JP2023163602A - 画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの要求に応じてオフライン検査を実行可能な画像形成システムを提供する。【解決手段】画像形成システムは、画像形成部において画像が形成されたシートを検査部に搬送して検査する第1モードと、載置部に載置されたシートを検査部に搬送して検査する第2モードと、を選択的に実行可能なCPUを備える。CPUは、第1モードで複数枚のシートを検査する第1処理を実行している状態で、第2モードでシートを検査する第2処理を実行する場合に、第1処理を中断して第2処理を実行することが可能である。【選択図】図21

Description

本発明は、画像が形成されたシートを検査する画像形成システムに関する。
画像形成装置においては、シートに印刷された画像を検査する検査装置が接続されることがある。このような画像形成装置では、画像形成装置で印刷され搬送されてきたシートの画像を検査装置が読み取り、読み取った画像を解析することでシートの画像が正常か否かを検査するインライン検査を実行する構成が開示されている(特許文献1参照)。
特開2004-20650号公報
画像形成装置では、特許文献1に記載されたインライン検査に加え、予め印刷済みのシートの画像が正常か否かを判定するオフライン検査ついても、インライン検査で用いる検査装置を用いて実行可能にすることが求められている。インライン検査とオフライン検査とで同じ検査装置を用いる場合、インライン検査が完了するまでオフライン検査を実行できないことから、インライン検査中であっても早期にオフライン検査を実行したいユーザの要求を満たせないという課題があった。
本発明は、ユーザの要求に応じてオフライン検査を実行可能な画像形成システムを提供することを目的とする。
本発明は、シートに画像を形成する画像形成部と、シートに形成された画像を検査する検査部と、画像が形成されたシートが載置される載置部と、前記画像形成部において画像が形成されて搬送されるシートと、前記載置部から搬送されるシートと、を前記検査部に搬送可能な搬送部と、前記検査部を通過したシートが排紙される排紙部と、前記画像形成部において画像が形成されたシートを前記搬送部によって前記検査部に搬送して検査する第1モードと、前記載置部に載置されたシートを前記搬送部によって前記検査部に搬送して検査する第2モードと、を選択的に実行可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1モードで複数枚のシートを検査する第1処理を実行している状態で、前記第2モードでシートを検査する第2処理を実行する場合に、前記第1処理を中断して前記第2処理を実行することが可能である、ことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの要求に応じてオフライン検査を実行することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成システムの概略図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成システムの制御ブロック図である。 本発明の実施形態に係る検査装置の起動時に表示装置に表示される画面の一例である。 本発明の実施形態に係る検査装置の表示装置に表示される登録画面の一例である。 本発明の実施形態に係る検査装置の表示装置において正解画像の読み取り中に表示される画面の一例である。 本発明の実施形態に係る検査装置の表示装置において正解画像の読み取りが完了した後に表示される画面の一例である。 本発明の実施形態に係る検査装置の表示装置において表示される検査スキップエリアの設定画面の一例である。 本発明の実施形態に係る検査装置の表示装置において検査の設定を行う場合に表示される設定画面の一例である。 本発明の実施形態に係る検査装置の表示装置に表示される検査結果の確認画面の一例である。 本発明の実施形態に係る検査装置の表示装置において検査開始後に表示される画面の一例である。 本発明の実施形態に係る検査装置の表示装置において読取画像が欠陥画像と判定された場合に表示される画面の一例である。 (a)は、本発明の実施形態に係る印刷装置の表示装置に表示されるジョブ設定画面の一例、(b)は、印刷装置の表示装置に表示される応用モードの選択画面の一例である。また、(c)は、印刷装置の表示装置に表示される検査モードの選択画面においてインライン検査が選択されている状態の一例、(d)は、印刷装置の表示装置に表示される検査モードの選択画面においてオフライン検査が選択されている状態の一例である。 (a)は、本発明の実施形態に係る印刷装置の表示装置に表示されるインライン検査での排紙先選択画面の一例、(b)は、印刷装置の表示装置に表示されるオフライン検査での排紙先選択画面の一例である。また、(c)は、印刷装置の表示装置においてインライン検査が実行されている最中に表示される画面の一例である。そして、(d)は、印刷装置の表示装置においてインライン検査及びオフライン検査を実行しない状態でシートに画像を形成している場合に表示される画面の一例である。 (a)は、本発明の実施形態に係る画像形成装置においてパージモードが設定され、正常シートの排出先としてスタックトレイが設定された場合の大容量スタッカでの動作を説明する図である。また、(b)は、(a)に示すパージモードにおける大容量スタッカでの動作によって正常シートと欠陥シートとが排紙された状態を示す図である。また、(c)は、パージモードが設定され、正常シートの排出先として第1排紙トレイが設定された場合のフィニッシャでの動作を説明する図である。また、(d)は、(c)に示すパージモードにおけるフィニッシャでの動作によって正常シートと欠陥シートとが排紙された状態を示す図である。また、(e)は、パージモードが設定され、正常シートの排出先として第2排紙トレイが設定された場合のフィニッシャでの動作を説明する図である。また、(f)は、(e)に示すパージモードにおけるフィニッシャでの動作によって正常シートと欠陥シートとが排紙された状態を示す図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る印刷装置のCPUが実行するインライン検査登録処理を示すフローチャート、(b)は、印刷装置のCPUが実行するオフライン検査登録処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る検査装置のCPUが実行する正解画像の登録制御を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る印刷装置のCPUが1枚のシートに対して実行するインライン検査処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る印刷装置のCPUが1枚のシートに対して実行するオフライン検査処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置がジョブを実行する場合に印刷装置のCPUが実行する制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置がジョブを実行する場合に印刷装置のCPUが実行する制御処理を示すフローチャートである。
<画像形成システムのハード構成>
図1は、本実施形態に係る画像形成システム1のハード構成の全体図である。画像形成システム1は、画像形成装置101と、外部コントローラ102と、を備える。画像形成装置101と、外部コントローラ102と、は、内部LAN105と、ビデオケーブル106と、を介して通信可能に接続されている。外部コントローラ102は、外部LAN104を介してクライアントPC103と通信可能に接続されており、PC103から外部コントローラ102に対して印刷指示が行われる。
クライアントPC103には、印刷データを外部コントローラ102で処理可能な印刷記述言語に変換する機能を有するプリンタドライバがインストールされている。印刷を行うユーザは、各種アプリケーションからプリンタドライバを介して印刷指示を行うことができる。プリンタドライバは、ユーザからの印刷指示に基づいて外部コントローラ102に対して印刷データを送信する。外部コントローラ102は、PC103から印刷指示を受け取ると、データ解析やラスタライズ処理を行い、画像形成装置101に対して印刷データを投入し印刷指示を行う。
次に、画像形成装置101について、図1、図2を用いて説明する。図2は、画像形成装置101の断面図である。画像形成装置101には、複数の異なる機能を持つ装置として、印刷装置107と、インサータ108と、検査装置109と、大容量スタッカ110と、フィニッシャ111と、が接続され、製本などの複雑な印刷処理が可能なように構成されている。
印刷装置107は、シートに印刷する画像を形成する印刷装置であり、画像形成部を構成する。また、印刷装置107は、画像形成装置101の印刷状況や設定のための情報を表示する表示装置225を有する。印刷装置107は、各種シートを収容可能な給紙デッキ301,302に収容されたシートの最上位のシート一枚のみを分離し、シート搬送パス303へ搬送することが可能である。
印刷装置107は、現像ステーション304~307を有する。複数の現像ステーション304~307には、レーザ露光部227(図3参照)からのレーザ光が照射される。レーザ露光部227は、トナー像を転写するために各感光ドラムにレーザ光を照射するための一次帯電や、各感光ドラムの表面に各記録色に対応する静電潜像を形成するレーザ露光を行う装置である。レーザ露光部227では、まず、感光ドラム表面を均一なマイナス電位に帯電させる一次帯電が行われる。次に、レーザ露光部227では、レーザドライバによって画像データに応じて変調されたレーザ光が、ポリゴンミラーで反射角度を調節しながら感光ドラムに照射される。これにより、現像ステーション304~307では、レーザ光を照射した部分のマイナス電荷が中和され、各感光ドラムの表面に静電潜像が形成される。
静電潜像を形成した後、現像ステーション304~307は、現像シリンダーからマイナスに帯電したトナーを感光ドラムの静電潜像に付着させ、現像する。現像ステーション304~307は、一連の画像形成プロセスをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のトナーに対して順次実行する。現像ステーション304~307は、プラス電位を印加した一次転写ローラと、トナー像が現像された感光ドラムと、によって中間転写ベルト308をニップすることで、中間転写ベルト308にトナー像を重ねて一次転写する。
中間転写ベルト308は、図2中矢印A1方向(時計回転方向)に回転する。印刷装置107では、中間転写ベルト308と、プラス電位を印加した二次転写外ローラと、によってシート搬送パス303から二次転写位置309まで搬送されたシートがニップされ、中間転写ベルト308に形成されたトナー像が二次転写される。この、現像ステーション304~307と、中間転写ベルト308と、が、作像部228(図3参照)を構成する。
二次転写位置309でトナー像が二次転写されたシートは、加圧ローラと、ローラ内にハロゲンヒータなどの熱源を内蔵する加熱ローラと、を有する第1定着ユニット311に搬送される。第1定着ユニット311は、シートに形成されたトナー像を溶融・圧着することでシートにトナー像を定着させる。
印刷装置107は、シートの種類によってシートに形成されたトナー像をさらに溶融・圧着する場合、第1定着ユニット311からシート搬送パス314に搬送し、第2定着ユニット313に搬送する。第2定着ユニット313は、第1定着ユニット311で溶融・圧着されたトナー像をさらに溶融・圧着することでシートにトナー像を定着させる。この、第1定着ユニット311、第2定着ユニット313が、定着部229(図3参照)を構成する。
印刷装置107は、第1定着ユニット311でシートに形成されたトナー像を溶融・圧着することでトナー像を定着できる場合、第1定着ユニット311からシート搬送パス312にシートを搬送する。印刷装置107は、画像形成モードが両面の場合、シート搬送パス312又はシート搬送パス314に搬送されたシートをシート反転パス316に搬送する。シート反転パス316に搬送され反転されたシートは、両面搬送パス317を通り、二次転写位置309まで搬送されることで2面目のトナー像が二次転写される。
印刷装置107のシート搬送パス315に搬送されたシートは、インサータ108に搬送される。インサータ108は、印刷装置107で印刷され搬送された用紙群に対して、任意の位置で用紙を挿入することが可能な装置である。インサータ108は、インサータトレイ321を有する。インサータ108は、インサータトレイ321に載置されたシートをシート搬送パス322を通じてシート搬送パス323に搬送することで、シート搬送パス315から搬送されたシートにインサータトレイ321に載置されたシートを合流させる。これにより、インサータ108は、印刷装置107から搬送される一連のシート群に、任意の位置でシートを挿入させて後続装置へ搬送させることが可能となる。インサータ108を通過したシートは、検査装置109に搬送される。
