JPH09142716A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09142716A
JPH09142716A JP7302513A JP30251395A JPH09142716A JP H09142716 A JPH09142716 A JP H09142716A JP 7302513 A JP7302513 A JP 7302513A JP 30251395 A JP30251395 A JP 30251395A JP H09142716 A JPH09142716 A JP H09142716A
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JP
Japan
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sheet
paper
bin tray
discharged
image forming
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Application number
JP7302513A
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English (en)
Inventor
Tomio Wakabayashi
富夫 若林
Yutaka Kodama
豊 小玉
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した排紙の積載、排紙の整列及びその下
の排紙収納部のスペース確保ができる画像形成装置を提
供すること。 【解決手段】 原稿の画像を読み取る原稿読取部3と、
この原稿読取部3の下方に空間を隔てて配設された画像
形成部1と、空間に設けられた排紙収納部4とを備えた
画像形成装置において、排紙収納部4を画像形成装置の
上下方向に少なくとも二つに区画し、用紙を積載する仕
切り部材42と、仕切り部材42の排紙方向における排
紙先端側及び排紙後端側をそれぞれ支持し、排紙収納部
4に設けられた支持部材62とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置に関し、詳しくは排紙
収納部を少なくとも二つに区画する仕切り部材の支持構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に普及している複写機は、原稿の読
み取りを装置本体上部に配設された原稿読取部で行な
い、読み取った画像情報を画像形成部により用紙に転写
し、用紙に定着させた後に装置本体側面に取り付けられ
た排紙トレイ上に用紙を排出する。しかしながら、この
複写機は、排紙トレイが本体の外部に突出しているの
で、機械の占有面積が大きく、狭い場所に設置するこの
ができずに、設置場所が限られてしまうという問題点が
あった。そこで、原稿読取部と画像形成部とを光学的に
切り離すことができるデジタル複写機において、原稿読
取部の下方、かつ、画像形成部の上方に、画像情報が形
成された用紙を収納する排紙収納部を設けたデジタル複
写機が提案されている。原稿読取部と画像形成部との間
に排紙を収納する排紙収納部を設けることにより、機械
の占有面積を小さくする工夫がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のデジタル複写機
は、コピー機能のみではなく、ファックス機能あるいは
プリンタ機能も有するようになり、一台で複数の機能を
有することになった。これに対応して、排紙収納部を、
コピー用、ファックス用、プリンタ用に分別するため
に、仕切り板を用いて二つあるいは三つに区画する必要
が生じて来た。そこで、排紙収納部に、ソータ等に用い
られているビントレイを配設して、排紙収納部を二つに
区画したデジタル複写機が考えられている。このビント
レイの排紙後端側の端部は、排紙収納部の内壁に対して
脱着可能に支持され、その反対側の端部、すなわち、排
紙先端側の端部は、どこにも支持されておらず、フリー
の状態となっている。
【0004】ビントレイの排紙先端側の端部が、どこに
も支持されていない構成では、積載する排紙量が少ない
とき、または排紙のサイズが小さいときには、排紙の荷
重がビントレイの排紙後端側にかかり、排紙の荷重を支
えることができる。しかしながら、積載する排紙量が多
いとき、または排紙のサイズが大きいときには、排紙の
荷重が仕切り板の排紙先端側にもかかり、ビントレイが
