JP3510578B2 - ローラ部材及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

ローラ部材及びこれを備えた画像形成装置

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JP3510578B2
JP3510578B2 JP2000301820A JP2000301820A JP3510578B2 JP 3510578 B2 JP3510578 B2 JP 3510578B2 JP 2000301820 A JP2000301820 A JP 2000301820A JP 2000301820 A JP2000301820 A JP 2000301820A JP 3510578 B2 JP3510578 B2 JP 3510578B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、転写材を搬送す
るローラ部材、及びこれを備えた複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置において、転写
材を搬送するためのローラ部材は、一般に、摩擦係数の
高いゴムを円柱状に形成したものが使用される。ローラ
部材の外周面を紙等の転写材に接触させた状態でローラ
部材を軸を中心に回転させ、ローラ部材と転写材との間
に作用する摩擦力によって転写材を軸に直角な方向に搬
送する。
【0003】ところで、例えば、卓上型の小型の複写機
において、後処理装置としてのステープラを装着したも
のが知られている。画像形成後の転写材を中間トレイ上
に排出し、前寄せ部材や幅寄せ部材によって搬送方向及
びこれに直交する幅方向の位置を整合させる。この排出
動作と整合動作とを繰り返して、ステープルすべき所定
の枚数の転写材をきちんと整列させた状態で積層する。
小型の複写機では、ステープラは、スペース上の制約に
より、転写材の搬送経路からオフセットさせた位置、例
えば、複写機本体の前面側に突出させて配設する場合が
ある。このような場合には、ステープルを行うために、
積層状態の転写材全体を、一旦、幅方向に沿って複写機
本体の前方(手前側)に移動させる必要があり、さら
に、ステープル後の転写材を後方に移動させて元の位置
に復帰させる必要がある。こうして復帰された転写材P
は、前述のローラ部材によって排紙トレイに搬送するこ
とになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような小型の複
写機にあっては、これもスペース上の制約から、上述の
ローラ部材を、中間トレイに積載された状態の転写材の
後端のすぐ下方に配置する場合がある。このような場合
には、転写材は、ステープルを行うために、ローラ部材
の上方をその軸方向に沿って前方に移動させ、また、ス
テープル後には、同様にローラ部材の上方をその軸方向
に沿って後方に移動させることになる。このため、積層
状態の転写材のうちの下側に位置する転写材は、その後
方の側端(奥側の端縁)が転写材の前方への移動時にロ
ーラ部材の手前側の端面から外れ、そして、後方への移
動時にその端面に引っかかってカールや折れが発生する
おそれがある。このようなカールや折れの発生は、特
に、ローラ部材が摩擦係数の高いゴムを円筒状に形成し
たものであることによって助長される。
【0005】そこで、本発明は、転写材をローラ部材の
軸方向に移動させるときに発生するカールや折れの発生
を防止するようにしたローラ部材、及びこれを備えた画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、外周
面を転写材に接触させた状態で軸を中心に回転すること
により、前記外周面と前記転写材との間に作用する摩擦
力によって前記転写材を搬送するローラ部材に関するも
のである。また、この発明に係るローラ部材は、高摩擦
係数の部材を円筒状に形成した搬送部と、前記搬送部の
