JP3437546B2 - 給搬送ユニット及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

給搬送ユニット及びこれを備えた画像形成装置

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JP3437546B2
JP3437546B2 JP2000329010A JP2000329010A JP3437546B2 JP 3437546 B2 JP3437546 B2 JP 3437546B2 JP 2000329010 A JP2000329010 A JP 2000329010A JP 2000329010 A JP2000329010 A JP 2000329010A JP 3437546 B2 JP3437546 B2 JP 3437546B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリント済みの
転写材にステープル処理等の後処理を施すため、プリン
ト済みの転写材を後処理するために設置された中間トレ
イまで搬送したり、また、後処理済みの転写材の束を中
間トレイから排紙トレイまで搬送するために使用される
給搬送ユニット、及びこれを備えた複写機、プリンタ、
ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、プリント済みの複数枚の転写
材の束にステープル処理や穿孔処理等の後処理を行うた
め、画像形成装置本体内に区画形成された中間トレイに
プリント済みの転写材を給搬送ユニットによって一旦搬
送した後、後処理を施した転写材の束を排紙トレイに給
搬送装置で搬送するように構成された画像形成装置が案
出されている。
【0003】図10〜図11は、このような画像形成装
置の給搬送ユニット42を示すものである。このうち、
図10は、定着部から送り出されたプリント済みの転写
材Pを中間トレイ53上に搬送する状態を示すものであ
り、図11は、中間トレイ53上の転写材Pを図外の排
紙トレイに搬送する状態を示すものである。
【0004】先ず図10に示すように、第1のフラッパ
46と第2のフラッパ147は、第1の搬送路70を開
く一方、第2の搬送路71を閉じて、上排紙ローラ48
と下排紙ローラ50で中間トレイ53上にプリント済み
の転写材Pを排出する。次いで、図11に示すように、
第1のフラッパ46と第2のフラッパ147は、第1の
搬送路70を閉じる一方、第2の搬送路71を開き、ス
トッパ51を倒して第2の搬送路71の中間トレイ53
側端部を開いて、後処理済みの転写材Pを下排紙ローラ
50と搬送ローラ52によって図示しない排紙トレイ側
(図中左側)に搬送するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の給搬
送ユニット42には、定着部側から高温の空気が流入す
る。この場合、第1の搬送路70は定着部で加熱された
転写材Pが通過するために結露しにくいが、第2の搬送
路71は第1の搬送路70に比較して放熱されやすいた
め結露する場合がある。とりわけ、図11に示すよう
に、転写材Pが摺接するようになっている第2の搬送路
71の上部側に形成された転写材ガイド壁部78に結露
が生じると、水滴が転写材Pに付着し、転写材Pにシワ
を生じさせたり、また搬送不良にともなう転写材Pの折
れを発生させたりすることになる。
【0006】そこで、本発明は、中間トレイから排紙ト
レイ側に搬送される転写材に、第2の搬送路の結露に起
因する水滴が付着するのを効果的に防止できる給搬送ユ
ニット、及びこれを備えた画像形成装置を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る給
搬送ユニットは、定着部を通過した転写材を中間トレイ
に案内する第1の搬送路と、この第1の搬送路に交差す
るように形成されて中間トレイ上の転写材を排紙トレイ