検査部としての検査装置109は、装置内に対向する形で配置されたカメラ331,332により、搬送されたシートに印刷されている画像を読み取り、予め登録された正解画像と比較して印刷された画像が正常か否かを判定する検査を行うための装置である。また、検査装置109は、検査結果や検査装置109による画像の検査に係る設定を行う設定画面等が表示される表示装置241を有する。カメラ331,332が、撮影部240(図3参照)を構成する。
カメラ331は、シートの上面に形成された画像を読み取り、カメラ332は、シートの下面を形成された画像を読み取るためのカメラである。検査装置109のシート搬送パス333に搬送されたシートは、カメラ331,332によってシートに形成された画像を読み取り可能となる読取位置333aに到達したタイミングでカメラ331,332によって画像が読み取られる。検査装置109は、カメラ331,332が読み取った画像(読取画像)と、正解画像と、を比較し、読取画像が正常であるか否かが判定する。シート搬送パス333を通過したシートは、大容量スタッカ110に搬送される。
本実施形態の画像形成装置101は、検査装置109による検査を行う場合、インライン検査(第1検査モード)と、オフライン検査(第2検査モード)と、の複数の検査モードから選択的に実行可能に構成されている。インライン検査は、印刷装置107によって画像形成されたシートを、検査装置109まで搬送して検査する検査モードである。オフライン検査は、印刷済みのシートを検査装置109に搬送して検査する検査モードであり、印刷済みのシートをインサータトレイ321から給紙し、インサータ108から検査装置109に搬送することで実行することができる。換言すると、オフライン検査は、画像が形成済みのシートが載置される載置部としてのインサータトレイ321から、検査装置109に搬送して実行される。
大容量スタッカ110は、大量のシートを積載することが可能なスタッカである。大容量スタッカ110は、シートを積載するトレイとして、リフトテーブル342とイジェクトテーブル343とから構成されるスタックトレイ341を有する。また、大容量スタッカ110は、シフトソートのフィニッシング機能も有している。検査装置109を通過したシートは、大容量スタッカ110のシート搬送パス344,345を経由して、スタックトレイ341のリフトテーブル342に積載される。
このとき、大容量スタッカ110では、入力されたシートの向きと、スタックトレイ341に排出されるシートの向きとが同一となるように、反転部349にシートを搬送し、シートをスイッチバックさせてからスタックトレイ341に積載する。
シート束が積載されていない状態において、リフトテーブル342は、図示する上側の位置にある。リフトテーブル342は、シート束の積載が進むとシート束の高さ分下降し、常に積載するシート束の上端が一定の高さになるように制御される。リフトテーブル342は、シート束の積載が完了した場合と、積載可能な枚数の上限となる満積載になった場合と、に、イジェクトテーブル343の位置まで下降する。
リフトテーブル342と、イジェクトテーブル343と、は、シート束を支持するバーが互い違いの位置に存在するように構成されている。そのため、大容量スタッカ110では、リフトテーブル342が下降してイジェクトテーブル343より低い位置に到達した時点で、シート束がイジェクトテーブル343に積み替えられた状態となる。
また、大容量スタッカ110は、排紙トレイとしてエスケープトレイ346を有する。エスケープトレイ346は、後述する正解画像の検査設定と検査モードの設定とから検査装置109によって異常があると判定されたシート(欠陥シート)を排出するために使用される排紙トレイである。エスケープトレイ346に排出される場合には、シート搬送パス344からシート搬送パス347を経由してエスケープトレイ346へシートが搬送される。
大容量スタッカ110では、大容量スタッカ110に接続されたフィニッシャ111へシートを搬送する場合に、シート搬送パス348を経由して搬送される。また、大容量スタッカ110では、エスケープトレイ346やフィニッシャ111にシートを搬送する場合、排出するシートの向きを反転しないことから、反転部349での反転動作を行うことなくエスケープトレイ346やフィニッシャ111に搬送する。
フィニッシャ111は、ステイプルユニット353によって搬送されたシートに対してステイプルなどの後処理を行うための後処理装置であり、第1排紙トレイ354と、第2排紙トレイ355と、の2つの排紙トレイを有する。フィニッシャ111に搬送されたシートは、シート搬送パス350からシート搬送パス351又はシート搬送パス352に搬送される。シート搬送パス351に搬送されたシートは、ステイプルユニット353によってステイプル処理が実行された後、第1排紙トレイ354に排紙される。シート搬送パス352に搬送されたシートは、第2排紙トレイ355に排紙される。
<画像形成システムの制御ブロック図>
図3は、画像形成装置101、外部コントローラ102及びクライアントPC103のシステム構成を表すブロック図である。まず、印刷装置107のハードウェア構成について説明する。印刷装置107は、通信I/F217、LANI/F218、ビデオI/F220、HDD221、CPU222、メモリ223、操作部224、表示装置225を有する。また、印刷装置107は、レーザ露光部227、作像部228、定着部229、給紙部230を有する。印刷装置107のそれぞれの構成要素は、システムバス231を介して接続される。
通信I/F217は、通信ケーブル254を介してインサータ108、検査装置109、大容量スタッカ110、フィニッシャ111と接続され、それぞれの装置の制御のための通信が行われる。LANI/F218は、内部LAN105を介して外部コントローラ102と接続され、印刷設定の情報を含む印刷データなどの通信が行われる。ビデオI/F220は、ビデオケーブル106を介して外部コントローラ102と接続され、画像の情報を含む画像データなどの通信が行われる。
HDD221は、プログラムやデータが保存された記憶装置である。CPU222は、HDD221に保存されたプログラム等に基づいて、画像処理制御や印刷の制御を包括的に行う。メモリ223は、CPU222が各種処理を行う際に必要となるプログラムや、画像データが記憶され、ワークエリアとして動作する。表示装置225には、画像形成装置101の設定情報や印刷ジョブの処理状況などが表示される。操作部224は、ユーザからの各種設定の入力や操作の指示を受け付ける。本実施形態の操作部224は、タッチディスプレイから構成され、表示装置225と一体に構成されている。給紙部230は、シートを給紙するための装置であり、ローラや各種センサによりシートの給紙動作、搬送動作を制御する。
次に、インサータ108のハードウェア構成について説明する。画像形成装置101のインサータ108は、通信I/F232、CPU233、メモリ234、給紙部235を有し、それぞれの構成要素がシステムバス236を介して接続されている。通信I/F232は、通信ケーブル254を介して印刷装置107と接続され、インサータ108の制御に必要な通信が行われる。CPU233は、メモリ234に格納された制御プログラムに応じて、給紙に必要な各種制御を行う。メモリ234は、制御プログラムが保存された記憶装置である。給紙部235は、CPU233からの指示に基づき、ローラとセンサを制御しながら、インサータ108のインサータトレイ321や印刷装置107から搬送されたシートの給紙、搬送を制御する。
次に、検査装置109のハードウェア構成について説明する。検査装置109は、通信I/F237、CPU238、メモリ239、撮影部240、表示装置241、操作部242を有し、それぞれの構成要素がシステムバス243を介して接続されている。
通信I/F237は、通信ケーブル254を介して印刷装置107と接続され、検査装置109の制御に必要な通信が行われる。CPU238は、メモリ239に格納された制御プログラムに応じて、検査に必要な各種制御を行う。メモリ239は、制御プログラムが保存された記憶装置である。撮影部240は、CPU238の指示に基づき、カメラ331,332(図2参照)を用いて搬送されたシートを撮影する。CPU238は、撮影部240によって撮影された画像と、メモリ239に保存された正解画像と比較し、印刷された画像が正常かどうかを判断する。
表示装置241は、検査結果や設定画面などが表示される。操作部242は、ユーザによって操作され、検査装置109の設定変更や正解画像の登録などの指示を受け付ける。本実施形態の操作部242は、タッチディスプレイから構成され、表示装置241と一体に構成されている。搬送部255は、CPU238の指示に基づき、インサータ108から受け渡されたシートを大容量スタッカ110に搬送する。
次に、大容量スタッカ110のハードウェア構成について説明する。大容量スタッカ110は、通信I/F244、CPU245、メモリ246、排紙部247を有し、それぞれの構成要素がシステムバス248を介して接続されている。
通信I/F244は、通信ケーブル254を介して印刷装置107と接続され、大容量スタッカ110の制御に必要な通信が行われる。CPU245は、メモリ246に格納された制御プログラムに応じて、排紙に必要な各種制御を行う。メモリ239は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排紙部247は、CPU245からの指示に基づき、搬送されたシートをスタックトレイ341(図2参照)、エスケープトレイ346(図2参照)又はフィニッシャ111に搬送する制御を行う。
次に、フィニッシャ111のハードウェア構成について説明する。フィニッシャ111は、通信I/F249、CPU250、メモリ251、排紙部252、後処理制御部253で構成され、それぞれの構成要素がシステムバス256を介して接続されている。
通信I/F249は、通信ケーブル254を介して、印刷装置107と接続され、搬送されたシートに対するステイプル処理の有無やシートの排紙先など、フィニッシャ111の制御に必要な通信が行われる。CPU250は、メモリ251に格納された制御プログラムに応じて、排紙と後処理に必要な各種制御を行う。メモリ251は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排紙部252は、CPU250からの指示に基づき、搬送されたシートを第1排紙トレイ354(図2参照)又は第2排紙トレイ355(図2参照)に搬送する制御を行う。後処理制御部253は、CPU250からの指示に基づき、搬送されたシートに対し、ステイプルユニット353(図2参照)によるステイプル処理を行う。
次に、外部コントローラ102の構成について説明する。外部コントローラ102は、CPU208、メモリ209、HDD210、キーボード211、ディスプレイ212、LANI/F213,LANI/F214、ビデオI/F215で構成され、システムバス216を通して接続されている。
CPU208は、HDD210に保存されたプログラムやデータに基づいてクライアントPC103からの印刷データの受信、RIP処理、画像形成装置101への印刷データの送信などの処理を包括的に実行する。メモリ209は、CPU208が各種処理を行う際に必要なプログラムやデータが記憶され、ワークエリアとして動作する。HDD210には、印刷処理などの動作に必要なプログラムやデータが記憶される。キーボード211は、外部コントローラ102の操作指示を入力するための装置である。ディスプレイ212には、外部コントローラ102の実行アプリケーション等の情報を静止画や動画の映像信号により表示される。
LANI/F213は、外部LAN104を介してクライアントPC103と接続され、印刷指示などの通信が行われる。LANI/F214は、内部LAN105を介して画像形成装置101と接続され、印刷指示などの通信が行われる。ビデオI/F215は、ビデオケーブル106を介して画像形成装置101と接続され、印刷データなどの通信が行われる。
次に、クライアントPC103の構成について説明する。クライアントPC103は、CPU201、メモリ202、HDD203、キーボード204、ディスプレイ205、LANI/F206で構成され、システムバス207を介して接続されている。CPU201は、HDD203に保存された文書処理プログラム等に基づいて印刷データの作成や印刷指示を実行する。また、CPU201は、システムバスに接続される各デバイスを包括的に制御する。メモリ202は、CPU201が各種処理を行う際に必要となるプログラムやデータが記憶され、ワークエリアとして動作する。HDD203には、印刷処理などの動作に必要なプログラムやデータが記憶される。キーボード204は、PC103の操作指示を入力するための装置である。ディスプレイ205には、クライアントPC103の実行アプリケーション等の情報が静止画や動画の映像信号により表示される。LANI/F206は、外部LAN104を介して外部コントローラ102と接続されており、印刷指示などの通信が行われる。
