JP2004091129A - シート後処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像が記録されたシートに対して所定の後処理を施す後処理手段を備えたシート後処理装置において、前記後処理手段のみを一体的にモジュール化し、当該後処理手段モジュールをシート後処理装置に対して引き出し自在に構成して課題を解決した。
【選択図】 図1
Description
【発明が属する技術分野】
この発明は、電子写真方式を適用した複写機、プリンタ、ファクシミリあるいはこれらの複合機等の画像形成装置に組み合わせて使用されるシート後処理装置に関し、特に、縦型の紙揃えを行ってステープリング処理を実行するシート後処理装置において、ジャムクリアやステープラーカートリッジ交換のために操作性を向上させたシート後処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記電子写真方式を適用した複写機、プリンタ、ファクシミリあるいはこれらの複合機等の画像形成装置においては、所望の画像を複写乃至プリントし、当該画像形成装置と組み合わせて使用されるシート後処理装置では、所望の画像が複写乃至プリントされた用紙に対して、穿孔処理をしたり、1セット毎に綴じたりする後処理が施される。
【0003】
上記シート後処理装置に関する技術としては、例えば、特開2000−118861号公報に開示されたものが既に提案されている。この特開2000−118861号公報に係るシート後処理装置では、ジャム、ステープル不良、カートリッジ交換、メンテナンス性等の作業性を考え、ステープル手段及び搬送ベルト、並びに中綴じストッパユニット等を含めた綴じ部ユニットU全体をモジュール構造とし、ドロワー形式で引き出す構成としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記特開2000−118861号公報に係るシート後処理装置の場合には、ステープル手段及び搬送ベルト、並びに中綴じストッパユニット等を含めた綴じ部ユニットU全体をモジュール構造とし、ドロワー形式で引き出す構成としているが、通常、ユーザーがシート後処理装置に対して行う処理は、シートのジャム除去及びカートリッジ交換のみであり、モジュール全体をユーザーが引き出すには、モジュールが重過ぎて操作性が悪いばかりか、重量の大きなモジュールを引き出し可能に支持するため、スライドレールやヒンジとして強度の高いものを使用しなければならず、高価な構成となるという問題点を有していた。
【0005】
また、上記特開2000−118861号公報に係るシート後処理装置の場合には、ステープル手段及び搬送ベルト、並びに中綴じストッパユニット等を含めた綴じ部ユニットU全体がモジュール構造となっているため、カートリッジの交換のみを行いたい場合であっても、モジュール全体を引き出さなければならず、ユーザーがモジュールの他の部分を誤って操作してしまう虞れがあるという問題点を有していた。
【0006】
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、シートのジャム除去やカートリッジ交換のためにモジュールを引き出すドロワー構造を軽量化することができ、操作性の向上と低コスト化が可能であり、しかも、モジュールを引き出した際に誤操作が生じる虞れを低減したシート後処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、画像が記録されたシートに対して所定の後処理を施す後処理手段を備えたシート後処理装置において、前記後処理手段のみを一体的にモジュール化し、当該後処理手段モジュールをシート後処理装置に対して引き出し自在に構成したことを特徴とするシート後処理装置である。
【0008】
また、請求項2に記載された発明は、前記後処理手段が、中折り手段の直下に配設されたサドルステープラであり、当該サドルステープラの上部に、ステープラーカートリッジが露出するように配置したことを特徴とする請求項1記載のシート後処理装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0010】
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係るシート後処理装置を適用した画像形成装置としてのデジタル複写機を示すものである。
【0011】
図2において、1はデジタル複写機を示すものであり、このデジタル複写機1には、当該デジタル複写機1で画像が形成された用紙に対して、ステープリングやパンチング等の後処理を施すシート後処理装置50が組み合わせて使用される。また、上記デジタル複写機1とシート後処理装置50との間には、必要に応じて、複数枚のシートを待機させるインターポーザーと呼ばれるシート待機装置90が配設されている。なお、上記デジタル複写機1とシート後処理装置50の間には、必要に応じて、図3に示すように、シートの表裏を反転して排出するシート反転排出装置91などを介在させても良い。
