JP2018177397A - 綴じ装置および画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】押圧部を押し出すための起点と作用点との距離を変えて綴じを行う綴じ装置にて、綴じ装置のユニットサイズを、本構成を採用しない場合に比べて小さくする。【解決手段】記録材束を綴じるために記録材束を押圧する第1の押圧部61と、第1の押圧部に向けて押し出され記録材束を押圧する第2の押圧部62と、起点と作用点63との距離を変えることにより第2の押圧部を第1の押圧部に向けて押し出す押し出し部と、を有し、第1の押圧部と第2の押圧部とによる押圧は、第1の押圧部と第2の押圧部とが対峙する押圧領域にて記録材が入り込む方向に対して略直交する方向に対して行われ、押し出し部の起点と作用点とを結ぶ線分方向は、略直交する方向に対して傾いている。【選択図】図4

Description

本発明は、綴じ装置および画像処理装置に関する。
特許文献1(図8参照)では、ステープラ21は、図8Aに示す待機状態から、ステープラ駆動カム33及びステープラ進退カム34が同時に回転する。そしてステープラ進退カム34に係合するカム係合ローラ19とともにスライダ17(図2参照)が前進するとき、同時にステープラ駆動カム33に係合するカム係合ピン28bとともにステープラ用駆動アーム28の基端部が上昇する。そして、図8Bに示すように、ステープラ21がスライダ17(図2参照)とともに前進したとき、前記ステープラ用駆動アーム28の先端部のヘッド押下げピン28aが下降する。このとき、ヘッド支持部材23とともにステープルヘッド23aが下降し、ステープリングが行われている。
また、特許文献2では、綴じ具210が、駆動モータ265の回転によってカム266を図7中矢印A2方向へ回転させる。そのカム面の変位によって加圧レバー262は図中矢印A3方向に回動する。その回転力は、てこを利用したリンク群を介して力を増し、その端部の歯型261に伝わる。カム266が一定量だけ回転した時点で歯型261は噛み合い、用紙Pを狭持する。この狭持によって、用紙Pは変形加圧され、隣接した用紙同士の繊維が絡み合い綴じられる(図6、図7、〔0029〕段落参照)。そして、綴じ具210が図中矢印A20方向に移動してホームポジションに復帰し(〔0044〕段落参照)、綴じる際には、綴じ具210が図15(a)中の矢印A17方向に移動して停止している(〔0043〕段落参照)。
特開平7−47783号公報 特開2014−105071号公報
例えば針無しで綴じを行なう綴じ装置などでは、大きな綴じ力を得るために、押し出しの起点から作用点までの距離を変化させるリンクを用いたジャッキ構造が採用される場合がある。そして、このリンクによるジャッキ構造による押し出し方向は、綴じを行なう綴じ方向と同一の方向であることが一般的である。さらに、リンクによるジャッキ構造は、縮んだ状態では、押し出し方向と直交する方向にリンクの連結部が広がる。例えば、用紙束(または個々の用紙)が搬送される用紙搬送方向と略直交する方向に綴じを行なう場合には、ジャッキ構造が縮んだ場合、用紙搬送方向に向けてリンクの連結部が突出することとなる。
このとき、一般的には、綴じる前の待機状態ではジャッキ構造は縮んでおり、リンクの連結部が突出した状態となる。このリンクの連結部を装置の外側方向に突出させるように構成した場合には、リンクの可動範囲を含めて装置が大型化してしまう。一方、リンクの連結部を装置の内側方向に突出させるように構成した場合には、装置の内側に設けられる構造物とリンクの連結部とが干渉してしまう。
本発明は、押圧部を押し出すための起点と作用点との距離を変えて綴じを行う綴じ装置にて、綴じ装置のユニットサイズを、本構成を採用しない場合に比べて小さくすることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、記録材束を綴じるために記録材束を押圧する第1の押圧部と、前記第1の押圧部に向けて押し出され記録材束を押圧する第2の押圧部と、起点と作用点との距離を変えることにより前記第2の押圧部を前記第1の押圧部に向けて押し出す押し出し部と、を有し、前記第1の押圧部と前記第2の押圧部とによる押圧は、当該第1の押圧部と当該第2の押圧部とが対峙する押圧領域にて記録材が入り込む方向に対して略直交する方向に対して行われ、前記押し出し部の前記起点と前記作用点とを結ぶ線分方向は、前記略直交する方向に対して傾いていることを特徴とする綴じ装置である。
請求項2に記載の発明は、前記起点と前記作用点とを結ぶ前記線分方向は、当該作用点よりも当該起点が内側となるように傾いていることを特徴とする請求項1記載の綴じ装置である。
請求項3に記載の発明は、前記第1の押圧部および前記第2の押圧部は、前記押圧領域にてそれぞれが噛み合う歯を有し、前記起点、前記作用点、および前記歯の歯先は、略一直線上に並ぶことを特徴とする請求項2記載の綴じ装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第1の押圧部が有する歯および前記第2の押圧部が有する歯の少なくとも何れか一方は、記録材が入り込む方向にて歯元の幅よりも歯先の幅が狭いことを特徴とする請求項1記載の綴じ装置である。
請求項5に記載の発明は、前記歯元の幅よりも前記歯先の幅が狭い歯は、断面形状が台形であることを特徴とする請求項4記載の綴じ装置である。
請求項6に記載の発明は、記録材束を綴じるための歯を有し記録材束を押圧する第1の押圧部と、記録材束を綴じるための歯を有し前記第1の押圧部に向けて押し出され記録材束を押圧する第2の押圧部と、前記第2の押圧部を前記第1の押圧部に向けて押し出す押し出し部とを有し、前記第1の押圧部と前記第2の押圧部とによる押圧は、当該第1の押圧部と当該第2の押圧部とが対峙する押圧領域にて記録材が入り込む方向に対して略直交する方向に対して行われ、前記第1の押圧部が有する前記歯および前記第2の押圧部が有する前記歯の少なくとも何れか一方は、記録材が入り込む方向にて歯元の幅よりも歯先の幅が狭いことを特徴とする綴じ装置である。
請求項7に記載の発明は、前記押し出し部の押し出し方向は、前記略直交する方向に対して傾いていることを特徴とする請求項6記載の綴じ装置である。
請求項8に記載の発明は、前記押し出し部は、前記第2の押圧部が前記押圧領域に移動した後、作用点にて当該第2の押圧部に作用し、押し出しの起点となる起点部から当該作用点までの距離を変化させるリンクによるジャッキ構造により当該第2の押圧部を前記押し出し方向に押し出すことを特徴とする請求項7記載の綴じ装置である。
