JP2011173716A - 原稿搬送装置 - Google Patents

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洋一 坂井
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Abstract

【課題】原稿をスイッチバックするとき2枚が一部重なるように搬送され印刷かすれ、スリップが発生する。
【解決手段】給紙トレイと、該給紙トレイから繰り出された原稿の画像を読み取る画像読取部と、該画像読取部で読み取られた原稿を排紙する排紙トレイと、前記画像読取部で表面が読み取られた原稿をスイッチバックして再び画像読取部に向けて搬送する排紙ローラ対43と、表裏面が読み取られた原稿をスイッチバックして排紙トレイに送り出す反転ローラ対44とを有する原稿搬送装置であって、前記排紙ローラ対43を離間、圧接する第1の離接手段82aと、前記反転ローラ対44を離間、圧接する第2の離接手段82bとを設け、前記第1及び第2の離接手段82a,82bが原稿の搬送タイミングに応じて同時に作動させる離接切替手段81によって、それぞれの離間、圧接が切り替わる。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機やイメージスキャナなどの画像形成装置のコンタクトガラス上に給紙トレイから原稿を供給し、コンタクトガラス上で原稿の画像を読み取った後にその原稿を排紙トレイに排出する原稿搬送装置に関するものである。
複写機やスキャナ等の画像形成装置においては、原稿を画像読取部のコンタクトガラス上に自動供給するため、ADF(オート・ドキュメント・フィーダ)と称される原稿搬送装置が用いられ、両面に画像を有する両面原稿を読取処理可能としている。
従来、この種の原稿搬送装置としては、例えば、特許文献1に開示のものが知られている。この原稿搬送装置は2つのモードを備えており、第1モードにおいては、片面の原稿を読み取って直接排紙トレイに完全に排出し、第2モードにおいては、両面原稿の第1面を読み取って排紙トレイに一旦送給するが、この排紙トレイには完全に排出せずにスイッチバックさせ、両面送給経路を経て原稿給送経路に再び給送する。そして、第2面を読み取って排紙トレイに送給した後に、ページ順序が揃うように再度排紙トレイ上に完全に排出せずにスイッチバックさせ、両面送給経路を経て原稿給送経路に再び送給してから排紙トレイに排出し積載される。従って、排紙トレイの入口の排出と反転を行うローラと、排紙トレイから原稿給送経路に送給する両面送給経路により両面原稿を循環する構造となっている。両面原稿の排出は、前記ローラにより反転され、第2面の読み取り原稿と同様の経路を経て前記ローラにより排紙トレイに排出される。
このような原稿の表裏面を効率よく読取搬送させるため、特許文献2では、先行して給紙されてくる原稿と、続けて給紙される次原稿の一部が重なるようにして表裏の原稿面を読み取るスイッチバック経路を有した原稿搬送装置が開示されている。
特開平7−175279号公報 特開2007−51011号公報
上記特許文献1に開示されている原稿搬送装置にあっては、両面原稿の場合に排紙トレイ上にページ順序が揃うように順次積載しようとすると、原稿を画像読取部に3回通過させる必要がある。このうち3回目の原稿の通過においては、原稿の読み取りを行わないにもかかわらず画像読取部を通過させることになるため、その間、後続原稿の給紙を行うことができない。このため、連続した両面原稿の読取処理に時間が掛かるといった問題があった。
また、画像読取部を通過させる回数が多いため、画像読取部が汚れやすく、原稿の読取精度の低下や読取不良の発生率が高まるおそれがあった。
一方、特許文献2に開示されている原稿搬送装置にあっては、先行する原稿を排紙トレイへ排紙する間に次原稿を続けて読取処理するために、1つのスイッチバック経路上で先行する原稿と次原稿の一部が重なるように搬送させるようになっている。このため、前記スイッチバック経路上には重なった原稿をニップするための一対のローラが設けられ、原稿の厚みに応じて一方のローラが離間可能としている。しかしながら、重なり合った原稿をニップさせた状態で搬送させる際、ニップ圧が強すぎると原稿面にストレスが多くかかり、印刷のかすれや紙質が劣化するといった問題が生じる。逆に、ニップ圧が弱すぎると、原稿間にスリップが生じて搬送不良を引き起こすといった問題があった。このため、複数枚の原稿を同時搬送させるには、搬送方向が常に一定となるような部分において、予めニップ圧を適切な値に設定する必要があり、複数の原稿をスイッチバックさせながら、二方向に同時に搬送させるような搬送機構の実現が困難であった。
また、前記スイッチバック経路を経て表裏両面が読み取られた原稿を反転させて排紙させる場合は、反転排紙用のスイッチバック経路及びスイッチバックローラ対を設ける必要がある。このように2つのスイッチバックローラ対にあっては、原稿の搬送状態によってそれぞれ別個に離間や圧接を行うため、駆動源や制御系が少なくとも2系統必要となり、それぞれのスイッチバックローラ対の制御が煩雑になるとともに、前記駆動源や制御系の配置スペースが大きくなることから原稿搬送装置の小型化が制限されていた。