<インライン検査、オフライン検査の検査方法>
検査装置109は、予め設定された検査項目に従い、検査装置109に搬送されてきたシートに形成されている画像を読み取り検査する。検査装置109による検査は、予め設定された正解画像と、検査装置109に搬送されてきたシートから読み取った画像(読取画像)とを比較して行われる。正解画像は、検査装置109で読み取る読取画像と比較対象にする画像であり、予め目視や検査装置109によって正常に印刷されたと判定されたシート(印刷シート)に形成された画像を読み取って使用される。なお、検査装置109では、1部あたり2枚以上の印刷ジョブである場合に、複数枚の画像を正解画像として登録することができる。
画像の比較方法には、画像位置ごとの画素値を比較する方法や、エッジ検出による物体の位置の比較、OCR(Optical Character Recognition)による文字データの抽出などによる方法がある。検査項目には、印刷位置のずれ、画像の色合い、画像の濃度、スジやカスレ、印刷抜けなどがある。
図4~図12を用いてインライン検査、オフライン検査を実施する場合に表示装置241に表示される画面について説明する。図4~図12に示す画面は、インライン検査、オフライン検査を実施する場合に、検査装置109のCPU238の指示に基づき表示される画面の一例である。
図4は、検査装置109の起動時に表示装置241に表示される画面の一例である。表示領域401には、正解画像が登録されていないことから、検査を開始するには正解画像の登録が必要である旨が表示されている。図4に示す例では、「正解画像が登録されていません。検査を開始するには正解画像を登録してください。」の文字が表示されている。正解画像が登録済みの場合は、検査開始可能である旨が表示される。表示領域402には、登録済みの正解画像が表示される。図4に示す例では、正解画像が未登録であることから、「未登録」の文字を表示することで、未登録である旨が表示されている。
表示装置241には、正解画像の登録画面を呼び出すためのボタン403と、検査の設定画面を呼び出すボタン404と、検査結果の確認画面を呼び出すボタン405と、検査の開始を指示するためのボタン406と、が表示されている。
表示装置241では、ボタン403が押された場合に、正解画像を登録するための登録画面が表示される。また、表示装置241では、ボタン404が押された場合に、ユーザの検査目的に応じて検査の項目や検査の精度(正解画像との差異がどの程度で欠陥画像と判断するか)を設定する設定画面が表示される。また、表示装置241では、ボタン405が押された場合に、過去の検査内容や検査結果を確認することができる確認画面が表示される。そして、検査装置109では、表示装置241のボタン406が押された場合に、読取画像の検査が開始される。
ボタン406が押された場合、CPU238は、通信ケーブル254を介してメモリ223から実行する検査がインライン検査とオフライン検査とのいずれであるかの情報(設定情報)を取得し、メモリ239に保存する。
図5は、ボタン403が押されることで表示装置241に表示される登録画面の一例である。図5に示すように、表示装置241では、登録画面において、正解画像として印刷する印刷ジョブの1部あたりのシート枚数を設定するための設定部501が表示されている。また、表示装置241では、検査を行う面を設定するための設定部502と、正解画像の登録を開始するためのボタン503と、が表示されている。
表示装置241では、設定部501の図中上方に表示されている矢印501aを押すことで、1部あたりのシート枚数を加算することができ、設定部501の図中下方に表示されている矢印501bを押すことで、1部あたりのシート枚数を減算することができる。
設定部502には、検査装置109が行う検査をシートの両面に設定するボタン502aと、検査装置109が行う検査をシートの表面に設定するボタン502bと、検査装置109が行う検査をシートの裏面に設定するボタン502cと、が表示される。ここで、シートの表面は、読取位置333a(図2参照)においてカメラ331(図2参照)と対向する面となっている。また、シートの裏面は、読取位置333aにおいてカメラ332(図2参照)と対向する面となっている。
検査装置109は、ボタン502aが押された場合、シートの両面を検査する。また、検査装置109は、ボタン502bが押された場合、シートの表面を検査し、裏面については検査を行わない。そして、検査装置109は、ボタン502cが押された場合、シートの裏面を検査し、表面については検査を行わない。なお、画像形成システム1においては、印刷が片面の場合であっても、印刷されない面にゴミがついていないことを検査するために、両面の検査を行うよう設定する場合もある。
検査装置109は、ボタン503が押された場合、正解画像の登録を行うために、検査装置109に搬送されてきたシートに形成されている画像の読み取りを開始する。
図6は、正解画像の読み取り中に表示装置241に表示される画面の一例である。図6に示す画面は、図5に示したボタン503を押した場合に表示される。表示装置241では、設定部501が操作されて設定された枚数の正解画像の読み取りが完了するまで、図6に示す画面が表示される。また、表示装置241には、正解画像の読み取り中止を指示するためのボタン601が表示されている。検査装置109は、ボタン601が押された場合、正解画像の登録を中止する。また、ボタン601が押された場合、表示装置241では、表示される画面が図4に示した表示画面に戻る。
図7は、正解画像の読み取りが完了した後に表示装置241に表示される画面の一例である。表示装置241の表示領域701には、検査装置109で読み取った印刷シートの画像が表示される。検査装置109で読み取った印刷シートが複数枚ある場合には、表示装置241に表示されているページ切替ボタン702を押すことで、表示領域701に表示される画像を切り替えることができる。また、検査装置109で印刷シートの両面の検査を行う場合には、表示装置241に表示されている表裏切替ボタン703を押すことで、表示領域701に表示される画像を切り替えることができる。
表示装置241には、検査スキップエリアを設定する設定画面を呼び出すためのボタン704が表示されている。また、表示装置241には、表示領域701に表示されている読取画像の確認後において、正解画像の登録を指示するためのボタン705と、正解画像の登録をキャンセルするためのボタン706と、が表示されている。
検査スキップエリアは、設定された範囲内について、正解画像との比較が行われなくなる範囲である。検査装置109では、バリアブル印刷(VDP、Variable Data Printing)などの、1部ごとに特定エリアの印刷内容が変わるシートを検査する場合に、検査スキップエリアを設定することで、複数部のシートに対して連続して検査できる。ここで、バリアブル印刷の例としては、部ごとに異なるIDを印刷する場合や、住所や名前のみを部ごとに変えるような場合がある。
表示装置241では、ボタン705が押された場合、正解画像の登録が行われた後に、表示される画面が図4に示した表示画面に戻る。この時、CPU238は、メモリ239に保存されている設定情報を参照し、検査モードがインライン検査である場合には、正解画像の画像データをメモリ239のインライン検査用のデータ領域に保存する。また、CPU238は、メモリ239に保存されている設定情報を参照し、検査モードがオフライン検査である場合には、正解画像の画像データをメモリ239のオフライン検査用のデータ領域に保存する。
表示装置241では、ボタン706が押された場合、正解画像の登録が行われることなく、表示される画面が図4に示した表示画面に戻る。
図8は、ボタン704が押された場合に表示される検査スキップエリアの設定画面の一例である。表示装置241では、表示領域701内に、検査スキップエリアを示すための領域801が表示される。領域801の位置は、表示装置241に表示されている位置設定部802のボタン802a~802dを押すことで変更できる。また、領域801の大きさは、表示装置241に表示されているサイズ設定部803のボタン803a~803dを押すことで変更できる。
表示装置241では、検査スキップエリアの設定を登録するためのボタン804と、領域801で表示されている検査スキップエリアを登録し、更に別の検査スキップエリアを登録するためのボタン805と、が表示されている。また、表示装置241では、検査スキップエリアの登録をキャンセルするためのボタン806が表示されている。
表示装置241では、ボタン804が押された場合、検査スキップエリアの登録が行われた後に、表示される画面が図7に示した正解画像の登録画面に戻る。また、表示装置241では、ボタン805が押された場合、領域801で表示されている検査スキップエリアが登録された後に、図8に示す検査スキップエリアの設定画面を表示し、新たな検査スキップエリアの登録を可能にする。そして、表示装置241では、ボタン806が押された場合、検査スキップエリアの登録が行われることなく、表示される画面が図7に示した正解画像の登録画面に戻る。
ボタン805,806が押されたことに基づき検査スキップエリアを登録する場合、CPU238は、メモリ239に保存されている設定情報を参照する。CPU238は、設定情報から検査モードがインライン検査であると判定した場合には、検査スキップエリアの情報をメモリ239のインライン検査用のデータ領域に保存する。また、CPU238は、設定情報から検査モードがオフライン検査であると判定した場合には、検査スキップエリアの情報をメモリ239のオフライン検査用のデータ領域に保存する。
図9は、検査の設定を行う場合に表示装置241に表示される設定画面の一例である。図9の設定画面は、図4に示したボタン404が押された場合に表示される。表示装置241では、設定画面において、検査精度のレベルを設定するための設定部901と、検査種別を設定するための設定部902と、検査の設定を確定させるためのボタン903と、が表示される。表示装置241では、ボタン903が押された場合、検査設定が登録され、表示される画面が図4に示した表示画面に戻る。
表示装置241では、設定部901の図中上方に表示されている矢印901aを押すことで、検査レベルを加算することができ、設定部901の図中下方に表示されている矢印901bを押すことで、検査レベルを減算することができる。検査装置109は、検査精度のレベルが高い程、正解画像と読取画像とのわずかな違いでも読取画像の検査の結果が基準を満たしていないと判定して欠陥画像と判定する。
設定部902には、検査種別として、読取画像の位置を設定するボタン902aと、読取画像の色合いを設定するボタン902bと、読取画像の濃度を設定するボタン902cと、が表示される。また、設定部902には、検査種別として、読取画像のスジの有無を設定するボタン902dと、読取画像の抜けの有無を設定するボタン902eと、が表示される。
検査装置109では、設定部902を操作することで、ユーザの検査目的に応じた検査の項目を設定することができる。図9に示す例では、位置、色合い、スジ、抜けを検査の対象とするが、濃度を検査の対象外とすることを示している。
ボタン903が押されたことに基づき検査レベルの情報と、検査種別の情報と、を登録する場合、CPU238は、メモリ239に保存されている設定情報を参照する。CPU238は、設定情報から検査モードがインライン検査であると判定した場合には、検査レベルの情報と、検査種別の情報と、をメモリ239のインライン検査用のデータ領域に保存する。また、CPU238は、設定情報から検査モードがオフライン検査であると判定した場合には、検査レベルの情報と、検査種別の情報と、をメモリ239のオフライン検査用のデータ領域に保存する。
このようにして、検査装置109では、インライン検査が実行される場合、メモリ239のインライン検査用のデータ領域に、正解画像の画像データと、検査スキップエリアの情報、検査レベルの情報及び検査種別の情報の検査情報と、が保存される。また、検査装置109では、オフライン検査が実行される場合、メモリ239のオフライン検査用のデータ領域に、正解画像の画像データと、検査スキップエリアの情報、検査レベルの情報及び検査種別の情報の検査情報と、が保存される。
