JP2005263475A - 画像形成装置 - Google Patents

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健 中村
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明 中村
Nobuhiro Kanda
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Abstract

【課題】
コンパイルトレイ上で整合されたシート束をスタックトレイの積載面に排出する際に、シート束の先端が下方に垂れ下がって丸まってしまうのを可及的に防止すると共に、スタックトレイ上に大量のシート束を積載することが可能なシート後処理装置を提供する。
【解決手段】
コンパイルトレイ85の下側からスタックトレイ89の積載面上に繰り出され、かかるコンパイルトレイ85のシート収容面S1上でシート束Psを整合している最中は該シート束Psを下方から支える一方、シート束Psをコンバイルトレイ85からスタックトレイ89に排出する際には前記スタックトレイ89上から退避してコンパイルトレイ85の下側に収納されるシェルフ部材94とを備え、前記シェルフ部材94は、スタックトレイ89の積載面に向けて先端が垂れ下がった円弧状に形成されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に付設して使用され、画像形成装置から排出される記録シートを一部毎のシート束に整合すると共に、かかるシート束に対して選択的に綴じ処理やパンチング処理等の後処理を行うシート後処理装置に係り、特に、整合処理した多数のシート束を積み上げて保持するスタックトレイを備えたシート後処理装置に関する。
特開平8−59060号公報
従来、この種のシート後処理装置としては特開平8−59060号公報等に開示されたものが知られている。かかるシート後処理装置では、複写機等の画像形成装置から排出された記録シートは一旦コンパイルトレイへ収容され、このコンパイルトレイのシート収容面上でシート束の整合が行われると共に必要な場合には整合したシート束の縁部に対してステープリング処理が行われる。そして、コンパイルトレイ上で整合されたシート束は、ステープリング処理が選択されている場合には当該処理の終了後に、ステープリング処理が選択されていない場合には直ちにコンパイルトレイから排出され、装置外に露出したスタックトレイの積載面に積み上げられるようになっている。
前記スタックトレイは先端を上方へ持ち上げるようにして斜めに配設されており、コンパイルトレイから排出されたシート束は装置筐体の側面を突き当て基準面として該スタックトレイ上に収容される。また、スタックトレイは積載したシート束の量に応じて昇降するように構成されており、積載したシート束の最上位の面がコンパイルトレイのシート収容面よりも常に所定距離だけ下方に位置するように、その高さ制御が行われている。具体的には、シート束の最上位面を検出するための位置センサが装置筐体の側面に設けられており、かかる位置センサの出力信号の変化を検出することにより、シート束の最上位面が常に所定の高さとなるようにスタックトレイの昇降量を制御している。
また、同公報に開示されるシート後処理装置では、装置筐体からスタックトレイ上に繰り出されると共に前記コンパイルトレイのシート収容面の一部を構成するシェルフ部材が設けられている。このシェルフ部材は、コンパイルトレイ上でシート束の整合処理を行っている最中は装置筐体から繰り出され、コンパイルトレイからはみ出したシート束を下方から支える一方、シート束をコンパイルトレイからスタックトレイへ排出する際には前記スタックトレイ上から退避して装置筐体内に引き込まれ、これによってシート束がスタックトレイ上に落下するようになっている。
しかし、コンパイルトレイ上で整合されたシート束に対してステープリング処理を行ってから排出する場合、コンパイルトレイに対するステープラの配設位置の制約上、シート束に対してステープリング処理がなされる位置はコンパイルトレイの最奥部、すなわちシート束をコンパイルトレイに排出する際の該シート束の後端部に相当することから、図8に示すように、ステープリング処理がなされたシート束Psをスタックトレイ200上に多数積み上げると、装置筐体の突き当て基準面201側においてシート束Psの嵩が膨らんでしまう。このため、前記位置センサ202の出力信号に基づいてスタックトレイ200の昇降を制御すると、スタックトレイ200上に積載されたシート束Psの量が多くなるにつれ、コンパイルトレイ203及びシェルフ部材204が形成するシート収容面S1とスタックトレイ200上のシート束の最上位面S2との段差Xが増加する傾向にある。このような状態でコンパイルトレイ203からスタックトレイ200へシート束Psを排出すると、コンパイルトレイ203のシート収容面S1とスタックトレイ200上のシート束Psの最上位面S2との段差Xが必要以上に大きいことから、装置筐体内に引き込まれるシェルフ部材204の先端からシート束Psの先端が下方へ大きく垂れ下がってしまい、図9に示すように、シート束Psがスタックトレイ200上で丸まってしまういったトラブルがあった。
