JP2018177397A - 綴じ装置および画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許文献2では、綴じ具210が、駆動モータ265の回転によってカム266を図7中矢印A2方向へ回転させる。そのカム面の変位によって加圧レバー262は図中矢印A3方向に回動する。その回転力は、てこを利用したリンク群を介して力を増し、その端部の歯型261に伝わる。カム266が一定量だけ回転した時点で歯型261は噛み合い、用紙Pを狭持する。この狭持によって、用紙Pは変形加圧され、隣接した用紙同士の繊維が絡み合い綴じられる(図6、図7、〔0029〕段落参照)。そして、綴じ具210が図中矢印A20方向に移動してホームポジションに復帰し(〔0044〕段落参照)、綴じる際には、綴じ具210が図15(a)中の矢印A17方向に移動して停止している(〔0043〕段落参照)。
このとき、一般的には、綴じる前の待機状態ではジャッキ構造は縮んでおり、リンクの連結部が突出した状態となる。このリンクの連結部を装置の外側方向に突出させるように構成した場合には、リンクの可動範囲を含めて装置が大型化してしまう。一方、リンクの連結部を装置の内側方向に突出させるように構成した場合には、装置の内側に設けられる構造物とリンクの連結部とが干渉してしまう。
本発明は、押圧部を押し出すための起点と作用点との距離を変えて綴じを行う綴じ装置にて、綴じ装置のユニットサイズを、本構成を採用しない場合に比べて小さくすることを目的とする。
請求項2に記載の発明は、前記起点と前記作用点とを結ぶ前記線分方向は、当該作用点よりも当該起点が内側となるように傾いていることを特徴とする請求項1記載の綴じ装置である。
請求項3に記載の発明は、前記第1の押圧部および前記第2の押圧部は、前記押圧領域にてそれぞれが噛み合う歯を有し、前記起点、前記作用点、および前記歯の歯先は、略一直線上に並ぶことを特徴とする請求項2記載の綴じ装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第1の押圧部が有する歯および前記第2の押圧部が有する歯の少なくとも何れか一方は、記録材が入り込む方向にて歯元の幅よりも歯先の幅が狭いことを特徴とする請求項1記載の綴じ装置である。
請求項5に記載の発明は、前記歯元の幅よりも前記歯先の幅が狭い歯は、断面形状が台形であることを特徴とする請求項4記載の綴じ装置である。
請求項6に記載の発明は、記録材束を綴じるための歯を有し記録材束を押圧する第1の押圧部と、記録材束を綴じるための歯を有し前記第1の押圧部に向けて押し出され記録材束を押圧する第2の押圧部と、前記第2の押圧部を前記第1の押圧部に向けて押し出す押し出し部とを有し、前記第1の押圧部と前記第2の押圧部とによる押圧は、当該第1の押圧部と当該第2の押圧部とが対峙する押圧領域にて記録材が入り込む方向に対して略直交する方向に対して行われ、前記第1の押圧部が有する前記歯および前記第2の押圧部が有する前記歯の少なくとも何れか一方は、記録材が入り込む方向にて歯元の幅よりも歯先の幅が狭いことを特徴とする綴じ装置である。
請求項7に記載の発明は、前記押し出し部の押し出し方向は、前記略直交する方向に対して傾いていることを特徴とする請求項6記載の綴じ装置である。
請求項8に記載の発明は、前記押し出し部は、前記第2の押圧部が前記押圧領域に移動した後、作用点にて当該第2の押圧部に作用し、押し出しの起点となる起点部から当該作用点までの距離を変化させるリンクによるジャッキ構造により当該第2の押圧部を前記押し出し方向に押し出すことを特徴とする請求項7記載の綴じ装置である。
請求項9に記載の発明は、画像が形成された記録材を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送された記録材を束とした記録材束を収容する収容部と、前記収容部に配置され収容された記録材束を綴じる、請求項1乃至請求項8何れか1項記載の綴じ装置と、を備えたことを特徴とする画像処理装置である。
請求項2の発明によれば、押圧部を装置の内側から押し出すことができる。
請求項3の発明によれば、歯型の先端中心に力を集めることができる。
