JP6118106B2 - シート収納装置及びこれを備えた画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置などから搬出されたシートをスタックトレイに収納するシート収納装置に係わり、シートをトレイ紙載面に確実に整然と収納するシート搬出機構の改良に関する。
一般にこの種のシート収納装置は画像形成装置などから搬出されたシートを処理トレイ上に部揃え集積して綴じ処理などの後処理を施した後に、その下流側に配置されているスタックトレイに収納する装置として広く用いられている。このようなシート収納装置は後処理装置(フィニッシャ装置)として画像形成装置の下流側に配置された画像形成システムの端末装置としても知られている。
例えば特許文献1には排紙経路の排紙口とスタックトレイの紙載面との間に処理トレイを配置し、排紙口から送られたシートを処理トレイに一時的に集積して綴じ処理などの後処理を施す。そしてこの後処理されたシートを下流側に配置されているスタックトレイに積載収納している。
特許文献1の装置は、排紙経路の下方に処理トレイを配置し、排紙経路から送られたシートを部揃え集積して綴じ処理し、その後にグリップ搬送手段でシート束後端をトレイ上に押し出して積載されているシートの上落下収納させる装置が開示されている。
また特許文献2には、排紙経路の下方に段差を形成してスタックトレイを配置し、経路排紙口とトレイ紙載面との間に、シート後端部を支持するサポート部材を、トレイ上方に位置する作動位置とトレイ外部に退避する退避位置との間で移動させ、シートを部揃え集積するときにはトレイ内側に突出し、シートを後処理した後にはトレイ外部に退避する構造が開示されている。
特許第4203955号公報 特許第4901082号公報
上述したように排紙経路の排紙口とその下方に位置するスタックトレイの間にシートを一時的に支持するサブトレイ機構を配置し、このサブトレイ機構でシートに後処理を施した後にスタックトレイに収納するシート収納機構はすでに知られている。このような装置構成でサブトレイからトレイ紙載面にシート(シート単体もしくはシート束)を落下させて収納するとき、スタックトレイに配置されているシート後端を突き当て規制する後端規制面(フェンス壁面)にシート後端が反り返るように引っ掛かる問題が起こる。
このように処理トレイからスタックトレイにシート束を落下させて収納するときシート後端部が後端規制面に引っ掛かって反り返ることはステープル綴じ装置などで多発することが知られている。例えば特許文献1ではスタックトレイに配置されている後端規制面と距離を隔ててトレイ内側にガイド部材を設けている。これによってシート後端は後端規制面より内側に位置するガイド部材に案内され上方から下方に落下することとなる。
ところが特許文献1のようにサポート部材上のシート(束)をトレイ側に押し出す移送機構と、シート後端部を落下する方向に案内するガイド(部材)機構をそれぞれ異なる別部材で構成することは、機構が複雑でコスト高となる。これと共に従来の落下ガイド機構は、ガイド部材とシート束を押出すグリップ搬送機構とがそれぞれ異なる機構部材で構成している。このためシートの後端部は、クリップ搬送部材に係合してトレイ内に移送され、その位置でガイド部材に係合して紙載面に向けて落下する。
従って、内部に配置されシート後端部を落下方向に案内するガイド部材と、この位置にシートを移送するグリップ搬送部材とは、同一位置で同時にシート後端部と係合させることができない。このため特許文献1の装置はシート束をグリップ部材でトレイ内側に移送した状態で、ガイド部材を作動ソレノイドでシート束のか後端側に進入させ、その後にグリップ部材をトレイ外側に退避させている。つまり私シート束をグリップ部材でトレイ内部に搬入し、そのシート束後端の背部にガイド部材を進入させ、その後にグリップ部材を退避さしている。
このような複雑な構造では、装置の大型化と高コスト化をもたらすとともにシート後端部はグリップ部材からガイド部材に距離を隔てた位置で引き継がれて紙載台上に落下案内される。このため引き継ぎのときにシート束の姿勢が乱れる問題を引き起こす。
本発明は、排紙口から送られたシートをサブトレイで後処理した後にスタックトレイに収納する際に、トレイ紙載面にシートを整然と集積することが可能なシート収納装置を簡単な構造で小型に構成することをその課題としている。
なお、本発明にあって「サブトレイを作動位置から退避位置に移動し、次いでシート押出部材を作動位置から退避位置に移動させる」動作は、サブトレイを作動位置ら退避位置に向けて移動を開始した後に、これから時間的に遅延してシート押出部材が作動位置から退避位置に向けて移動を開始する動作開始タイミングを含むものとする。
上記課題を解決するため本発明は、排紙経路の排紙口とスタックトレイの紙載面との間にサブトレイをトレイ上方に出没が可能に配置し、このサブトレイにはシート後端縁と係合する紙圧面を有するシート押出部材をトレイ内側に向かってシート束を押出すように配置し、サブトレイシフト手段とシート押出部材を作動するプッシャシフト手段を、紙圧面でシート束をトレイ内側に押し出したのちにサブトレイをトレイ外側に退避させるように制御することを特徴としている。
更に、その構成を詳述する。排紙口を有する排紙経路と、排紙口の下方に段差を形成して配置された紙載面を有するスタックトレイと、排紙口と紙載面との間に配置され排紙口から搬出されたシートの後端部を支持しするサブトレイと、サブトレイ上に支持されたシートに後処理を施す後処理手段と、サブトレイに配置され、紙載面上に収納されたシートの後端縁を突当て規制する後端規制面と、サブトレイをスタックトレイの紙載面上方に位置する作動位置と紙載面上方から退避した退避位置との間で往復動するサブトレイシフト手段と、作動位置に位置するサブトレイに積載されたシートに後処理を施す後処理手段と、サブトレイ上のシート後端縁と係合する紙圧面.を備えたシート押出部材と、シート押出部材を、その紙圧面が後端規制面からトレイ外側に退避した退避位置とトレイ内側の作動位置との間で往復動するプッシャシフト手段と、サブトレイシフト手段とプッシャシフト手段を制御する制御手段とを備える。シート押圧部材の作動位置は、その紙圧面が後端規制面から所定の間隔を形成して紙載面の内側に位置するように設定され、上記制御手段は、サブトレイを退避位置から作動位置に移動して排紙口からのシートを積載し、シート押出部材を退避位置から作動位置に移動して後処理後のシートを搬出方向に移動した後に、サブトレイを作動位置から退避位置に移動し、次いでシート押出部材を作動位置から退避位置に移動させる。
本発明は、少なくともシート後端部を支持するサブトレイを、スタックトレイの上方であって、紙載面内側の作動位置と紙載面外側の退避位置との間で位置移動可能に配置するとともに、このサブトレイの移動方向に沿ってシートを押し出すシート押出部材を、紙載面外側の退避位置からサブトレイ先端よりも内側のスタックトレイの規制壁面内側に突出した作動位置にまで移動させ、サブトレイをスタックトレイの紙載面外側に退避させた後に、シート押出部材を退避位置に退避させたものであるから、以下の効果を奏する。
排紙経路から送られたシートをサブトレイ上に移送して後処理した後にシート押出部材でスタックトレイの上方に移送し、シート押出部材の紙圧面で所定の位置にシート後端を規制した状態でサブトレイをスタックトレイの外部に後退移動させるものであるから、シート後端は紙圧面で押し出された位置から下方の紙載面上に落下することとなる。このためシート後端が紙載面に落下する際に後端規制面と擦れ合って壁面に引っ掛かって反り返った状態で積み重ねられることがない。
