JP2006027865A - シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Hiroaki Takagishi
宏彰 高岸
Taro Ikeda
太郎 池田
Tomokazu Nakamura
中村  智一
Wataru Kawada
渡 川田
Kenichi Hayashi
賢一 林
Hideki Kushida
秀樹 櫛田
Hiromasa Katayama
弘雅 片山
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Abstract

【課題】 処理トレイに積載されたシートが安定した状態で積載できるようにする。
【解決手段】 シート処理装置1は、シートが束状に積載される処理トレイ40と、処理トレイに積載されたシート束を処理トレイに押圧するステイプラ前上ガイド90と、を備え、処理トレイに積載されたシート束をステイプラ前上ガイド90で処理トレイに押圧して、シート間に溜まっている空気を押し出し、シート同士を密着させて、シート束を処理トレイに安定した状態で積載する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、シート束のシート間に溜まる空気を除去するシート処理装置と、シート処理装置を備えた画像形成装置とに関する。
従来、例えば、シートを束状にして綴じるシート処理装置がある。このシート処理装置は、シートを束状にして、中間部分を針綴じしてから冊子状に折る処理(所謂、サドルステッチ処理)ができるようになっている。このようなシート処理装置は、画像形成装置の構成要素の1つとして、画像形成装置の装置本体に装備されていることがある(特許文献1参照)。
そのシート処理装置を備えた画像形成装置を図12に示す。図12に示す従来のシート処理装置901は、上記サドルステッチ処理と、シート束の端部を揃える整合処理(所謂、ソート処理)と、シート束の端部を綴じる平綴じ製本処理(所謂、ステイプルソート処理)等を行えるようになっている。
従来のシート処理装置901は、サドルステッチ処理を次のようにして行う。シート処理装置901は、画像形成装置902の装置本体903から順次受け入れたシートを急傾斜で略ストレートに形成されたサドルステッチ処理トレイ910上に積載して、先端ストッパ911で受け止めて束状にする。そして、不図示の幅整合装置がシートPの幅整合を行う。その後、中間部ステイプラユニット912は、シート束の略中央付近の2箇所を綴じる。ストッパ911は、昇降して上記綴じたシート束の綴じた部分を折りローラ対914のニップと突き板913とに対向させる。そして、突き板913はシート束の綴じ部を突いて、折りローラ対914のニップへシート束を送り込む。折りローラ対914は、シート束を挟圧搬送しながら2つ折りにする。最後に、排出ローラ対915がシート束をシート積載部905に排出する。このように、従来のシート処理装置901は、シート束を2つ折りの冊子状にすることができる。
また、シート処理装置901は、ステイプルソート処理を次のようにして行う。シート処理装置901は、画像形成装置902の装置本体903内で片面、または両面に画像を形成されたシートPを中間トレイ906で順次受け取りながら図示せぬ後端ストッパに突き当てて搬送方向の端部整合を行うとともに、幅整合装置907によってシートの幅を揃えて(幅整合して)束状にする。その後、端部ステイプラユニット908がシート束の端部を綴じる。後端ストッパへのシートの突き当ては、傾斜した中間トレイ906を滑走するシートの自重を利用して行う。さらに、確実な突き当てをするためシート戻し手段を設ける場合もある。最後、排出ローラ対909がシート積載部904に排出する。
特開2000−153947号公報
しかし、従来のシート処理装置901は、シート束が立てられた状態でストッパ911に受け止められるため、シートの間に空気が溜まり不安定な状態でストッパ911に積載されることがある。
また、従来のシート処理装置901は、シート束を整合しても、シートの間に空気か溜まっていると、進入してくる後続のシートによって、整合が乱れることがあった。
さらに、従来のシート処理装置901は、シートの間に空気が溜まっていると、シートを綴じるとき、シート同士の位置がずれて、正確な位置を綴じることができないことがある。
本発明は、積載手段に積載されたシートが安定した状態で積載できるようにしたシート処理装置を提供することを目的としている。
