙の整合作用を説明するための図である。 用紙の整合作用を説明するための図である。 用紙の整合作用を説明するための図である。 用紙の整合において用紙に対して作用する力を示す図である。
本発明を図示の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限定されるものではない。
始めに、本発明の実施の形態に係る画像形成システムについて図面に基づいて説明する。
(画像形成システムA)
図1は画像形成装置B及び後処理装置Cから成る本発明の実施の形態に係る画像形成システムAの全体図である。
図1に示す画像形成装置Bは、画像読取部1と、画像処理部2と、画像書込部3と、画像形成部4と、給紙カセット5と、給紙手段6と、定着装置7と、自動両面コピー給紙部(ADU)9とを備えている。
画像形成装置Bの上部には、自動原稿送り装置DFが搭載されている。画像形成装置Bの図示の左側には、後処理装置Cが連結されている。
自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置された原稿は矢印方向に搬送され画像読み取り部1の光学系により原稿の片面又は両面の画像が読みとられ、CCDイメージセンサ1Aに読み込まれる。
CCDイメージセンサ1Aにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書込部3に送られる。
画像形成時には、画像書込部3の半導体レーザから出力光が発せられ、画像形成部4の感光体ドラム4Aが照射されて潜像を形成する。画像形成部4においては、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われる。給紙カセット5から給紙手段6により給送された用紙S1は、潜像の現像処理により形成されたトナー像を担持する感光体ドラム4Aに当接し、転写手段4Bによりトナー像が転写される。トナー像を担持した用紙S1は、定着装置7により定着処理され、排紙ローラ8aが設けられた排紙部を経て後処理装置Cに送り込まれる。両面コピーの場合には、片面画像処理済みの用紙S1は搬送路切り替え板8dにより自動両面コピー給紙部9に送り込まれ、再び画像形成部4において裏面に画像処理され、定着処理の後、排紙ローラ8aにより排出される。
次に、本発明に係る用紙整合機構を有する後処理装置Cの実施形態について、図1を用いて説明する。
(後処理装置C)
後処理装置Cは、紙曲がり矯正機構部20と、挿入紙給紙部30a、30bと、複数の後処理機構部である、穴あけ処理機構部40と、中折り処理機構部50と、重ね合わせ処理機構部60と、綴じ処理機構部70と、排紙部80と、用紙整合機構90とを有する。
挿入紙給紙部30aには挿入紙S2が装填され、挿入紙給紙部30bには他の挿入紙S3が装填される。挿入紙S2、S3は、画像形成装置Bから排出される用紙S1に挿入される、表紙用紙やインサート用紙等の挿入紙であり、用紙S1と同様に、穴あけ処理や折り処理を行うことができる。挿入紙給紙部30a、30bから送り出された挿入紙S2、S3は下方に向かう搬送路(参照符号なし)を経て紙曲がり矯正手段としての紙曲がり矯正機構部20に搬送される。
紙曲がり矯正機構部20は画像形成装置Bの排紙部に対向する位置に配設されている。画像形成装置Bから排出される用紙S1と、挿入紙給紙部30a、30bから送り出される挿入紙S2、S3とは、始めに、紙曲がり矯正機構部20内に搬送される。
穴あけ処理機構部40は、紙曲がり矯正機構部20の用紙搬送方向下流側に配設されており、穴あけ処理機構部40の下流側には搬送ローラ22が配設されている。
中折り処理機構部50は、搬送ローラ22から下方に分岐した搬送路H1上に配設されている。
重ね合わせ処理機構部60は、搬送ローラ22から上方に分岐した搬送路H2の下流側に配設され、搬送路H3、H4、H5を備えている。重ね合わせ処理機構部60は、下流側に位置する綴じ処理機構部70において、先行する用紙に綴じ処理するための時間を確保するために、後続の用紙を搬送路H3及び搬送路H4、H5に待機させるための機構部である。