図10は、検査結果を表示する場合に表示装置241に表示される確認画面の一例である。図10の確認画面は、図4に示したボタン405が押された場合に表示される。表示装置241では、表示領域1001に検査を行ったジョブ全体の属性や、検査結果が表示され、表示領域1002に、シート毎の検査結果が表示される。ここで、表示領域1002に表示されるシート枚数は、読取画像が形成されたシートを検査装置109が読み取った枚数である。また、表示領域1002に表示される結果は、検査装置109が読み取った読取画像が正常画像と判断された場合にOKと表示され、検査装置109が読み取った読取画像が異常画像と判断された場合にNGと表示される。
図11は、検査開始後に表示装置241に表示される画面の一例である。図11に示す画面は、図4に示したボタン406が押された場合に表示される。表示装置241では、表示領域1101に、検査装置109が最後に読み取った読取画像が表示される。表示領域1102には、表示領域1101に表示されている読取画像と、正解画像を比較した判定結果が表示される。図11に示す例では、読取画像の検査の結果が検査レベルから設定される基準を満たしており正常画像と判定されたため、「判定結果:OK」と表示されている。
表示装置241では、検査の終了を指示するためのボタン1103と、ジョブ全体の検査結果の確認画面の表示を指示するためのボタン1104と、が表示されている。表示装置241では、ボタン1103が押された場合、検査装置109による検査処理が終了され、表示される画面が図4に示した表示画面に戻る。また、表示装置241では、ボタン1104が押された場合、表示される画面が図10に示した確認画面に戻る。
図12は、検査装置109が最後に読み取った読取画像が欠陥画像と判定された場合の画面の一例である。図12に示す例では、読取画像の検査の結果が検査レベルから設定される基準を満たしておらず、欠陥画像と判定されたことにより、表示領域1102にNGの表示と、NGと判定した要因や位置と、が表示されている。図12に示す例では、読取画像からスジ1205が検出されたことで、欠陥画像と判断されたことが示されている。
なお、検査装置109は、他にも、シート印字位置検査、シート重複検査、シート抜け検査、色ずれ検査、色味検査、読取画像とオリジナルデータのフル画像比較検査など、様々な検査が可能となっている。本発明は、これらの検査内容に限定されるものではないためその説明を省略する。
<検査モード設定画面>
次に検査モードの設定方法について、図13、図14を用いて説明する。本実施形態の画像形成システム1では、ユーザが表示装置225と一体に構成された操作部224を操作することで、検査モードを設定することができる。
図13(a)は、表示装置225に表示されるジョブ設定画面の一例である。ジョブ設定画面では、シートに印刷する画像のサイズの倍率を設定するソフトキーや、画像のトナー濃度を設定するソフトキー、仕上げとして行う処理を設定するソフトキー、両面印刷の有無を設定するソフトキーが表示されている。また、ジョブ設定画面においては、読取画像の検査を含む応用モードを設定する応用モードの選択画面を呼び出すためのソフトキーであり、「応用モード」の文字が表示されているソフトキー13aが表示されている。表示装置225では、ソフトキー13aが押された場合に、CPU222によりジョブ選択画面から応用モードの選択画面に表示が切り替えられる。
図13(b)は、表示装置225に表示される応用モードの選択画面の一例である。応用モードの選択画面においては、シートの混載の有無、表紙に用いられるシートの設定、縮小レイアウトの設定、製本処理に係る設定、綴じ代の設定、枠消しの設定、シャープネスの設定、ネガポジ反転の設定、印刷位置の移動の設定、を行うことができる。また、応用モードの選択画面においては、検査モードを設定する検査モードの選択画面を呼び出すためのソフトキーであり、「検査」の文字が表示されているソフトキー13bが表示されている。また、応用モードの選択画面においては、ジョブ設定画面に戻るためのソフトキーであり、「閉じる」の文字が表示されているソフトキー13cが表示されている。
表示装置225では、ソフトキー13bが押された場合に、CPU222により応用モードの選択画面から検査モードの選択画面に表示が切り替えられる。また、表示装置225では、ソフトキー13cが押された場合に、CPU222により応用モードの選択画面からジョブ設定画面に表示が切り替えられる。
図13(c)は、表示装置225に表示される検査モードの選択画面においてインライン検査が選択されている状態の一例である。また、図13(d)は、表示装置225に表示される検査モードの選択画面においてオフライン検査が選択されている状態の一例である。
検査モードの設定画面においては、インライン検査を設定するためのソフトキーであり、「インライン検査」の文字が表示されているソフトキー13dが表示されている。また、検査モードの設定画面においては、オフライン検査を設定するためのソフトキーであり、「オフライン検査」の文字が表示されているソフトキー13eが表示されている。また、検査モードの設定画面においては、ユーザが選択した検査モードを記録するためのソフトキーであり、「次へ」の文字が表示されているソフトキー13fが表示されている。そして、検査モードの設定画面においては、ユーザが選択した検査モードを記録することなく応用モードの選択画面に戻るためのソフトキーであり、「戻る」の文字が表示されているソフトキー13gが表示されている。
図13(c)に示すように、表示装置225では、ソフトキー13dが押された場合に、インライン検査が選択されるとともに、ソフトキー13dの背景色が黒色で文字色が白色の表示となる。このとき、表示装置225では、ソフトキー13eについて、背景色が白色で文字色が黒色の表示となっている。これにより、ユーザは、インライン検査が選択されていることを表示装置225から視認可能となる。
図13(d)に示すように、表示装置225では、ソフトキー13eが押された場合に、オフライン検査が選択されるとともに、ソフトキー13dの背景色が黒色で文字色が白色の表示となる。このとき、表示装置225では、ソフトキー13dについて、背景色が白色で文字色が黒色の表示となっている。これにより、ユーザは、オフライン検査が選択されていることを表示装置225から視認可能となる。
表示装置225では、インライン検査が選択されている状態でソフトキー13fが押された場合に、CPU222により検査モードの選択画面からインライン検査での排紙先選択画面に表示が切り替えられる。また、表示装置225では、オフライン検査が選択されている状態でソフトキー13fが押された場合に、CPU222により検査モードの選択画面からオフライン検査での排紙先選択画面に表示が切り替えられる。
図14(a)は、表示装置225に表示されるインライン検査での排紙先選択画面の一例である。インライン検査での排紙先選択画面においては、インライン検査で読取画像が正常であると判定されたシート(正常シート)が排紙される排紙先を選択する。インライン検査での排紙先選択画面においては、スタックトレイ341(図2参照)を選択するソフトキーであり、「スタックトレイ」の文字が表示されているソフトキー13hが表示されている。また、インライン検査での排紙先選択画面においては、第1排紙トレイ354(図2参照)を選択するソフトキーであり、「第1排紙トレイ」の文字が表示されているソフトキー13iが表示されている。また、インライン検査での排紙先選択画面においては、第2排紙トレイ355(図2参照)を選択するソフトキーであり、「第2排紙トレイ」の文字が表示されているソフトキー13jが表示されている。また、インライン検査での排紙先選択画面においては、ユーザが選択した排紙先を記録するためのソフトキーであり、「OK」の文字が表示されているソフトキー13kが表示されている。そして、インライン検査での排紙先選択画面においては、ユーザが選択した排紙先を記録することなく検査モードの選択画面に戻るためのソフトキーであり、「戻る」の文字が表示されているソフトキー13lが表示されている。
図14(a)に示すように、表示装置225では、ユーザに選択されている排紙先に対応するソフトキーについて、背景色が黒色で文字色が白色の表示となる。また、表示装置225では、ユーザに選択されていない排紙先に対応するソフトキーについて、背景色が白色で文字色が黒色の表示となる。これにより、ユーザは、インライン検査で読取画像が正常であると判定された場合にシートが排紙される排紙先がいずれであるかを表示装置225から視認可能となる。
また、表示装置225では、ソフトキー13kが押された場合に、ユーザが選択した排紙先を記録することでインライン検査での排紙先の設定が完了することから、CPU222によってジョブ設定画面に表示が切り替えられる。この時、CPU222は、ユーザが選択した排紙先を排紙先情報としてメモリ223のインライン検査用のデータ領域に保存する。
図14(b)は、表示装置225に表示されるオフライン検査での排紙先選択画面の一例である。オフライン検査での排紙先選択画面においては、オフライン検査で読取画像が正常であると判定された正常シートが排紙される排紙先を選択する。オフライン検査での排紙先選択画面においては、図14(a)に示したインライン検査での排紙先選択画面と略同様に、ソフトキー13h~13lが表示されている。ソフトキー13h~13lを押した場合における制御内容は、インライン検査での排紙先選択画面においてソフトキー13h~13lを押した場合略同様のため、説明を省略する。
図14(b)に示すソフトキー13kが押された場合、CPU222は、ユーザが選択した排紙先を排紙先情報としてメモリ223のオフライン検査用のデータ領域に保存する。
表示装置225からユーザに操作された設定内容は、画像形成装置101に通知される。画像形成装置101は、通知された内容から、検査モードと、読取画像が正常であると判定された場合における排紙先と、を設定する。また、画像形成装置101は、読取画像が異常であると判定された場合に排紙される排紙先について、大容量スタッカ110又はフィニッシャ111に通知する。
この、インライン検査及びオフライン検査において、排紙先として設定可能なスタックトレイ341、第1排紙トレイ354、第2排紙トレイ355が、本実施形態における第1排紙部を構成する。
図14(c)は、インライン検査が実行されている最中に表示装置225に表示されるインライン検査中画面である。インライン検査中画面は、インライン検査が設定された状態でユーザによってPC103から外部コントローラ102を介して印刷開始の指示が通知され、画像形成装置101によるシートへの画像の形成とインライン検査とが開始された場合に表示される。
インライン検査中画面では、インライン検査が実行されていることと、オフライン検査を優先して実行可能であることと、を示す表示がなされている。また、インライン検査中画面では、インライン検査を中断してオフライン検査を実行するためのソフトキーであり、「オフライン検査優先モード」の文字が表示されているソフトキー13mが表示されている。
表示装置225では、ソフトキー13mが押された場合に、CPU222がメモリ223にオフライン検査優先モードを記録し、図14(b)に示したオフライン検査での排紙先選択画面に表示が切り替えられる。CPU222は、オフライン検査優先モードが設定された場合、画像形成装置101に対してインライン検査の中断を指示して、オフライン検査を可能にする。オフライン検査優先モードにおける画像形成装置101の動作の詳細については、後述する。
図14(d)は、インライン検査及びオフライン検査を実行しない状態でシートに画像を形成している場合に表示装置225に表示される印刷中画面である。印刷中画面は、インライン検査及びオフライン検査が設定されていない状態でユーザによってPC103から外部コントローラ102を介して印刷開始の指示が通知され、画像形成装置101によるシートへの画像の形成が開始された場合に表示される。
印刷中画面では、印刷装置107によるシートへの画像の形成が実行されていることと、オフライン検査を優先して実行可能であることと、を示す表示がなされている。また、印刷中画面では、印刷装置107によるシートへの画像の形成を中断してオフライン検査を実行するためのソフトキーであり、「オフライン検査優先モード」の文字が表示されているソフトキー13nが表示されている。
表示装置225では、ソフトキー13nが押された場合に、CPU222がメモリ223にオフライン検査優先モードを記録し、図14(b)に示したオフライン検査での排紙先選択画面に表示が切り替えられる。CPU222は、オフライン検査優先モードが設定された場合、画像形成装置101に対して印刷装置107による画像の形成の中断を指示して、オフライン検査を可能にする。オフライン検査優先モードにおける画像形成装置101の動作の詳細については、後述する。
この、オフライン検査優先モードを受け付ける操作部224及び表示装置225が、本実施形態における受付手段を構成する。また、表示装置225に表示され、オフライン検査優先モードを受け付けるソフトキー13m,13nとして表示される画像が、インライン検査、複数枚のシートへの画像形成を中断してオフライン検査を実行させる指示を受け付ける画像を構成する。