このような不具合を解消する一つの方策として、スタックトレイ200の積載面をコンパイルトレイ203のシート収容面S1よりも大きく傾け、シェルフ部材204の先端とスタックトレイ200上のシート束の最上位面S2とを一層近接させて、前記段差Xの発生を抑えることが考えられるが、その場合にはスタックトレイ200の傾斜角度がきつくなり、積載したシート束Psの記録シートが上方へ向けて反り返るようにカールし易くなることから、スタックトレイ200上に大量のシート束Psを積載できないといった問題点が新たに発生する。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、コンパイルトレイ上で整合されたシート束をスタックトレイの積載面に排出する際に、シート束の先端が下方に垂れ下がって丸まってしまうのを可及的に防止すると共に、スタックトレイ上に大量のシート束を積載することが可能なシート後処理装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のシート後処理装置は、画像形成装置から排出された記録シートを順次収容し、整合されたシート束を形成するコンパイルトレイと、このコンパイルトレイから排出されたシート束が自重によって落下して積載されると共に、積載したシート束の最上位面が前記コンパイルトレイのシート収容面よりも常に下方に位置するように高さ制御されるスタックトレイと、前記コンパイルトレイの下側から前記スタックトレイの積載面上に繰り出され、かかるコンパイルトレイのシート収容面上でシート束を整合している最中は該シート束を下方から支える一方、シート束をコンバイルトレイからスタックトレイに排出する際には前記スタックトレイ上から退避してコンパイルトレイの下側に収納されるシェルフ部材とを備え、前記シェルフ部材は、スタックトレイの積載面に向けて先端が垂れ下がった円弧状に形成されていることを特徴とするものである。
このような本発明によれば、コンパイルトレイの下側からスタックトレイ上に繰り出されるシェルフ部材は、その先端がスタックトレイに向けて垂れ下がった円弧状に形成されていることから、かかるシェルフ部材の先端とスタックトレイ上に積載されたシート束の最上位面との段差を小さく抑ええることが可能となるので、コンパイルトレイ上で整合されたシート束をスタックトレイに排出するに際し、前記シェルフ部材をコンパイルトレイの下側に収納しても、シート束の先端はシェルフ部材に支えられてスタックトレイの最上位面に近接した位置に保たれていたので、スタックトレイ上で大きく垂れ下がってしまうことがなく、シート束をスタックトレイ上に適切な姿勢で排出することが可能となる。
また、スタックトレイの傾斜をコンパイルトレイの傾斜と同程度に設定しても、シート束をスタックトレイ上に適切な姿勢で排出することが可能となるので、スタックトレイ上に積み上げたシート束が上方へ向かってカールしてしまうこともなく、大量のシート束をスタックトレイ上に積載することが可能となる。
以下に、添付図面を参照しながら本発明の画像形成装置を詳細に説明する。
図1は画像形成装置としてのデジタル複写機の概略構成を示すものであり、本発明を適用したシート後処理装置を装着した状態を示している。このシート後処理装置1は、図1に示すように、前記複写機2によって画像が形成された記録シートに対して、穿孔処理や綴じ処理、あるいは中綴じ折り処理(ブックレット処理)などの後処理を施すように構成されている。
また、前記シート後処理装置1には、画像形成装置2によって画像が形成された記録シートに対して、表紙やカラー画像が形成された記録シートなど、所望の記録シートを所定のタイミングで適宜供給するインターポーザー3を備えたインターフェイスモジュール4が組み合わされている。更に、前記シート後処理装置1には、必要に応じて、前記インターフェイスモジュール4を通過した記録シートに対して、所望のZ折やC折り等の折り処理を施す図示しない折り処理装置なども組み合わせ可能となっている。