本発明は、シートを安定して積載できるシート処理装置を備えて、シートの処理能率を高めた画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のシート処理装置は、シートを束状に積載する積載手段と、前記積載手段に積載されたシートを綴じる綴じ手段と、前記積載手段に対向して前記綴じ手段の近傍に設けられ、シートを前記積載手段上に案内するガイド手段と、を備え、前記ガイド手段はシートを前記積載手段上に案内した後、前記積載手段に積載されたシートを押圧するようになっている。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像を形成されたシートに処理を施すシート処理装置と、を備え、前記シート処理装置が、上記のシート処理装置である。
本発明のシート処理装置は、ガイド手段で、シートを積載手段に案内し、積載手段に押圧して、シートの間に溜まっている空気を押し出し、シート同士を密着させるようになっているので、シート束を処理トレイに安定した状態で積載することができる。
本発明の画像形成装置は、シート束を積載手段に安定して積載できるようにしたシート処理装置を備えているで、シート処理装置のシートを順次送り込むことができて、シートの処理能率を高めることができる。
以下、本発明の実施形態の画像形成装置と、シート処理装置とを図に基づいて説明する。
(画像形成装置)
画像形成装置としてのカラー複写機を図1に基づいて説明する。画像形成装置には、複写機、印刷機、レーザビームプリンタ、及びこれらの複合機等がある。本発明の実施形態の画像形成装置は、多色カラー複写機であるがこれに限定されるものではない。
カラー複写機30は、下から装置本体31、シート処理装置1、画像読取装置36、原稿供給装置35を順に有している。このカラー複写機30は、シートが、装置本体31と画像読取装置36との間にあるシート処理装置1に排出されるため、所謂、胴内排出タイプである。また、シート処理装置1は着脱自在であってもよい。
原稿供給装置35は、画像読取装置36に原稿を自動的に供給するようになっている。読取手段としての画像読取装置36は、原稿供給装置35によって供給された原稿、あるいは原稿供給装置35を後方に開いてユーザによってガラス台42に置かれた原稿を読み取るようになっている。なお、画像読取装置36は必ずしも設ける必要がない。また、画像読取装置36を設けたとしても、原稿供給装置35は必ずしも設ける必要がない。
カラー複写機の動作を説明する。原稿供給装置35は、原稿を画像読取装置36の読取位置まで自動的に送る。画像読取装置36は原稿の画像を読み取る。不図示のコントローラは、画像読取装置36が読み取った画像情報に基づいてレーザスキャナユニット2に信号を送る。レーザスキャナユニット2は、表面が一様に帯電された画像形成手段としての感光体ドラム3にレーザ光を照射する。なお、レーザスキャナユニット2が受ける画像情報信号は、外部のパーソナルコンピュータ等から送られてくる画像情報信号であってもよい。また、画像読取装置36が設けられていないときも、レーザスキャナユニット2は、外部から送られてくる画像信号に基づいて、感光体ドラム3にレーザ光を照射する。
感光体ドラム3上の静電潜像は現像器5によりトナー現像されて、トナー画像となる。トナー画像は、転写ベルト21に転写されて、その後、紙やOHPシート等のシートPに転写される。
一方、シートPは、ピックアップローラ38によりシートカセット32,33から適宜選択的に繰り出されて、分離ローラ対37により1枚ずつに分離され、レジストローラ対39に給送される。そして、シートPは、レジストローラ対39により斜行が矯正された後、感光体ドラム3と転写ベルト21の回転に同期して転写位置に送り込まれる。この結果、シートPに転写ベルト21のトナー画像が転写される。
その後、シートPは、定着ローラ対6に導かれて、定着ローラ対6により加熱加圧されてトナー画像を永久定着される。定着ローラ対6には各々定着上分離爪、定着下分離爪が接しており、シートPはこれらの爪により定着ローラ対6から分離する。分離されたシートPは、第1排出ローラ対7によりカラー複写機の装置本体31からシート処理装置1に送り込まれる。
また、分離されたシートPは、両面印字設定であれば、方向切り替えフラッパ9によって、搬送パス13に案内され、第2排出ローラ対8によって、装置本体31の外部に先端部分を排出される。シートPの後端部分が方向切り替えフラッパ9を通過すると、第2排出ローラ対8が逆転して、シートPは、方向切り替えフラッパ9によって搬送パス14に案内される。これによって、シートPは、表裏反転されたことになり、再度、転写ベルト21に送り込まれて、裏面にトナー画像が転写される。その後、シートPは、定着ローラ対6により加熱加圧処理されて、トナー画像を定着され、搬送パス16を経て第1排出ローラ対7によって装置本体31からシート処理装置1に送り込まれる。