請求項9に記載の発明は、画像が形成された記録材を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送された記録材を束とした記録材束を収容する収容部と、前記収容部に配置され収容された記録材束を綴じる、請求項1乃至請求項8何れか1項記載の綴じ装置と、を備えたことを特徴とする画像処理装置である。
請求項1の発明によれば、押圧部を押し出すための起点と作用点との距離を変えて綴じを行う綴じ装置にて、綴じ装置のユニットサイズを、本構成を採用しない場合に比べて小さくすることができる。
請求項2の発明によれば、押圧部を装置の内側から押し出すことができる。
請求項3の発明によれば、歯型の先端中心に力を集めることができる。
請求項4の発明によれば、歯元の幅と歯先の幅とを揃えた場合に比べて、歯の噛み合いバランスを整えることができる。
請求項5の発明によれば、歯を安定させて噛み合いバランスを整えることができる。
請求項6の発明によれば、押圧部を押し出すための起点と作用点との距離を変えて綴じを行う綴じ装置にて、本構成を採用しない場合に比べて歯を安定させ、噛み合いバランスを整えることができる。
請求項7の発明によれば、綴じ装置のユニットサイズを、本構成を採用しない場合に比べて小さくすることができる。
請求項8の発明によれば、大きな綴じ力を得ることができる。
請求項9の発明によれば、ユニットサイズを小さくし、または歯を安定させて噛み合いバランスを整えることのできる綴じ装置を備えた画像処理装置を提供できる。
本実施の形態が適用される記録材処理システムの構成を示した図である。 本実施の形態が適用される後処理装置の構成を説明する図である。 本実施の形態が適用される綴じ処理装置を上方から眺めた場合の図である。 本実施の形態が適用される綴じユニットの斜視図である。 (a)〜(c)は、本実施の形態が適用される綴じユニットの用紙束に接触する箇所、および歯型を説明するための図である。 本実施の形態が適用される綴じユニットの押圧構造を説明するための図である。 本実施の形態が適用される綴じユニットの各構造物の動作をガイドするガイド部を説明するための図である。 本実施の形態が適用される綴じユニットの分解図である。 (a),(b)は、本実施の形態が適用される綴じユニットの退避状態を説明する図である。 (a),(b)は、本実施の形態が適用される綴じユニットの綴じ動作を説明する図である。 (a),(b)は、本実施の形態が適用される綴じユニットの綴じ動作およびストッパーが持ち上げられた状態を説明するための図である。 (a)〜(d)は、押し出しリンク構造の説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<記録材処理システム500>
図1は、本実施の形態が適用される記録材処理システム500の構成を示した図である。
画像処理装置の一つとして機能する記録材処理システム500には、画像形成部にて用紙Pなどの記録材(シート)に対して電子写真方式等を用いて画像を形成する画像形成装置1、画像形成装置1により画像が形成された複数枚の用紙Pに対して後処理を行う後処理装置2が設けられている。なお、画像形成装置1や後処理装置2も単体として画像処理装置の一つとして機能する。
<画像形成装置1>
画像形成装置1は、各色画像データに基づいて画像形成を行う4つの画像形成ユニット100Y,100M,100C,100K(「画像形成ユニット100」とも総称する)を備える。また、画像形成装置1には、各画像形成ユニット100に設けられた感光体ドラム107を露光し、感光体ドラム107の表面に静電潜像を形成するレーザ露光装置101が設けられている。
また、画像形成装置1には、各画像形成ユニット100にて形成された各色のトナー像が多重転写される中間転写ベルト102、各画像形成ユニット100にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト102に順次転写(一次転写)する一次転写ロール103が設けられている。さらに、中間転写ベルト102上に転写された各色トナー像を用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写ロール104、二次転写された各色トナー像を用紙P上に定着する定着装置105、画像形成装置1の動作を制御する本体制御部106が設けられている。
各画像形成ユニット100では、感光体ドラム107の帯電、感光体ドラム107への静電潜像の形成が行われる。そして、静電潜像の現像が行われて、感光体ドラム107の表面には、各色のトナー像が形成される。
感光体ドラム107の表面に形成された各色トナー像は、一次転写ロール103により中間転写ベルト102上に順次転写される。そして、各色トナー像は、中間転写ベルト102の移動に伴って二次転写ロール104が設置された位置へ搬送される。
画像形成装置1の用紙収容部110A〜110Dには、異なるサイズや異なる種類の用紙Pが収容されている。そして、例えば、ピックアップロール111により用紙収容部110Aから用紙Pが取り出され、搬送ロール112によってレジストロール113まで搬送される。
そして、中間転写ベルト102上の各色トナー像が二次転写ロール104に搬送されるタイミングに合わせて、二次転写ロール104と中間転写ベルト102とが対向する対向部(二次転写部)に対してレジストロール113から用紙Pが供給される。
そして、中間転写ベルト102上の各色トナー像が、二次転写ロール104により形成された転写電界の作用によって、用紙P上に一括して静電転写(二次転写)される。
その後、各色トナー像が転写された用紙Pは、中間転写ベルト102から剥離されて定着装置105へ搬送される。定着装置105では、熱および圧力による定着処理により、各色トナー像が用紙P上に定着され、用紙P上に画像が形成される。
そして、画像が形成された用紙Pは、搬送ロール114によって画像形成装置1の用紙排出部Tから排出され、画像形成装置1に接続された後処理装置2へ供給される。
後処理装置2は、画像形成装置1の用紙排出部Tの下流側に配置され、画像が形成された用紙Pに対して穴あけや綴じ等の後処理を行う。
<後処理装置2>
図2は、後処理装置2の構成を説明するための図である。
図2に示すように、画像処理装置の一つとして機能する後処理装置2は、画像形成装置1の用紙排出部Tに接続されたトランスポートユニット21、トランスポートユニット21により搬送されてきた用紙Pに対して予め定められた処理を施すフィニッシャユニット22を備える。トランスポートユニット21や、フィニッシャユニット22の各種搬送経路は、画像が形成された記録材を搬送する搬送部の一つとして機能する。画像形成装置1の画像形成後の搬送路も搬送部の一つとして機能する。