そして、前記シート後処理装置1では、画像形成装置2によって画像が形成された記録シートに対して、パンチユニットによって穿孔処理を施したり、ステープラーによって綴じ処理を施して、記録シート束や小冊子を作成したり、オフセットするスタックトレイ(排出トレイ)によって複数枚の記録シートを、1セット毎にオフセットさせて(ずらして)排出することが可能となっている。
前記インターフェイスモジュール4には、図1に示すように、その左側面の上部と下方とに導入口5、6が設けられており、これらの導入口5、6からは、画像形成装置2によって画像が形成された記録シートPが導入されるようになっている。また、前記上部の導入口5の内部には、水平に配置された記録シート搬送路7が設けられているとともに、当該記録シート搬送路7の出口側には、記録シートを排出口8から排出するための搬送ロール9が配設されている。一方、下方の導入口6の内部には、斜め上方へ湾曲した状態で延びた記録シート搬送路10が設けられているとともに、当該記録シート搬送路10には、記録シートPを搬入する搬入ロール11が配設されている。この記録シート搬送路10は、搬送ロール9の手前側で水平に配置された記録シート搬送路7と合流している。
更に、前記インターフェイスモジュール4の上部には、画像形成装置2によって画像が形成された記録シートPに対して、表紙やカラー画像が形成された記録シートなど、所望の記録シートを適宜供給するインターポーザー3が載置されている。このインターポーザー3は、記録シートを載置する給紙トレイ12と、当該給紙トレイ12上に載置された記録シートを1枚ずつ分離した状態で給紙するナジャーロール13・フィードロール14・リタードロール15と、給紙された記録シートをインターフェイスモジュール4へ排出する出口ロール16とを備えている。また、前記インターフェイスモジュール4の内部には、インターポーザー3から導入された記録シートを、排出口8へと搬送する搬送ロール17を備えた記録シート搬送路18が設けられている。この記録シート搬送路18も、搬送ロール9の手前側で水平に配置された記録シート搬送路7と合流している。
一方、複写機本体21の上部には、図示しない原稿を1枚ずつ分離した状態で自動的に搬送する原稿自動搬送装置(ADF)23と、当該原稿自動搬送装置23によって搬送される原稿の画像を読み取る画像入力部(IIT)としてのスキャナー24が配設されている。このスキャナー24は図示しないプラテンガラス上に載置された原稿を光源26によって照明し、原稿からの反射光像を、フルレートミラー27及びハーフレートミラー28、29及び結像レンズ30からなる縮小光学系を介してCCD等からなる画像読取素子31上に走査露光して読み取るように構成されている。
前記スキャナー24によって読み取られた原稿の画像データは、図示しない一時記憶装置に記憶され、必要に応じてIPS(Image Processing System)32によって所定の画像処理が施された後、この画像処理が施された画像情報は複写機本体21の内部に設けられた画像出力部(IOT)22に送られる。
画像出力部22では、画像処理が施された画像情報に応じて、ラスタ走査ユニット(ROS)33によって感光体ドラム34上に画像露光が施され、静電潜像が形成される。前記ROS33は、画像情報に応じてレーザービームを出射する半導体レーザー35と、当該半導体レーザー35から出射されるレーザービームを走査するポリゴンミラー36と、当該ポリゴンミラー36によって走査されるレーザービームを、感光体ドラム34上に露光するためのf−θレンズを内蔵したミラー37や、通常のミラー38等から構成されている。前記感光体ドラム34は、ROS33による画像露光に先立って、帯電ロールやスコロトロン等からなる一次帯電器39によって、所定極性の所定の電位に一様に帯電された後、上述したように、ROS33によって原稿の画像が露光され、静電潜像が形成される。前記感光体ドラム34上に形成された静電潜像は、現像装置40によって現像されてトナー像となる。このトナー像は、転写コロトロン41の帯電によって記録媒体としての記録シートP上に転写されるとともに、当該トナー像が転写された記録シートPは、分離コロトロン43の除電によって感光体ドラム34から分離される。前記感光体ドラム34からトナー像が転写される記録シートPは、複写機本体21の内部に複数配設された給紙手段としての給紙トレイ44、45、46、47のいずれかより、給紙ロール50によって給紙され、搬送ロール51及びプリレジロール52を介して、レジストゲート53まで一旦搬送されて停止する。そして、前記記録シートPは、感光体ドラム34の表面に形成されるトナー像と同期して開くレジストゲート53を通過して、当該レジストゲート53の下流側に配設されたレジストロール54によって、感光体ドラム34の表面へと搬送され、上述したように、当該感光体ドラム34の表面に形成されたトナー像が転写された後、感光体ドラム34の表面から分離される。