(シート処理装置)
シート処理装置を図1乃至図11に基づいて説明する。本実施形態のシート処理装置は、カラー複写機に組み込まれているが、印刷機、レーザビームプリンタ等に組み込まれていてもよい。本実施形態のシート処理装置は、カラー複写機のみに組み込まれるものではない。
シート処理装置1は、シートが束状に積載される積載手段としての処理トレイ40と、装置本体31からシート処理装置1に送り込まれたシートを処理トレイ40に案内するガイド手段としてのステイプラ前上ガイド90等を備えている。
シート処理装置1は、カラー複写機30の装置本体31から送り込まれてきたシートを束状にして中間部ステイプラ(サドルステッチ用ステイプラ)11でシート束の中央および中央部付近を綴じてから折り手段としての折り装置71でシート束を2つ折りにして冊子状にする中綴じ製本処理(サドルステッチ処理)、綴じ手段としての端部ステイプラ10でシート束の端部を綴じる平綴じ製本処理(ステイプルソート処理)、シート束を綴じないでシート束を揃えるだけの整合処理(ソート処理)を行うようになっている。なお、シート処理装置1は、少なくとも、サドルステッチ処理のみ行えるようになっていてもよい。
(シート処理装置の動作説明)
サドルステッチ処理の概略動作説明
サドルステッチ処理動作におけるシートの流れを概略説明する。
図1に示す、カラー複写機30の装置本体31に設けてある第1排出ローラ対7より排出されたシートPは、図2に示す、シート処理装置1の処理トレイ40に束状に積載されて、後端ストッパ62及び整合板41によって後端部と側端部とを揃えられる(整合される)。なお、後端部は、図2において右側端部のことである。また、側端部は、シート搬送方向に沿った端部のことである。処理トレイ40上にシートが積載される度に、ステイプラ前上ガイド90がシートを処理トレイ40に押し付けて、シート間の空気を押し出す。
その後、シート束は、綴じ手段としての中間部ステイプラ11によってほぼ中央を綴じられて、後端ストッパ62によって、湾曲パス44に送り込まれ、束搬送ローラ対80によって搬送される。そして、束後端検知センサ83がシート束の後端を検知すると、後端ストッパ62は、シート束から離れる。これによって、後端ストッパ62に押されてたわんでいたシート束の後端が自然の長さに戻る。束後端検知センサ83が再度シート束の後端を検知したとき、束搬送ローラ対80は、シート束の搬送を停止する。このとき、シート束の綴じ部は、折り装置71と高さ位置が一致している。そして、シート束は、折り装置71によって綴じ部の部分を折り畳まれて、冊子状になって、スタックトレイ4に排出される。なお、整合手段としての後端ストッパ62及び整合板41は、いずれか一方だけ備えていてもよい。
サドルステッチ処理の詳細動作説明
サドルステッチ処理動作におけるシートの積載整合動作の説明
カラー複写機30より排出されたシートPは、図3(a)に示すように、シート処理装置1側のソート排出ローラ対18によって、処理トレイ40に積載される(図10(S101)(S102))。このとき、シートは、後述するステイプラ前上ガイド90の案内片90aに案内されて、処理トレイ40に積載される。案内片90aは、シート搬送方向の上流側に行くに従って処理トレイ40から離れるように傾斜している。
ソート排出ローラ対18は、駆動ローラ18aと従動ローラ18bとを有している。駆動ローラ18aと従動ローラ18bとの間には、戻しベルト60が挟まれている。従動ローラ18bと戻しベルト60は、駆動ローラ18aに従動回転するようになっている。処理トレイ40のシート搬送方向下流側には、直線パス43と湾曲パス44とを分岐して接続してある。直線パス43は、処理トレイ40をシート搬送方向下流側に真っ直ぐに延長して形成してある。湾曲パス44は、上方に湾曲して、湾曲の外側壁に相当する外側ガイド46と、内側壁に相当する内側ガイド45とで形成されている。内側ガイド45は突き板72の上方にのみ設けてある。
また、外側ガイド46の下端には、傾動片91を設けてある。傾動片91は、後述するステイプルソート処理やソート処理のとき、処理トレイ40から、シート束を、直線パス43を介してスタックトレイ4に排出できるように、処理トレイ40から離れる方向に実線の位置から破線の位置に傾動するようなっている。
図3(b)に示すように、ソート排出ローラ対18から排出されたシートPは、下降した揺動ローラ50と処理トレイ40とに挟まれる(S103)。揺動ローラ50は、反時計回りに回転する。シートPは、シート搬送方向の上流側に引き戻される。