下方に撓んでその下の排紙収納部のスペースが小さくな
り、この排紙収納部の収容規定量を満足することが困難
になるという問題点がある。また、仕切り板が下方に撓
んで傾くことで排紙の整列が悪くなるという問題点があ
る。さらに、排紙が仕切り板から落下するおそれもあ
る。
【0005】よって、本発明の目的は、前述の問題点を
解決し、安定した排紙の積載、排紙の整列及びその下の
排紙収納部のスペース確保ができる画像形成装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
原稿の画像を読み取る原稿読取部と、この原稿読取部の
下方に空間を隔てて配設された画像形成部と、空間に設
けられた排紙収納部とを備えた画像形成装置において、
排紙収納部を画像形成装置の上下方向に少なくとも二つ
に区画し、用紙を積載する仕切り部材と、仕切り部材の
排紙方向における排紙先端側及び排紙後端側をそれぞれ
支持し、排紙収納部に設けられた支持部材とを備えた構
成である。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、両支持部材のうち少なくとも一方
が、排紙収納部の内部に対して脱着可能である構成であ
る。請求項3記載の発明は、請求項1記載の画像形成装
置において、両支持部材のうち少なくとも一方が、仕切
り部材を支持する支持位置と、排紙収納部の壁部に収納
される収納位置とに移動可能である構成である。
【0008】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面を参照し
て説明する。まず、胴内排紙型画像形成装置について図
1,2を参照して説明する。図1において、胴内排紙型
画像形成装置の略中央に画像形成部1が配置され、この
画像形成部1の直ぐ下方に給紙部2が配置されている。
給紙部2は、2段の給紙カセット21,21から構成さ
れているが、必要に応じて給紙カセットを増減すること
は可能である。画像形成部1の上方には、空間部を隔て
て原稿を読み取る読取部3が配設されている。画像形成
部1と読取部3との間の空間部が排紙収納部4として形
成され、排紙収納部4に画像形成された用紙が排紙収納
される。
【0009】画像形成部1では、ドラム状をした感光体
5の周囲に、感光体5の表面に帯電処理を行なう帯電チ
ャージャ6、画像情報を感光体5上にレーザ光で照射す
る露光装置7、感光体5上の静電潜像を可視像化する現
像装置8、感光体5上のトナー像を用紙に転写する転写
ローラ9、感光体5上の残留トナーを除去回収するクリ
ーニング装置10等がそれぞれ配置されている。さら
に、画像転写後の用紙に対して定着処理を施す定着装置
11が、それらの画像形成手段の用紙搬送下流側に配設
されている。
【0010】給紙部2は、それぞれの給紙カセット2
1,21に異なるサイズの、または載置向きの異なる用
紙を収容している。この給紙カセット21内には、呼出
しローラ23へ用紙先端を持ち上げるための底板22が
取り付けられている。呼出しローラ23によって給紙カ
セット21から引き出された用紙は、送り出しローラ2
4を介してレジストローラ14へ引き渡される。場合に
よっては、画像形成部1の装置本体側方に蝶番支持され
回動開閉自在な手差トレイ16からレジストローラ14
へ給紙される。
【0011】読取部3では、コンタクトガラス32上に
載置された図示しない原稿の読み取り走査を行なうため
に、原稿照明用光源とミラーよりなる読取走行体31が
移動するようになっている。この読取走行体31により
走査された画像情報は、レンズ31aの後方に設けられ
た画像読取装置33に、画像信号として読み込まれる。
読み込まれた画像信号は、デジタル化されて画像処理さ
れる。画像処理された信号に基づいて、露光装置7の図
示しないレーザーダイオード(以下LDという)を駆動
し、このLDからのレーザー光をポリゴンミラーで反射
した後、ミラーを介して感光体5上に照射し、感光体5
上に静電潜像を形成するものである。
【0012】排紙収納部4は、図2において、装置の正
面を除く三方が装置筐体15の一部を形成する壁部によ
って取り囲まれて構成されており、読取部3を上方に持
ち上げ支持する状態となっている。その結果、画像形成
された用紙は、装置の胴内に排紙されることになり、装
置の正面から取り出されることになる。
【0013】排紙収納部4には、装置筐体15上面に形
成された排紙トレイ41の他に、排紙収納部4を装置の
上下方向において二つに区画する仕切り部材としてのビ
ントレイ42が設けられている。排紙トレイ41は、図