前記複数の給紙トレイ44、45、46、47のうち、給紙トレイ44、45は、大サイズの記録シートを収容するものであり、給紙トレイ46、47は、小サイズの記録シートを大量に収容する大容量トレイとなっている。
前記感光体ドラム34の表面から分離された記録シートPは、定着装置55へと搬送され、当該定着装置55によって記録シートP上に熱及び圧力でトナー像が定着される。このトナー像が定着された記録シートPは、定着装置55の出口ロール56によって、通常の片面複写の場合には、そのまま排出ロール57により機外に排出される。また、両面複写の場合には、片面にトナー像が定着された記録シートPは、そのまま排出ロール57によって機外に排出されずに、反転ゲート59によって下向きに搬送方向が変更され、3つのロールが圧接されたトリロール60及び反転ロール61によって、反転通路62へと一旦搬送される。そして、前記記録シートPは、今度は逆転する反転ロール61及び両面ロール63によって両面用通路64へと搬送され、この両面用通路64からプリレジロール52を介して、レジストゲート53まで一旦搬送されて停止し、上述したように、当該レジストゲート53及びレジストロール54によって感光体ドラム34上のトナー像と同期して搬送され、トナー像の転写・定着工程が行われた後、排出ロール57によって機外に排出される。
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム34の表面は、クリーニング装置65によって残留トナーや紙粉等が除去され、次の画像形成工程に備える。
図2は前記の如く構成される画像出力部22を拡大して示したものである。
感光体ドラム34は、帯電ロールやスコロトロンからなる一次帯電器39によって、所定極性の所定の電位に一様に帯電された後、当該感光体ドラム34の表面には、ROS33によって原稿などの画像が走査露光され、静電潜像が形成される。この感光体ドラム34上に形成された静電潜像は、現像装置40によって現像されてトナー像となり、このトナー像は、転写前帯電器66による補助帯電を受けた後、前述したように、所望の給紙トレイ44〜47から給紙・搬送される記録シートP上に、転写コロトロン41の帯電によって転写されるとともに、当該トナー像が転写された記録シートPは、分離コロトロン43の除電によって感光体ドラム34上から分離される。この感光体ドラム34上から分離された記録シートPは、定着装置55へ搬送され、当該定着装置55によってトナー像が定着されて、片面複写の場合には、そのまま機外に排出され、両面複写の場合には、裏面への画像形成工程が繰り返される
尚、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム34の表面は、クリーニング装置65のクリーニングブラシ67等によって残留トナーや紙粉等が除去された後、イレーズランプ68による露光を受け、残留電荷が消去されて、次の画像形成工程に備えるようになっている。
図3は前記シート後処理装置を示すものである。
前記複写機2から排出された後にインターフェイスモジュール4を通過した記録シートPは、左側面に設けられた導入口71からシート後処理装置1に導入される。この導入口71の内側には、シート後処理装置1の内部に導入された記録シートPに対して、パンチ処理や端綴じ処理などを行うための第1の記録シート搬送路72と、シート後処理装置1の内部に導入された記録シートPに対して、中綴じや中折り等の処理を行うための第2の記録シート搬送路73とが分岐した状態で設けられている。また、これら第1の記録シート搬送路72と第2の記録シート搬送路73の分岐位置には、シート後処理装置1の内部に導入された記録シートPを、第1の記録シート搬送路72と第2の記録シート搬送路73とに分岐させるブックレットゲート74が配設されている。そして、前記第1の記録シート搬送路72には、記録シートPを水平な記録シート搬送路72に沿って搬送するための導入ロール75が設けられている。また、前記導入ロール75の下流側には、当該導入ロール75によって搬送されるとともに、この導入ロール75によって適宜逆送され、図示しない突き当て部に後端部が突き当てられて、スキューが補正された記録シートPの所定位置に対して、パンチ処理を施す穿孔手段としてのパンチユニット76が配設されている。このパンチユニット76の下方には、パンチ屑を収容する少容量のダストボックス88が配設されている。さらに、前記パンチユニット76の下流側は、2つの記録シート搬送路77、78に分岐されており、当該記録シート搬送路77、78の分岐位置には、出力ゲート79が配設されている。