また、後処理装置2は、後処理装置2の各機構部を制御する用紙処理制御部23を備える。用紙処理制御部23は、不図示の信号ラインで本体制御部106(図1参照)に接続され、相互に制御信号等の送受信を行う。
また、後処理装置2は、後処理装置2による処理が終了した用紙P(用紙束B)が積載されるスタッカー部80を備える。
図2に示すように、後処理装置2のトランスポートユニット21には、2穴や4穴等の穴あけ(パンチ)を施すパンチ機能部30が設けられている。
さらに、トランスポートユニット21には、画像形成装置1にて画像形成された後の用紙Pをフィニッシャユニット22に向けて搬送する複数の搬送ロール211が設けられている。
フィニッシャユニット22には、記録材束の一例としての用紙束Bに対する綴じ処理を行う綴じ処理装置600が設けられている。本実施形態の綴じ処理装置600は、綴じ部の一つとして機能し、ステープル(針)を用いずに用紙Pを構成する繊維同士を絡ませ、用紙束Bに対する綴じ処理を行う。
綴じ処理装置600には、用紙Pを下方から支持するとともに用紙Pを必要枚数だけ集積させて用紙束Bを生成する用紙集積部70が設けられている。用紙集積部70は、搬送部により搬送された記録材を束とした記録材束を収容する収容部の一つとして機能する。また、綴じ処理装置600には、用紙束Bに対して綴じ処理を行う綴じユニット50が設けられている。なお、用紙集積部70は、記録材束である用紙束Bを保持する保持部の一つとして機能する。用紙集積部70には、用紙Pが一枚ずつ収容されて用紙束Bを収容する態様の他、用紙束Bとして一括して収容される態様がある。
また、綴じ処理装置600には、搬出ロール71および移動ロール72が設けられている。搬出ロール71は、図中時計回り方向に回転し、用紙集積部70上の用紙束Bをスタッカー部80へ送る。
移動ロール72は、回転軸72aを中心に移動可能に設けられ、用紙Pを用紙集積部70に集積させる際には搬出ロール71から退避した箇所に位置する。また、生成された用紙束Bをスタッカー部80へ送る際には、用紙集積部70上の用紙束Bに押し当てられる。
後処理装置2にて行われる処理について説明する。
本実施形態では、本体制御部106から用紙処理制御部23に対し、用紙Pに対する処理を実行する旨の指示信号が出力される。用紙処理制御部23がこの指示信号を受信することで、後処理装置2が用紙Pに対する処理を実行する。
後処理装置2での処理では、まず、後処理装置2のトランスポートユニット21に対し、画像形成装置1により画像形成が行われた用紙Pが供給される。トランスポートユニット21では、用紙処理制御部23からの指示信号に応じてパンチ機能部30による穴あけが行われた後、搬送ロール211によって、フィニッシャユニット22に向けて用紙Pが搬送される。
なお、用紙処理制御部23からの穴あけ指示が無い場合、用紙Pは、パンチ機能部30による穴あけ処理は行われずにフィニッシャユニット22へ送られる。
フィニッシャユニット22に送られた用紙Pは、綴じ処理装置600に設けられた用紙集積部70へ搬送される。そして、用紙Pは、用紙集積部70に付与された傾斜角によって用紙集積部70の上をスライド移動し、用紙集積部70の端部に設けられた用紙規制部74に突き当たる。
これにより用紙Pは移動を停止する。本実施形態では、用紙規制部74に用紙Pが突き当たることで、用紙Pの後端部が揃えられた状態の用紙束Bが用紙集積部70上に生成される。なお、本実施形態では、用紙Pを用紙規制部74に向けて移動させる回転パドル73が設けられている。
図3は、綴じ処理装置600を上方から眺めた場合の図である。
用紙集積部70の幅方向における両端部には、第1移動部材81が設けられている。
第1移動部材81は、用紙束Bを構成する用紙Pの側辺に押し当てられ、用紙束Bを構成する用紙Pの端部の位置を揃える。また、第1移動部材81は、用紙束Bの幅方向に移動し、用紙束Bの幅方向へ用紙束Bを移動させる。
具体的には、本実施形態では、用紙Pが用紙集積部70に集積される際、用紙Pの側辺に第1移動部材81が押し当てられ、用紙Pの側辺の位置が揃えられる。
また、後述するように、用紙束Bの綴じ位置が変更される場合には、第1移動部材81によって用紙束Bが押圧され、用紙束Bの幅方向に用紙束Bが移動する。
さらに、本実施形態の綴じ処理装置600には、第2移動部材82が設けられている。
第2移動部材82は、図中上下方向に移動し、用紙束Bの幅方向と直交する方向に用紙束Bを移動させる。
さらに、本実施形態では、第1移動部材81、第2移動部材82を移動させる移動用モータM1が設けられている。
図3の矢印4Aで示すように、綴じユニット50は、用紙Pの幅方向に移動可能に設けられている。そして、綴じユニット50は、例えば、用紙束Bの幅方向において異なる箇所に位置する2点((A)位置と(B)位置)に対して、綴じ処理(2点綴じ処理)を行う。
また、綴じユニット50は、図3の(C)位置へ移動し、用紙束Bの角部に対して綴じ処理(1点綴じ)を行う。
なお、(A)位置と(B)位置との間では、綴じユニット50は直線的に移動するが、(A)位置と(C)位置との間では、綴じユニット50は、例えば45°の回転を伴いながら移動する。
用紙規制部74は、コ字状に形成される。このコ字状の内側にて、底板70Aから上方に伸びる規制部(図示せず)が設けられ、この規制部にて、搬送されてきた用紙Pの先端部に接触し用紙Pの移動を規制する。また、コ字状に形成される用紙規制部74は、底板70Aに対向配置される対向部70Cを有している。この対向部70Cは、用紙束Bのうちの最上位の用紙Pに接触して、用紙束Bの厚み方向における用紙Pの移動を規制する。
本実施形態では、用紙規制部74、第2移動部材82が設けられていない箇所にて、綴じユニット50による綴じ処理が行われる。
具体的には、図3に示すように、図中左側に位置する用紙規制部74と第2移動部材82との間、および、図中右側に位置する用紙規制部74と第2移動部材82との間にて、綴じユニット50による綴じ処理が行われる。さらに、本実施形態では、図中右側の用紙規制部74に隣接する箇所(用紙束Bの角部)にて綴じ処理が行われる。
なお、図3に示すように、底板70Aには、3つの切り欠き70Dが設けられている。これにより、用紙集積部70と綴じユニット50との干渉が避けられる。
また、本実施形態では、綴じユニット50が移動する際、第2移動部材82は、図3の符号4Bで示す位置へ移動する。これにより、綴じユニット50と第2移動部材82との干渉が避けられる。
<綴じユニット50の構造>