2に示すように、排紙された用紙を装置前面から取り出
しやすいように、中央手前側が凹み、周囲と段差を形成
している。また、排出された用紙の後端揃えのために、
排紙トレイ41の排紙後端側(図1中、排紙トレイ41
の左側)が下方に傾斜して落ち込んでいる。
【0014】ビントレイ42は、図3に示すように、中
央手前側が大きく切りかかれているともに、排紙後端側
(図1中、ビントレイ42の左側)が下方に傾斜してい
る。このため、オペレータにとって、ビントレイ42に
排紙された用紙を取り出すことや、排紙トレイ41に排
紙された用紙を確認することが容易になる。ビントレイ
42の排紙後端側の端部には、ビントレイ42を排紙収
納部4に保持するための爪部42aと、ビントレイ42
を支える支え部42bがそれぞれ設けられている。爪部
42aは、ビントレイ42の排紙後端側の端部の両端に
それぞれ設けられており、図4に示すように、その縦断
面形状が略楔状に形成されている。支え部42bは、ビ
ントレイ42の排紙後端側の端部の略中央に設けられて
いる。ビントレイ42は、排紙収納部の空間に応じて増
設可能である。
【0015】図4に示すように、装置筐体15の排紙収
納部4を取り囲む壁部は、外壁60と内壁61とからな
る二重構造となっている。用紙の後端側に対応する側の
内壁61には、ビントレイ42の排紙方向における排紙
後端側を保持する保持部63が形成されている。用紙の
先端側に対応する側の内壁61には、ビントレイ42の
排紙方向における排紙先端側を支持する支持部材として
の突出部62が形成されている。突出部62は、内壁6
1に一体形成されており、排紙収納部4の内側に向かっ
て突出しており、ビントレイ42の幅方向(図3中、紙
面に対して垂直する方向)における中央部を支持する。
また、突出部62をビントレイ42の全幅に対応して設
けても良い。保持部63は、各爪部42aに対応して、
爪部42aが係合する開口として内壁61に設けられて
いる。内壁61の裏面には、爪部42aを係止する上受
部63aと、爪部42aの下側を支持する下受部63b
とがそれぞれ一体形成されている。また、保持部63,
63の間の内壁61には、支え部42bが係合する開口
が設けられている。
【0016】図1中、装置筐体15の左側の側壁内、す
なわち、読取部3を支持する壁部の一つである側壁内に
は、複数の搬送ローラ51,52,53が配置され、定
着装置11を通過した用紙を排紙トレイ41またはビン
トレイ42へ排出する用紙搬送経路を形成している。ビ
ントレイ42へ用紙を搬送するため搬出ローラ54は、
駆動ローラとして構成され、図示しない駆動装置によっ
て駆動される。排紙トレイ41とビントレイ42との排
出切換は、この用紙搬送路中に配設された第1の切換爪
55によって行なわれる。搬送ローラ51,52,53
を覆っている外壁60は、排紙トレイ41やビントレイ
42と異なる第2の排紙トレイ17としての機能を有し
ている。第2の排紙トレイ17は、装置筐体15に蝶番
支持され、回動支点18回りに開閉するように構成され
ている。第2の排紙トレイ17は、開放時に、その内面
が排紙トレイとして機能する。排紙トレイ41、ビント
レイ42への搬送路と第2の排紙トレイ17への搬送方
向の切換は、第2の切換爪56によって行なわれる。
【0017】以上の構成の画像形成装置におけるコピー
プロセスは、従来の手順と同様であり、図1において、
帯電チャージャ6によって感光体5の表面を均一に帯電
し、読取部3で読み取られ画像処理された信号に基づき
露光装置7での光照射によって静電潜像を感光体5の表
面に形成する。次に、静電潜像が現像装置8と対向する
位置を通過する際に、トナーの付着によって静電潜像が
可視像化される。給紙部2または手差トレイ16からタ
イミングを合わせて搬送されてきた用紙に可視像が重ね
られ、転写ローラ9を用いて、可視像は用紙上に転写さ
れる。転写されたトナー像は、定着装置11を通過する
ことによって用紙上に固着される。一方、転写処理後の
感光体5はクリーニング装置10によって残留トナーを
除去され、感光体5上の残留電荷は除電装置によって除
電される。トナー像を定着された用紙は、第1の切換爪
55、第2の切換爪56の切換位置によって、排紙トレ
イ41、ビントレイ42、開放された第2の排紙トレイ
17のいずれかに排紙される。
【0018】ビントレイ42に多量の用紙が排紙された
場合や、大きい用紙が排紙された場合には、ビントレイ
42の排紙先端側が突出部62に、ビントレイ42の排
紙後端側が保持部63によりそれぞれ支持されているの