搬送ローラ23の下流側に位置する搬送路は、搬送ローラ23から二重に湾曲する搬送路に分岐し、内側の搬送路H4と外側の搬送路H3、H5とに分かれる。搬送ローラ23から分岐して湾曲する内側の搬送路を形成する搬送路H4は、一時停止ローラ25に繋がり、綴じ処理を行う用紙の1枚目を、用紙先端が回転を停止した一時停止ローラ25に当接した状態で待機させる。
搬送路H5とともに湾曲する外側の搬送路を形成する搬送路H3は、搬送ローラ23の下流位置で搬送ローラ24に達し、そこで、一方の搬送路H5ともう一方の搬送路H6とに分かれる。一方の搬送路H5は搬送路H3とともに湾曲する外側の搬送路H3、H5を形成し、一時停止ローラ25へ向かう。もう一方の搬送路H6は外側の搬送路H3から分岐して固定排紙皿81へと向かう。綴じ処理を行う用紙の1枚目が内側の搬送路H4で待機している間に、綴じ処理機構部70において先行する用紙の綴じ処理が行われるとともに、2枚目の用紙は外側の搬送路H3、H5に搬送される。その後、1枚目と2枚目の用紙は、重ね合わせられた状態で綴じ処理機構部70に搬送される。
固定排紙皿81は、搬送路H3上の搬送ローラ24において重ね合わせ処理機構部60から分岐する搬送路H6の下流側で、後処理装置Cの機外に突出する位置に配設されている。固定排紙皿81は後処理を行わない用紙S1又は挿入紙S2、S3(これらの紙を総称して、以下、単に用紙S1という。)が排出されるものである。代表的な例としては、少数枚の複写を行う複写モード、お試し複写モード、ジャム発生時の機内残留紙排出等において、固定排紙皿81に排出される。
搬送ローラ24から搬送路H5に向かう搬送路は一時停止ローラ25に繋がる。
一時停止ローラ25の下流側、下方には綴じ処理機構部70が配設されており、一時停止ローラ25及び綴じ処理機構部70の下流側で後処理装置Cの機外に突出した位置には排紙部80及び用紙整合機構90が配設されている。
綴じ処理機構部70は、一時停止ローラ25から搬送される用紙S1に対して綴じ処理を行う。綴じ処理を終えた用紙S1は、排紙部80に搬送される。
排紙部80は、排紙ローラ80aと用紙積載台としての昇降排紙皿80bと用紙後端突き当て壁80cと用紙整合機構とを備えている。昇降排紙皿80bはメイン皿と称され、積載される用紙の量に応じて下降する。昇降排紙皿80bは3000枚程度の積載容量を有する大容量皿であり、昇降排紙皿80bには、大量複写モード、外部機器からのプリント指令に基づくプリントモード、綴じ処理モード、シフト処理モード等の場合に排紙される。排紙ローラ80aは、図示しない排紙駆動モータM1により駆動され、後処理装置Cから排出される用紙S1を昇降排紙皿80bに向けて排出する。
用紙整合機構90は、排紙部80に近接した位置に配設され、排紙ローラ80aから排出される用紙S1を昇降排紙皿80b上に揃えて積載させる。用紙整合機構90は排紙ローラ80aにより搬送排出される用紙S1を挟持し、用紙後端突き当て壁80cに用紙S1の後端を突き当てるものであり、上押さえ部材91、下押さえ部材93及びこれらを駆動する駆動部等を有する。
画像形成装置Bから排出された用紙S1は、紙曲がり矯正機構部20において、後処理として複数の後処理機構部のいずれの機構部が選択されるかにより紙曲がり矯正の要否が決定される。この紙曲がり矯正の要否により、レジストローラ21の動作が決定され、必要に応じて紙曲がりが矯正される。
紙曲がり矯正機構部20を経て搬排紙ローラ80aに搬送される。用紙S1(用紙S1挿入紙S2、S3を、以下において総称して用紙S1と称する)は、穴あけ処理機構部40が配設される搬送路に搬送され、必要に応じて穴あけ処理がなされた後、搬送ローラ22に到達する。
搬送ローラ22に到達した用紙S1は、後処理として折り処理を行うかどうかによって搬送路が分けられ、折り処理を行う場合には下方への搬送路H1に、行わない場合には上方への搬送路H2に向かう。搬送路の切り換えは、切換レバー等の公知の機構により行われる。