に案内する第2の搬送路と、これら第1の搬送路と第2
の搬送路との交差部に揺動できるように配置されて前記
第1の搬送路と第2の搬送路の開閉を行うフラッパと、
このフラッパの揺動中心の回りに形成されたボス部を収
容すると共に、第2の搬送路の上部側の転写材ガイド壁
部を有する搬送路分岐体と、を備えている。そして、前
記フラッパは、前記第2の搬送路を開く位置まで揺動す
ると、前記転写材ガイド壁部から突出して転写材を案内
するガイド突起が形成されていることを特徴としてい
る。
【0008】このような構成の給搬送ユニットは、中間
トレイから排紙トレイに搬送される転写材が結露した転
写材ガイド壁部に摺接せず、転写材が転写材ガイド壁部
から突出するフラッパのガイド突起に摺接した状態で搬
送されるため、結露に起因する水滴が転写材に付着しに
くい。
【0009】請求項2の発明は、定着部でトナー像を転
写材に定着させ、前記定着部から送り出された転写材を
給搬送ユニットによって中間トレイに搬送した後、中間
トレイに積載した転写材の束を給搬送ユニットによって
排紙トレイに搬送する画像形成装置であって、前記給搬
送ユニットが請求項1記載の給搬送ユニットであること
を特徴としている。
【0010】このような構成の画像形成装置は、給搬送
ユニットにおいて結露に起因する水滴が転写材に付着し
にくくなっているため、水滴の付着に起因するシワや折
れ等の不具合のない転写材を排紙トレイに排出すること
が可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0012】(画像形成装置)図1及び図2に、本発明
に係る画像形成装置の一例としての複写機を示す。ここ
で、図1は、複写機10の内部構成を正面側から見た概
略図である。また、図2は、複写機10の外観形状、す
なわち複写機本体(画像形成装置本体)11の外側から
見た形状を示す斜視図である。
【0013】まず、図1を主に、適宜、図2を参照しな
がら複写機10の構成の概略を説明し、これにつづいて
構成の詳細を説明する。
【0014】複写機10は、ほぼ直方体状に構成された
複写機本体11を備えており、複写機本体11は、上下
方向に3つの部分、すなわち、下から順に、下ハウジン
グ12と、連結ハウジング13と、上ハウジング14と
に大別される。そして、下ハウジング12の内側には、
下から順に、給紙部15、画像形成部16、定着部17
が設けられている。また、連結ハウジング13には、排
紙部18、後処理部20が設けられている。これら給紙
部15から後処理部20までは、画像形成対象となる転
写材(例えば紙)Pが下方から上方に搬送されるのに対
応して、下から上に順に配設されている。上ハウジング
14の内側には、画像読取り部21が設けられている。
上述の連結ハウジング13は、排紙部18の右方におけ
る下ハウジング12と上ハウジング14との間に、排紙
空間Sを有している。尚、、上ハウジング14の上部に
は、原稿送り機構22が装着されている。
【0015】つづいて、給紙部15から順に各部の構成
の詳細を説明する。
【0016】給紙部15は、複数枚の転写材Pが積層状
態で収納される給紙カセット23と、給紙カセット23
内の転写材Pを1枚ずつ給紙する給紙ローラ24と、ユ
ーザーが手差しによって転写材を給紙するための手差し
トレイ25と、手差しトレイ25にセットされた転写材
を給紙する給紙ローラ26と、給紙ローラ24,26か
ら供給された転写材Pを一旦、停止させるとともに画像
形成部16に同期をとって供給するレジストローラ27
とを備えている。尚、、給紙カセット23は、図2に示
すように、ユーザーにとって手前側となる前方(矢印a
方向)に引き出し可能に構成されていて、引き出した状
態で、転写材Pの補給や、異なったサイズの転写材Pへ
の交換が行われるようになっている。また手差しトレイ
25は、図1に示すように、基端側の軸25aを介して
下ハウジング12によって揺動自在に支持されており、
図1に示すほぼ水平な作動位置と、複写機本体11の左