少なくとも一方の端面側に配置した傾斜部と、前記軸の
外表面と前記搬送部の内周面との間に配設したボス部と
を備えている。そして、この発明において、前記傾斜部
は、低摩擦係数の部材によって前記ボス部と一体に形成
すると共に、前記搬送部側が大径となる円錐台状に形成
してある。
【0007】このような構成の本発明によれば、ローラ
部材を軸を中心に回転させることにより、高摩擦係数の
円筒状の搬送部によって転写材との間に大きな摩擦力が
作用し、転写材を良好に搬送することができる。また、
転写材を軸に沿ってローラ部材に向けて移動させた場
合、例えば転写材の側端がローラ部材に接触しても、転
写材の側端は低摩擦係数でしかも円錐台状に形成された
傾斜部によって滑るようにガイドされるため、転写材
は、ローラ部材に引っかかってカールや折れが発生する
ことはない。なお、ここでいう、高摩擦係数、及び低摩
擦係数とは、搬送部と傾斜部との相対的な摩擦係数の大
小についていうものとする。
【0008】請求項2の発明に係るローラ部材は、転写
材の搬送方向に直交する方向を幅方向とすると、傾斜部
は、搬送部の両端面のうちの、転写材の幅方向の中心に
近い側の端面に配置することを特徴としている。
【0009】このような構成の本発明によれば、転写材
を軸方向に沿って移動させたときに、転写材の端部が引
っかかる可能性の高い部分、すなわち搬送部の両端面の
うちの、転写材の幅方向の中心に近い側の端面に、傾斜
部を設けることで、カールや折れの発生を有効に防止す
ることができる。なお、本発明は、搬送部の両端面のう
ちの、転写材の幅方向の中心から遠い側の端面に、上述
のような傾斜部を設けることを除外するものではない。
【0010】請求項3の発明に係るローラ部材は、傾斜
部は、大径部分の直径が、搬送部の外径と等しいかこれ
よりも大きく設定されていることを特徴としている。
【0011】このような構成の本発明によれば、搬送部
の外周面が、傾斜部の大径部分と同じかこれよりも内側
に位置するので、転写材の端部をより一層、引っかかり
にくくすることができる。
【0012】請求項4の発明に係るローラ部材は、転写
材の表面側と裏面側とにおける相互に対応する位置で、
かつそれぞれの大径部分が相互に干渉しない位置に複数
配設されたことを特徴としている。
【0013】このような構成の本発明によれば、相互に
対向配置されたローラ部材の、それぞれの大径部分が当
接することを防止する。これらが当接すると、それぞれ
の搬送部が圧接されないおそれがあり、このときには転
写材に対して十分な搬送力を付与することができなくな
る。
【0014】請求項5の発明に係る画像形成装置は、転
写材上にトナー像を形成する画像形成部と、転写材を搬
送するローラ部材とを備えた画像形成装置において、ロ
ーラ部材が、請求項1,2,3,又は4に記載のローラ
部材であることを特徴としている。
【0015】このような構成の本発明によれば、画像形
成装置全体として形成した最終的な製品(画像が形成さ
れた転写材)に、転写材の端部がローラ部材に引っかか
ることに起因するカールや折れが発生することがない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】(画像形成装置)図1及び図2に、本発明
に係る画像形成装置の一例を示す。ここで、図1は、複
写機10の内部構成を正面側から見た概略図であり、ま
た、図2は、複写機10の外観形状、すなわち複写機本
体11の外側から見た形状を示す斜視図である。
【0018】まず、図1を主に、適宜、図2を参照しな
がら複写機10の構成の概略を説明し、これにつづいて
構成の詳細を説明する。
【0019】複写機10は、ほぼ直方体状に構成された
複写機本体11を備えており、複写機本体11は、上下
方向に3つの部分、すなわち、下から順に、下ハウジン
グ12と、連結ハウジング13と、上ハウジング14と
に大別される。そして、下ハウジング12の内側には、
下から順に、給紙部15、画像形成部16、定着部17