揺動ローラ50は、揺動アーム軸53を中心に上下方向に揺動自在な揺動アーム51の揺動端に取り付けてある。また、揺動ローラ50は、揺動タイミングベルト56と揺動アーム軸53とを介して揺動ローラ駆動モータM1に連結されている。揺動ローラ駆動モータM1は、図11に示す、シート処理装置CPU79から揺動ローラ駆動モータドライバD1を介して駆動信号を受けて揺動ローラ50を回転するようになっている。
図4(a)に示すように、シートの後端が戻しベルト60まで到達する。戻しベルト60は、シートを後端ストッパ62側に移動させる。シートは、シート搬送方向に対して交差する端部(後端)を後端ストッパ62に受け止められる。後端ストッパ62は、断面コの字状に形状されて処理トレイ40の端部に待機している。これによって、シートのシート搬送方向上流側端部の整合が行われたことになる(図10(S104))。
シートの側端部の整合(幅整合)は、対を成す整合板41によって行われる(図4(b)、図10(S105))。一対の整合板41は、不図示のラック及びピニオンギアと、ピニオンギアを回転させる整合板駆動モータM2とによってシートが積載される毎に互いに接近、離間を繰返しながら作動する。整合板駆動モータM2は、ドライバD2を介してシート処理装置CPU79の制御信号によって回転するようになっている。
このように、1枚目のシートの後端部と側端部との整合が行われた後、ステイプラ前上ガイド90が下降して(図4(b)、図10(S106))、1枚目のシートを処理トレイ40に押し付けて、1枚目のシートと処理トレイ40との間の空気を押し出す。これによって、1枚目のシートは、処理トレイ40に密着する。その後、ステイプラ前上ガイド90と揺動ローラ50とが1枚目のシートから離れる(図4(b)、図10(S107))。
なお、シートが整合されるのに移動するとき、揺動ローラ50と戻しベルト60がシートに接触しているが、シートに対する揺動ローラ50と戻しベルト60の接触圧は、シートにたわみが生じたり、座屈が生じたりすることのない程度の押圧力である。このため、シートの整合性が損なわれるようなことがない。なお、シートが整合されるのに移動するとき、揺動ローラ50と戻しベルト60がシートから離れていてもよい。
ステイプラ前上ガイド90は、上ガイド昇降モータM3によって昇降するようになっている。上ガイド昇降モータM3は、整合動作が行なわれた後、ドライバD3を介してシート処理装置CPU79の制御信号によって回転するようになっている。上ガイド昇降モータM3とステイプラ前上ガイド90との間には、回転力を直線運動に変換する不図示の動力伝達機構を設けてある。また、ステイプラ前上ガイド90は、シート束の枚数に関係なく、ほぼ一定の押圧力でシート束を押圧できるように、上ガイド昇降モータM3に所定の負荷電流以上の電流が流れたとき、上ガイド昇降モータM3の回転を停止させてもよい。さらに、上ガイド昇降モータM3の代わりにプランジャを使用してもよい。
続いて、2枚目のシートが1枚目のシートの上に送り込まれてくる(図5(a)(b)、図10(S108))、(S102)。2枚目のシートも後端部と側端部を整合されてから、ステイプラ前上ガイド90に押圧される(図6(a))。1枚目のシートと2枚目のシートとの間の空気が押し出されて、1枚目のシートが2枚目のシートに密着する。同様にして、3枚目以降のシートも、後端部と側端部とを整合されてから、ステイプラ前上ガイド90に押されて、シート間の空気が押し出される。
このように、後続のシートが送り込まれてくるとき、既に積載されているシート同士が密着して処理トレイ40に密着積載されているので、先行シートが後続シートに追従してシート搬送方向の下流側に移動して、後端ストッパ62から離れて後端整合が狂うようなことが殆どない。
また、後続のシートは、ステイプラ前上ガイド90に押されて先行シート密着するまでの間、先行シートとの間に空気が溜まっているので、先行シートに対して移動し易い状態で後端部と側端部とを整合される。このため、後続のシートは、シートの整合精度を損なわれることなく、正確に整合される。
さらに、シートの間の空気を抜くことによって、シートの積載高さをシートの厚み本来の高さにすることができて、ソート排出ローラ対18の設置位置の高さを低くすることができる。このため、シート処理装置1は、全体の高さが低くなる。