で、用紙の荷重を突出部62と保持部63とで受ける。
したがって、ビントレイ42の下方への撓みを防止で
き、排紙トレイ41の収容規定量を確保でき、用紙を整
列して積載することができる。また、用紙排出位置が三
か所あるので、コピー機能、ファックス機能、プリンタ
機能の各機能毎に、それぞれの箇所に排紙するように制
御することが可能となる。排紙箇所を機能毎に分けるこ
とによって、複数の機能を同時に可動させた場合の記録
用紙の混在が防止される。
【0019】次に、第1の実施例の変形例を図5,6に
示す。これらの図において、図4に示す部材と同様の部
材は、図4で用いた符号と同一符号を付すにとどめてそ
の説明を省略し相違する点について説明する。図5に示
すように、突出部62を内壁61ではなく、外壁60に
一体形成しても良い。この場合には、突出部62を通す
ための開口61aを、内壁61に設ける。さらに、図6
に示すように、突出部62を別体として形成し、この突
出部62を内壁61にネジ64を用いて固定しても良
い。
【0020】次に、第2の実施例を図7,8に示す。こ
れらの図において、図4に示す部材と同様の部材は、図
4で用いた符号と同一符号を付すにとどめてその説明を
省略し相違する点について説明する。第2の実施例で
は、図7に示すように、ビントレイ42の排紙方向にお
ける排紙先端側を支持する支持部材70が内壁61に対
して着脱可能に構成されている。内壁61には、横方向
に長い長方形の開口71が設けられている。開口71の
下縁には、支持部材70が係合している。支持部材70
は、図7に示すように、ビントレイ42を支持する支持
部70aと、開口71に係合する係合部70bとから構
成されている。係合部70bの断面形状は、下方を開口
端とする略コ字状に形成されている。係合部70bのコ
字状部が開口71の下縁を挟み込ように、支持部材70
は内壁61の開口71に係合する。係合部70bの開口
端には、開口71の下縁への取付を容易にするために面
取り部70cが形成されている。また、開口71の縦方
向の長さをAとし、係合部70bの縦方向の長さをBと
すると、A>BとなるようにA、Bをそれぞれ設定す
る。
【0021】ビントレイ42を使用しない場合、例え
ば、排紙トレイ41のみを使用してコピーを行なう場合
に、ビントレイ42を上方に持ち上げるとともに、爪部
42aを保持部63から取り外して、ビントレイ42を
排紙収納部4から取り外す。次に、支持部材70を上方
に持ち上げるとともに、支持部材70を内側に引張り内
壁61から取り外す。なお、ビントレイ42を使用する
場合には、係合部70bを開口71の下縁へ係合させて
支持部材70を内壁61に取り付けた後、ビントレイ4
2の爪部42aを保持部63に係合して、ビントレイ4
2を排紙収納部4に取り付ける。このように支持部材7
0を内壁61に対して着脱可能に構成することにより、
ビントレイ42を使用しない場合には、支持部材70を
内壁61から取り外すので、画像形成された用紙を排紙
収納部4から取り出すときに支持部材70が邪魔になら
ず、用紙の取り出しをスムーズに行なうことができる。
【0022】次に、第3の実施例を図9,10に示す。
これらの図において、図4に示す部材と同様の部材は、
図4で用いた符号と同一符号を付すにとどめてその説明
を省略し相違する点について説明する。内壁61には、
長方形の開口75が設けられている。開口75の両側縁
75aは、内壁61の裏側に折り曲げられている。両側
縁75aの下部には、軸受部75bが形成されている。
軸受部75bは、用紙の荷重を受けるので強固に形成さ
れている。軸受部75bには、ビントレイ42を支持す
る支持部材76が回動自在に支持されている。支持部材
76の幅は、開口75の幅と略同じ長さを有し、支持部
材76を、軸76aを中心として回動して排紙収納部4
の内壁61に収納した際には、支持部材76が開口75
の両側縁75aに保持されるようになっている。支持部
材76の後端部には、軸受部75bに嵌合する軸76a
が一体形成されている。支持部材76は、軸76aを中
心として回動することにより、ビントレイ42を支持す
る支持位置と、排紙収納部4の内壁61に収納される収
納位置とに移動する。また、支持部材76の先端部に
は、収納位置から支持部材76を回動させるときに、そ
の回動を容易にするための面取り部76bが形成されて
いる。
【0023】ビントレイ42を使用しない場合、例え
ば、排紙トレイ41のみを使用してコピーを行なう場合
に、ビントレイ42の爪部42aを保持部63から取り