【0012】
図4はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのデジタル複写機を示すものである。
【0013】
図4において、1はデジタル複写機の本体を示すものであり、このデジタル複写機本体1の上部には、原稿2を1枚ずつ分離した状態で自動的に搬送する原稿自動搬送装置(ADF)3と、当該原稿自動搬送装置3によって搬送される原稿2の画像を読み取る画像読取装置4が配設されている。この画像読取装置4は、プラテンガラス5上に載置された原稿2を光源6によって照明し、原稿2からの反射光像を、フルレートミラー7及びハーフレートミラー8、9及びレンズ10からなる縮小光学系を介してCCD等からなる画像読取素子11上に走査露光して読み取るように構成されている。
【0014】
上記画像読取装置4によって読み取られた原稿2の画像情報は、図示しない一時記憶装置に記憶され、必要に応じてIPS(Image Processing System)12によって所定の画像処理が施された後、この画像処理が施された画像情報に応じてROS(Raster Output Scanner)13によって感光体ドラム14上に画像露光が施され、静電潜像が形成される。上記ROS13は、画像情報に応じてレーザービームを出射する半導体レーザー15と、当該半導体レーザー15から出射されるレーザービームを走査するポリゴンミラー16と、当該ポリゴンミラー16によって走査されるレーザービームを、感光体ドラム14上に露光するためのミラー17、18とから構成されている。上記感光体ドラム14は、ROS13による画像露光に先立って、帯電ロールからなる一次帯電器19によって、所定極性の所定の電位に一様に帯電された後、上述したように、ROS13によって原稿2の画像が露光され、静電潜像が形成される。上記感光体ドラム14上に形成された静電潜像は、現像装置20によって現像されてトナー像となる。このトナー像は、転写コロトロン21の帯電によってシートとしての転写用紙22上に転写されるとともに、当該トナー像が転写された転写用紙22は、分離コロトロン23の除電によって感光体ドラム14から分離される。上記感光体ドラム14からトナー像が転写される転写用紙22は、複写機本体1の内部に複数配設された給紙カセット24、25、26、27のいずれかより、給紙ロール28によって給紙され、搬送ロール29及びプリレジロール30を介して、レジストゲート31まで一旦搬送されて停止する。そして、上記転写用紙22は、感光体ドラム14の表面に形成されるトナー像と同期して開くレジストゲート31を通過して、当該レジストゲート31の下流側に配設されたレジストロール32によって、感光体ドラム14の表面まで搬送され、上述したように、当該感光体ドラム14の表面に形成されたトナー像が転写された後、感光体ドラム14の表面から分離される。
【0015】
上記感光体ドラム14の表面から分離された転写用紙22は、定着器33へと搬送され、当該定着器33によって転写用紙22上に熱及び圧力でトナー像が定着される。このトナー像が定着された転写用紙22は、定着器33の出口ロール34によって、通常の片面複写の場合には、そのまま排出ロール35により機外の排出トレイ36上に排出される。また、両面複写の場合には、片面にトナー像が定着された転写用紙22は、そのまま排出ロール35によって機外に排出されずに、反転ゲート37によって下向きに搬送方向が変更され、3つのロールが圧接されたトリロール38及び反転ロール39によって、反転通路40へと一旦搬送される。そして、上記転写用紙22は、今度は逆転する反転ロール39及び両面ロール41によって両面用通路42へと搬送され、この両面用通路42からプリレジロール30を介して、レジストゲート31まで一旦搬送されて停止し、上述したように、当該レジストゲート31及びレジストロール32によって、感光体ドラム14上のトナー像と同期して搬送され、トナー像の転写・定着工程が行われた後、排出ロール35によって排出トレイ36上に排出される。
【0016】
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム14の表面は、クリーニング装置43によって残留トナーや紙粉等が除去され、次の画像形成工程に備える。
【0017】
図5は上記の如く構成されるデジタル複写機の画像記録部Aを拡大して示したものである。
【0018】