所定枚数のシートが処理トレイ40上に積載されると、後端ストッパ62は、ストッパ移動モータM4の駆動によってシート束の上流側端部(図7において右端部)を押して、シート束をシート搬送方向の下流側に移動させる(図10(S109))。このとき、シート束の移動の邪魔にならないように、戻しベルトプーリ64が戻しベルト60の内側から戻しベルト60を上方に持ち上げてシート束から離す。ストッパ移動モータM4は、シート処理装置CPU79の制御信号を、ドライバD4を介して受けて回転するようになっている。後端ストッパ62は、シート束Pの長手方向の中央部が中間部ステイプラ11に対して所定の位置に対向するまでシート束Pを移動させる。中間部ステイプラ11は、アンビル12とドライバ15とで構成されて、シートPの中央部を綴じる(図7(a)、図10(S110))。なお、シート束の綴じ位置は、中央部であることが多いが、これに限定されるものではない。
ステイプラ前上ガイド90が、中間部ステイプラ11のシート搬送方向の上流側近くに配設されて、中間部ステイプラ11が綴じる部分近くのシート間の空気を抜くようになっているので、中間部ステイプラ11は、シート束を締まった状態で綴じることができる。なお本実施例においては、ガイド手段としてのステイプラ前上ガイド90を、中間部ステイプラ11のシート搬送方向の上流側に配設した構成について説明したが、ガイド手段を中間部ステイプラ11のシート搬送方向の下流側に配設しても同様の効果が得られる。
中間部ステイプラ11で綴じたシート束の折り動作の説明
中間部ステイプラ11がシート束の中央を綴じると、後端ストッパ62は、ストッパ移動モータM4によって、シート束の搬送方向の上流側端部を押して、シート束を束搬送ローラ対80に移動させる(図10(S111))。
束搬送ローラ対80は、後述する折りローラ対73より下流側に配置されている。束搬送ローラ対80は、駆動ローラ85と揺動ローラ81とで構成されている。束搬送ローラ対80は、後端ストッパ62によって送られてくるシート束Pを通過させるため、離間して待ち受けている。
湾曲パス44の中間部には、折り装置71を配設してある。折り装置71は、湾曲パス44の湾曲の内側に配設されて湾曲パス44を貫通可能な突き板72と、突き板72に対向する折りローラ対73等で構成されている。
束後端検知センサ83は、直線パス43を挟むように配置された発光部83aと受光部83bとで構成されている。また、束後端検知センサ83は、シート処理装置CPU79の制御信号を、ドライバD5を介して受けて回転するセンサ移動モータM5によって、処理トレイ40と直線パス43とに沿った方向に移動可能であり、シートの長さサイズに応じて位置を変更することができるようになっている。
束後端検知センサ83は、通常、不図示のホームポジション検知センサによって検知されるホームポジションにいる。カラー複写機のCPU78からのシートの長さサイズ信号がシート処理装置CPU79に送られてくると、束後端検知センサ83は、シート束が突き板72によって突かれる位置から、シートサイズの搬送方向長さの1/2の距離になる位置にその検知位置が来るように、センサ移動モータM5によって移動させられる(図7(b)、図10(S106))。なお、束後端検知センサ83をシート搬送方向に沿って複数配設して、シートサイズの長さ情報に相当する束後端検知センサ83を選択して使用してもよい。
シート束Pは、中央部を綴じられた状態で後端ストッパ62に押されて湾曲パス44内を湾曲した状態で移動する。後端ストッパ62は、シートP後端が束後端検知センサ83によって検知されるまで、すなわち、遮光されなくなるまでシートPを搬送する。
後端ストッパ62が停止すると、その後、束搬送ローラ対80が、シート束Pをニップする(挟む)(図7(b))。そして、後端ストッパ62は、シートPから離れる方向に移動して(図7(b))、図2に示す待機位置に戻る。このとき、後端ストッパ62はシート束の後端を押しているだけであるので、束搬送ローラ対80との間でシート束の引っ張り合いをすることなく、待機位置に戻ることができる。このため、後端ストッパ62と束搬送ローラ対80との間で、シート束の引渡しを円滑に行うことができる。
その後、束搬送ローラ対80は回転を開始する。束搬送ローラ対80は、シート束Pの最後端が束後端検知センサ83によって検知されるまでシート束を搬送して停止する(図10(S112)、(S113))。この結果、シート束の針綴じ部Mと、折りローラ対73のニップ及び突き板72とが一致する。なお、図7(b)は、針綴じ部Mが折りローラ対73のニップ及び突き板72とに一致する前の状態図である。
シート束の針綴じ部Mが、折りローラ対73のニップ及び突き板72に一致した後、突き板72は、シート束Pの針綴じ部Mを押して、シート束を折りローラ対73のニップに押し込む(図8(a)、図10(S114))。束搬送ローラ対80はニップを開放する。折りローラ対73はシートPを挟んで二つ折りにする。