つまりシート後端と係合する紙圧面を有するシート押出部材は、紙載面はスタックトレイの後端規制面よりトレイ内側にオフセットした位置にシートを押し出し、その状態でシートを支持するサブトレイを退避させるからシートは乱れることなくその直下の紙載面上に積載収納される。この落下の過程でシート後端がスタックトレイの後端規制面と擦れ合うこない。
このように本発明はシート後端部をトレイ内部で後端規制面の内側に搬出した状態でシートを支持するサブトレイを退避させるものであるから、従来のようにスタックトレイ内部にシート束をクリップ搬送させて落下させる排紙構造と比較すると整然としたシートのスタック収納が可能である。また従来のシート後端部をトレイ内部にクリップ搬送し、この位置にシート後端部の背面側にガイド部材を進入させたのちに、グリップ部材をトレイ外部に退避させるものに比較して簡単な構造で、シート束の集積姿勢が崩れることなく整然と収納することができる。
本発明にかかわる画像形成システムの全体構成の説明図。 図1の画像形成システムにおけるシート収納装置の全体構成を示す斜視説明図。 図2の後処理装置の構成を示し、(a)は断面構成の説明図であり、(b)は後端サポート部材の動作を説明図。 図2の後処理装置の構成を示し、(a)は平面構成の説明図であり、(b)はパドル排紙機構の説明図。 図4における排紙機構を省略した状態の説明図。 シート押出部材と後端規制面との位置関係を示す説明図であり、(a)はサブトレイ上にシートを集積するときのシート押出部材とその紙圧面の状態を示し、(b)はサブトレイ上に集積にしたシート束をスタックトレイに収納するために綴じ処理位置からトレイ側に位置移動する状態を示し、(c)はスタックトレイ側に位置移動したシート束を落下させて収納する状態を示す。 図2の装置における、摩擦搬送体の実施形態。 搬送体走行手段28の動作状態を示し、(a)はホームポジションであり、(b)は走行モータを反時計方向(図示約90度位)に回転した状態を示す。 搬送体走行手段28の動作状態を示し、(c)は最上シートと係合(接触)した状態を示し、(d)は走行モータを更に反時計方向に回転(約0度位)した状態を示す。 搬送体走行手段の動作状態を示し、(e)及び(f)はシート上から退避した状態を示す。 (a)はシート搬入経路に送られたシートをサブトレイに収納する状態を示し、(b)はサブトレイ上に部揃え集積されたシート束を綴じ処理する状態を示す。 サブトレイ上にシートを集積して綴じ処理した後にスタックトレイに収納する一連の排紙動作についての説明図であり、(c)は後処理位置からスタックトレイ側にシート束を移動する状態を示し、(d)はスタックトレイの上方に移送されたシート束を紙載面の最上シートの上に落下させる状態を示し、(e)はシート束がスタックトレイ上に落下する状態を示す。 図1の画像形成システムにおける制御構成の説明図。 図2の後処理装置の第1排紙モードの動作説明図(フローチャート)。 図2の後処理装置の排紙モードの動作フローであり、(a)は第2排紙モードを、(b)は第3排紙モードを示す。
以下図示の好適な実施の形態に基づいて本発明を詳述する。図1は、本発明に係わる画像形成システムの全体構成を示し、シート上に画像形成する画像形成装置Aと、この画像形成装置で画像形成されたシートを綴じ処理、ジョグ区分け処理など後処理を施して下流側のスタックトレイに収納する後処理装置Bで構成されている。そして後処理装置Bにはシート収納装置が内蔵されている。
像形成装置Aは、後述する静電印刷機構のほか、インクジェット印刷機構、オフセット印刷機構など種々の画像形成機構が採用可能である。処理装置Bは、後述するステープル綴じ処理のほか、紙折り装置、マガジン折り装置、パンチ穿孔装置、スタンプ捺印装置などの処理機構が採用可能である。
[画像形成装置]
図1に示す画像形成装置Aは、図示しないコンピュータ、ネットワークスキャナなどの画像ハンドリング装置に連結され、これらの装置から転送された画像データに基づいて指定されたシートに画像を形成して所定の排紙口6から搬出する。この排紙口6にはオプション装置として後処理装置Bを装着するようになっている。また、このようなネットワーク構成以外に画像形成装置Aは、複写機、ファクシミリとして構成され、原稿スキャニングユニットで画像読取したデータに基づいてシート上に画像を複写形成するように構成する。
画像形成装置Aにはハウジング1に複数の給紙カセット2が準備され、選択されたサイズのシートをカセットから下流側の給紙経路3に給送する。この給紙経路3には画像形成機構(画像形成部)4が設けられている。この画像形成機構4としては、インクジェット印刷機構、静電印刷機構、オフセット印刷機構、シルクスクリーン印刷機構、リボン転写印刷機構などが知られている。本発明はいずれの印刷機構も採用可能である。
画像形成機構4の下流側には排紙経路5が設けられ、ハウジング1に配置した排紙口6(以下本体排紙口という)からシートを搬出する。なお、印刷機構によっては排紙経路5に定着ユニット4aが内蔵されている。このように給紙カセット2から選択されたサイズのシートを画像形成部4に送り、画像を形成した後に排紙経路5から本体排紙口6に搬出する。このほか、ハウジング1内にデュープレックス経路(不図示)を配置し、画像形成部4でシートの表面に画像形成した後、このシートを表裏反転して再び画像形成部4に循環給送することも可能である。
前記本体排紙口6には、後述する後処理装置Bが連結されている。また、ハウジング1にはスキャナユニット7と、このスキャナユニット7に原稿シートを給送する原稿給送ユニット8が組み込まれている。この場合のスキャナユニット7は、プラテン上に載置若しくはフィーダ機構から給送した原稿シートを、スキャにングして画像読取し、その読取データを画像形成装置Aに転送する。また、原稿給送ユニット8はスキャナユニット7のプラテンに原稿シートを給送するフィーダ機構を備える。
[後処理装置]
図1の後処理装置Bは、画像形成装置Aの排紙エリア9にオプション装置として内蔵されている。本発明はこのようなインナーフィニッシャ構造に限らず、スタンドアロン構造として構成され、画像形成装置Aの排紙口6に連結しても良い。
図2はインナーフィニッシャ構成の後処理装置Bの斜視構成を示している。ユニットを構成するハウジング10は装置Aの排紙エリア9に内蔵される寸法形状に構成されている。
図3にその断面構成を示すが後処理装置Bは画像形成装置Aからシートを搬入するシート搬入経路11と、経路下流側に配置されたスタックトレイ15を備えている。このシート搬入経路11の経路排紙口13(以下単に「排紙口」という)とスタックトレイ15の紙載面15aとの間には高低差hの段差が形成されている。この段差hは許容最大収納量に設定してある。
なお図示のスタックトレイ15は、シートの積載量に応じて積載方向に上下動することなく所定の段差に固定されたスタック構造を採用している。これは装置構成を小型コンパクトに形成し、限られたスペースの排紙エリア9に収容するためである。従って装置コストと収容スペースが許される場合には、スタックトレイ15をシート積載方向に昇降する昇降トレイ構造を採用しても良い。
シート搬入経路11はハウジング10に略水平方向に配置され、搬入口12から排紙口13にシートを搬送する。このためシート搬入経路11は、シートの搬送ガイドと所定間隔に配列された複数の搬送ローラ14aと、シートの先後端を検出する搬入センサSe1と排紙センサSe2が設けられている。そして搬送ローラ14aは搬送モータM1に連結されている。図示14bは経路出口端に配置された排紙ローラであり、上記搬送ローラ14aと同一の搬送モータM1に連結されている。
[スタックトレイ]