外して、ビントレイ42を排紙収納部4から取り外す。
次に、図10において、支持部材76を、軸76aを中
心として図中、矢印Cの向きに回動させて、一点鎖線で
示す収納位置に移動させる。ビントレイ42を使用する
場合には、支持部材76の面取り部76bに指を引っ掛
けて、支持部材76を、軸76aを中心として回動させ
て、図10の実線で示す支持位置に移動させる。その
後、ビントレイ42の爪部42aを保持部63に係合し
て、ビントレイ42を排紙収納部4に取り付ける。ビン
トレイ42の上に用紙が載置されると、その用紙の荷重
は、支持部材76を介して開口75の下縁と軸受部76
aにかかり、この二か所で用紙の荷重を受ける。したが
って、ビントレイ42を使用しない場合には、支持部材
76が内壁61に収納されるので、画像形成された用紙
を排紙収納部4から取り出すときに支持部材76が邪魔
にならず、用紙の取り出しをスムーズに行なうことがで
きる。また、支持部材76を内壁61から取り外すこと
もないので、支持部材76を紛失することがなくなる。
【0024】次に、第4の実施例を図11,12に示
す。これらの図において、図4に示す部材と同様の部材
は、図4で用いた符号と同一符号を付すにとどめてその
説明を省略し相違する点について説明する。外壁60に
は、ビントレイ42を支持する支持部材80を排紙収納
部4内に対して進退自在に保持する一対のガイドレール
81,81が固定されている。ガイドレール81,81
は、ビントレイ42の用紙載置面に対して略平行となる
ようにそれぞれ配設されている。ガイドレール81は、
支持部材80を排紙収納部4内に進出した位置に保持す
る第1の保持部81aと、支持部材80を排紙収納部4
内から待避した位置に保持する第2の保持部81bと、
支持部材80にかかる荷重を受ける荷重受け部81cと
から構成されている。第1の保持部81a及び第2の保
持部81bは、U字形状の凹部としてそれぞれ形成され
ており、凹部の開口が互いに対向するようにそれぞれ配
設されている。荷重受け部81cは、支持部材80を上
下から挟み込むようにコ字形状に形成されている。
【0025】支持部材80の両側端には、第1の保持部
81aまたは第2の保持部81bに係合する突部80a
がそれぞれ設けられている。支持部材80の突部80a
の内側には、突部80aに図中、矢印D方向の弾性を付
与させるためのスリット80bがそれぞれ設けられてい
る。支持部材80の先端部には、支持部材80の進出を
容易にするための引掛け部80cが設けられている。内
壁61には、支持部材80が排紙収納部4内に進出する
ときの逃げ孔82が設けられている。
【0026】ビントレイ42を使用している場合には、
図12に示すように、突部80aが第1の保持部81a
にそれぞれ係合しており、支持部材80の先端部が排紙
収納部4内に突出している。この先端部上にビントレイ
42が支持される。ビントレイ42を使用しない場合、
例えば、排紙トレイ41のみを使用してコピーを行なう
場合に、前述の実施例と同様にビントレイ42を排紙収
納部4から取り外した後に、図12に示すように、支持
部材80を、図中、矢印Eの向きに押す。矢印Eの向き
への押圧力が所定以上になると、突部80aが内側に弾
性変形して突部80aと第1の保持部81aとの係合が
外れ、支持部材80が矢印Eの向きに移動する。さら
に、支持部材80が移動すると、突部80aが第2の保
持部81bと係合し、支持部材80が内壁61と外壁6
0との間の、図中、一点鎖線で示す位置に保持されると
ともに収納される。したがって、ビントレイ42を使用
しない場合には、支持部材80が内壁61と外壁60と
の間に収納されるので、画像形成された用紙を排紙収納
部4から取り出すときに支持部材80が邪魔にならず、
用紙の取り出しをスムーズに行なうことができる。ま
た、支持部材80を内壁61から取り外すこともないの
で、支持部材80を紛失することがなくなる。
【0027】再度、ビントレイ42を使用する場合に
は、支持部材80の引掛け部80cを指で矢印Eの向き
とは反対の向きに引張り、突部80aと第2の保持部8
1bとの係合を外して、突部80aが第1の保持部81
aに係合するまで支持部材80をガイドレール81,8
1から引き出す。その後、ビントレイ42の爪部42a
を保持部63に係合するとともに、ビントレイ42の排
紙先端側を支持部材80の上に置き、ビントレイ42を
排紙収納部4に取り付ける。ビントレイ42の上に用紙
が載置されると、その用紙の荷重は、支持部材80を介
して荷重受け部81cにかかる。