側面に沿ってほぼ直立する退避位置とをとるようになっ
ている。
【0017】画像形成部16は、像担持体としての感光
体ドラム28と、感光体ドラム28表面を均一に帯電す
る一次帯電器30と、帯電後の感光体ドラム28表面を
露光して静電潜像を形成する露光器(例えば、レーザー
スキャナ)31と、この静電潜像にトナーを付着させて
現像する現像器32と、感光体ドラム28上のトナー像
を上述のレジストローラ27から供給されてきた転写材
Pに転写する転写帯電器(転写ローラ)33と、トナー
像転写後に感光体ドラム28表面に残った残留トナーを
除去するクリーナ34とを備えている。上述の露光器3
1は、後述の画像読取り部21が読み取った画像情報に
基づいてON/OFF制御されるレーザー光によって感
光体ドラム28表面を走査するようになっている。
【0018】定着部17は、ヒータ35を内蔵する定着
ローラ36と、この定着ローラ36に押圧されて定着ロ
ーラ36との間に定着ニップ部を構成する加圧ローラ3
7とを備えている。上述の画像形成部16において、表
面にトナー像が転写された転写材Pは、この定着部17
において、定着ニップ部を通過する際に、加熱・加圧さ
れて表面にトナー像が定着されるようになっている。
【0019】排紙部18は、トナー像定着後の転写材P
の搬送経路を上方の後処理部20側と、右方の排紙空間
S側とに切り換えるフラッパ38と、フラッパ38から
の転写材Pを右方の排紙空間Sに向けて排出する排紙ロ
ーラ40と、排紙空間Sの底部を構成する平面状の排紙
板41とを備えている。排紙ローラ40から排出された
転写材Pは、画像面(トナー像が定着された面)を下方
に向けた、いわゆるフェースダウンで排紙板41上に積
載されるようになっている。
【0020】後処理部20は、給搬送ユニット42と、
整合ユニット43と、排紙トレイ44と、後処理器とし
てのステープラ45(図2参照)とを備えている。
【0021】給搬送ユニット42は、上述の排紙部18
の上方に配設されている。給搬送ユニット42は、拡大
図である図3、図4に示すように、排紙部18から搬送
されてきた転写材Pをガイドする切り換え可能な第1の
フラッパ46、第2のフラッパ47と、これら第1,第
2のフラッパ46,47によってガイドされた転写材P
の右方の整合ユニット43に向けて排出する上排紙ロー
ラ48、下排紙ローラ50と、整合ユニット43に排出
された転写材Pの後端の位置を規制する、退避可能な転
写材ストッパ51と、整合ユニット43上の転写材Pを
左方の排紙トレイ44に向けて搬送する搬送ローラ52
とを有している。
【0022】このうち第1,第2のフラッパ46,47
は、図3、図4に示す位置に切り換え可能となってい
る。そして、図3の位置をとったときには、下方の排紙
部18から搬送されてきた転写材Pを上,下排紙ローラ
48,50に導くようになっている。また、図4の位置
をとったときには、下排紙ローラ50と搬送ローラ52
とによって右方から挟持搬送されてきた転写材Pを左方
の排紙トレイ44側に導くようになっている。また、転
写材ストッパ51は、図3に示す、基準面59から上方
に飛び出した起立位置と、図4に示す、基準面59の下
方に退避する退避位置とをとるようになっている。さら
に、搬送ローラ52は、図3に示す、基準面59から下
方に退避した退避位置と、図4に示す、基準面59から
上方に突出した作動位置とをとるようになっている。こ
の搬送ローラ52が退避位置にあるときは、上方の下排
紙ローラ50との間に複数枚の転写材Pの後端が進入で
きるだけの間隙が形成される。なお、下排紙ローラ50
は、排紙ローラと搬送ローラとを兼用している。すなわ
ち、下排紙ローラ50は、図3に示す状態のときは、上
排紙ローラ48とともに転写材Pを中間トレイ53上に
排出する一方、図4に示す状態のときは、搬送ローラ5
2とともに転写材Pを挟み込んで左方に搬送するもので
ある。
【0023】このように、給搬送ユニット42は、下方
の排紙部18から搬送されてきた転写材Pを右方の整合