図2に従ってスタックトレイ15の構成について説明する。スタックトレイ15は装置フレーム10(ハウジング;以下同様)に固定され、排紙口13から送られたシートを積載収容する紙載面15aを有している。図示の装置は合成樹脂のモールド成形でシートを載置するトレイ形状で装置フレーム10に固定されている(片持支持構造)。排紙口13と紙載面15aとの間には高低差hを有する段差が形成してあり、排紙口13と紙載面15aとの間は後端規制面(シート後端規制面)16と側縁規制面17が壁面構造で設けられている。この各規制面は紙載面上に積載したシートの後端面を後端規制面16が側端面を側縁規制面17が規制する。
なお、スタックトレイ15の紙載面15aは、図3に示すように排紙口13との間に高低差hを有する固定トレイ構造で構成されている。このとき高低差hは収容可能な最大積載量に適合する高さに設定されている。この他、スタックトレイ15は装置フレーム10にシート積載方向に上下動可能に構成し、排紙口13から搬出されたシートの積載量に応じて紙載面15aの高さ位置を上下調整する昇降トレイ構造を採用しても良い。
[サブトレイ]
図3に示すように排紙口13と、紙載面15aとの間にはサブトレイ18が配置されている。このサブトレイ18は排紙口13から紙載面15aに落下するシートを、その中間位置で一時的に載置支持して後処理を施した後に紙載面15aに収納する。この後処理の構成については後述する。図4は排紙口13とスタックトレイ15の平面構成を示し、シート搬入経路11を構成する搬送ガイドを省略した模式図である。同図右側から左側に向けてシート搬入経路(不図示)が配置され、搬送ローラ14aと排紙ローラ14bで搬入口12から進入したシートを排紙口13に移送する。排紙口13に送られたシートはスタックトレイ15の紙載面15aに集積され、端面を後端規制面16に規制されて積載されるようになっている。
サブトレイ18は、排紙口13から送られたシートを部分的に支持してその位置にシートを保持する。図示のサブトレイ18は排紙方向にシート後端を支持する後端サポート部材19と、シートの一側端部(図示のものは右側縁部)を支持する側縁サポート部材20とで構成されている。図5において、後端サポート部材19は、スタックトレイ15の後端規制面16からトレイ内側にDxだけ突出し、側縁サポート部材は側縁規制面17からトレイ内側にDyだけ突出している。そして突出量Dx(第1サポート突出量)とDy(第2サポート突出量)は、最大サイズから最小サイズ及び最大坪量から最小坪量のシートを、いずれも両サポート部材上に載置して支持可能な面積に形成してある。
また、上記後端サポート部材19及び側縁サポート部材20は、スタックトレイ15の内部に突出した作動位置Apからスタックトレイ15の外部に退避した(後端規制面16及び側縁規制面17からも突出していない)退避位置Wpに移動可能に構成されている。つまり、後端サポート部材19は、スタックトレイ15の内部に突出した作動位置Apからスタックトレイ15の外部(シート後端規制面16内側;図4右側)に退避した退避位置Wpとの間で往復動する。
同様に上記側縁サポート部材20は、スタックトレイ15の内部に突出した作動位置Ap(図示位置)からスタックトレイ15の外部(シート側縁規制面17内側;図4手前側)に退避した退避位置Wpとの間で往復動する。このスライド構造は種々の機構が採用可能であるが図示のものはプレート形状の後端サポート部材19及び側縁サポート部材20を、装置フレーム10に形成したガイドレール(不図示)にスライドコロなどで摺動可能に嵌合している。
[シフト機構]
上述の後端サポート部材19には第1トレイシフト手段21が側縁サポート部材20には第2トレイシフト手段22がそれぞれ装備され、各サポート部材19,20を作動位置Apと退避位置Wpとの間で往復動可能に駆動している。第1トレイシフト手段21と第2トレイシフト手段22とは同一の構成を採用している関係でその1つについて説明する。
図5は後端サポート部材19及び側縁サポート部材20とシフト手段21、22との関係を示す説明図であり、同図に従って説明すると、後端サポート部材19には、その背面側にラック21rが一体に形成してあり、装置フレーム10に固定した第1シフトモータSM1と、これに連結したピニオン21pで、サポート部材19が往復動する。
つまり、サポート部材19に一体に形成したラック21rを第1シフトモータSM1の正逆転でピニオン21pを介して往復動する。図示21fはサポート部材19に配置したセンサフラグであり、装置フレーム10に配置したポジションセンサPs1でサポート部材19の位置(例えばホームポジション)を検出する。
なお、シフトモータSM1は正逆転可能なステッピングモータで構成され、例えばPMW制御でサポート部材19を所定量所定方向に移動する制御が可能となっている。側縁サポート部材20についても同一の構成で側縁サポート部材20を作動位置Apから退避位置Wpに移動するようになっている。このため側縁サポート部材20には第2シフトモータSM2と、第2ピニオン22pと、第2ラック22rと、第2ポジションセンサPs2と、第2センサフラグ22fが設けてある。
図6はシート押出部材38の紙圧面38sと、スタックトレイの後端規制面16との位置関係を示す説明図であり、同図(a)はサブトレイ18上にシートを集積するときのシート押出部材38とその紙圧面38sの状態を示す。同図(b)はサブトレイ上に集積にしたシート束をスタックトレイ15に収納するために綴じ処理位置からトレイ側に位置移動する状態を示す。同図(c)はスタックトレイ側に位置移動したシート束を落下させて収納する状態を示す。
同図(a)においてシート押出部材38は、紙圧面38sとともに後端サポート部材19に配置されている後端規制ストッパ24から退避した位置に待機している。この状態で排紙口13から送られたシートはスタックトレイ15の上方に突出している後端サポート部材19と側縁サポート部材20の上に積み重ねられて集積される。
図6(b)においてシート押出部材38は後端サポート部材19上のシート束を綴じ処理位置からトレイ収納位置に位置移動している。このときシート押出部材38の折曲げ片に38aに形成されている紙圧面38sはスタックトレイ15の後端規制面16から間隔Δxを形成する位置にシートを移動している。
図6(c)において、シート押出部材38は、その紙圧面38sがシート後端縁を規制した状態で後端サポート部材19をスタックトレイ上方からトレイ外部に後退移動させている。このシート押出部材38の動作は後述するプッシャモータM5の回転制御で行う。
図4および図5で説明したように排紙口13にはスタックトレイ15との間にサブトレイ18が配置され、図示のサブトレイ18は後端サポート部材19と側縁サポート部材20で構成されている。また各サポート部材19,20はそれぞれシフトモータSM1,SM2で、排紙口13からスタックトレイ15に至るシートの移動経路(落下軌跡)に対し経路(移動軌跡)内の作動位置Apから経路(移動軌跡)外の退避位置Wpに移動する。図示符号23は後処理ユニットであって後端サポート部材19及び側縁サポート部材20上に部揃い集積されたシート束を綴じ処理するステープルユニットである。
このステープルユニット23(後処理手段;以下同様)は、種々の構造が知られているのでその説明を省くがカートリッジに収納されたブランク針をコの字状に折り曲げてシート束に刺入し、その針先をアンビルで折り曲げる。なお、このステープルユニットに代えて、或いはこのユニットとともに部揃えしたシート束にパンチ穴を穿孔するパンチユニットやスタンプユニット等を後処理装置として装備することも可能である。
[規制ストッパ]
前述のサブトレイ18(各サポート部材19,20)には、載置支持持したシートの端縁を位置規制する規制ストッパ24,25が設けてある。後端サポート部材19には、シート後端を規制する後端規制ストッパ24が側縁サポート部材20には、シート側縁を規制する側縁規制ストッパ25が配置してある。図示の各規制ストッパ24,25は、それぞれ間隔を有する複数の遊動コロ24a、24bおよび遊動コロ25a、25bで構成され、装置フレーム10に回転可能に軸支してある。