請求項4の発明によれば、歯元の幅と歯先の幅とを揃えた場合に比べて、歯の噛み合いバランスを整えることができる。
請求項5の発明によれば、歯を安定させて噛み合いバランスを整えることができる。
請求項6の発明によれば、押圧部を押し出すための起点と作用点との距離を変えて綴じを行う綴じ装置にて、本構成を採用しない場合に比べて歯を安定させ、噛み合いバランスを整えることができる。
請求項7の発明によれば、綴じ装置のユニットサイズを、本構成を採用しない場合に比べて小さくすることができる。
請求項8の発明によれば、大きな綴じ力を得ることができる。
請求項9の発明によれば、ユニットサイズを小さくし、または歯を安定させて噛み合いバランスを整えることのできる綴じ装置を備えた画像処理装置を提供できる。
<記録材処理システム500>
図1は、本実施の形態が適用される記録材処理システム500の構成を示した図である。
画像処理装置の一つとして機能する記録材処理システム500には、画像形成部にて用紙Pなどの記録材(シート)に対して電子写真方式等を用いて画像を形成する画像形成装置1、画像形成装置1により画像が形成された複数枚の用紙Pに対して後処理を行う後処理装置2が設けられている。なお、画像形成装置1や後処理装置2も単体として画像処理装置の一つとして機能する。
画像形成装置1は、各色画像データに基づいて画像形成を行う4つの画像形成ユニット100Y,100M,100C,100K(「画像形成ユニット100」とも総称する)を備える。また、画像形成装置1には、各画像形成ユニット100に設けられた感光体ドラム107を露光し、感光体ドラム107の表面に静電潜像を形成するレーザ露光装置101が設けられている。
感光体ドラム107の表面に形成された各色トナー像は、一次転写ロール103により中間転写ベルト102上に順次転写される。そして、各色トナー像は、中間転写ベルト102の移動に伴って二次転写ロール104が設置された位置へ搬送される。
そして、中間転写ベルト102上の各色トナー像が二次転写ロール104に搬送されるタイミングに合わせて、二次転写ロール104と中間転写ベルト102とが対向する対向部(二次転写部)に対してレジストロール113から用紙Pが供給される。
そして、中間転写ベルト102上の各色トナー像が、二次転写ロール104により形成された転写電界の作用によって、用紙P上に一括して静電転写(二次転写)される。
そして、画像が形成された用紙Pは、搬送ロール114によって画像形成装置1の用紙排出部Tから排出され、画像形成装置1に接続された後処理装置2へ供給される。
後処理装置2は、画像形成装置1の用紙排出部Tの下流側に配置され、画像が形成された用紙Pに対して穴あけや綴じ等の後処理を行う。
図2は、後処理装置2の構成を説明するための図である。
図2に示すように、画像処理装置の一つとして機能する後処理装置2は、画像形成装置1の用紙排出部Tに接続されたトランスポートユニット21、トランスポートユニット21により搬送されてきた用紙Pに対して予め定められた処理を施すフィニッシャユニット22を備える。トランスポートユニット21や、フィニッシャユニット22の各種搬送経路は、画像が形成された記録材を搬送する搬送部の一つとして機能する。画像形成装置1の画像形成後の搬送路も搬送部の一つとして機能する。
また、後処理装置2は、後処理装置2による処理が終了した用紙P(用紙束B)が積載されるスタッカー部80を備える。
さらに、トランスポートユニット21には、画像形成装置1にて画像形成された後の用紙Pをフィニッシャユニット22に向けて搬送する複数の搬送ロール211が設けられている。
移動ロール72は、回転軸72aを中心に移動可能に設けられ、用紙Pを用紙集積部70に集積させる際には搬出ロール71から退避した箇所に位置する。また、生成された用紙束Bをスタッカー部80へ送る際には、用紙集積部70上の用紙束Bに押し当てられる。
本実施形態では、本体制御部106から用紙処理制御部23に対し、用紙Pに対する処理を実行する旨の指示信号が出力される。用紙処理制御部23がこの指示信号を受信することで、後処理装置2が用紙Pに対する処理を実行する。
なお、用紙処理制御部23からの穴あけ指示が無い場合、用紙Pは、パンチ機能部30による穴あけ処理は行われずにフィニッシャユニット22へ送られる。