ユニット43に排出し、また、整合ユニット43上に排
出された転写材Pを左方の排紙トレイ44上に排出する
ようになっている。
【0024】整合ユニット43は、図1に示すように、
給搬送ユニット42の右方に隣接するように配設され、
上述の排紙板41の上方、すなわち排出空間Sの上部に
位置している。整合ユニット43は、給搬送ユニット4
2から排出されてきた転写材Pを下方から支持する中間
トレイ53と、中間トレイ53の上面(転写材支持面)
に沿ってほぼ左右方向に移動可能な前寄せ部材54と、
中間トレイ53の上面に沿ってほぼ前後方向に移動可能
な幅寄せ部材55,56とを備えている。前寄せ部材5
4は、中間トレイ52上に転写材Pが排出されるごとに
左右方向の往復運動を繰り返し、左方移動時に転写材P
の先端を押圧して、転写材Pの後端を転写材ストッパ5
1に当接させ、これにより、中間トレイ53上の転写材
Pの搬送方向の位置を整合させるものである。一方、幅
寄せ部材55,56は、中間トレイ53上に転写材Pが
排出されるごとに相互に近接・離間を繰り返し、近接時
に転写材Pの左端及び右端を押圧し、これにより、中間
トレイ53上の転写材Pの搬送方向に直交する方向(以
下「幅方向」という。)の位置を整合させるものであ
る。ここで、前寄せ部材54は、上述の整合動作を行う
場合、転写材ストッパ51との間の寸法が転写材Pの搬
送方向長さ(幅方向に直交する方向の長さ)よりも僅か
に短くなる位置まで移動し、転写材Pの搬送方向の位置
を確実に整合させるようになっている。同様に、上述の
幅寄せ部材55,56は、上述の整合動作を行う場合、
両部材間の寸法が転写材Pの幅方向の寸法よりも僅かに
短くなる位置まで移動し、転写材Pの幅方向の位置を確
実に整合させるようになっている。
【0025】また、上述の幅寄せ部材55,56は、上
述の整合動作の外に、中間トレイ53上の転写材Pを、
前面側(手前側)に移動させて排紙トレイ44上に排出
される転写材Pの幅方向に位置をずらして仕分けを行っ
たり、さらには、同じく中間トレイ53上の転写材P
を、前面側のステープラ45に対応する位置に移動さ
せ、そして、ステープル後の転写材Pを後方に移動させ
て元の位置に復帰させることができるようになってい
る。
【0026】排紙トレイ44は、給搬送ユニット42の
左方に配設されていて、給搬送ユニット42から搬送さ
れてきた転写材Pを左方に排出する排紙ローラ57と、
排出された転写材Pを下方から支持する積載部58とを
備えている。
【0027】ステープラ45は、複数枚の転写材Pをス
テープルするためのものであり、図2に示すように、上
述の給搬送ユニット42の前面側に配設されている。
【0028】画像読取り部21は、原稿Dがその画像面
(画像情報)Gを下方に向けて載置される光透過性の原
稿台60と、原稿Dを原稿台60に押圧する開閉自在な
原稿押圧板61と、原稿台60上の原稿Dの画像面Gを
光照射しながら左方から右方に移動する走査ユニット6
2と、画像面Gからの反射光をさらに反射させるミラー
63,64,65と、反射光をCCD67に結像させる
レンズユニット66と、光電変換するCCD67とを備
えている。原稿読取り部21は、原稿Dを固定し、かつ
走査ユニット62を移動させる、いわゆる固定読みを行
うようになっている。この画像読取り部21で読み取っ
た画像情報は、前述の露光器31に送られるようになっ
ている。このような画像読取り部21が内部に配設され
た上ハウジング14の前面側には、ユーザーによって操
作される操作パネル68が配設されている。
【0029】このように構成された複写機10におい
て、原稿台60上に載置された原稿Dは、走査移動する
走査ユニット62等によって画像面(画像情報)Gが読
み取られる。読み取られた画像情報は、画像形成部16
の露光器31に送られる。
【0030】一方、画像形成部16においては、感光体
ドラム28が矢印方向に回転駆動され、その表面が一次
帯電器34によって所定の極性・所定の電位に均一に帯
