JP2016060609A - 排紙積載装置 - Google Patents

排紙積載装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016060609A
JP2016060609A JP2014191012A JP2014191012A JP2016060609A JP 2016060609 A JP2016060609 A JP 2016060609A JP 2014191012 A JP2014191012 A JP 2014191012A JP 2014191012 A JP2014191012 A JP 2014191012A JP 2016060609 A JP2016060609 A JP 2016060609A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding member
sheet bundle
paper discharge
storage tray
pushing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014191012A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6379919B2 (ja
Inventor
利一 濱
Riichi Hama
利一 濱
森田 亮
Akira Morita
亮 森田
中山 直也
Naoya Nakayama
直也 中山
松井 正樹
Masaki Matsui
正樹 松井
偉人 岸
Ikuto Kishi
偉人 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2014191012A priority Critical patent/JP6379919B2/ja
Publication of JP2016060609A publication Critical patent/JP2016060609A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6379919B2 publication Critical patent/JP6379919B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)

Abstract

【課題】保持部材による用紙束の蹴飛ばし等を回避することが可能となる排紙積載装置を提供する。【解決手段】用紙が排出される傾斜した収容トレイと、前記収容トレイ上の用紙束を揃える整合部材と、前記傾斜の低い側から高い方へ前記揃えた用紙束を押出して、該用紙束を所定の目標位置へ移動させる押出部材と、前記目標位置に移動した用紙束を前記傾斜の低い側から支持し、該用紙束を前記目標位置に保持する保持部材とを備え、前記保持部材は、前記押出しを完了したときの前記押出部材の近傍で前記収容トレイの積載面から出退可能であり、前記押出部材および用紙束と接触しないように前記出退が制御される排紙積載装置とする。【選択図】図11