前記記録シート搬送路77、78のうち、上方に分岐した記録シート搬送路77は、必要に応じてパンチ処理を施した記録シートPや、画像が形成された記録シートPをそのままトップトレイ80に排出するためのものである。一方、前記記録シート搬送路77、78のうち、下方に分岐した記録シート搬送路78は、記録シートPを端部で綴じた後、排出するためのものである。この下方に分岐した記録シート搬送路78には、ステープラー86によって端綴じ処理を施す際に、当該端綴じ処理に要する時間だけ、次に搬送されてくる記録シートPを保持するバッファー用のロール81が配設されている。このバッファー用のロール81は、記録シート搬送路78を搬送されてくる記録シートPを、外周に巻き付けた状態で一時的に保持し、次に搬送されくる記録シートPと互いに先端を一致させた状態で送り出すように構成されている。なお、前記バッファー用のロール81の出口には、当該バッファー用のロール81に巻き付けた記録シートPを、排出するための排出ゲート81aが設けられている。
また、前記上方に分岐した記録シート搬送路77には、搬送ロール82と、トップ排出ロール83が配設されており、必要に応じて穿孔処理を施した記録シートPや、画像が形成された記録シートP等をそのままトップトレイ80に排出するように構成されている。
さらに、前記下方に分岐した記録シート搬送路78は、記録シートPに対して一端縁に沿った綴じ処理や角部に綴じ処理を施したり、複数枚の記録シートPをセット毎にオフセットさせた状態で排出するためのものである。この記録シート搬送路78には、上述したバッファー用のロール81と、コンパイル排出ロール84とが配設されており、当該コンパイル排出ロール84によって記録シートPを順次コンパイルトレイ85上に排出するようになっている。さらに、前記コンパイルトレイ85上に整列された所定枚数の記録シートPは、必要に応じて、ステープラー86によって綴じ処理が施された後、排出ロール87及びクランプロール87aによって挟持搬送されて、オフセットする排出トレイとしてのスタックトレイ89上に排出される。
また、前記コンパイルトレイ85の基端部には、記録シートPの基端部を突き当てるガイド部材90が、下方に回動して退避可能に配設されているとともに、記録シートPを整列するパドル91が回転可能に配設されている。さらに、前記コンパイルトレイ85の中間部には、記録シートPを幅方向に整列するタンパー92が図面に垂直な方向に移動可能に配設されている。また、前記コンパイルトレイ85の先端部には、記録シートPを整列する補助パドル93と、記録シート束を案内する出没可能なシェルフ部材94が配設されている。又さらに、前記スタックトレイ89の基端部には、当該トレイ89上に排出される記録シートPの基端部を押さえる押さえ部材としてのクランパー95が回動可能に配設されている。このクランパー95は、スタックトレイ89上にシート束Psが積載された際に、シート束Psの最上位面を検出するアクチュエータとしても機能しており、このクランパー95が常に一定の姿勢でシート束Psを押さえ込むように、前記スタックトレイ89の昇降が制御されている。
更に、前記クランプロール87aは排出ロール87と接離自在に設けられており、記録シートPをコンパイルトレイ85に収容する際には、かかる収容作業を邪魔することがないよう排出ロール87から離間する一方、コンパイルトレイ85上で形成したシート束Psをスタックトレイ89に排出する際には、前記排出ロール87と相まってシート束Psを挟み込み、シート束Psを排出ロール87へ押しつけるように構成されている。
一方、前記パンチユニット76の上流側から分岐した記録シート搬送路73には、その途中に、記録シートPを搬送する搬送ロール73aが配設されているとともに、その下方には、記録シートPを整列する整列手段としての整列トレイ96上に排出するための排出ロール97が設けられている。さらに、前記整列トレイ96の下端部には、記録シートPの下端部を突き当てるエンドガイド98が上下方向に移動可能に設けられている。また、前記整列トレイ96の中間部には、中綴じ手段としての中綴じ用のステープラー(サドルステープラー)99と、記録シートPを整列させる図示しないタンパーを駆動するタンパー駆動部100と、整列された記録シートPを中央部で2つに折る折りナイフ部101とが配設されている。そして、前記整列トレイ96上で整列された記録シートPは、折りナイフ部101と2組の折りロール102によって、中央部で2つに折られた後、出口ロール103によってブックトレイ104上に排出されるように構成されている。なお、105は整列トレイ96の上下に設けられて記録シートPを整列させるためのパドルを示している。