用紙集積部70の幅方向における両端部には、第1移動部材81が設けられている。
第1移動部材81は、用紙束Bを構成する用紙Pの側辺に押し当てられ、用紙束Bを構成する用紙Pの端部の位置を揃える。また、第1移動部材81は、用紙束Bの幅方向に移動し、用紙束Bの幅方向へ用紙束Bを移動させる。
また、後述するように、用紙束Bの綴じ位置が変更される場合には、第1移動部材81によって用紙束Bが押圧され、用紙束Bの幅方向に用紙束Bが移動する。
第2移動部材82は、図中上下方向に移動し、用紙束Bの幅方向と直交する方向に用紙束Bを移動させる。
さらに、本実施形態では、第1移動部材81、第2移動部材82を移動させる移動用モータM1が設けられている。
また、綴じユニット50は、図3の(C)位置へ移動し、用紙束Bの角部に対して綴じ処理(1点綴じ)を行う。
なお、(A)位置と(B)位置との間では、綴じユニット50は直線的に移動するが、(A)位置と(C)位置との間では、綴じユニット50は、例えば45°の回転を伴いながら移動する。
具体的には、図3に示すように、図中左側に位置する用紙規制部74と第2移動部材82との間、および、図中右側に位置する用紙規制部74と第2移動部材82との間にて、綴じユニット50による綴じ処理が行われる。さらに、本実施形態では、図中右側の用紙規制部74に隣接する箇所(用紙束Bの角部)にて綴じ処理が行われる。
また、本実施形態では、綴じユニット50が移動する際、第2移動部材82は、図3の符号4Bで示す位置へ移動する。これにより、綴じユニット50と第2移動部材82との干渉が避けられる。
次に、本実施の形態の特徴的な構成である綴じユニット50について詳述する。本実施の形態が適用される綴じユニット50は、針を用いずに記録材束(用紙束B)を綴じる綴じ装置として機能する。例えば2枚〜10枚の用紙束Bについて、上歯と下歯とを用いて押圧することで、用紙束Bを綴じる。このとき、特に多数枚からなる用紙束Bを良好に綴じるためには、非常に大きな押圧力が要求される。本実施の形態が適用される綴じユニット50では、後述するような構成により、例えば1万ニュートンもの押圧力を実現している。また、このような大きな押圧力が得られる綴じ装置であっても、その形状として小型化が実現できており、従前の針有りのステープラ装置と置き換え、同じ場所に配置することも実現可能としている。また、従前の針有りのステープラ装置では、待機時の開口を大きくとることが可能であったが、針無しの綴じ装置では、その開口を大きくとることが一般には難しい。しかしながら、本実施の形態が適用される綴じユニット50では、後述するような機構を用いて、待機時にて、充分な開口を確保している。
なお、以下の説明において、図3に示した用紙束Bの幅方向を単に「幅方向」、用紙束Bの厚み方向を単に「上下方向」、搬送される用紙束Bの搬送方向を単に「搬送方向」として説明する。
他端部512には、ロウアーアーム52をアッパーアーム51に向けて、押し出しリンク構造(後述)により押し出すための起点となるリンク連結穴515を有している。リンク連結穴515には、シャフトレバーロウアー64(後述)が挿入される。このリンク連結穴515およびシャフトレバーロウアー64は、押し出しリンク構造の動きの起点部となる。また、支持部513には、アッパーアーム51の回転中心となる回転中心穴516が設けられている。
すなわち、アッパーアーム51の回転中心穴516とロウアーアーム52の回転中心穴526とは、シャフトアーム53により同軸で保持されている。そして、シャフトアーム53は、この両端部に径小部531を有しており、この径小部531が幅方向の両端部に設けられるガイド部材(後述する左側ガイド65および右側ガイド66)に設けられた長穴状の切り欠き(後述するアームガイド654,664)に係合している。
これによって、シャフトアーム53は、後述する搬送方向への移動成分を有して移動可能に構成され、アッパーアーム51とロウアーアーム52とを搬送方向(用紙束Bが出入する方向)に移動可能に保持している。また、ロウアーアーム52には、アッパーアーム51の上下方向の動きを許容する切り欠き527が設けられている。