そこで本発明は、上記の課題を解決するために、連続して給紙される2枚の原稿の一部が重なった状態で画像読取側あるいは原稿排紙側に確実にスイッチバック搬送させることで表裏両面の連続読み取りを高速化し、排紙する際に原稿を反転させるのに最適なモードを複数備え、これらのモードが所定のタイミングで切り替わることで、原稿の読み取り精度を高め、小型化が可能な原稿搬送装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の原稿搬送装置は、原稿を給紙する給紙トレイと、該給紙トレイから繰り出された原稿の画像を読み取る画像読取部と、該画像読取部で読み取られた原稿を排紙する排紙トレイと、前記画像読取部で表面が読み取られた原稿をスイッチバックして再び画像読取部に向けて搬送する第1スイッチバックローラ対と、表裏面が読み取られた原稿をスイッチバックして排紙トレイに送り出す第2スイッチバックローラ対とを有する原稿搬送装置であって、前記第1スイッチバックローラ対を離間、圧接する第1の離接手段と、前記第2スイッチバックローラ対を離間、圧接する第2の離接手段とを設け、前記第1の離接手段及び第2の離接手段が原稿の搬送タイミングによって同時に作動し、それぞれの離間、圧接が切り替わることを特徴とする。
本発明の原稿搬送装置によれば、給紙されてくる2枚の原稿の表面を連続して読み取った後に、続けて裏面を連続して読み取るために、第1のスイッチバックローラ対が前記2枚の原稿の一部が重なった状態で通過させる圧接と、同一方向あるいは異方向にすれ違い搬送させる際の離間状態と有することで、原稿の搬送を高速化且つ確実にすることができる。また、表裏面が読み取られた原稿を反転させて排出させるための離間モード及び圧接モードを備えた反転ローラ対を設けたことによって、排紙させる際のスピードアップ化も同時に図ることができる。さらに、前記排紙ローラ対と反転ローラ対が備える各モードが原稿の搬送タイミングによって切り替わるため、最適な原稿送り操作を行うことができる。
また、前記排紙ローラ対によるモードの切り替えと、反転ローラ対によるモードの切り替えが同一の回転軸によって回転するカム部材を介してリンクされているため、原稿の給紙から排紙に至る一連のモード切り替えを無駄なくスムーズに行うことができる。
本発明に係る原稿搬送装置の全体構成を示す断面図である。 上記搬送読取ユニットの駆動系の構成を示す説明図である。 離接切替手段の構成を示す分解斜視図である。 上記離接切替手段とリンクする排紙ローラ対及び反転ローラ対の構成を示す斜視図である。 上記離接切替手段の動作を示す説明図である。 上記離接切替手段の切替タイミングを示すタイミングチャートである。 上記離接切替手段の各動作に対応した原稿の搬送位置を示す説明図である。 上記離接切替手段の各動作に対応した原稿の搬送位置を示す説明図である。 原稿の搬送動作(ステージ1)を示す説明図である。 原稿の搬送動作(ステージ2)を示す説明図である。 原稿の搬送動作(ステージ3)を示す説明図である。 原稿の搬送動作(ステージ4)を示す説明図である。 原稿の搬送動作(ステージ5)を示す説明図である。 原稿の搬送動作(ステージ6)を示す説明図である。 原稿の搬送動作(ステージ7)を示す説明図である。 原稿の搬送動作(ステージ8)を示す説明図である。 原稿の搬送動作(ステージ9)を示す説明図である。 原稿の搬送動作(ステージ10)を示す説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る原稿搬送装置の実施形態を詳細に説明する。図1に示すように本発明の原稿搬送装置1は、画像読取部4を有する本体ユニット2と、この本体ユニット2の上方に開閉可能に取り付けられる搬送読取ユニット3とを備えて構成されている。
画像読取部4は、光学部5を固定した状態で第1の原稿読取部(第1のコンタクトガラス)6の上面を通過する原稿を読み取る。また、本体ユニット2の上面には、原稿を載置するための平面スペースを有する第2の原稿読取部(第2のコンタクトガラス)7が設けられ、このコンタクトガラス7上にセットされた原稿に対しては前記画像読取部4の光学部5が移動することによって読み取ることができる。
前記画像読取部4は、ランプなどの光源10、複数のミラー11、レンズ16、CCDなどの光電変換素子17等を備える。搬送あるいは載置された原稿には、第1のコンタクトガラス6又は第2のコンタクトガラス7を介して光源10から発せられる光が照射される。そして、原稿面に照射されて反射した光を複数のミラー11によって何度か反射させた後、レンズ16を介して光電変換素子17で光電変換することで原稿の画像が読み取られる。
次に、搬送読取ユニット3の構成について説明する。この搬送読取ユニット3は、図1及び図2に示したように、複数枚の原稿を載置可能な給紙トレイ20と、載置された複数枚の原稿を繰り出す支持トレイ21と、読取処理の終了した原稿を収納する排紙トレイ22とを備えている。
また、この搬送読取ユニット3には、給紙トレイ20上に積載されている複数枚の原稿から1枚づつ給紙する給紙路23及びこの給紙路23から第1のコンタクトガラス6を経由する読取路24とを有して排紙トレイ22側に延びる原稿の搬送手段を備える。