図4及び図5は前記シェルフ部材94の詳細を示すものである。このシェルフ部材94は前記コンパイルトレイ85の先端部において該コンパイルトレイ85の下側に設けられており、記録シートPをコンパイルトレイ85に収容してシート束Psを形成する際には、スタックトレイ84の上方空間へ進出し、コンパイルトレイ85からはみ出した記録シートPの先端を下方から支えるようになっている(図4に示す状態)。一方、コンパイルトレイ85上で形成したシート束Psをスタックトレイ89に排出する際には、前記シェルフ部材94はコンパイルトレイ85の下側に引き込まれ、排出ロール87によってコンパイルトレイ85から送り出されたシート束Psの後端部がそのまま真下のスタックトレイ84に落下するように構成されている(図5の状態)。
このシェルフ部材94は一定の曲率半径で略円弧状に形成され、凸曲面側を上にして配設されている。すなわち、このシェルフ部材94は、スタックトレイ89上に進出した状態で、その先端がスタックトレイ89の積載面S2に向けて垂れ下がっており、コンパイルトレイ85に収容されたシート束Psの先端を該コンパイルトレイ85のシート収容面S1よりもスタックトレイ89に近接した低い位置に維持するようになっている。このシェルフ部材94にはその移動方向に沿ってラック94aが形成されており、このラック94aと噛み合うピニオンギヤ94bを回転させることにより、かかるシェルフ部材94をコンパイルトレイ85の下から繰り出し、あるいはコンパイルトレイ85の下に収容することができるように構成されている。ピニオンギヤ94bは前記排出ロール87の回転軸に設けたギヤと噛み合っており、コンパイルトレイ85上のシート束Psをスタックトレイ89へ排出する方向へ前記排出ロール87を回転させると、ピニオンギヤ94bが逆方向へ回転し、前記シェルフ部材94がコンパイルトレイ85の下側に引き込まれる。また、排出ロール87を逆方向へ回転させると、シェルフ部材94がコンパイラトレイ85の下側からスタックトレイ89の上方空間へ繰り出されるようになっている。
従って、図4に示すように、シェルフ部材を繰り出した状態で記録シートをコンパイルトレイに収容してシート束の形成を行い、図5に示すように、排出ロールを回転させて該シート束をスタックトレイへ排出すると、かかる排出動作に伴ってシェルフ部材がコンパイルトレイの下側に引き込まれ、シート束をスタックトレイ上に自由落下させて該スタックトレイ上に積載することができるようになつている。
前述の如く、クランパー95はスタックトレイ89に積載されたシート束Psの最上位面を検出するアクチュエータとしても機能しており、このクランパー95がスタックトレイ89上のシート束によって僅かに押し上げられた状態となるように、前記スタックトレイ89の昇降量が制御されている。すなわち、シート束Psがコンパイルトレイ85から排出されると、スタックトレイ89は該シート束Psを構成する記録シートPの枚数に応じた量だけ一旦下降した後に上昇し、前記クランパー95がシート束Psの最上位面によって僅かに押し上げられた時点で上昇を停止する。これにより、スタックトレイ89上に積載されたシート束Psの最上位面S2はクランパー95との位置関係を基準とし、常に所定の高さに制御されている。
このようにスタックトレイ89の高さ制御を行うことで、本来的にはコンパイルトレイ85のシート収容面S1とスタックトレイ89に積載されたシート束Psの最上位面S2との段差も常に一定に保たれるはずである。しかし、既に述べたように、シート束Psに対してステープラー86で綴じ処理を行っていると、シート束Psはステープル針によって綴じられた端部(以下、「綴じ端部」という)を後端としてコンパイルトレイ85からスタックトレイ89へ排出されるので、シート束Psの綴じ端部がスタックトレイ89の基端側に位置してしまい、かかるシート束Psは綴じ端部を装置筐体の側面である積載基準面89aに突き当てるようにしてスタックトレイ89に積載される。その結果、シート束Psをスタックトレイ89上に多数積載すると、スタックトレイ89の基端側においてシート束Psの嵩が膨らんでしう。そして、前記クランパー95はスタックトトイレ89の基端においてシート束Psの最上位面に接することから、スタックトレイ89の高さは綴じ端部の積み重ねによって生じた見かけ上のシート束Psの高さによって制御されることになる。
このため、綴じ処理を行ったシート束Psを大量にスタックトレイ89上積載すると、綴じ処理を行っていないシート束Psをスタックトレイ89上に積載した場合と比較して、コンパイルトレイ85のシート収容面S1とスタックトレイ89上のシート束Psの最上位面S2との段差が大きくなってしまい、コンパイルトレイ85からシート束Psを排出する際に、シート束Psの先端がスタックトレイ89に向けて大きく垂れ下がり、そのまま排出を行うと、かかるシート束Psがスタックトレイ89上で丸まってしまい、積載不良となってしまう懸念がある。