なお、オフライン検査が実行されている最中においては、表示装置225にオフライン検査中画面が表示される。オフライン検査中画面は、オフライン検査が設定された状態でユーザによってPC103から外部コントローラ102を介して印刷開始の指示が通知され、オフライン検査が開始された場合に表示される。オフライン検査中画面では、オフライン検査が実行されていることを示す表示がなされており、ユーザによる操作を受け付けるソフトキーについては表示されていない構成となっている。
<パージモード>
次に、欠陥シートを検出した場合の動作モード(パージモード)について、図15を用いて説明する。パージモードは、各シートに対して検査装置109による画像検査が行い、欠陥シートを検出した場合に、正常シートとは異なる排紙先に欠陥シートを排出する検査方法である。図15に示す例においては、連続して5枚のシートに対して検査を行う場合において、4枚目に搬送されたシート4が欠陥シートと判定された場合を図示している。このため、パージモードである場合には、シート4に対するリカバリ印刷が行われない状態で印刷ジョブが終了することとなる。
図15(a)は、パージモードにおいて正常シートの排出先としてスタックトレイ341が設定され、欠陥シートの排出先としてエスケープトレイ346が設定された場合における大容量スタッカ110での動作について説明する図である。また、図15(b)は、図15(a)に示すパージモードにおける大容量スタッカ110での動作によってシート1~3,5がスタックトレイ341に排紙され、シート4がエスケープトレイ346に排紙された状態を示す図である。
図15(a)に示すように、画像形成装置101では、検査装置109において正常シートと判定されたシート1~3をスタックトレイ341に排紙し、検査装置109において欠陥シートと判定されたシート4をスタックトレイ341に排紙する。また、画像形成装置101では、シート4を欠陥シートと判定した以降においても、印刷ジョブを継続させることから、検査装置109において正常シートと判定されたシート5をスタックトレイ341に排紙する。
このため、画像形成装置101では、正常シートと判定されたシート1~3,5がスタックトレイ341に排紙され、欠陥シートと判定されたシート4がエスケープトレイ346に排紙された状態で、印刷ジョブが終了する。
図15(c)は、パージモードにおいて正常シートの排出先として第1排紙トレイ354が設定され、欠陥シートの排出先として第2排紙トレイ355が設定された場合におけるフィニッシャ111での動作について説明する図である。また、図15(d)は、図15(c)に示すパージモードにおけるフィニッシャ111での動作によってシート1~3,5が第1排紙トレイ354に排紙され、シート4が第2排紙トレイ355に排紙された状態を示す図である。
図15(c)に示すように、画像形成装置101では、検査装置109において正常シートと判定されたシート1~3を第1排紙トレイ354に排紙し、検査装置109において欠陥シートと判定されたシート4を第2排紙トレイ355に排紙する。また、画像形成装置101では、シート4を欠陥シートと判定した以降においても、印刷ジョブを継続させることから、検査装置109において正常シートと判定されたシート5を第1排紙トレイ354に排紙する。
このため、画像形成装置101では、正常シートと判定されたシート1~3,5が第1排紙トレイ354に排紙され、欠陥シートと判定されたシート4が第2排紙トレイ355に排紙された状態で、印刷ジョブが終了する。
図15(e)は、パージモードにおいて正常シートの排出先として第2排紙トレイ355が設定され、欠陥シートの排出先として第1排紙トレイ354が設定された場合におけるフィニッシャ111での動作について説明する図である。また、図15(f)は、図15(e)に示すパージモードにおけるフィニッシャ111での動作によってシート1~3,5が第2排紙トレイ355に排紙され、シート4が第1排紙トレイ354に排紙された状態を示す図である。
図15(e)に示すように、画像形成装置101では、検査装置109において正常シートと判定されたシート1~3を第2排紙トレイ355に排紙し、検査装置109において欠陥シートと判定されたシート4を第1排紙トレイ354に排紙する。また、画像形成装置101では、シート4を欠陥シートと判定した以降においても、印刷ジョブを継続させることから、検査装置109において正常シートと判定されたシート5を第2排紙トレイ355に排紙する。
このため、画像形成装置101では、正常シートと判定されたシート1~3,5が第2排紙トレイ355に排紙され、欠陥シートと判定されたシート4が第1排紙トレイ354に排紙された状態で、印刷ジョブが終了する。
インライン検査及びオフライン検査において排紙先としてスタックトレイ341が設定された場合には、欠陥シートが排紙されるエスケープトレイ346が、第2排紙部を構成する。また、インライン検査及びオフライン検査において排紙先として第1排紙トレイ354が設定された場合には、欠陥シートが排紙される第2排紙トレイ355が、第2排紙部を構成する。また、インライン検査及びオフライン検査において、排紙先として第2排紙トレイ355が設定された場合には、欠陥シートが排紙される第1排紙トレイ354が、第2排紙部を構成する。
また、検査装置109を通過したシートを排紙可能なスタックトレイ341、エスケープトレイ346、第1排紙トレイ354、第2排紙トレイ355が、排紙部を構成する。
<正解画像の登録に係る説明>
次に、検査装置109に正解画像を登録させるために画像形成装置101が実行する一連の制御について、図16、図17を用いて説明を行う。図16、図17に示す正解画像の登録制御は、ユーザが検査装置109の表示装置241に表示されている正解画像の登録を指示するためのボタン503(図5参照)が押されたことに基づき開始される。
図16(a)は、インライン検査における正解画像の登録制御のうち印刷装置107のCPU222が実行する処理を示すフローチャートである。インライン検査における正解画像の登録処理(インライン検査登録処理)において、CPU222は、まず、シートに正解画像として登録する画像の印刷を行う(S1)。この処理において、CPU222は、システムバス231を介して、レーザ露光部227、作像部228、定着部229、給紙部230に対して、正解画像の印刷を指示する。また、CPU222は、通信ケーブル254を介して、インサータ108、検査装置109、大容量スタッカ110、フィニッシャ111に対して、正解画像が印刷されたシートの搬送を指示する。
次に、CPU222は、正解画像の登録処理を検査装置109に指示する(S2)。この処理において、CPU222は、通信ケーブル254を介して、検査装置109に対して、後述する図17に示す正解画像の登録処理の実行を指示する。
次に、CPU222は、検査装置109による正解画像の登録処理が完了したか否かを判定する(S3)。この処理において、検査装置109による正解画像の登録処理が完了していないと判定した場合(No)、CPU222は、ステップS3の処理を繰り返すことで検査装置109による正解画像の登録処理が完了するまで待機する。
検査装置109による正解画像の登録処理が完了したと判定した場合(Yes)、CPU222は、正解画像として登録する画像として次の画像があるか否かを判定する(S4)。この処理において、次の画像があると判定した場合(Yes)、CPU222は、ステップS1に処理を戻す。一方、ステップS4の処理において、次の画像はないと判定した場合(No)、CPU222は、インライン検査登録処理を終了する。
図16(b)は、オフライン検査における正解画像の登録制御のうち印刷装置107のCPU222が実行する処理を示すフローチャートである。オフライン検査における正解画像の登録処理(オフライン検査登録処理)において、CPU222は、まず、正解画像として登録する画像が印刷されているシートの搬送を行う(S11)。この処理において、CPU222は、通信ケーブル254を介して、インサータ108、検査装置109、大容量スタッカ110、フィニッシャ111に対して、インサータトレイ321に載置された正解画像が印刷済みのシートの搬送を指示する。
次に、CPU222は、正解画像の登録処理を検査装置109に指示する(S12)。この処理において、CPU222は、通信ケーブル254を介して、検査装置109に対して、後述する図17に示す正解画像の登録処理の実行を指示する。
次に、CPU222は、検査装置109による正解画像の登録処理が完了したか否かを判定する(S13)。この処理において、検査装置109による正解画像の登録処理が完了していないと判定した場合(No)、CPU222は、ステップS13の処理を繰り返すことで検査装置109による正解画像の登録処理が完了するまで待機する。
検査装置109による正解画像の登録処理が完了したと判定した場合(Yes)、CPU222は、正解画像として登録する画像として次の画像があるか否かを判定する(S14)。この処理において、次の画像があると判定した場合(Yes)、CPU222は、ステップS11に処理を戻す。一方、ステップS4の処理において、次の画像はないと判定した場合(No)、CPU222は、オフライン検査登録処理を終了する。
次に、図17を用いて、インライン検査と、オフライン検査と、のいずれの検査を実行する場合においても実行される検査装置109による正解画像の登録制御について説明する。図17は、正解画像の登録制御として検査装置109のCPU238が実行する処理を示すフローチャートである。
正解画像の登録制御において、CPU238は、まず、検査モードの設定を印刷装置107から取得する(S21)。この処理において、CPU238は、ユーザが操作部224を操作することで印刷装置107のメモリ223に記録された検査モードの設定の情報(設定情報)を、通信ケーブル254を介してメモリ223から取得する。CPU238は、取得した設定情報を、メモリ239に保存する。
次に、CPU238は、シートが読取位置333aに到達したか否かを判定する(S22)。この処理において、CPU238は、インサータ108から搬送され搬送部255によって搬送されるシートが、カメラ331,332によってシートに形成された画像を読取可能な読取位置333aに到達したか否かを判定する。CPU238は、読取位置333aまで到達していないと判定した場合(No)、ステップS22の処理を繰り返すことでシートが読取位置333aに到達するまで待機する。
ステップS22の処理において、シートが読取位置333aまで到達したと判定した場合(Yes)、CPU238は、カメラ331,332による画像データの取得を実行する(S23)。この処理において、CPU238は、メモリ239に保存されている設定情報を参照し、シートの表面と、裏面と、の一方又は表面及び裏面の両面をカメラ331,332によって読み取り、読み取った内容を画像データとして取得する。
次に、CPU238は、検査モードがインライン検査か否かを判定する(S24)。この処理において、CPU238は、メモリ239に保存されている設定情報を参照し、検査モードがインライン検査か否かを判定する。
ステップS24の処理において、検査モードがインライン検査であると判定した場合(Yes)、CPU238は、メモリ239のインライン検査用のデータ領域に、ステップS23の処理で取得した画像データを保存する(S25)。一方、ステップS24の処理において、検査モードがオフライン検査であると判定した場合(No)、CPU238は、メモリ239のオフライン検査用のデータ領域に、ステップS23の処理で取得した画像データを保存する(S26)。
ステップS24~S26の処理をCPU238が実行することにより、検査装置109は、インライン検査用の正解画像と、オフライン検査用の正解画像と、をメモリ239においてそれぞれ異なるデータ領域に保存することができる。
CPU238は、ステップS25,S26の処理を実行することで、1枚のシートに形成された正解画像を登録する処理が完了することから、通信ケーブル254を介してCPU222に正解画像を登録する処理が完了したことを通知する。通知を受け取ることにより、CPU222は、図16(a)、(b)に示したステップS13,S23の処理からステップS14、S24の処理に処理を進めることができる。
ステップS25又はステップS26の処理を実行した後、CPU238は、正解画像として登録する画像として次の画像があるか否かを判定する(S27)。この処理において、次の画像があると判定した場合(Yes)、CPU238は、ステップS22に処理を戻す。一方、ステップS27の処理において、次の画像はないと判定した場合(No)、CPU238は、正解画像の登録制御を終了する。
<インライン検査における画像形成装置の動作の説明>