前記支持トレイ21の下流側には、この支持トレイ21の上に載置されている原稿を繰り出すために昇降する繰出ローラ27と、繰り出された原稿を給送する給紙ローラ28と、この給紙ローラ28に圧接して原稿を1枚づつ分離する分離パッド29と、1枚づつ分離されて給紙される原稿の先端を突き当てて整合した後に第1のコンタクトガラス6に向けて送り出すレジストローラ対30とを備える。
前記読取路24には、第1のコンタクトガラス6の上流側に配置される第1リードローラ対32と、下流側に配置される第2リードローラ対33とが設けられている。
また、前記排紙トレイ22の前段には、一の面(表面)の画像が読み取られた原稿を一時的に退避させた後、再搬送させるための第1スイッチバック部41と、表裏両面の画像が読み取られた原稿を一時的に退避させた後、排紙トレイ22に収容させるための第2スイッチバック部42とを備えている。第1スイッチバック部41は、第1スイッチバックパス45と、この第1スイッチバックパス45の上流側からレジストローラ対30に向けて合流する再搬送パス47とを有するとともに、前記第1スイッチバックパス45の端部に設けられ、この第1スイッチバックパス45上に一時的に退避される原稿の圧接(以下ニップという)力が低い低ニップと、ニップ力の高い高ニップの2段階に切り替え及び離間可能な第1スイッチバックローラ対(排紙ローラ対)43、前記再搬送パス47上に設けられる待機ローラ対48を有して構成されている。前記排紙ローラ対43及び待機ローラ対48は、図2に示したように、一方が正転、反転駆動が可能な駆動ローラ43a,48aで、他方が回転フリーの従動ローラ43b,48bで構成され、互いに圧接及び離間可能に配置される。前記排紙ローラ対43は、駆動ローラ43aが固定で、従動ローラ43bが揺動可能となっており、後述する離接切替手段によって、反転ローラ対44とリンクして離間、低ニップ及び高ニップが可能となる。以下、正転とは原稿を下流側に送り出すような反時計回りの回転をいい、反転とは原稿を上流側に送り戻すような時計回りの回転をいう。
前記第2スイッチバック部42は、第2リードローラ対33から排紙トレイ22の下方に向けて延びる第2スイッチバックパス46と、この第2スイッチバックパス46の上流側から折り返して前記第1スイッチバックパス45に合流する反転排紙パス49とを有するとともに、前記第2スイッチバックパス46と反転排紙パス49とが分岐する部分の近傍に第2スイッチバックローラ対(反転ローラ対)44が設けられる。この反転ローラ対44は、一方が正転、反転駆動が可能な駆動ローラ44aで、他方が回転フリーの従動ローラ44bとなっている。なお、前記従動ローラ44bが固定で駆動ローラ44aが揺動可能となっており、後述する離接切替手段81によって、排紙ローラ対43とリンクして離間及びニップが可能となる。
前記排紙ローラ対43及び反転ローラ対44を離間させる際に、それぞれのローラ対の下側に位置している駆動ローラ43a及び従動ローラ44bが固定となっているため、原稿がぶれることなくスムーズに第1スイッチバックパス45や第2スイッチバックパス46に導き入れることができる。一方、それぞれのローラ対の上側に位置している従動ローラ43b及び駆動ローラ44aを離間可能に配置しているため、原稿が第1スイッチバックパス45や第2スイッチバックパス46に突入させる際に障害となることはない。また、ニップする際のニップ力も安定させることができる。これによって、原稿の搬送ジャムや原稿面のすれを防止して高品質な読取及び搬送操作を行うことができる。
ここで、離間とは、駆動ローラと従動ローラとが接触せずに離れ、この間を原稿がスルーとなる状態であり。また、低ニップとは、駆動ローラと従動ローラとが当接し、原稿一枚分を挟持して搬送可能な状態であり、高ニップとは、前記低ニップよりもニップ力が高く設定され、原稿2枚を挟持して搬送可能となる状態である。以下、離間した状態を離間モード、ニップした状態をニップモードといい、駆動ローラ対43のニップモードについては、低ニップモードと高ニップモードとに分けていう。なお、反転ローラ対44のニップモードは1種類であるが、これは排紙ローラ対43の低ニップモードと略同じニップ力を有している。
図3は前記排紙ローラ対43及び反転ローラ対44の離間及びニップを行うための第1の離接手段82a、第2の離接手段82b及び第1、第2の離接手段を切り替える離接切替手段81の構成を示したものである。前記第1の離接手段82aは排紙ローラ対43を離間及びニップさせるためのカム面を有した第1カム86と、この第1カム86と排紙ローラ対43とリンクさせるための第1アーム88を備え、前記第2の離接手段82bは反転ローラ対44を離間及びニップさせるためのカム面を有した第2カム87と、この第2カム87と反転ローラ対43とリンクさせるための第2アーム89とを備える。前記離接切替手段81は、前記第1カム86と第2カム87とが同軸上で一体に取り付けられるカム回転軸90と、このカム回転軸90が取り付けられる回転制御板83と、この回転制御板83を回転駆動させるモータM4とを備える。また、前記回転制御板83の近傍には、回転を検出する回転検出センサ85が配置される。