そして各遊動コロ24(25)はシートの縁辺に係合してシートが移動するとその移動方向に回動する。この場合複数のコロを所定方向に強制的に回転させることによってシートの整合をより正確に且つ迅速に行わせることが可能となる。例えばコロ24aとコロ24bをベルトで連動させ、このベルトに駆動モータ(不図示)を連結する。このように構成することによってシートには後述するアライニング搬送手段26と協働してシートを整合方向に移動させ、より正確な位置に整合する。この他、規制ストッパ24、25は、段差面で形成しても良く、例えば各サポート部材に一体に段差部、突起などを形成しその端面を規制面とするなど種々の構造が採用可能である。
上記各規制ストッパ24、25は、後述する第2排紙モードのときにはシート後端をストッパ24にシート側縁をストッパ25に突き当て規制してシートを綴じ処理位置に位置決めする。また後述する第3排紙モードのときにはシート側縁をストッパ25に突き当て規制してシートをジョグオフセット位置に位置決めする。なお、この第3排紙モードのとき図示の実施形態では、シート側縁と同時にシート後端縁をストッパ24に突き当て規制しているが必然の構成ではない(つまり第3排紙モードのとき後端規制ストッパ24を後端サポート部材19から退避させても良い)。
[アライニング搬送手段の構成]
図4に示すように後端サポート部材19及び側縁サポート部材20に載置して支持されたシートを後端規制ストッパ24と側縁規制ストッパ25に向けて移送するアライニング搬送手段26が装置フレーム10に配置されている。排紙口13に排紙ローラ14bで搬出されたシートはシート後端がローラ周面から離れると、後端サポート部材19及び側縁サポート部材20の上に落下しフリーな状態で載置される。このシートを後端規制ストッパ24と側縁規制ストッパ25に向けてバック搬送するアライニング搬送手段26が後端サポート部材19及び側縁サポート部材20のコーナ部(図4右端)に配置されている。
図示の装置は、アライニング搬送手段26を、側縁サポート部材20の上に配置し、後端サポート部材19及び側縁サポート部材20に載置されたシートを図4矢印方向(シートコーナ方向)にバック搬送するように配置されている。このアライニング搬送手段26は、後端サポート部材19の上に配置しても良いが図示の側縁サポート部材20上に配置する場合について説明する。
アライニング搬送手段26は、後端サポート部材19及び側縁サポート部材20に支持されたシートの上面と係合する摩擦搬送体27と、この摩擦搬送体を排紙方向と交差する角度方向で排紙反対方向に走行させる搬送体走行手段28で構成されている。
摩擦搬送体27は、サポート部材20に支持されたシート上面と係合して両者間に作用する摩擦力で搬送体の走行方向にシートを移動させる。このため、摩擦搬送体はゴム質材、樹脂素材など高摩擦材料で形成され、その形状は、パッド形状(矩形状)、ロール形状、半裁ロール形状(半月形状)、球体形状などに形成される。図7の実施形態は遊動コロ(ロール形状)に構成する場合を示す。そして、この摩擦搬送体27はホルダ部材(下記の搬送体走行手段28;以下同様)にマウント支持される。
図8及び図9には、摩擦搬送体27をサポート部材20上のシートから退避した退避位置Wuと、シート上面と係合する係合位置Adと、シート上面に係合した状態で所定の移送方向(X方向)に移動してシートを引き摺り搬送する搬送体走行手段28が図示してある。同図の搬送体走行手段28は装置フレーム10に据え付けられたマニピュレータで構成されている。
マニピュレータ(搬送体走行手段)28は第1アーム28aと、この第1アームに揺動可能に軸支された第2アーム28bと、この第2アームの先端部に軸支された第3アーム28cと、第3アームの先端部に軸支された作動アーム28dで構成されている。つまり、4軸構成のアーム連結体(リンク連結)で構成され、第1アーム28aを装置フレーム10に軸支し、第2アームに駆動アーム29を連結し、第3アームの運動を装置フレーム10のガイド溝30で規制し、第3アーム28cに軸支した作動アーム28dの先端に摩擦搬送体27が固定してある。
図7において、p1は第1アーム28aを装置フレーム10に揺動可能に軸支する回動ピンであり、p2は第1アーム先端に第2アーム28bの基端部を軸支する回動ピンである。p3は第2アームに駆動アーム29の先端を回動可能に軸連結する回動ピンであり、この駆動アーム29には走行モータM3が連結してある。p4は駆動アーム29を装置フレーム10に回動可能に軸支する駆動軸である。この駆動軸には、走行モータM3が減速機構を介して連結されている。従って駆動軸p4を中心に走行モータM3によって駆動アーム29を反時計方向に回転すると作動アーム28dにマウントした摩擦搬送体27が図7において右回転で旋回動する。
またp5は第2アーム先端に第3アームを回動可能に軸支する回動ピンであり、p6は第3アーム先端に作動アーム基端を回動可能に軸支する回動ピンである。また、p6は装置フレーム10に設けたガイド溝に嵌合するガイドピンを兼用している。そして装置フレーム10のガイド溝は作動アームにインチウオーム運動をさせるようにガイドする形状に構成されている。
また、第3アーム28cと作動アーム28dとの間には作動アーム先端にマウントした摩擦搬送体27をサポート部材20側に附勢する付勢スプリング31が架け渡してある。
これは摩擦搬送体27をサポート部材20に積載されたシートの厚さ(束厚さ)に関係なく常に一定に近い押圧力でシート面に係合させるためである。摩擦搬送体27は、ロール形状の遊動コロ27rで構成され、作動アーム28dに後述するシート走行方向(図7参照)のロール支持軸28xで走行直交方向に回動可能に軸支持されている。
なお、図7の実施形態にあって摩擦搬送体27を構成する遊動コロ27rは走行方向に対し実質的に直交する方向であれば、その角度を厳密に設定する技術的必然性はない。つまり摩擦搬送体の走行方向に対し略90度であれば良い。そしてこの遊動コロ27rの回転軸角度は摩擦搬送体の走行方向と、その直交方向でシート表面との間に作用する摩擦抗力が前者が大きく後者が小さく設定される範囲で角度設定する。なおここで摩擦抗力とは、物体が所定速度で運動するときこの物体に作用する摩擦による抵抗力を云い(流体力学における摩擦抗力と同様)、摩擦抗力が小さいときには、物体はその方向にフリーに移動する。
なお、走行モータM3はステッピングモータ、あるいはエンコーダなどの角度制御機構を備えたDCモータなど、角度制御可能なモータで構成されている。そしてモータ回転軸に配置したフラグをセンサ(不図示)で検出することによってホームポジションに角度設定するようになっている。
図8から図10は搬送体走行手段28の動作状態を示す。図8(a)はホームポジションであり、摩擦搬送体27はサポート部材20の最上シートの上方に退避した状態に位置している。このとき駆動アーム29は図示状態で約120度に位置している。この駆動アームの角度は、搬送体走行手段28の運動に技術的に何ら関係ないがリンク運動の説明のために示す。同図(b)は走行モータM3Mを反時計方向(図示約90度位)に回転した状態を示し、このとき摩擦搬送体27はサポート部材20上のシートの上方で最も排紙方向(同図右端)に遠い位置に位置している。つまりインチウオーム運動の最も伸張したリンク結合状態に位置している。
図9(c)は摩擦搬送体27がサポート部材20の最上シートと係合(接触)した状態を示し、このとき駆動アーム29は反時計方向に回転して約15度の角度位置に位置している。この状態で作動アーム28dと第3アームとの間の付勢スプリング31が摩擦搬送体27にシート上面を押圧する力を付与している。そしてサポート部材20の上に積層されたシート厚さにかかわらずほぼ均一の押圧力を摩擦搬送体27に付与している。