が設けられている。また、連結ハウジング13には、排
紙部18、後処理部20が設けられている。これら給紙
部15から後処理部20までは、画像形成対象となる転
写材(例えば紙)Pが下方から上方に搬送されるのに対
応して、下から上に順に配設されている。上ハウジング
14の内側には、画像読取り部21が設けられている。
上述の連結ハウジング13は、排紙部18の右方におけ
る下ハウジング12と上ハウジング14との間に、排紙
空間Sを有している。
【0020】つづいて、給紙部15から順に各部の構成
の詳細を説明する。
【0021】給紙部15は、複数枚の転写材Pが積層状
態で収納される給紙カセット23と、給紙カセット23
内の転写材Pを1枚ずつ給紙する給紙ローラ24と、ユ
ーザーが手差しによって転写材を給紙するための手差し
トレイ25と、手差しトレイ25にセットされた転写材
を給紙する給紙ローラ26と、給紙ローラ24,26か
ら供給された転写材Pを一旦、停止させるとともに画像
形成部16に同期をとって供給するレジストローラ27
とを備えている。なお、給紙カセット23は、図2に示
すように、ユーザーにとって手前側となる前方(矢印a
方向)に引き出し可能に構成されていて、引き出した状
態で、転写材Pの補給や、異なったサイズの転写材Pへ
の交換が行われるようになっている。また手差しトレイ
25は、図1に示すように、基端側の軸25aを介して
下ハウジング12によって揺動自在に支持されており、
図1に示すほぼ水平な作動位置と、複写機本体11の左
側面に沿ってほぼ直立する退避位置とをとるようになっ
ている。
【0022】画像形成部16は、像担持体としての感光
体ドラム28と、感光体ドラム28表面を均一に帯電す
る一次帯電器30と、帯電後の感光体ドラム28表面を
露光して静電潜像を形成する露光器(例えば、レーザー
スキャナ)31と、この静電潜像にトナーを付着させて
現像する現像器32と、感光体ドラム28上のトナー像
を上述のレジストローラ27から供給されてきた転写材
Pに転写する転写帯電器(転写ローラ)33と、トナー
像転写後に感光体ドラム28表面に残った残留トナーを
除去するクリーナ34とを備えている。上述の露光器3
1は、後述の画像読取り部21が読み取った画像情報に
基づいてON/OFF制御されるレーザー光によって感
光体ドラム28表面を走査するようになっている。
【0023】定着部17は、ヒータ35を内蔵する定着
ローラ36と、この定着ローラ36に押圧されて定着ロ
ーラ36との間に定着ニップ部を構成する加圧ローラ3
7とを備えている。上述の画像形成部16において、表
面にトナー像が転写された転写材Pは、この定着部17
において、定着ニップ部を通過する際に、加熱・加圧さ
れて表面にトナー像が定着されるようになっている。
【0024】排紙部18は、トナー像定着後の転写材P
の搬送経路を上方の後処理部20側と、右方の排紙空間
S側とに切り換えるフラッパ38と、フラッパ38から
の転写材Pを右方の排紙空間Sに向けて排出する排紙ロ
ーラ40と、排紙空間Sの底部を構成する平面状の排紙
板41とを備えている。排紙ローラ40から排出された
転写材Pは、画像面(トナー像が定着された面)を下方
に向けた、いわゆるフェースダウンで排紙板41上に積
載されるようになっている。
【0025】後処理部20は、給搬送ユニット42と、
整合ユニット43と、排紙トレイ44と、後処理器とし
てのステープラ45(図2参照)とを備えている。
【0026】給搬送ユニット42全体は、上述の排紙部
18の上方に配設されている。給搬送ユニット42は、
拡大図である図3、図4に示すように、排紙部18から
搬送されてきた転写材Pをガイドする切り換え可能な第
1のフラッパ46、第2のフラッパ47と、これら第
1,第2のフラッパ46,47によってガイドされた転
写材Pの右方の整合ユニット43に向けて排出する上排
紙ローラ48、下排紙ローラ50と、整合ユニット43
に排出された転写材Pの後端の位置を規制する、退避可
能なストッパ51と、整合ユニット43上の転写材Pを