折り処理を行う場合、用紙S1は下方への搬送路H1を経て中折り処理機構部50に到達する。中折り処理機構部50により折り処理された用紙S1は、図示しない搬送路を経て図示しない排出皿に排出される。
折り処理を行わない場合、用紙S1は上方への搬送路H2を経て搬送ローラ23に搬送される。
搬送ローラ23に到達した用紙S1の1枚目の用紙は、それ以降に後処理がない場合には、搬送路H3から搬送ローラ24を経て搬送路H6に搬送され、固定排紙皿81上に排出される。
綴じ処理が行われず、1枚目以降の全ての用紙が排紙部80の昇降排紙皿80bに排出される場合には、用紙S1は搬送ローラ23から搬送路H4を経て排紙部80へと搬送される。排紙部80の昇降排紙皿80bに排出される用紙S1は、用紙整合機構90によって用紙後端が揃えられた状態で昇降排紙皿80b上に積載される。
重ね合わせ処理及び綴じ処理が行われる場合、1枚目の用紙は、搬送路H4を経て、用紙先端が一時停止ローラ25に当接して停止し、用紙の2枚目が到達するまで待機する。
2枚目の用紙は、搬送ローラ23から搬送路H3、搬送ローラ24を経て搬送路H5を通り、用紙先端が一時停止ローラ25に当接した位置で停止し、1枚目の用紙と先端位置を合致させられる。その後、1枚目と2枚目との2枚の用紙は重なった状態で綴じ処理機構部70へと送られる。3枚目の用紙は、1枚目と同様に、搬送路H4を通り、一時停止ローラ25で停止され、4枚目の用紙は、2枚目と同様に、搬送路H3、H5を通り、一時停止ローラ25で停止させられた後、2枚1組で綴じ処理機構部70へと送られる。以下、5枚目以降の用紙についても同様に処理され、所定の枚数に達した時点で綴じ処理が行われる。綴じ処理を終えた用紙束は、用紙整合機構90を経て昇降排紙皿80bに積載される。
〔用紙排出装置〕
図2〜5により用紙排出装置を説明する。図2、3は本発明の実施の形態に係る用紙排出装置の構成を示す図である。図4は用紙排出装置における制御系のブロック図、図5は用紙排出装置の動作を示すタイミングチャートである。図2は、用紙S1が排紙ローラ80aに挟持されている状態にあるときの図であり、図3は、用紙S1が用紙後端突き当て壁に突き当てられた状態を示す図である。
一対のローラからなる排紙ローラ80aは後処理装置C内を搬送された用紙S1を搬送し排出する。
排紙部80は用紙積載台としての昇降排紙皿80bと、用紙後端突き当て壁80cとを有する。用紙後端突き当て壁80cは、昇降排紙皿80bの最上流部、即ち、図2における昇降排紙皿08bの右端に設けられ、垂直の突き当て面を有する。
挟持手段は排紙ローラ80aにより排出される用紙を挟持し、用紙の後端を前記用紙後端突き当て壁80cに突き当てるもので、上押さえ部材91と下押さえ部材93とを有する。上押さえ部材91は上押さえ部材駆動部を構成する上押さえ部材位置制御モータM2により駆動されて作動し、下押さえ部材93は下押さえ部材駆動部を構成する下押さえ部材駆動モータM3により駆動されて作動する。
用紙整合機構90は、前記挟持手段を構成する上押さえ部材91と、下押さえ部材93と、これらを駆動する駆動部とを含む。用紙整合機構90は排紙ローラ80aにより搬送排出される用紙S1を挟持し、また、挟持を解除する動作を繰り返す機構である。
次に、図2〜図5を参照して用紙排出装置の構成、動作を説明する。
上押さえ部材91は、一端に上押さえ部材91を揺動可能に保持する保持軸91aに嵌合する嵌合穴(参照符号なし)を有し、他端に用紙を介して下押さえ部材93を押圧する押圧部91bを有している。上押さえ部材91はばね部材SPにより反時計方向に回転するように付勢され、用紙S1は上押さえ部材91と下押さえ部材93との間に挟持される。排紙ローラ80aによる用紙搬送における用紙搬送方向上流側には用紙検知センサPSが配設されている。本実施の形態においては、用紙検知センサPSの用紙検知信号を基準として各種のタイミング制御が行われる。例えば、用紙検知センサPSが用紙S1を検知してから所定時間後に排紙ローラ80a回転速度を減速している。排紙ローラ80aの回転速度を減速することにより、用紙整合機構90の用紙排出動作をより確実なものとしている。