次に、本実施の形態の特徴的な構成である綴じユニット50について詳述する。本実施の形態が適用される綴じユニット50は、針を用いずに記録材束(用紙束B)を綴じる綴じ装置として機能する。例えば2枚〜10枚の用紙束Bについて、上歯と下歯とを用いて押圧することで、用紙束Bを綴じる。このとき、特に多数枚からなる用紙束Bを良好に綴じるためには、非常に大きな押圧力が要求される。本実施の形態が適用される綴じユニット50では、後述するような構成により、例えば1万ニュートンもの押圧力を実現している。また、このような大きな押圧力が得られる綴じ装置であっても、その形状として小型化が実現できており、従前の針有りのステープラ装置と置き換え、同じ場所に配置することも実現可能としている。また、従前の針有りのステープラ装置では、待機時の開口を大きくとることが可能であったが、針無しの綴じ装置では、その開口を大きくとることが一般には難しい。しかしながら、本実施の形態が適用される綴じユニット50では、後述するような機構を用いて、待機時にて、充分な開口を確保している。
まず、綴じユニット50の構造について、図4〜図8を用いて説明する。図4は本実施の形態が適用される綴じユニット50の斜視図、図5(a)〜(c)は綴じユニット50の用紙束に接触する箇所、および歯型を説明するための図、図6は綴じユニット50の押圧構造を説明するための図、図7は綴じユニット50の各構造物の動作をガイドするガイド部を説明するための図である。また、図8は、綴じユニット50の分解図である。
なお、以下の説明において、図3に示した用紙束Bの幅方向を単に「幅方向」、用紙束Bの厚み方向を単に「上下方向」、搬送される用紙束Bの搬送方向を単に「搬送方向」として説明する。
本実施の形態が適用される綴じユニット50は、図4、図5および図8に示すように、上歯61を一端に有し、厚み方向において用紙束Bを押圧して変形させるためのアッパーアーム51と、上歯61に対峙する下歯62を一端に有し、厚み方向において用紙束Bを押圧して変形させるためのロウアーアーム52とを有している。また、アッパーアーム51およびロウアーアーム52を連結するシャフトアーム53を有している。アッパーアーム51の上歯61およびロウアーアーム52の下歯62は、同一の支点であるシャフトアーム53を介して移動することで互いの対峙関係を変化させるとともに、この支点であるシャフトアーム53が押圧領域に入り込む用紙Pまたは用紙束Bの搬送方向(移動方向)成分を有して移動することで、退避および突出している。
アーム部材として機能するアッパーアーム51は、上歯61を有する一端部511と、この一端部511から一体的に屈曲して延びる他端部512とを有する。また、アッパーアーム51は、屈曲する一端部511と他端部512との間の屈曲点の近傍にてアッパーアーム51を支持する支持部513を有している。アッパーアーム51の一端部511は、用紙束Bを押圧する第1の押圧部として機能する。
他端部512には、ロウアーアーム52をアッパーアーム51に向けて、押し出しリンク構造(後述)により押し出すための起点となるリンク連結穴515を有している。リンク連結穴515には、シャフトレバーロウアー64(後述)が挿入される。このリンク連結穴515およびシャフトレバーロウアー64は、押し出しリンク構造の動きの起点部となる。また、支持部513には、アッパーアーム51の回転中心となる回転中心穴516が設けられている。
アッパーアーム51は、幅方向においてほぼ均一な肉厚を有し、搬送方向においてV字状(またはU字状若しくはL字状)のように一箇所のみ屈曲している。より詳しくは、第1の押圧部である上歯61を有する一端部511と回転軸である回転中心穴516とを結ぶ仮想線と、他端部512に設けられ起点となるリンク連結穴515と回転中心穴516と、を結ぶ仮想線とが交差している。また、一端部511と他端部512とを有するアッパーアーム51は、一体の部材で形成されている。本実施の形態では、一体の部材であるアッパーアーム51の材料として、クロムモリブデン鋼を採用した。このクロムモリブデン鋼は、通常の炭素鋼に比べて強度および硬度が高い。また、適度な「しなり」を有する材料である。
アーム構造として機能するロウアーアーム52は、第2の押圧部として機能する下歯62を有する一端部521と、この一端部521からほぼ一方向に延びる他端部522とを有している。ロウアーアーム52の一端部521は、第2の押圧部として機能する。下歯62を有する一端部521側には、ロウアーアーム52をアッパーアーム51に向けて押し出すための押し出しリンク構造(後述)の作用点に対峙する凹部523が設けられている。押し出しリンク構造の作用点には、後述するシャフトレバーアッパー63が設けられている。そして、この凹部523の断面は、このシャフトレバーアッパー63よりも径が同等か大きい湾曲形状を形成しており、ロウアーアーム52の一端部521にて、下歯62を有する箇所の略鉛直下方に設けられている。この凹部523およびシャフトレバーアッパー63は、押し出しリンク構造の動きの作用点である。
アーム構造を有するロウアーアーム52の他端部522には、ロウアーアーム52の回転中心となる回転中心穴526が設けられており、アッパーアーム51の回転中心である回転中心穴516と同軸にてロウアーアーム52を回転可能に保持している。
すなわち、アッパーアーム51の回転中心穴516とロウアーアーム52の回転中心穴526とは、シャフトアーム53により同軸で保持されている。そして、シャフトアーム53は、この両端部に径小部531を有しており、この径小部531が幅方向の両端部に設けられるガイド部材(後述する左側ガイド65および右側ガイド66)に設けられた長穴状の切り欠き(後述するアームガイド654,664)に係合している。
これによって、シャフトアーム53は、後述する搬送方向への移動成分を有して移動可能に構成され、アッパーアーム51とロウアーアーム52とを搬送方向(用紙束Bが出入する方向)に移動可能に保持している。また、ロウアーアーム52には、アッパーアーム51の上下方向の動きを許容する切り欠き527が設けられている。
尚、本実施の形態では、上歯61を有するアッパーアーム51の一端部511を第1の押圧部として機能させ、下歯62を有するロウアーアーム52の一端部521を第2の押圧部として機能させているが、このアッパーアーム51とロウアーアーム52とを含めて押圧部としている。
ここで、上歯61および下歯62について更に詳述する。
図5(b)は、図5(a)に示すVBの箇所を拡大した図であり、下歯62を説明するための図である。また、図5(c)は、図5(b)に示すVCの箇所の歯の部分断面を示した図である。