この点に関し、この実施例のシート後処理装置では、図6に示すように、前記シェルフ部材94が略円弧状に形成され、コンパイルトレイ85に収容されたシート束Psの先端を該コンパイルトレイ85のシート収容面S1よりもスタックトレイ89に近接した低い位置に維持していることから、シート束Psをコンパイルトレイ85から排出する際に、かかるシート束Psの先端を丸めることなくスタックトレイ89上のシート束Psの最上位面S2に着地せることができ、図7に示すように、該シート束Psを適切な姿勢でスタックトレイ89上に排出することができるものである。
スタックトレイの傾斜角度をコンパイルトレイの傾斜角度よりも大きく設定すれば、コンパイルトレイ85に収容されたシート束Psの先端をスタックトレイ上のシート束の最上位面に近接させ、同様の効果を得ることも可能ではあるが、その場合には、スタックトレイ上に積載したシート束の先端が上方に向けて丸まってしまう所謂アップカールが発生しやすくなり、大量のシート束を積載することが困難となる。
これに対し、略円弧状のシェルフ部材を設けた本実施例のシート後処理装置では、スタックトレイの傾斜角度をコンパイルトレイの傾斜角度と略同じ程度に設定しても、前述の如くシート束をス適切な姿勢でスタックトレイへ排出することができ、スタックトレイの傾斜角度を緩く設定しているので、かかるスタックトレイに大量のシート束を積載しても該シート束にアップカールが発生することない。すなわち、本実施例のシート後処理装置では大容量のシート束をスタックトレイ上に積載することができるものである。
本発明を適用したシート後処理装置を付設したデジタル複写機の一例を示す概略構成図である。 図1に示す複写機の画像出力部の構成を示す概略図てある。 実施例に係るシート後処理装置の概略構成を示す図である。 実施例に係るシェルフ部材の周辺を示す拡大図であり、かかるシェルフ部材を繰り出した状態を示す図である。 実施例に係るシェルフ部材の周辺を示す拡大図であり、かかるシェルフ部材を収納した状態を示す図である。 コンパイルトレイに収容されたシート束とスタックトレイ上のシート束の最上位面との位置関係を説明する図である。 コンパイルトレイに収容されたシート束をスタックトレイに排出する様子を示す図である。 従来のシート後処理装置において、コンパイルトレイに収容されたシート束とスタックトレイ上のシート束の最上位面との位置関係を説明する図である。 従来のシート後処理装置におけいて、シート束をコンパイルトレイからスタックトレイへ排出する際の問題点を説明する図である。
符号の説明
85…コンパイルトレイ、89…スタックトレイ、94…シェルフ部材、P…記録シート、Ps…シート束、S1…シート収容面、S2…最上位面

Claims (4)

  1. 画像形成装置から排出された記録シートを順次収容し、整合されたシート束を形成するコンパイルトレイと、このコンパイルトレイから排出されたシート束が自重によって落下して積載されると共に、積載したシート束の最上位面が前記コンパイルトレイのシート収容面よりも常に下方に位置するように高さ制御されるスタックトレイと、前記コンパイルトレイの下側から前記スタックトレイの積載面上に繰り出され、かかるコンパイルトレイのシート収容面上でシート束を整合している最中は該シート束を下方から支える一方、シート束をコンバイルトレイからスタックトレイに排出する際には前記スタックトレイ上から退避してコンパイルトレイの下側に収納されるシェルフ部材とを備え、
    前記シェルフ部材は、スタックトレイの積載面に向けて先端が垂れ下がった円弧状に形成されていることを特徴とするシート後処理装置。
  2. コンパイルトレイ上に繰り出されたシェルフ部材の先端とスタックトレイの積載面との段差は、コンパイルトレイのシート収容面とスタックトレイの積載面との段差よりも小さいことを特徴とする請求項1記載のシート後処理装置。
  3. 前記シェルフ部材はシート束を前記コンパイルトレイから排出する際、シート束の排出の進行に伴って徐々にコンパイルトレイの下側に引き込まれることを特徴とする請求項1又は2記載のシート後処理装置。
  4. 前記コンパイルトレイの先端部にはシート束をスタックトレイに排出する束排出ロールが設けられ、前記シェルフ部材はこの束排出ロールの回転と連動してコンパイルトレイの下側に引き込まれることを特徴とする請求項3記載のシート後処理装置。
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