図4は前記離接切替手段81と、排紙ローラ対43及び反転ローラ対44とのリンク構成を示したものである。前記第1アーム88には、ピン88aが設けられており、このピン88aが第1カム86のカム面に沿って移動することで、第1アーム88が揺動するようになっている。一方の第2アーム89は、直線状に延びる内側面が前記第2カム87のカム面に沿ってすべりながら揺動する。なお、前記排紙ローラ対43は、駆動ローラ43aが固定で、従動ローラ43bが前記第1アーム88によって離間位置、低ニップ位置、高ニップ位置に移動し、反転ローラ対44は、従動ローラ44bが固定で、駆動ローラ44aが前記第2アーム89によって離間位置あるいは各ニップ位置に移動する。
前記排紙ローラ対43の従動ローラ43bは、従動ローラ回転軸43dによって回転フリーに保持され、この従動ローラ回転軸43dが第1のホルダ部材43fを介して従動ローラ揺動支持軸43eに支持される。そして、前記従動ローラ揺動支持軸43eの一端が前記第1アーム88に連結される。
一方、前記反転ローラ対44の駆動ローラ44aは、駆動ローラ回転軸44cによって回転駆動され、この駆動ローラ回転軸44cが第2のホルダ部材44fを介して駆動ローラ揺動支持軸44eに支持される。そして、前記駆動ローラ揺動支持軸44eの一端が前記第2アーム89に連結される。
前記第1カム86は、離間モード、低ニップモード、高ニップモードの3種類のモードを一回転周期で得るためのカム面を有して形成され、第2カム87は、離間モード及びニップモードの2種類のモードを一回転周期で得るためのカム面を有して形成されている。
図5は、離接切替手段81における第1カム86及び第2カム87の回転位置と、従動ローラ揺動支持軸43e及び駆動ローラ揺動支持軸44eの移動位置との関係をそれぞれの離間・ニップモードに対応して示したものである。
(a)は、第1カム86及び第2カム87がそれぞれ離間面86a,87aにおいて、前記第1アーム88と第2アーム89がリンクしたときの状態を示したものである。これは、回転制御板83の回転が0度、すなわち、モータM4の回転が開始する直前のホームポジション(HP)の状態であり、このとき、前記排紙ローラ対43と反転ローラ対44は共に離間モードとなる。
(b)は、前記(a)から時計回りに90度回転させたときの状態を示したものである。この状態では、第1カム86が離間面86aにおいて第1アーム88とリンクしているため、排紙ローラ対43は離間モードとなる。一方、第2カム87は、ニップ面87bにおいて第2アーム89とリンクしているため、反転ローラ対44はニップモードとなる。
(c)は、前記(b)から時計回りに60度回転させたときの状態を示したものである。この状態では、第1カム86が低ニップ面86bにおいて第1アーム88とリンクしているため、排紙ローラ対43は低ニップモードとなる。一方、第2カム87は、前の状態と同じニップ面87bにおいて第2アーム89とリンクしているため、反転ローラ対44は続けてニップモードとなっている。
(d)は、前記(c)からさらに時計回りに60度回転させたときの状態を示したものである。この状態では、第1カム86が高ニップ面86cにおいて第1アーム88とリンクしているため、排紙ローラ対43は高ニップモードとなる。一方、第2カム87は、前の状態と同じニップ面87bにおいて第2アーム89とリンクしているため、反転ローラ対44は続けてニップモードとなっている。
(e)は、前記(d)から時計回りに90度回転させたときの状態を示したものである。この状態では、第1カム86が低ニップ面86bにおいて第1アーム88とリンクしているため、排紙ローラ対43は低ニップモードとなる。一方、第2カム87は、離間面87aにおいて第2アーム89とリンクしているため、反転ローラ対44は離間モードに移行する。この(e)の状態から時計回りに60度回転させることによって、(a)のHPに戻る。
図6、図7及び図8は、図5(a)〜(e)の動作タイミングと、この動作タイミングによる代表的な原稿の搬送状態(ステップ1〜ステップ14)を示したものである。離接切替手段81における一連の動作は、前記回転制御板83が一回転するごとに繰り返される。なお、前記回転制御板83の回転角の検出及び制御は、前記回転制御板83の外周面に形成されているセンサ片84と、このセンサ片84の通過を検知する回転検出センサ85によって行われる。以下、各ステップの動作を説明する。
ステップ1:動作開始時における待機状態の離間からそれぞれのニップへ移行する。
ステップ2:片面搬送時の場合に反転ローラ対のみが離間する。
ステップ3:両面搬送時の場合に排紙ローラが離間し、反転ローラがニップ動作開始する。
ステップ4:1枚目原稿の反転スイッチバック時において、原稿先端が中間ローラニップ後に、排紙ローラ対の離間を開始する。(2枚目の読取原稿先端が排紙ローラ対到達前に排紙ローラ対の離間完了)
ステップ5:2枚目原稿の読取終了前において、読取原稿後端リードセンサ抜け後、排紙ローラ対がニップを開始する。(読取原稿後端がリードローラを抜ける前に排紙ローラ対のニップが完了)
ステップ6:1枚目原稿が反転排紙パスへ搬入される際、反転ローラ対の離間を開始する。(反転排紙原稿先端が反転ローラ対到達前に反転ローラ対の離間が完了)
ステップ7:2枚目原稿の先端が中間ローラに到達にて、排紙ローラ対が離間し、このとき、反転ローラ対は1枚目原稿が搬送中のため、離間状態を維持する。