図5(b),(c)に示すように下歯62にて、用紙束Bに対して綴じ痕を形成する歯の形状は、用紙Pまたは用紙束Bの搬送方向(記録材が入り込む方向)にて、歯元の幅D1よりも歯先の幅D2が狭い。すなわち、針無し綴じを行なう歯の歯型にて、綴じ痕を形成する箇所の歯の断面は台形形状であり、歯先は、歯元よりも細い。例えば、歯先を1mm程度、歯元を4〜5mm程度とすることができる。
なお、ここでは、下歯62だけを用いて説明しているが、上歯61も同様な構成を有している。
上歯61および下歯62について、歯先を歯元よりも細くしたことにより、歯先の幅D2を歯元の幅D1のまま、または歯元の幅D1よりも大きくした場合に比べ、用紙束Bへの接触を、線から点へと近づけることができる。すなわち、歯の接触を、面接触から、より線接触へと近づけることができる。後述するように、本実施の形態では、リンクを用いたジャッキ構造による押し出し構造を用い、その押し出し方向が、綴じ方向に対して傾いていることから、歯先の形状を線接触へと近づけることで、歯のバランスを整えている。
次に、アッパーアーム51に設けられるリンク連結穴515を起点として動作する押し出しリンク構造について、図4、図6、および図8を用いて説明する。この押し出しリンク構造は、押し出し部(押し出し構造)の一つとして機能する。すなわち、押し出し部(押し出し構造)は、押圧部を構成するアッパーアーム51の他端側である他端部512にて、リンク連結穴515を介して連結している。
綴じユニット50における押し出しリンク構造は、レバー56とリンク57との伸縮動作によって、ロウアーアーム52を上下方向に移動させている。レバー56とリンク57との連結箇所(ジョイント)にはスピンドル58が設けられている。
レバー56は、スピンドル58と連結する連結部561と、連結部561から伸びる本体部562とを有している。本体部562の一端には、後述するカム54と接触する接触面563が設けられ、本体部562の他端には、ロウアーアーム52を押し上げる押し上げ部564が設けられている。押し上げ部564には、ロウアーアーム52に接触するシャフトレバーアッパー63が取り付けられている。シャフトレバーアッパー63は円筒形状を有しており、この両端部には、径が小さい径小部631が形成され、ガイド部材(後述する左側ガイド65および右側ガイド66)に設けられた切り欠き(後述する押し上げガイド652,662)に係合している。円筒形状であるシャフトレバーアッパー63は、ロウアーアーム52の湾曲形状である凹部523に接触している、円筒形状と湾曲形状とで接触することで、接触箇所に自由度を持たせている。
リンク57は、スピンドル58と連結する連結部571を一端に有し、シャフトレバーロウアー64(後述)によって、アッパーアーム51のリンク連結穴515と連結する起点連結部572を他端に有している。この起点連結部572は、押し出し部である押し出しリンク構造の起点部として機能する。また、上述したように、シャフトレバーアッパー63は、押し出し部である押し出しリンク構造の作用点として機能する。押し出し部である押し出しリンク構造は、押し出しの起点となる起点部から作用点までの距離を変化させてロウアーアーム52の一端部521をアッパーアーム51の一端部511に向けて押し出している。
スピンドル58は円筒形状を有しており、この両端部に設けられ平面部を有する板状部581は、ガイド部材(後述する左側ガイド65および右側ガイド66)に設けられた切り欠き(後述するスピンドルガイド651,661)に係合している。
起点連結部572には、押し出しリンク構造の起点となるシャフトレバーロウアー64が設けられており、このシャフトレバーロウアー64は、アッパーアーム51に設けられるリンク連結穴515に挿入される。これによって、アッパーアーム51と押し出しリンク構造とが連結される。円筒形状であるシャフトレバーロウアー64は、この両端部に径小部641が設けられ、ガイド部材(後述する左側ガイド65および右側ガイド66)に設けられた切り欠き(後述するロウアーガイド653,663)に係合している。
このように、本実施の形態では、押し出し部は、作用点(シャフトレバーアッパー63、押し上げ部564など)にて第2の押圧部(ロウアーアーム52の凹部523)に作用し、押し出しの起点となる起点部(シャフトレバーロウアー64、起点連結部572、リンク連結穴515)から作用点までの距離を変化させるリンクによるジャッキ構造により第2の押圧部を押し出すとともに、起点部が第1の押圧部(アッパーアーム51)を形成する部材の他端側(他端部512)にてリンク連結穴515を介して連結している。
次に、綴じユニット50の筐体構造について、図4、図7、および図8を用いて説明する。この筐体構造は、綴じユニット50の各構造物の動きをガイドする左側ガイド65および右側ガイド66と、左側ガイド65および右側ガイド66のそれぞれの外側に配置され、これらを固定する左側筐体67および右側筐体68を有している。尚、左側ガイド65と左側筐体67を含めて左側の一つの筐体(フレーム)、右側ガイド66と右側筐体68を含めて右側の一つの筐体(フレーム)として構成することもできるし、左側ガイド65だけで左側の一つの筐体(フレーム)、右側ガイド66だけで右側の一つの筐体(フレーム)として構成することもできる。
左側ガイド65および右側ガイド66は、スピンドル58の板状部581の動きをガイドするスピンドルガイド651,661と、シャフトレバーアッパー63の径小部631の動きをガイドする押し上げガイド652,662を有している。また、シャフトレバーロウアー64の径小部641の動きをガイドするロウアーガイド653,663と、シャフトアーム53の径小部531の動きをガイドするアームガイド654,664とを有している。更に、後述するカム54の回転軸59を回転可能に支持するカム回転軸穴655,665と、後述するストッパー55の回転部を回転可能に支持するストッパー回転軸穴656,666とを有している。
スピンドルガイド651,661、押し上げガイド652,662、ロウアーガイド653,663、およびアームガイド654,664は、長穴の形状を有し、この長穴の形状に沿った方向への移動を許容する。それぞれの長穴は、搬送方向成分および/または上下方向成分を有しているが、スピンドルガイド651,661とアームガイド654,664とは特に搬送方向成分の移動を許容し、押し上げガイド652,662とロウアーガイド653,663とは特に上下方向成分の移動を許容している。