左方の排紙トレイ44に向けて搬送する搬送ローラ52
とを有している。
【0027】このうち第1,第2のフラッパ46,47
は、図3、図4に示す位置に切り換え可能となってい
る。そして、図3の位置をとったときには、下方の排紙
部18から搬送されてきた転写材Pを上,下排紙ローラ
48,50に導くようになっている。また、図4の位置
をとったときには、下排紙ローラ50と搬送ローラ52
とによって右方から挟持搬送されてきた転写材Pを左方
の排紙トレイ44側に導くようになっている。また、ス
トッパ51は、図3に示す、基準面59から上方に飛び
出した起立位置と、図4に示す、基準面59の下方に退
避する退避位置とをとるようになっている。さらに、搬
送ローラ52は、図3に示す、基準面59から下方に退
避した退避位置と、図4に示す、基準面59から上方に
突出した作動位置とをとるようになっている。この搬送
ローラ52が退避位置にあるときは、上方の下排紙ロー
ラ50との間に複数枚の転写材Pの後端が進入できるだ
けの間隙が形成される。なお、下排紙ローラ50は、排
紙ローラと搬送ローラとを兼用している。すなわち、下
排紙ローラ50は、図3に示す状態のときは、上排紙ロ
ーラ48とともに転写材Pを中間トレイ53上に排出す
る一方、図4に示す状態のときは、搬送ローラ52とと
もに転写材Pを挟み込んで左方に搬送するものである。
【0028】このように、給搬送ユニット42は、下方
の排紙部18から搬送されてきた転写材Pを右方の整合
ユニット43に排出し、また、整合ユニット43上に排
出された転写材Pを左方の排紙トレイ44上に排出する
ようになっている。
【0029】整合ユニット43は、図1に示すように、
給搬送ユニット42の右方に隣接するように配設され、
上述の排紙板41の上方、すなわち排出空間Sの上部に
位置している。整合ユニット43は、給搬送ユニット4
2から排出されてきた転写材Pを下方から支持する中間
トレイ53と、中間トレイ53の上面(転写材積載面)
に沿ってほぼ左右方向に移動可能な前寄せ部材54と、
中間トレイ53の上面に沿ってほぼ前後方向に移動可能
な幅寄せ部材55,56とを備えている。前寄せ部材5
4は、中間トレイ52上に転写材Pが排出されるごとに
左右方向の往復運動を繰り返し、左方移動時に転写材P
の先端を押圧して、転写材Pの後端をストッパ51に当
接させ、これにより、中間トレイ53上の転写材Pの搬
送方向の位置を整合させるものである。一方、幅寄せ部
材55,56は、中間トレイ53上に転写材Pが排出さ
れるごとに相互に近接・離間を繰り返し、近接時に転写
材Pの左端及び右端を押圧し、これにより、中間トレイ
53上の転写材Pの搬送方向に直交する方向(以下「幅
方向」という。)の位置を整合させるものである。上述
の幅寄せ部材55,56は、上述の整合動作の外に、中
間トレイ53上の転写材Pを、前面側(手前側)に移動
させて排紙トレイ44上に排出される転写材Pの幅方向
に位置をずらして仕分けを行ったり、さらには、同じく
中間トレイ53上の転写材Pを、前面側のステープラ4
5に対応する位置に移動させ、そして、ステープル後の
転写材Pを後方に移動させて元の位置に復帰させること
ができるようになっている。ここで、前寄せ部材54
は、上述の整合動作を行う場合、転写材ストッパ51と
の間の寸法が転写材Pの搬送方向長さ(幅方向に直交す
る方向の長さ)よりも僅かに短くなる位置まで移動し、
転写材Pの搬送方向の位置を確実に整合させるようにな
っている。同様に、上述の幅寄せ部材55,56は、上
述の整合動作を行う場合、両部材間の寸法が転写材Pの
幅方向の寸法よりも僅かに短くなる位置まで移動し、転
写材Pの幅方向の位置を確実に整合させるようになって
いる。
【0030】排紙トレイ44は、給搬送ユニット42の
左方に配設されていて、給搬送ユニット42から搬送さ
れてきた転写材Pを左方に排出する排紙ローラ57と、
排出された転写材Pを下方から支持する積載部58とを
備えている。