【0028】また、ガイドレール81,81と外壁60
との固定部分に、ガイドレール81,81の固定力を強
める補強材を追加しても良い。ガイドレール81,81
を外壁60に固定したが、内壁61あるいは両内外壁6
0,61に固定しても良い。以上説明した実施例では、
ビントレイ42の排紙先端側の支持構造について詳しく
説明したが、このビントレイ42の支持構造をビントレ
イ42の排紙後端側に採用しても良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、排紙収納部を画像形成装置の上下方向に少なく
とも二つに区画し、用紙を積載する仕切り部材と、仕切
り部材の排紙方向における排紙先端側及び排紙後端側を
それぞれ支持し、排紙収納部に設けられた支持部材とを
備えたので、仕切り部材に多量の用紙が載置されたとき
や、用紙のサイズが大きいときに、用紙の荷重が支持部
材で受けられる。したがって、仕切り部材の下方への撓
みを防止することができる。また、仕切り部材の下方の
用紙収納部の収容規定量が確保され、仕切り部材上への
用紙が整列して積載される。
【0030】請求項2の発明によれば、両支持部材のう
ち少なくとも一方が、排紙収納部の壁部に対して脱着可
能であるので、仕切り部材を使用しない場合には、支持
部材を排紙収納部の壁部から取り外せる。したがって、
画像形成された用紙を排紙収納部から取り出すときに支
持部材が邪魔にならず、用紙の取り出しをスムーズに行
なうことができる。
【0031】請求項3の発明によれば、両支持部材のう
ち少なくとも一方が、仕切り部材を支持する支持位置
と、排紙収納部の壁部に収納される収納位置とに移動可
能であるので、仕切り部材を使用しない場合には、支持
部材を排紙収納部の壁部に収納することができる。した
がって、画像形成された用紙を排紙収納部から取り出す
ときに支持部材が邪魔にならず、用紙の取り出しをスム
ーズに行なうことができる。また、支持部材を壁部から
取り外すこともないので、支持部材を紛失するおそれが
防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る胴内排紙型画像形成装置の概略断
面図である。
【図2】図1の画像形成装置の概略斜視図である。
【図3】ビントレイの斜視図である。
【図4】第1の実施例のビントレイの支持構造を示す排
紙収納部の縦断面図である。
【図5】第1の実施例の突出部の変形例を示す排紙収納
部の縦断面図である。
【図6】第1の実施例の突出部の変形例を示す斜視図で
ある。
【図7】第2の実施例の突出部の拡大斜視図である。
【図8】第2の実施例の突出部の縦断面図である。
【図9】第3の実施例の突出部の分解斜視図である。
【図10】第3の実施例の突出部の縦断面図である。
【図11】第4の実施例の突出部の近傍の分解斜視図で
ある。
【図12】第4の実施例の突出部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 画像形成部 2 給紙部 3 読取部 4 排紙収納部 5 感光体 7 露光装置 11 定着装置 41 排紙トレイ 42 ビントレイ 62 突出部 63 保持部 70,76,80 支持部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の画像を読み取る原稿読取部と、この
    原稿読取部の下方に空間を隔てて配設された画像形成部
    と、上記空間に設けられた排紙収納部とを備えた画像形
    成装置において、 上記排紙収納部を上記画像形成装置の上下方向に少なく
    とも二つに区画する、用紙を積載する仕切り部材と、 上記仕切り部材の排紙方向における排紙先端側及び排紙
    後端側をそれぞれ支持する、上記排紙収納部に設けられ
    た支持部材と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記両支持部材のうち少なくとも一方が、
    上記排紙収納部の壁部に対して脱着可能であることを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記両支持部材のうち少なくとも一方が、
    上記仕切り部材を支持する支持位置と、上記排紙収納部
    の壁部に収納される収納位置とに移動可能であることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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