電される。帯電後の感光体ドラム28表面は、露光器3
1によって画像情報に基づいた露光が行われ、静電潜像
が形成される。この静電潜像は、現像器32によってト
ナーが付着されてトナー像として現像される。こうして
感光体ドラム28上に形成されたトナー像は、転写帯電
器33によって転写材P表面に転写される。
【0031】この転写材Pは、給紙部15の給紙カセッ
ト23又は手差しトレイ25から給紙ローラ24又は給
紙ローラ26によって給紙された後、レジストローラ2
7によって一旦停止され、さらに、感光体ドラム28上
のトナー像に同期するようにして感光体ドラム28と転
写帯電器33との間の転写部に供給されたものである。
【0032】トナー像転写後の感光体ドラム28は、表
面に残った残留トナーがクリーナ34によって除去さ
れ、次の画像形成に供される。
【0033】一方、トナー像転写後の転写材Pは、定着
部17に搬送され、ここで定着ローラ36及び加圧ロー
ラ37によって加熱・加圧されて表面にトナー像が定着
される。
【0034】こうしてトナー像が定着された転写材P
は、後処理の有無によって排出先が以下のように異な
る。
【0035】まず、後処理がない場合の、トナー像定着
後の転写材Pは、排紙部18のフラッパ38によって右
方の排紙ローラ40に導かれ、この排紙ローラ40によ
って右方の排紙板41上に、画像面(トナー像が形成さ
れた面)を下方に向けた、いわゆるフェースダウンで排
紙されて、次々と積載される。
【0036】これに対して、後処理がある場合の、トナ
ー像定着後の転写材Pは、フラッパ38の切り換えによ
って上方の給搬送ユニット20に搬送される。搬送され
た転写材Pは、図3の位置に配置された第1,第2のフ
ラッパ46,47によって上,下排紙ローラ48,50
に導かれ、中間トレイ53上に排出される。このとき、
搬送ローラ52は退避位置に、また転写材ストッパ51
は起立位置に配置されている。中間トレイ53上に排出
された転写材Pは、その先端が前寄せ部材54によって
左方に押され、後端が転写材ストッパ51に突き当てら
れ、これにより、搬送方向の位置が整合される。排紙さ
れた転写材Pは、これと同時に、幅寄せ部材55,56
によって左右の側端が押圧され、これにより幅方向の位
置が整合される。このような整合動作は、中間トレイ5
3上に次々に排出される転写材Pに対して、同様に行わ
れる。
【0037】そして、ステープルを行う所定の枚数の転
写材Pが中間トレイ53上に積載されると、転写材Pの
排出が停止される。その後、転写材Pの左右の側端に当
接された状態の幅寄せ部材55,56が前方に移動し
て、転写材Pの後端の手前側をステープラ45に対応す
る位置に配置する。ステープラ45が動作して、所定の
枚数の転写材Pが綴じられる。ステープル後の転写材P
は、幅寄せ部材55,56によって後方に移動され元の
位置に復帰する。復帰した転写材Pは、図4に示すよう
に、作動位置に配置された搬送ローラ52によって、そ
の後端が下排紙ローラ50との間に挟持される。そし
て、転写材ストッパ51が図4の退避位置に、また第
1,第2のフラッパ46,47が図4の位置に配置さ
れ、さらに、下排紙ローラ50及び搬送ローラ52が矢
印方向に回転することにより、ステープル後の転写材P
は、左方に搬送され、排紙トレイ44の排紙ローラ57
によって積載部58(図1参照)上に排出され、積載さ
れる。
【0038】(給搬送ユニット)次いで、給搬送ユニッ
ト42の詳細を図5〜図7に基づき説明する。
【0039】給搬送ユニット42は、図外の定着部を通
過したプリント済みの転写材Pを中間トレイ53に案内
する第1の搬送路70が形成されるとともに、中間トレ
イ53に積載された転写材Pを図外の排紙トレイ側(図
5,6中の左側)に案内する第2の搬送路71が前記第
1の搬送路70に交差するように形成されている。そし
て、これら第1の搬送路70と第2の搬送路71が交差
する部分には、第1のフラッパ46と第2のフラッパ4