【0031】ステープラ45は、複数枚の転写材Pをス
テープルするためのものであり、図2に示すように、上
述の給搬送ユニット42の前面側に配設されている。
【0032】画像読取り部21は、原稿Dがその画像面
(画像情報)Gを下方に向けて載置される光透過性の原
稿台60と、原稿Dを原稿台60に押圧する開閉自在な
原稿押圧板61と、原稿台60上の原稿Dの画像面Gを
光照射しながら左方から右方に移動する走査ユニット6
2と、画像面Gからの反射光をさらに反射させるミラー
63,64,65と、反射光をCCD67に結像させる
レンズユニット66と、光電変換するCCD67とを備
えている。原稿読取り部21は、原稿Dを固定し、かつ
走査ユニット62を移動させる、いわゆる固定読みを行
うようになっている。この画像読取り部21で読み取っ
た画像情報は、前述の露光器31に送られるようになっ
ている。このような画像読取り部21が内部に配設され
た上ハウジング14の前面側には、ユーザーによって操
作される操作パネル68が配設されている。
【0033】このように構成された複写機10におい
て、原稿台60上に載置された原稿Dは、走査ユニット
62等によって走査され、これにより画像面(画像情
報)Gが読み取られる。読み取られた画像情報は、画像
形成部16の露光器31に送られる。
【0034】一方、画像形成部16においては、感光体
ドラム28が矢印方向に回転駆動され、その表面が一次
帯電器34によって所定の極性・所定の電位に均一に帯
電される。帯電後の感光体ドラム28表面は、露光器3
1によって画像情報に基づいた露光が行われ、静電潜像
が形成される。この静電潜像は、現像器32によってト
ナーが付着されてトナー像として現像される。こうして
感光体ドラム28上に形成されたトナー像は、転写帯電
器33によって転写材P表面に転写される。
【0035】この転写材Pは、給紙部15の給紙カセッ
ト23又は手差しトレイ25から給紙ローラ24又は給
紙ローラ26によって給紙された後、レジストローラ2
7によって一旦停止され、さらに、感光体ドラム28上
のトナー像に同期するようにして感光体ドラム28と転
写帯電器33との間の転写部に供給されたものである。
【0036】トナー像転写後の感光体ドラム28は、表
面に残った残留トナーがクリーナ34によって除去さ
れ、次の画像形成に供される。
【0037】一方、トナー像転写後の転写材Pは、定着
部17に搬送され、ここで定着ローラ36及び加圧ロー
ラ37によって加熱・加圧されて表面にトナー像が定着
される。
【0038】こうしてトナー像が定着された転写材P
は、後処理の有無によって排出先が以下のように異な
る。
【0039】まず、後処理がない場合の、トナー像定着
後の転写材Pは、排紙部18のフラッパ38によって右
方の排紙ローラ40に導かれ、この排紙ローラ40によ
って右方の排紙板41上に、画像面(トナー像が形成さ
れた面)を下方に向けた、いわゆるフェースダウンで排
紙されて、次々と積載される。
【0040】これに対して、後処理がある場合の、トナ
ー像定着後の転写材Pは、フラッパ38の切り換えによ
って上方の給搬送ユニット20に搬送される。搬送され
た転写材Pは、図3の位置に配置された第1,第2のフ
ラッパ46,47によって上,下排紙ローラ48,50
に導かれ、中間トレイ53上に排出される。このとき、
搬送ローラ52は退避位置に、またストッパ51は起立
位置に配置されている。中間トレイ53上に排出された
転写材Pは、その先端が前寄せ部材54によって左方に
押され、後端がストッパ51に突き当てられ、これによ
り、搬送方向の位置が整合される。排紙された転写材P
は、これと同時に、幅寄せ部材55,56によって左右
の側端が押圧され、これにより幅方向の位置が整合され
る。このような整合動作は、中間トレイ53上に次々に
排出される転写材Pに対して、同様に行われる。
【0041】そして、ステープルを行う所定の枚数の転
写材Pが中間トレイ53上に積載されると、転写材Pの
排出が停止される。その後、転写材Pの左右の側端に当