そして、折りローラ対73、排出ローラ対74がシート束Pをスタックトレイ4に排出する(図8(b)、図10(S115))。
(ステイプルソート処理、ソート処理の動作説明)
ステイプルソート処理、ソート処理が設定されると、湾曲パス44における傾動片91が、図2に示す実線の位置から破線の位置に回動して、処理トレイ40から離れる。カラー複写機の装置本体31の第1排出ローラ対7から排出されたシートPは、図3乃至図5に示す場合と同じように、処理トレイ40に積載されて、後端ストッパ62に突き当てられて後端整合をされ、かつ整合板41によって側端整合をされる。その後、ステイプラ前上ガイド90が下降して、シート間の空気を抜く。
ステイプルソート処理の場合、端部ステイプラ10が、シート束の上流側端部(図6(b)において右端部)を綴じる。ソート処理の場合、端部ステイプラ10は作動しない。
その後、後端ストッパ62が、図7に示す場合と同様に、シート束の上流側端部(図7において右端部)を押して、シート束をシート搬送方向の下流側に移動させる。傾動片91が図2に破線で示すように処理トレイ40から離れているので、シート束は、傾動片91の下を通過して直線パス43に進入し、排出ローラ対75によって、スタックトレイ4に排出される。
ステイプルソート処理、ソート処理の場合もシート間、シートと処理トレイ40間の空気を抜くようになっているので、後続のシートが送り込まれてくるとき、先行シートが後続シートに追従してシート搬送方向の下流側に移動して、後端ストッパ62から離れて後端整合が狂うようなことが殆どない。また、後続のシートは、ステイプラ前上ガイド90に押されて先行シート密着するに前に後端部と側端部とを整合されるので、正確に整合される。さらに、シートの間の空気を抜くことによって、ソート排出ローラ対18の設置位置の高さを低くすることができ、シート処理装置1の全体の高さを低くすることができる。
(その他の実施例)
なお、ステイプラ前上ガイド90は、図9に示すように、中間部ステイプラ11のアンビル12に設けて、アンビル12の昇降によって、シート間、シートと処理トレイ40間の空気抜きを行ってもよい。このようにすると、ステイプラ前上ガイド90を昇降させるモータや機構を設ける必要が無くなり、構造を簡素化することができる。また、アンビル12が下降してシート束を綴じるとき、再度、ステイプラ前上ガイド90がシート束を押えるので、シート束の針綴じ部の空気を確実に抜いて締まりよくシート束を綴じることができる。さらに、アンビル12自体もシート束上面に当接し、シート束の針綴じ部近傍を直接押えることになるので効果が増大する。
なお、ステイプラ前上ガイド90によってシート束を押えるためにアンビル12が下降するとき、中間部ステイプラ11は、シート束を綴じる動作を行わないのは勿論である。
なお、以上の実施形態におけるシート処理装置の湾曲パス44は、処理トレイ40の上方に湾曲しているが、下方に湾曲していてもよい。
また、シート処理装置1,101は、針でシート束を綴じるようになっているが、針の代わりにトナーでシート同士を接着して綴じるシート処理装置であってもよい。すなわち、このシート処理装置は、装置本体31内で、シートの綴じ部に転写したトナーを、ステイプラの代わりに設けた加熱加圧器でシートとともに加熱加圧して溶かし、シート同士を接着するようになっている。
さらに、本実施形態のシート処理装置は、湾曲パス44の湾曲した上下方向の領域内に折り装置71を設けてあるので、小型にすることができる。
本発明の実施形態の画像形成装置としてのカラー複写機の概略正面断面図である。 本発明の実施形態におけるシート処理装置の概略正面断面図である。 図2に示すシート処理装置の動作説明用の図である。(a)シートがカラー複写機の装置本体から送り込まれてきた状態の図である。(b)シートが処理トレイに積載された状態の図である。 図3に引き続いたシート処理装置の動作説明用の図である。(a)シートを後端ストッパに当接させる前の図である。(b)シートを後端ストッパに当接させた図である。 図4に引き続いたシート処理装置の動作説明用の図である。(a)後続のシートがカラー複写機の装置本体から送り込まれてきた状態の図である。(b)シートを後端ストッパに当接させる前の図である。 図5に引き続いたシート処理装置の動作説明用の図である。(a)処理トレイに積載されたシート束のシート間の空気を除去した図である。(b)シート間の空気を除去した後の図である。 図6に引き続いたシート処理装置の動作説明用の図である。(a)シート束を中間部ステイプラで綴じる位置に移動させた図である。(b)中間部を綴じたシート束を束搬送ローラ対で移動している図である。 図7に引き続いたシート処理装置の動作説明用の図である。(a)折り装置でシート束を折り畳んでいる途中の図である。(b)折り畳んだシート束をスタックトレイに排出した図である。 ステイプラ前上ガイドを中間部ステイプラのアンビルに設けたときの実施形態の図である。(a)処理トレイに積載されたシート束のシート間の空気を除去した図である。(b)シート間の空気を除去した後の図である。 サドルステッチ処理動作説明用のフローチャートである。 シート処理装置の制御ブロック図である。 従来の画像形成装置の概略正面断面図である。