7が揺動できるように取り付けられている。
【0040】ここで、図5は、プリント済みの転写材P
を中間トレイ53に排出する状態を示すものであり、第
1のフラッパ46が第2の搬送路71の左側部分を塞ぐ
位置まで揺動して第1の搬送路70を開き、第2のフラ
ッパ47が第2の搬送路71の右側部分を塞ぐ位置まで
揺動して第1の搬送路70を開くようになっている。そ
の結果、図外の定着部から送り出された転写材Pは、第
1の搬送路70を通過して、上排紙ローラ48と下排紙
ローラ50によって中間トレイ53上に排出される。
【0041】一方、図6は、中間トレイ53に積載さ
れ、上述のように後処理された転写材Pを中間トレイ5
3から図外の排紙トレイに排出する状態を示すものであ
り、第1のフラッパ46が第1の搬送路70の下側部分
を塞ぐ位置まで揺動して第2の搬送路71を開き、第2
のフラッパ47が第1の搬送路70の上側部分を塞ぐ位
置まで揺動して第2の搬送路71を開くようになってい
る。また、この際、ストッパ51は、図5の起立位置か
ら図6の退避位置まで反時計回り方向に揺動して、第2
の搬送路71の中間トレイ53側端部を開くようになっ
ている。また、搬送ローラ52は、図5の退避位置から
図6の位置まで揺動し、転写材支持面72から突出し
て、下排紙ローラ50との間に転写材Pを挟持する。そ
の結果、中間トレイ53上の転写材Pは、下排紙ローラ
50と搬送ローラ52によって第2の搬送路71の左側
(図外の排紙トレイ側)に送り出される。
【0042】図7は、第2のフラッパ47の拡大図であ
る。この図7に示すように、第2のフラッパ47は、支
持軸73に係合されるボス部74を備え、このボス部7
4の図中左側が切り欠かれて開口部分75が形成されて
おり、ボス部74の図中略下端部から前記開口部分75
の下側先端までの部分に、ボス部74よりも径方向外方
へ向かって突出するガイド突起76が形成されている。
【0043】この第2のフラッパ47は、図5〜図6に
示すように、第1の搬送路70と第2の搬送路71の間
に位置する搬送路分岐体77にボス部74が収容される
ようになっている。搬送路分岐体77は、その上面側が
第1の搬送路70の下側壁となり、その下面側が第2の
搬送路71の上側壁となっている。そして、この搬送路
分岐体77は、その下面側の途中に転写材Pが摺接する
ように斜めに傾斜する転写材ガイド壁部78が形成され
ている。ここで、第2のフラッパ47のボス部74の外
方へ突出するガイド突起76は、図5の状態では搬送路
分岐体77の内部に収容されているが、図6の状態では
搬送路分岐体77の転写材ガイド壁部78の外方へ突出
し、第2の搬送路71内を搬送される転写材Pを転写材
ガイド壁部78に接触しないように支持するようになっ
ている。尚、図8は、従来の第2のフラッパ147を示
すものであり、この従来のフラッパ147はボス部17
4の外周に本実施の形態のようなガイド突起が形成され
ていないため、第2の搬送路71内を搬送される転写材
Pが転写材ガイド壁部78に接触することになる。
【0044】第2のフラッパ47のガイド突起76は、
転写材搬送方向に延びるリブであり、転写材Pとの摺接
抵抗を少なくするために、ボス部74の幅寸法よりも薄
肉に形成するのが好ましいが、ボス部74全体を図7に
示すガイド突起76の形状と同様に形成するようにして
もよい。
【0045】尚、上述の第1のフラッパ46及び第2の
フラッパ47は、転写材Pの幅寸法を考慮して、転写材
Pの搬送方向に直交する方向(転写材Pの幅方向)に複
数配置され、転写材Pの円滑な搬送を可能にしている。
【0046】本実施の形態の給搬送ユニット42は、上
述のように、定着部の上方に配置されており、定着部の
熱が第1の搬送路70及び第2の搬送路内71に流入す
る。第1の搬送路70は、定着部で加熱された転写材P
が通過するため、結露という問題は生じにくいが、第2
の搬送路71は、中間トレイ53側や排紙トレイ側に連
通されており、放熱されやすいため、第1の搬送路70