Description

本発明は、複写機などに用いられる排紙積載装置に関する。
従来、画像形成装置等から排出された用紙束を積載する排紙積載装置が利用されている。排紙積載装置としては、例えば用紙が排出される傾斜した収容トレイを有し、用紙束を揃えた上でその用紙束を押出して、所定位置へ移動させるものがある。
このような排紙積載装置では、所定位置に移動した用紙束を傾斜の低い側から支持するため、用紙束を所定位置に保持する保持部材が設けられる。保持部材は、例えば収容トレイの下側から突出し、用紙束が傾斜を下るように位置ずれすることを防止する。
特開平9−227014号公報 米国特許第8523166号明細書
保持部材の突出動作を簡略化する機構として、例えば、保持部材を突出方向にばね付勢しておき、押出部材の所定位置停止手前でロックが解除されることにより、保持部材を突出させるものが考えられる。
しかし、押出部材により移動中の用紙束を所定位置で整合性良く停止させるためには、停止手前でその速度を遅くする必要があるが、保持部材の突出速度が速いと用紙束を蹴飛ばしてしまう。このような事態を防ぐためには、保持部材の動きが適切に制御される必要がある。本発明はこのような問題点に鑑み、保持部材による用紙束の蹴飛ばし等を回避することが可能となる排紙積載装置の提供を目的とする。
本発明に係る排紙積載装置は、用紙が排出される傾斜した収容トレイと、前記収容トレイ上の用紙束を揃える整合部材と、前記傾斜の低い側から高い方へ前記揃えた用紙束を押出して、該用紙束を所定の目標位置へ移動させる押出部材と、前記目標位置に移動した用紙束を前記傾斜の低い側から支持し、該用紙束を前記目標位置に保持する保持部材とを備え、前記保持部材は、前記押出しを完了したときの前記押出部材の近傍で前記収容トレイの積載面から出退可能であり、前記押出部材および用紙束と接触しないように前記出退が制御される構成とする。本構成によれば、保持部材による用紙束の蹴飛ばし等を回避することが可能となる。
また上記構成としてより具体的には、前記保持部材は、前記傾斜方向と直交する方向を軸とした回動により、前記出退が可能であり、前記押出しが行われる際に、前記移動する用紙束と干渉しないように前記積載面から突出する構成としてもよい。また上記構成としてより具体的には、前記押出しの動作に連動して前記保持部材を回動させる駆動機構が、前記積載面の下方に設けられた構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、前記駆動機構は、前記押出部材に連結しており、前記押出部材とともに移動するスライドカムと、前記保持部材に連結しており、前記スライドカムに押されて前記保持部材を前記積載面から突出させるように構成されたリンク機構とを備えた構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、前記駆動機構は、前記押出しが行われる際に、前記押出部材を追い越さないように前記保持部材を前記積載面から突出させる構成としてもよい。また上記構成としてより具体的には、前記押出部材は、前記保持部材の突出が完了した後に前記押出しの方向と逆向きに移動することで、前記保持部材へ用紙束を受け渡す構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、前記収容トレイは、前記傾斜した状態から水平となる状態へ回動可能であり、前記水平となった収容トレイ上の用紙束を、該収容トレイに近接配置された排紙スタッカーへ移動させる機構を有した構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、前記保持部材は、前記収容トレイの回動の際には、前記積載面から突出した姿勢を保つようにロックがなされており、前記排紙スタッカーへの用紙束の移動開始後に、前記ロックが解除されて前記積載面上から退避する構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、前記傾斜と直交する方向に前記排紙スタッカーが設けられており、複数の前記保持部材それぞれが、前記傾斜方向へずれた位置に配置されている構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、前記複数の保持部材に連結した前記リンク機構それぞれは、前記スライドカムの移動によって該スライドカムに順次押されるように配置されている構成としてもよい。また上記構成としてより具体的には、前記複数の保持部材それぞれに対応するように、前記スライドカムが複数設けられている構成としてもよい。
本発明に係る排紙積載装置によれば、保持部材による用紙束の蹴飛ばし等を回避することが可能となる。
本実施形態に係る排紙積載装置を備えた複写機の外観図である。 当該排紙積載装置の外観斜視図である。 当該排紙積載装置の動作の流れに関する説明図である。 当該排紙積載装置の動作の流れに関する説明図である。 当該排紙積載装置の動作の流れに関する説明図である。 当該排紙積載装置の動作の流れに関する説明図である。 本実施形態に係る駆動機構の構成図である。 当該駆動機構の別の視点から見た構成図である。 押出し動作の開始前における当該駆動機構の説明図である。 当該駆動機構などの動きに関する説明図である。 当該駆動機構などの動きに関する説明図である。 当該駆動機構などの動きに関する説明図である。 当該駆動機構などの動きに関する説明図である。 当該駆動機構などの動きに関する説明図である。 第1保持部材が退避する動作に関する説明図である。 第1保持部材が退避する動作に関する説明図である。 第1保持部材が退避する動作に関する説明図である。 第1保持部材が退避する動作に関する説明図である。 第1保持部材が退避する動作に関する説明図である。