図9(d)は走行モータM3を更に反時計方向に回転(約0度位)した場合であり、摩擦搬送体27はシートを同図矢印方向に引き摺りながら移動している。このとき第2アームと第3アームは最も緊縮したリンク結合状態となっている。このような動作で、摩擦搬送体は図9(c)の状態で最上シート面と接触し、同図(d)の位置までサポート面に沿って走行移動してシートを引き摺り搬送する。つまり摩擦搬送体27の走行方向の摩擦力は、シート相互間の摩擦力より十分大きな摩擦が得られる摩擦係数に設定されている。
[後端サポート部材におけるシート整合機構]
前述の後端サポート部材19には、排紙口13から送られたシート後端部を載置支持する支持面と、シート後端部を押圧保持するパドル機構と、集積されたシート束をトレイに向けて押し出すプッシュアウト機構が設けられている。各構成について説明する。
[パドル機構]
後端サポート部材19は排紙ローラ14bと段差を形成して配置され、ローラから離れたシートはサポート部材20上にフリーな状態で支持される。そこで後続するシートが排紙ローラから繰出されると、そのシート先端が先行して載置されているシートを位置ズレさせることがある。このため、後端サポート部材19上に載置されたシートの後端部を押圧して保持する手段が必要となる。図示のものは、図4(b)に示すように後端サポート部材19の上方にパドル部材35が配置してある。
同図に示すように間隔を隔ててシート幅方向左右に複数のパドル部材35が回転軸36に取り付けられている。このパドルは先端がサポート部材20上のシート後端部を押圧保持する長さ形状の弾性部材で構成され、回転軸36を中心に旋回動する。そして回転軸36にはパドルモータM4が連結され、伝動回転軸のいずれかに角度検出用のフラグ(不図示)が設けられ、装置フレーム10側にポジションセンサPs4が配置されている。なお、フラグに代えてエンコーダとエンコードセンサで構成しても良い。
そして後述する制御手段50は、排紙口13から搬出されたシート後端部を前述のアライニング搬送手段26で後端規制ストッパ24に突き当てる整合動作の前(実行前)に先行するシート後端部を押圧している状態のパドルを旋回動させてシート後端部から退避させる。そして、アライニング搬送手段26で後端規制ストッパにシートを突き当てた整合動作の終了後にパドル35がシート上面を押圧したタイミングでパドルモータM4を停止する。
[プッシュアウト機構]
前述の後端サポート部材19には、シートを所定の処理位置に位置決めする後端規制ストッパ24と、このストッパに向けてシートを移送する前述のアライニング搬送手段26が配置されている。そしてサポート部材20の上に束状に集積されたシートは綴じ処理装置など後で処理された後にスタックトレイ15に向けて搬出される。このため後端サポート部材19には後処理したシート束をスタックトレイ15に向けて押し出すプッシャ手段37が配置されている。
図5にそのプッシャ手段37を示す。プッシャ手段37は、後端サポート部材19に摺動可能に支持されたシート押出部材38と、このシート押出部材38の先端に設けられた折曲げ片38aとで構成され、この折曲げ片38aに後端サポート部材上に示されたシート後端と係合する紙圧面38sが形成されている。
図示のシート押出部材38は、後端サポート部材19に形成されたガイド溝40に嵌合され紙圧面が排紙方向に所定距離前後動するように構成されている。このシート押出部材38の基端部には、ラック39rと、これに係合するピニオン39pが装置フレーム10に取り付けられ、このピニオン39pにプッシャモータM5が連結されている。
そして後述する制御手段50は、排紙口13から送られたシートをサポート部材20上に載置支持する際には、紙圧面38sを前記後端規制ストッパ24から退避した位置に待機させ、後処理のジョブ終了信号でプッシャモータM5を起動する。すると、シート押出部材38は、排紙方向に退避位置Wpからスタックトレイ15の方向に移動する。このとき紙圧面38sは、シート束の後端と係合してこれをスタックトレイ15に向けて押し出す。なお、これらラック39r、ピニオン39p、プッシャモータM5は、プッシャシフト手段39を構成している。
そして紙圧面38sが所定位置に移動したとき制御手段50は、プッシャモータM5を停止し、次いで後端サポート部材19をスタックトレイ15の上方の作動位置Apからスタックトレイ15の外に退避した退避位置Wpに移動する。この動作でシート束はスタックトレイ15の紙載面15aに落下収納される。
なお、図示の装置は後述する第1排紙モードのとき上記後端サポート部材19を排紙ローラ14bと協働して排紙口13からシートを紙載面15aに搬出するアシスト手段として使用している。このため図3に示すように前述の後端サポート部材19には排紙口13から紙載面15aに向かうシートの下面と係合するシート係合面19sが形成してある。
図3(b)に示すようにプレート形状の後端サポート部材19には、その先端部(紙載面15aに突出した部位)にシート係合面19sが設けてあり、図示のものは合成樹脂、金属などのサポート部材自体でシート係合面19sを構成している。このほかシート係合面19sはサポート部材表面に樹脂、ゴム質材、コルクなどの比較的高摩擦で柔らかいパッドを埋設しても良く、いずれの構成でもシート係合面19sはシートを排紙方向に移動するための摩擦係数と、シート下面を損傷しない程度の柔らかさを備えることが好ましい。
このように本発明にあっては、図3及び図5に示すように排紙口13を有するシート搬入経路11と、排紙口13と高さ方向で段差hを隔てて配置された紙載面15aを有するスタックトレイ15と、排紙口13と紙載面15aとの間に配置されて排紙口13から送られたシートの少なくとも後端部(後縁の及び側縁)とを一時的に支持するサブトレイ18と、サブトレイ18を紙載面15aよりも内側の作動位置Apと紙載面15aよりも外側の退避位置Wpとの間で位置移動するトレイシフト手段21,22と、スタックトレイ15に配置されて紙載面15aに積載されたシートの端縁を規制する後端規制面16,17と、サブトレイ18に支持されたシート束の後端面と係合する紙圧面38sを有するシート押出部材38と、シート押出部材38を紙圧面38sが紙載面15aから外側に退避した退避位置Wpと、紙載面15aの内側に突出した作動位置Apとの間で位置移動するプッシャシフト手段39と、トレイシフト手段21,22とプッシャシフト手段39を制御する制御手段50とを備えている。
また、シート押出部材38の作動位置Apは、図12に示すようにその紙圧面38sが後端規制面16から間隔を形成して紙載面15a側に突出する位置に設定されている。
図5に示すように後端サポート部材19が後端規制面16からスタックトレイ15の内側にDxだけ突出して作動位置Apにあるとともに側縁サポート部材20が側縁規制面17からスタックトレイ15の内側にDyだけ突出しているときに画像形成処理済みのシートSが順次積載される。
そして、制御手段50は、サブトレイ18(後端サポート部材19,側縁サポート部材20)が紙載面15aよりも内側に突出している状態で所定枚数のシートが積載されると、後処理ユニット23により後処理(ステープル綴じ処理)を行う。
次いで、制御手段50は、シート押出部材38の紙圧面38sが作動位置Apからスタックトレイ15の外方の退避位置Wpにまで退避するようにプッシャシフト手段39を制御する。
ところで、シート押出部材38の作動位置Apにおける紙圧面38sと後端規制面16との間の段差Δxはシートの材質、サイズ、坪量などのシート性状に応じて異なる距離位置に設定可能である。従って、制御手段50は、排紙口13から送られたシートの性状に応じてプッシャシフト手段39を構成するプッシャモータM5の回転量を異ならせることができる。