に比較して、転写材ガイド壁部78周辺に結露を生じや
すい。
【0047】しかし、本実施の形態の給搬送ユニット4
2は、中間トレイ53上の転写材Pを第2の搬送路71
を介して排紙トレイに搬送する場合、第2のフラッパ4
7が図6に示す位置まで揺動し、そのボス部74の外周
側に形成したガイド突起76が転写材ガイド壁部78か
ら第2の搬送路71内に突出して、そのガイド突起76
が転写材Pを支持する。その結果、たとえ転写材ガイド
壁部78が結露していたとしても、転写材Pはその転写
材ガイド壁部78に接触しないため、転写材Pに水滴が
付着するようなことがない。したがって、転写材Pに水
滴が付着することに起因して生じる転写材Pのシワや折
れ等の不具合の発生を効果的に防止できる。尚、図5に
示すように、第2のフラッパ47が第2の搬送路71を
閉じる状態において、ガイド突起76は、搬送路分岐体
77の内部にほぼ起立した状態で収容されており、第2
の搬送路71内に突出していないため、転写材ガイド壁
部78に比較して結露が生じにくい。
【0048】上述の実施の形態において、第1のフラッ
パ46は、図外のアクチュエータによって揺動制御され
る。一方、第2のフラッパ47は、図外のアクチュエー
タによって揺動制御される態様の外に、自重のみにより
第2の搬送路71を閉じるように構成してもよい。
【0049】(中間トレイ)図9は、中間トレイ53の
他の実施の形態の外観形状を模式的に示すものであり、
中間トレイ53の応用例を示すものである。
【0050】中間トレイ53は、図1及び図2に示すよ
うに、複写機本体11内に区画形成されており、その上
部空間が狭く、上部が開放されているトレイに比較し
て、スタックされた転写材を取り出しにくい。そこで、
中間トレイ53上にスタックされた転写材を複写機10
の前面側から容易に取り出すことができるようにするた
め、中間トレイ53の前面側に位置する部分を切り欠い
て(切り欠き部80を形成して)、作業者が転写材を掴
み易くしている。しかし、このような場合、上排紙ロー
ラ48と下排紙ローラ50の間から排出される転写材P
の剛性が弱い(薄くて、いわゆる腰が弱い)場合(図5
参照)、その転写材Pの先端の前側端部Paが、中間ト
レイ53の切り欠き部80の図中右側稜線部分81に引
っかかり、転写材Pに折れやシワを生じさせたり、整合
不良を招来する虞がある。
【0051】そこで、本応用例は、図9に示すように、
中間トレイ53の図中右側部分82をその前側端部83
に向かって徐々に薄くし、中間トレイ53の転写材支持
面72を部分的に下げ(低くして)、中間トレイ53の
切り欠き部80の右側辺84を2段に切り欠いて傾斜部
85,86を形成し、転写材Pの先端の前側端部Paが
引っかからないように工夫されている。
【0052】尚、上述の実施の形態では、後処理として
ステープルを行う場合について説明したが、本発明が適
用される後処理としては外に、例えば、仕分け作業があ
る。この仕分け作業は、排紙トレイ44に転写材Pを排
出するに先立ち、転写材Pを適当枚数ごとに、前後方向
に順に移動させるものである。こうすることで、排紙ト
レイ44上に排出される転写材Pは、適当枚数ごとに、
前後方向の積載位置が異なることになり、後の転写材P
の仕分けが容易になる。また、後処理としては、外に、
転写材Pのクリップ止め,テープの貼着,穿孔作業等が
考えられる。
【0053】また、上述の実施の形態では、画像形成装
置が電子写真方式の複写機である場合を例にして説明し
たが、複写機に限られず、プリンタやファクシミリやこ
れらの複合機についても本発明を適用することができ
る。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る給搬送ユニ
ットは、第1の搬送路とこれに交差する第2の搬送路の
開閉を行うフラッパが第2の搬送路を開く位置まで揺動
すると、そのフラッパのボス部に形成されたガイド突起
が第2の搬送路の転写材ガイド壁部から突出し、そのガ