ステップ8:1枚目の読取原稿後端がリードローラを抜ける前に反転ローラ対のニップを開始する。
ステップ9:1枚目の反転排紙原稿の先端が排紙ローラ対を抜けた時点で排紙ローラ対のニップを開始する。このとき、反転中の2枚目原稿後端が排紙ローラ位置にいる可能性があるため、高ニップは禁止される。
ステップ10:1枚目の反転排紙中、排紙ローラ対のニップ後に、2枚目反転部受入のため、反転ローラ対の離間を開始する。
ステップ11:2枚目の原稿を読取時において、読取原稿の後端がリードローラを抜ける前に反転ローラ対のニップを完了する。
ステップ12:2枚目原稿が反転排紙され、3枚目原稿がスイッチバック位置への搬送のため、排紙ローラ対を離間する。
ステップ13:2枚目原稿が反転排紙され、反転ローラ対抜けの手前で排紙ローラ対を高ニップする。
ステップ14:3枚目原稿がスイッチバックされる排紙ローラ対を高ニップから低ニップに切り替える。
上記排紙ローラ対43及び反転ローラ対44の前方に位置している第2リードローラ対33の下流側には、原稿の読み取り過程に応じて、前記第1スイッチバックパス45と第2スイッチバックパス46のいずれかに向けて原稿の流れを交互に切換えるための切換手段が設けられる。この切換手段は、3方向のパス面を有し、この3方向のパス面が回転軸36によって回動可能な切換フラッパー34によって構成されている。この切換フラッパー34は、それぞれのパス面が原稿の厚み幅の範囲内で回動可能となっている。
また、図1に示したように、原稿が通過する各所には各種のセンサが設けられている。繰出ローラ27の近傍には支持トレイ21から給紙されてくる原稿を検出するエンプティセンサ51、給紙ローラ28の先には1枚に分離された原稿を検出する分離センサ52が設けられる。また、第1のコンタクトガラス6の上流側の搬送路にはレジストセンサ53、リードセンサ54が設けられ、下流側の搬送路には反転センサ55、反転排出センサ56がそれぞれ配置される。なお、各センサの働きについては、後述する駆動系のタイミングチャート及び動作説明図の中で詳細に説明する。
図2は上記各ローラ対の駆動系を示したものである。主に回転駆動を行うモータを3系統(M1,M2,M3)、離接切替手段81を駆動するモータを1系統(M4)、切換フラッパー34を回転させるソレノイドを1系統(SOL1)備えている。前記モータM1は、給紙ローラ28、レジストローラ対30の駆動ローラ30a、第1リードローラ対32の駆動ローラ32a、第2リードローラ対33の駆動ローラ33aに供給されており、そのうちの給紙ローラ28とレジストローラ対30の駆動ローラ30aには電磁クラッチCL1,CL2を介して接続されている。このモータM1は、原稿を第1のコンタクトガラス6に向けて搬送させるために回転駆動され、前記給紙ローラ28、レジストローラ対30の駆動ローラ30aは、電磁クラッチCL1,CL2によって所定のタイミングで停止制御が可能となっている。モータM2は、排紙ローラ対43の駆動ローラ43a及び反転ローラ対44の駆動ローラ44aに供給され、正転、反転、停止制御が可能となっている。モータM3は待機ローラ対48の駆動ローラ48aに供給され、正転及び停止制御が可能となっている。モータM4はギアを介して回転制御板83に連結される。このモータM4を正転、反転及び停止制御することで、前記回転制御板83に連結されている第1カム86及び第2カム87を所定位置に回転させる。なお、前記モータM1〜M4は、位置や速度等の制御が可能なサーボモータが使用される。
また、SOL1は、切換フラッパー34の回転軸36の近傍に設けられ、時計回り及び反時計回りに所定の回転幅で回転制御される。なお、前記排紙ローラ対43の従動ローラ43b及び反転ローラ対44の駆動ローラ44aは、前述したように、離接切替手段81によって、離間モード、低ニップモード、あるいは、高ニップモードに切り替えて駆動制御される。
次に、図9〜図18に示した各ステージ(S00)〜(S28)及び図5に示した離接切替手段の動作に基づいて、本発明の原稿搬送装置の動作を原稿の流れに沿って説明する。最初に給紙トレイ20上に原稿が載置されたことをエンプティセンサ51が検知すると、給紙モータM1が駆動し、電磁クラッチCL1をONすると繰出ローラ27及び給紙ローラ28が回転駆動する。これによって、前記給紙トレイ20上に載置された最上位の原稿が順次繰り出され、分離パッド29によって1枚の原稿P1に分離される。なお、原稿の給紙開始時におけるイニシャル動作で排紙ローラ対43及び反転ローラ対44は離間する位置にセットされ、また切換フラッパー34は、第1スイッチバックパス45に案内されるような向きにセットされる(S00)。
前記分離パッド29を経た原稿P1の先端をレジストセンサ53が検知すると、その検知した時点から原稿P1を所定量搬送することによって、レジストローラ対30のニップ部分に原稿P1の先端が突き当たることで整合され、スキューが取り除かれる(S01)。
その後、電磁クラッチCL2がONされ、レジストローラ対30が反時計方向に回転駆動する。そして、原稿P1は駆動される第1、第2リードローラ対32、33によってU字状に延びる読取路24に沿って搬送され、表面と裏面が反転した状態で第1のコンタクトガラス6上を通過する。この第1のコンタクトガラス6上を通過する際に原稿P1の表面が読み取られる(S02)。