本発明の実施形態について、各図面を参照しながら以下に説明する。但し本発明の内容は、当該実施形態に何ら限定されるものではない。また以下の説明における上下左右および前後の各方向は、図1に示す通りであるとする。また左右方向をFD、前後方向をCDと称することがある。
図1は、本実施形態に係る排紙積載装置を備えた複写機1の外観図である。本図に示すように複写機1は、排紙積載装置2および画像形成装置3を備えている。また排紙積載装置2は、収容トレイ21や排紙スタッカー22等を有している。
画像形成装置3は、原稿から読取られた画像等を用紙に印刷し、印刷済みの用紙を左方向へ(収容トレイ21に向けて)排出する。排紙積載装置2は、画像形成装置3から排出された用紙を収容トレイ21上に一時的に積載した後、排紙スタッカー22へ送り出す。
図2は、排紙積載装置2の外観斜視図である。本図に示すように排紙積載装置2は、収容トレイ21および排紙スタッカー22に加え、排紙部23、CD整合板24a、FD整合板24b、ガイド部材25、押出部材26、第1保持部材27a、第2保持部材27b、およびステープラー28を有している。
収容トレイ21は、左から右に向けて下がるように傾斜しており、その積載面には、画像形成装置3から排紙部23を介して左向きに排出される用紙が積載される。なお、収容トレイ21は、左端付近にある前後方向に伸びる軸を中心として、傾斜した状態から水平となる状態へ回動可能である。
排紙スタッカー22は、収容トレイ21の前方に近接するよう設置されている。後述するように収容トレイ21上の用紙束は、所定の処理を経た後に、排紙スタッカー22へ移されることになる。なお、排紙スタッカー22は、収容トレイ21の前方に設置される代わりに、例えば収容トレイ21の左方に近接するよう設置されてもよい。
CD整合板24aは、用紙束を挟んでガイド部材25と対向する位置にあり、収容トレイ21上の用紙束を前後方向(CD)へ揃える役割を果たす。またFD整合板24bは、用紙束の左方に位置し、収容トレイ21上の用紙束を左右方向(FD)へ揃える役割を果たす。
押出部材26は、左方(収容トレイ21の傾斜の高い方)へ揃えられた用紙束を押出して、当該用紙束を所定の目標位置(排紙スタッカー22への排紙開始の位置)へ移動させる。なお、本実施形態では、用紙束の仕分けを可能とするため、目標位置として第1目標位置と第2目標位置がある。押出部材26は、例えば、複合機1の印刷ジョブが更新される度に、用紙束を押出す位置を第1目標位置と第2目標位置の間で切替える。
第2目標位置は第1目標位置より左方に位置する。このように第1目標位置と第2目標位置は左右方向にずれているため、第1目標位置から排紙スタッカー22へ移された用紙束と、第2目標位置から排紙スタッカー22へ移された用紙束は、互いに排紙スタッカー22上においてずれて積み重なる(仕分けられる)ことになる。
第1保持部材27aと第2保持部材27b(以下、これらを「保持部材27」と総称することがある)は、前後方向(収容トレイ21の傾斜方向と直交する方向)を軸とした回動により、収容トレイ21の積載面からの出退(積載面から突出した状態と退避した状態との切替)が可能である。
第1保持部材27aは、第1目標位置への押出しを完了したときの押出部材26の近傍で、収容トレイ21の積載面に出退可能である。第1保持部材27aは、第1目標位置に移動した用紙束を右側(収容トレイ21の傾斜の低い側)から支持し、当該用紙束を第1目標位置に保持する役割を果たす。
第2保持部材27bは、第2目標位置への押出しを完了したときの押出部材26の近傍で、収容トレイ21の積載面に出退可能である。第2保持部材27bは、第2目標位置に移動した用紙束を右側から支持し、当該用紙束を第2目標位置に保持する役割を果たす。ステープラー28は、収容トレイ21上の用紙束にステープル処理を施す。
排紙積載装置2の動作(ここでは、用紙束が第1目標位置へ押出される場合を想定する)の流れについて、図3から図6を参照しながら以下に説明する。まず図3に示すように、排紙部23から排出された用紙は、順次CD整合板24aとFD整合板24bにより、所定の整合基準に突き当てられて揃えられる。その後、図4に示すように、揃えられた用紙束は押出部材26によって、第1目標位置に向けて押出される。
用紙束が第1目標位置まで押出される過程で、図5に示すように、第1保持部材27aが収容トレイ21の積載面から突出する。また押出部材26は、第1保持部材27aの突出が完了した後に押出方向と逆向きに移動することで、第1保持部材27aへ用紙束を受け渡す。この状態では、第1目標位置にある用紙束が第1保持部材27aに支持され、用紙束のずれ下がりは防止される。
その後に収容トレイ21は、図6に示すように、傾斜した状態から水平となる状態へ回動する。そして水平となった収容トレイ21上の用紙束は、例えばガイド板25に押されることにより、前方にある排紙スタッカー22へ移される。
なお、第1保持部材27aは、収容トレイ21の回動の際にその積載面から突出した姿勢を保つようにロックがなされており、排紙スタッカー22への用紙束の移動開始後に当該ロックが解除され、当該積載面上から退避するようになっている。当該ロックおよびその解除がどのようにして行われるかについては、後の説明で明らかとなる。なお、用紙束が第2目標位置へ押出される場合には、第1保持部材27aの代わりに第2保持部材27bが用いられる点等を除き、基本的に上記と同様の動作が行われる。