次に、綴じユニット50の駆動構造について、図4および図8を用いて説明する。綴じユニット50は、駆動源となるモータ691と、駆動を伝達するギア類692とを有している。また、綴じユニット50は、一律ではない運動を生み出すためのカム54と、モータ691からギア類692を介して得た駆動力をカム54に伝達する回転軸59とを有している。本実施の形態では、カム54に、シャフトアーム53と、レバー56の接触面563と、後述するストッパー55とが接触し、これらがカム54の形状に合わせて予め定められた運動を行なっている。モータ691は、右側ガイド66および/または右側筐体68の筐体(フレーム)に固定されている。また、レバー56は、筐体に固定される駆動源であるモータ691からの駆動力を、ロウアーアーム52を押し上げる(押し出す)押し上げ部564に伝達する伝達手段として機能している。そして、この伝達手段は、押し出し部である押し上げ部564にて押し出し力を作用させる作用点の構成部材であるシャフトレバーアッパー63に直接、駆動力を伝達している。
カム54は、幅方向(カム54の厚み方向)にて外径形状の異なる2つの偏心カム(第1のカムと第2のカム)が同一軸で形成されている。第1カムおよび第2カムは、偏心量が共通するカム谷部541と、偏心量が異なる第1カム山部542および第2カム山部543とを有している。カム谷部541はシャフトアーム53と接触し、第1カム山部542はシャフトアーム53およびストッパー55と接触し、第2カム山部543はレバー56の接触面563と接触している。
ストッパー55は、シャフトアーム53をカム54の方向に押し付けている。また、ストッパー55は、レバー56の接触面563がカム54に接触する際には、シャフトアーム53の位置を固定する機能を有している。このストッパー55は、シャフトアーム53と接触する先端部551と、ストッパー55を回転可能に支持する後端部552とを有している。この先端部551には、上下方向の下方面に、凹部554と、退避スライド面556と、ロックスライド面558と、持上スライド面559とを有しており、図示しないバネによって上方面から押圧される。この凹部554は、湾曲形状を有し、この内径はシャフトアーム53の外径と同等か大きい。
<綴じユニット50の動作>
続いて、本実施の形態が適用される綴じユニット50の動作について詳述する。
綴じユニット50の動作は、用紙処理制御部23の制御のもと、モータ691の駆動をギア類692を介して受けたカム54の動きによってなされる。本実施の形態では、カム54による単一カムの回転によって綴じユニット50の動きが可能となっている。後述するように、カム54は、第1の押圧部および第2の押圧部の少なくとも一方を用紙束Bを押圧する方向に揺動させ、さらに揺動する押圧部を用紙束Bの押圧領域に対してこの第1の押圧部および第2の押圧部を用紙束Bの押圧領域に対して用紙Pまたは用紙束Bが出入する方向に移動させる移動機構として機能している。
なお、以下では、カム54の変曲点をもとに説明している。図8、図9−1〜図9−3に示すように、第1カム山部542の変曲点をA,B、カム谷部541の変曲点をC,D、第2カム山部543の変曲点をE,Fとする。また、第1カム山部542に属する面を「A−B面」、カム谷部541に属する面を「C−D面」、第2カム山部543に属する面を「E−F面」として説明する。
図9−1(a)、(b)は、綴じユニット50の退避状態を説明するための図である。図9−1(a)は綴じユニット50が最も退避した状態を示し、図9−1(b)は綴じユニット50が突出への移行段階を示している。綴じユニット50は、綴じ作業を行なう押圧領域まで突出する。なお、用紙集積部70に形成される押圧領域に用紙Pが入り込む際に、綴じユニット50は図9−1(a)の退避状態にあり、押圧領域に対して用紙Pが入り込む搬送方向の下流側に退避する。
また、図9−2(c),(d)は、綴じユニット50の綴じ動作を説明するための図である。図9−2(c)は綴じユニット50の上歯61および下歯62が押圧領域にて互いに近づく状態を示し、図9−2(d)は綴じユニット50が押圧領域にて綴じを開始する開始状態を示している。
また、図9−3(e)、(f)は、綴じユニット50の綴じ動作およびストッパー55が持ち上げられた状態を説明するための図である。図9−3(e)は綴じユニット50における綴じ力の最大状態を示し、図9−3(f)はストッパー55を持ち上げてロウアーアーム52の凹部523がシャフトレバーアッパー63から解放された状態を示している。
カム54は、回転軸59の回転に伴い反時計回りに回転する。図9−1(a)では、カム54のA−B面がシャフトアーム53と接触している。このとき、シャフトアーム53の径小部531はカム54のA−B面によって、左側ガイド65および右側ガイド66のアームガイド654,664の一端に押し付けられている。この一端は、アームガイド654,664における搬送方向の最下流側(図9−1(a)の最左側)であり、シャフトアーム53は、搬送方向の最下流側に位置している。アッパーアーム51およびロウアーアーム52は支持部513および他端部522によってシャフトアーム53に支持されているが、このアッパーアーム51およびロウアーアーム52も、最下流位置の退避状態にある。
このとき、アッパーアーム51の他端部512では、シャフトレバーロウアー64が、左側ガイド65および右側ガイド66のロウアーガイド653,663の一端に押し付けられている。この一端は、ロウアーガイド653,663の搬送方向の最下流側であり、また上下方向の最上端に位置する。その結果、リンク57のシャフトレバーロウアー64を備えた他端も搬送方向の最下流側、かつ上下方向の最上端に位置している。このとき、リンク57のスピンドル58を備えた一端は、上下方向の最下端に位置しており、レバー56に取付けられているシャフトレバーアッパー63は上下方向の下方に位置している。なお、このとき、シャフトレバーアッパー63とロウアーアーム52の凹部523とは接触していない。また、ストッパー55の退避スライド面556が、図示しないバネによってシャフトアーム53に押付けられ、シャフトアーム53はカム54に密着している。
その後、カム54の回転によって、図9−1(b)に示すように、カム54とシャフトアーム53との接触位置がカム54のA−B面からB−C面に変わる。この図9−1(b)に示すように、シャフトアーム53がアームガイド654,664に沿って搬送方向の上流側に移動する。このシャフトアーム53の移動によって、アッパーアーム51およびロウアーアーム52が上流方向(図9−1(b)の右側)へ移動する。なお、ロウアーアーム52の移動に伴い、シャフトレバーアッパー63とロウアーアーム52の凹部523との距離が近づく。
カム54の回転によって、シャフトアーム53がカム54から離れ、レバー56がカム54と接触し、図9−1(b)に示す状態から図9−2(c)に示す状態に移行する。このとき、カム54の作用箇所は、A−B面を有する第1カム山部542からE−F面を有する第2カム山部543に移行する。