図18は、1枚のシートに対してインライン検査を実行する場合にCPU222が実行するインライン検査処理を示すフローチャートである。CPU222は、複数枚のシートに対して連続してインライン検査を実行する場合、インライン検査を実行するシートがなくなるまで図18に示すインライン検査処理を繰り返し実行する。
インライン検査処理において、CPU222は、まず、シートにインライン検査の対象となる読取画像の印刷を行う(S31)。この処理において、CPU222は、システムバス231を介して、レーザ露光部227、作像部228、定着部229、給紙部230に対して、読取画像の印刷を指示する。また、CPU222は、通信ケーブル254を介して、インサータ108、検査装置109、大容量スタッカ110、フィニッシャ111に対して、読取画像が印刷されたシートの搬送を指示する。
次に、CPU222は、読取画像の検査を検査装置109に指示する(S32)。この処理において、CPU222は、通信ケーブル254を介して、検査装置109に対して、シートに形成された読取画像の検査処理の実行を指示する。
検査装置109のCPU238は、CPU222から検査処理の実行が指示されたことを受け、シートが読取位置333aに到達した場合に、カメラ331,332によってシートに形成された読取画像の読み取りを実行する。CPU238は、メモリ239のインライン検査用のデータ領域に保存されている正解画像の画像データ及び検査情報を参照し、正解画像と、読取画像と、を検査情報に応じた内容で比較し、読取画像が正常か否かを判定する検査処理を実行する。
CPU238は、検査処理によって読取画像が正常であると判定した場合、検査結果として正常画像であることを示す結果データをメモリ239のインライン検査用のデータ領域に保存する。また、CPU238は、検査処理によって読取画像が異常であると判定した場合、検査結果として欠陥画像であることを示す結果データをメモリ239のインライン検査用のデータ領域に保存する。
ステップS32の処理を実行した後、CPU222は、検査装置109による検査処理が完了したか否かを判定する(S33)。この処理において、検査装置109による検査処理が完了していないと判定した場合(No)、CPU222は、ステップS33の処理を繰り返すことで検査装置109による検査処理が完了するまで待機する。
検査装置109による検査処理が完了したと判定した場合(Yes)、CPU222は、検査した結果、読取画像が欠陥シートと判定されたか否かを判定する(S34)。この処理において、CPU222は、通信ケーブル254を介してメモリ239のインライン検査用のデータ領域から、結果データを取得する。CPU222は、取得した結果データから、欠陥画像が形成された欠陥シートを搬送中であるか否かを判定する。
ステップS34の処理において、搬送中のシートが欠陥シートではないと判定した場合(No)、CPU222は、排紙先情報で指定されている排紙先にシートを排紙し(S35)、1枚のシートに対するインライン検査処理を終了する。この処理において、CPU222は、読取画像が正常画像であることから、排紙先情報で指定されている排紙先に正常シートを排紙する。CPU222は、排紙先情報で排紙先としてスタックトレイ341が指定されている場合、正常シートをスタックトレイ341に排紙することを通信ケーブル254を介して大容量スタッカ110に指示する。また、CPU222は、排紙先情報で排紙先として第1排紙トレイ354が指定されている場合、正常シートを第1排紙トレイ354に排紙することを通信ケーブル254を介してフィニッシャ111に指示する。そして、CPU222は、排紙先情報で排紙先として第2排紙トレイ355が指定されている場合、正常シートを第2排紙トレイ355に排紙することを通信ケーブル254を介してフィニッシャ111に指示する。
ステップS34の処理において、搬送中のシートが欠陥シートであると判定した場合(Yes)、CPU222は、シートの排紙先がスタックトレイ341であるか否かを判定する(S36)。この処理において、CPU222は、メモリ223のインライン検査用のデータ領域に保存された排紙先情報を参照し、設定されている排紙先がスタックトレイ341か否かを判定する。
ステップS36の処理において、排紙先がスタックトレイ341であると判定した場合(Yes)、CPU222は、欠陥シートをエスケープトレイ346に排紙することを通信ケーブル254を介して大容量スタッカ110に指示する(S37)。そして、CPU222は、1枚のシートに対するインライン検査処理を終了する。
一方、排紙先がスタックトレイ341ではないと判定した場合(No)、CPU222は、シートの排紙先が第1排紙トレイ354であるか否かを判定する(S38)。この処理において、CPU222は、メモリ223のインライン検査用のデータ領域に保存された排紙先情報を参照し、設定されている排紙先が第1排紙トレイ354か否かを判定する。
ステップS37の処理において、排紙先が第1排紙トレイ354であると判定した場合(Yes)、CPU222は、欠陥シートを第2排紙トレイ355に排紙することを通信ケーブル254を介してフィニッシャ111に指示する(S39)。そして、CPU222は、1枚のシートに対するインライン検査処理を終了する。
一方、ステップS37の処理において、排紙先が第1排紙トレイ354ではないと判定した場合(No)、CPU222は、欠陥シートを第1排紙トレイ354に排紙することを通信ケーブル254を介してフィニッシャ111に指示する(S40)。そして、CPU222は、1枚のシートに対するインライン検査処理を終了する。
<オフライン検査における画像形成装置の動作の説明>
図19は、1枚のシートに対してオフライン検査を実行する場合にCPU222が実行するオフライン検査処理を示すフローチャートである。CPU222は、複数枚のシートに対して連続してオフライン検査を実行する場合、オフライン検査を実行するシートがなくなるまで図19に示すオフライン検査処理を繰り返し実行する。
オフライン検査処理において、CPU222は、まず、オフライン検査を行う画像が印刷済みのシートの搬送を行う(S51)。この処理において、CPU222は、通信ケーブル254を介して、インサータ108、検査装置109、大容量スタッカ110、フィニッシャ111に対して、インサータトレイ321に載置された読取画像が印刷済みのシートの搬送を指示する。
次に、CPU222は、読取画像の検査を検査装置109に指示する(S52)。この処理において、CPU222は、通信ケーブル254を介して、検査装置109に対して、シートに形成された読取画像の検査処理の実行を指示する。
検査装置109のCPU238は、CPU222から検査処理の実行が指示されたことを受け、シートが読取位置333aに到達した場合に、カメラ331,332によってシートに形成された読取画像の読み取りを実行する。CPU238は、メモリ239のオフライン検査用のデータ領域に保存されている正解画像の画像データ及び検査情報を参照し、正解画像と、読取画像と、を検査情報に応じた内容で比較し、読取画像が正常か否かを判定する検査処理を実行する。
CPU238は、検査処理によって読取画像が正常であると判定した場合、検査結果として正常画像であることを示す結果データをメモリ239のオフライン検査用のデータ領域に保存する。また、CPU238は、検査処理によって読取画像が異常であると判定した場合、検査結果として欠陥画像であることを示す結果データをメモリ239のオフライン検査用のデータ領域に保存する。
ステップS52の処理を実行した後、CPU222は、検査装置109による検査処理が完了したか否かを判定する(S53)。この処理において、検査装置109による検査処理が完了していないと判定した場合(No)、CPU222は、ステップS53の処理を繰り返すことで検査装置109による検査処理が完了するまで待機する。
検査装置109による検査処理が完了したと判定した場合(Yes)、CPU222は、検査した結果、読取画像が欠陥シートと判定されたか否かを判定する(S54)。この処理において、CPU222は、通信ケーブル254を介してメモリ239のオフライン検査用のデータ領域から、結果データを取得する。CPU222は、取得した結果データから、欠陥画像が形成された欠陥シートを搬送中であるか否かを判定する。
ステップS54の処理において、搬送中のシートが欠陥シートではないと判定した場合(No)、CPU222は、排紙先情報で指定されている排紙先にシートを排紙し(S55)、1枚のシートに対するオフライン検査処理を終了する。この処理において、CPU222は、読取画像が正常画像であることから、排紙先情報で指定されている排紙先に正常シートを排紙する。CPU222は、排紙先情報で排紙先としてスタックトレイ341が指定されている場合、正常シートをスタックトレイ341に排紙することを通信ケーブル254を介して大容量スタッカ110に指示する。また、CPU222は、排紙先情報で排紙先として第1排紙トレイ354が指定されている場合、正常シートを第1排紙トレイ354に排紙することを通信ケーブル254を介してフィニッシャ111に指示する。そして、CPU222は、排紙先情報で排紙先として第2排紙トレイ355が指定されている場合、正常シートを第2排紙トレイ355に排紙することを通信ケーブル254を介してフィニッシャ111に指示する。
ステップS54の処理において、搬送中のシートが欠陥シートであると判定した場合(Yes)、CPU222は、シートの排紙先がスタックトレイ341であるか否かを判定する(S56)。この処理において、CPU222は、メモリ223のオフライン検査用のデータ領域に保存された排紙先情報を参照し、設定されている排紙先がスタックトレイ341か否かを判定する。
ステップS56の処理において、排紙先がスタックトレイ341であると判定した場合(Yes)、CPU222は、欠陥シートをエスケープトレイ346に排紙することを通信ケーブル254を介して大容量スタッカ110に指示する(S57)。そして、CPU222は、1枚のシートに対するオフライン検査処理を終了する。
一方、排紙先がスタックトレイ341ではないと判定した場合(No)、CPU222は、シートの排紙先が第1排紙トレイ354であるか否かを判定する(S58)。この処理において、CPU222は、メモリ223のオフライン検査用のデータ領域に保存された排紙先情報を参照し、設定されている排紙先が第1排紙トレイ354か否かを判定する。
ステップS57の処理において、排紙先が第1排紙トレイ354であると判定した場合(Yes)、CPU222は、欠陥シートを第2排紙トレイ355に排紙することを通信ケーブル254を介してフィニッシャ111に指示する(S59)。そして、CPU222は、1枚のシートに対するオフライン検査処理を終了する。
一方、ステップS57の処理において、排紙先が第1排紙トレイ354ではないと判定した場合(No)、CPU222は、欠陥シートを第1排紙トレイ354に排紙することを通信ケーブル254を介してフィニッシャ111に指示する(S60)。そして、CPU222は、1枚のシートに対するオフライン検査処理を終了する。
<オフライン検査優先モード>
図18、図19に示したように、画像形成装置101では、インライン検査とオフライン検査とについて、いずれも検査装置109を用いることから、並列してインライン検査処理とオフライン検査処理とを実行できない構成となっている。
本実施形態の画像形成装置101では、ユーザがインライン検査中にオフライン検査を実行したい場合に、オフライン検査優先モードを実行することで、インライン検査を一時中断し、オフライン検査を優先して実行可能に構成されている。これにより、ユーザは、インライン検査中にオフライン検査を実行したい場合、インサータ108のインサータトレイ321にシートをセットした後、実行中のインライン検査が完了するまで待機することなくオフライン検査を実行できる。
図20、図21は、画像形成装置101がジョブを実行する場合にCPU222が実行する制御処理を示すフローチャートである。図20に示すように、CPU222は、まず、実行するジョブが検査ジョブであるか否かを判定する(S71)。この処理において、CPU222は、メモリ223に保存されている検査モードの設定を参照し、投入されたジョブが検査ジョブか否かを判定する。
ステップS71の処理において、検査ジョブであると判定した場合(Yes)、CPU222は、正解画像の登録が開始されたか否かを判定する(S72)。この処理において、CPU222は、通信ケーブル254を介して検査装置109の状態を取得し、検査装置109の表示装置241に表示されている正解画像の登録を開始するボタン503(図5参照)が押されたか否かを判定する。
ステップS72の処理において、正解画像の登録が開始されていないと判定した場合(No)、CPU222は、ステップS72の処理を繰り返すことで正解画像の登録が開始されるまで待機する。一方、正解画像の登録が開始されたと判定した場合(Yes)、CPU222は、検査モードとして設定されているものがオフライン検査であるか否かを判定する(S73)。この処理において、CPU222は、メモリ223に保存されている設定情報から、検査モードとしてオフライン検査が設定されているか否かを判定する。