また排紙積載装置2には、押出部材26の押出しの動作に連動して保持部材27の回動を実現させる駆動機構が、収容トレイ21の積載面の下方に設けられている。この駆動機構を用いて、保持部材27は、押出部材26および用紙束と接触しないように、収容トレイ21の積載面からの出退が制御されるようになっている。
図7および図8は、それぞれ異なる視点から見た場合の当該駆動機構の構成を示している。また図9は、押出し動作の開始前における当該駆動機構を、前方視点から見た図となっている。これらの図に示すように、当該駆動機構は、スライドカム31、第1リンク機構La、および第2リンク機構Lbなどを有している。
スライドカム31は押出部材26に連結しており、図8の白色矢印で示すように、押出部材26とともに収容トレイ21の傾斜に沿って移動する。第1リンク機構Laは、第1保持部材27aに対応したリンク機構であり、リンク部32a(スライドカム31との作用点を含む)と回動軸33aを有している。また第2リンク機構Lbは、第2保持部材27bに対応したリンク機構であり、リンク部32b(スライドカム31との作用点を含む)と回動軸33bを有している。
第1リンク機構Laは、第1保持部材27aに連結しており、スライドカム31の軌跡上へ突出したリンク部32aを含む部分が回動軸33aを中心に回動可能となっている。これにより第1リンク機構Laは、リンク部32aがスライドカム31に押されて、第1保持部材27aを収容トレイ21の積載面から突出させるように構成されている。
第2リンク機構Lbは、第2保持部材27bに連結しており、スライドカム31の軌跡上へ突出したリンク部32bを含む部分が回動軸33bを中心に回動可能となっている。これにより第2リンク機構Lbは、リンク部32bがスライドカム31に押されて、第2保持部材27bを収容トレイ21の積載面から突出させるように構成されている。
次に、押出部材26による押出し動作の実行時における駆動機構などの動きについて、図9から図14を参照しながら説明する。
図9に示す状態では、押出部材26が用紙束を支持しているが、スライドカム31は、第1リンク機構Laおよび第2リンク機構Lbの何れにも接触していない。この状態から押出部材26とスライドカム31が、収容トレイ21の傾斜を上るように一体的に移動することになる。
第1リンク機構Laのリンク部32aがスライドカム31に押される段階に入ると、図10および図11に示すように、リンク部32aがスライドカム31の周面に沿って移動する。これにより、回動軸33aを中心としたリンク部32aの回動を伴いながら、第1保持部材27aが回動することで、第1保持部材27aの突出が進行する。なお、スライドカム31におけるリンク部32aと接触する周面の形状は、スライドカム31の移動に伴って第1保持部材27aが徐々に突出するように設定されている。
そしてスライドカム31が図12に示す位置へ達すると、第1保持部材27aの突出が完了する。なお、スライドカム31の形状等は、第1保持部材27aが一度も押出部材26を追い越さないように設定されている。
また第1保持部材27aの突出が完了した段階では、第1リンク機構Laの一部が第1保持部材27aの下部に係合する。これにより第1保持部材27aは、処理トレイ21の積載面から突出した状態を保つようにロックされた状態となる(図12の「ロック部」を参照)。
このようにスライドカム31等を含む駆動機構は、押出部材26による押出しが行われる際に、押出部材26を追い越さないように第1保持部材27aを収容トレイ21の積載面から突出させる。また図12に示す第1保持部材27aの突出が完了した状態では、第1保持部材27aは、押出部材26より所定量(例えば2mm程度)だけ右側に位置する。
用紙束を第1目標位置へ押出す際には、押出部材26による押出し動作はこの段階で完了する。一方、用紙束を第2目標位置へ押出す際には、押出部材26とスライドカム31は、この段階から更に収容トレイ21の傾斜を上るように左方へ移動する。そして図13に示すように、今度は、第2リンク機構Lbの方のリンク部32bがスライドカム31の周面に沿って移動する。
この場合には、回動軸33bを中心としたリンク部32bの回動を伴いながら、第2保持部材27bが回動することで、第2保持部材27bの突出が進行する。なお、第1保持部材27aの場合と同様、スライドカム31の移動に伴って第2保持部材27bが徐々に突出する。そしてスライドカム31が図14に示す位置へ達すると、第2保持部材27bの突出が完了する。ここまでの過程において、第2保持部材27bは一度も押出部材26を追い越さないようになっている。
また第2保持部材27bの突出が完了した段階では、第1保持部材27aの場合と同様に、第2リンク機構Lbの一部が第2保持部材27bの下部に係合する。これにより第2保持部材27bは、処理トレイ21の積載面から突出した状態を保つようにロックされた状態となる。また図14に示す第2保持部材27bの突出が完了した状態では、第2保持部材27bは、押出部材26より所定量(例えば2mm程度)だけ右側に位置する。
以上の説明から明らかであるように本実施形態では、押出部材26による押出しが行われる際、第1保持部材27aおよび第2保持部材27bは、移動する用紙束と干渉しないように収容トレイ21の積載面から突出することになる。そのため、第1保持部材27aおよび第2保持部材27bによる用紙束の蹴飛ばし等は回避されることになる。