図9−2(c)に示すように、カム54のD−E面がレバー56の接触面563の先端と接触すると、レバー56はカム54によって上下方向の上方に向けた揺動を開始する。
この状態にて、カム54のC−D面はシャフトアーム53と接触しないため、シャフトアーム53はカム54の束縛から解放される。シャフトアーム53には図示しないバネによってストッパー55を介して搬送方向の下流側への力が常時、加わっているため、シャフトアーム53はアームガイド654,664にならって搬送方向の上流側に移動する。このシャフトアーム53の移動によって、アッパーアーム51およびロウアーアーム52が上流方向(図9−2(c)の右側)へ移動する。
ロウアーアーム52の上流方向への移動に伴い、シャフトレバーアッパー63とロウアーアーム52の凹部523との距離がさらに近づき、ほぼ上下位置になる。その後、ロウアーアーム52の凹部523がシャフトレバーアッパー63にかぶさり、ロウアーアーム52はシャフトレバーアッパー63の上方への動きを凹部523にて受けるようになる。そして、ロウアーアーム52に取付けられている下歯62は、シャフトレバーアッパー63の上方への移動に伴い、上歯61に向けて押し出される。
その後、カム54が更に回転すると、図9−2(d)に示すように、レバー56の接触面563がカム54のE−F面への接触を開始する。そして、レバー56がカム54のE−F面に押されることで、スピンドル58を介してリンク57が押され、シャフトレバーロウアー64を介してアッパーアーム51の他端部512が上下方向の下方に押される。その結果、アッパーアーム51の一端部511が移動し、この一端部511に取り付けられている上歯61が下歯62に向けて押し出される。図9−2(d)には、上歯61と下歯62とによる用紙束Bへの押圧の開始状態が示されている。
なお、シャフトアーム53は、ストッパー55から力を受けてアームガイド654,664の搬送方向の最上流側に押し付けられる。そして、シャフトアーム53に取り付けられているアッパーアーム51およびロウアーアーム52は、搬送方向の最上流側(図9−2(d)の右側)に突出する。
その後、カム54が更に回転し、レバー56の接触面563がカム54のE−F面によって更に押される。その結果、スピンドル58を介したリンク57が更に強く押され、シャフトレバーロウアー64を介したアッパーアーム51の他端部512が上下方向の下方に更に強く押される。そして、図9−3(e)に示すように、カム54のF点にレバー56の接触面563が接触するとき、上歯61と下歯62による用紙束Bへの押圧力が最大となる。この図9−2(d)から図9−3(e)への移行によって、V字状(またはU字状)に屈曲したアッパーアーム51の一端および他端の間で、レバー56とリンク57とがジャッキ構造のように伸び上がり、アッパーアーム51の部材が有する「しなり」によって、上歯61と下歯62とによる用紙束Bへの強い押圧力を受け止めている。これらによって、例えば約1tもの押圧力を用紙束Bにかけている。
このようにして用紙束Bに対する綴じ動作を終えた後、カム54が更に回転すると、カム54のF−C面がレバー56の接触面563に接触し、上歯61と下歯62との押圧が徐々に解除される。その後、カム54が回転を続けると、図9−3(f)に示すように、カム54のA−B面によってストッパー55が持ち上げられ、シャフトアーム53の搬送方向の下流側への動きが許容される。そして、カム54のD−A面に倣ってシャフトアーム53が搬送方向の下流側へ移動する。このシャフトアーム53の移動によって、シャフトアーム53に連結しているアッパーアーム51とロウアーアーム52とが搬送方向の下流側へ退避する。そして、図9−1(a)の退避状態となり、用紙束B(用紙P)が収容され、綴じ動作の開始まで待機する。このとき、第1の押圧部である上歯61を有する一端部511と、第2の押圧部であるロウアーアーム52の一端部521との対峙する距離が離れる動作に伴って、押圧領域よりも下流側に退避する。
このように、第2の押圧部として機能するロウアーアーム52の一端部521は、押圧領域に突出した際、または突出後に、作用点であるシャフトレバーアッパー63にて、第1の押圧部として機能するアッパーアーム51の一端部511に向けて押し出される。
なお、上述の実施形態では、綴じユニット50の退避動作は、用紙集積部70に用紙Pが入り込む際、その下流側に退避することで説明した。しかしながら、この退避動作は、綴じ位置を変えるために綴じユニット50が移動する際にも行なわれる。より詳しくは、収容部である用紙集積部70に用紙束Bが収容された後、第1の押圧部および第2の押圧部の少なくとも一方が押圧領域から退避した状態で、用紙集積部70に対する位置を変える。
また、綴じユニット50の駆動源であるモータ691は、前述のように右側ガイド66および/または右側筐体68の筐体(フレーム)に固定されていることから、押圧部(アッパーアーム51およびロウアーアーム52)と一緒に退避/進出の動き(搬送方向への動き)を行わない。
また、綴じユニット50における押し出しリンク構造(押し出し部)は、第2の押圧部とは別部材で形成され、第2の押圧部を第1の押圧部に向けて押し出している。そして、第2の押圧部は、押し出しリンク構造と相対的に移動することが可能に支持され、押し出しリンク構造による押し出しによって用紙束Bを押圧する。そして、第2の押圧部は、押圧領域にて押し出しリンク構造により押し出し方向に押し出されて用紙束Bを押圧し、この押し出しリンク構造とは異なる動作によって押し出し方向と交差する方向に移動して退避し、押圧に際して押し出しリンク構造とは異なる動作によって押し出し方向と交差する方向に移動して押圧領域に移動している。
次に、本実施の形態が適用される押し出しリンク構造(押し出し部)につき、図10(a)〜(d)を用いて更に詳述する。
図10(a)〜(d)は、押し出しリンク構造の説明図である。図10(a),(b)は本実施の形態が適用される押し出しリンク構造を示し、図10(c),(d)は、本実施の形態が適用されない押し出しリンク構造が用いられた場合を示している。
例えば針無しで綴じを行なう綴じ装置では、大きな綴じ力を得るために、押し出しの起点から作用点までの距離を変化させるリンクを用いたジャッキ構造が採用される。そして、このリンクを用いたジャッキ構造による押し出し方向は、図10(c),(d)に示すように、綴じを行なう綴じ方向と同一の方向であることが一般的である。例えば、用紙束Bまたは用紙Pの搬送方向が水平方向であるとすると、綴じ方向は搬送方向と略直交する方向である略鉛直方向となるが、ジャッキ構造による押し出し方向(起点730と作用点710とを結ぶ線分方向)も、搬送方向と略直交する方向である略鉛直方向となるのが一般的である。