ステップS73の処理において、オフライン検査が設定されていると判定した場合(Yes)、CPU222は、オフライン検査登録処理を実行する(S74)。この処理において、CPU222は、図16(b)に示したオフライン検査登録処理を実行する。
次に、CPU222は、オフライン検査処理を実行する(S75)。この処理において、CPU222は、図19に示したオフライン検査処理を実行する。次に、CPU222は、オフライン検査を実行する次のシートがあるか否かを判定する(S76)。この処理において、次のシートがあると判定した場合(No)、CPU222は、ステップS75に処理を戻す。一方、次のシートがないと判定した場合(No)、CPU222は、オフライン検査の対象となるシートをすべてオフライン検査したと判定し、ステップS93に処理を進める。
ステップS73の処理において、インライン検査が設定されていると判定した場合(No)、CPU222は、インライン検査登録処理を実行する(S77)。この処理において、CPU222は、図16(a)に示したインライン検査登録処理を実行する。
次に、CPU222は、インライン検査処理を実行する(S78)。この処理において、CPU222は、図18に示したインライン検査処理を実行する。次に、CPU222は、インライン検査を実行する次のシートがあるか否かを判定する(S79)。この処理において、次のシートがないと判定した場合(No)、CPU222は、インライン検査の対象となるシートをすべてインライン検査したと判定し、ステップS93に処理を進める。
一方、次のシートがあると判定した場合(Yes)、CPU222は、オフライン検査優先モードが設定されているか否かを判定する(S80)。この処理において、CPU222は、メモリ223にオフライン検査優先モードの設定が保存されているか否かを判定する。上述したように、本実施形態の画像形成装置101では、インライン検査中において表示装置225に表示されるソフトキー13m(図14(c)参照)が押されることで、メモリ223にオフライン検査優先モードの設定が保存される。
ステップS80の処理において、オフライン検査優先モードが設定されていないと判定した場合(No)、CPU222は、ステップS78に処理を戻し、インライン検査を継続する。一方、オフライン検査優先モードが設定されていると判定した場合(Yes)、CPU222は、印刷動作の中断を指示する(S81)。この処理において、CPU222は、システムバス231を介して、レーザ露光部227、作像部228、定着部229、給紙部230に対して、読取画像の印刷を中断することを指示する。
画像形成装置101では、CPU222によって印刷動作の中断が指示された場合に、給紙デッキ301,302に載置されたシートの搬送が中断される。また、画像形成装置101では、CPU222によって印刷動作の中断が指示された時点で給紙デッキ301,302から搬送開始されているシートについて、読取画像の形成、インライン検査が実行され、検査結果と排紙先情報とに応じた排紙先に排紙される。
10枚のシートに対してインライン検査を実行する検査ジョブにおいて、3枚目のシートの印刷中に印刷動作の中断を検出し、検出した時点で5枚目のシートまで給紙デッキ301,302から搬送開始されていた場合を例に説明する。画像形成装置101では、5枚目のシートについて、読取画像の形成、インライン検査が実行され、検査結果と排紙先情報とに応じた排紙先に排紙される。また、画像形成装置101では、給紙デッキ301,302から搬送開始されていない6枚目のシートについては、給紙デッキ301,302で待機した状態となる。
このため、画像形成装置101では、オフライン検査優先モードが設定されたことに基づき印刷動作を中断する場合、オフライン検査を開始する時点で、いずれのシート搬送パス内にもシートが存在しない状態となっている。
次に、CPU222は、インライン検査の情報を退避するように検査装置109に指示する(S82)。この処理において、CPU222は、通信ケーブル254を介して、検査装置109のメモリ239に保存されている既に実行されたインライン検査の結果等の情報を、メモリ223の所定の領域に退避するように指示する。次に、CPU222は、正解画像の登録が開始されたか否かを判定する(S83)。この処理において、CPU222は、通信ケーブル254を介して検査装置109の状態を取得し、検査装置109の表示装置241に表示されている正解画像の登録を開始するボタン503が押されたか否かを判定する。
次に、CPU222は、オフライン検査登録処理を実行する(S84)。この処理において、CPU222は、図16(b)に示したオフライン検査登録処理を実行する。次に、CPU222は、オフライン検査処理を実行する(S85)。この処理において、CPU222は、図19に示したオフライン検査処理を実行する。次に、CPU222は、オフライン検査を実行する次のシートがないか否かを判定する(S86)。この処理において、次のシートがあると判定した場合(No)、CPU222は、ステップS85に処理を戻す。
一方、次のシートがないと判定した場合(No)、CPU222は、インライン検査が中断中であるか否かを判定する(S87)。この処理において、インライン検査が中断中であると判定した場合(Yes)、CPU222は、ステップS82の処理でメモリ223に退避したインライン検査の情報を再取得するよう、通信ケーブル254を介して検査装置109に指示する(S88)。ステップS88の処理を実行した後、CPU222は、ステップS78に処理を戻し、中断していたインライン検査を再開する。
ステップS87の処理において、インライン検査の中断中ではないと判定した場合(No)、CPU222は、複数枚のシートへの印刷動作中にオフライン検査優先モードが設定され、印刷動作が中断されていると判定する。このため、CPU222は、ステップS89に処理を進める。
ステップS71の処理において、検査ジョブではないと判定した場合(No)又はステップS87の処理において、インライン検査の中断中ではないと判定した場合(No)、CPU222は、ステップS89に処理を進める。ステップS89の処理において、CPU222は、印刷ジョブが投入されたと判定し、印刷ジョブに基づくシートの印刷を実行する(S89)。この処理において、CPU222は、システムバス231を介して、レーザ露光部227、作像部228、定着部229、給紙部230に対して、画像の印刷を指示する。また、CPU222は、通信ケーブル254を介して、インサータ108、検査装置109、大容量スタッカ110、フィニッシャ111に対して、画像が印刷されたシートの搬送を指示する。
画像形成システム1では、CPU222によってステップS89の処理が実行される場合、検査装置109によるシートに形成された画像の検査が行われない。このため、検査装置109は、検査装置109に搬送されたシートに形成された画像を読み取らずにシートを通過させ、大容量スタッカ110に向けて搬送するように構成されている。また、画像形成システム1では、印刷ジョブにおいて、シートの排紙先として、スタックトレイ341、第1排紙トレイ354、第2排紙トレイ355のいずれかを指定可能に構成されており、印刷したシートを印刷ジョブで指定された排紙先に排紙する。
次に、CPU222は、次に印刷するシートがあるか否かを判定する(S90)。この処理において、CPU222は、印刷ジョブで指定された枚数のシートに対して印刷を行ったか否かを判定している。次のシートがないと判定した場合(No)、CPU222は、印刷ジョブで指定された枚数のシートに対する印刷を完了したと判定し、ステップS93に処理を進める。
一方、次のシートがあると判定した場合(Yes)、CPU222は、オフライン検査優先モードが設定されているか否かを判定する(S91)。この処理において、CPU222は、メモリ223にオフライン検査優先モードの設定が保存されているか否かを判定する。上述したように、本実施形態の画像形成装置101では、印刷動作中において表示装置225に表示されるソフトキー13n(図14(d)参照)が押されることで、メモリ223にオフライン検査優先モードの設定が保存される。
ステップS91の処理において、オフライン検査優先モードが設定されていないと判定した場合(No)、CPU222は、ステップS89に処理を戻し、シートへの画像の印刷を継続する。一方、オフライン検査優先モードが設定されていると判定した場合(Yes)、CPU222は、印刷動作の中断を指示する(S92)。この処理において、CPU222は、ステップS81の処理と略同様に、システムバス231を介して、レーザ露光部227、作像部228、定着部229、給紙部230に対して、読取画像の印刷を中断することを指示する。
画像形成装置101では、CPU222によって印刷動作の中断が指示された場合に、給紙デッキ301,302に載置されたシートの搬送が中断される。また、画像形成装置101では、CPU222によって印刷動作の中断が指示された時点で給紙デッキ301,302から搬送開始されているシートについて、画像の形成と、予め設定された排紙先への排紙が実行される。また、画像形成装置101では、給紙デッキ301,302から搬送が開始されていないシートについて、中断された印刷動作が再開されるまで給紙デッキ301,302に待機される。
画像形成装置101では、インライン検査を中断するために印刷動作の中断を指示した場合と、検査装置109による検査を実行しない複数枚のシートへの印刷動作の中断を指示した場合と、で、中断されるまでに印刷されるシートの枚数が同数となっている。
このため、画像形成装置101では、オフライン検査優先モードが設定されたことに基づき印刷動作を中断する場合、オフライン検査を開始する時点で、いずれのシート搬送パス内にもシートが存在しない状態となっている。
ステップS92の処理を実行した後、CPU222は、ステップS83に処理を進め、オフライン検査に係る処理を開始する。
ステップS76の処理で次のシートはないと判定した場合(Yes)、ステップS79の処理で次のシートはないと判定した場合(No)、ステップS90の処理で次のシートはないと判定した場合(No)、CPU222は、ステップS93に処理を進める。ステップS93の処理において、CPU222は、動作中の全負荷に対して停止を指示し(S93)、画像形成装置101がジョブを実行する場合にCPU222が実行する制御処理を終了する。
CPU222は、ステップS76の処理からステップS93の処理に進んだ場合、オフライン検査処理が終了したと判定する。この場合、CPU222は、通信ケーブル254を介して、インサータ108、検査装置109、大容量スタッカ110、フィニッシャ111に対して、シートの搬送の終了を指示し、動作中の全負荷に対して停止を指示する、
また、CPU222は、ステップS79の処理からステップS93の処理に進んだ場合、インライン検査処理が終了したと判定する。この場合、CPU222は、システムバス231を介して、レーザ露光部227,作像部228,定着部229、給紙部230に対して、印刷動作の終了を指示する。また、CPU222は、通信ケーブル254を介して、インサータ108、検査装置109、大容量スタッカ110、フィニッシャ111に対して、シートの搬送の終了を指示する。これにより、CPU222は、動作中の全負荷に対して停止を指示する。
そして、CPU222は、ステップS90の処理からステップS93の処理に進んだ場合、シートへの印刷動作が終了したと判定する。この場合、CPU222は、システムバス231を介して、レーザ露光部227,作像部228,定着部229、給紙部230に対して、印刷動作の終了を指示する。また、CPU222は、通信ケーブル254を介して、インサータ108、検査装置109、大容量スタッカ110、フィニッシャ111に対して、シートの搬送の終了を指示する。これにより、CPU222は、動作中の全負荷に対して停止を指示する。
<本実施形態のまとめ>
本実施形態のCPU222は、インライン検査を実行する場合と、印刷ジョブに基づきシートを印刷する場合と、において、印刷装置107で画像が形成されたシートをインサータ108に搬送するよう給紙部230を制御する。また、CPU222は、通信ケーブル254を介して、インサータ108に対して、印刷装置107で画像が形成されインサータ108に搬送されたシートを検査装置109に搬送する指示を行う。インサータ108では、CPU222の指示を受けることにより、CPU233によって給紙部235が制御され、シートが検査装置109に搬送される。
また、本実施形態のCPU222は、オフライン検査を実行する場合において、通信ケーブル254を介して、インサータ108に対して、インサータトレイ321に載置されたシートを検査装置109に搬送する指示を行う。インサータ108では、CPU222の指示を受けることにより、CPU233によって給紙部235が制御され、インサータトレイ321に載置されたシートが検査装置109に搬送される。