また、仮に押出部材26の移動が速過ぎると、押出部材26が目標位置に合わせて停止しても、用紙束は慣性で目標位置を超えてしまうことが懸念される。本実施形態ではこのような事態を防ぐため、第1保持部材27aや第2保持部材27bが押出部材26を追い越さないようにしながらも、押出部材26の移動速度は速過ぎることのないように適切に設定されている。
なお、本実施形態のスライドカム31は、第1保持部材27aと第2保持部材27bの何れにも対応する兼用型となっている。具体的には、複数の保持部材(27a、27b)に連結した各リンク機構(La、Lb)は、スライドカム31の移動によってスライドカム31に順次押されるように配置されている。但しスライドカムの形態はこれに限られず、第1保持部材27aと第2保持部材27bのそれぞれに対応するように、スライドカムが複数設けられるようにしてもよい。
次に、第1保持部材27aが収容トレイ21の積載面から退避する動作について説明する。図15から図19は、第1保持部材27aが収容トレイ21の積載面から退避する動作の様子を、前方視点から見た図となっている。なお、各図において、「+」で示す箇所は各部材の回転支点を示しており、αからηで示す矢印は各部材の回転方向或いは直進方向を示している。
まず図15に示すように、収容トレイ21の下方には、左右方向へスライド可能である解除部材41、および回動可能である解除アーム42が設けられている。水平となっている収容トレイ21(昇降トレイ)が矢印αで示すように降下(回転)を始めると、これに伴って、解除アーム42が矢印βで示すように回転し始める。
収容トレイ21の降下が進むと、図16に示すように、解除アーム42の上側先端が解除部材41に当たり、矢印γで示すように解除部材42を右方へスライドさせていく。なお、解除部材42の右側先端部には傾斜が設けられており、第1リンク機構Laの一部がこの傾斜に押されて上方へ押し上げられるようになっている。
より詳細に説明すると、第1リンク機構Laは、図17に示すようにリンク1からリンク3の各々が連結した形態となっている。そしてリンク1と同じ回転支点をもつように設けられたリンク2が、解除部材41の傾斜に押されて上方へ押し上げられる。これに伴ってリンク1も回転し、第1保持部材27aをロックしていた部分が矢印δで示すように回転する。
これにより、第1保持部材27aはリンクの支えが外れ(ロックが解除され)、矢印ηで示すように退避を開始する。なお、収容トレイ21が持ち上がる際には、解除部材41が左方へ移動する。このときに解除部材41と干渉しても問題無いようにリンク1とリンク2は分かれており、リンク2は、図17での反時計回り方向にはフリーで回転し、時計回り方向にはリンク1と一体で回転する。
また図18に示すように、リンク1の「p」で示す部分と第1保持部材27aの「q」で示す部分は、リンク3によって繋がれている。そのため、排出途中の用紙が第1保持部材27aの上に重なり、これが第1保持部材27aの退避の抵抗となっても、リンク3の働きで第1保持部材27aを確実に退避させることが出来る。
そして最終的には、図19に示すように第1保持部材27aは十分に下がり、第1保持部材27aの退避が完了することになる。なお、以上の通り、第1保持部材27aが収容トレイ21の積載面から退避する動作について説明したが、第2保持部材27bが収容トレイ21の積載面から退避する動作についても、基本的に第1保持部材27aの場合と同様である。
これまでに説明したように排紙積載装置2は、用紙が排出される傾斜した収容トレイ21と、収容トレイ21上の用紙束を揃える各整合板(24a、24b)と、傾斜の低い側から高い方へ揃えた用紙束を押出して、用紙束を目標位置へ移動させる押出部材26と、目標位置に移動した用紙束を傾斜の低い側から支持し、用紙束を目標位置に保持する各保持部材(27a、27b)を備えている。
また各保持部材(27a、27b)は、押出しを完了したときの押出部材26の近傍で収容トレイ21の積載面から出退可能であり、押出部材26および用紙束と接触しないように前記出退が制御されるようになっている。そのため各保持部材(27a、27b)による用紙束の蹴飛ばし等を回避することが可能となっている。
また従来の技術によれば、保持部材の突出速度と押出部材の移動速度をともに適切に設定することは容易ではない。この点について本実施形態では、先述した駆動機構を備えることでこのような設定を可能とし、用紙束の蹴飛ばし等を回避するとともに動作時間を短くして、良好な生産性を得ることが可能である。
なお、当該駆動機構を備えることにより、押出部材の移動速度を保持部材に比べて速くし過ぎることによる問題(例えば押出部材が目標位置で停止しても、用紙束が慣性でオーバーランして用紙束の揃い性が悪化すること)も解消され得る。また本実施形態では、押出部材の所定位置停止完了後に保持部材を突出させるために、機械の大型化やコストアップを招くことも極力抑えられる。
以上、本発明の実施形態について具体例を挙げて説明したが、本発明はその内容に限定されるものではない。本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において、様々な具体的形態により実施され得る。
本発明は、例えば用紙を排出する複写機などに利用可能である。
1 複写機
2 排紙積載装置
3 画像形成装置
21 収容トレイ
22 排紙スタッカー
23 排紙部
24a CD整合板
24b FD整合板
25 ガイド部材
26 押出部材
27a 第1保持部材
27b 第2保持部材
28 ステープラー
31 スライドカム
32a、32b リンク部
33a、33b 回動軸
41 解除部材
42 解除アーム
La 第1リンク機構
Lb 第2リンク機構