また、制御手段50は、シート性状を手動入力する入力手段(画像形成装置Aに設けたタッチパネル方式の液晶画面等)からの入力情報により、排紙口13から送られたシートが基準となる普通紙に対して薄紙あるいは腰が弱くたわみやすい性状のときには作動位置Apを段差Δxが大きく形成される距離位置に設定(たわみやすいシートは排紙方向段差が大きく腰の強いシートは段差が小さく設定)するのが望ましい。
さらにシート押出部材38の作動位置Apにおける紙圧面38sと後端規制面16との間の段差Δxは、紙載面15a上に積載されたシートの積載量に応じて異なる距離位置に設定可能となっている。この際、制御手段50は、紙載面15aに積載されたシートの積載量を識別する積載量識別手段(枚数カウンタ、重量センサ、高さセンサ等)からの信号でプッシャシフト手段39を構成するプッシャモータM5の回転量を異ならせる。
例えば、積載量識別手段に排紙口13から搬出されるシートの枚数をカウントする計数手段(カウンタ)で構成した場合、制御手段50は、計数手段からのカウント数に応じて段階的に作動位置Apの段差を異ならせる距離位置に設定する。
具体的には、段差Δxは、シート積載量が多いと、すなわち排紙口13とに最上紙面との間の高低差が小さいときには、段差を大きく設定する(引っかからないように押し出すため)。
[排紙動作]
次に上述のサブトレイ18上にシートを集積して綴じ処理した後にスタックトレイ15に収納する一連の排紙動作について図11乃至図12に従って説明する。
図11(a)はシート搬入経路11に送られたシートをサブトレイ18に収納する状態を示す。サブトレイを構成する後端サポート部材19と側縁サポート部材20はいずれも待機位置から作動位置に位置移動している。またシート押出部材38は、折曲げ片38aと紙圧面38sと共にシート後端規制ストッパ24a、24b(図3、図4参照)の後方側に退避した位置に待機している。この状態で排紙口13からは送られたシートをサブトレイ18上に積み重ねて集積する。
このときシートはアライニング搬送手段26で後端と側端の規制ストッパ24、25に突き当てて位置決めされ、シートコーナは所定の綴じ処理位置に係止される。なお後端サポート部材19と側縁サポート部材20はシートを略水平姿勢で支持するようにシート後端部と側端部を載置して支持する形状と面積に形成されている。
図11(b)はサブトレイ18上に部揃え集積されたシート束を綴じ処理する状態を示す。サブトレイ18上にシートが集積された段階で画像形成装置Aからジョブ終了信号を受信すると制御手段50は、ステープルユニット23に綴じ処理動作のコマンド信号を発信する。
これによってステープルユニット23は内蔵されているドライブモータ(不図示)を作動してステープル動作を実行する。このステープル動作はモータの回転でドライブカムを所定角度回転させて蓄勢スプリングに付勢力を蓄える。そしてカムがリリース角度に達するとスプリングの蓄力でステープルヘッドをシート束に向けて勢いよく降下させる。このヘッドの撃力でステープル針はシート束を貫通し、針先はシート束の反対側(裏面側)でアンビル部材によって折り曲げられる。
ステープルユニット23による綴じ処理が終了し、そのエンド信号を受信すると制御手段50は、次の手順でサブトレイ18上のシート束をスタックトレイ15に収納する。図12(c)はサブトレイ18からスタックトレイ15にシート束を搬出するために後処理位置からスタックトレイ側にシート束を移動する状態を示す。後端サポート部材19と側縁サポート部材20に支持された状態で綴じ処理されたシート束は後端サポート部材上を移動するシート押出部材38よってスタックトレイ15側に押し出される。この動作で、シート束の後端縁は紙圧面38sに揃うように押し出され、シート後端縁とスタックトレイ15の後端規制面16との間には間隔Δxが形成されている。
図12(d)はスタックトレイ15の上方に移送されたシート束を紙載面15aの最上シートの上に落下させる状態を示す。制御手段50は前述のステープルユニットからのエンド信号を基準にシート押出部材の動作が終了したタイミング(ステープルエンド信号からタイマ時間の経過後、もしくはシート押出部材38に一体形成したフラグを検出するポジションセンサ(不図示;図5参照)からタイマ時間の経過後)で後端サポート部材作動位置から待機位置に移動させる。
図12(e)はシート束がスタックトレイ上に落下する状態を示している。同図に示すようにシート束はスタックトレイ15の紙載面15aに積載されている最上シートの上に落下する。このときシート束には紙載面15aの傾斜(排紙方向が下流側が上方;同図参照)による自重滑り作用(同図右方向矢印で示す)でトレイの後端規制面16側に移動しながら落下するがシート後端縁とトレイの後端規制面16との間にはシート束の滑り移動を考慮した間隔Δxが形成されているからシート後端が後端規制面16の壁面に引っかかって係止されることがない。
このように本発明は、サブトレイ上に集積されたシート束をシート押出部材で後処理位置からトレイ収納位置(作動位置Ap)に移動する際にシート束の後端縁がトレイの後端規制面16との間に間隔Δxを形成する位置までトレイ内側に移動し、その後に後端サポート部材19をトレイ外部に退避させて紙載面に落下させるため、予め間隔Δxを実験などで適正な間隔に設定するとシート束は紙載面上に位置ズレすることなく整然と集積されることとなる。
[制御構成の説明]
上述した画像形成システムの制御構成をfig13のブロック図に従って説明する。図1に示す画像形成システムは、画像形成装置Aの制御部45(以下「本体制御部」という)とシート後処理装置Bの制御部50(以下「後処理制御部」という)を備えている。本体制御部45は印字制御部46と給紙制御部47と入力部48(コントロールパネル)を備えている。
そして入力部48(コントロールパネル)から「画像形成モード」と「後処理モード」の設定を行う。画像形成モードはから・モノクロ印刷、両面・片面印刷などのモード設定と、シートサイズ、シート紙質、プリントアウト部数、拡大・縮小印刷、などの画像形成条件を設定する。また「後処理モード」は、例えば「プリントアウトモード」「ステップル仕上げモード」「ジョグ仕分けモード」などに設定する。
また、本体制御部45は後処理制御部50に後処理モードとシート枚数、部数情報及び画像形成するシートの紙厚情報などをデータ転送する。これと同時に本体制御部45は画像形成の終了毎にジョブ終了信号を後処理制御部50に転送する。
上述の後処理モードについて説明すると、上記「プリントアウトモード(第1排紙モード)」は排紙口13からのシートを、後処理することなくスタックトレイ15に収容する。この場合にはシートをサブトレイ18(後端サポート部材19及び側縁サポート部材20)に集積することなく、排紙口13から直接スタックトレイ15に搬出する。上記「ステップル仕上げモード(第2排紙モード)」は、排紙口13からのシートをサブトレイ18上に集積して部揃えし、このシート束を綴じ処理した後にスタックトレイ15に収容する。この場合には画像形成されるシートは原則として同一紙厚さで同一サイズのシートにオペレータによって指定される。
上記「ジョグ仕分けモード(第3排紙モード)」は、画像形成装置Aで画像形成されたシートを排紙口13からスタックトレイ15に搬出するグループと、排紙口13からサブトレイ18(後端サポート部材19及び側縁サポート部材20)に部揃え集積する。このときサブトレイ18にシートを整合する際にシート側縁を所定量オフセットさせた位置に前述の側縁規制ストッパ25が配置してある。そしてこのサブトレイ18上に束集積した後にサポート部材20をスタックトレイ15の外部に退避させてスタックトレイ15上に落下収納する。これによって紙載面15a上には排紙口13から所定の基準(センタ基準かサイド基準)で搬出されたシートグループと、サブトレイ18で所定量オフセットして集積されたシートグループは幅方向に異なった位置に収納され部揃えグループ毎に仕分けされる。