接された状態の幅寄せ部材55,56が前方に移動し
て、転写材Pの後端の手前側をステープラ45に対応す
る位置に配置する。ステープラ45が動作して、所定の
枚数の転写材Pが綴じられる。ステープル後の転写材P
は、幅寄せ部材55,56によって後方に移動され元の
位置に復帰する。復帰した転写材Pは、図4に示すよう
に、作動位置に配置された搬送ローラ52によって、そ
の後端が下排紙ローラ50との間に挟持される。そし
て、ストッパ51が図4の退避位置に、また第1,第2
のフラッパ46,47が図4の位置に配置され、さら
に、下排紙ローラ50及び搬送ローラ52が矢印方向に
回転することにより、ステープル後の転写材Pは、左方
に搬送され、排紙トレイ44の排紙ローラ57によって
積載部58(図1参照)上に排出され、積載される。
【0042】上述の複写機10においては、後処理部2
0のところで述べたように、ステープルを行う際には、
中間トレイ53上の転写材Pをその幅方向に沿って、ス
テープラ45に対応する位置まで前方に、またステープ
ル後の転写材Pを元の位置まで復帰させるべく後方に移
動させることになる。
【0043】(ローラ部材)以下に詳述するローラ部材
は、転写材Pを幅方向に移動させる際に、転写材Pの側
端が引っかかりにくくしたローラ部材である。
【0044】図5は、後処理部20を構成する給搬送ユ
ニット42の下排紙ローラ50と搬送ローラ52を上方
から見た図である。同図の左側が複写機本体11の前面
側、右側が複写機本体11の後面側に対応する。そし
て、同図の下側には整合ユニット43(図3参照)が、
また同図の上側には排紙トレイ44(図3参照)が配設
されている。なお、同図中の下排紙ローラ50は、実際
には、搬送ローラ52に重なって図示されるべきもので
あるが、説明の便宜上、排紙トレイ44側(同図の上
側)にずらしてある。
【0045】搬送ローラ52は、複写機本体11の前後
方向に向けて配設された軸71と、この軸71の前後の
両端部にそれぞれ取り付けられた本発明に係るローラ部
材72,73とを有している。軸71は、ほぼ水平なア
ーム74の先端部に回転自在に支持されており、このア
ーム74の基端部は、給搬送ユニット42のフレーム
(図示せず)によって回動自在に支持された軸75に固
定されている。したがって、アーム74は、軸75を中
心にほぼ上下方向に揺動することができ、この揺動に対
応して、搬送ローラ52は、図3に示す退避位置と図4
に示す作動位置とをとるようになっている。なお、アー
ム74を揺動させるための機構としては、カムや扇形ギ
ヤ等の任意の機構を採用することができる。
【0046】軸71の後端側に取り付けられたローラ部
材72は、高摩擦係数の部材、例えばゴムを円筒状に形
成した搬送部76と、その内側の端面に配置された傾斜
部77とを備えている。ここで内側の端面とは、転写材
Pの幅方向の中心Cに近い側の端面をいう。同図では、
転写材Pは、中間トレイ43(図3参照)上に積載され
た状態を図示している。傾斜部77は、低摩擦係数の部
材、例えば合成樹脂を搬送部76側が大径となる円錐台
状に形成したものである。この傾斜部77のうちの最も
大径の箇所を大径部分77aとすると、この大径部分7
7aの直径は、搬送部76の外径と等しいかこれよりも
大きく設定されている。なお、本実施の形態において
は、傾斜部77は、軸71の外周面と搬送部76の内周
面との間に配設されたボス部78と一体に構成されてい
る。軸71の前端側に取り付けられたローラ部材73
は、上述のローラ部材72と同じ構成なのでその説明は
省略する。なお、ローラ部材73の傾斜部77は、搬送
部76の両端面のうちの、転写材Pの中心Cに近い側の
端面に配置されている。すなわち、両ローラ部材72,
73は、転写材Pの中心Cを基準として線対称の位置に
配置されている。
【0047】下排出ローラ50は、上述の搬送ローラ5
2の上方にこれと平行に配設された軸80と、この軸8
0に取り付けられたローラ部材81、ころ部材82、排