Claims (11)

  1. 用紙が排出される傾斜した収容トレイと、
    前記収容トレイ上の用紙束を揃える整合部材と、
    前記傾斜の低い側から高い方へ前記揃えた用紙束を押出して、該用紙束を所定の目標位置へ移動させる押出部材と、
    前記目標位置に移動した用紙束を前記傾斜の低い側から支持し、該用紙束を前記目標位置に保持する保持部材とを備え、
    前記保持部材は、
    前記押出しを完了したときの前記押出部材の近傍で前記収容トレイの積載面から出退可能であり、前記押出部材および用紙束と接触しないように前記出退が制御されることを特徴とする排紙積載装置。
  2. 前記保持部材は、
    前記傾斜方向と直交する方向を軸とした回動により、前記出退が可能であり、
    前記押出しが行われる際に、前記移動する用紙束と干渉しないように前記積載面から突出する請求項1に記載の排紙積載装置。
  3. 前記押出しの動作に連動して前記保持部材を回動させる駆動機構が、前記積載面の下方に設けられた請求項2に記載の排紙積載装置。
  4. 前記駆動機構は、
    前記押出部材に連結しており、前記押出部材とともに移動するスライドカムと、
    前記保持部材に連結しており、前記スライドカムに押されて前記保持部材を前記積載面から突出させるように構成されたリンク機構と
    を備えた請求項3に記載の排紙積載装置。
  5. 前記駆動機構は、
    前記押出しが行われる際に、前記押出部材を追い越さないように前記保持部材を前記積載面から突出させる請求項4に記載の排紙積載装置。
  6. 前記押出部材は、
    前記保持部材の突出が完了した後に前記押出しの方向と逆向きに移動することで、前記保持部材へ用紙束を受け渡す請求項4または請求項5に記載の排紙積載装置。
  7. 前記収容トレイは、前記傾斜した状態から水平となる状態へ回動可能であり、
    前記水平となった収容トレイ上の用紙束を、該収容トレイに近接配置された排紙スタッカーへ移動させる機構を有した請求項4から請求項6の何れかに記載の排紙積載装置。
  8. 前記保持部材は、
    前記収容トレイの回動の際には、前記積載面から突出した姿勢を保つようにロックがなされており、
    前記排紙スタッカーへの用紙束の移動開始後に、前記ロックが解除されて前記積載面上から退避する請求項7に記載の排紙積載装置。
  9. 前記傾斜と直交する方向に前記排紙スタッカーが設けられており、
    複数の前記保持部材それぞれが、前記傾斜方向へずれた位置に配置されている請求項7または請求項8に記載の排紙積載装置。
  10. 前記複数の保持部材に連結した前記リンク機構それぞれは、
    前記スライドカムの移動によって該スライドカムに順次押されるように配置されている請求項9に記載の排紙積載装置。
  11. 前記複数の保持部材それぞれに対応するように、前記スライドカムが複数設けられている請求項9に記載の排紙積載装置。
JP2014191012A 2014-09-19 2014-09-19 排紙積載装置 Active JP6379919B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014191012A JP6379919B2 (ja) 2014-09-19 2014-09-19 排紙積載装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014191012A JP6379919B2 (ja) 2014-09-19 2014-09-19 排紙積載装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016060609A true JP2016060609A (ja) 2016-04-25
JP6379919B2 JP6379919B2 (ja) 2018-08-29