感光体ドラム14は、帯電ロールからなる一次帯電器19によって、所定極性の所定の電位に一様に帯電された後、当該感光体ドラム14の表面には、ROS13によって原稿2の画像が走査露光され、静電潜像が形成される。この感光体ドラム14上に形成された静電潜像は、現像装置20によって現像されてトナー像となり、このトナー像は、転写前帯電器44による補助帯電を受けた後、前述したように、所望の給紙カセット24〜27から給紙・搬送される転写用紙22上に、転写コロトロン21の帯電によって転写されるとともに、当該トナー像が転写された転写用紙22は、分離コロトロン23の除電によって感光体ドラム14上から分離される。この感光体ドラム14上から分離された転写用紙22は、定着器33へ搬送され、当該定着器33によってトナー像が定着されて、片面複写の場合には、そのまま排出トレイ36上に排出され、両面複写の場合には、裏面への画像形成工程が繰り返される。
【0019】
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム14の表面は、クリーニング装置43のクリーニングブラシ45等によって残留トナーや紙粉等が除去された後、イレーズランプ46による露光を受け、残留電荷が消去されて、次の画像形成工程に備えるようになっている。
【0020】
図2はこの発明の実施の形態1に係るシート後処理装置をデジタル複写機と共に示すものである。
【0021】
このシート後処理装置50は、図2に示すように、デジタル複写機1で画像が形成された転写用紙22等のシートに対して、ステープリングやパンチング、あるいはオフセット排出等の後処理を施すように構成されている。上記シート後処理装置本体50の左側面には、シート待機装置90を介して、デジタル複写機1と接続した状態で、当該シート待機装置90から排出される用紙22を導入する導入口51が設けられているとともに、当該導入口51の内側には、用紙22を搬送するための搬送ローラ対52が配設されている。また、上記搬送ローラ対52の直後には、当該搬送ローラ対52によって搬送される用紙22に対して、パンチング処理を施す穿孔手段としてのパンチャー53が配設されている。上記パンチャー53の下流側は、用紙搬送路が上方と下方の2つに分岐しており、当該用紙搬送路のうち、上方に分岐した用紙搬送路54は、更に転写用紙22をそのまま排出トレイ55上に排出するための用紙搬送路56と、転写用紙22のエッジを綴じるステープリング処理を施した後、オフセットキャッチトレイ57上に排出するための用紙搬送路58とに分岐しており、各用紙搬送路54、56、58には、転写用紙22を搬送するための搬送ローラ対が適宜配設されている。上記用紙搬送路58へと搬送された転写用紙22は、パドル59やタンパー60等によって整列された後、エッジを綴じるステープラー61によって、ステープリング処理が施されて、オフセットキャッチトレイ57上に排出される。なお、このオフセットキャッチトレイ57は、排出するシート束の数が増えるにつれて自動的に下方に移動するように構成されている。
【0022】
一方、下方に分岐した用紙搬送路62の下方には、図1及び図2に示すように、複数枚の転写用紙22からなる1セットのシートを中綴じ製本するため、当該複数枚の転写用紙22を縦型に紙揃えする紙揃え用のトレイ63が、斜めに若干傾斜した状態で縦方向に沿って配設されている。また、上記用紙搬送路62にも、転写用紙22を搬送するための搬送ローラ対が適宜配設されているとともに、当該用紙搬送路62の下端部には、転写用紙22を整列した状態で搬送するためのパドル付きの搬送ローラ対64が設けられている。なお、上記下方に分岐した用紙搬送路62は、図2に示すように、上方に分岐した用紙搬送路54とバイパス用の通路62aを介して直接つながっている。さらに、上記縦型の紙揃え用トレイ63の下端部には、転写用紙22の先端部(下端部)を所定の位置に位置決めするエンドガイド65が、上下方向に沿って移動可能に配設されているとともに、転写用紙22の下端部を整列させるためのパドル66が設けられている。
また、上記紙揃え用のトレイ63の上端部には、図1及び図6に示すように、当該紙揃え用のトレイ63上に整列される転写用紙22の幅方向の端部を揃えるタンパー67が両側に設けられており、当該タンパー67の前面の空間は、図1及び図6に示すように、広く開放されているため、当該タンパー67の領域で転写用紙22がジャムした場合でも、容易に取り出し可能となっている。さらに、上記紙揃え用のトレイ63の下端部には、上述したように、転写用紙22の先端部(下端部)を所定の位置に位置決めするエンドガイド65が配設されているが、このエンドガイド65の前面の空間も、図1及び図6に示すように、広く開放されているため、当該エンドガイド65の領域で転写用紙22がジャムした場合でも、容易に取り出し可能となっている。なお、図6中、68はエンドガイド65の近傍に設けられたガイド板を示している。
【0023】