前記第1のコンタクトガラス6を通過した原稿P1は、切換フラッパー34を介して第1スイッチバックパス45に案内される。この1枚目の原稿P1の先端部が第1スイッチバックパス45に案内されていく間に、後端部が分離センサ52で検知されると、2枚目の原稿P2の給送が給紙ローラ28によって開始され、レジストセンサ53が原稿P1の後端部を検出すると電磁クラッチCL2がOFFされ、レジストローラ対30は停止される(S03)。
給紙された前記2枚目の原稿P2の先端はレジストローラ対30のニップ部分に突き当たって整合され、一旦原稿P2の搬送が停止される(S04)。
そして、電磁クラッチCL1をOFFした時点から所定の時間が経過した後に電磁クラッチCL2をONする。これによって、レジストローラ対30が駆動して原稿P2が第1のコンタクトガラス6に向けて送り出される。なお、前述の所定時間は先に給紙された原稿P1と原稿P2との間隔を一定に保つために予め定められた時間である。一方、原稿P1の先端部が反転センサ55で検知されると反転排出モータM2が正転駆動し、離接切替手段81が図5(e)の状態で従動ローラ43bが駆動ローラ43aに低ニップされる。これによって、排紙ローラ対43の駆動ローラ43aと従動ローラ43bが当接した状態で回転駆動され、原稿P1が排紙トレイ22側に向けてさらに前進される(S05)。
原稿P2が前記第1のコンタクトガラス6に向けて搬送される間に、第1のコンタクトガラス6を通過した原稿P1は、その後端部が反転センサ55で検知されてから一定時間が経過した時点で反転排出モータM2を停止する。これによって、排紙ローラ対でニップされた状態で停止し、その後反転排出モータM2を逆転駆動することで排紙ローラ対43は逆回転駆動され、原稿P1がスイッチバックされる(S06)〜(S07)。
そして、排紙ローラ対43でスイッチバックされた原稿P1は再搬送パス47に沿って搬送される。そして、原稿P1の先端部が回転駆動する待機ローラ対48でニップされた後に待機モータM3を停止することによって、原稿P1は一旦停止状態となる。原稿P1が待機ローラ対48でニップ保持されて停止されると、離接切替手段81が図5(a)の状態で従動ローラ43bを駆動ローラ43aから離間させ、反転排出モータM2を正転駆動に切り替える。この状態で、第1のコンタクトガラス6を通過した原稿P2を第1スイッチバックパス45内に搬送し、第1スイッチバックパス45内で停止された原稿P1の下方を搬送され、排紙トレイ22側に搬送される。なお、このとき排紙ローラ対43を離間させているので原稿P2の先端部は支障なく第1スイッチバックパス45内を排紙トレイ側に搬送される。また離間した排紙ローラ対43の駆動ローラ43aを正回転駆動しているので、原稿P2には駆動ローラ43aの接触した際の搬送力が付与されスムーズに送られる(S08)〜(S09)。
前記原稿P2がレジストセンサ53を通過する電磁クラッチCL2をOFFする。また原稿P2の後端部がレジストセンサ53で検知された時点から所定時間経過後に待機モータM3を駆動する。これによって、再搬送パス47上で停止している原稿P1の先端がレジストローラ対30に当接するように送り出される。この間、第1リードローラ対32、第2リードローラ対33、排紙ローラ対43の正回転駆動によって、原稿P2が第1スイッチバックパス45上で原稿P1とすれ違うようにして搬送される。このとき、排紙ローラ対43は離間した状態で、原稿P1と原稿P2が第1スイッチバックパス45上でそれぞれ異なる方向に搬送される。そして、原稿P2の後端部がリードセンサ54で検知され、原稿P2の後端部が第1コンタクトガラス6の読取位置に到達する時間が経過した後に、離接切替手段81が図5(e)の状態で従動ローラ43bが駆動ローラ43aに低ニップされる。これによって、排紙ローラ対43が原稿P1と原稿P2を重ねて圧接し、その状態で原稿P1と原稿P2は第1スイッチバックパス45上でそれぞれ相反する方向に搬送されることとなるが、駆動ローラ43aの摩擦係数が原稿と従動ローラ43bの摩擦係数より高く設定しているので、従動ローラ43bと原稿P1に挟まれた原稿P1は待機ローラ48、レジストローラ対30、第1リードローラ対43によってコンタクトガラス6に向けて送られ、駆動ローラ43aと原稿P1に挟まれた原稿P2は駆動ローラ43bによって原稿P1に抗して排紙トレイ22側に送られる(S10)〜(S11)。
そして、原稿P2の後端部が反転センサ55に検知されてから一定時間後に反転排出モータM2を正転駆動から逆転駆動に切換えることで排紙ローラ対43は正転駆動から逆回転駆動されて原稿P2がスイッチバックされる(S12)〜(S14)。このとき、原稿P1の後端部は排紙ローラ対43のニップ位置を通過しており、原稿P2のスイッチバック動作に影響しない。スイッチバックされた原稿P2は再搬送パスに沿って搬送され、待機ローラ対48にニップされると待機モータM3を停止して原稿P2を待機させる。