しかしながら、図10(c),(d)に示すように綴じ方向と押し出し方向とを一致させると、リンクによるジャッキ構造が縮んだ状態(待機状態)にて、押し出し方向と直交する方向にて、リンクの連結部720が横に広がる。図10(c)の場合には、寸法Xだけ装置の外側に向かって突出し、図10(d)の場合には、寸法Xだけ装置の内側に向かって突出する。図10(c)の場合には、寸法Xだけ装置が大型化し、図10(d)の場合には、寸法Xにより構造物700と干渉してしまう。
一方、本実施の形態では、図10(a),(b)に示すよう用紙束Bまたは用紙Pの搬送方向と略直交する方向(略直交方向、略鉛直方向)に対して、押し出し方向が傾いている。すなわち、作用点であるシャフトレバーアッパー63、起点部であるシャフトレバーロウアー64、および連結部であるスピンドル58を用いた、起点から作用点までの距離を変化させるリンクによるジャッキ構造にて、その押し出し方向(シャフトレバーロウアー64とシャフトレバーアッパー63とを結ぶ線分方向)が、上歯61と下歯62とによる綴じ方向に対して、装置の内側(図の左側、搬送方向にて用紙束Bが押圧領域に対して入り込む方向、搬送方向の下流側)に向けて傾きYだけ傾いている。その結果、図10(a)に示す綴じを行なう前の待機時にて、リンクは縮んだ状態にあっても、最も突出する箇所である連結部(スピンドル58)は、装置から大きく飛び出すことはない。
なお、作用点であるシャフトレバーアッパー63、起点部であるシャフトレバーロウアー64、および上歯61と下歯62とが噛み合う歯の歯先は、略一直線上にあり、歯型の先端中心に力を集め易くなる。
また、図5(b),(c)を用いて説明したように、本実施の形態が適用される上歯61および下歯62は、針無し綴じを行なう箇所の歯の歯型にて、用紙の搬送方向にて歯の断面は台形形状であり、歯元の幅D1よりも歯先の幅D2が狭く、歯先が細くなっている。
上述のように、本実施の形態では、リンクによるジャッキ構造にて、その押し出し方向が傾いているが、押し出し方向が傾くと、モーメントが働き、歯が真っ直ぐには当たらなくなる。すなわち、回転力が働いていることから、歯の姿勢についてバランスを取るのが難しくなる。図10(c),(d)に示すように真っ直ぐに押せれば回ることはないが、斜めに押した場合に、回転中心が片側にずれていると、歯が回転してしまう。
そこで、本実施の形態では、上歯61および下歯62にて、用紙の搬送方向にて歯の断面は台形形状とし、歯元の幅D1よりも歯先の幅D2を狭くすることで、歯の用紙束Bへの接触が、線接触から点接触へ、面接触から線接触へ、と近づけるように構成した。これにより、斜めから荷重を与えた場合であっても、バランスを取ることが容易となり、例えばバランスを崩して歯(上歯61や下歯62)が転倒すること等を抑制できる。
1…画像形成装置、2…後処理装置、21…トランスポートユニット、22…フィニッシャユニット、50…綴じユニット、51…アッパーアーム、511…一端部、512…他端部、513…支持部、515…リンク連結穴、516…回転中心穴、52…ロウアーアーム、521…一端部、522…他端部、53…シャフトアーム、54…カム、55…ストッパー、56…レバー、57…リンク、70…用紙集積部、100…画像形成ユニット、600…綴じ処理装置

Claims (9)

  1. 記録材束を綴じるために記録材束を押圧する第1の押圧部と、
    前記第1の押圧部に向けて押し出され記録材束を押圧する第2の押圧部と、
    起点と作用点との距離を変えることにより前記第2の押圧部を前記第1の押圧部に向けて押し出す押し出し部と、を有し、
    前記第1の押圧部と前記第2の押圧部とによる押圧は、当該第1の押圧部と当該第2の押圧部とが対峙する押圧領域にて記録材が入り込む方向に対して略直交する方向に対して行われ、
    前記押し出し部の前記起点と前記作用点とを結ぶ線分方向は、前記略直交する方向に対して傾いている
    ことを特徴とする綴じ装置。
  2. 前記起点と前記作用点とを結ぶ前記線分方向は、当該作用点よりも当該起点が内側となるように傾いている
    ことを特徴とする請求項1記載の綴じ装置。
  3. 前記第1の押圧部および前記第2の押圧部は、前記押圧領域にてそれぞれが噛み合う歯を有し、
    前記起点、前記作用点、および前記歯の歯先は、略一直線上に並ぶ
    ことを特徴とする請求項2記載の綴じ装置。
  4. 前記第1の押圧部が有する歯および前記第2の押圧部が有する歯の少なくとも何れか一方は、記録材が入り込む方向にて歯元の幅よりも歯先の幅が狭い
    ことを特徴とする請求項1記載の綴じ装置。
  5. 前記歯元の幅よりも前記歯先の幅が狭い歯は、断面形状が台形である
    ことを特徴とする請求項4記載の綴じ装置。
  6. 記録材束を綴じるための歯を有し記録材束を押圧する第1の押圧部と、
    記録材束を綴じるための歯を有し前記第1の押圧部に向けて押し出され記録材束を押圧する第2の押圧部と、
    前記第2の押圧部を前記第1の押圧部に向けて押し出す押し出し部とを有し、
    前記第1の押圧部と前記第2の押圧部とによる押圧は、当該第1の押圧部と当該第2の押圧部とが対峙する押圧領域にて記録材が入り込む方向に対して略直交する方向に対して行われ、
    前記第1の押圧部が有する前記歯および前記第2の押圧部が有する前記歯の少なくとも何れか一方は、記録材が入り込む方向にて歯元の幅よりも歯先の幅が狭い
    ことを特徴とする綴じ装置。
  7. 前記押し出し部の押し出し方向は、前記略直交する方向に対して傾いている
    ことを特徴とする請求項6記載の綴じ装置。
  8. 前記押し出し部は、前記第2の押圧部が前記押圧領域に移動した後、作用点にて当該第2の押圧部に作用し、押し出しの起点となる起点部から当該作用点までの距離を変化させるリンクによるジャッキ構造により当該第2の押圧部を前記押し出し方向に押し出す
    ことを特徴とする請求項7記載の綴じ装置。
  9. 画像が形成された記録材を搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送された記録材を束とした記録材束を収容する収容部と、
    前記収容部に配置され収容された記録材束を綴じる、請求項1乃至請求項8何れか1項記載の綴じ装置と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
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