尚、本実施の形態では、上歯61を有するアッパーアーム51の一端部511を第1の押圧部として機能させ、下歯62を有するロウアーアーム52の一端部521を第2の押圧部として機能させているが、このアッパーアーム51とロウアーアーム52とを含めて押圧部としている。
図5(b)は、図5(a)に示すVBの箇所を拡大した図であり、下歯62を説明するための図である。また、図5(c)は、図5(b)に示すVCの箇所の歯の部分断面を示した図である。
図5(b),(c)に示すように下歯62にて、用紙束Bに対して綴じ痕を形成する歯の形状は、用紙Pまたは用紙束Bの搬送方向(記録材が入り込む方向)にて、歯元の幅D1よりも歯先の幅D2が狭い。すなわち、針無し綴じを行なう歯の歯型にて、綴じ痕を形成する箇所の歯の断面は台形形状であり、歯先は、歯元よりも細い。例えば、歯先を1mm程度、歯元を4〜5mm程度とすることができる。
なお、ここでは、下歯62だけを用いて説明しているが、上歯61も同様な構成を有している。
このように、本実施の形態では、押し出し部は、作用点(シャフトレバーアッパー63、押し上げ部564など)にて第2の押圧部(ロウアーアーム52の凹部523)に作用し、押し出しの起点となる起点部(シャフトレバーロウアー64、起点連結部572、リンク連結穴515)から作用点までの距離を変化させるリンクによるジャッキ構造により第2の押圧部を押し出すとともに、起点部が第1の押圧部(アッパーアーム51)を形成する部材の他端側(他端部512)にてリンク連結穴515を介して連結している。
続いて、本実施の形態が適用される綴じユニット50の動作について詳述する。
綴じユニット50の動作は、用紙処理制御部23の制御のもと、モータ691の駆動をギア類692を介して受けたカム54の動きによってなされる。本実施の形態では、カム54による単一カムの回転によって綴じユニット50の動きが可能となっている。後述するように、カム54は、第1の押圧部および第2の押圧部の少なくとも一方を用紙束Bを押圧する方向に揺動させ、さらに揺動する押圧部を用紙束Bの押圧領域に対してこの第1の押圧部および第2の押圧部を用紙束Bの押圧領域に対して用紙Pまたは用紙束Bが出入する方向に移動させる移動機構として機能している。
なお、以下では、カム54の変曲点をもとに説明している。図8、図9−1〜図9−3に示すように、第1カム山部542の変曲点をA,B、カム谷部541の変曲点をC,D、第2カム山部543の変曲点をE,Fとする。また、第1カム山部542に属する面を「A−B面」、カム谷部541に属する面を「C−D面」、第2カム山部543に属する面を「E−F面」として説明する。
また、図9−2(c),(d)は、綴じユニット50の綴じ動作を説明するための図である。図9−2(c)は綴じユニット50の上歯61および下歯62が押圧領域にて互いに近づく状態を示し、図9−2(d)は綴じユニット50が押圧領域にて綴じを開始する開始状態を示している。
また、図9−3(e)、(f)は、綴じユニット50の綴じ動作およびストッパー55が持ち上げられた状態を説明するための図である。図9−3(e)は綴じユニット50における綴じ力の最大状態を示し、図9−3(f)はストッパー55を持ち上げてロウアーアーム52の凹部523がシャフトレバーアッパー63から解放された状態を示している。
図9−2(c)に示すように、カム54のD−E面がレバー56の接触面563の先端と接触すると、レバー56はカム54によって上下方向の上方に向けた揺動を開始する。
なお、シャフトアーム53は、ストッパー55から力を受けてアームガイド654,664の搬送方向の最上流側に押し付けられる。そして、シャフトアーム53に取り付けられているアッパーアーム51およびロウアーアーム52は、搬送方向の最上流側(図9−2(d)の右側)に突出する。
また、綴じユニット50の駆動源であるモータ691は、前述のように右側ガイド66および/または右側筐体68の筐体(フレーム)に固定されていることから、押圧部(アッパーアーム51およびロウアーアーム52)と一緒に退避/進出の動き(搬送方向への動き)を行わない。
図10(a)〜(d)は、押し出しリンク構造の説明図である。図10(a),(b)は本実施の形態が適用される押し出しリンク構造を示し、図10(c),(d)は、本実施の形態が適用されない押し出しリンク構造が用いられた場合を示している。