上押さえ部材91は用紙S1を挟持する位置と挟持を解除した位置とに移動し、さらに、用紙を挟持した状態で移動する。上押さえ部材91をこのように移動させる上押さえ部材駆動部は、規制部材92と、規制部材92を駆動する上押さえ部材位置制御モータM2とからなる。規制部材92は上押さえ部材91に隣接する位置に配設されている。規制部材92は、上押さえ部材位置制御モータM2に連結された軸92aと、上押さえ部材91に係合する係合部92bとを備えている。上押さえ部材91は図2(a)の初期状態から位置から、用紙S1を昇降排紙皿80bに接触させる図3(a)の状態に反時計方向に回転し、図3(a)の状態から図2(a)の初期状態へと時計方向に回転する動作を繰り返す。この動作において、上押さえ部材91の先端に設けられた押圧部91bはほぼ上下方向の動作を繰り返す。
下押さえ部材93は用紙S1の後端を用紙後端突き当て壁80cに突き当てる。下押さえ部材93は平板状の下押さえ部93aを有する。
下押さえ部材93は、一対の下押さえ部材駆動部材941、942により駆動されて作動する。下押さえ駆動部材941、942は下押さえ部材駆動モータM3とともに、下押さえ部材駆動部を構成する。下押さえ部材駆動部材941、942はそれぞれ軸941a、942a(図6参照)を中心に回転可能であり、下押さえ部材駆動モータM3の駆動で反時計方向に回転する。下押さえ部材駆動部材941の先端部941bに、下押さえ部材駆動部材942の先端部942bにそれぞれ下押さえ部材53が支持される(図6参照)。下押さえ部材駆動部材941、942は、支持部材95により支持され、図2(a)→図2(b)→図3(a)→図3(b)の順序で互いにほぼ平行を保持した状態で回転する。したがって、下押さえ部材93の下押さえ部93aは常に水平状態で輪状の軌道、例えば、円軌跡で運動する。
なお、本実施の形態では、下押さえ部93aが常に水平となる構成としたが、水平に対して所定の角度を保って運動する構成としても良い。
下押さえ部材93の下押さえ部93aが常に水平面、又は水平に対して所定の角度を保つ面とすることにより、挟持手段による用紙S1の挟持動作が安定した円滑な状態で行われる。
次に、本発明の実施の形態に係る用紙排出装置の動作について説明する。
図2(a)は、初期状態、即ち、用紙S1が用紙挟持位置に達する前の時点で、用紙S1が排紙ローラ80aに達したときの状態を示す図である。図2(b)は、用紙S1が用紙挟持位置に達した時点における状態を示す図である。ここで言う用紙挟持位置とは、用紙S1が挟持手段によって挟持される瞬間の、用紙S1及び挟持手段の位置を言う。図2(a)では、用紙S1は排紙ローラ80aにより搬送され、上押さえ部材91の先端に設けられ用紙を挟持する押圧部91bと用紙突き当て部93の下押さえ部93aとは離れている。
図2(a)の状態から排紙ローラ80aにより用紙S1が搬送され、図2(b)の状態になると、上押さえ部材91がさらに回転して押圧部91bが用紙S1を下押さえ部材93の下押さえ部93aに押圧し、用紙S1は上押さえ部材91と下押さえ部材93とにより挟持される。
用紙S1が挟持された後、排紙ローラ80aを構成する排紙ローラは排紙ローラ制御ソレノイドSLの駆動で互いに離間し、用紙の挟持を解除する。排紙ローラ80aの用紙挟持解除後は、用紙S1は挟持手段(上押さえ部材91と下押さえ部材93)の挟持により、図2の下方に運ばれる。このとき、用紙S1の後端が排紙ローラ80aによる挟持部を抜ける直前のタイミングで排紙ローラ80aを離間することで、用紙S1が排紙ローラ80aを抜け切らずにジャムを生じることを防ぐ。