Family

ID=55797029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014191012A Active JP6379919B2 (ja) 2014-09-19 2014-09-19 排紙積載装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6379919B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06211404A (ja) * 1993-01-19 1994-08-02 Sharp Corp シート排出装置
JPH10324452A (ja) * 1997-05-26 1998-12-08 Nisca Corp 整合機構及び整合機構を備えたシート後処理装置
JP2000118844A (ja) * 1998-10-20 2000-04-25 Canon Inc 記録装置
JP2002160865A (ja) * 2000-11-24 2002-06-04 Kyocera Mita Corp 後処理装置
JP2004123357A (ja) * 2002-10-07 2004-04-22 Kyocera Mita Corp 後処理装置
JP2012017153A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Nagano Japan Radio Co 用紙排出処理装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06211404A (ja) * 1993-01-19 1994-08-02 Sharp Corp シート排出装置
JPH10324452A (ja) * 1997-05-26 1998-12-08 Nisca Corp 整合機構及び整合機構を備えたシート後処理装置
JP2000118844A (ja) * 1998-10-20 2000-04-25 Canon Inc 記録装置
JP2002160865A (ja) * 2000-11-24 2002-06-04 Kyocera Mita Corp 後処理装置
JP2004123357A (ja) * 2002-10-07 2004-04-22 Kyocera Mita Corp 後処理装置
JP2012017153A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Nagano Japan Radio Co 用紙排出処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6379919B2 (ja) 2018-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5987867B2 (ja) シート搬送装置および画像形成システム
US8226083B2 (en) Recording target media cassette, recording target medium feeding apparatus, and recording apparatus
BR102012012114A2 (pt) Aparelho para depósito/dispensação de nota de papel
JP4096624B2 (ja) 用紙スタッカー
JP2012218825A (ja) 用紙後処理装置
JP5897497B2 (ja) 用紙後処理装置
JP2011026121A (ja) 冊子積載装置、リングバインド製本装置、リングバインド製本システム、冊子積載制御方法、及び冊子積載制御プログラム
JP6379919B2 (ja) 排紙積載装置
JP4495079B2 (ja) 用紙後処理装置
JP2006240879A (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP2013245056A (ja) 給紙装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2006124169A (ja) 用紙後処理装置
JP5741065B2 (ja) 用紙後処理装置及び画像形成装置
JP5693064B2 (ja) 用紙排出処理装置
JP2021024692A (ja) シート後処理装置およびそれを備えた画像形成システム
JP6108014B1 (ja) 綴じ装置および画像処理装置
JP6897243B2 (ja) 綴じ装置および画像処理装置
JP6984676B2 (ja) エンドフェンス、供給カセット、給送装置及び画像形成装置
JP5574870B2 (ja) 用紙処理装置
JP2018177397A (ja) 綴じ装置および画像処理装置
JP2018008801A (ja) 綴じ装置および画像処理装置
JP2013209173A (ja) 用紙後処理装置
JP2004284788A (ja) シート処理装置
KR100855119B1 (ko) 시트 급송 장치, 화상 형성 장치 및 화상 판독 장치
JP6347183B2 (ja) シート後処理装置及び画像形成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170817

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180703

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180716

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6379919

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150