出補助ローラ83,84とを備えている。ローラ部材8
1は、上述の後端側のローラ部材72とほぼ同じに構成
されており、ローラ部材72に対応する位置に配設され
ている。ただし、両ローラ部材72,81は、それぞれ
の傾斜部77,77の大径部分77a,77aが相互に
干渉しない位置に位置決めされている。ころ部材82
は、合成樹脂を円柱状に形成した部材であって、上述の
前端側のローラ部材73の搬送部76に対応する位置に
位置決めされている。排紙補助ローラ83,84は、軸
80の前後の両端部にそれぞれ取付けられている。これ
ら排紙補助ローラ83,84は、それぞれ転写材Pの中
心C側に、テーパ部83a,84aを有している。
【0048】なお、図3に示す基準面59には、搬送ロ
ーラ52及びストッパ51が出没するための矩形の切欠
きK(図5の二点鎖線)が設けられている。
【0049】上述のように構成されたローラ部材72
は、以下のように作用する。
【0050】ステープルに係る所定枚数の転写材Pは、
図3に示す、ストッパ51が起立位置、また搬送ローラ
52が退避位置に配置されて、後端P1(図5参照)が
ストッパ51に当接した状態、また、左右の側端P2,
P3が幅寄せ部材55,56に当接した状態で、中間ト
レイ53上に積載される。この状態から幅寄せ部材5
5,56を前方に移動させて、転写材P全体を矢印b方
向に移動させて、ステープラ45に対応するように配置
する(図5の二点鎖線)。この移動により、積層状態の
転写材Pのうちの下側に位置する転写材Pの一方の側端
P2は、ローラ部材72の上方を通過し、さらにローラ
部材72を通り過ぎて切欠きK内に落ち込む。ステープ
ルの終了後、幅寄せ部材55,56を後方に移動させ
て、転写材Pを矢印c方向に移動させて、二点鎖線の位
置から実線の位置に復帰させる。このとき、切欠きK内
に落ち込んでいた側端P2は、ローラ部材72の円錐台
状の傾斜部77表面によって滑るようにガイドされるの
で、引っかかってカールや折れが発生することはない。
また、傾斜部77は、搬送部76を構成する部材(ゴ
ム)よりも摩擦係数の低い部材(合成樹脂)によって形
成されており、さらに、大径部分77aの直径が、搬送
部76の外径と同じかこれよりも大きく設定されている
ので、これらによって、カールや折れの発生は、より一
層確実に防止される。
【0051】なお、本実施の形態においては、ローラ部
材73も上述のローラ部材72と同様に構成しているの
で、転写材Pを上述とは逆の後方に移動し、その後、前
方に復帰させる場合に、転写材Pの側端P3に対して傾
斜部77が有効に作用する。また、本実施の形態では、
下排出ローラ50にも、ローラ部材72と同様のローラ
部材81を取り付けている。このローラ部材81は、積
層状態の転写材Pのうちの例えば上部に位置する転写材
Pにカールが発生している場合に、このカール部分を押
さえるのに有効に作用する。さらに、下排紙ローラ50
の補助排紙ローラ83,84にテーパ部83a,84a
を設けることによっても転写材Pの側端P2,P3が引
っかかりにくくしている。加えて、両ローラ部材72,
81の傾斜部77,77の大径部分77a,77aが干
渉しないようにしているので、それぞれの搬送部76,
76が相互に圧接されて、転写材Pに対して十分な搬送
力を付与することができる。
【0052】上述の実施の形態では、後処理としてステ
ープルを行う場合について説明したが、本発明が適用さ
れる後処理としては外に、例えば、仕分け作業がある。
この仕分け作業は、排紙トレイ44に排出するに先立
ち、転写材Pを適当枚数ごとに、前後方向に順に移動さ
せるものである。こうすることで、排紙トレイ44上に
排出される転写材Pは、適当枚数ごとに、前後方向の積
載位置が異なることになり、後の転写材Pの仕分けが容
易となる。また、後処理としては、外に、転写材Pのク
リップ止め,テープの貼着,穿孔作業等が考えられる。
【0053】また、上述の実施の形態では、画像形成装
置が電子写真方式の複写機である場合について説明した