なお、作用点であるシャフトレバーアッパー63、起点部であるシャフトレバーロウアー64、および上歯61と下歯62とが噛み合う歯の歯先は、略一直線上にあり、歯型の先端中心に力を集め易くなる。
上述のように、本実施の形態では、リンクによるジャッキ構造にて、その押し出し方向が傾いているが、押し出し方向が傾くと、モーメントが働き、歯が真っ直ぐには当たらなくなる。すなわち、回転力が働いていることから、歯の姿勢についてバランスを取るのが難しくなる。図10(c),(d)に示すように真っ直ぐに押せれば回ることはないが、斜めに押した場合に、回転中心が片側にずれていると、歯が回転してしまう。
そこで、本実施の形態では、上歯61および下歯62にて、用紙の搬送方向にて歯の断面は台形形状とし、歯元の幅D1よりも歯先の幅D2を狭くすることで、歯の用紙束Bへの接触が、線接触から点接触へ、面接触から線接触へ、と近づけるように構成した。これにより、斜めから荷重を与えた場合であっても、バランスを取ることが容易となり、例えばバランスを崩して歯(上歯61や下歯62)が転倒すること等を抑制できる。
Claims (9)
- 記録材束を綴じるために記録材束を押圧する第1の押圧部と、
前記第1の押圧部に向けて押し出され記録材束を押圧する第2の押圧部と、
起点と作用点との距離を変えることにより前記第2の押圧部を前記第1の押圧部に向けて押し出す押し出し部と、を有し、
前記第1の押圧部と前記第2の押圧部とによる押圧は、当該第1の押圧部と当該第2の押圧部とが対峙する押圧領域にて記録材が入り込む方向に対して略直交する方向に対して行われ、
前記押し出し部の前記起点と前記作用点とを結ぶ線分方向は、前記略直交する方向に対して傾いている
ことを特徴とする綴じ装置。 - 前記起点と前記作用点とを結ぶ前記線分方向は、当該作用点よりも当該起点が内側となるように傾いている
ことを特徴とする請求項1記載の綴じ装置。 - 前記第1の押圧部および前記第2の押圧部は、前記押圧領域にてそれぞれが噛み合う歯を有し、
前記起点、前記作用点、および前記歯の歯先は、略一直線上に並ぶ
ことを特徴とする請求項2記載の綴じ装置。 - 前記第1の押圧部が有する歯および前記第2の押圧部が有する歯の少なくとも何れか一方は、記録材が入り込む方向にて歯元の幅よりも歯先の幅が狭い
ことを特徴とする請求項1記載の綴じ装置。 - 前記歯元の幅よりも前記歯先の幅が狭い歯は、断面形状が台形である
ことを特徴とする請求項4記載の綴じ装置。 - 記録材束を綴じるための歯を有し記録材束を押圧する第1の押圧部と、
記録材束を綴じるための歯を有し前記第1の押圧部に向けて押し出され記録材束を押圧する第2の押圧部と、
前記第2の押圧部を前記第1の押圧部に向けて押し出す押し出し部とを有し、
前記第1の押圧部と前記第2の押圧部とによる押圧は、当該第1の押圧部と当該第2の押圧部とが対峙する押圧領域にて記録材が入り込む方向に対して略直交する方向に対して行われ、
前記第1の押圧部が有する前記歯および前記第2の押圧部が有する前記歯の少なくとも何れか一方は、記録材が入り込む方向にて歯元の幅よりも歯先の幅が狭い
ことを特徴とする綴じ装置。 - 前記押し出し部の押し出し方向は、前記略直交する方向に対して傾いている
ことを特徴とする請求項6記載の綴じ装置。 - 前記押し出し部は、前記第2の押圧部が前記押圧領域に移動した後、作用点にて当該第2の押圧部に作用し、押し出しの起点となる起点部から当該作用点までの距離を変化させるリンクによるジャッキ構造により当該第2の押圧部を前記押し出し方向に押し出す
ことを特徴とする請求項7記載の綴じ装置。 - 画像が形成された記録材を搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送された記録材を束とした記録材束を収容する収容部と、
前記収容部に配置され収容された記録材束を綴じる、請求項1乃至請求項8何れか1項記載の綴じ装置と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
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