イド突起が転写材の搬送をガイドするため、仮に転写材
ガイド壁部が結露しても、転写材ガイド壁部の水滴が転
写材に付着するのを防止できる。
【0055】また、本発明の画像形成装置は、上述のよ
うな給搬送ユニットを備えているため、給搬送ユニット
において結露に起因する水滴が転写材に付着しにくく、
水滴の付着に起因するシワや折れ等の不具合のない転写
材を排紙トレイに排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置としての複写機の内
部構造を正面側から見て示す概略図である。
【図2】図1の複写機の外観形状を示す斜視図である。
【図3】トナー像定着後の転写材を中間トレイに排出す
るようすを説明する図である。
【図4】後処理後の転写材を中間トレイから排出するよ
うすを説明する図である。
【図5】図3の一部を拡大して示す図である。
【図6】図4の一部を拡大して示す図である。
【図7】本発明に係る第2のフラッパの正面図である。
【図8】従来の第2のフラッパの正面図である。
【図9】中間トレイの応用例を示す外観斜視図である。
【図10】従来の給搬送ユニットの第1の状態図(本発
明に係る図5に対応する図)である。
【図11】従来の給搬送ユニットの第2の状態図(本発
明に係る図6に対応する図)である。
【符号の説明】
10……複写機(画像形成装置)、17……定着部、4
2……給搬送ユニット、44……排紙トレイ、47……
第2のフラッパ(フラッパ)、53……中間トレイ、7
0……第1の搬送路、71……第2の搬送路、74……
ボス部、76……ガイド突起、77……搬送路分岐体、
78……転写材ガイド壁部、P……転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉島 芳雄 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラミタ株式会社内 (72)発明者 藤澤 修二 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラミタ株式会社内 (72)発明者 柴田 充啓 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラミタ株式会社内 (56)参考文献 特開2001−72298(JP,A) 特開 平6−75492(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 29/60 B65H 5/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着部を通過した転写材を中間トレイに
    案内する第1の搬送路と、 この第1の搬送路に交差するように形成されて中間トレ
    イ上の転写材を排紙トレイに案内する第2の搬送路と、 これら第1の搬送路と第2の搬送路との交差部に揺動で
    きるように配置されて前記第1の搬送路と第2の搬送路
    の開閉を行うフラッパと、 このフラッパの揺動中心の回りに形成されたボス部を収
    容すると共に、第2の搬送路の上部側の転写材ガイド壁
    部を有する搬送路分岐体と、 を備えた給搬送ユニットにおいて、 前記フラッパは、前記第2の搬送路を開く位置まで揺動
    すると、前記転写材ガイド壁部から突出して転写材を案
    内するガイド突起が形成されたことを特徴とする給搬送
    ユニット。
  2. 【請求項2】 定着部でトナー像を転写材に定着させ、
    前記定着部から送り出された転写材を給搬送ユニットに
    よって中間トレイに搬送した後、中間トレイに積載した
    転写材の束を給搬送ユニットによって排紙トレイに搬送
    する画像形成装置において、 前記給搬送ユニットが請求項1記載の給搬送ユニットで
    あることを特徴とする画像形成装置。
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