また、上押さえ部材と下押さえ部材からなる挟持手段の機能として、用紙を排紙方向に搬送するストロークを大きくし、排紙ローラ80aに挟持されている用紙の後端が挟持手段の作動により排紙ローラ80aを滑り抜けるように構成させれば、必ずしも排紙ローラ80aを離間させなくても良い。排紙ローラ80aを離間させない構成にする場合は、用紙が挟持手段によって排紙ローラ80aの挟持部から容易に引き抜かれるように、用紙に対する摩擦力が、排紙ローラ80aよりも挟持手段の方を大きくすることが好ましい。
本実施の形態では、排紙ローラ80aが離間して用紙の挟持を解除するように構成しているため、排紙ローラ80aと挟持手段との間の用紙に対する摩擦力を考慮しなくても良い。
用紙S1が挟持手段により運ばれて昇降排紙皿80bの用紙載置面SSに達した状態を図3に示す。
用紙S1の後端は、押圧部91bにより押圧されて用紙載置面SSに載置される。用紙載置後は、上押さえ部材91が図4(b)に示すように、矢印で示す時計方向に回転して、押圧部91bが上方に移動し用紙S1から離間する。
挟持手段による用紙S1の挟持が、排紙ローラ80aの排出動作中に行われることにより、用紙S1の排紙ローラ80aによる排出から積載面SSへの積載までの時間を短縮し、安定化させることができる。また、用紙S1は、排紙ローラ80aからの排出時には挟持手段により挟持されているため、用紙S1が排出されてから積載面SSへ積載されるまでの動作が確実に行われる。さらに、挟持手段による挟持が用紙S1の搬送方向中央部に対して行われ、かつ上押さえ部材91が十分に離間した位置から移動して用紙S1を挟持するため、用紙S1にカール、動作の波打ち、又は位置ズレ等があっても挟持動作が安定して行われる。
制御部100は、排紙ローラ8aの用紙搬送方向上流側に配設された用紙検知センサPSからの信号を受けて、排紙駆動モータM1を介して排紙ローラ80aの回転を制御する。以下、図示しないタイマによりタイミングを合わせて上押さえ部材位置制御モータM2、下押さえ部材駆動モータM3及び排紙ローラ制御ソレノイドSLを作動させる。上押さえ部材位置制御モータM2は、規制部材92を介して上押さえ部材91を駆動し、下押さえ部材駆動モータM3は下押さえ部材駆動部材941、942を介して下押さえ部材93を駆動する。
図5において、排紙駆動モータM1は、画像形成装置Bの図示しないプリントスタートボタンのオン動作により回転し、用紙検知センサPSにより用紙S1の1枚目が検知された後、図示しないタイマによりタイミングを合わせて減速される。上押さえ部材位置制御モータM2は、用紙検知センサPSによる用紙S1の検知後、タイミングを合わせて逆転し、規制部材92を反時計方向に回転させ、規制部材92による規制を解除し、上押さえ部材91を下押さえ部材93に押圧させる。上押さえ部材91が用紙S1を下押さえ部材93に押圧、挟持手段により用紙が挟持された直後に排紙ローラ80aを構成する一対のローラが互いに離間して、排紙ローラ80aによる用紙の挟持が解除される。
その後、タイミングを合わせて下押さえ部材駆動モータM3を作動させてした押さえ部材駆動部材941、942を反時計方向に回転させ、下押さえ部材93を動作させる。さらに下押さえ部材93の動作にタイミングを合わせて上押さえ部材位置制御モータM2が正転され、規制部材92を時計方向に回転させ、挟持手段による用紙の挟持を解除し、上押さえ部材91が退避位置に戻される。下押さえ部材駆動モータM3は下押さえ部材93が用紙挟持位置に戻った時点で回転を停止する。
用紙S1は1枚或いは複数枚単位で、又は後処理装置Cにおいて綴じ処理等により束ねられた用紙束単位で排紙ローラ80aにより排出されるが、図5に示す排紙動作は、排紙ローラ80aによる用紙S1の排出毎に繰り返される。
〔用紙の整合〕
図2から図3に至る動作における用紙の整合について、図6〜8を参照して説明する。