符号の説明
M 針綴じ部
1 シート処理装置
2 レーザスキャナユニット
3 感光体ドラム(画像形成手段)
4 スタックトレイ
10 端部ステイプラ(綴じ手段)
11 中間部ステイプラ(綴じ手段)
12 アンビル
15 ドライバ
30 カラー複写機(画像形成装置)
31 カラー複写機(画像形成装置)の装置本体
35 原稿供給装置
36 画像読取装置(読取手段)
40 処理トレイ(積載手段)
41 整合板(整合手段)
44 湾曲パス(湾曲案内路)
62 後端ストッパ(整合手段)
71 折り装置(折り手段)
83 束後端検知センサ
83a 発光部
83b 受光部
90 ステイプラ前上ガイド(ガイド手段)

Claims (9)

  1. シートを束状に積載する積載手段と、
    前記積載手段に積載されたシートを綴じる綴じ手段と、
    前記積載手段に対向して前記綴じ手段の近傍に設けられ、シートを前記積載手段上に案内するガイド手段と、
    を備え、
    前記ガイド手段はシートを前記積載手段上に案内した後、前記積載手段に積載されたシートを押圧することを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記ガイド手段は、シートが前記積載手段に積載される毎にシートを押圧することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記積載手段に積載されたシートを整合する整合手段を備え、
    前記ガイド手段が、前記整合手段によって整合されたシートを押圧することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  4. 前記整合手段は、シートが前記積載手段に積載される毎にシートを整合することを特徴とする請求項3に記載のシート処理装置。
  5. 前記ガイド手段は、前記綴じ手段の綴じ動作に連動して前記積載手段に積載されたシートを押圧することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  6. 前記綴じ手段が綴じ針を前記シート束に貫通させるドライバと、前記ドライバに接近離間可能で、かつ前記綴じ針を受け止めて折り曲げるアンビルとを有し、前記ガイド手段が前記アンビルに設けてあることを特徴とする請求項5に記載のシート処理装置。
  7. 前記積載手段のシート搬送方向下流側で前記積載手段に積載されたシート束を前記シートの厚み方向に湾曲して案内する湾曲案内路と、
    前記湾曲案内路の途中で前記シート束を折る折り手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  8. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって画像を形成されたシートに処理を施すシート処理装置と、を備え、
    前記シート処理装置が、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート処理装置であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 記録材の記録を読み取る読取手段と、
    前記読取手段の下方に配設されて前記読取手段の読取情報に基づいてシートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記読取手段と前記画像形成手段との間に配設されて画像を形成された前記シートに処理を施すシート処理装置と、を備え、
    前記シート処理装置が、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート処理装置であることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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