が、複写機に限らず、プリンタやファクシミリやこれら
の複合機についても本発明を適用することができる。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明のローラ部材によれ
ば、高摩擦係数の部材を円筒状に形成した搬送部と、こ
の搬送部の少なくとも一方の端面に配置された傾斜部と
を備えていて、この傾斜部は、低摩擦係数の部材を搬送
部側が大径となる円錐台状に形成したものであるので、
転写材を軸に沿ってローラ部材に向けて移動させた場
合、例えば転写材の側端がローラ部材に接触しても、転
写材の側端は低摩擦係数でしかも円錐台状に形成された
傾斜部によって滑るようにガイドされるため、転写材
は、ローラ部材に引っかかってカールや折れが発生する
ことはない。
【0055】また、本発明に係る画像形成装置によれ
ば、画像形成装置全体として形成した最終的な製品(画
像が形成された転写材)に、転写材の側端がローラ部材
に引っかかることに起因するカールや折れが発生するこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成図であ
る。
【図2】複写機の外観形状を示す斜視図である。
【図3】トナー像定着後の転写材を中間トレイに排出す
るようすを説明する図である。
【図4】ステープル後の転写材を排出するようすを説明
する図である。
【図5】本発明に係るローラ部材を有する排出ローラ、
及び下排紙ローラの上面図である。
【符号の説明】
10……複写機(画像形成装置)、16……画像形成
部、20……後処理部、42……給搬送ユニット、43
……整合ユニット、44……排紙トレイ、72,73,
81……ローラ部材、76……搬送部、77……傾斜
部、77a……大径部分、C……転写材の幅方向の中
心、P……転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 5/06 B41J 13/02 B65H 29/22 F16C 13/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面を転写材に接触させた状態で軸を
    中心に回転することにより、前記外周面と前記転写材と
    の間に作用する摩擦力によって前記転写材を搬送するロ
    ーラ部材において、 高摩擦係数の部材を円筒状に形成した搬送部と、 前記搬送部の少なくとも一方の端面側に配置した傾斜部
    と、 前記軸の外表面と前記搬送部の内周面との間に配設した
    ボス部とを備え、 前記傾斜部は、低摩擦係数の部材によって前記ボス部と
    一体に形成すると共に、前記搬送部側が大径となる円錐
    台状に形成したものであることを特徴とするローラ部
    材。
  2. 【請求項2】 前記転写材の搬送方向に直交する方向を
    幅方向とすると、前記傾斜部は、前記搬送部の両端面の
    うちの、前記転写材の幅方向の中心に近い側の端面に配
    置することを特徴とする請求項1に記載のローラ部材。
  3. 【請求項3】 前記傾斜部は、大径部分の直径が、前記
    搬送部の外径と等しいかこれよりも大きく設定されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載のローラ部材。
  4. 【請求項4】 前記転写材の表面側と裏面側とにおける
    相互に対応する位置で、かつそれぞれの前記大径部分が
    相互に干渉しない位置に複数配設されたことを特徴とす
    る請求項3に記載のローラ部材。
  5. 【請求項5】 転写材上にトナー像を形成する画像形成
    部と、 前記転写材を搬送するローラ部材とを備えた画像形成装
    置において、 前記ローラ部材が、請求項1,2,3,又は4に記載の
    ローラ部材であることを特徴とする画像形成装置。
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