図6に示すように、排紙ローラ80aにより用紙S1が挟持された状態で、上押さえ部材91と下押さえ部材93とによる用紙の挟持が開始する。次に、図7に示すように、排紙ローラ80aによる用紙の挟持が解除されて、用紙S1は上押さえ部材91と下押さえ部材93とにより挟持されて図の下方に運ばれる。図7では、下押さえ部材駆動部材941、942はほぼ水平状態である。したがって、下押さえ部材93は用紙S1の排紙方向、即ち、左方に最も寄っている。これに対して、図8では、下押さえ部材駆動部材941、942は、これらの先端が下方にある垂直状態となっている。したがって、図8における下押さえ部材93は、図7の位置よりも排紙方向から後退した位置、即ち、右方に寄った位置に後退している。このように、下押さえ部材93は後退運動、即ち、排紙ローラ80aの搬送方向とは反対の方向W1に運動して用紙S1を運ぶ。下押さえ部材93が方向W1に移動し用紙S1を運ぶことにより、用紙S1の後端が用紙後端突き当て壁80c突き当てられ、用紙S1が整合される。
一方、上押さえ部材91は図7の位置から図8の位置へと下方に移動し、その先端部である押圧部91bが降下するが、水平方向にはほとんど移動していない。
図7から図8に運ばれる過程において、用紙S1は上押さえ部材91により規制されて運ばれる。この用紙運搬過程において、上押さえ部材91は用紙S1を下押さえ部材93に保持させる作用を有し用紙S1を規制する。
上押さえ部材91と下押さえ部材93にこのような機能分担をさせることにより、用紙S1の後端が確実に用紙後端突き当て壁80cに突き当てられて、用紙後端を精度良く整合することが可能となる。
用紙S1を挟持し、用紙後端突き当て壁80cに突き当てるには、挟持手段をW1方向に移動させる必要があるが、挟持手段を構成する上押さえ部材91をW1方向に移動させるには、上押さえ部材91の駆動機構が複雑になる。特に、用紙の高速排出処理を行う場合には、上押さえ部材91をW1方向に移動させることが困難になる。
比較的簡単な機構で、下押さえ部材93をW1方向の運動をさせることが可能である。
したがって、上押さえ部材91には、用紙S1を押さえる作用を持たせ、下押さえ部材93に用紙S1を用紙後端突き当て壁80cに突き当てる作用を持たせることにより、簡単な構造で確実に用紙S1の後端を用紙後端突き当て壁80cに突き当てることが可能となる。毎分100枚以上の速度で高速排紙を行う用紙排出装置では、上押さえ部材91と下押さえ部材93との前記に説明した機能分担は特に有効である。
以上説明した上押さえ部材91と下押さえ部材91の機能は次のように纏められる。
(1)下押さえ部材93は、図7の位置から図8の位置に移動する運動において、排紙方向と反対の方向、即ち、W1の方向の運動を行って用紙S1の後端を用紙後端突き当て壁80cに突き当てる。
(2)用紙S1が上押さえ部材91により下押さえ部材93に押圧されるが、上押さえ部材91は用紙S1を下押さえ部材93に保持させる作用を有する。
図6と、図7と、図8との比較から明らかなように、上押さえ部材91と下押さえ部材93とは排紙方向での位置関係で変化している。即ち、図6の状態から図8の状態に変化する作動において、上押さえ部材91は、下押さえ部材93に対して相対的に排紙方向、即ち、W1と反対の方向に移動する。
このような押さえ部材91と下押さえ部材93と相対的な移動により、用紙S1に対しては図9の矢印F1、F2で示すような用紙保持力が作用する。
F1は下押さえ部材93が用紙S1を保持する用紙保持力であり、用紙保持力F1により用紙S1は用紙後端突き当て壁80cに突き当てられる。
F2は上押さえ部材91が用紙S1を保持する用紙保持力であり、用紙保持力F1の反作用として発生する力である。
詳しく説明すると、F1、F2で示す用紙保持力とは、用紙と用紙を押さえる押さえ部材との用紙搬送方向での位置関係を変えないように、押さえ部材が用紙を保持する力である。具体的には、下押さえ部材93が矢印W1の方向に移動する際に、用紙S1を下押さえ部材93と一体に移動させようとするF1で示す力が下押さえ部材93の用紙保持力であり、また、下押さえ部材93が矢印W1の方向に移動する際に、下押さえ部材93の移動に追従して移動しないように上押さえ部材91が用紙S1を保持する力がF2で示す上押さえ部材91の用紙保持力である。