[後処理制御部]
後処理制御部50は、画像形成制御部45で設定された後処理モードに応じて後処理装置Bを動作させる。図示の後処理制御部は制御CPU50(以下単に制御手段という)で構成されている。制御CPU50には、ROM51とRAM52が連結され、ROM51に記憶された制御プログラムとRAM52に記憶された制御データで後述する排紙動作を実行する。
このため、制御CPU50には前述した搬送モータM1と、第1シフトモータSM1と、第2シフトモータSM2と、走行モータM3と、パドルモータM4と、プッシャモータM5の各ドライバ回路にコマンド信号を伝達するようになっている。また、制御CPU50にはシートセンサSeとポジションセンサPsが各検出信号を受信可能に結線されている。シートセンサSeは搬入センサSe1と排紙センサSe2と、図示しないトレイ上の満杯を検出する満杯センサであり、それぞれ状態信号を制御手段50に送信する。
またポジションセンサPsは、第1サボサポート部材のポジションセンサPs1と側縁サポート部材20のポジションセンサPs2と、摩擦搬送体ポジションセンサPs3と、パドル回転体のポジションセンサPs4と、プッシャ手段のポジションセンサPs5であり、各状態信号を制御手段に転送する。なお各駆動モータのドライバ回路は、制御手段.からのコマンド信号でモータ起動とモータ停止と速度制をPWM制御、エンコード制御などで制御する。
[後処理動作]
図14は、画像形成装置Aにおけるモード設定で、第1排紙モード(プリントアウト排紙動作)に設定された場合を示し、図15は、第2排紙モード(ステープル綴じ動作)および第3排紙モード(ジョグ排紙動作)に設定された場合を示す。
排紙制御手段50は装置電源「ON」でイニシャライズ動作を実行する(St01)。このイニシャライズ動作は例えば次の初期位置設定を実行する。後端サポート部材19が退避位置Wp(ホームポジション)に位置しているか、ポジションセンサPs1で検出し「No」のときにはセンサ「ON」位置に移動する。同様に側縁サポート部材20を退避位置Wp(ホームポジション)に移動する。
次にプッシャ手段37をホームポジションに移動する。図示の装置はホームポジションを退避位置Wpに設定してあり、紙圧面38sはスタックトレイ15の外部に退避(図5の状態)している。また、このイニシャライズ動作は後処理手段23(図示のものはステープルユニット)を初期状態にセットする。
[第1排紙モード]
そこで、排紙制御手段50は画像形成制御部45からモード設定信号を受信する。このコマンド信号で第1排紙モードが指定されると、後処理制御部50は次の初期動作を実行する(St02)。
また排紙制御手段50は初期動作設定として、後端サポート部材19及び側縁サポート部材20がホームポジションに位置しているか否かを判断する。ホームポジション以外のときにはホームポジションに位置移動する(St03)。これと共に排紙制御手段50は、シート押出部材38の紙圧面38sをトレイ内側に突出した規制ポジションに移動する(図3の状態;St04)。この動作はプッシャモータM5でシート押出部材38をホームポジションから予め設定した移動量移動する。そして紙圧面38sがスタックトレイ15の後端規制面16より若干トレイ内部に突出した位置に設定する。
後処理制御部50は画像形成制御部45からジョブスタート信号を受信すると、搬送モータM1を回転し搬送ローラ14aと、排紙ローラ14bを排紙方向に回転する(St05)。これによって、本体排紙口6に搬出されたシートは、シート搬入経路11に搬入され、シート先端を搬入センサSe1で検出する。この検出信号は、例えば、このセンサでシート先端を検出し、その後シート後端を検出するまでのときのとき間差と、シートサイズ情報からシートジャムを判別するなど、後続する後処理動作の制御に使用する(St06)。
制御手段50は、シート先端を搬入センサSe1が検出するとタイマt1を起動する。このタイマ時間t1は、シート先端が排紙口13から所定位置に到達する見込み時間に設定されている。このとき間t1経過したとき制御手段50は後端サポート部材19を退避位置Wpから作動位置Apに移動する(St07)。従ってタイマ時間t1はシート先端が排紙口13から所定の作動位置Apに移動したのちに後端サポート部材19のシート係合面19sがシート下面に係合するタイミングに設定してある。
制御手段50は、排紙センサSe2がシート後端を検出したときタイマt2を起動する(St08)。このタイマ時間t2は、シート後端が排紙ローラ14bのニップ点から離れるタイミングに設定されている。
制御手段50は、後端サポート部材19が退避位置Wpに復帰した状態をホームポジションセンサSp1で検出する(St09)。そして、制御手段50は、後続シートがあるか否かを画像形成装置からの情報で判断する(St10)。後続シートがあるときには、先のステップSt05からステップSt10を繰り返す。そして、後続シートがないときにはジョブ終了として装置を停止する(St11)。
[第2排紙モード]
次に排紙モードとして、第2排紙モードが選択されたときの動作を図15(a)に従って説明する。制御手段50は、画像形成制御部45から第2排紙モードのコマンド信号を受信すると、次の初期設定動作を実行する。後端サポート部材19及び側縁サポート部材20をホームポジション(退避位置)から作動位置に移動する。
これと共に制御手段50は、第1トレイシフト手段21のシフトモータSM1と、第2トレイシフト手段22のシフトモータSM2をそれぞれ所定方向に回転し、ホームポジションに位置する後端サポート部材19及び側縁サポート部材20を紙載面15a上方の作動位置Apに位置移動する(St12)。これと共に制御手段50は摩擦搬送体27を退避位置に移動する。前述した摩擦搬送体の走行モータM3をホームポジションに位置決め回転する。この回転で摩擦搬送体27は後端サポート部材19及び側縁サポート部材20の上方に退避した退避位置に待機する。
また、制御手段50は、スライド部材39の折曲げ片38aに設けた紙圧面38sをスタックトレイ15の外部に退避した退避位置Wpに位置移動する。この動作はプッシャモータM5を作動し、センサフラグをポジションセンサPs5で検出する。
以上の初期動作によって、排紙口13の紙載面15aとの間には、後端サポート部材19及び側縁サポート部材20がトレイ内部に突出した状態で位置し、排紙口13から送られたシート後端部を後端サポート部材で、シート側端部を側縁サポート部材20で載置することが可能な状態に準備される。
次に制御手段50は、画像形成制御部45から排紙指示信号受信すると、搬送モータM1を回転し、搬入口12から画像形成されたシートを搬入する。このシートは、シート搬入経路11を通過して、排紙口13に案内され、排紙口から下方の後端サポート部材19及び側縁サポート部材20に積載される。
制御手段50は、シート後端部を排紙センサSe2が検出した信号を基準に所定時間経過後に走行モータM3を所定角度回転する。この走行モータによって摩擦搬送体27はシート上面から上方に退避した退避位置からシートを上面と係合する作動位置に移動し、排紙方向と所定角度で傾斜した走行方向にシートを引き摺り搬送する(St15)。このときシート後端は後端規制ストッパ24にシート側縁は側縁規制ストッパ25に突き当てられ位置決めされる。