このように、本実施形態のCPU222は、印刷装置107において画像が形成されたシートを検査装置109に搬送し、検査装置109によってインライン検査する第1モードを実行可能に構成されている。また、CPU222は、インサータトレイ321に載置されたシートを検査装置109に搬送し、検査装置109によってオフライン検査する第2モードを実行可能に構成されている。そして、CPU222は、投入される検査ジョブに応じて、第1モードと、第2モードと、を選択的に実行可能に構成されている。
また、CPU222は、図20、図21に示したように、インライン検査を実行している状態で、オフライン検査を実行するオフライン検査優先モードを設定された場合、インライン検査を中断する。CPU222は、インライン検査を中断した後、オフライン検査を実行するように構成されている。
さらに、CPU222は、印刷したシートに形成された画像を検査装置109に画像を読み取らせずに通過させる処理を実行している状態で、オフライン検査を実行するオフライン検査優先モードが設定された場合、シートへの印刷を中断する。CPU222は、シートへの印刷を中断した後、オフライン検査を実行するように構成されている。
図20、図21に示したインライン検査を中断してオフライン検査を実行する場合におけるステップS77~S79の処理が、本実施形態における第1処理を構成し、ステップS84~S86の処理が、本実施形態における第2処理を構成する。また、印刷装置107において画像が形成されて搬送されるシートと、インサータトレイ321から搬送されるシートと、を検査装置109に搬送可能な給紙部233,235が、本実施形態における搬送部を構成する。
また、CPU222は、複数枚のシートへ画像を形成し、画像が形成されたシートを検査装置109に搬送し、検査することなく排紙する第3モードを実行可能に構成されている。図20,21に示した、検査ジョブではない場合における複数枚のシートへの印刷を実行するステップS89,S90の処理が、本実施形態における第3処理を構成する。
以上のように、本実施形態の画像形成システム1は、複数枚のシートに対するインライン検査中にオフライン検査優先モードを設定することで、連続した印刷動作を中断してオフライン検査を優先的に実行することができる。
この構成により、画像形成システム1は、実行中のインライン検査を中断して優先度が高いオフライン検査を実行することをユーザが所望した場合に、実行中のインライン検査の完了を待たずにオフライン検査を実行することができる。これにより、画像形成システム1は、インライン検査の実行中にユーザがオフライン検査の実行を設定してから該オフライン検査が終了するまでに必要となる時間を短縮することができ、ユーザの要求に応じたオフライン検査を実行することができる。
また、本実施形態の画像形成システム1は、複数枚のシートに対するインライン検査中にインライン検査を中断し、オフライン検査を実行する場合に、オフライン検査が終了した後に再開するように構成されている。
この構成により、画像形成システム1は、優先して実行したオフライン検査の終了後に、ユーザが操作することなく中断していたインライン検査を再開することで、インライン検査の再開にかかるユーザの負担を軽減できる。
また、本実施形態の画像形成システム1は、複数枚のシートに対する印刷動作を行い、
検査装置109において検査することなく排紙する場合にオフライン検査優先モードを設定し、連続した印刷動作を中断してオフライン検査を優先的に実行することができる。
この構成により、画像形成システム1は、実行中の複数枚のシートへの印刷動作を中断して優先度が高いオフライン検査を実行することをユーザが所望した場合に、実行中の複数枚のシートへの印刷動作の完了を待たずにオフライン検査を実行することができる。これにより、画像形成システム1は、複数枚のシートへの印刷動作の実行中にユーザがオフライン検査の実行を設定してから該オフライン検査が終了するまでに必要となる時間を短縮でき、ユーザの要求に応じたオフライン検査を実行することができる。
<変形例>
なお、本実施形態において、画像形成システム1は、オフライン検査を実行する場合に、インサータ108のインサータトレイ321に載置されたシートを搬送するように構成されているが、これに限定されない。画像形成システム1は、例えば、印刷装置107による画像形成を行わないことで、給紙デッキ301,302からオフライン検査で用いるシートを検査装置109に搬送し、オフライン検査を実行するように構成されていてもよい。このように構成された場合、給紙デッキ301,302が、載置部を構成する。
また、本実施形態において、画像形成システム1は、シートに形成された画像を読み取る画像読取部として、正解画像と読取画像とを比較する検査を行い、検査結果に応じて排出先を設定する検査装置109を備えているが、これに限定されない。画像形成システム1は、画像読取部よってシートに形成された画像を読み取り、読み取った画像データに基づき連続して搬送されるシートの斜行補正や印刷装置107による画像形成時における色調補正を行うように構成されていてもよい。このように構成される場合、画像形成システム1は、画像読取部が画像を読み取った結果がいずれの結果である場合にも予め設定された排出先にシートを排出するように構成されていてもよい。
また、本実施形態の画像形成システム1は、オフライン検査優先モードでのオフライン検査において、スタックトレイ341と、第1排紙トレイ354と、第2排紙トレイ355と、のうちユーザが指定した排紙先に正常シートを排紙する。このため、画像形成システム1では、インライン検査又は複数枚のシートの印刷ジョブで設定したシートの排紙先と、オフライン検査優先モードでのオフライン検査における正常シートの排紙先が重複し得る構成となっているが、これに限定されない。画像形成システム1は、オフライン検査優先モードでのオフライン検査における正常シートの排紙先について、インライン検査又は複数枚のシートの印刷ジョブで設定した排紙先を選択できないように構成されていてもよい。
このように構成されることで、画像形成システム1は、インライン検査で正常シートの排紙先に設定され正常シートが積載されている排紙先にオフライン検査によって正常シートと判定されたシートが排紙され、混載されてしまうことを防止できる。
このように構成された場合、オフライン検査で指定された正常シートの排紙先が、第1排紙部を構成し、インライン検査で指定された正常シートの排紙先が、第3排紙部を構成する。
また、本実施形態の画像形成システム1は、複数枚のシートへのインライン検査中や複数枚のシートの印刷動作中に中断する場合に、給紙デッキ301,302より搬送開始されているシートを排紙してからオフライン検査を開始するが、これに限定されない。画像形成システム1は、オフライン検査においてインサータトレイ321から給紙されるシートと合流しない位置に、給紙デッキ301,302から搬送開始したシートを待機させることで、インライン検査や印刷動作を中断するように構成されていてもよい。
また、本実施形態において、画像形成システム1は、画像形成装置101に外部コントローラ102が接続された構成であるが、これに限定されない。画像形成装置101は、例えば、外部LAN104に接続し、クライアントPC103から、画像形成装置101が処理可能な印刷データを送信するように構成されていてもよい。このように構成される場合、画像形成装置101は、データ解析やラスタライズ処理を実行し、印刷処理を実行する。
また、本実施形態において、画像形成システム1は、外部コントローラ102と画像形成装置101とが内部LAN105とビデオケーブル106とによって接続されているが、これに限定されない。画像形成システム1は、印刷に必要なデータの送受信が外部コントローラ102と画像形成装置101とが行える構成であればよく、例えば、ビデオケーブルのみで接続される構成でもよい。
また、本実施形態において、画像形成システム1は、メモリ202、メモリ209、メモリ223、メモリ234、メモリ239、メモリ246を有しているが、これに限定されない。画像形成システム1は、メモリ202,209,223,234,239,246のそれぞれについて、データやプログラムを保持するための記憶装置から構成されていればよい。具体的には、メモリ202,209,223,234,239,246は、揮発性のRAM、不揮発性のROM、内蔵HDD、外付けHDD、USBメモリから構成されていてもよい。
1…画像形成システム:107…画像形成部(印刷装置):109…検査部(検査装置):222,238…制御部(CPU):224…受付手段(操作部):225…受付手段(表示装置):230,235…搬送部(給紙部):301,302…載置部(給紙デッキ):321…載置部(インサータトレイ):341…排紙部、第1排紙部、第3排紙部(スタックトレイ):346…排紙部、第2排紙部(エスケープトレイ):354…排紙部、第1排紙部、第2排紙部、第3排紙部(第1排紙トレイ):355…排紙部、第1排紙部、第2排紙部、第3排紙部(第2排紙トレイ)

Claims (9)

  1. シートに画像を形成する画像形成部と、
    シートに形成された画像を検査する検査部と、
    画像が形成されたシートが載置される載置部と、
    前記画像形成部において画像が形成されて搬送されるシートと、前記載置部から搬送されるシートと、を前記検査部に搬送可能な搬送部と、
    前記検査部を通過したシートが排紙される排紙部と、
    前記画像形成部において画像が形成されたシートを前記搬送部によって前記検査部に搬送して検査する第1モードと、前記載置部に載置されたシートを前記搬送部によって前記検査部に搬送して検査する第2モードと、を選択的に実行可能な制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1モードで複数枚のシートを検査する第1処理を実行している状態で、前記第2モードでシートを検査する第2処理を実行する場合に、前記第1処理を中断して前記第2処理を実行することが可能である、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記制御部は、前記第1処理を中断して実行した前記第2処理が終了した場合に、中断していた前記第1処理を再開する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記排紙部は、第1排紙部であり、
    前記検査部を通過したシートが排紙される第2排紙部を備え、
    前記制御部は、前記検査部による検査の結果が基準を満たさない場合に、該検査したシートを前記第2排紙部に排紙させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記制御部は、前記第2処理において、前記検査部による検査の結果が基準を満たす場合に、該検査したシートを前記第1排紙部に排紙させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記検査部を通過したシートが排紙される第3排紙部を備え、
    前記制御部は、前記第1処理において、前記検査部による検査の結果が基準を満たす場合に、該検査したシートを前記第3排紙部に排紙させる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
  6. 前記制御部は、前記第1処理を中断して前記第2処理を実行する場合に、前記第1モードによって搬送が開始されているシートを前記排紙部に排紙させた後に前記第1処理を中断する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  7. 前記制御部が前記第1処理を中断して前記第2処理を実行させる指示を受け付ける受付手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  8. 前記制御部は、前記第1処理を実行している場合に、前記第1処理を中断して前記第2処理の実行させる指示を受け付ける画像を前記受付手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。
  9. 前記制御部は、前記画像形成部において画像が形成されたシートを前記搬送部によって前記検査部に搬送して検査することなく排紙する第3モードを実行可能であり、前記第3モードで複数枚のシートを搬送する第3処理を実行している状態において、前記第3処理を中断して前記第2処理を実行することが可能である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。

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