用紙S1を用紙後端突き当て壁80cに突き当てるには、F1>F2という条件が満たされる必要がある。
この条件を満足するには、種々の手段により実現可能であるが、次に実現手段を説明する。
(3)上押さえ部材91の押圧部91bの用紙S1に対する摩擦力FM2を下押さえ部材93の下押さえ部93aの用紙S1に対する摩擦係力FM1よりも小さくする。これにより、用紙S1は下押さえ部93aと一体に移動して、図6の矢印W1の方向に移動する。上押さえ部材91の摩擦力FM2と下押さえ部材93の摩擦力FM1よりも小さくするための手段としては、それぞれの部材の材料を選択するか、又はそれぞれの部材の表面状態を異ならせるなど次に挙げる手段がある。
a.押圧部91bの用紙S1に対する接触面積を下押さえ部93aの用紙に対する接触面積よりも狭くする。具体的には、押圧部91bの断面の図示のように円弧状とし、下押さえ部93aを平板で構成し、その表面を平面とする。
b.押圧部91bの樹脂で構成し、下押さえ部93aをゴムで構成する。
c.押圧部91bの表面を平滑面とし、下押さえ部93aの表面に凹凸を形成する。
(4)上押さえ部材91の押圧部91bをコロで構成し、回転可能に取り付ける。これにより、用紙S1が下押さえ部材93で運ばれる際に、押圧部91bが従動して回転し、用紙S1は下押さえ部材93と一体にW1の方向に移動する。押圧部91bを回転可能なコロで構成した場合には、上押さえ部材91は用紙を保持する力F2はコロの回転抵抗からなる。
なお、以上説明した用紙排出装置は、用紙を1枚ずつ排出するのみでなく、複数枚の用紙を単位として排出される場合がある。
複数枚単位で用紙が排出される場合、上押さえ部材91と下押さえ部材93とが図6〜8に示すように相互の位置関係が変化することにより、上下の用紙間に排紙方向の位置ずれを起こすことがある。
これを防止するには、上押さえ部材91が用紙を保持する力用紙保持F2を、用紙間の摩擦力F3よりも小さくする必要がある。この条件を満足する手段としては、例えば、押圧部91bの材料を選択して用紙S1に対する摩擦力を用紙間の摩擦力F3よりも小さくすることがある。
前記に説明したように、排紙ローラ80aによる搬送と、上下押さえ部材91、93からなる挟持手段の用紙挟持とによる用紙排出では、該挟持手段が用紙を保持する用紙保持力F5が搬送路ローラ80aの搬送力F4よりも小さく、用紙S1が前記挟持手段をスリップして排出されることが好ましい。
図6の状態から図7に示す状態に変化するときに、排紙ローラ80aを構成する一対のロ−ラは互いに離間する。したがって、図7の段階以降では、排紙ローラ80aの搬送力F4は用紙S1に対して作用しない。しかしながら、図6の状態では、排紙ローラ80aの搬送力F4と挟持手段の用紙保持力F5とが同時に作用する。排紙ローラ80aの搬送力F4と挟持手段の用紙保持力F5とは用紙S1に対して反対方向に作用するので、もし、挟持手段の用紙保持力F5が排紙ローラ80aの搬送力F4よりも大きい場合、用紙S1は排紙ローラ80aと挟持手段との間で座屈するか、又は搬送が止まってしまう。図6の状態は極めて短時間保持されるので、通常は問題が起こらないが、排紙をより安定して行うには、排紙ローラ80aの搬送力F4を挟持手段の用紙保持力F5よりも大きくして、用紙S1は挟持手段においてスリップするように構成することが好ましい。
この条件を満たす具体的な手段としては、排紙ローラ80aの搬送力F4を下押さえ部材93が用紙S1を保持する用紙保持力F1よりも大きくすることがある。
なお、以上説明した用紙排出装置は用紙後処理装置Cの排紙部80に設けられているが、排紙ローラ8aが設けられた画像形成装置Bの排紙部に前記に説明した用紙排出装置を設けることも可能である。このような画像形成装置Bでは、後処理装置Bに代えて設けられた排紙皿に用紙が排出・積載される。
80 排紙部
8a、80a 排紙ローラ
8b 排紙皿
8c、80c 用紙後端突き当て壁
80b 昇降排紙皿
90 用紙整合機構