一方、1枚目の原稿P1は、裏面が読み取られた後、先端部が切換フラッパー34によって切換えられた経路を通って第2スイッチバックパス46へ案内される(S14)。なお、切換フラッパー34は、2枚目の原稿P2の後端部が反転センサ55で検知されると時計回りに回動して第2スイッチバックパス46へ連絡する経路を形成する。また、原稿P1の後端部がリードセンサ54に検知されると離接切替手段81が図5(b)の状態で反転ローラ対44がニップされる(S16)。
待機ローラ対48にニップして待機された原稿P2は、原稿P1の後端部がレジストセンサ53で検知した後に待機モータM3を駆動して、停止されたレジストローラ対30に当接し、先端が整合される。そして、電磁クラッチCL2をONすることでレジストローラ対30を回転駆動させて原稿をコンタクトガラス6に向けて再搬送する(S14)〜(S16)。
原稿P1が第2スイッチバックパス46に搬送され、その後端部が反転センサ55で検知されるとその所定時間後に反転排出モータM2を逆転駆動から正転駆動に切り替える(S16)〜(S17)。これによって、反転ローラ対44を正回転駆動から逆回転駆動に切り替わり、原稿P1をスイッチバックさせる。スイッチバックされた原稿P1は反転排紙パス49に沿って排紙ローラ対43に送られ、排紙ローラ対43によって排紙トレイ22に排出される(S16)〜(S21)。
一方、原稿P2は原稿P1に続いてコンタクトガラス6に搬送されて裏面が読み取られ、第2スイッチバックパス46に搬送される。このとき、原稿P2の先端部を反転センサ55が検出すると離接切替手段81が図5(e)の状態で反転ローラ対44が離間する。そして、原稿P1と原稿P2が第2スイッチバックパス46上ですれ違うようにして搬送される(S17)〜(S19)。また、原稿P1の後端部が反転排出センサ56で検知されると離接切替手段81が図5(c)の状態で反転ローラ対44が再びニップする。これと同時に反転排出モータM2が正回転駆動から逆回転駆動に切り替えられる。その後、反転排出モータM2が逆回転駆動から正回転駆動に切り替えられ、反転ローラ対44が正回転駆動から逆回転駆動に切り替わる。これによって、原稿P2がスイッチバックされ、反転排紙パス49に沿って排紙ローラ対43に送られる。そして、排紙ローラ対43によって排紙トレイ22に排出される(S19)〜(S21)。
3枚目の原稿P3は2枚目の原稿P2がレジストセンサ53を通過した時点から所定時間後に電磁クラッチCL1がONされ給紙が開始される。そして、この3枚目の原稿P3は、先の1枚目の原稿P1と同様に搬送され、3枚目に続く4枚目の原稿P4は2枚目の原稿P2と同様に搬送されることとなる(S18)〜(S28)。
2枚目の原稿P2が排紙トレイ22に排出される際に、原稿P2と第1スイッチバックパス45に送られた3枚目の原稿P3とが重なって排紙トレイ22側に搬送される(S24)〜(S28)。このとき、離接切替手段81が図5(d)の状態で従動ローラ43bが駆動ローラ43aに高ニップされ、原稿P2が先に排紙ローラ対43に到達し、その後に原稿P3は排紙ローラ対43に搬送される。つまり、ここでは原稿P2に対して原稿P3がずれた状態で排紙トレイ22側に向けて同一搬送される。そして、原稿P3の後端部が反転センサ55で検知した時点から所定時間後に正転駆動している反転排出モータM2を停止する。これによって、排紙ローラ対43は一旦停止される。このとき、原稿P2は排紙トレイ22に排出され、原稿P3の排紙トレイ22と異なる側の端部が排紙ローラ対43にニップされた状態となる。そして、この状態から反転排出モータM2を逆転駆動することで、排紙ローラ対43が逆回転駆動して原稿P3がスイッチバックされる。なお、排紙ローラ対43は原稿P3の先端が排紙ローラ対43に到達するまでは離間した状態で正転駆動され、原稿P3の先端が排紙ローラ対43に到達した時点で正転駆動のままニップされる(S22)〜(S25)。
前記第1スイッチバックパス45上を先行する原稿P2は、排紙ローラ対43によって排紙トレイ22に収容され、後続の原稿P3は、後端が反転センサ55で検出された位置で停止され、表面が読み取られた4枚目の原稿P4とすれ違うようにして再搬送パス47に送り出される。以降は図9〜図18までの手順を繰り返すことによって、複数の連続した原稿の読取処理が行われる。
以上説明したように、本発明の原稿搬送装置では、スイッチバック部において、2枚の原稿を相反する方向にすれ違いさせながら、あるいは、2枚の原稿が重なった状態で同一方向に搬送させる際に、退避及び再搬送させる第1及び第2のスイッチバック部を設けた構造となっているため、先行する1枚目の原稿と後続の2枚目の原稿との間の間隔を詰めた状態で搬送及び表裏の両面読み取りを行わせることが可能となった。特に、離接切替手段81によって、排紙ローラ対43が離間モード、低ニップモード及び高ニップの3モードに、また、反転ローラ対44が離間モードとニップモードの2モードとに切り替え可能となった。さらに、前記排紙ローラ対43及び反転ローラ対44の各モードが同軸上に一体形成された第1カム86及び第2カム87によってリンクされているので、一連の原稿の搬送状態に応じた離間及び各ニップのシーケンス制御あるいはプログラム制御が容易となり、タイミングずれ等も生じなくなる。
1 原稿搬送装置
2 本体ユニット
3 搬送読取ユニット
4 画像読取部
5 光学部
6 第1のコンタクトガラス
7 第2のコンタクトガラス
10 光源
11 ミラー