更に、上記紙揃え用のトレイ63には、当該紙揃え用トレイ63上に整列された複数枚の転写用紙22に対して、中綴じを行う中綴じ用のサドルステープラ70が配設されているとともに、当該サドルステープラ70の上部には、中綴じされた複数枚の転写用紙22に対して、中折りを行うナイフエッジ71と中折り用の複数組のローラ対72からなる中折り手段73が配設されている。そして、上記中折り手段73によって中折り処理された複数枚の転写用紙22は、排出ローラ対74によって、シートスタック装置75上に順次排出されるように構成されている。
【0024】
ところで、この実施の形態では、画像が記録されたシートに対して所定の後処理を施す後処理手段を備えたシート後処理装置において、前記後処理手段のみを一体的にモジュール化し、当該後処理手段モジュールをシート後処理装置に対して引き出し自在に構成したものである。
【0025】
また、この実施の形態では、前記後処理手段が、中折り手段の直下に配設されたサドルステープラであり、当該サドルステープラの上部に、ステープラーカートリッジが露出するように配置するように構成したものである。
【0026】
すなわち、この実施の形態1に係るシート後処理装置50では、図1に示すように、当該シート後処理装置を構成する種々の部材のうち、中綴じを行うサドルステープラ70のみが一体的にモジュール化されており、当該サドルステープラモジュール70が、ガイドレール76、77によってシート後処理装置50のフロント側に引き出し可能に構成されている。
【0027】
上記サドルステープラモジュール70は、図7及び図8に示すように、少なくとも上面が開放された略直方体の箱体状に形成されており、その幅方向の中間部には、転写用紙22が通過する通路78が一端寄りに設けられている。また、サドルステープラモジュールには、用紙通過用の通路78の上部に所定の間隔をおいて、2つのステープラーカートリッジ79、79が配設されているとともに、これら2つのステープラーカートリッジ79、79と通路78を介して対向する位置には、ステープラの受け部80、80が固定した状態で設けられている。さらに、上記2つのステープラーカートリッジ79、79は、サドルステープラモジュール70に対して、上下方向に移動自在なフレーム81に取り付けられており、当該フレーム81を駆動モータ82によってラックアンドピニオン機構を介して上下方向に駆動することにより、2つのステープラーカートリッジ79、79によって複数枚の転写用紙22に対して中綴じ処理を施すように構成されている。なお、上記2つのステープラーカートリッジ79、79は、図7乃至図9に示すように、サドルステープラモジュール70の上面に露出しており、当該サドルステープラモジュール70を引き出した際に、2つのステープラーカートリッジ79、79が直ちに目視可能となっている。また、上記2つのステープラーカートリッジ79、79は、サドルステープラモジュール70に対して着脱自在に構成されており、ステープラーカートリッジ79、79の交換や針の補充等を行うことが可能となっている。
【0028】
また、上記サドルステープラモジュール70には、図1及び図9に示すように、その通路78が紙揃え用のトレイ63と水平に配置した状態で、当該サドルステープラモジュール70の上端部の幅方向両側に、サドルステープラモジュール70を引き出し自在に支持するためのガイドレール76、77が取り付けられている。上記ガイドレール76、77の固定側は、図1に示すように、シート後処理装置50の内部に設けられた固定フレーム80、81に固定した状態で取り付けられている。さらに、上記サドルステープラモジュール70の背面側には、図9に示すように、当該サドルステープラモジュール70をシート後処理装置50の所定の位置に押し込んだ状態で、サドルステープラモジュール70の装着を検知するセンサー82と、サドルステープラモジュール70をシート後処理装置50のリアフレーム83に固定するためのマグネット84と、板バネ85とが設けられている。そして、上記サドルステープラモジュール70は、図9に示すように、シート後処理装置50の図示しないフロントカバーを開けた状態で、当該サドルステープラモジュール70に設けられた把手86を手で持って手前に引き出すことにより、シート後処理装置50のフロント側に引き出し可能となっている。
【0029】
以上の構成において、この実施の形態1に係るシート後処理装置では、次のようにして、シートのジャム除去やカートリッジ交換のためにモジュールを引き出すドロワー構造を軽量化することができ、操作性の向上と低コスト化が可能であり、しかも、モジュールを引き出した際に誤操作が生じる虞れを低減することが可能となっている。
【0030】
すなわち、この実施の形態1に係るシート後処理装置50では、図1及び図2に示すように、デジタル複写機1で画像が記録された転写用紙22に対して、中綴じ製本等の後処理を実行する際に、シート後処理装置50の内部に搬送された転写用紙22に、サドルステープラーモジュール70による中綴じや、中折り手段73による中折り等を行い、中綴じ製本されたシート束がシートスタック装置75上に順次排出される。
【0031】