その後の走行モータM3の回転で摩擦搬送体27は、シートから上方に離れた退避位置に復帰し、モータは停止される。以上のステップ14からステップ15の動作を繰り返すことによって後端サポート部材19及び側縁サポート部材20上には、排紙口13から連続して送られるシートが集積され、部材揃いされる(St16)。次に制御手段50は、画像形成制御部45からジョブ終了信号を受信すると、後処理動作指示(コマンド)信号を発信する。後処理ユニット23は、このコマンド信号を受信すると後処理動作を実行し(St17)、その動作の終了後に処理エンド信号を制御手段50に送信する。
そこで制御手段50はプッシャモータM5を起動して、シート押出部材38の折曲げ片38aの紙圧面38sを退避位置からスタックトレイ15の内部の所定位置に移動する。すると、後端サポート部材19に支持されたシート束の後端は、紙載面上方の所定位置に押し出される(St18)。次いで、制御手段50は、後端サポート部材19の後退動作を開始し、(St19)これと前後して、側縁サポート部材20の後退動作を開始する(St20)。そして、後端サポート部材19及び側縁サポート部材20がホームポジションに復帰(St21)した後、制御手段50は、後続シートがあるか否かを判断し、後続シートが在るときには、ステップSt12に戻って、先と同じステップSt12からステップSt21までの動作を繰り返す。また、後続シートがないときにはジョブ終了として、その動作を停止する。
[第3排紙モード]
次に排紙モードとして、第3排紙モードが選択されたときの動作を図15(b)に従って説明する。第3排紙モードが選択されると制御手段50は、第1排紙モードと同一の動作で、排紙口13に送られたシートをスタックトレイ15に収納(St22)する。そして、ジョブエンド信号を受信する制御手段50は、第2排紙モードの排紙動作を実行する(St23)。
次にジョブエンド信号を受信すると制御手段50は、第1排紙モードを実行し、順次これを繰り返す。このような動作によってスタックトレイ15には、第1排紙動作で、排紙口13からの排紙基準(センタ基準かサイド基準)でシートが集積され、次の第2排紙モードでは、所定量排紙位置がオフセットした状態でスタックトレイ15に集積される。このような動作で、スタックトレイにはシートが部毎にジョグ仕分けされて収納される。
11 シート搬入経路
13 排紙口
14b 排紙ローラ
15 スタックトレイ
16 後端規制面(シート後端規制面)
18 サブトレイ
19 後端サポート部材
20 側縁サポート部材
21 第1トレイシフト手段
22 第2トレイシフト手段
23 ステープルユニット
24 後端規制ストッパ
25 側縁規制ストッパ
26 アライニング搬送手段
27 摩擦搬送体
28 搬送体走行手段(マニピュレータ)
28a 第1アーム
28b 第2アーム
28c 第3アーム
28d 作動アーム
29 駆動アーム
30 ガイド溝
37 プッシャ手段
38 シート押出部材
38a 折曲げ片
38s 紙圧面
39 プッシャシフト手段

Claims (8)

  1. 排紙口を有するシート搬入経路と、
    前記排紙口の下方に段差を形成して配置された紙載面を有するスタックトレイと、
    前記排紙口と前記紙載面との間に配置され排紙口から搬出されたシートの後端部を支持するサブトレイと、
    前記スタックトレイに配置され、前記紙載面上に収納されたシートの後端縁を突当て規制する後端規制面と、
    前記サブトレイを前記スタックトレイの紙載面上方に位置する作動位置と紙載面上方から退避した退避位置との間で往復動するサブトレイシフト手段と、
    前記サブトレイ上のシート後端縁と係合する紙圧面を備えたシート押出部材と、
    前記シート押出部材を、その紙圧面が前記紙載面の上方で且つ前記後端規制面よりも前記スタックトレイの内側に進出した作動位置と前記スタックトレイの外側に退避した退避位置との間で往復動するよう駆動するプッシャシフト手段と、
    前記サブトレイシフト手段とプッシャシフト手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記サブトレイを退避位置から作動位置に移動して排紙口からのシートを積載し、前記シート押出部材を退避位置から作動位置に移動してサブトレイ上に積載されたシートを搬出方向に移動した後に、前記サブトレイを作動位置から退避位置に移動し、次いで前記シート押出部材を作動位置から退避位置に移動させ
    前記シート押出部材を前記作動位置に移動させる際に、シート材質、シートサイズ又はシート坪量のシート性状に応じて前記紙圧面と前記後端規制面との間の間隔を異ならせることを特徴とするシート収納装置。
  2. 前記サブトレイには積載されたシートを綴じ処理する後処理手段が配置され、
    前記制御手段は、
    前記作動位置に位置するサブトレイ上に前記排紙口から送られたシートを束状に集積した後に前記後処理手段で綴じ処理し、この綴じ処理後に前記シート押出部材を前記退避位置から作動位置に位置移動し、
    次いで前記サブトレイを作動位置から退避位置に位置移動することを特徴とする請求項1に記載のシート収納装置。
  3. 前記サブトレイは、装置フレームに摺動可能に支持された板状部材で構成され、
    前記シート押出部材は、
    前記サブトレイに摺動可能に支持されたスライド部材と、
    このスライド部材に一体形成されたシート積載方向に起立する紙圧面で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート収納装置。
  4. 前記サブトレイは、 シート後端部を支持する後端サポート部材と、シート側縁部を支持する側縁サポート部材とで構成され、
    前記後端サポート部材は、シート排紙方向に退避位置と作動位置との間で移動可能に配置され、
    前記側縁サポート部材は排紙直交方向に退避位置と作動位置との間で移動可能に配置され、
    前記後端サポート部材と前記側縁サポート部材の移動軌跡の境界部のシートコーナに綴じ処理を施す後処理手段が配置されていることを特徴とする請求項に記載のシート収納装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記シート性状を入力する入力手段からの情報で前記排紙口から送られたシートが薄紙あるいは腰が弱くたわみやすい性状のときには前記作動位置を前記間隔が大きく形成される距離位置に設定することを特徴とする請求項に記載のシート収納装置。
  6. 前記シート押出部材の作動位置における前記紙圧面と前記後端規制面との間の間隔は、前記紙載面上に積載されたシートの積載量に応じて異なる距離位置に設定可能であり、
    前記制御手段は、
    前記紙載面上に積載されたシートの積載量が多いときは前記紙圧面と前記後端規制面との間の間隔を大きくし、シートの積載量が少ないときは前記紙圧面と前記後端規制面との間の間隔を小さくすることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のシート収納装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記排紙口から搬出されるシートの枚数をカウントする計数手段からのカウント数に応じて段階的に前記作動位置を前記間隔を異ならせる距離位置に設定することを特徴とする請求項6に記載のシート収納装置。
  8. シート上に画像形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置から送られたシートを部揃え集積して後処理した後にスタックトレイに収納するシート収納装置と、
    から構成され、
    前記シート収納装置は請求項1からのいずれか1項に記載のシート収納装置であることを特徴とする画像形成システム。
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