16 レンズ
17 光電変換素子
20 給紙トレイ
21 支持トレイ
22 排紙トレイ
23 給紙路
24 読取路
27 繰出ローラ
28 給紙ローラ
29 分離パッド
30 レジストローラ対
32 第1リードローラ対
33 第2リードローラ対
34 切換フラッパー
36 回転軸
41 第1スイッチバック部
42 第2スイッチバック部
43 排紙ローラ対(第1スイッチバックローラ対)
43a 駆動ローラ
43b 従動ローラ
43c 駆動ローラ回転軸
43d 従動ローラ回転軸
43e 従動ローラ揺動支持軸
43f 第1のホルダ部材
44 反転ローラ対(第2スイッチバックローラ対)
44a 駆動ローラ
44b 従動ローラ
44c 駆動ローラ回転軸
44d 従動ローラ回転軸
44e 駆動ローラ揺動支持軸
44f 第2のホルダ部材
45 第1スイッチバックパス
46 第2スイッチバックパス
47 再搬送パス
48 待機ローラ対
48a 駆動ローラ
48b 従動ローラ
49 反転排紙パス
51 エンプティセンサ
52 分離センサ
53 レジストセンサ
54 リードセンサ
55 反転センサ
56 反転排出センサ
81 離接切替手段
82a 第1の離接手段
82b 第2の離接手段
83 回転制御板
84 センサ片
85 回転検出センサ
86 第1カム
86a 離間面
86b 低ニップ面
86c 高ニップ面
87 第2カム
87a 離間面
87b ニップ面
88 第1アーム
88a ピン
89 第2アーム
90 カム回転軸

Claims (6)

  1. 原稿を給紙する給紙トレイと、該給紙トレイから繰り出された原稿の画像を読み取る画像読取部と、該画像読取部で読み取られた原稿を排紙する排紙トレイと、前記画像読取部で表面が読み取られた原稿をスイッチバックして再び画像読取部に向けて搬送する第1スイッチバックローラ対と、表裏面が読み取られた原稿をスイッチバックして排紙トレイに送り出す第2スイッチバックローラ対とを有する原稿搬送装置であって、
    前記第1スイッチバックローラ対を離間、圧接する第1の離接手段と、前記第2スイッチバックローラ対を離間、圧接する第2の離接手段とを設け、
    前記第1の離接手段及び第2の離接手段が原稿の搬送タイミングによって同時に作動し、それぞれの離間、圧接が切り替わることを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 前記第1の離接手段は前記第1スイッチバックローラ対を離間、圧接するためのカム面を有する第1のカムを備え、前記第2の離接手段は前記第2スイッチバックローラ対を離間、圧接するためのカム面を有する第2のカムを備え、前記第1のカム及び第2のカムは、同一回転軸によって回転駆動される請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 前記第1のカムは、1枚の原稿を搬送可能な低い圧接力を付与するカム面と、2枚の原稿を重ねた状態で搬送可能な高い圧接力を付与するカム面とを有する請求項1に記載の原稿搬送装置。
  4. 前記第1スイッチバックローラ対及び第2スイッチバックローラ対は、それぞれ駆動軸によって回転支持される駆動コロと、従動軸によって回転支持される従動コロとを有し、前記第1スイッチバックローラ対は、従動ローラが駆動ローラに対して離間すると共に圧接し、前記第2スイッチバックローラ対は、駆動ローラが従動ローラに対して離間すると共に圧接する請求項1に記載の原稿搬送装置。
  5. 前記第1スイッチバックローラ対及び第2スイッチバックローラ対は、原稿がジャムした際にそれぞれが離間する請求項1に記載の原稿搬送装置。
  6. 原稿を給紙する給紙トレイと、該給紙トレイから繰り出された原稿の画像を読み取る画像読取部と、該画像読取部で読み取られた原稿を排紙する排紙トレイと、前記画像読取部で表面が読み取られた原稿をスイッチバックして再び前記画像読取部に向けて搬送する第1スイッチバックローラ対と、表裏面が読み取られた原稿をスイッチバックして排紙トレイに送り出す第2スイッチバックローラ対とを備えた原稿搬送装置であって、
    第1スイッチバックローラ対と第2スイッチバックローラ対のそれぞれが離間する第1位置と、
    第1スイッチバックローラ対が離間し、第2スイッチバックローラ対が圧接する第2位置と、
    第1スイッチバックローラ対が圧接し、第2スイッチバックローラ対が離間する第3位置と、
    第1スイッチバックローラ対と第2スイッチバックローラ対のそれぞれが圧接する第4位置とに移動する離接切替手段を設け、
    前記離接切替手段は、第1スイッチバックローラ対の離間、圧接するタイミングと第2スイッチバックローラ対の離間、圧接するタイミングとに基づいて、前記第1、第2、第3、第4のいずれか1つの位置に移動することを特徴とする原稿搬送装置。
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CN110002254A (zh) * 2019-04-19 2019-07-12 天津光电通信技术有限公司 一种办公设备用取纸分页机构

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