その際、上記サドルステープラーモジュール70の近傍において、転写用紙22のジャムが発生したり、サドルステープラーモジュール70のステープラーカートリッジ79、79に針を補充したり、あるいはステープラーカートリッジ79、79を交換する場合がある。このとき、上記シート後処理装置50では、図9に示すように、シート後処理装置50の図示しないフロントカバーを開けた状態で、把手86を手で持って当該サドルステープラーモジュール70のみを手前に引き出すことができ、サドルステープラーモジュール70を引き出した状態で、ジャムした転写用紙22の除去や、ステープラーカートリッジ79、79への針の補充等を容易に行うことができる。また、上記サドルステープラーモジュール70は、当該サドルステープラーモジュール70を引き出した状態で、図9に示すように、ステープラーカートリッジ79、79が露出しているため、ユーザーが他の部分を誤って操作する虞れもなく、ステープラーカートリッジ79、79への針の補充や、ステープラーカートリッジ79、79を確実に行うことができる。
【0032】
また、上記サドルステープラーモジュール70には、サドルステープラーのみが搭載されているため、重量も軽く、当該サドルステープラーモジュール70を引き出すためのガイドレール76、77も小型且つ低価格のもので良い。
【0033】
このように、上記実施の形態では、シートのジャム除去やカートリッジ交換のためにモジュールを引き出すドロワー構造を軽量化することができ、操作性の向上と低コスト化が可能であり、しかも、モジュールを引き出した際に誤操作が生じる虞れを低減することが可能となっている。
【0034】
しかも、従来のステープラーカートリッジ交換方式では、モジュール全体を引き出し、その後ステープラーヘッドのカートリッジを回転して、当該カートリッジを見易い位置にしてから、交換する必要があったが、本実施の形態では、サドルステープラーモジュール70を引き出すと、上から見下ろせば、ステープラーカートリッジ79、79のみが見えているので、そのままステープラーカートリッジ79、79を上に引き抜けば、容易に交換可能である。
【0035】
また、ドロワーとして引き出す部分がサドルステープラーのみであるため、上述したように、軽量であり、ガイドレール76、77も小さくすることができる。
【0036】
さらに、ジャム除去については、ダウンヒルのコンパイルを行う中綴じ、折りの構成で、中折り手段73に隣接してサドルステープラーモジュール70という構成とすることで、ユニット全体のサイズがコンパクトになり、折りロールとヘッド部以外の箇所で転写用紙22へのアクセスが容易にできるため、他の部分を引き出す必要がなく、またメンテナンスも容易である。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、シートのジャム除去やカートリッジ交換のためにモジュールを引き出すドロワー構造を軽量化することができ、操作性の向上と低コスト化が可能であり、しかも、モジュールを引き出した際に誤操作が生じる虞れを低減したシート後処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の実施の形態1に係るシート後処理装置の要部を示す構成図である。
【図2】図2はこの発明の実施の形態1に係るシート後処理装置を画像形成装置と組み合わせて使用した状態を示す構成図である。
【図3】図3はこの発明の実施の形態1に係るシート後処理装置を画像形成装置と組み合わせて使用した状態の他の態様を示す構成図である。
【図4】図4はこの発明の実施の形態1に係るシート後処理装置が使用される画像形成装置としてのデジタル複写機を示す構成図である。
【図5】図5は画像形成部を示す構成図である。
【図6】図6はこの発明の実施の形態1に係るシート後処理装置の要部を示す構成図である。
【図7】図7は後処理手段としてのステープラーを示す構成図である。
【図8】図8は後処理手段としてのステープラーを示す構成図である。
【図9】図9はこの発明の実施の形態1に係るシート後処理装置の動作を示す構成図である。
【符号の説明】
50:シート後処理装置、70:サドルステープラーモジュール、76、77:ガイドレール。
Claims (2)
- 画像が記録されたシートに対して所定の後処理を施す後処理手段を備えたシート後処理装置において、
前記後処理手段のみを一体的にモジュール化し、当該後処理手段モジュールをシート後処理装置に対して引き出し自在に構成したことを特徴とするシート後処理装置。 - 前記後処理手段は、中折り手段の直下に配設されたサドルステープラであり、当該サドルステープラの上部に、ステープラーカートリッジが露出するように配置したことを特徴とする請求項1記載のシート後処理装置。
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