91 上押さえ部材
92 規制部材
93 下押さえ部材
94 下押さえ部材駆動部材
A 画像形成システム
B 画像形成装置
C 後処理装置
M1 排紙駆動モータ
M2 上押さえ部材位置制御モータ
M3 下押さえ部材駆動モータ
PS 用紙検知センサ
S1 用紙
SP ばね部材

Claims (12)

  1. 用紙を排出する排紙ローラと、
    前記排紙ローラにより搬送され排出された用紙を積載する用紙積載台と、
    前記用紙積載台上の用紙の後端が突き当たる用紙後端突き当て壁と、
    上押さえ部材と、
    下押さえ部材と、
    上押さえ部材駆動部と、
    下押さえ部材駆動部と、
    を備え、
    前記上押さえ部材駆動部により前記上押さえ部材を、前記下押さえ部材駆動部により前記下押さえ部材をそれぞれ駆動して、前記上押さえ部材と下押さえ部材とにより用紙を挟持し、前記用紙後端突き当て壁に用紙後端を突き当てる用紙排出装置であって、
    前記下押さえ部材は、前記上押さえ部材よりも強い用紙保持力を有し、
    前記上押さえ部材と前記下押さえ部材は、前記排紙ローラにより挟持搬送されている用紙を挟持し、前記排紙ローラの用紙挟持解除後、用紙を前記用紙積載台上に移動させ、
    前記上押さえ部材駆動部により前記上押さえ部材に前記用紙積載台上の用紙を規制させた状態で、前記下押さえ部材駆動部により前記下押さえ部材を前記排紙ローラによる用紙の搬送方向と反対の方向に移動させることにより、用紙の後端を前記用紙後端突き当て壁に突き当てることを特徴とする用紙排出装置。
  2. 前記上押さえ部材は、断面が円弧状の上押さえ部を有し、前記下押さえ部材は、平板状の下押さえ部を有することを特徴とする請求項1に記載の用紙排出装置。
  3. 前記上押さえ部材は上押さえ部を、前記下押さえ部材は下押さえ部をそれぞれ有し、前記上押さえ部と用紙との摩擦力は、前記下押さえ部と用紙との摩擦力よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の用紙排出装置。
  4. 前記上押さえ部材は、回転可能な上押さえ部を有することを特徴とする請求項1に記載の用紙排出装置。
  5. 前記上押さえ部材が用紙を保持する用紙保持力F2は、用紙と用紙との間の摩擦力F3よりも小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の用紙排出装置。
  6. 前記排紙ローラの用紙搬送力F4は前記下押さえ部材が用紙を保持する用紙保持力F1よりも大きいことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の用紙排出装置。
  7. 該上押さえ部材駆動部は、前記上押さえ部材を上下に往復運動させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の用紙排出装置。
  8. 前記下押さえ部が水平に対して所定の角度を保つように、前記下押さえ部材駆動部は、前記下押さえ部材を駆動することを特徴とする請求項2に記載の用紙排出装置。
  9. 輪状の軌跡で運動するように、前記下押さえ部材駆動部は前記下押さえ部材を駆動することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の用紙排出装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の用紙排出装置を備えたことを特徴とする後処理装置。
  11. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の用紙排出装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の用紙排出装置を備えたことを特徴とする画像形成システム。
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